鬼三のSM小説
女衒の國

この物語はフィックションであり実在の人物機関とはなんらかかわりがありません。

その二十九 東ヨーロッパの残存民族

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 「着いたらホテルのルームと立川さんの病室に衛星電話を繋ぎます。よく相談してください」
 
 R国TS市。
 R国諜報機関総司令柿崎一行の部下が衛星の記録からオデーサで夜間一部浮上した潜水艦のセイルから乗り込む僅かな明かりを感知した。
 直ぐに柿崎一行に報告する。
 柿崎一行は天昇の間に転送を指示した。
 
 娼国。仁川ホテル最上階天昇の間。
 「TSの工作員本部が凄い物を発見したぞ」
 湯野中が報告を受けて四人でモニターに注目する。
 「これは爆撃前のオデーサね」
 真紀子は発見が遅いと思ったがたまたま隊員が見つけたのである。
 「もう五日は経っています」
 葛城義和も大西洋に逃れていると見做した。
 「夜中に僅かなライトで潜水艦に乗り込んだね。隠してあったのよ」
 真紀子は重大な事態と言う。
 「此処にあるのはロシアかウクライナの艦だな」
 湯野中は性能は大したことないと見る。
 「発見して撃沈はしないと」
 真紀子は始末すべきと言う。
 「これで夕嵐とアメリカ、フランス、さらに一隻か」
 湯野中は苦々しい。
 「こっちは最新鋭艦でなくても良いでしょう。単艦で配備しましょう」
 最新鋭艦は機動部隊の前路警戒に就いている。他に東シナ海に三隻配備されていた。
 葛城義和はそれ以外の三十隻を単艦で分散配備で良いと言う。
 「分かった」
 湯野中も了解した。
 
 バンダ海。
 夕嵐の潜水艦。その発令所。
 田中一美元特務中尉が朝食のサンドイッチを配給していた。
 バーバラ少尉とサリー少尉、イヴェット中尉も乗り込んでいる。全部で十一名である。
 潜望鏡深度でアンテナだけ上げる。
 夕嵐も衛星から天昇の間に送ったデータを傍受した。
 娼国、R国の軍、機関以外に傍受できるのはこの艦だけである。
 通常の放送は唐津でも傍受できた。
 「ええ、この映像。夜間に潜水艦に乗り込んだよ」
 小日向奈央元少尉が大変な発見と騒ぐ。
 「五日前だね。もう大西洋に出たかな」
 田川真琴元中尉の推測である。
 「この状況だと機動部隊と遭遇してないよ」
 小日向奈央元少尉はそう予測する。
 「そうだよ。機動部隊はアドリア海だよ」
 吉丘蓮実元中尉は遭遇する筈はないと言う。これも衛星の情報から掴んでいたのである。
 「娼国に向かう可能性は」
 田川真琴元中尉はその危険性を言う。
 「潜水艦まで操艦できて此処まで逃げるなら。襲って来たのは娼国の爆撃機と分かっているのじゃない」
 吉丘蓮実元中尉はかなり状況を分析して動いていると見ていた。
 「ならばインド洋を南寄りに行く」
 小日向奈央元少尉は待ち伏せを試みようと言う。
 「そんな広いところで遭遇は無理よ。この辺りで待ちましょう」
 吉丘蓮実元中尉は反対した。
 「でもR国の潜水艦に遭遇したら」
 それも心配である。
 
 ユーリア大尉らの潜水艦。
 南大西洋からインド洋を東南東に進路を取っていた。
 「もう直食料が尽きるよ」
 ユーリア大尉は危惧している。
 「まだ非常用携帯食料があります」
 カミーラ中尉はまだ繋げると言う。
 「潜水服で網を掛けて魚を獲りましょう。夜間なら浮上して収容できるよ」
 「そうします」
 危険な方向に出てしまった。
 
 その夜。
 R国D市。黒田美優の鉄格子。
 三田園矢一警部補と宇佐美伝吉警部補が黒田美優を迎えに入って来る。
 黒田美優は恐怖に震えていた。
 「着替えろ」
 宇佐美伝吉警部補がミニスカスーツと下着を投げ込む。
 黒田美優は震えながら着替えた。
 外に出て宇佐美伝吉警部補に腕を掴まれる。
 「いやだーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。へびはいやあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 黒田美優は泣き叫び床に脚を突っ張る。
 宇佐美伝吉警部補は大きな体で黒田美優を持ち上げてしまう。肩に乗せてそのまま運ぶ。
 
