【SadoのSM小説】
最期のSM小説家
第三十五幕
世を拗ねたSM嬢
この物語はフィックションであり実在の人物機関とはなんらかかわりがありません。
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そして犯人のうち主犯格のように動いていた女性が風俗嬢と確信していた。
だが館山弁護士の見解を受け入れてインターネットアダルト放送では資金的に難しく躰で稼いだ金でこんなことはしないと断定する予定である。
さらに連続拉致強姦事件の犯人六人がこの主犯格女性の目的に費用を負担して協力する可能性は高いと見ていた。
代償はこの女性の躰をSM的に提供と見ている。この部分だけが現実と違っていた。
七人の拉致した女性を解放して忍者姿黒装束の男二人は表社会から姿を消した。内の一人は広瀬満と名乗った男である。
荻野有香は風俗の日常に戻ることとなる。
飯田茉莉菜の事件も七人の女性拉致事件も荻野有香に警察の捜査が及ぶことはなかった。どっちも捜査は暗礁である。
七人の女性拉致事件は『女性七人スカウト拉致事件』と称された。
如月鬼堂の居間を中心としたテレビ会議は次のファイルを開いて共通検証に掛かった。
五人目の犠牲者は田波夢という。二十二歳である。
同じように女躰の隅々まで撮影されてから意識を回復した。
二メートル四方のフローリング板に大の字に磔までは同様である。
田波夢が意識を回復したとき女の部分はクスコで広げられ蛇が頭を突っ込んでいた。
「良く見て。貴女のお○○こに蛇が入っているのよ」
荻野有香は愉しそうな声で指摘した。
「あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。たすけ・・・・・」
悲鳴は途中で掠れて消えてしまった。
そのまま口から泡を噴いて悶絶状態である。
忍者姿黒装束の男が精神安定剤を注射する。
「さあ。もうちょっと蛇と仲良くしましょう」
荻野有香は優しく残酷な響きを込めて言う。
「やめてーーーーーーーーーーーーーーー。此処は何処ーーーーーーーーーあ、ああーーーーーーーーーーーーん」
田波夢はパニックである。
荻野有香は蛇の頭の少し手前と尻尾を掴む。
「さあ。蛇殿とキスしましょうね」
「いやあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
田波夢は狂ったように叫ぶ。恐怖に顔は引き攣って破裂していた。
荻野有香は淡々と顔に近付ける。
「あーーーーーーーーーーーーーーー。あはあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ぎゃああーーーーーーーーーーーーーー」
田波夢は涙を飛ばして泣き叫ぶ。
荻野有香は一瞬だけ田波夢の口の横に当てる。
「・・・・・」
田波夢は歯をガチガチ鳴らして震える。
そして失禁した。
「はあーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーー」
荻野有香は満足したように蛇を水槽に戻す。
「あはあーーーーーーーーー。あはあーーーーーーーー。ああ。ああ。いったいなにーーー」
田波夢は事態が解らない。
「まだ解らないの。私達の姿」
「・・・・・」
田波夢は目を見張る。そして三人の姿を追う。正面にはカメラ。部屋全体真っ黒な布に覆われている。
「えーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
田波夢は驚愕の悲鳴を上げる。
「解ったようね」
「・・・・・」
田波夢の躰も唇も震えている。
「殺しはしないよ。貴女の恥ずかしい動画を公開するだけよ」
「・・・・・」
田波夢はぶるぶる震えるだけである。
それでも荻野有香は円城寺彩に行った通りの浣腸、そしてローターからドリルバイブの責めを行った。
そして予め脱毛クリームで無毛にしてあったドテに刺青を行って終了する。
八月八日。
越後湯沢。如月鬼堂の居間では田波夢の動画で昨夜は一旦終了した。
十一時から六本目の検証を開始する予定である。
ニュース番組では消えてしまった制作会社の課長を名乗る広瀬満の追求が行われていた。
そしてテレビ会議のメンバーも徐々に繋がり始めている。
「また現場に現れた以外何処の防犯カメラにも引っ掛からない人物です。何処に消えるのでしょうね」
雨倉編集長である。
「太田正勝の場合とは違いますね」
