【SadoのSM小説】
最期のSM小説家
第四十九幕


五年前の行きすぎた医療行為


この物語はフィックションであり実在の人物機関とはなんらかかわりがありません。
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 片山幸雄はもう一回鞭を持つ。
 そうしたら医者の男が別の一本鞭を差し出す。先端が四角い蠅叩きの様な一本鞭である。
 「これで顔をビンタしてください」
 片山幸雄はそれで下川沙里の顔を叩く。
 「ぐぐ、ぐふぁああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 下川沙里は一発で意識を回復して声を上げる。
 運送会社の社長と産業廃棄物収集運搬処分業の社長が掴んでいた蛇をそれぞれ大股開きにされた太腿に載せる。
 両側から頭をドテに向けていた。
 「があーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ふふぁあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーー」
 下川沙里は二匹の蛇を見て強烈に喚く。
 躰の上で凶暴な蛇がもう一匹に飛びついて口から呑み込む。
 ドテの上で一匹の長い蛇をもう一匹が長い胴体に呑み込んでゆく光景である。
 「あふぁあーーーーーーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーーーーあーーーーーーーあーーーーーーーーあーーーーーーーーあーーーーーーー」
 悲鳴はサイレンの如く鳴り響く。
 全く蛇は躰から落ちない。じりじりと一匹の蛇が蛇に呑み込まれてゆく。
 「あーーーーーーーーーーーーーーあがーーーーーーーーーーーーーーーあーーーーーーーあーーーーーーーーあーーーーーーーーあーーーーーーーー」
 下川沙里は逃げるように顔を強く逸らして目を細めて悲鳴は治まらない。
 やがて失禁尿が流れ出す。
 「あはあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん」
 さらに眼をしょぼしょぼさせて躰を震えさせた。
 そして白目を剥いてしまう。
 片山幸雄は下川沙里の頭髪に脱毛クリームをたっぷり塗る。
 加虐心が滾っていた。
 「嬉しそうですな。こんな美人を丸坊主にできて」
 医者の男も片山幸雄の行き成りの行動に満足である。
 「まだまだ」
 片山幸雄はまだ足りないと首を振る。
 「乳首斬って子宮を摘出してクリと膣を焼きますか」
 医者の男は今回その作業を片山幸雄に譲る心算でいた。
 「子宮は取って膣は残すのはどうでしょう。逆に淫乱になるか実験したいのですよ」
 片山幸雄はこの先も観察したい。R国に行ってしまってもアナウンサーだから情報は得られると思う。
 「それも面白いか」
 医者の男も納得した。
 「乳首から行くか。高枝斬り鋏みか。電子メスで行くか」
 葬儀会社の社長が高枝斬り鋏みを翳す。
 「いいえ。電子メスで行きます。さっと縫ってしまえます」
 そのまま乳首を斬り落として縫う場面に続いて子宮が摘出された。
 
 画面はそこで切り替わる。日付が変わったと思われた。
 片山幸雄は先端が四角い蠅叩きの様な一本鞭を持っている。これまでとは違う柄のスーツ姿である。
 また下川沙里の顔を叩く。
 一発。二発。三発。
 「う、うう、うーーーーーーーーーーーーーーー。いたいーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 下川沙里は意識を戻して叫ぶ。
 「お前の子宮だ」
 片山幸雄がホルマリンに浸けた臓器を指さす。
 「あ、あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あはあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。な、なんてことを!!」
 下川沙里は強烈に喚き叫ぶ。
 そして固まってしまう。
 「乳房を見ろ」
 片山幸雄が冷たく指摘する。
 「あはーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あ、ああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あはあーーーーーーーーーー」
 下川沙里から涙が溢れた。
 そして次の瞬間失禁してしまう。
 「あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 大量に膀胱に溜まっていたらしくなかなか治まらない。
 動画はここで終了していた。
 
 「この一本ではないな。まだ犠牲者が出るだろう」
 如月鬼堂はそう予測する。
 「そうですね。ここのところ被害者が一人ということはありません」
 館山弁護士もそう推測した。
 
