【SadoのSM小説】
最期のSM小説家
第五十幕
現代社会への反動主義的お仕置きは続く
この物語はフィックションであり実在の人物機関とはなんらかかわりがありません。
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渡辺凪咲巡査部長は前の動画の終わりと同じように逆さ吊るしにされていた。
そして引き飛ばされたクリップは同じように銅線を鋏みつけている。
トランスは逆さ吊るしにされた渡辺凪咲巡査部長の頭の直ぐ後ろに置かれていた。
忍者姿黒装束は変わらず四人が動いている。
産業廃棄物収集運搬処分業の社長がトランスの抓みを回して電流を流した。
「ぐ、ぐ、ぐう、ぐわあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。がふぁああーーーーーーーーーーーーーー。ああ。ああ。ああ」
渡辺凪咲巡査部長の躰は一気に震撼する。
「あふぁあーーーーーーーーーーん。あふぁああーーーーーーーーーーーーん。あふぁああーーーーーーーーーーーーーーーー」
さらに小刻みに震撼し続けた。
葬儀会社の社長が鞭を手にする。
産業廃棄物収集運搬処分業の社長は電源を切らない。
葬儀会社の社長は左の内腿を鋏んだ数本を鞭の先端で叩く。
「ぐふぁあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ぐうう、ぐがふぁああーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
渡辺凪咲巡査部長は首を強く捩って強烈な悲鳴を絞り出した。
「がふぁーーーーーーーーーーーーーーーーー。ぐがああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
躰は強烈に震撼する。
そして一発目で失禁してしまう。
産業廃棄物収集運搬処分業の社長は直ぐに電源を切る。
「がふぁあーーーーーーー。ああ。あがあ。ああ。はあ。はあ。はあ」
かなりの量が流れ出た。
「渡辺凪咲巡査部長どの。またまたお漏らしの公開ですね。噴水の様に上がってくれないのが残念です」
印刷会社の社長が揶揄う。
「ふざけるなーーーーーーーーーーーーーー。電流流したから失禁したのだろ。誰だって堪えられないよ」
渡辺凪咲巡査部長はまた怒りを破裂させた。
「もう渡辺凪咲巡査部長殿の動画は第一弾が公開されました。同僚の方々や若い部下の刑事さんにも確り見られていますよ」
印刷会社の社長が動揺を誘うように言う。
「・・・・・」
渡辺凪咲巡査部長は怒りに沸騰するが言葉は出ない。
産業廃棄物収集運搬処分業の社長はもう一度トランスの抓みを回す。
「ぐふぁああーーーーーーーーーーーーーーーー。ああ。・・・・・ああ。・・・・・ああ。・・・・・ああ」
渡辺凪咲巡査部長の躰はビリビリ小刻みに震える。
葬儀会社の社長が鞭を構えた。
「ああーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
渡辺凪咲巡査部長は同じ一発が来ると恐怖の悲鳴を上げてしまう。
葬儀会社の社長は右の内腿を鋏んだ数本を叩いた。
「ぐがふぁーーーーーーーーーーーーーーーーー。がふぁああーーーーーーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
渡辺凪咲巡査部長の逆さ吊るしの躰は振り子のように揺れて強烈に震撼する。
「がふぁああーーーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
強烈に暴れてサイレンの如く悲鳴を上げ続けた。
内腿のクリップは大方が飛んだがやや残っている。
葬儀会社の社長は股間を狙って構えた。
「あふぁあ。・・・・・あふぁあ。・・・・・ああ。・・・・・ああ」
産業廃棄物収集運搬処分業の社長は電流を切ってない。
渡辺凪咲巡査部長の躰は小刻みに震撼し続けていた。
葬儀会社の社長は斜め前から小陰唇を鋏んだ四個を狙って叩き込む。
「ぐふぉおーーーーーーーーーーーーーーーー。ぐふあ、ああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ぐあああーーーーーー」
渡辺凪咲巡査部長の躰はさらに強烈に暴れる。上半身を痛みに藻掻きくねらせ狂ったように暴れた。