大河内税理士は以前銀行襲撃に始まって散々騒がせた犯人を思い出す。
「まだ他に戸籍を持たない人達の部落が在るのでしょうか」
館山弁護士といま繋がった。
「そうでなければ海外から税関などを通らない入り方があるのでしょうか」
雨倉編集長はアクションドラマ風に考える。
「それには莫大な設備が要る。戸籍を持たない者の部落が現実的だな」
如月鬼堂は以前と同じことを考えている。
「それと防犯カメラの位置情報を詳細に持っているのではないでしょうか」
館山弁護士は近くまで防犯カメラに映らない方法で運ばれ其処から巧みに防犯カメラを避けてスカウト現場に現れると見る。
また迎えの車に乗り込むと見ていた。
「眠らせたあと何処かで車を乗せ換えるか」
「これまでのやり方からその線が。以前に鬼堂先生が仰っていた運送トラックや霊柩車を乗り継ぐ方法で」
テレビのコメンテーターの推測と此処のテレビ会議はかなり違っていた。
コメンテーターの推測で一番有力視されへいるのは犯行現場が都内に在るという説である。
時間になったので六人目の検証を始めた。
これも二メートル四方のフローリング板に磔にして躰の隅々を撮影するまでは田波夢と同じである。
ここでもクリップではなく脱毛クリームを使った。
蛇が換わっている。過酷に扱いすぎてお亡くなりになってしまった。
協力していた闇組織が急遽山から運んだのである。三匹用意されていた。
六人目の被害者は綾瀬圭香二十九歳。製薬会社研究員である。
荻野有香さらに残酷なタイミングを狙っていた。
忍者姿黒装束の男が綾瀬圭香のクスコで広げた膣に蛇を突っ込んで動かしている。
荻野有香は綾瀬圭香のクリトリスを剥く。もう一匹の蛇でクリトリスを舐めさせる。
口を当てると蛇は舌を延ばす。綾瀬圭香が気付くまで責め続けた。
「ああ」
綾瀬圭香の躰が少しずつ怪しく動き始める。
「ああ。・・・・・ああ。・・・・・ああ」
忍者姿黒装束の男と荻野有香は責める速度を上げた。
「あーーーはあん。ああ。あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。なにーーーーーーーーーーーやめてーーーーーーーーーーーーーー」
綾瀬圭香は意識を回復して事態を瞬時に悟って叫ぶ。
「なにいーーーーーーーーーーーーーー。やめてーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
綾瀬圭香は一気にパニックになる。
「いやだーーーーーーーー。いやだーーーーーーーーーー。いやあ。いやあ。いや。いや。ああ。ああ」
「諦めな。貴女は蛇で気持ち良くなったの」
「いやーーーーーーーーーーーーーーー。やめてーーーーーーーーーーー。やめてーーーーーーーーー」
綾瀬圭香は躰も口もぶるぶる震えている。
「さあ。蛇殿とキスしましょう」
荻野有香は持っていた蛇を綾瀬圭香の顔に近付ける。
「あーーーーーーーーーーーーだめーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーーー」
綾瀬圭香は躱せる限り顔を逸らせて恐怖の表情を破裂させて叫ぶ。
次の瞬間失禁してしまった。
「あはあーーーーーーーーーーーーーん。ああーーーーーーーーーーーーーーん。あはあーーーーーーー。ああーー。ああ。ああ。ああ」
綾瀬圭香は震え藻掻き続ける。
「この蛇。毒も何もないのよ。もう貴女のお○○この奥まで入ったのよ。諦めなさい」
「あーーーーーーーーーーーーー。いやあーーーーーーーーーーーーだめーーーーーーーーーーーーーー」
綾瀬圭香は半狂乱である。
既に蛇は水槽に戻っていた。股間の周りはびしょ濡れになっている。長い失禁であった。
綾瀬圭香の震えはまだ止まらない。
「此処はどこ。何で此処に居るのですか」
「まだ解らないの。女優に釣られて拉致されて無修正AVを撮られたのよ。状況を見てどういうことか解らない。これから動画をばら撒くのよ」
「あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
綾瀬圭香にもようやく驚愕の事態が解った。
「判った」
「なんでーーーーーーーー。わたしなのーーーーー。なんでよーーーーーーーーーー。なんでーーーーーーーーーーー」
「あれを見なさい」
撮影していた忍者姿黒装束の男がモニターに録画を再生する。
「あ、ああーーーーーーーーーーーー。いやあーーーーーーーーーーーー」