 十二月二十日。
 関西空港。
 夏目栞奈はR国から着いた。
 出迎えるのは大谷彰浩若頭補佐である。
 向かうのは和歌山。若い組員の運転で向かう。
 夏目栞奈は今回の案件で借金は終了する。だがショーのあと病院で処置後に快復したらR国に戻る予定である。
 これからの収入も得たい。
 夏目栞奈も大船一家の経営するホストクラブにつぎ込んだ一人である。
 かなり苦しんだので今後の立て直しを考えていた。
 断腸の決断で木村壮太若頭補佐の説得に応じたのである。
 
 連続拉致強姦事件の犯人六人のアジト。
 麓の町は寒さからすっきり見える。
 珍しくおでん鍋を煮て日本酒である。
 「なかなか奴は残酷だったな」
 医者の男は片山幸雄を褒める。
 「あの気丈なアナウンサーをことごとく虐めて壮快だな」
 葬儀会社の社長も堪能していた。
 「今回は嬲る意識が高揚して何とも言えなかった」
 印刷会社の社長もちくわぶを箸で割って食べながら日本酒を枡で飲む。
 「秘密裏に悦ぶマニアの顔が浮かぶな」
 「そうだ巷は大騒ぎだ。報道も沸騰した」
 「しかし民事党は往生際が悪いな。178だけ妥協して企業献金だけ護れば何とかなるものを」
 「そうだ税金なんか減っても切り抜け方はある」
 「そうだな。ここで粘って抵抗すれば民事党は次の選挙も低迷だな」
 全員が笑ってしまう。
 「ところで次の標的は。片山は来月R国に潜水艦で送ってしまうのだろ」
 医者の男はそっちを催促する。
 「判っているがお仕置きに手ごろな標的が見当たらない」
 川口の会長はややあぐねていた。
 
 和歌山。岬ヴューホテル。
 赤座元太の投宿する部屋。
 浪江と赤座元太、弘枝と宇治原歳加年、香乃子と瀬尾将で集まっている。
 夏目栞奈は着いて控室で休んでいた。
 大谷彰浩若頭補佐は金を受け取って杉本金融の消費金銭貸借証書を返して帰ったのである。
 ショーのあと病院に運ばれて退院は年明けになる。
 「今度の女。痩せ型の日本的美人らしい」
 赤座元太はやや情報をもらっていた。
 「如月鬼堂らの愛好会も日曜日だろ」
 「大先生が今夜スタジオだからな」
 「しかし。下川沙里アナの拷問は溜飲が下がったな」
 宇治原歳加年は絶賛である。
 「まったくだ。日ごろから俺達にはむかつく報道だったな」
 赤座元太も悦んで見ていた。
 「しかしあの医者。五年も経って訴えられるとはな」
 宇治原歳加年は気の毒と言いたそうである。
 「だがあの面々が顔を出させたのだから。あの医者はあれで抹消されてしまうのだろ」
 「そうだな。あの面々が遊びに利用したのだからな」
 ようやくロボットの仲居が料理と酒を運んで来た。
 愛好会のショーは深夜からである。
 それまでは浪江と弘枝、香乃子が肴となる。三人も確り今夜のプレイ代をもらっていた。
 
