【SadoのSM小説】
最期のSM小説家
第五十三幕
及ぶことのない報復そして挽歌
この物語はフィックションであり実在の人物機関とはなんらかかわりがありません。
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「先に乳首を斬り落とすか」
医者の男は段階的に躰を破壊して恐怖を煽ろうと言う考えである。
既に電子メスが準備されていた。
運搬処分業の社長が鞭を持つ。先端が細長い一本鞭である。
産婦人科診察台の横に立って鞭を振り下ろす。
鞭の先端三分の一が二つの乳房の膨らみに叩きつけられた。
「ぐ、がふぁあーーーーーーーーーーーーーーー」
倉木裕理巡査長は一気に意識を回復して悲鳴を上げる。
「倉木裕理巡査長どの。これから貴女の乳首を斬り落とします。その前に究極の痛みを味わって頂きます」
印刷会社の社長が恐ろしい宣告をする。
葬儀会社の社長がクリップを二本持っていた。書類を挟む黒い物である。口が二センチ。乳首を鋏まれるとかなり痛い。
それで左の乳首から乳輪ごと鋏む。
「う、うぐうーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
倉木裕理巡査長は痛みに悲鳴を漏らす。
右の乳首も鋏む。
「ぐう」
痛みに顔を歪めて覆面にサングラスの葬儀会社の社長を睨みつける。
「二時間ほど痛みに堪えて頂きます。その間ローターを入れておいて差し上げます」
印刷会社の社長は二時間放置の宣告である。
医者の男がズルズルになった膣の奥をビデボトルで洗う。
そして運送会社の社長がローターを二つ突っ込んでローでスイッチを入れた。
黒い幕の中を真っ暗にする。モニターに上からのスポットに浮かぶ倉木裕理巡査長の姿を映して時間だけデジタル表示した。
六人は別室に引き上げてしまう。
倉木裕理巡査長は戒めから逃れようと藻掻く。
だが固定は頑丈である。
やがてローターの責めが効いて何度も上り詰める姿が録画された。
藻掻きながら漏らす声も確り残されている。
二時間経つ頃には膣液が診察台に流れ出て床まで落ちていた。
忍者姿黒装束の四人が幕の中に戻る。
「さあ。それでは乳首のクリップを取ります。強烈な痛みです」
印刷会社の社長が宣言した。
医者の男が膣のローターを抜き取る。
滑った膣液がだらりと流れ出た。
「あはあーーーーー」
倉木裕理巡査長は自らの濡れに慄き声を漏らしてしまう。
「倉木裕理巡査長どの。見事に濡れていました。ここまでの逝き声も全部公開されます。男性捜査官も見ることでしょうね」
「うぬーーーーーーー。げすーーーーーーーー」
どうにもできない怒りにそう叫ぶ。
「さあ。クリップを取ります。痛みに備えて下さい」
印刷会社の社長がもう一回宣告する。
「なんで」
倉木裕理巡査長は取ってしまうのに痛みに備えろの意味が解らない。
「いま肉が鋏まれて圧迫された痛みが戻るときの痛みは数倍です。お楽しみください」
葬儀会社の社長が右の乳首を鋏んだクリップを掴む。
クリップの先端が開いて乳首が解放される。
「ぐふぁあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。がふぁああああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
倉木裕理巡査長は強烈な悲鳴を上げた。
「ぐふぁあああーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ぐがあああーーーーーーーーーーーーーーーー。がふぁああああーーーーーーーーーーー」
強烈に喚き躰と頭を振って狂ったように暴れた。
「あはあーーーーーーーーーーーー。あはあーーーーーーーーーーーーーーー。がふぁああーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーー」
何処までも藻掻き暴れ続ける。
医者の男がその乳房を掴んで揉む。
「ぐふぁああーーーーーーーーーーーーーーー。ぐわあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ぐがああーーーーーーーーーーーーーー」
揉んでも暫くは痛い。
十分くらい喚き続けた。
「さあ。今度は左の乳首のクリップです」
印刷会社の社長がさらに次の宣告をする。
葬儀会社の社長が左の乳首を鋏んだクリップを掴む。
クリップの先端が開いて強くへしゃげられた乳輪が解放された。
「ぐがふぁあああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。がふぁあああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
倉木裕理巡査長は涙を溢れさせながら強烈な悲鳴を轟かせる。
