【SadoのSM小説】
最期のSM小説家
第三十五幕


世を拗ねたSM嬢


この物語はフィックションであり実在の人物機関とはなんらかかわりがありません。
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 黒子の位置などは合成する。
 これが公開されて数日後に大騒ぎとなるのである。
 
 荻野有香は三人目の犠牲者の撮影に掛かった。
 三人目の犠牲者は渡辺萌香という。二十五歳。大手電力会社社員である。
 眠らせたまま全裸、性器、膣の奥まで撮影する。
 荻野有香は持って来た蛇を網袋から水の入ってない水槽に移す。
 「蓋しないと出ちゃいますよ」
 忍者姿黒装束の男が注意する。
 忍者の衣装は躰の体型が解りにくい。さらにサングラスで荻野有香を含めて男女の区別がやっと解る程度である。
 渡辺萌香の躰は産婦人科診察台に乗せられていた。股間は百二十度くらいに広げられている。
 脚首、膝、腰、乳房が縄で固定されていた。腕は診察台の下で手首を縛り合わされている。
 渡辺萌香の膣には金属のクスコが挿入され大きく広げられていた。
 荻野有香はカテーテルタイプのカメラで渡辺萌香の膣の内部を撮影する。角度を変えて鮮明に撮影してゆく。
 荻野有香は次に水槽から蛇を取り出す。
 頭から七センチくらいのところを持っている。そのまま渡辺萌香の膣に刺さったクスコに挿入してしまう。
 渡辺萌香は眠ったままである。
 膣の中で奥まで押し込む。暫くピストンさせた。
 抜き取ると乳房の谷間に置く。
 続いて首に載せて蛇の頭を口に付ける。
 荻野有香はそこまで撮影して水槽に戻す。
 次はいよいよ意識を戻させる。
 荻野有香は大きな書類を挟むクリップを六個取り出す。それでドテの陰毛を束で鋏む。
 クリップの鋏む部分の内側には強い粘着テープが付けられていた。
 荻野有香は鞭を構える。先端が細くなった硬い一本鞭である。
 「それじゃ無理だよ。クリップが揺れるだけだ。糸で引っ張れ」
 また忍者姿黒装束の男が注意する。
 荻野有香はそれに従って鞭を置いてクリップを凧糸で繋ぐ。
 忍者姿黒装束の男一人が手伝って凧糸の両側を持って一気に引っ張る。
 陰毛の大方が一気に毟り取られた。
 「う、う、うおーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 渡辺萌香は瞬時に意識を回復して強烈な悲鳴を上げる。
 「ううーーーーーーーーーーううぐううーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。なにーーーーーーーーーーーーーーーー」
 渡辺萌香は強烈な痛みに呻きながら全裸で磔られた状態に慌てふためく。
 股間の陰毛は大方が抜けて部分的に頼りなく残っていた。
 「なにこれーーーーーーーーーーー。なんなのーーーーーーーーー」
 車に乗ってオーディションに向かう途中で意識がない。
 「騒いでも駄目。貴女は拉致されたの」
 荻野有香は冷たく言い放つ。
 「なんでよーーーーーーーーー。なんなのよーーーーーーーーーー」
 渡辺萌香は怒りの限り喚き散らす。
 「諦めなさい。前を見て貴女の恥ずかしすぎる動画を公開するのよ」
 荻野有香は正面のモニターを指差す。その手前にはカメラが構えている。
 「あーーーーーーーーーーー」
 渡辺萌香は今の姿を撮影されていると気付く。
 最初に名前、肩書きが字幕で表示された。
 全裸で産婦人科診察台に磔られた渡辺萌香の躰が全体から女の部品のアップになる。
 眠った顔、乳首、臍、太腿、女の部分、その開帳したアップ。そしてクスコが挿入される。
 「あ、ああーーーーーーーーーーーーーーーー。いやあーーーーーーーーーーーーーーーーーー。いやーーーーーーーーーーーーー」
 渡辺萌香は喚き続けた。
 自分も見たことのない膣の奥がアップでゆっくり流れる。
 「いやあーーーーーーーーーーーー。いやあーーーーーーーーーーーーーー。いやよーーーーーーーーーーーーーーーー」
 渡辺萌香はパニックである。
 さらに蛇が登場する。
 「いやーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 渡辺萌香はそれを見て強烈な悲鳴を上げる。
 蛇がクスコの中に入る。
 「あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 蛇をバイブレーターの様にピストンする。
 「あーーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーーーーーー」
 渡辺萌香は半狂乱にサイレンのように切迫した悲鳴を上げ続ける。
 その蛇が乳房の谷間に置かれる。さらに口の横に当てられた。
 「・・・・・」
 渡辺萌香は口から泡を噴いてもう声も出ない。
 「ああーーはあーー。ああ。あはあ。ああ。ああ。ああ。ああ」
 渡辺萌香の躰がぶるぶる震えて荒い息遣いが続いた。
 荻野有香は渡辺萌香の震えが納まらないうちに毛抜きで残った陰毛を抜く。
 「うーーーーーーーーーー。うーーーーーーーーーー。やめろーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 強烈に痛い。
 「中途半端に残しても仕方ないでしょう。諦めてパイパンになりなさい。これが公開されたら貴女はAV女優になるしかないのよ」
 荻野有香はまた冷たく言い放つ。
 「あーーーーーーーーーー。あんた達は連続拉致事件」
 渡辺萌香はようやく事態を悟る。
 「それを見習った不幸な女製造委員会と言うの。貴女のようなエリート人生を引き摺り下ろしてAV女優にするのよ」
 荻野有香は詰るように宣告する。
 「なんでわたしなのよーーーーーーーーーーーー。わたしがあなたになにをしたのよーーーーーーーーーーーーーーーー」
 渡辺萌香は理不尽さに抗議する。
 「私が出した条件に貴女が合っていたからスカウトして拉致してくれたの。貴女は女優スカウトに釣られて乗ってしまったのでしょう」
 「酷い。ひどいよーーーーーーーーーーー」
 渡辺萌香はまた喚く。
 「うるさいなーーーーーーーーーー」
 荻野有香は渡辺萌香の膣にもう一度クスコを刺し込む。
 「いやあーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 螺子を回して奥を広げる。
 「やめろーーーーーーーーーーーーー」
 渡辺萌香は喚き続ける。
 荻野有香は水槽の蓋を上げて蛇を掴む。
 「あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 渡辺萌香の表情は恐怖に破裂している。
 荻野有香は渡辺萌香の股間の前でそれを掲げた。
 「いやだあーーーーーーーーーーーーーーーーーー。やめてーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 渡辺萌香は狂ったように泣き叫ぶ。
 荻野有香は容赦なく蛇の頭をクスコに差し込む。
 「あふぁーーーーーーーーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーーーーーーあふぁーーーーーーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーーー」
 渡辺萌香の甲高い悲鳴が地下室内を劈く。
 そして失禁して白目を剥いてしまった。
 壮絶な場面である。
 荻野有香は蛇を水槽に戻す。
 クスコは入れたままである。
 荻野有香は渡辺萌香の尿道にブジーを突っ込む。
 「う、ううーーーーーーーーーーーーーー」
 渡辺萌香は痛みに直ぐ意識を戻した。
 荻野有香は先がばらばらになった筆を取り出す。それをクスコの奥に突っ込む。クスコの中で筆を回す。
 「あーーーーーーーーーーいやあーーーーーーーーーー。いやああーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーー」
 渡辺萌香は刺激に堪えられない。
 膣の中で筆を回しながらブジーを軽く動かす。
 「あーーーーーーーーーーーーーーだめーーーーーーーーーーーーーーーーーだめーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 渡辺萌香の尿道からまた小水が流れ出る。
 「あーーーーーーーーーーーーーやめてーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーやめてーーーーーーーーーーーーーーーー」
 荻野有香はそれでも責めを止めない。
 目的は逝き顔である。
 既に渡辺萌香の股間は上下に藻掻くように揺れていた。
 「あはあーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。いやあーーーーーーーーーーーー」
 渡辺萌香の眉間の皺と豊麗線は強く刻まれている。
 「あ、ああーーーーーーーーーーーーん。あはああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん。いやあーーーーーーーーーーーー」
 渡辺萌香の股間は揺れながら顔を右に左に躱して藻掻き続けた。
 「あはーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 渡辺萌香の躰は強く仰け反って一瞬固まる。そして落ちた。
 黒装束の男が一人加勢して電マでクリトリスを責める。
 荻野有香はブジーを抜いてクスコも抜く。それから膣にローターを二つ押し込む。
 「あーーーーーーーーーーーーーはあーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーー」
 渡辺萌香の表情は究極に軋む。躰は強く弓なりに仰け反る。
 「あはああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あはああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん。あはあーーーーーーーーーーーー」
 逝ったあとにさらに逝かせる。表情はさらに軋む。嫌でも官能は深くなっている。渡辺萌香にもう抵抗力はない。
 荻野有香は逝き顔を晒し者にすればそれで良い。
 「貴女の逝き顔が確り動画に撮れたよ。もう完全にAV女優だね。最後は浣腸よ。そして無毛になったドテに刺青ね」
 恐ろしい宣告である。
 渡辺萌香も浜辺美浪と同じように冷水で浣腸されて苦しみぬいて透明なオムツの中で排便させられた。
 渡辺萌香も恥ずかしさ以上に腹の苦しみに藻掻き続ける。そしてぐったりして泣き続けていた。
 最後の刺青がさらに残酷な図柄になっている。
 今度は蛇の図柄を彫られその蛇の頭が女の部分の真上に来てクリトリスの包皮を咬むように口を開く。
 渡辺萌香が眠ったまま刺青が完成したところで動画は終了している。
 