 夏目栞菜は食事を出されたが食べるどころではない。
 部屋に設備された浴室で入念に躰を整えた。
 撮影以上に恥ずかしいことをされるに違いない。そして半殺しの拷問が待っている。
 一気に二千万の返済を終える為である。
 ホストに騙されてしまった。今では強く後悔している。
 SMで客に付いたばかりかAVも撮影してしまった。もう普通の女には戻れない。
 よく考えないで借金している間に四千万になってしまった。
 この先もずっと裸で稼ぐしかないと思う。
 R国に戻ったら次の仕事からようやく金が身に付く。
 今度こそ男に騙されないで確り生きて行かねばならない。
 元々交際していた男とのトラブルからホストが入り込む心の隙ができていた。
 馬鹿な生き方をしたものだと思う。
 時間になったので青木学が迎えに来た。
 大宴会場に入る。
 男女六十人余りが中央の演壇を囲んでいた。回転式で全方向から見られる。
 此処で全裸以上の恥ずかしい姿を晒さないとならない。
 もう引き返せないのである。
 「この回転テーブルの上で全裸になって下さい」
 青木学はそう言い置いてモニターなどを管理する席に戻った。
 大勢に360度囲まれて脱がなければならない。
 既に床に脚が着いている気がしないのである。
 震えながらジャケットを脱ぐ。
 演台が回転を始めた。
 スカートを脱ぐ。
 全員の目が自分の腰のあたりを刺し貫いている。
 ブラウスに下着は隠れているが視線の中に晒されている感覚である。
 そのブラウスのボタンを外す。
 AVの撮影とは人数が違う。
 見ている人種も違う気が強く感じる。
 奥では青木学が大股開きで乗せられる拷問椅子を準備していた。
 ブラウスを脱ぐとブラとショーツだけの下着姿である。ストッキングは履かなかった。
 ストッキングに包まれた下着姿が恥ずかしい。
 ブラを外す。
 既に手の震えは止まっていた。
 一気にショーツも脱ぐ。
 全裸になったところで拍手が沸いた。
 そのまま演台は一回転する。
 全体的に細身で長身である。脚が異常に長く見えてしまう。乳房は青木学が評価したほどぺちゃんこではない。
 掌に収まる膨らみだが綺麗な微乳である。
 乳首は小さく乳輪も小さい。
 客席の細い隙間を青木学が拷問椅子を押して来た。
 それに座ると脚を脚乗せ台に引っ張って載せられ縄で固定されてしまう。
 縛るのを宇治原歳加年と弘枝が手伝う。
 ハンドルを回して大股開きにされてさらに股間の高さを上げられてしまった。
 全員の目が股間に集中して来る。
 ここでモニターにルーレットが表示された。
 九月のショーから一人基本五十万。抽選でプレイに当たった者がそれぞれ対価を別途に負担することとなっている。
 最初は剃毛の抽選である。
 希望者がリクエストボタンを押す。
 だが陰毛はドテに僅かに形よく残されているだけである。
 綺麗に手入れされていた。色白で肌理の細かい肌も手入れ良く美しい。貴婦人という言葉が当て嵌まる女である。
 六十代後半の会員が当たった。
 回転テーブルの上で天井から下がった円盤も同期をとって回っている。カメラが設置され常に回転する夏目栞奈の躰を正面から撮影していた。
 映像は四面の壁に設置されたモニターに拡大されている。
 そこには夏目栞奈の女の部分が拡大されていた。
 R国での撮影で既にアップで公開してしまっている。そして大人数の恥ずかしさにもやや慣れてきた。
 夏目栞奈の小陰唇は小豆色より緋色に近い。濃い小陰唇である。
 六十代後半の会員が指で広げると中は薄い緋色で膣口を襞が数枚被って閉じ合わせている。
 尿道の亀裂は極めて小さく拡大したモニターでなんとなく判る程度である。
 剃毛は直ぐに終わってしまった。
 陰毛の下は周りの皮膚の色と変わらない。
 むしろ綺麗に整えられたその下から大陰唇が紅く一気に皮膚の色が濃くなる。
 次にルーレットが回った。
 プレイは膣、尿道責めである。
 三十代後半の若い社長が当たった。
 この若い社長は夏目栞奈を見た時から弄りたくてうずうずしていたのである。
 青木学がクスコとブジー、尿道バイブを渡す。