そしてさらに躰を強く震撼させて暴れた。固定は固いが産婦人科診察台は強く軋む。
医者の男は電子鞭を持つ。
左の乳首をメスで裂いてしまう。
「あふぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
運送会社の社長と産業廃棄物収集運搬処分業の社長が両側から倉木裕理巡査長の躰を押さえる。
「あ、あーーーーーーーーーーーーーーーー。やめてーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
医者の男は左の乳首を乳輪ごと斬り落としてしまう。
「あ、あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
倉木裕理巡査長は驚愕の表情を振る。
医者の男は直ぐに止血して局部麻酔を打ってしまった。
「あはあーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーーー。あはああーーーーーーーーーーーーーーーーーーん」
倉木裕理巡査長はさらに号泣の涙を溢れさせる。
医者の男はさらに全身麻酔を掛けてしまう。
そのまま斬ってしまった左の乳房を縫う。
これで本日の作業は終了である。
七月八日。
越後湯沢。如月鬼堂の居間。
如月鬼堂は朝八時に珠洲に起こされた。
慌ててシャワーを浴びる。
朝食は珠洲がサンドイッチを作り瀬里菜がアイスコーヒーを淹れてトマトジュースを準備した。
杉下一行がメールを送って来ている。
本多椿は九時丁度に昨夜泊ったプレイルームから上がって来た。
そして館山弁護士とテレビ会議が繋がる。
動画を再生した。
洗濯鋏二時間の部分は長いので早送りする。
倉木裕理巡査長が乳首を斬られて縫われるところまで確認した。動画はそこまでで終わっている。
何かを要求又は宣言する字幕はなかった。
「何が目的だか分らないな。永森純恋の動画が出たら何か言ってくるかもしれん」
如月鬼堂も状況が読めない。
その時。野崎拓郎弁護士がテレビ会議を繋いで来た。
「組織犯罪対策課から連絡がありまして大谷彰浩若頭補佐と玉木裕次郎は海外に発ったと言うことです」
既に手遅れである。
「こっちの動きを見張られていますね」
館山弁護士は驚きの事態を噛み締める。
「いや。見張られていたのは女性の誰かだろう。奴らは大船一家を信じてない。最初から行動を監視していたのだ」
「何故。連続拉致強姦事件の犯人らは大船一家をそこまで護るのですか」
館山弁護士は理解が行かない。
「和歌山の件とR国の件。さらに片山幸雄に関連して何処か奴らの関連組織と関わりがあるのじゃないか」
如月鬼堂の見解である。
「組織犯罪対策課は自殺の件を洗い直すと言っていますが。警察の捜査はそっちまで及ばないでしょう」
野崎拓郎弁護士も否定的になる。
「そうなりますと三名は豊洲でも安全とは言えませんね」
館山弁護士はそっちも心配と言う。
「警察に保護を要請するには憶測の領域が多すぎます」
「それ以前にいつまでも保護という訳には行かない。警察が連続拉致強姦事件の犯人を逮捕しない限り解決はない」
これまで通り打つ手はない。
内房のリゾート施設。
鰻重の出前を取って六人で昼食を摂っていた。
「大船一家の二人は逃がしたが女の行方が判らない。新宿警察までは弁護士らと一緒だった」
川口の会長はやや不安を感じている。
「警察が保護したのじゃないか」
葬儀会社の社長である。
「まだそこまでするとは思えない。それなら調べれば判る。警視庁の組織対策課が自殺の洗い直しに動いた」
川口の会長はここまで情報を得ていた。
「如月鬼堂か館山弁護士が隠したか」
「その可能性もある」
「見つけ次第確保すべきだな」
「そうだ」
今日は永森純恋が引き出された。倉木裕理巡査長は眠らせたままである。
同じように診察台に磔にしてセットする。
七月九日。
越後湯沢。如月鬼堂の居間。
如月鬼堂は珍しく七時に起きた。館山弁護士らが此処に集まるので早起きしたのである。
既に杉下一行からメールが届いていた。
今度は永森純恋の動画である。
弁護士らが来てから動画を開けばよい。
如月鬼堂は急いでラーメンを作る。
珠洲が本多椿を早めに呼んで三人でピザトーストとアイスコーヒー、トマトジュースの朝食である。
館山弁護士らは越後湯沢九時五分着で着くので二人で迎えに行く。
全員が着いたところで動画を再生した。
永森純恋は産婦人科診察台に全裸大股開きだが水色のシートを掛けて眠らされている。
忍者姿黒装束が四人はこれまで通りである。
シートを被せたまま医者の男がスタンガンで起こす。
「う、うう、うう」
永森純恋は顔を振ってゆっくり目を開く。
「なに。あーーーーーーーーー。なに此処」
躰が縛り付けられていることに気付いて藻掻いた。
運送会社の社長と産業廃棄物収集運搬処分業の社長が両側からシートを腰まで捲る。
「あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
永森純恋は乳房が丸出しになって悲鳴を上げてしまう。
円形で綺麗におわん型。谷間が広がりすぎずバランスも良い。乳輪は小さく薄紅色の乳首がくっきり突起している。
「なにーーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
周りを見回して忍者姿黒装束に気付いて叫ぶ。
「永森純恋さん。貴女は拉致されたのです。我々の姿を見てお分かりですね」
印刷会社の社長が幕の裏側からマイクで語り掛ける。
「なんで!なんで私が」
永森純恋はパニックである。
運送会社の社長と産業廃棄物収集運搬処分業の社長がさらにシートを全部取ってしまう。
全裸ながら股間はほぼ閉じていた。
医者の男が産婦人科診察台のスイッチを作動して股間を広げてしまう。
「あ、ああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。いやああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
永森純恋はさらに慌てふためく。
ドテの陰毛は綺麗に整えられていた。
運送会社の社長と産業廃棄物収集運搬処分業の社長が両側から指で女の部分を開いてしまう。
「なにするーーーーーーーーーーーーーーー。やめろーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。やめろーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
永森純恋は堪らず叫びまくる。
「永森純恋さん。もう諦めて下さい。これが全部全世界にばら撒かれることはご存じでしょう」
印刷会社の社長は諭すような言い方である。
「ふざけるなーーーーーーーーーーーーーーーーー。私は女優よ。沢山ファンが居るの。CMも契約しているの!大切な躰なの!」
永森純恋は抗議の言葉を捲し立てる。
「だから貴女の裸を隅々までばら撒くのです」
印刷会社の社長は当然のように言う。
「なんのためよーーーーーーーーーーーーー」
永森純恋はヒステリックに叫ぶ。
「貴女が応援していた参議院候補に立候補を断念させる為です」
印刷会社の社長は恐ろしいことを宣告してしまう。
「私に関係ないよーーーーーーーーー」
永森純恋はブチ切れる。
「これから剃毛します」
印刷会社の社長は淡々と宣告してしまう。
「やめてーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
永森純恋はヒステリー状態である。
医者の男がドテの陰毛の下に金属の串を差し込む。そして持ち上げた陰毛をガスライターの火で焼いてしまう。
陰毛は一気に溶ける。
「あーーーーーーーーーーーーーーーーー。だめーーーーーーーーーーー」
医者の男は構わず焼き続けた。
殆ど溶かしてから葬儀会社の社長がローションを流す。
「やめてーーーーーーーーーーーーーーーーー。いやあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。いやあーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
永森純恋は喚き続ける。
葬儀会社の社長は構わずT字剃刀で剃ってしまう。
綺麗に拭いて暫くアップになった。
さらに医者の男がクスコ突っ込む。
「あ、ああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。やめろーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
永森純恋は叫ぶしかない。
膣の奥が暫く公開された。
ここで字幕が流れる。
『立憲国民党参議院候補桝田彩に告ぐ。立候補を至急取り下げろ。さもないとお前の親友永森純恋が倉木裕理巡査長の動画と同じ運命になる』
今回はこれで終了していた。
「これは大騒ぎですな」
館山弁護士も驚愕する。
「そうだな。関係ないと言っても永森純恋のファンが抗議を始めるぞ」
如月鬼堂も犯人らの意図を理解した。
「ねえ。投票にも影響します」
本多椿の質問である。
「多分するのじゃないか。取り下げないとファンは怒って投票を控えるかもしれんな」
如月鬼堂も迷う見解だがこの議員が好きではない。そう言ってしまう。
「取り下げないのですか」
「今更取り下げられないよ。党の議席に影響してしまう。本人だけの問題ではないからな」
「そうなると永森純恋は」
本多椿はそっちが気になる。
「この結果は決まっている。倉木裕理巡査長は行方不明のまま。永森純恋は悲惨な姿で解放だな」
