【SadoのSM小説】
最期のSM小説家
第四十七幕


報復連鎖


この物語はフィックションであり実在の人物機関とはなんらかかわりがありません。
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 「来週は別の予約が入ったようで。その次を押さえました」
 野川唯美は三輪三千夫の言葉にずきりとする。
 きっとこの二人より悪い条件で散々虐められると察しが付く。この二人だけでも辛い。それ以上は耐えられるのかと思う。
 三橋貴明と三輪三千夫は野川唯美の乳首に片方ずつクリップを鋏みつけた。
 「うぐうーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 野川唯美は痛みに悲鳴を絞り出す。
 「今日は鞭を使わないからこの痛みとここ迄の動画鑑賞と羞恥責めだ」
 三輪三千夫が宣告する。
 「手を自由にしてやるがこれは取るなよ。取ったら鞭百丈だ」
 さらに三橋貴明がクリップを取らないよう念を押した。
 そして二つのカメラの動画を別々のモニターにセットする。
 今日ここまで行われた恥ずかしすぎる責めの鑑賞である。
 「目を瞑ちゃ駄目だよ。恥ずかしさを受け入れるのもサービスだからね」
 三輪三千夫が手の戒めを解いて天井から引っ張られていた手を開放する。
 「ああ。はい」
 野川唯美は承知して来ていても辛そうに飲み込むような返事である。
 そして手は解放されても袖からブラウスを抜かれて完全に全裸。拷問椅子の上で大股開きのままの鑑賞となる。
 三橋貴明が拷問椅子に小さなサイドテーブルを接続してビールグラスを置く。
 飲みながら鑑賞である。
 脱がすところから再生を開始した。
 野川唯美はこれだけでも頭がくらくらするくらい恥ずかしい。
 「強制ストリップだな」
 三輪三千夫は構わず言葉を突き刺す。
 「ああ」
 見るだけで辛そうである。そして三輪三千夫の言葉がプライドを抉る。
 「スカートを落として丸出しにすると艶めいて綺麗な脚だよ」
 三橋貴明もこんな評価すら神経に触る女と分かっていて言う。
 野川唯美は堪らず顔を小さく振ってしまう。怒りと堪らない屈辱感に動揺したのである。
 さらに画面ではショーツを脱がされブラウスの下で股間部分が見え隠れする。
 そしてショーツの内側の染みまで確り撮影されていた。
 「え、ええーーーーーーーーーー」
 野川唯美は堪らない恥ずかしめに声を漏らしてしまう。
 男の手で全裸に剥かれてゆく自分の姿が哀れすぎる。どうしてこんな目に遭うのかどうにも納得ができない。
 ブラを外されてブラウスが袖から後ろに残っているだけで全裸にされてしまった。
 こんな明るい部屋で男の前で全裸。自分の人生にある筈のない屈辱の極致である。
 この後はもっと恥ずかしいことが。それは今回だけではない。それでも二人の前でその映像を見せられる。堪らない精神的虐めである。
 女の部分のビラビラが三輪三千夫の指で開かれた。
 「あ、ああ」
 野川唯美は自分で見たこともない恥ずかしい部分が目の前に広げられて息遣いを漏らしてしまう。
 この二人はどうしてこんなことに百万もくれるのか。どういう人間なのか。何が悦びなのか。きっとあり余った金に違いないと思う。
 いま此処にいることが限りなく辛い。
 だが来週はもっと辛いかもしれないと思う。鞭で散々打たれて眠れないかもしれない。
 画面では遂に半円形のへらの様な医療器具を入れて膣の上半分が剥き出しにされた。
 「あふぁーーーーーーー。・・・・・ふぁあーーーーーーーー。・・・・・はあーーーーーーー」
 野川唯美は堪らない恥ずかしさから深い微かな息遣いを漏らす。
 三輪三千夫と三橋貴明は満足そうにその表情を見る。
 抑えに抑えて内面の起伏を隠そうとしても耐えられず漏らしてしまう息遣いである。
 野川唯美は美しさに硬さを感じさせる美人顔である。そして高いプライドを仕草に感じさせる。
 本来なら女性の権利を限りなく主張すると思う。