 報道スタジオ。
 山賀元一槽と永井元一槽が黒田美優を磔にする十字架と奇妙な木箱を準備していた。
 舛田警視正は奥に座っている。
 宇佐美伝吉警部補はスタジオの真ん中に黒田美優を降ろした。
 黒田美優はスカートの中が丸見えになるにも関わらず床に尻を着いたまま後退りする。
 山賀元一槽と永井元一槽は構わず黒田美優を全裸に剥いてしまう。
 十字架の前に持って行くが黒田美優は自分で立たない。
 スタッフ数名に十字架に磔状態に押さえさせて腕三か所に縄を掛ける。
 十字架の横柱に手首、肘、二の腕を縛り付けた。
 さらに右の脚首を十字架の根元に縛る。
 鞭を用意していた。
 先端が細長くかなり硬い革の一本鞭である。
 「これからお前の躰をこの硬い鞭で蚯蚓腫れだらけにする。その傷を蛇に舐めさせる」
 永井元一槽が冷酷な宣言をする。
 「いやあーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。いやだあーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 黒田美優は喚き散らす。
 既に縞蛇とアカマタが用意されていた。
 山賀元一槽と永井元一槽はそれぞれ十字架の左右斜め前に立つ。
 「ふぁはあーーーーーーーーー」
 黒田美優は鞭を見て恐怖に震えた。如何にも痛そうな鞭である。
 山賀元一槽が太腿を狙って叩き込む。
 「がふぁあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。が、あ、ああ、あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 黒田美優は躰を揺すって悲鳴を絞り出す。
 「あがーーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーー」
 強烈な痛みである。
 直ぐに太腿に蚯蚓腫れが浮く。
 「あふぁあーーーーーーーーーーーーーーーー。ああ。ああ。あふぁあ」
 震え続ける。
 永井元一槽が腰に叩き込む。
 「ぐふぁあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ぐう、あ、あ、あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 左膝を強く蹴り上げて腰で躰を弓なりにして瞬間固まった。
 山賀元一槽が乳房を二つ並べて横に薙ぐ。
 「ぐわあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ぐ、う、うう、あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 また左膝を強く蹴り上げて固まった。悲鳴を絞り出しながら躰は強く震え続ける。
 「あふぁあーーーーーーーーーーー。ああ。ああ。あふぁあ」
 乳房に蚯蚓腫れが浮く。太腿の蚯蚓腫れも腰の蚯蚓腫れも深紅に染まり滲んでいた。
 永井元一槽も反対の角度から乳房を横に薙ぐ。
 「ぐうわーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ぐ、ぐ、うう、うーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 黒田美優の左膝が動く限り躰を屈めて乳房の手前まで跳ね上がった。
 「ふふ」
 永井元一槽は黒田美優の躰の震えと青い表情を見てほくそ笑む。
 「あふぁあーーーーーーーーん。ああん。あふぁあ。ああ。ああ。ああ」
 黒田美優の躰は震え続けた。
 既に無残な鞭の筋が何本も白い肌に深紅に滲んでいる。
 
 ユーリア大尉らの潜水艦。
 インド洋で潜望鏡深度のまま十人くらいが潜水服で出て網を引っ張って魚を確保する。
 甲板を浮上させて獲った魚をバケツに移して艦内に運ぶ。
 網を掛けて獲れたのは金目鯛の群れである。アオリイカも混じっている。
 三回くらい網を掛けて終了した。
 そのまま深度三百まで降下する。
 直ぐに調理が始まった。
 
 だがこれは衛星にキャッチされていたのである。
 核戦争前の海とは違う。僅かな光しか発してないが他に光はない。
 一番近海に居たR国の潜水艦が向かう。
 だが夕嵐の艦もこれを傍受していた。
 これも全速で海域に向かう。
 