綾瀬圭香は自分の全裸が出ただけで悲鳴を上げる。
「まだまだこれからよ」
「なんでよーーーーーーーーーーーー。なんでわたしを」
綾瀬圭香はパニック状態で叫ぶ。
「条件に合えば誰でも。不幸な女製造委員会と言うの。貴女のようなエリートを無修正AV女優に堕とすのよ」
荻野有香は小気味良さそうに言う。
「やめてーーーーーーーーーーーー。やめてよーーーーーーーーーーーー」
綾瀬圭香は到底諦められない災いに喚き続ける。
「よく見なさい!貴女のお○○こ大公開よ」
「あーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
綾瀬圭香の大股開きにされた女の部分の粘膜が大きく広げられて緋色と薄橙の部分がアップになっている。
小陰唇の内側はややドドメ色になりつつある。
「粕も付いているわよ」
荻野有香は詰って愉しむ。
「やめろーーーーーーーーーーーー」
綾瀬圭香は堪えられず叫ぶ。
「まだまだ。良く見て」
「あーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
綾瀬圭香の膣口にクスコが挿入される。
「貴女の女の奥が全開よ」
クスコが大きく広げられペンライトで中を照らされて薄橙の波打った粘膜の奥に薄紅色の子宮口がくっきり見える。
「いやよーーーーーーーーーーーー。こんなとこまでどうしてーーーーーー」
綾瀬圭香は泣き声混じりに訴える。
続いてクスコに蛇の頭が挿入されさらに別の蛇が女の指で剥かれたクリトリスを舐めている。
クリトリスを剥く荻野有香の手は確り薄い医療用手袋が掛かっていた。
川口の会長が用心深く指導したのである。
「あーーーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
綾瀬圭香は涎を飛ばしやがて泡を噴いてしまう。
荻野有香と忍者姿黒装束の一人が半開きの綾瀬圭香の口に開口器を突っ込んでしまう。
「ふうーーーーーーーーーーーー」
荻野有香はもう一度水槽から蛇を取り出す。
それを口の開口器に近付ける。
「ふはぁはぁーーーーーー」
綾瀬圭香の顔は恐怖に凍り付く。
荻野有香は構わず蛇の頭を開口器で広げた口に突っ込む。
「・・・・・」
綾瀬圭香はさらに泡を噴いて白目を剥いてしまう。そして僅かな失禁尿が流れていた。
そのまま麻酔を掛けて刺青を行う。
蛇が女の部分に頭を突っ込んでいる構図。だが小陰唇の間際大陰唇の上までしか彫れない。
蛇の胴体はドテの横で大きく弧を描く。その尻尾は内腿の半ばまで彫られていた。
ミニスカートで座れば蛇の尻尾が見えてしまう。
如月鬼堂の居間に繋がったテレビ会議では最後の七人目の動画の検証に掛かった。
七人目の犠牲者は森田千晴という。
アナウンサー志望の女子大学生で二十一歳である。
この女が一番美人かつスタイルも理想体形と言える。
スマートな体形ながら乳房はそれなりの膨らみがあって容が綺麗である。
乳輪も程よく二十五ミリくらい。乳首も十ミリくらいで起った状態が美しい容である。
女の部分を閉じた小陰唇は大股開きにしても大陰唇の間に長細く僅かな姿を見せる。広げると中はやや薄紅色に広がり美しい。
尿道の亀裂は僅かながらくっきり確認できる。
膣口に襞はない。単調な口が小さく窄んでいる。
ドテの黒い塊は膨らみのある三角形に整えられていた。
荻野有香は脱毛クリームで全部抜いてしまう。
膣口にクスコを挿入して内部を広げる。
薄橙の膣壁の奥に紅と薄橙の斑になった部分。そこに僅かに子宮口が確認できた。
今度は麻酔で眠らせたまま浣腸して蛇も挿入してしまう。
口に開口器を入れて眠らせたまま蛇を突っ込む。
排便も眠らせたままの撮影となった。
荻野有香は森田千晴の子宮口にブジーを突っ込んで意識を回復させる。
「う、うう、おお。おおーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
森田千晴は強烈な悲鳴を上げて意識を回復した。
「あーーーーーーーーーーーーなに。えーーーーーー事故。病院」
森田千晴は事態が解らず慌てる。
「違うわ。拉致されたのよ」
目の前にカメラそして黒装束。
「あーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
森田千晴は瞬時に事態を悟った。少し前に故大下洋子参議院議員を脅迫してその妹を辱しめた動画を見ていた。