「がふぁあーーーーーーーーーーーーー。があーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。があーーーーーーーーーーーーーーーーー」
壮絶に暴れ悲鳴を絞り出し続ける。
目からは涙が溢れていた。
産業廃棄物収集運搬処分業の社長はここで一度電源を切る。
「ぐふぁあーーーーー。ああ。ああ。ああ。ああ。はあ。はあ。はあ」
渡辺凪咲巡査部長の躰は震え続けていた。
医者の男がブジーとクスコを取り出す。
踏み台を置いて逆さ吊るしの渡辺凪咲巡査部長の躰の後ろに立つ。
クスコを膣に突っ込む。
「あはあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。やめろーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
渡辺凪咲巡査部長は涙が乾いたところで叫ぶ。
医者の男は螺子を回して膣を広げてしまう。
上からのカメラが照らしてモニターに反映する。
奥の子宮口にブジーの先端を当てて一気に突っ込む。
「ぐわあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ぐふぁああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
渡辺凪咲巡査部長はまた強烈な悲鳴を上げた。
躰は藻掻くように震撼する。
「ぐううーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。うぐううーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
強烈な痛みである。
産業廃棄物収集運搬処分業の社長がビニール銅線の先に付いた鰐口クリップ二個を渡す。
医者の男はそれを膣の奥に突き刺したブジーに接続する。
産業廃棄物収集運搬処分業の社長がブジーに接続した線に電流を流す。
「がふぁあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。がふぁああーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーー」
渡辺凪咲巡査部長の躰は強烈に震撼する。
「があーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
そのまま失神してしまった。
医者の男はブジーを抜いてクスコを取り外す。
葬儀会社の社長と運送会社の社長が渡辺凪咲巡査部長の躰にクリップで鋏み付けた銅線をトランスから外して引っ張るべく構える。
二人で合図して一気に引く。クリップはドミノ倒しのように瞬時に飛び散った。
「がふぁあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ぐがふぁああーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーー」
渡辺凪咲巡査部長の躰はさらに強烈に震撼する。逆さ吊るしのまま二本の縄で吊るされた躰が右に左に半回転させて痛みに藻掻く。
「がふぁあーーーーーーーーーーーーーーー。があーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。がああ、ああーーーーーーーーーーーーーー」
痛みにどうにも堪えられない。壮絶な光景である。
四人は治まるまで暫く見物して待つ。
「あふぁあ。ああ。あふぁあ。ああ。ああ。はあ。はあ。はあ。はあ」
渡辺凪咲巡査部長の躰は震え続け暫く荒い息遣いが続いた。
治まったところで医者の男が麻酔を当ててしまう。
ここで画面が切り替わった。
渡辺凪咲巡査部長の躰は逆さ吊るしから今度は拷問椅子に乗せられ固定されている。
股間は百五十度くらいに開かれていた。
脚首、膝、腰と厳重に固定されている。眠らされたままである。
産業廃棄物収集運搬処分業の社長が膣にローターを二つ突っ込む。
葬儀会社の社長もローターを手にしていた。
産業廃棄物収集運搬処分業の社長は二つのリモコンのスイッチを入れてローターを始動する。
葬儀会社の社長は渡辺凪咲巡査部長の小陰唇を指で広げて膣口をローターで責め始めた。
