鬼三のSM小説
女衒の國

この物語はフィックションであり実在の人物機関とはなんらかかわりがありません。

その二十九 東ヨーロッパの残存民族

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 田所夕夏はテレビを消してバスタブの奥で着替えた。
 「今日は太刀川俊二達だ。確り虐めて貰え」
 三田園矢一警部補が冷たい言葉を浴びせる。
 田所夕夏もテレビで太刀川俊二らの所業を見ていた。
 誰が来ても酷い虐めである。それでも伝えられるとさらに恐怖感が全身を包んでしまう。
 
 報道スタジオ。
 既に太刀川俊二らは大道具を準備していた。
 三角木馬の天辺に疑似男根が聳え立っている。
 さらにクリトリスを吸着するアイテムが付けられていた。
 本来なら一メートル四方の鉄板にアームが立てられそのアームに三角の鞍が載る。底辺が二十センチ高さも二十センチ奥行きが一メートル。
 そこまでは同じだが上を向いて尖った金属部分がない。
 天辺は三センチくらい平になっていた。
 これでも跨いで脚の着かない高さにされたらかなり苦しい。
 田所夕夏は三田園矢一警部補と宇佐美伝吉警部補に連行されて来た。
 木馬の上に聳え立つ疑似男根を見て慄く。
 山賀元一曹と永井元一曹が直ぐに田所夕夏の躰を押さえる。そして全裸に剥いてしまう。
 田所夕夏は乳房を腕で押さえて膝を落として座り込む。
 太刀川俊二が腕を掴んで後ろに回して互い違いにして手首に縄を掛ける。そのまま一本の縄で高手小手に縛ってしまう。
 田所夕夏は口をへの字にカメラを睨む。
 躰は微妙に震えていた。
 もう前回の放送で躰の総てを公開されてしまっている。それでも恥ずかしさに堪えられない。
 「今日はこの上でたっぷり逝き顔を晒して貰うぞ」
 太刀川俊二はそう宣告して山賀元一槽と永井元一槽に田所夕夏の脚をV字開脚させて膣にローションを流し込む。
 「あ、あーーーーーーーーーーーーーーー。いやふぁああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん」
 田所夕夏は女の部分を丸出しにされて悲鳴を上げてしまう。
 山賀元一槽と永井元一槽が両側から田所夕夏の腰と太腿を持ち上げて三角木馬の上に運ぶ。
 太刀川俊二が疑似男根にもローションを塗って二人が持ち上げた状態で膣に疑似男根を填め込む。
 「あ、ああ、あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 田所夕夏はまた悲鳴を上げる。
 山賀元一槽と永井元一槽が天井から吊るしたチェーンブロックの鎖を回してフックを下げた。
 そのフックを背中で縛った縄にフックを差し込んで接続する。
 田所夕夏の体重は疑似男根の刺さった股間に掛かっていた。疑似男根の根元までが膣に呑み込まされている。
 苦しさに顔は歪む。
 さらに太刀川俊二は田所夕夏のクリトリスの包皮を剥く。女の亀頭に吸引器具を填め込む。
 「あ、ああ、あ、ああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん。あふぁああーーーーーーーーーーーーん。いやあーーーーーーーーーーーーー」
 田所夕夏は泣き顔で悲鳴を上げてしまう。
 永井元一槽が疑似男根のスイッチを入れた。さすがに振動と微回転だけでピストンはしない。
 「あふぁああーーーーーーーーーーーーーーーーん。だめーーーーーーーーーーーーーーーー。だめーーーーーーーーーーーーーーーー」
 田所夕夏は顔を強く振って喚き叫ぶ。
 「どうだ。気持ち良いだろ」
 太刀川俊二が詰る。
 「いやああーーーーーーーーーーーーーー。あふぁああーーーーーーーーーーーーーーーん。いやああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 田所夕夏は顔を振って藻掻き続けた。
 膣とクリトリスを一緒に責められている。
 「ぐうあふぁああーーーーーーーーーーーーーーーーー。がふぁあああーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あがああーーーーーーーーーーーーーー」
 全体重が掛かっている膣を疑似男根に抉られていてまったく堪えられない。
 藻掻き続ける。
 疑似男根の下には田所夕夏の膣液が流れ出て淫靡極まりない。
 躰は右に左に捩って突っ張る。
 「がふぁああーーーーーーーーーーーーーーー。あ、ああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あふぁああーーーーーーーーーーーーーー」
 強烈に暴れて躰は弾けた。
 白眼を剥く。
 躰はチェーンブロックの吊るしに寄り掛かって崩れる。倒れはしない。吊るされたままである。
 「うぐうああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。がふぁああーーーーーーーーーーーーーーーーー。がふぁああーーーーーーーーーーーーー」
 意識を戻してまた藻掻く。
 