 R国D市。
 報道スタジオ。
 黒田美優は三十発くらい叩かれて全身真紅の蚯蚓腫れが滲んで重なり無残極まりない躰で気絶していた。
 用意されていた奇妙な木箱の蓋が外され黒田美優の躰を中に填め込む。
 脚は緩いV字開脚に木箱の横のくり抜きに填め込まれる。腕は背中の後ろで縛り合わされた。
 首は上のくり抜きに填め込まれて頭だけ外である。腰の部分も箱の内部を分割した板のくり抜きに填め込まれた。
 腰からうえ上半身と腰から下が別の区画に分けられる。
 蓋を載せて金具で固定された。
 上から首だけ出て横から左右に膝下が外に出ている。
 手前側だけ横の板が外されていて股間部分が丸見えである。
 上半身の区画には蓋に穴が開けられていた。
 そこから蛇の頭を突っ込み中に入れてしまう。
 四匹入れた。
 頭を出しているのは悲鳴と恐怖に狂う形相を愉しむ配慮である。
 山賀元一槽が手前側の空いた部分からクスコを膣に突っ込む。
 まだ黒田美優は気絶したままである。
 永井元一槽が箱の上に乗って黒田美優のはみ出した顔をビンタする。
 「あがーーーーーーーーーーーーー。う、うう、うぐうーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 黒田美優は鞭で散々叩かれた痕を痛みが襲って悲鳴を絞り出す。
 「あーーーーーーーーーーーーーーー。なにこれーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。いやあーーーーーーーーーーなにかいるーーーーーーーーー」
 箱の中の蛇に気付いて喚き出した。
 山賀元一槽がスネークフックで掴んだ蛇を翳す。
 「いやあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。いやだあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。いやあーーーーーーーーーーーーー」
 黒田美優は箱からはみ出した頭部を擡げてそれを見る。そして強烈に喚く。
 既に上半身に蛇の体が密着して蠢いている。
 「あふぁあーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーーーーいやあーーーーーーーーーーーーーーだめーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 強烈な違和感から来る蛇の鱗の不快感に堪えられない。何処までも喚き散らし続ける。
 永井元一槽がクスコの中にロングスプーンで赤虫を投げ込む。
 「あーーーーーーーーーーーーーーーなにーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーいやあーーーーーーーいやーーーーーーーーーー」
 黒田美優はさらなる違和感に喚き散らす。
 「あーーーーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーーーー」
 悲鳴はサイレンとなる。
 山賀元一槽は蛇を掴んで構えていた。
 上半身の箱の中の蛇が乳房の上で二匹絡み合う。別の蛇が肩の下からろっ骨を這う。
 「あーーーーーーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 黒田美優のサイレンの様な悲鳴が佳境になった。
 それでも山賀元一槽はクスコに蛇を突っ込む。
 「ぐふぁあーーーーーーーーーーーー。があーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ぐっふぁがふぁああーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 黒田美優は狂ったように箱を揺すって悲鳴を上げ続けた。
 やがて白目を剥いてしまう。
 永井元一槽が電子鞭で起こす。
 「がふぁーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーーーーだめ。あーーーーーーーーーーーーーーーー」
 黒田美優は膣に入った蛇と躰を徘徊する蛇に堪えられない。
 喚きながらまた白目を剥いてしまう。
 山賀元一槽が膣の蛇を一回抜く。それを水槽に戻して別の一匹をスネークフックで掴む。
 永井元一槽がその間にロングスプーンで赤虫を膣の奥に補給する。
 そしてまた電子鞭を頬に当てて起こす。
 同時に山賀元一槽が蛇をクスコの奥に突っ込む。
 「ぐふぁあーーーーーーーーーー。あがあーーーーーーーーーーーーーーー。あがあーーーーーーーーーーーーーー。がふぁああーーーーーーーーーーー」
 黒田美優は意識を戻すと悲鳴が上げる。
 そしてクスコの上で失禁尿が飛び散った。
 「がふぁーーーーーーーーーーーー。があふぁあーーーーーーーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーーー」
 狂ったように悲鳴を上げ続ける。
 そしてまた白目を剥いてしまう。
 山賀元一槽が舛田警視正の方を見る。
 舛田警視正は首を縦に頷いた。
 山賀元一槽は膣の蛇を抜く。
 永井元一槽が箱の蓋を外す。
 スネークフックで一匹ずつ蛇を掴んで水槽に戻した。
 山賀元一槽がヒデボトルで膣の中を洗う。
 クスコを抜く。
 二人で箱から出して床に寝かせる。
 躰は深紅に滲んだ蚯蚓腫れの上に汗と滑りでぐちゃぐちゃである。股間は潮に濡れていた。
 躯状態の黒田美優をもう一度電子鞭を乳房に当てて起こす。
 「ぐごっ。ごご。あふぁあーーーーーーーーーー。あふぁああーーーーーーーーーーーーーーーー。あふぁああ。ああーーーーーーーーーーーーーー」
 床で奇怪に暴れまくった。
 看護婦が麻酔を打つ。
 スタッフがストレチャーを押して来た。
 山賀元一槽と永井元一槽が二人で担いでストレチャーストに乗せる。
 そのまま看護婦が搬送した。
 残り時間があったので宮崎のスタジオに代わる。
 「五日前に冨久山理穂に刺された太刀川俊二氏は本日のショーには出ませんでしたが順調に快復しています」
 植村彩が読む。
 「刺した後に自殺を計った冨久山理穂は娼国の病院に転送されてどうやら一命を取り止めたようです。今は福岡管理部の監視員が派遣され就いています」
 久慈彰子が続いて読んだ。
 
 インド洋。
 夕嵐の艦である。
 ほぼ70ノットの速度で航行していた。
 娼帝國の放送内容も傍受して確認している。
 「太刀川が刺されたのだね」
 中依美緒元少尉が最後のニュースに呟く。
 「奴は自業自得よ。それより気の毒な生贄が増えたね。態々娼国の病院に移して生き延びさせる。どうしても加重死刑囚の責めを行いたいのね」
 吉丘蓮実元中尉の批判である。
 「黒田美優は今度こそ精神異常ね」
 逢見由愛元少尉もさすがに今度はと思う。
 「治す自信があって病院がリクエストしたのよ。医療は世界水準の上だったけど奴らも残忍よね」
 吉丘蓮実元中尉はこれも非難する。自分らも酷い女躰実験と医療実習に晒された。
 