「う、うう、うふうーーーーーーーーーーーーー。うふーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーいやあーーーーーーーーーー」
渡辺凪咲巡査部長は意識が戻ってローターの責めに堪らず声を漏らしてしまう。
葬儀会社の社長は執拗に膣口をローターで抉るように責める。
「あはーーーーーーーーーーー。いやあーーーーーーーー。やめろーーーーーーーーーーーーーーー。あふぁあーーーーーーーーーーー」
渡辺凪咲巡査部長の躰に力が入って太腿の筋肉が突っ張る。
「やめろーーーーーーーーーーーーーー。や、め、ろーーーーーーーーーーーー。あふぁああ、あーーーーーーーーーーーーーーーーー」
官能を受け入れまいと藻掻く。
膣の奥で二つのローターが暴れている。さらに膣口を執拗に責められて躰は何処までも反応してしまう。
葬儀会社の社長は同じペースで責め続けた。
「あがあーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーー。いやああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
渡辺凪咲巡査部長の拷問椅子の後ろに回った腕に力が入って腰を突っ張る。眉間に三重の皺が寄って固まった。
瞬間躰が硬直する。
顔の表情が緩んで突っ張った躰は弾けて拷問椅子に沈む。
膣口からは濁った滑りが流れ出ていた。
葬儀会社の社長の責めは渡辺凪咲巡査部長の躰が一度弾けても同じペースである。
「がふぁあーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーー。あはあーーーーーーーーーーーだめーーーーーーーーーーーーー」
渡辺凪咲巡査部長の躰はまた突っ張る。そして直ぐに弾けてしまう。
膣口はズルズルである。
葬儀会社の社長は何処までも手が膣液に塗れながらも渡辺凪咲巡査部長の膣口を責め続ける。
渡辺凪咲巡査部長は何回も逝き顔を晒した。そして失禁して失神してしまう。
医者の男がまたビンタで起こす。
「あふぁあーーーーーーーーーー。ああ。やめて」
既にローターのスイッチは切られていた。
「渡辺凪咲巡査部長どの。凄い逝き顔でしたよ。堪えられなかったですね。失禁して失神しましたね」
また印刷会社の社長が詰る。
「やめろーーーーーーーーーーー。あんなものいっぱい入れて!おかしくなるのが当たり前だろ!!」
渡辺凪咲巡査部長は堪らず言い返す。
「まあ。これも巡査部長殿の部下や同僚、上司も見ますよ」
印刷会社の社長は素見す。
ここでまた画面が切り替わった。
今度は忍者姿黒装束が二人増えている。増えたのはこれまで医者の男の助手を行って来た二人である。
渡辺凪咲巡査部長の躰は産婦人科診察台に固定されいる。
大股開きで膝、脚首、腰を固定され腕は診察台の後ろに回されて互い違いに合わせて縛られていた。
医者の男は渡辺凪咲巡査部長の頬をビンタする。
一発。二発。三発。かなり強い叩き方である。
「が、あーーーーーーーーーーーー。あ、あーーーーーーーーーー」
渡辺凪咲巡査部長は意識を戻した。
産業廃棄物収集運搬処分業の社長が高枝斬り鋏を構えている。
「あ、ああーーーーーーーーーーーーー。なにーーーーーーーーーー」
渡辺凪咲巡査部長は恐怖に身構えた。
産業廃棄物収集運搬処分業の社長は高枝斬り鋏を開いてその刃を乳輪の外側に当てる。
「は、あ、あああーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
渡辺凪咲巡査部長から甲高い悲鳴が上がった。
産業廃棄物収集運搬処分業の社長は高枝斬り鋏の刃で軽く乳輪の根元を挟む。
「あーーーーーーーーーーーーーーーー。やめろーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
渡辺凪咲巡査部長の恐怖に震えた悲鳴が轟く。
産業廃棄物収集運搬処分業の社長はさらに高枝斬り鋏の刃で乳輪を抓み上げる。
「あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あは、あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
さらに渡辺凪咲巡査部長の断末魔の悲鳴が轟く。
