【SadoのSM小説】
最期のSM小説家
第三十九幕


謎の海外進出企業


この物語はフィックションであり実在の人物機関とはなんらかかわりがありません。
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 二〇二十三年春分上元。太陰太陽暦二月十九日。
 (この二十四節気は平気法によるものです)
 二〇二十三年三月十一日。
 
 三月十一日。
 インターネットアダルト放送のスタジオである。
 「行方不明を報じられていましたJR蘇我運輸区の車掌岸本璃紗さんと浦和警察署の南郷美涼巡査長及び瑞浪花那さんの動画の続きが流されました」
 高嶋波琉が純白のブラを外しながらニュースを読む。
 毎週恒例の如月鬼堂の番組である。
 「動画の内容では何とも痛わしい事ですがこの三名は殺されていました。これまでにこの関連の事件で遺体の出ていないケースは今回を含めて五件です」
 岡田有美も今夜は純白の下着姿である。そのブラを厳かに外して乳首を見せる作法はこのようにという動作で脱ぎながら読む。
 二人を比べてその美しさはどちらも遜色がない。
 「鬼堂先生。この犯人は例の連続拉致強姦事件の容疑者が関わっているのでしょうか」
 本多椿も純白のブラをゆっくり乳房から剥がしながら如月鬼堂に振る。
 「恐らくそうと考えられます。これまでの完全に遺体が見つからない犯行は易々とできません。殆ど遺体は出てきます。このグループしか考えられません」
 如月鬼堂は強気で断定してしまう。
 「今回の三件の事件は忍者姿黒装束にサングラスでも奥の二人までは同じ人物と思えます。後の二回だけの手前の二人は違う人物のように思われます」
 高嶋波琉がショーツを脱ぎながら前を手で隠して読む。
 「被害者の声以外字幕に編集されています。それでも奥の一人指示を出しているように見えるのは年配の女性と思われます」
 岡田有美もショーツを脱いで前を隠して読んだ。
 「鬼堂先生この変化はどう思われますか」
 本多椿は透明なガラスのテーブルに座っているがショーツは取らない。
 「奥の二人がこの件の依頼人で手前の二人は連続拉致強姦事件の犯人が介在して依頼を受けて拉致を敢行した闇組織の実行犯と思われます」
 如月鬼堂は同じ憶測を繰り返した。
 「この二人は何も犯行声明を出していません。連続拉致強姦事件の犯人が独自に行った過去の犯行以外はそれなりに犯行理由が分かるか犯行声明が有りました」
 本多椿が途中まで解説して如月鬼堂に振る。
 「そこが不気味です。殺す理由もただの残酷行為にしか見えません。猛獣が獲物を襲うような極めて邪悪な犯行に見えます」
 如月鬼堂の語気にやや感情が籠って聞こえた。
 「この二人は夫婦かパートナーでしょうか」
 「恐らく。大方年配の女性らしき人物が指示を出しています。岸本璃紗さんの時は二人だけですがその後はサポートも依頼したのでしょう」
 「二人目が女性警察官でサポートの必要は分かりますが。この時南郷巡査長の片方の男性を見る目が何かを訴えているように思われました」
 「その件は弁護士の館山先生が調べました」
 如月鬼堂はそう言い出して以下のように説明を続ける。
 この女性警察官に恨みを持つ犯罪者などを調べました。それで冤罪で捕まえた男性一人に行き着きます。
 当初ストーカーの訴えを受けてその後の行動を見て南郷美涼巡査長がこの人物を逮捕していました。
 だが後日この訴えた女性の方が詐欺師であると判明するのです。
 その男性をさらに調べましたが死亡届が出されれていたとの事です。大方その人物にどこかが似ていたのではないかと如月鬼堂は解説した。
 