 チェコ共和国。
 プラハから六十キロ程離れた村。
 車体を全部森に隠して空き家で会議を開いていた。
 「娼国が何で爆撃とミサイル攻撃に来るの」
 ユーリア大尉は怒りと不安の坩堝である。
 「どうにもあの威力で爆撃とミサイル攻撃を続けられたら壊滅だよ」
 ペトラ中尉も事態の恐ろしさに慄いていた。
 「空からじゃ手の打ちようがないよ」
 ウルシュラ中尉も事態の恐ろしさにどうもできないと言う。
 「周りは全部核で汚染されている。海に出て安全な国を探すしかないのではないでしょうか」
 カタリーナ少尉は焼き尽くされる前に逃げるしかないと主張する。
 「駄目よ世界中が核で破壊されて汚染されている」
 ユーリア大尉は行先なんかないと言う。
 「船はウクライナまで行けば何かある」
 「それ以前にハンガリーもモルドバもルーマニアも核で汚染されている。とても無理よ」
 「ウクライナの市内を抜ければ。既にロシアの進行で破壊されていて核は撃ち込まれてないよ」
 「最悪ならオデーサまで行く」
 「確かそこにはロシアの潜水艦も残っていたよ」
 「でも私達じゃ動かせないよ」
 「ブルノにカミーラ中尉が居るよ。彼女ロシア海軍に居たでしょ。それとマニュアルがあれば何とかなるよ」
 「とにかくもう少し様子を見ましょう。ずっと爆撃が続くかどうかも」
 ユーリア大尉は気まぐれであってほしいと願う。
 