 そんな女を羞恥の極致に堕として女の性を?き出しにした姿。それを玩具にしてしまう。この上ない悦びである。
 野川唯美はこれに堪えるしかない。そしてできるだけこの二人から金を出して貰うしかないと自分に言い聞かせる。
 遂に金属の嘴の様な医療器具で女の奥まで広げられてしまう。
 「ああ。・・・・・ふぁあ。・・・・・ああ」
 男の手で此処までされてしまった。合意でのプレイでなければとんでもない強制猥褻である。
 これを受け入れてバンスを早く返すしかないのである。自分をこんな境遇に追い込んだ奴が許せない。
 あの木村という奴も許せないと思う。
 五割しか返済に回せない。一千万稼がないとこの事態から抜けられないのである。
 あの木村が手数料を取ったに違いない。人の不幸に付け込んで上前を撥ねる。酷い男である。
 野川唯美はまだ総て罠とは気づいてなかった。
 女の奥の汚れ、小陰唇の裏の汚れ、そして理不尽に責められて耐えられず躰から滲み出された滑った液体。猥褻いや強姦以上の辱めである。
 「あーーあはん」
 野川唯美は遂に涙を零してしまった。
 三輪三千夫と三橋貴明はその羞恥に染まって涙を零す野川唯美の内腿を擦る。
 「来週は他の客が付くがその次また同じようにして来てくれるな」
 三橋貴明は静かに言う。
 「私をまだこんな辱めに」
 野川唯美は堪らず言ってしまった。
 「前鞭無制限を受けるか。あんたには堪えられないだろ」
 三橋貴明は空かさずそう返す。
 「ああ。・・・・・はい。・・・・・すみません」
 野川唯美は慌てて詫びる。
 さらに自分の失神する場面も見せられた。膣液がだらだら流れ出てとことん逝かされてしまったことは否定できない。
 「最後だけ痛みを味わってもらう」
 三橋貴明が宣告する。
 「既にもう逃げ道はない」
 三輪三千夫が乳首のクリップを指さして言う。
 二人掛かって拷問椅子の戒めを解く。そして床に座らせた。
 「その乳首を鋏んでいるクリップは今の痛みが総てではないのだ」
 三橋貴明が真相を語り始める。
 「え、え」
 野川唯美はこの痛みも気になっていたが辱めによる葛藤が強かった。
 「今は鋏まれている痛みだ。だがその圧縮された肉が戻る痛みは壮絶だ。そして暫く治まらない」
 「それを揉まないといつまでも痛い。揉むと激痛が暫く続く。如月鬼堂は出口のない痛みと書いていた」
 後半を三輪三千夫が付け加える。
 「・・・・・」
 野川唯美に戦慄が奔った。
 「さあ。自分で取ろう。両方取ったら揉んでやる」
 三橋貴明が追い詰める。
 「あ、ああ」
 野川唯美は震える手で左側のクリップに手を掛けるが考え直した。そして両方掴む。
 「ぐふぁあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ぐうわああああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 クリップは膝に落ちた。野川唯美は両手で両方の乳房を押さえて床に倒れる。
 「がふぁあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 床を叩いてもんどり打つ。
 「ぐふぁあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 さらに右に左に転げて暴れる。
 床を叩いて藻掻く。
 三橋貴明と三輪三千夫は暫くその苦しみようを鑑賞して愉しむ。これが至福である。
 そして二人で床に押し付けて三輪三千夫が野川唯美の腰に乗って両手で乳房を揉みしだく。
 「がふぁあーーーーーーーーーーーーーーーーー。がああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 野川唯美は涙を溢れさせ強烈な悲鳴を上げ続けた。
 強烈な痛みは十分くらいで治まる。
 「十五分やる。シャワーを使って」
 三輪三千夫が許可した。
 「心配ならこれ持って行け」
 三橋貴明はUSBとメモリカードを抜いてプラスチックケースに入れて渡す。
 「はい」