 T国海沿いの別荘である。
 外村芽生は仔豚に舐め回されたあと泣きわめき続けて十二時間くらい眠らされていた。
 四人は遅めの朝昼兼用食を摂って外村芽生を電子鞭で起こす。
 「う、ううおーーーーーーーーーーーーーーーー」
 外村芽生は起きた感触で充分に眠っていたことが分かる。そして昨日の恐ろしい事態が蘇った。
 「あ、ああーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 目を開けて忍者姿黒装束の四人が視線に入って悲鳴を漏らす。
 外村芽生の躰は水槽の底に大の字にされ鉄パイプをコの字に組んだ物で固定されたままである。
 「仔豚に舐めて貰って気持ち良かったでしょう」
 亜希江が詰る。
 「やめろーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 外村芽生は堪らず叫ぶ。
 亜希江はパンプスの先で顔を蹴る。
 「うぐうーーーーーーー」
 外村芽生は強烈に顔を歪めて声を漏らす。
 「この女の躰をおしっこで洗ってあげましょう」
 そう言って亜希江は山井和徳にクスコを渡す。
 山井和徳は外村芽生の股間側に回って膣にクスコを挿入してしまう。
 「あーーーーーーーーーーーーーやめろーーーーーーーーーーー」
 そにまま螺子を回して奥まで抉じ開ける。
 「あーーーーーーー。あはーーーーーーーーーーーー」
 外村芽生は恥ずかしい部分を抉じ開けられて高ぶった息遣いを漏らす。
 亜希江は筒に長いカテーテルが付けられた物を三本取り出す。
 筒はペニスを入れるように作られていて真っ黒で透けてない。
 カテーテルの先端には引っかける金具が装着されてクリップが付いていた。
 さらに亜希江は外村芽生の口を指で剥いてラジオペンを歯の間に刺し込んで口を抉じ開ける。
 「ぐごおーーーーーーーーーーーーーー。うおーーーーーーーーーーーー」
 外村芽生は声を上げて抵抗するがその間に山井和徳が口の開口器を押し込んでしまう。
 筒にカテーテルが付けられた小道具は三本。
 山井和徳はそれを外村芽生の口の開口器に接続する。
 何をされるか判って外村芽生は藻掻く。
 後の二人の忍者姿黒装束はクスコに接続した。
 さらに亜希江は外村芽生の顔の部分を左右からL字の鉄板で鋏む。それを床にボルトで固定した。
 これで口は横にできない。
 「やって」
 亜希江が合図する。
 一斉に小水が流された。
 口は直ぐに溢れる。
 膣はそのまま奥の子宮口に当たって外に流れ出てしまう。
 亜希江が膣の二本を途中で外して外村芽生の躰に掛ける。
 「ぶはあーーーーーーーーーー。ぶああーーーーーーーーーーーー。ぶはあーーーーーーーーーーーー」
 外村芽生は口に流れ込む小水を強く吐き出す。
 喉から強く吐き出すが全部は出ない。不快な小水が口の中に充満して一部喉に浸透する。
 既に外村芽生の躰は三人の男らの小水に塗れていた。
 三人が流し終わって亜希江はクスコと開口器だけ外す。
 さらに亜希江は鞭を三本取り出した。全部先の細い一本鞭である。
 外村芽生はその鞭を見て驚愕する。今の不快極まりない躰を鞭で叩かれる。恐ろしい事態に為す術もない。
 「やって」
 また亜希江が要求した。
 山井和徳は二人に先を譲る。
 一人目に中肉中背ややがっしりタイプの男が外村芽生の広げられている右の太腿の外側に立って構えた。
 「あ、ああーーーーーーーーーーーーーーーー」
 それを見た外村芽生からヒステリックな悲鳴が上がる。
 その男は乳房を目掛けて振り下ろす。
 二つの乳房を左上から斜めに叩いた。
 「ぐ、ぐ、が、があ、あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 外村芽生は強烈に顔の表情をへしゃげて悲鳴を絞りだす。
 男は続いてもう一発お見舞いする。
 今度も斜めに乳房を二つとも叩いていた。
 「ぐぐうーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 外村芽生は顔を振り躰を震撼させて痛みに藻掻く。
 そして一発目の痕に蚯蚓腫れが浮きてくる。
 さらに三発目を叩く。
 右の乳房を叩いた。
 「ぐうーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 外村芽生は躰を硬直させ顔を破裂させて藻掻く。
 一発目の痕は紅い筋が浮く。二発目の痕も蚯蚓腫れが浮いてくる。
 「う、うう、ううーーーーーーーーーーー。い、いたいいーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 既に外村芽生から大粒の涙が浮き上がっていた。
 二人目が山井和徳に譲る。
 山井和徳は外村芽生の左肩の上に立つ。
 そのまま女の部分を狙って構えた。
 鞭の先端付近が既に剃毛されたドテから股間の閉じ合わせた粘膜を叩く。
 「う、ううぐううーーーーーーーーーーーーーーーー。ぐうごおおーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 外村芽生は頭を擡げて躰を迫り上げ瞬間固まる。そして強く揺すって藻掻く。涙は溢れていた。
 「あはあーーーーーーーーーーーーー。あがああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 さらに痛みに躰を突っ張ったまま揺する。
 乳房には深紅の筋が三本浮いていた。
 「う、ううーーーーーーーーー。やめろーーーーーーーーーーーーーーー」
 外村芽生は涙を溢しながら叫ぶ。
 それでも山井和徳は股間にもう一発叩き込む。
 鞭は女の部分の閉じ合わせたびらびらを叩き割るように命中する。
 「ぐうごおーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。うごおーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 外村芽生は腰を迫り上げて固まる。悲鳴を轟かせて躰を震撼させながら床に沈む。そして失禁してしまった。
 「あーーーーーーーーーーん。あはあーーーーーーーーーーーーーん。ああーーーーーーーーーーーーーーーーん」
 さらに号泣の涙を溢れさせる。
 山井和徳がもう一人の中背で標準体型の男を促す。
 その男は外村芽生の左の脚元に立つ。
 外村芽生の艶めいた太腿を縦に叩く。
 「ぐーーうーーうーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 外村芽生は固定された太腿を捩って藻掻く。
 その間に中肉中背ややがっしりタイプの男が外村芽生の股間付近に流れ出た失禁尿をバキュームで吸い取る。
 「あはあーーーーーーーーー。はあ。はあ。はあ。はあ」
 外村芽生は痛みに荒い息遣いを続けた。
 まだ亜希江の感覚では軽微である。それでも失禁が撮れてやや満足していた。
 ここで一時休憩して飲み始める。
 
