【SadoのSM小説】
最期のSM小説家
第五十三幕
及ぶことのない報復そして挽歌
この物語はフィックションであり実在の人物機関とはなんらかかわりがありません。
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「はっはっはっは。そんなもの我々は認めてない!女優の仕事は脱ぐことだ!」
印刷会社の社長は強い口調で嘲る。
「ふざけるなーーーーーーーーーーーーーー。AV女優じゃないぞーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
永森純恋は強烈に言い返す。
「AV女優は最後まで脱いで女の性の総てを晒すのです。最も既にそのように扱わせて頂いて居ります」
印刷会社の社長は揶揄い口調になる。
「うぬうーーーーーーーーーーーー」
永森純恋は怒り沸騰した。そして返す言葉が出ない。どんな言葉でも言い返すに足りないのである。
葬儀会社の社長と運送会社の社長、産業廃棄物収集運搬処分業の社長が三人一気にアイテムを膣の奥に突っ込む。
「あーーーーーーーーーーーーーーーーーー。いやあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
永森純恋は強烈に叫ぶ。
葬儀会社の社長は斜め前にしゃがんでいる。
運送会社の社長と産業廃棄物収集運搬処分業の社長が左右の太腿の向こう側から太腿に手を付いていた。
「あーーーーーーーーーーーーーーーがふぁああーーーーーーーーーーーーーーー。いやあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
永森純恋は大口を破裂させて声を上げ叫ぶ。
スマートで美しい太腿が突っ張る。躰は強く震撼していた。
「あがあーーーーーーーーーーーーーーーーー。あふぁあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あがあああーーーーーーーーーーーーーーー」
強烈に藻掻き声を上げ続ける。
「あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
躰は強く突っ張って弾けた。そのまま静かになってしまう。目を瞑ったまま失神してしまった。
ローターだけが虚しく回り続けている。
三人とも抜いてしまう。
暫く躯姿の上をカメラが舐める。
医者の男がスタンガンを乳輪の直ぐ手前に当てて起こす。
「ぐふぁあーーーーーーーー。ぐわあーーーーーーー。あーーーーーーー」
永森純恋は強烈な声を上げて意識を戻した。
「純恋さん。失神するまで気持ち良くなりましたね。誰にも明らかです」
印刷会社の社長はまた揶揄う。
「・・・・・」
永森純恋に反論する力はなかった。
「このまま眠っていただいて選挙の終わった22日に動画を公開してどっかの港に開放します。ゆっくりお休みください」
印刷会社の社長がそう言い終わると医者の男が麻酔を当ててしまう。
永森純恋は十日ぐらい寝たままにされた。
七月十二日。
越後湯沢。如月鬼堂の居間。
如月鬼堂は朝早く起きる。
これから会議になるからである。昨日から暑さは緩やかになっていた。
「メール来ているよ。杉下社長」
起きると瀬里菜が立っている。いま起こしに来たのである。
「えーーーーーーーーーーー」
如月鬼堂はもう一度ベッドに倒れ込んでしまう。
「駄目よ。起きないと。椿さんも来るよ」
瀬里菜はさらに追い打ちの一言である。
「ああ」
如月鬼堂はそのままよろめきながらバスルームに入る。
瀬里菜は直ぐに冷房を付ける。さほど暑くはないがバスルームから出て直ぐに服が着けられる配慮である。
既に館山弁護士も自宅から直行していた。
珠洲が迎えに行く。八時二分着である。
「椿さんのリクエストで冷しつけ麺にしたから我慢するんだよ」
慌ててシャワーを使って服を着けた如月鬼堂は瀬里菜に朝食を言い渡されてしまった。
動画は倉木裕理巡査長である。
産婦人科診察台に眠らされたまま全裸で大股開きにされていた。
それをバックに先に字幕が流れる。
『永森純恋は桝田彩が選挙戦を中止したので開票の終わった22日に何処かで解放する。倉木裕理巡査長の拷問は続ける』
忍者姿黒装束が三人黒い幕の中に入って来る。