 若い社長はまずクスコを突っ込む。
 「ああ」
 夏目栞奈の表情が一気に紅くなってしまう。
 公開されるべく既にAVで撮影されていてもこれが恥ずかしいらしい。
 内部が拡大されたが綺麗に洗浄されていた。
 無言の会場から落胆の空気が流れる。
 それでも若い社長はロングスプーンで内部を掻き出す。
 綺麗でも若干の白く濁った液はロングスプーンの先端に付いてくる。
 スクリーンに拡大した。
 「・・・・・」
 夏目栞奈は顔を逸らせて目を細める。
 宴席の会員らはその反応を確り受け止めて満足感を味わう。
 「綺麗に洗っては駄目でしょう」
 若い社長は文句を言う。
 「ええーーー。よごれたのがーーー」
 夏目栞奈は泣きそうな声で返す。
 「そうだよ。あんたのお〇〇こから汚れが出て来るのをみんな愉しみたいのだよ。あんたの羞恥に崩れる姿が」
 若い社長ははっきり言ってしまう。
 「もうーー。そんな!充分に恥ずかしいですよ」
 夏目栞奈は驚愕の表情で答えた。初めて知るこの種の男らの心理である。
 青木学が横から尿道カテーテルを渡した。
 若い社長は医療用手袋を填める。
 そして滅菌されたビニールから尿道カテーテルを取り出す。
 青木学がその先端にキシロカインゼリーを塗る。皮膚表面麻酔である。
 夏目栞奈は恐々とそれを見つめる。
 若い社長は尿道カテーテルの先端から少し手前を抓んで構えた。
 青木学がクスコを横向きに入れ直す。
 尿道の亀裂部分がクスコの二枚の金属が広がった谷間に填まり込む。
 逆に小さくしか見えなかった亀裂がくっきりした。
 若い社長はその亀裂に尿道カテーテルの先端を突っ込む。
 「あ、ああ。あはあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 夏目栞奈は悲鳴を漏らす。
 若い社長の指のところまでオレンジ色の尿が管に流れ出る。
 「えーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 夏目栞奈は尿が流れ出したことに慌ててしまう。
 弘枝が立ち上がって尿瓶を持ってそれを受ける。
 夏目栞奈の尿が尿瓶に流れ出てしまった。
 「えーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 尿を抜かれたショックに悲鳴を上げてしまう。
 結構色は濃い。
 それがさらに夏目栞奈の羞恥心を煽った。
 「尿道の穴から直に出るところが見たかったな」
 若い社長はまた残酷な願望を呟く。
 「・・・・・」
 夏目栞奈は女性の人格を踏みにじる発言に言葉すら出ない。さすがに此処で怒ればもっと酷い仕打ちが来ると分かっている。
 若い社長は尿道カテーテルを抜くと尿道バイブを持つ。
 「あふぁあ」
 夏目栞菜は瞬間それを尿道に突っ込まれると思って辛い息遣いを漏らした。どうにも堪らない屈辱である。
 弘枝がクスコを抜く。そしてそれをトレイに乗せて座敷に回してしまう。
 「ああーーーーーーーーー」
 夏目栞菜は信じられない辱めに声を漏らす。
 さらに弘枝は尿瓶も回してしまう。
 「・・・・・」
 夏目栞菜は目が眩むが何も言えない。
 若い社長は夏目栞菜の予感した通りもう一度小陰唇を指で開いて小さな尿道バイブを亀裂に突っ込む。
 「うーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 キシロカインゼリーが効いていて痛くはない筈だが夏目栞菜は悲鳴を上げた。
 若い社長は尿道バイブを指でゆっくり回しながらピストンする。
 「いやあーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あはあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん。だめーーーーーーーーーーー」
 夏目栞菜は堪らず声を上げ叫んでしまう。
 そのとき次のルーレットも回っていた。
 次はローターである。同時に責める目論見らしい。
 