如月鬼堂は言い切ってしまう。
「前にも似たようなことがありましたね」
「あの時は大下洋子候補の妹だったよ。身内だ。今回のやり口はもっと強烈だな」
「あの時は悲痛でした。犠牲になった妹が姉を刺して自害しましたね」
館山弁護士も覚えていた。丁度三年前の参議院選挙である。
「いまのところ海野琴音さんらは無事に豊洲に居ます」
一緒に来ていた館山弁護士の事務所の若い女性弁護士が確認した状況を報告した。
「ルームの外を見張る防犯カメラも設置しました」
館山弁護士も万全を期すべく努力はしていた。
内房のリゾート施設。
永森純恋と倉木裕理巡査長は眠らせたままテラスにフードを被せて東京湾を見下ろして今日は酒盛りである。
「矢田谷瑞樹はまだ見つからないな」
印刷会社の社長は気になっていた。
「以前は大宮の書籍を発送する事務所の倉庫に隠していたが其処には居ないようだな」
「何故見失ったのだ」
「新宿署から弁護士だけが出て来たらしい」
「新宿署に保護されているのじゃないか」
「それは調べがつく」
「和歌山は問題ないのか」
「そっちは派遣を停止させた」
「それなら問題ないな」
印刷会社の社長も納得する。
和歌山。岬ビューホテル離れの間。
大船一家の右田吾一若頭が来ていた。
岡田弥一郎が青木学と二人に料理と酒を振舞う。
「大谷若頭補佐がR国に行ったのですか」
「当分。特別コースの女性の派遣はできない。利根川元教授の処置も当分止められてしまった」
「足が付いたのではこっちも危険ですな」
岡田弥一郎も納得するしかない。
「野崎弁護士らは新宿署に刑事告訴したが本庁の組織犯罪対策課が動いてしまった」
「それじゃ和歌山県警も」
青木学は深刻な表情になる。
「充分警戒された方が良いかも知れん。今のところは自殺で片付いた件を殺人事件として捜査を開始しただけだがな」
右田吾一若頭は警戒を促す。
「当分は手持ちのSM嬢で通常のプレイで行くしかないな」
岡田弥一郎は収益が心配である。
埼玉県さいたま市大宮区宮町。
大船一家の事務所である。
「組対が動いたのですか」
東丸秀三郎若頭補佐である。
「そうだ。館山と野崎、野村。この三人の弁護士が警察を動かして殺人事件に置換えて捜査を開始した」
稲垣七郎組長が情況を伝えた。
「しかし証拠は掴まれないでしょう。殺人はレンタルで借りたロボットが行っています」
橋下五郎本部長は捜査が進む危険はないと言う。
「だが。ガサ入れは入るぞ」
「あっちの言い分の通り証拠書類などは残していません」
三田園矢一舎弟頭補佐である。
「それなら良い」
稲垣七郎組長も安堵した。
埼玉県警。専従班の部屋。
倉木裕理巡査長が拉致されて動画が配信されて沈痛な会議である。
「いくら捜査しても大宮と館山の事件の怪は解けないな」
中宮警視正は沈痛な表情になっていた。
「帝國急便の車両がその付近に来ていました。車両の運行記録とタコメーターも確認しましたがその通り運行されておりまして」
「中に車を積み込んだ形跡はないのね」
金澤佳志乃警部補である。
「ありません。内部まで調べさせて貰いました。そんなことができる構造ではないです」
大友警部補は中宮警視正に向かって答えた。同じ階級の金澤佳志乃警部補に上から目線で言われてやや不快である。
「経路に不自然さはないのですね」
中宮警視正が確認する。
「ありません。防犯カメラに映った先で荷物を下ろしています。降ろした先の確認も取れています。定期便で不自然さはありませんでした」
大友警部補はきっぱり答えた。
専従班に移動して来た捜査員である。
この二件の捜査が行き詰まった上に捜査に応援してくれていた倉木裕理巡査長が拉致されてしまった。
行き詰まりの極致である。
和歌山。岬ビューホテル小宴会場。
右田吾一若頭が帰って赤座元太らが呼ばれた。
「足が付いてしまったか」
宇治原歳加年も危険は理解する。
「それじゃあと二人は来ないと言うことだな」
赤座元太は憤懣な表情である。
「暫く。此処でのショー自体が危険と言うことだな」
瀬尾将である。
「いや。此処のコンパニオンで開催はできます」
青木学は瀬尾将の発言を抑えようとした。
「いっそR国にツアー組んで開催したらどうだ」
赤座元太が提案する。
「それは待ってよ」
岡田弥一郎はそれでは困ってしまう。
「良いじゃないか。ツアーの開催元で稼げば」
赤座元太は押し切りたい。
「そうだよ。此処で和歌山県警が動く危険がったら参加しない者も出るぞ」
瀬尾将も赤座元太の意見を押す。
「判った。ツアーで試算してみよう」
青木学は考え直した。
七月十日。
如月鬼堂の居間。
如月鬼堂は八時に珠洲に起こされた。
「また動画か」
色々と邪魔されながら昨夜遅くようやく原稿を仕上げたばかりである。
そして今週の土曜日が怖い。
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