医者の男とその助手の二人である。
倉木裕理巡査長の斬られた左の乳首は綺麗に再生されていた。
医者の男がビンタで起こす。
「うぐう。おのれーーーーーーーーーー」
倉木裕理巡査長は意識を戻して医者の男を睨みつけた。
「倉木裕理巡査長どの。正面のモニターをご覧ください。斬ってしまった乳首は綺麗に整形されました。右に比べて若干高さが違いだけです」
印刷会社の社長は口調だけ柔らかく言う。
「・・・・・」
倉木裕理巡査長はモニターを凝視する。
「右横のテーブルをご覧ください。摘出いたしました倉木裕理巡査長どのの子宮でございます」
「あ、あふぁあーーーーーーーーーーーー。何ということを」
呆然とした表情で見ていた。
「宜しいではないですか。もう膣も焼いてしまいSEXの対象ではございません。あっても意味のない物でございます」
「あ、おーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。おーーーーーーーーーーのれーーーーーーーーーーーーーーー」
倉木裕理巡査長は怒りを破裂させる。
「でも倉木裕理巡査長どのをサンプルに拷問を公開致しました。その結果によって桝田彩候補は選挙活動を中止する宣言をしました」
「酷い言論の弾圧よ!!」
「ですが巡査長殿の犠牲で永森純恋は裸を晒しただけで選挙の終わった22日に解放されます。身代わりになって警察官冥利に尽きますな」
印刷会社の社長は心の底から詰った悦びを味わいながら言う。
「あーーーーーーー。あふぁあーーーーーーーーーー」
倉木裕理巡査長は怒りに沸騰しながらも返す言葉も出ない。
ここで医者の男が太い針金をU字にした羽根四枚の開口器を倉木裕理巡査長の膣に突っ込む。
広がった膣の中がモニターに拡大された。
「あーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
内部は整形されてのっぺりとした状態である。さらに焼く前の膣の中が並べて表示された。
「どうです。膣の中は何もありません。外の皮膚と同じです」
印刷会社の社長はさらに追い詰める。
「あわああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
倉木裕理巡査長から涙が溢れた。
「まだまだ拷問は続けます。次の犠牲者への見せしめです」
印刷会社の社長は淡々と宣告してしまう。
「うぬうーーーーーーーーーーーーーーーー」
倉木裕理巡査長は怒りに滾る。
産婦人科診察台の前に大きなテーブルが置かれた。
四角い透明でやや深さ五センチくらいのバットが置かれる。
運送会社の社長と産業廃棄物収集運搬処分業の社長が一匹ずつゴールデンリトリバーを連れて黒い幕の内側に入って来た。
一匹をテーブルの上に乗せて麻酔で眠らせてしまう。
仰向けにする。
医者の男の助手が尿道カテーテルで尿を抜く。
「まさか獣姦」
倉木裕理巡査長はさらなる恐怖に慄く。
「ご心配なく犬は二匹とも雌でございます。それに巡査長殿のお○○こは既にそのお役には立ちません」
印刷会社の社長は丁寧な口調で詰った。
「うぬうーーーーーーーーーーーー」
倉木裕理巡査長はまた涙を滲ませる。
助手の二人で二匹分の尿を抜いてしまった。
それを極太の注射器に吸い上げる。
ゴールデンリトリバー二匹は運送会社の社長と産業廃棄物収集運搬処分業の社長がそれぞれ抱いて出て行く。
医者の助手が倉木裕理巡査長の尿道の亀裂に尿道留置カテーテルを突っ込む。
「あーーーーーーーーーーーーーなにするーーーーーーーーーーーーーー。やめろーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
倉木裕理巡査長は何をされるか判ってしまった。強烈に拒絶して叫ぶ。
医者の助手は構わず注入口に注射器の先端を差し込む。
「あーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。だめーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーやめろーーーーーーーーーーーー」
犬のしょんべんは容赦なく倉木裕理巡査長の膀胱に注入されてゆく。