 連続拉致強姦事件の犯人六人のアジト。
 医者の男を除いた五人である。
 生ビールで魚介を焼いていた。
 「次の標的はこの二人だ」
 モニターに二人の女が映し出される。
 「これは強制性交渉でお笑いタレントを訴えた女とその姉」
 葬儀会社の社長はやや悦ぶ。
 「いま裁判の最中だな」
 運送会社の社長も公判の最中に被害者が居なくなる面白味と哂う。
 「既に内房の基地に確保してある」
 被害を訴える女性はお笑いタレントと同じ事務所の新人。そして姉は東京地検の副検事である。
 「証人出廷の前に確保したか」
 「そうだよ。また大騒ぎだな」
 「いま騒いでいるのは韓国の非常戒厳。ファーストフードで女子中学生が通り魔に刺された事件。178万の壁だけだ」
 「これは面白いことになるぞ」
 「片山先生がR国に潜水艦で逃亡される前に働いて貰いましょう」
 印刷会社の社長も乗り気である。
 「そのあともう一本働いて貰う。そうしたらR国で闇医者をお願いして遊んで暮らしていただこう」
 川口の会長は片山幸雄医師を訴えたアナウンサーの事件をあと二つの動画に引き摺りたい。
 
 和歌山。岬ヴューホテル大宴会場。
 夏目栞菜は尿道バイブと膣に入れられたローター三個の責めで失神して白目を剥いた躯姿を晒していた。
 十分間の休憩の後。次の抽選ルーレットが回る。
 青木学がボウルに沢山の蛞蝓を持って来る。
 次は『柔肌に蛞蝓溶かし』である。
 五十代の投資家が当たった。
 ハンドルを回して拷問椅子を後ろに倒す。
 失神している間に躰に蛞蝓を置いて行く。
 五十代の投資家は乳房からドテまで二列に十匹を置いた。
 電子鞭で起こす。
 「うぐうーーーーーーーーーーーーーーー」
 夏目栞菜は一発で意識を戻した。
 「あは。あはあ。あは」
 まだ蛞蝓に気が付かない。
 いつの間にか寝かされている。そして違う男が上から見下ろしていた。
 「見ろ」
 五十代の投資家は蛞蝓を指さす。
 「え、えーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 夏目栞菜は自分の躰に載った気持ち悪いものに慄く。
 「いやあーーーーーーーーーーーーー。なにーーーーーーーーーーーーー」
 強烈な悲鳴になる。
 「蛞蝓だよ」
 五十代の投資家はあっさりと言う。
 「いやあーーーーーーーーーーーーーー。いやあーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。いやよーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 夏目栞菜は喚き散らす。
 「いまから塩で溶かす」
 五十代の投資家は夏目栞菜には恐ろしい宣告をする。
 「いやあーーーーーーーーーーーーーーー。いやです。だめですーーーーーーーーーーーーーーーーーー。やめてーーーたすけてーーーーーーーーーーー」
 夏目栞菜は拒絶して強烈に顔を震撼させて叫ぶ。
 青木学が器に入れた粗塩とスプーンを渡す。
 五十代の投資家は粗塩をスプーンで掬って臍の横の一匹に掛ける。
 「ふふぁああーーーーーーーーーーーーーーーーーー。いやーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 夏目栞奈は泣き声のような悲鳴になってしまう。
 蛞蝓が萎んで皮膚に水が染み渡る。
 「いや、あ、あ、ああ、あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 強く首を振って強烈な悲鳴になった。
 五十代の投資家は構わず次を掛ける。
 「いやあーーーーーーーーーーーーー。あはーーーーーーーーーーーーーーー。だめーーーーーーーーーーーーーー。いやですーーーーーーーーーーーー」
 夏目栞奈は涙こそないが泣き悲鳴のような声で拒絶する。
 五十代の投資家は次々と塩を掛けてゆく。
 「いやあーーーーーーーーーーーーーーーー。いや。いやあ。だめ。ああ。あふぁあ。ああ。ああ、あ、あ、ああ。いやああーーーーーーーーーーーーー」
 夏目栞奈は藻掻き震え続ける。
 五十代の投資家は最後に乳房の二匹に掛けた。
 「あ、あーーーーーーーーーーーーーーん。あはん。あは。あは。ああ」
 夏目栞奈は躰のフロント面が蛞蝓の萎んだ死骸と流れた液で濡れて不快極まりない。
 「う・・・・・」
 涙を抑えようと声は殺しているが涙が溢れ出ていた。
 ここでルーレットが回る。
 次は「火炎消毒」とモニターに表示された。
 「・・・・・」
 夏目栞奈は恐怖に震える。




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