産業廃棄物収集運搬処分業の社長は一気に渡辺凪咲巡査部長の山形の乳輪と乳首を鋏み斬ってしまう。
「ぐふぁあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
渡辺凪咲巡査部長の真っ赤に染まって表情を破裂させた悲鳴が轟く。
二人の忍者姿黒装束が直ぐに止血に掛かった。
ここでもう一回画面が切り替わる。
渡辺凪咲巡査部長の躰は同じように産婦人科診察台に縛り付けられていた。
大股開きで拘束の仕方も変わらない。
だが存在感の強かった乳輪が片方綺麗にない。
山形だった乳房が御椀型になってのっぺり球状にされていた。
縫ってから整形までしている。
医者の男がまたビンタで起こす。
一発。二発。
「うぐうーーーーーーーーーーーーーーーー」
渡辺凪咲巡査部長は直ぐに目を覚ました。
「渡辺凪咲巡査部長どの。モニターをご確認ください」
印刷会社の社長がマイクで呼び掛ける。
「あ、あーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーはーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
渡辺凪咲巡査部長は目を見開いたまま固まってしまった。
「斬った乳房は綺麗に整形いたしました」
印刷会社の社長はきちんと処置をしましたという言い方である。
「ひ、ひどい、ひどすぎるーーーーーーーーーーーーーーーー」
渡辺凪咲巡査部長は震えた唇でそう叫ぶ。
「何ともないでしょう。警察官ですもの。生命の危険を顧みず国民に奉仕する公務員ですからね」
印刷会社の社長は皮肉った内容を当然の如く言う。
「あ、ああーーーーーーーーーー。何ということを」
動画はここで終了してまた字幕が流れた。
『週刊Populace編集長滝本恭子。滝本陽葵を生きたまま返してほしければ編集長もコメンテーターも止めろ。出演番組のどれかで引退表明をしろ』
「やれやれ。こっちは滝本恭子への脅しだな」
如月鬼堂は見終わってそう呟く。
「そうですね。渡辺凪咲巡査部長に強烈な拷問をして自分の娘もこうなりたくなかったら決断しろですな」
「やり方がさらに強硬かつ執拗になったという訳だ」
如月鬼堂ら四人はさらに状況の恐ろしさを噛み締めた。
二月二十二日。
インターネットアダルト放送のスタジオ。
「滝本陽葵さんが拉致されて埼玉県警の渡辺凪咲巡査部長も捜査中に拉致されました。今回不法な動画は何回かに分割してメールでばら撒かれています」
高嶋波瑠はミニワンピースを脱ぎ捨てて読む。
ブラもショーツもシルク制の純白である。
「連続拉致強姦事件の犯人らの一連の犯行と見られ今度は週刊Populace編集長滝本恭子氏に編集長とテレビ出演の引退を要求しています」
岡田有美がワインカラーのワンピースを脱いで読む。
下はピンクでレースの下着である。
「滝本恭子氏は体調不良を訴え幾つかの番組のコメンテーターを欠席しています」
高島波瑠はシルク製の純白のブラを外して読む。
「滝本陽葵さんは韓国で行方不明になりました。渡辺凪咲巡査部長は埼玉で拉致されました。ですが今回同じ場所で拷問を受けているように思われます」
岡田有美も既に乳首が透けているレースのブラを外して読んだ。
「鬼堂先生。各番組でコメンテーターは民主主義への暴挙と怒りを強くしますが。滝本恭子氏はこの事態をどうするのでしょう」
本多椿は既にうぐいす色のワンピースを脱いでいてブラを外しながら如月鬼堂に振る。
「この事件は今すぐに警察に解決はできません。お嬢さんの命を救うためには意思表示をするしかないでしょう」
如月鬼堂は館山弁護士の見解通りに答えた。
「今回の疑問ですが滝本陽葵さんは韓国。渡辺凪咲巡査部長は埼玉で拉致。拷問場所は同じなのでしょうか」
本多椿が先を誘導するように如月鬼堂に振る。
「まったく同じ場所にしか見えません。一月の事件で磯川波奈さんの動画では診察台が微妙に違いました。今回は同じです。どちらも日本国内だと思われます」
「それでは以前の鬼堂先生の見解通り潜水艦で韓国から日本に運ばれたのでしょうか」
「それ以外に考えられません。この連続拉致強姦事件の犯人は六人でも他に国際的な部分を含んだ幾つかの組織と連携しています」
「ロボットを兵器として販売して戦争の在り方を変えると言うのも実現されますか」