「あ、あーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。いやああーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
倉木裕理巡査長は強烈に泣き叫ぶ。
助手の男は注入が終わるとカテーテルを抜いてしまう。
「あーーーーーーーーーーーーーーー。あはあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん。あはああーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
顔を振って不快感に藻掻き続けた。
「倉木裕理巡査長どの。不快極まりないですね。いつ出されても宜しいのですよ」
印刷会社の社長はそのまま垂れ流しを促した。
「あ、ああーーーーーーーーーーーーーーー。何ということを」
倉木裕理巡査長はさらに怒りに滾る。
「洗いたいですね。ビールをお持ち致しました」
葬儀会社の社長がジョッキで生ビールを持って来る。
腕が固定されているのでストローを刺していた。
「うぬう」
倉木裕理巡査長は唸るが不快感から飲むしかない。
助手の二人がスイッチを操作して背凭れを飲みやすい角度に上げてやる。
倉木裕理巡査長はきりきりに冷やしたビールをストローで飲む。
飲み乾したところに運送会社の社長が二杯目を持って来る。
倉木裕理巡査長はこれもストローで飲む。
「どうしました。不快なものを流してしまいましょう」
印刷会社の社長は放尿をさらに促す。
医者の男がドテに保冷剤を置く。
「うーーーーーーーーーーーー」
強烈に冷たい。
「あはあ。ああ」
倉木裕理巡査長は躰の力を抜いてじっと構える。
三十秒くらい待っておしっこが流れ出た。
威勢よく流れ出る。
下には吸収シートが数枚敷かれていた。
その上に威勢よく流れ落ちる。
二人の助手が女の部分を両側から広げてしまう。尿道の亀裂から直に出ている姿がカメラに公開された。
倉木裕理巡査長の放尿が終わると助手の一人が股間を拭く。
医者の男がもう一度尿道留置カテーテルを倉木裕理巡査長の尿道の亀裂に突っ込む。
「あ、ああーーーーーーーーーーーーー。まだなにするのーーーーーーーーーーーー」
倉木裕理巡査長は堪らず叫ぶ。
医者の男は注射器を注入口に接続した。
「ご心配なく。今度は生理食塩水です。膀胱の消毒です」
印刷会社の社長が説明する。
医者の男は注入が終わると尿道留置カテーテルを抜く。
そして通常の細いカテーテルを突っ込む。
尿を抜くように生理食塩水を抜いてしまう。
「あ、あふぁああーーーーーーー」
倉木裕理巡査長は不快感がやや去って声を漏らす。
「それではこれから巡査長どのの小陰唇とクリトリスを斬り落として大陰唇を縫い合わせます」
印刷会社の社長は最後の恐ろしい宣告をする。
「な、なに。なにい」
倉木裕理巡査長は怒りと恐怖に声が震えた。どうやら専従班の梶谷寿乃巡査部長の動画は全く見ていないらしい。
埼玉県警大宮署の巡査長で捜査の応援に入っていただけである。県警本部とのコミュニケーションは少ないらしい。
「さあ。局部麻酔と全身麻酔を選ばしてあげます」
印刷会社の社長はじっくり詰る言い方である。
「やめろーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。どこまでひどいことするのーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
倉木裕理巡査長は堪らず声を張り上げるように叫んだ。
医者の男は助手に全身麻酔を指示する。
このあと小陰唇及びクリトリス部分が切り落とされて縫い合わされた。コックの付いた尿道の口が接続されている。
もう一度字幕が流れる。
『永森純恋は22日に解放される。だが次の被虐者の関係者が我々の要求を呑まないとこの巡査長と同じ運命になる』
動画はこれで終了していた。
如月鬼堂らは六人で出前の鰻の昼食を摂って今夜の方針を決める。
珠洲が車で送って三人で東京に向かう。
インターネットアダルト放送のスタジオ。
猛暑は引いていたが高島波瑠らは浴衣姿である。
「永森純恋さんが拉致されて猥褻な動画がばら撒かれてしまいました。参議院議員候補の桝田彩氏が犯人らの要求に従って選挙戦を中止したので開票の終わった22日に何処かで解放される見込みです」