 R国D市。
 報道スタジオ。
 田所夕夏は何度か失神を繰り返した。
 太刀川俊二らが三角木馬から降ろすとぐったり床に倒れてしまう。
 だが終わりではない。
 スタッフが拷問椅子を運び込む。
 三人でそれに乗せた。
 きっちり固定する。
 太めのU字の金属アーム四本の開口器で田所夕夏の膣を広げてしまう。
 ドロドロに濁った膣液が多量に流れ出た。
 太刀川俊二はロングスプーンで中から膣液と粕を掬い出す。
 そしてビデボトルで中を洗う。
 「あーーーーーーーーーー。あふぁあーーーーーーーーーー。ああ」
 田所夕夏は冷たさに意識を戻した。
 「どうだ気持ち良すぎただろ」
 太刀川俊二が詰る。
 「やめてーーーーーーーーーーーーーー。死ぬかと持ったよーーーーーーーーーーーーーー。こわかったよーーーーーーーーーーー」
 田所夕夏は号泣してしまう。
 カメラの角度を変えて股間から床をモニターに映した。
 「よく見ろ。この濡れ方を」
 太刀川俊二は流れ出た膣液を指摘する。
 「いやああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あふぁああーーーーーーーーーーーーーーーーーーん」
 田所夕夏は恥ずかしさにさらに泣き叫ぶ。
 「三角木馬も見ろ。お前の膣液でびしょ濡れだ」
 太刀川俊二はさらに追い打ちを掛ける。
 「あ、ああーーーーーーーーーーーーーーーん。いやあーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。恥ずかしいーーーーーーーーーーーーーーー」
 田所夕夏は羞恥に堪えられない。
 「認めろ!お前が気持ち良くなりすぎた証拠だ!全部のシティのテレビが見ている」
 太刀川俊二は強い口調で言葉を被せる。
 「いやあーーーーーーーーーーーーーーーーーー。だめーーーーーーーーーーーーーーーーーー。いやあーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 田所夕夏はどうにも堪えられない。
 太めのU字の金属アーム四本の開口器で広げた膣の奥をさらにモニターに拡大してしまう。
 「奥を綺麗に洗った。子宮口が綺麗に見えるぞ。疑似男根の揺さぶりでピンクの粘膜が紅くなってなかなか艶めかしい」
 太刀川俊二はまだ詰る。
 「いーーーーーーーーーーーやーーーーーーーーーーー。いやあーーーーーーーーーーーーだめーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 田所夕夏は恥ずかしさに悶絶状態である。
 太刀川俊二はスタンガンに繋いだ線の先端に付いた鰐口クリップ二個を膣に刺さったクスコに接続した。
 そのスタンガンを永井元一槽に渡す。
 永井元一槽はスイッチを掴む。
 「あがあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーーーー。いたいーーーーーーーーーーーーーーー」
 田所夕夏は強烈に叫ぶ。
 「がふぁああーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーーーがふぁあーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 大口を破裂させて顔を震撼させて悲鳴を上げる。
 「あーーーーーーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 悶え続ける。
 「あーーーーーーーーーーーーーーーーだめーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 躰はブルブル震えた。
 「あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 そして遂に失禁してしまう。
 細く失禁尿が流れ出る。
 「あふぁあーーーーーーーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 垂れ流しながら泣き叫ぶ。
 「やっと漏らしたか。よくバイブレータと吸引具の責めでずっと漏らさなかったよな」
 太刀川俊二は失禁を称えた。
 三角木馬の上での失禁に期待していたのである。
 「あーーーーーーーーーーあはあん。あふぁん。あふぁん。ああ。ああ。あは。はあ。はあ。はあ」
 田所夕夏は荒い息遣いで震え続けた。
 「次はカメレオンの舌でお前の一番感じる部分を舐めて貰おう」
 太刀川俊二は淡々と恐ろしい宣告をする。
 「いやーーーーーーーーーーーーーーーー。だめーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。だめえーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 田所夕夏は狂ったように拒絶する。
 太刀川俊二は顔にクロロホルムを当ててしまう。
 「う、うう、う、・・・・・」
 田所夕夏は直ぐに静かになった。
 太刀川俊二が田所夕夏の広がった膣の奥に小さな刷毛で蜜を塗りこむ。
 スタッフが水を入れない水槽にカメレオンを二匹入れて台車に乗せて運んで来る。
 山賀元一槽と永井元一槽が一匹ずつ抱き上げる。
 二人は拷問椅子の斜め左右に田所夕夏の大股開きにされた太腿の前にしゃがんで股間をカメラから遮らないようにカメレオンを嗾けた。
 カメレオンの舌は開口器で広げた膣の奥に進入する。
 そして蜜を舐め始めた。
 
 R国南の軍港。
 第六機動部隊は緊急出航を命じられて出発準備に掛かっている。補給艦と陸戦隊を積んだ輸送船も一緒に出航となっていた。
 陸戦隊は海路をアドリア海からイタリアに上陸してオーストリアを抜ける。
 放射能汚染が激しいのでロボット部隊のみである。
 出航前でも将校らは眠っている。ロボット乗員だけで準備作業を行う。そして深夜に出発する。
 今回も慰安のコンパニオンを乗せて貰えない。その代わり任務から戻ったら豪華な宴会が許される。
 核戦争前は通常では軍の経費の範囲であった。独裁国家になって湯野中か真紀子が無尽蔵に供給してくれる。
 待遇は格段に良くなったのである。
 