 残る五人を乗せてT国で拉致した二人が便乗する組織の潜水艦は東京湾の海底を航行していた。
 そのリゾート施設は百二十七号線の海に面した崖に建てられている。
 潜水艦は近くの海底から洞窟に侵入した。
 侵入すると入口の水門が閉まる。
 洞窟内部を排水して水位を下げて桟橋に接岸した。
 キャリーバックに入れた女性五人と覚せい剤を降ろす。末端価格で五億円くらいに成る。
 麻薬検知犬に探知される事も税関で捕まる事もない。
 この組織はアジア中に運ぶだけである。
 女性はこの五人の内三人は暫くこの保養施設に残す。
 二つのキャリーバックのみ迎えに来たパッカー車に積み込む。組織の二人は此処でしばらく滞在する。
 麻薬は隅田会系大船一家に雇われたごみ処分業者が取りに来た。
 パッカー車に積んだキャリーバックは廃棄物収集運搬処分業の社長が経営する処分場に着く。
 此処から病院出しの霊柩車に乗せ換えて葬儀会社の社長が経営する連続拉致強姦事件の犯人六人のアジトの麓の施設に着いた。
 此処で再びキャリーバックに詰め替えて山の上に隠していたキャンピングカーで山の中腹のアジトに運ぶ。
 そしてアジトの地下に運び込まれた。
 