高島波瑠は浴衣の帯を解いて浴衣を脱ぎ捨て真っ赤な下着姿になって読む。
「犯人らは埼玉県警大宮署の倉木裕理巡査長も拉致しました。倉木裕理巡査長の拷問を見せて女優の永森純恋さんにも同じ拷問をすると脅しを掛けて来ました」
岡田有美も浴衣を脱ぎ捨てて読んだ。下は浅黄色の下着姿である。
「先月の初めに館山の事件現場で捜査中に拉致された梶谷寿乃巡査部長は悲惨な動画が公開されてから行方は分からないままです。今回の倉木裕理巡査長も帰らないままなのでしょうか」
高島波瑠がブラを外してバストトップを公開して読む。
「トランプ大統領は8月1日から日本に25%の関税を掛けると言って来ました。交渉は参議院選挙の後になる見込みです。参議院選挙の争点がいつの間にか在留外国人問題になっています」
岡田有美も浅黄色のブラを外してバストを公開して読んだ。
「犯人らは何処までもリベラル系知識層の言論を抑える目的のように思われます。確かに選挙戦を中止したり議員辞職したり編集長が引退しました。鬼堂先生犯人らはこんなことを続けてどんな目的と効果があるのでしょうか」
本多椿も浴衣姿。それを脱ぎ捨てるとショーツ一枚である。前回脱がなかったので苦情が出てしまった。
今夜は一気に容の良いバストを公開する。
「被害者は悲痛であり脅迫された方も大きな言論弾圧を受けました。ですがこれで体制に大きな変化を起こすことはありません」
如月鬼堂はきっぱり言い切ってしまう。
「犯人らはどんな効果を狙っているのでしょうか」
「武器やロボット兵士を売るのは大掛かりな国際的闇商売ですがこっちは憂さ晴らしでしょう」
「用意周到。全く尻尾を掴ませません。国際的な武器の販売をして稼いだ金をこっちの犯罪にもつぎ込んでいるようにも思えます。全く意味がないのではないでしょうか」
「私はこう思うのですよ。確かに表社会にも根を張って社会的力もある集団だと思います。表と裏の顔があるのでしょう。でも将来的ビジョンや護る親族などは居ない集団ではないかと思います。ですから稼いだものを叩いて犯罪と言う遊びに次ぎ込むと思います」
「動画の字幕にもありましたがいつでも死ぬ覚悟ができているのでしょうか」
「そうです。死ぬ覚悟ができているなどとほざく輩ほどいざとなるとできないものですがこの犯人らは違いますね。覚悟を決めてやっています」
「リベラルに反対と言う主義主張の違いで犯行を繰り返して愉しんでいるのですか」
「主義主張の違い以上ですね」
如月鬼堂はそう切り出して次のように述べた。
リベラルに反対と言うだけではないでしょう。現代社会そのものの体制に怒りを持っているのです。
昭和も戦前ではないでしょうが中期以前の生まれと思いますね。
自分らの若い時代は強く従わされてきました。
それに耐えて来て力を持ったら下から突き上げられ思うように権力を発揮できない。
コンプライアンスなどに大きく制限されて怒り心頭の毎日だったのでしょう。
社会で出世した効果が全くない。
そんな不満ではないかと思います。
言葉を証拠にならないよう字幕に変換した内容にも充分に意識がうかがえました。
「外国人問題が参院選の争点の一つになっています。一部の保守政党が外国人排外に近いことを言っています。これはどうなのでしょう」
本多椿はこの辺りで事件から話題を変えてしまう。
「外国人が優遇されているということはないと思います。外免切替を厳しくすりのは良いでしょう」
如月鬼堂はこう切り出して以下のように述べた。
大分デマも多いです。
外国人の生活保護受給三割は数字が正しくないという報道もあります。
また日本人と結婚した配偶者などが生活保護を受けるのは仕方ありません。
不動産購入で外国人の投資目的の購入を規制するのは良いと思います。
でも日本は不法就労などには厳しい。これ以上外国人を排外したら困るのは日本社会の方です。
まして円安で日本はもう働く外国人に人気はない。
社会保険などは同等に扱わないと日本社会の秩序がおかしくなるだけではないでしょうか。
「トランプ大統領は8月1日から日本に25%の関税を掛けると言って来ています。鬼堂先生。この件でもこの番組への質問が増えていました」
本多椿は増えて来たこの質問に答えざるを得ないと振って来た。
「基本的には参院選の結果次第としか言えません」