 R国D市。
 報道スタジオ。
 田所夕夏の膣に塗った蜜がなくなってカメレオンは舌を引く。
 山賀元一槽と永井元一槽はそのままカメレオンを一旦水槽に戻した。
 田所夕夏はクロロフォルムで眠ったままである。
 太刀川俊二が田所夕夏の膣に突っ込まれていたクスコにスタンガンを当てる。
 「ぐふぁあ。あ、ああーーーーーーーーーー。いたいーーーーーーーーーー」
 田所夕夏は意識を戻して悲鳴を上げた。
 「モニターを見ろ」
 太刀川俊二が指さす。
 田所夕夏が大股開きでクスコを突っ込まれて膣を広げられている。
 山賀元一槽と永井元一槽がカメレオンを抱いて前にしゃがむ。
 「あ、あーーーーーーーーーーーーーーーー。いやあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。いやあーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 田所夕夏は頭を振って叫ぶ。
 「もう入ってしまったな。今度は本番だ」
 太刀川俊二はそう宣告して小さい刷毛で膣の内壁に蜜を塗り回す。
 「いやあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーーーいや、あ、ああーーーーーーーーーーーーーーーー」
 田所夕夏は狂ったように泣き叫ぶ。
 山賀元一槽と永井元一槽がカメレオンを嗾けた。
 「あーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あ、ああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーだめーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 田所夕夏はさらに泣き叫ぶ。
 カメレオンの舌は一気に膣の奥に進入する。
 「ふぁあん。あーーーーーーーーーーーー。あはあーーーーーーーーーーー。あふぁああーーーーーーーーー。あふぁ、ああ、ああ、ああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ああーーーーーーーーーーーーーーー」
 田所夕夏は躰を揺すって狂ったように強烈な悲鳴を上げ続ける。
 山賀元一槽と永井元一槽はカメレオンを抱えて責め続けた。
 「あふぁあーーーーーーーーーーーん。ああーーーーーーーーーーーーー。あ、ああ、あふぁああーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 やがて白目を剥いてしまった。
 太刀川俊二はスポイトで膣の中に撒くように蜜を注入する。
 そして乳房にスタンガンを当てた。
 「ぐふぁあーーーーーーーーーーーーーーー。いたいーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーはーーーーーーーーーー」
 田所夕夏は一気に意識を戻して悲鳴を上げる。
 カメレオンの舌はまた舐め始めた。
 「あーーーーーーーーーーーーーーーいやあーーーーーーーーーーーーーーーーいやあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 田所夕夏は強烈に叫ぶ。
 そして躰を震撼させて藻掻く。
 躰は確り磔られているが拷問椅子はぐらぐら軋む。
 「あーーーーーーーーーーーあふぁああーーーーーーーーーーんいやああーーーーーーーーーーーーーーーーいやああーーーーーーーーーーーー」
 何処までも躰を震撼させて泣き叫ぶ。
 だが膣液はだらだら流れ落ちた。
 見る者たちの興奮度を頂点まで沸騰させる光景である。
 「あふぁああーーーーーーーーーーーーーん。あふぁあーーーーーーーーーーーーーー。ああーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 田所夕夏は強烈に声を上げ続けた。
 やがてカメレオンは舌を引く。
 山賀元一槽と永井元一槽はカメレオンを水槽に戻す。
 そして田所夕夏はもう一度白目を剥いてしまった。
 「さあ。カメレオンの舌でぐちゃぐちゃになった膣の内側をもう一度正攻法で責めよう」
 太刀川俊二はリモコンから伸びたアームの先端にマイクロローターの付いたアイテムと通常の卵ローター、尿道バイブを取り出す。
 永井元一槽にマイクロローターを渡して山賀元一槽に尿道バイブを渡した。
 最初に永井元一槽がリモコンから伸びたアームの先に付いたマイクロローターをクスコの奥に突っ込む。
 モニターで確認しながら膣天井部の一番敏感な部分にマイクロローターの先端を当ててスイッチを入れた。
 続いて山賀元一槽が尿道の亀裂に尿道バイブを差し込む。
 「あ、ああーーーーーーーーーーーーーーー。なにーーーーーーーーーー」
 田所夕夏は尿道への侵入に意識を戻して違和感に叫ぶ。
 山賀元一槽は構わず尿道バイブをゆっくりピストンする。
 「あーーーーーーーーーーーーーーー。あふぁああーーーーーーーーーーーん。いやあーーーーーーーーーーーー。いやあ、あーーーーーーーーーーーー」
 田所夕夏は強烈な責めに藻掻く。
 最後に太刀川俊二がクリトリスを剥いて女の亀頭を剥き出してローターを当てた。
 「今回アナルはなしだ。残念だな」
 太刀川俊二は態と揶揄う。
 「いやあーーーーーーーーーーーーーー。いやあーーーーーーーーーーー。だめーーーーーーーーーーやめてーーーーーーーーーーーーーー」
 田所夕夏は強烈に躰を右に左に捩って突っ張り藻掻く。
 「あふぁああーーーーーーーーーーーーーーーーん。あはーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん。あふぁああん。ああん」
 いくら突っ張っても散々濡れた膣は官能から逃れられない。
 さらに気持ち良さが襲って来る。
 「あーーーーーーーーーーーーーーあふぁあーーーーーーーーーーーーん。あふぁああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん」
 躰は強烈に突っ張る。内腿の筋肉は張る。そして躰は弾けて沈む。
 「あふぁああーーーーーーーーーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーーーーーーあふぁあああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん」
 また突っ張る。捩って藻掻きさらに突っ張る。
 逝き声は轟音のようになってしまう。
 この連中の手で逝かされてしまうのが何としても悔しい。それでも躰は逝ってしまう。何回逝ったかもう判らない。
 三人は淡々と責める。
 「あふぁあああーーーーーーーーーーーーー。ぐあふぁあーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 田所夕夏の強烈な逝き声が轟いて瞬間固まった躰がゆっくり沈む。
 そしてまた白目を剥いてしまった。
 ここで時間切れである。
 看護婦ではなく三田園矢一警部補と宇佐美伝吉警部補がストレチャーを押して来た。
 鉄格子までそのまま移送である。
 