 野川唯美は確りそれを受け取る。
 万一にも残ってはならない。
 そのままバスルームに消えた。
 「相当に辛そうだな」
 「生涯忘れないかもな」
 二人は飲みながら待つ。
 野川唯美はきっちり十五分でバスルームから出て来る。
 確りバスタオルを巻いていた。
 二人でそれを脱がして壁に立たせる。
 「脚上げて」
 三輪三千夫が染みの付いたショーツを下から構えた。
 「え、ええ」
 野川唯美はやや身構える。
 三輪三千夫はそれを無理やり履かせてしまう。
 「あーーーーーーーー。いやあーーーーーーーーーーー」
 野川唯美は嫌がり藻掻く。
 三輪三千夫は丸まったストッキングを膝から太腿に上げて行く。
 「あ、ああーーーーーーーー」
 野川唯美は堪らなく崩れた表情になる。
 三輪三千夫はストッキングを腰まで上げてショーツを包んでしまう。
 三橋貴明がブラを広げて構えている。
 「あーー。あは。あはあん」
 野川唯美は涙を零してしまう。
 三橋貴明はそれでもブラのカップを乳房に被せる。後ろから三輪三千夫がフォックを止めた。
 三橋貴明がブラウスを肩に被せて腕を通すように促す。
 「・・・・・はい」
 野川唯美は泣き濡れながら返事をして腕を通した。
 三輪三千夫がブラウスのボタンを留めて行く。
 最後に三橋貴明はスカートを脚元に翳す。
 野川唯美は手で目を覆いながら脚を通した。
 スカートを履かせると泣き濡れた野川唯美をソファーに座らせる。
 三輪三千夫がグラスにビールを注ぐ。
 飲みながら暫く野川唯美が落ち着くのを待つ。
 「しかし三輪さんの言う通り意外な効果があるものですな」
 「ああ。前にもあれで泣き出した女が居ました。普通はあっけらかんとしていますが」
 「だって」
 野川唯美は何か言い返しかけて止めた。
 「なに」
 三橋貴明は突っ込む。
 「いいえ。すみません」
 野川唯美は立場を考えて謝る。
 「ねえ。二十九日なのだが。朝にシャワーを浴びないで下着も前日のまま来てくれないかな。二人で今日と同じ金額だ」
 三輪三千夫がやんわり要求する。
 「えーーーーーーーーー」
 野川唯美は疲弊した表情になってしまう。
 「予約を止めるか」
 三橋貴明が追い詰める。
 「もし。それ以外と言いましたら」
 野川唯美は様子を伺う言い方である。
 「それなら鞭で滅多打ちだよ。綺麗な躰が蚯蚓腫れだらけになってそれが紅く染まる。そして割れて鮮血する。メニュー通りで金額もそのままだ」
 三輪三千夫は淡々と答えた。
 「あーーあ。・・・・・はい。・・・・・はい」
 野川唯美は深く噛み締めるように返事をする。
 「良いのだね」
 三橋貴明はさらに迫る。
 「はい」
 野川唯美はさらに言葉を飲み込むような返事である。
 出前の寿司が届いたので食事をしながら雑談になる。
 「何で八万のコースでもできる内容なのに百万で持って帰らない動画の撮影までされたいのですか」
 野川唯美は疑問に思った部分を確認せずにはいられなかった。
 「我々としては金額的に見合っている。あんたの様な本来プライド高く女性の権利をとことん主張する女。その総てを剥き出しにしてそれを確認させる」
 「・・・・・」
 野川唯美はこれがこの二人の残酷さの核心と怒りを沸騰させるが自分をいましめて言葉を抑える。
 「充分にプレイとしての虐めを堪能させて貰ったよ」
 「ああ」
 三橋貴明の言葉は野川唯美の女の矜持を深く引き裂く。生涯忘れることのない意識の底まで抉る辛さ、悔しさを覚えさせられた。
 「しかし貴女自身でクラブに来たのだろ。斡旋者は居たかも知れないが」
 「はい」
 野川唯美は限りなく本意ではなくてもそうである。
 「他の風俗に行ったらここまでのことはなかったぞ」
 三輪三千夫は大方の事態を分かっていて敢えて言う。
 「私の年齢と金額からどうしても」
 思った通りの答えである。本来のオーナーの三輪三千夫は野川唯美の容姿とイメージを聞かなければバンスを許可しなかった。
 期待通りのことが愉しめる。
 三橋貴明と二人でバンスの全額を使っても良いと思った。