如月鬼堂はそのように前置きして以下のように不満を述べてしまう。
私が思うにはトランプ大統領の本音は日本に10%の一律関税以外は交渉で他の解決を望んでいると思います。
防衛費や安保条約は不公平とか言われても基地を提供して費用負担までしている日本の言い分は言うべきでしょう。
防衛費のGDP3.5%は不可能ですね。
関税はトランプ大統領が掛けて来るまでは日本が一方的に米を筆頭に生産者を護る関税を掛けていました。
そして消費者を格段に犠牲にした円安で輸出を有利にして国益を守る狡いやり方を公然と行って来ています。
日本が円安を格段に是正して米などの関税を10%で対等にして初めて平等ではないでしょうか。
業種別の平均年収が一千万越えとか六百万とか報道されていますが派遣、パート、年金生活、生活保護は一向に上がらず超低所得です。
これらを置き去りにして賃上げ、格差是正と言っても空々しい限り。
物価高対策は消費税カットや給付ではなく究極の円高です。
トランプ大統領の言い分もある程度根本から対応すべきです。その方が低所得層には優しく経済効果にはなるのではないでしょうか。
七月十三日。
如月鬼堂は東京駅9時28分発のとき313号のグランクラスで本多椿を伴って帰途の途中である。
この距離でグランクラスは勿体ない。
だが早い時間の空席が全くなかったのである。
館山弁護士からの連絡を車内で受けた。
「三人とも姿を消した」
「うちの職員が見に行きましたが防犯カメラに三人が出かける映像はありましたがそのままです。海野琴音の車も地下の駐車場から出てしまっています」
「何の連絡もなしに」
「昨夜食事に行くとのメッセージは入っていました」
「その後連絡も付かないのだな」
「ええ三人とも。スマホのGPSも消えてしまっています」
「大船一家か」
「いいえ。そっちは警察が警戒しています。確認しましたが大船一家に動きはないとのことです」
「連続拉致強姦事件の奴らかその関連組織だな」
三人は海野琴音の車で食事に出かけた。
既に車に催涙ガスが仕掛けられていたのである。
安全な場所で犯人らはリモートで催涙ガスを社内に充満させた。
海野琴音の脚がアクセルから離れて止まる。
後ろについていたロボットが乗り込んで車を走らせて人目のないところで乗せ換えて匂いを防ぐ袋に入れて基地まで運ぶ。
その先は潜水艦でR国に移送したのである。
如月鬼堂が越後湯沢に帰り着くと珠洲が迎えに来ていた。
「もう聞いたよね。車は見つかったらしい。五井の辺りに乗り捨てられていたって」
帰り着くなり館山弁護士、三輪三千夫とテレビ会議を繋いだ。
本多椿も客の予約時間を変更して加わる。
「既に警察は連続拉致強姦事件の犯人らの関連事件と位置付けています」
「車だけ乗捨てられていて行方は判らずだな」
「犬の嗅覚による追跡も不可能でした」
「状況から連続拉致強姦事件の犯人らの犯行と断定されたのだな」
「そうです」
事件の警察への説明は海野琴音が玉木裕次郎らに騙されて借金を作ったところから説明されていた。
三輪三千夫から如月鬼堂を介在して館山弁護士が紹介される。
海野琴音が玉木裕次郎を見張っていたところに矢田谷瑞樹と出会う。事件の真相が自殺ではなく殺人と彼女らが断定する。
そして館山弁護士らが弁護団を組んで動いた。
それによって警視庁組織対策課は大船一家を洗うが逃げた二人以外に大船一家内部に動きが見えない。
そして今回の拉致は連続拉致強姦事件の犯人らの犯行と断定される。
六月十五日。
青木学はツアーの第一陣を引率してR国に向かう。
個人個人の都合を考慮して二派に分けたのである。
こっちの面々は早く出てショー以外にもR国で遊びたい。
現地のSMコンパニオンがメインになるが特別なショーでなければそれなりの子は居る。
赤座元太、宇治原歳加年、瀬尾将の三名はこっちに加わった。
岡田弥一郎は金曜日の午後に残りの会員を連れて出発する。
R国に着いた一行は木村草太若頭補佐と大谷彰浩若頭補佐の出迎えを受けた。
大谷彰浩若頭補佐は赤座元太に寄って来て耳打ちする。
「少し滞在が伸びませんか。実は面白いものが入ってきます」
海野琴音らが潜水艦で着く話である。
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