荻野有香は森田千晴を眠らせたまま撮った動画を見せる。
「私のこんな姿を公開して何をするのよ」
森田千晴は大下洋子の時の取引と勘違いしている。
「貴女の恥ずかしすぎる動画をばら蒔いて貴女のエリート人生を潰すのよ」
「何故!!」
「不幸な女製造委員会と言うの。貴女の素晴らしい躰をAVで沢山の男性に愉しんで頂こうと言うのよ」
「やめてーーーーーーーーーーーー。私はアナウンサーになるの」
森田千晴は自分の未来を必死に護りたくて叫ぶ。
「それをAVに転向させるスカウトだったのよ。貴女はそれに乗ってしまったのよ。諦めて」
荻野有香はこの女を潰したいという願望をこの時と言葉に叩きつける。
「そ、そ、そんな」
森田千晴は驚愕の表情で固まる。
「さあて。後は逝き顔を撮影して刺青ね」
「やめてーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
森田千晴は断末魔の叫びを上げた。
荻野有香はローター三つと電マで責める。だが森田千晴に殆んど抵抗力はない。簡単に逝き顔を晒して失禁と失神の白目を見せてしまう。
荻野有香は森田千晴に特別な刺青を考えていた。この女が一番壊したいのである。
最初は森田千晴の女の奥を撮影した画像を乳房に刺青する予定でいた。
だが撮影した森田千晴のその部分はインパクトが足りない。
それで円城寺彩のその部分の画像を左の乳房に刺青した。
右の乳房は綺麗なまま残す。
乳房の外径にクスコの口を合わせる。乳首が子宮口になる配置に彫った。
荻野有香のやることはこれまでのどの犯行よりも残忍である。
八月九日。
連続拉致強姦事件の犯人六人のアジトである。
歴代最大の猛暑日を更新して十四日目となった。逆に北日本、北海道は大雨が襲う。
演歌に出てくる岩木川を始め河川の氾濫で住民が避難を余儀なくされる現状である。
山の中腹のアジトから見る下の町は暑い空気に包まれていた。相変わらず節電などは考えず冷房をがんがん効かせている。
肉や海鮮を焼いて生ビールで暑さを凌ぐ。
「なかなかやってくれたな」
印刷会社の社長も動画を編集して満足している。
「金を支援した充分な効果だ」
葬儀会社の社長も荻野有香の責めに大満足である。
「最後の女。潰すには良すぎた。AVになってくれれば良いが」
産業廃棄物収集運搬処分業の社長である。
「無理だな。自殺か日陰のまま消えるか。あれでも開き直ってアナウンサーになるかもな」
川口の会長はやや達観している。
「それじゃ」
葬儀会社の社長は不満である。
「その時は何度も配給してやれば良い」
「リストが増えているのか」
「物凄い勢いで増えている」
「それにしても抜群に良い女だな。何としても国民的AV女優にして社会の癒しにすべきだ」
葬儀会社の社長は絶賛である。
八月十三日。
インターネットアダルト放送のスタジオ。アナウンサーが全裸でニュースを読む番組である。
「女優のスカウトを装って女性が七人拉致されました。これまでも続いていました社会的イメージを破壊する猥褻動画が強制作成されて公開されました」
岡田有美がミニワンピースを脱ぎながら読む。
「今回主犯格は女と被害者の証言が一致しています。スカウトに当たった広瀬満課長を名乗る人物が走査線に上がっていますがその正体は不明です」
高島波瑠もミニワンピースを脱いで下着姿を披露しながら読む。
「警察、マスコミは広瀬満課長を名乗る人物が都内のスカウト現場の渋谷に近い何処かに潜んで居ると見ています。鬼堂先生はどう思われますか」
本多椿はMC席でマントを脱いで下着姿となる。
「都内には居ないでしょう。裏に居る組織が派遣した人物と思われます。この男は二度と社会に出て来ないでしょう」
この部分は如月鬼堂と館山弁護士らの確信である。
「どう言うことでしょう」
本多椿は追求する。
「これまで連続拉致強姦事件の六人が絡んだと思われる事件で二つの大きな闇組織が奥で絡んでいると見られるからです」
「二つのどういった組織でしょう」
本多椿がブラを外したので岡田有美と高島波瑠も外す。
「一つはマネーロンダリングを大規模に行う組織です。もう一つは殺人などを代行する組織です。今回も多嶋芽琉の事件もこの組織だと思います」
大手マスコミには波及しない。あくまで如月鬼堂の番組。その範囲での見解となるだけである。
だが視聴者は年々増えていた。
「確かに同じ忍者のような黒装束が」
本多椿はそこを強調する。