 SMで躰に残る傷は付けられない。賠償ものとなる。だが心に傷を残すことはルールと金の範囲で許されるのである。
 これほどの加虐心の満足はめったにない。
 「斡旋した奴の都合もあると思うが緊急で金が要ったのじゃ仕方ないな」
 三輪三千夫はやや核心を突いた。
 「はあい」
 野川唯美は噛み締めるように頷く。
 「だが貴女がホストに入れ込んだり騙されたりとは思えない。何か事件か事故かな」
 「言えません」
 「まあ。事件か事故だな」
 三橋貴明がやや決め付ける。
 「例えば飲酒運転事故でも賠償保険は降りる。貴女が犯罪事件を起こすとは思えない」
 「はい」
 野川唯美は迷惑そうである。
 そして怒りを爆発させたくなる。だが必死に抑えた。
 
 九月二十二日。
 如月鬼堂は朝の上越新幹線で本多椿を伴って越後湯沢に戻る。
 能登は昨日の大雨被害の続きである。
 台風は行き成り東に向きを変えて低気圧に変わって石川県を襲った。
 地震の被災地に更なる災害である。
 一昨日は千秋楽一日前の大相撲中継を削って大雨被害の危険を伝えていた。
 「やれやれ。何処までも災害だらけだな」
 「そうですね。至る所で河川が氾濫して土砂崩れですね」
 「家が流されている。行方不明者も出るだろう。仮説住宅ではなく災害に強い高層建築を建てて抜本的救済ができないかな」
 如月鬼堂は被災しやすい一戸建て住宅を止めて高層建築に町、村ごと収容すれば良いと考えている。
 「温暖化対策を頑丈なコンクリート化で解決ですか」
 「温暖化をいくら対策しても追いつく訳はない。リベラル派の意見ばかり聞かないで台風その物を撃退するとか。街を高層化して強くしてほしいものだ」
 如月鬼堂は現代社会の方向性に不満である。
 「そんな発言をすると非難が飛んできますよ」
 本多椿は笑いながら聞いていた。
 「どうして円高になってくれないかと思う。思いっきり円高になれば日本の賃金はアメリカ、ヨーロッパに追いつく」
 「いくらに」
 「一ドル50円とか」
 「そんな!輸出は全滅ですよ」
 「日本のメーカーが海外で生産して海外に輸出するだけだ。GDPではなくGNIで比べれば良い」
 「外国人は来なくなりますよ」
 「ホテルが安い値段に戻ってくれる。オーバーツーリズムも解消だよ」
 「そうですが」
 本多椿は身勝手なおじさんという表情である。
 「輸入が大きく安くなれば国産品もある程度下がるかもしれない」
 「中国が交換条件カードの一枚の様に日本産の魚介の輸入規制を解除してくれても高くて売れませんよ」
 「中国に限らず他に求めた海外販路も難しい。だから日本でダンピングだ。刺身類が今以上に安くなる。七、八年前に戻る」
 「それを言っちゃ駄目でしょう。本当に危険ですよ」
 本多椿は強く諫める姿勢になってしまった。
 この時間の新幹線でビールを飲んでいるのはグリーン車と雖もこの二人だけである。
 
 大宮。クラブ麗のプレイルーム。
 野川唯美に付いた客は赤座元太である。
 最初から嫌な印象が強かった。それでも拒否はできない。
 六時間で二十五万のプレイとなった。
 赤座元太の今日中に和歌山に行く都合からである。
 野川唯美はプレイルームに入るなり赤座元太に押さえられて全裸に剥かれてしまった。
 そのまま十字架に磔にされてしまう。
 両手を広げて手首、肘、二の腕を縛られる。さらに膝で縛り合わされた。
 鞭ビンタ無制限のコースである。
 野川唯美は強引に裸にされただけでくらくらしている。そしてやり方が乱暴である。
 赤座元太は脱がされるのを拒絶しそうなので強引に進めた。
 左手で髪を掴む。
 「いやあーーーーーーー」
 野川唯美は急激に掴まれて声をあげてしまう。
 「鞭ビンタ無制限だろ」
 赤座元太は右手で左の頬を叩く。
 「うぐうーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 野川唯美は思わず三輪三千夫の叩き方より痛いと感じた。
 赤座元太は構わず叩き続ける。