 唐津。海底の桟橋。
 田川真琴元中尉がバーバラ少尉と夜間の偵察から戻った。
 「東シナ海の見張りが瑞鶴と翔鶴に交代したよ」
 「生方がまた来たの」
 浜田佳美元中尉は嫌そうな表情である。
 「しつこいよね」
 「それと他の機動部隊がまた遠征しているよ」
 衛星の電波も傍受している。
 「アドリア海に応援が向かっている。南の空軍基地から大型の爆撃機も出ているよ」
 小日向奈央元少尉が報告する。
 「まだどっかに生存する街があったのかもしれないね」
 「内陸の国かもしれないね。逆に核が行き渡ってないかもしれないから」
 吉丘蓮実元中尉の憶測である。
 「そっちに意識が言ってくれれば良いのに。生方と関谷が構えていちゃ動かない方が良いね」
 「何処かに民族が居るのなら合流できないかな」
 浜田佳美元中尉は何となく呟いた。
 「娼帝國はどうあっても世界中の民族を浄化したいのね」
 「独裁権力の安全を護る為よ」
 吉丘蓮実元中尉は吐き捨てるように言う。
 
 翌朝。
 娼国。仁川ホテル最上階天昇の間。
 九時に四人が集まっていた。
 「輸送船団と一緒に第六機動部隊が準備が遅れて深夜に出て行きました」
 真紀子が他の三人に報告する。
 「すまん。一個師団集めるのと輸送船の確保に時間が掛かった」
 湯野中が遅れを詫びた。
 「さらに遅れるでしょう。核汚染の国を二つ通過しますから」
 葛城義和はイタリアとオーストリアの通過に時間が掛かると見ている。
 「チェコだけなのか」
 「加賀美に要求したのでスロバキアの映像ももう直来ます」
 真紀子が平佐和の疑問に答えた。
 「富嶽は何往復したのだ」
 「まだ四回です。それでも機動部隊と合同でプラハとブルノは破壊しました」
 真紀子は順調だと言う。
 
 アドリア海。
 第一機動部隊空母長門の艦橋。
 「しかし核汚染が全く治まらないですね」
 「これじゃ呉か南の軍港に戻る前に一回潜って船体を洗わないとな」
 「ヘリや機材の洗浄も大変ですな」
 「いま機材の汚染状況はどうだ」
 加賀美少将は艦橋士官の中尉に確認した。
 「比較的軽微です」
 「偵察に出たF18から映像が入ります」
 艦橋士官の少尉がモニターに映し出す。
 「天昇の間とCICにも送りますか」
 「そうしてくれ」
 加賀美少将は艦橋士官の少尉に答えてモニターに目をやる。
 「これは完全に核で破壊されています」
 艦隊参謀の大佐は問題なしと言う。
 「もっと先に行かせろ。首都のブラティスラヴァはウイーンから近い」
 加賀美少将はもっと内陸部を疑った。




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