「AIを使って兵器と戦闘が人から離れる未来は現実になりつつあります。そしてこの犯人は既に和歌山のロッジに立て籠もった事件でロボットの戦闘を行っています」
如月鬼堂は強気で見解を発言してしまう。
「ロボット兵器が軍に売られて戦争が拡大しますか」
「正規の軍には売らないでしょう。テロリストやゲリラに売られたら何れは軍も開発に全力を上げます。国民から徴兵しないで戦争が可能になる将来は直ぐそこになりつつあると考えなえばなりません」
二月二十四日。
埼玉県警。専従班の会議室。
「これは絶対に潜水艦で運んでいます」
鏑木警部補である。
「土曜深夜のインターネットアダルト放送の如月鬼堂の見解通りだと言うのだな」
中宮警視正ももう否定はできない。
「潜水艦だとしたら警察の手には負えませんよ」
金澤佳志乃警部補も否定はしないが今度は捜査ができないと言う。
「例え自衛隊が動いても潜水艦は簡単には発見できない。何としても地上でかつ国内で逮捕を試みないと成らない」
中宮警視正は言い切る。
「もうこれまで通りの検問や防犯カメラの追跡では無理です」
風間巡査部長は方法を検討すべきと言う。
「しかし渡辺凪咲巡査部長は小鹿野で拉致されているの。そっちは陸を運んでいるの。防犯カメラの追跡よ」
金澤佳志乃警部補は分析を続けるべきと叱咤する。
「他の手段と言っても囮捜査はできない。もしもGPSを飲ませて囮を出しても殉職させてしまう結果が怖い」
中宮警視正は他の手段は見当たらない。
「これまで警察の捜査は分析のくり返しよ。必ず何か犯人に繋がる筈よ」
金澤佳志乃警部補は言い切る。
「小鹿野一帯は散々捜査しました」
風間巡査部長は何も出なかったと言う。
「如月鬼堂とかの言う通り犯人らは防犯カメラのマップを作成しているかもしれない。それでも何処かに手掛かりは有るよ」
金澤佳志乃警部補は頑固である。
宇佐美。如月鬼堂の居間。
如月鬼堂は囲炉裏端でビールを飲み刺身を抓んでパソコンに向かって執筆していた。
「パパ。テレビ」
瀬里菜が知らせる。
ベテラン女性アナウンサーの名前が付いた報道番組で字幕が流れて速報である。
『タイで空軍基地が武装したロボット兵に襲われる。ロボット一体が戦闘機を奪って逃走』
続いて次が流れた。
『ロボットであることを告げてミャンマー東部の少数民族の武装勢力を攻撃してみせると宣言』
さらに続く。
『残ったロボット兵数体が犯行宣言後にそれぞれ基地警備隊と銃撃戦。その後に自爆。タイ空軍基地では死傷者数名』
字幕は二回流れる。
そのあとにユースデスクに代わって説明が繰り返されたが詳しい状況が分かり次第お伝えしますと終わってしまう。
「パパ。遂に始まったね」
瀬里菜が冷蔵庫から新しいビールを出してくれた。
「ロボット戦闘員の宣伝サンプルだな」
如月鬼堂はビールを飲み干しながら呟く。
「パパ。これってハマスに売り込んだりしないの」
「ハマスはちゃんとした国の後ろ盾もある。買う訳にはゆくまい」
「だったらどこに売るの」
「まだ判らないよ」
如月鬼堂もそこまでは考えてない。
そこに館山弁護士からテレビ会議が繋がった。
「滝本恭子氏に誹謗中傷がもの凄いです」
「そうかもしれないな。普通の市民は支持して知識階級の評価は高いが嫌いな人も結構居る。どうしても起きる現象だ」
「代理人弁護士が代わりに会見するようです。編集長を辞任して総てのコメンテーターを下りると言うことです」
館山弁護士が得た情報である。
「犯人も開放はするだろうがな。その後の結果は悲痛だ」
連続拉致強姦事件の犯人らの意図は極めて効果を現わしていた。
二月二十五日。
南紀白浜。
南紀白浜グラスボート乗り場の横のテトラポットが設置された場所である。
ビニールの蓋を被ったゴムボートが流れ着いた。
乗せられていたのは滝本陽葵である。
自転車で巡回していた警察官が発見した。
全裸の滝本陽葵の躰の上に大きなメモが載せられている。
『エンジンに触らないで滝本陽葵を救出しろ』
と書かれていた。
宇佐美。如月鬼堂の居間。
如月鬼堂は朝早く珠洲に起こされる。
「パパ。滝本陽葵が解放されたよ」
まだ七時である。昨夜は二時を回って原稿をメール添付で送った。
仕方なく起きてシャワーを使う。
その間に館山弁護士が電話をしてきて瀬里菜が取る。
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