 T国。海沿いの別荘である。
 外村芽生は小水を掛けられた躰に鞭を当てられ蚯蚓腫れが深紅に成って無残極まりない姿で床に寝かされていた。
 亜希江はまだ鞭が足りないと思っている。
 金柑がこちらで手に入らないのでレモンを搾っていた。
 「さあもっとずたずたに叩いて」
 亜希江は休憩の終わった三人に要求する。
 中肉中背がっしりタイプの男が構えた。
 「もうやめてーーーーーーーーーーーーーーーー。むりーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 外村芽生は泣き叫ぶ。
 男はそれを無視して乳房を叩く。
 鞭は前に叩いた深紅の筋をクロスして叩いていた。
 「うおーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ぐがああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 外村芽生から強烈な悲鳴が壊れた声で轟く。
 そして一気に涙が溢れた。
 「あはあーーーーーーーーーーーーーん。ああーーーーーーーーーーーーん。やめてーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 外村芽生は既に号泣状態である。
 「いいよ。そうやって蚯蚓腫れが割れるまで叩いて」
 亜希江は残酷極まりない指示を出す。
 「やめてーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 外村芽生はさらに喚く。
 躰が小水で濡らされた状態での鞭はかなり精神的に追い込んでいた。
 男はさらに左の乳房の鞭の深紅の痕をクロスするように叩く。
 「ぐごーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ぐうがあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 外村芽生の大口を破裂した表情から号泣の涙が溢れた。
 そして目を朦朧とさせて痛みに藻掻き続ける。
 「あはあ。はあ。はあ。はあ。はあ。あは。あは。あ。・・・・・」
 外村芽生は荒い息遣いをしながら白目を剥いてしまう。
 「行くよ」
 亜希江は搾ったレモンの汁を霧吹きに入れていた。
 それを失神した外村芽生の蚯蚓腫れが深紅に成り一部割れた乳房に吹き掛けてしまう。
 「あーーーーーーーーーーーーー。ぐあああ、ああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ぐがああーーーーーーーーーーーーーー」
 直ぐに意識を戻した外村芽生は猛然と暴れ泣き叫ぶ。
 亜希江はそれでも太腿に掛け股間にも掛けてしまった。
 「ぐうおおーーーーーーーーーーーー。ぐおーーーーーーーーーーーーーー。ぐごおおーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 外村芽生は狂ったように暴れる。
 「いたいーーーーーーーーーーーーー。いたいよーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。い、いいたいーーーーーーーーーーーーー」
 外村芽生はもう一度僅かに失禁して泣き喚き藻掻き続けた。
 「はああーーーーーーーーーーーん。あはあーーーーーーーーーーん。ああ。ああ。ああ。はあ。はあ。はあ。あは。あ」
 そして痛みが薄れた頃に再び意識朦朧として眠ってしまう。
 
 三月十二日。
 日本では外村芽生の親族が騒いだのを皮切りに六人の行方不明が報道を騒がせていた。
 六人のスマホは全く連絡が付かない。
 就職したはずの海外の日本企業にも全く連絡が付かない。求人サイトにあった日本の連絡先も同じである。
 