「この女と推測される主犯格の犯行動機は何なのでしょうか。被害者の声以外は編集で消されて字幕になっていました」
岡田有美は躰を横にしてショーツを脱ぐ。
「字幕に犯行動機らしき側面も見えますが女の犯行としは本来の目的はどうなのでしょう。被害者の証言は一致して女性の声ということです」
高島波瑠は股間を片手で押さえてショーツを脱ぐ。
「動画の字幕にこんな言葉がありました」
正論で社会の総てが成り立つか!表社会で建前にしかならない綺麗事を正論として吐く奴らを叩き堕としている。
表社会で正論が言えなくなるようにしたい。
本多椿が読み上げる。
「この辺に犯人の女の動機があるのでしょうか」
そして如月鬼堂に投げかける。
「この通りでしょう。犯人の女は知識層に近い若い女性を潰そうとしています。そして現代の知識層の言論風潮に強い反感を持っています」
「どういう女なのでしょう」
「私は最初風俗嬢と思ったのですが、館山先生が風俗嬢では費用の捻出が難しいと仰います。現段階で人物の素性は分りかねます」
「自分を醜いと思っている女の犯行とも言われていますが」
「それは違うでしょう。この女は一切顔を傷付けていません。あくまで表社会から抹消を目的としています」
「現代の知識階級の論理に反旗しているのでしょうか」
「そうです。そして連続拉致強姦事件の犯人らとある程度共感する部分があるのでしょう。これまでの犯人らとも共通点はあると思います」
如月鬼堂はそれ以上憶測があってもしゃべりたくない。本多椿もそれを感じ取った。ここで打ち合わせ通り話題をスライドする。
「日本の物価と給料ですが物価上昇に収入が追いついていません。物価も上昇と言っても他の先進国に比べて押さえられています。でも収入はさらに増えません」
岡田有美が腰に真っ赤な褌を巻いて読む。
「格差が度々問題視されますが解決はしません。広がる一方です。これは他の先進国も同様です」
高島波瑠は白い褌を巻いた。
「鬼堂先生。どうしたら日本は世界から遅れるのを挽回できるのでしょう。円安、上がらない賃金と抜本的な課題に日本経済は確実に沈みつつあります」
日本社会の一番の根本的問題点である。
「格差のせいにする方が問題です」
如月鬼堂は次のように続けた。
格差の問題ではない。資本主義である以上格差は避けられない。格差があっても最下層のレベルが低くなければ良い。
国全体のGDPで比較するが国民一人当たりのGDPで比較すべきである。
国民一人当たりのGDPが高ければ格差はあっても末端まで生活はそれなりに豊かと言える。
日本は国のGDPが世界三位でも国民一人当たりは三十位近くまで下がり経済大国とは言えない。これが日本の現実である。
賃金が上がらなく価格転嫁が難しいのも格差や企業の内部留保ではない。
低い所得層から取る税金、年金、保険料、さらに税金に順ずる義務とされる徴収が高すぎるのである。
今や低所得層は買いたい物が買えないのではない。買わなければならないものを押さえざるを得ない。
低所得層に重いのは住民税、年金負担額、及び社会保険料、介護保険料、公共放送料である。
その原因は膨れ上がった役人社会にあると言える。
低所得層からこれらの負担をなくせばその百パーセント近くが消費性向に流れる。その購買力は膨大になって行く。
物価は大きく上がらなくても薄利多売で賃金に回せる。
それには思い切ってアメリカの州一個分の国から自治体を廃止してしまうことである。
区役所、市役所を国の直轄にする。そして原発を全面再稼動して電気料金を下げるべき。さらに公共放送の徴収を小さい集合住宅だけ建物単位にする。
その上で税金の無駄遣いを減らす。自治体をなくせば選挙費用が国会議員だけになる。
さらに統計法を廃止して国勢調査、基幹統計調査、工業統計調査の他に各省庁であらゆる似たような調査が行われるこの総てを廃止する。
莫大な経費削減である。
如月鬼堂は知識階級の意見一辺倒な社会に不満を持つ分子に代わって述べ日本経済の回復について述べた心算であった。
中間層やマスコミに感化された層には断固否定する意見かもしれない。
女性七人スカウト拉致事件に関する警察の捜査はこの先なんの進展もなかった。
連続拉致強姦事件の犯人らが後ろ盾となる事件は総て迷宮か犯人死亡で終わるらしい。
最期のSM小説家 三十五幕 世を拗ねたSM嬢 完
最期のSM小説家 第三十六幕に続く
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