 ユーリア大尉らの潜水艦。
 獲った魚を調理して食事が配られていた。
 三分の一ずつ交代で睡眠をとるが漁の後で全員起きている。
 「高速スクリュー音接近」
 聴音器を当てていた隊員が報告する。
 「機関停止。着底して」
 カミーラ中尉が指示を出す。
 「無理です。深度が深すぎます」
 「アクティブソナー音です」
 R国の艦は構わずソナー音波を出して来た。
 「艦尾発射管有線誘導準備。続けてデコイ」
 カミーラ中尉が決断する。
 「撃沈するの」
 ユーリア大尉は不安になって確認してしまう。
 「逃げてもこの艦よりあっちの現在のスピードが速いです。沈める以外ありません」
 カミーラ中尉は断言する。
 「分かった。貴女に任せる」
 ユーリア大尉には判断できない。
 「艦尾発射管室。有線誘導装填完了」
 「プスク」
 艦尾発射管から有線誘導魚雷が一発発射された。
 「艦首発射管室。デコイ準備完了」
 「プスク」
 続いて囮を発射する。
 全員に緊張が奔っていた。
 「発射音」
 聴音器を当てていた隊員が叫ぶ。
 「機関停止。無音降下」
 「魚雷の速度がダントツに速いです」
 「こっちの有線誘導が撃破されました」
 「魚雷デコイに命中」
 「ああ」
 カミーラ中尉は事態極まった。
 「デコイ準備」
 他に手はない。
 「艦尾発射管室です。次の指示は」
 「相手は真っすぐ追って来る。通常魚雷四本。射角0度。十秒間隔で発射」
 「深度五百。もう限界です」
 「分かった。降下止め」
 「艦首発射管室。デコイ準備完了」
 「プスク」
 さらに囮を発射した。
 「後方より発射音」
 「魚雷の種類は」
 「有線誘導です。もう一隻スクリュー音。もっと早いです。70ノット」
 「えーーーーーーーーーー。そんな」
 格段に性能が違う。
 「もう一隻特殊潜航艇の様なのが」
 「・・・・・」
 「艦尾発射管室。装填完了」
 「プスク」
 魚雷四本を十秒置きに発射する。敵艦のスクリュー音はインプットしてない。
 「待って。もう一隻が発射した特殊潜航艇らしいのが追手の敵艦に小型ロケットを撃ってスクリューを破壊」
 「え、え」
 「こっちの魚雷が命中します」
 「どうなっているの」
 カミーラ中尉は事態が読めない。
 「爆発音。こっちの魚雷が敵艦に命中」
 「敵の魚雷は」
 「逸れて行きます」
 「水中通話です」
 「スピーカーに」
 『私は元アメリカ海軍のサリー少尉です。チェコの人達ですね。この艦は娼帝國から奪った最新鋭艦です。私は敵ではありません。話し合いませんか』
 「ユーリア大尉。どうします」
 「助けてもらったのじゃない。他に手段はないよ。話し合いましょう」
 ユーリア大尉は決断する。
 『私達は東ヨーロッパの残存民族です。チェコ、スロバキア、ロシア。核戦争のあと僅かな安全地帯で暮らしていました。行き成り娼国の攻撃を受けて』
 『分かっています。奴らは自分ら以外の民族を一掃する考えです。小型潜航艇で迎えに行きます。こちらに来て話し合いませんか』
 『そちらの艦に』
 『ご安心ください。私達は女性十一人だけです』
 『え、えー。それだけで動くのですか』
 『この艦は一人でも動かせます。さっき沈んだ艦にも人は艦長一人しか乗っていません。あとはロボットだけです』
 「私とペトラ中尉で行く。カミーラは艦に残って」
 「はい」
 『了解しました。お迎えをお願いします』
 通訳の都合で小型潜航艇には田川真琴元中尉とイヴェット中尉、サリー少尉が乗って向う。
 小型潜航艇がユーリア大尉らの艦のハッチに接続した。
 サリー少尉が先に中に入る。
 「私はアメリカ海軍影の艦隊のサリー少尉です。こちらはフランス海軍のイヴェット中尉。そして元R国工作員の田川真琴元中尉です」
 サリー少尉が紹介した。
 ユーリア大尉ら将校が自己紹介してユーリア大尉とペトラ中尉が一緒に乗り込む。
 カミーラ中尉が日本語が分かるので田川真琴元中尉がこっちの艦に残って操艦を誘導することにした。
 取り敢えずロシアの艦が着底できる海域まで移動する。




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