 「ぐわあーーーーーーーーー。ぐふぁあーーーーーーーーーー。ぐわあーーーーーーーーーーー。ぐうーーーーーーーーーーーー。ぐううーーーーーーー」
 野川唯美は舌を噛みそうになるが赤座元太の手は止まらない。
 「ぐわあーーーーーーーーーー。がふぁああーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーあふぁあんーーーーーーーーーー」
 涙を溢れさせても赤座元太は叩き続ける。
 野川唯美は涙が止まらない。
 三十回は叩かれたと思う。顔は紅く腫れているに違いない。
 赤座元太は鞭を取り出した。
 野川唯美に戦慄が奔る。今度は躰を蚯蚓腫れだらけに叩かれてしまう。あの二人のような手加減はない。
 「あんた。和歌山に来るはずだったのじゃないか。乳首斬らしてま〇こ焼かせたら一発で終わって金も残ったのに」
 赤座元太は一息入れて口を利き出した。
 「何のお話ですか」
 「惚けても知っているよ。木村草太が此処に斡旋したのだろ」
 赤座元太は構わず確信に突っ込む。
 「貴方。そのホテルの関係なの」
 野川唯美は驚愕しながら確認してしまう。
 「そこで催される会の会員の一人だよ」
 「ああ。そういうことが趣味なのね」
 「そうだよ。あんたのま〇こ焼きたかったな」
 赤座元太は舌なめずりをする表情である。
 「酷い」
 野川唯美は思わず言ってしまった。
 「まあ。此処ではできない。叩くだけだ」
 持っている鞭は一本鞭。先端が細長くやや硬い。
 赤座元太は十字架の斜め左に動いた。
 左手で柄を持ち一本鞭の途中を右手で持って短くして叩く。
 鞭が乳房の皮膚を斬るように叩き込まれた。
 「う、ううーーーー。ぐふぁあーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 野川唯美の縛られた両手が激しく暴れ十字架を揺すって藻掻く。
 赤座元太は次を構える。
 今度も鞭を短く持つ。
 左の乳首を狙って先端を横に薙いだ。
 「うーーーーーーーーーーーーー。うぐううーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ぐふぁあーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 強烈な痛みである。
 野川唯美は十字架を背中で背負うように背をやや丸めて腕を暴れさせ藻掻く。
 「あふぁああーーーーーーーーーーーーーん。ああーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 痛みの余韻が強い。なかなか治まらない。
 それでも赤座元太は三発目を構えた。
 「あ、ああーーーーーーーーーーーーーー」
 野川唯美は構えただけで悲鳴を上げてしまう。
 今度は鞭を短くせず右手で柄を持って薙ぐ。
 「ぐうーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。うーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 野川唯美は躰を振って藻掻いた。
 最初の二発と痛みは違う。
 赤座元太は四発目の立ち位置をやや左へずらした。
 強く振り被って乳房二つを横に並べて薙ぐ。
 「ぐうおーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ぐう、ううーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 野川唯美は背を丸めて強く震撼させて膝で縛られた脚を揺すって藻掻いた。
 「うぐうーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 強烈な痛みに顔を上げられない。
 赤座元太は同じように構える。
 「ま、まってーーーーーーーー」
 野川唯美は耐えられず叫ぶ。


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