 網代駅。
 如月鬼堂は十時三十六分着の特急で帰り着く。
 この駅まで瀬里奈が迎えに来ていた。
 「館山先生とテレビ会議が繋がっているよ。T国で日本企業に就職した女性六人が連絡不通なのだって」
 「ホテルを出た時のニュースでは言って無かったな」
 如月鬼堂は東京のホテルを八時に出て東京から九時丁度発の踊り子号に乗って来た。
 「報道番組は一昨日からの岸本璃紗さんと浦和警察署の南郷巡査長なんかのニュースとT国で行方不明の件で大加熱よ」
 電車の一駅分を車では乗り応えが有る。
 この時間に如月鬼堂は瀬里奈から概略を聞いてタブレット端末で内容を確認する。
 居間に入ると珠洲がミニチュアダックスのペーを抱いて館山弁護士とテレビ会議で雑談していた。
 「鬼堂先生。さらに複雑に成ってきましたよ」
 館山弁護士は事件がさらに拡大して悪化したと見ていた。
 「T国も奴らかな」
 「何とも言えませんが。狙われた女性の年齢層から奴らか模倣犯の可能性が高いです」
 「うーん」
 「一気に六人就業に見せかけて海外に誘い出して拉致です。堂々と求人サイトに出してAIが面接と手が込んでいます」
 「途上国での就業か。国際貢献だとか若い世代が理想を持ってやりたがる仕事だ」
 「かなり求人サイトから応募がされていて六人が選ばれたようです」
 「容姿スタイルを確認して美形だけが合格だな」
 「そのようですね」
 「これで動画が出たら大事だな」
 「既に前の三名だけで大事です」
 「規制がいろいろ厳しくならなければ良いがな。現代社会は何かあれば直ぐ規制に繋がる」
 如月鬼堂はそっちが嫌である。
 「暫く連続強盗と特殊詐欺の方に社会が向いていてくれたのですが」
 館山弁護士も一息ついたがまた警戒が必要と言いたい。いつ自分らの世界に規制が掛かるかそっちが心配なのである。
 「そうだな。あっちの警戒も行われているがまた検問だらけだな」
 それ自体は如月鬼堂に関係ない。だが検問だらけで経済は悪化すると考えられる。
 
 連続拉致強姦事件の犯人六人のアジトである。
 六人で協議して防護服、頭巾、マスク、サングラスより忍者姿黒装束にサングラスであっちの組織に合わせる方法が選択された。
 用心して画面に出るのは四人だけと決める。二人ずつ交代する予定である。
 最初の生贄は滝本茉由という。二十三歳で就職した企業を辞めて派遣で働いていた女性である。
 国連職員に転向した元アナウンサーの若い頃に似ている。五人にそれぞれ女の何を喪失させるか既に予定が立てられていた。
 麻酔で眠ったままの滝本茉由を全裸に剥いてしまう。
 高手小手に縛って診察台に乗せる。
 前と同じ物を見せてはいけないので新しい診察台を分解して運び込んで古い物はさらに地下に降ろした。
 診察台には腰と太腿、脚首で固定する。態と少しだけ動けるようにして苦しむ醜態を動画に収めたい。
 印刷会社の社長と葬儀会社の社長の二人が撮影に掛かる。
 全裸をカメラに収めて女の部分からその奥まで詳細に撮影するまでは同じである。
 撮影の途中で診察台に電流を流す。
 「ふうーー。ふはあーーーーーーーーーーーーー」
 滝本茉由は意識を回復して真上の手術室のライトに目が行った。一瞬病院と思ったが次に忍者姿黒装束に目が行く。
 「あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 驚愕の悲鳴が上がった。
 そして全裸で縛られていると悟る。
 「あーーーーーーーーーーーーーやめてーーーーーーーーーーーーーーーー」
 次に撮影に気付いて叫ぶ。
 医者の男が女の部分を診察の要領で幾通りにも広げてカメラに公開する。角度を変えてその部分を詳細に広げた。
 これまでの動画より詳細にその部分が映像に焼き付く。
 さらにワセリンを塗って慣れた動作でクスコを突っ込む。
 滝本茉由は弄られて喚き続けていた。
 「おい。医者と判ってしまうぞ」
 川口の会長が小声で耳打ちして注意する。
 「皆同じようにやれば良い」
 うーん。医者の集団と見せるか。
 川口の会長は言葉に出さずそう思った。
 クスコの中も角度を変えてカテーテルタイプのカメラで光を当てて詳細に公開する。

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