 八月一日。
 連続拉致強姦事件の犯人六人のアジトである。
 今日も猛暑が猛威を振るって四十度近い暑さ。
 この連中は冷房をは二十二度設定にしている。だが二十八度設定でもフル運転で一切止まらない。
 荻野有香の撮影した動画を編集するのは印刷会社の社長である。
 荻野有香の声だけ消して字幕にする。
 字幕に被害者の名前などは既に入れられていたがさらに個人情報を追加して社会的に葬るのである。
 「こいつかなり残酷だな」
 医者の男が内容に感心する。
 「女はやっぱり残酷だよ」
 川口の会長も感嘆している。
 「これはなかなかの出来だが生贄は自殺しないか」
 「何とか生かしてその苦しみを観察したいな」
 「一人くらい開き直ってAV女優にならないかな」
 「ならないよ」
 「とんでもないのが刑事に転向してこっちに向かって来たりして」
 「その時は抹消だな」
 「あの女。足が付いて捕まる危険はないか」
 「細心の注意は払っているがな」
 「しかしあの女。蛇を掴むとはな」
 「驚きだな」
 「三人目で一気に残酷さがアップした」
 「しかしこの手の事件で自殺者は数人しか聞かないな」
 「そうだ。判っているのは外房線の車掌と四国坪尻の病院から飛び降りた通販会社の女だな」
 寿司桶の出前が届いてきりきりに冷やした生ビールが配られる。それで乾杯となった。この暑さでは飲まずにいられない。
 
 八月二日。
 荻野有香らの作成している拷問動画が公開される前に荻野有香が小面を被って撮影した動画が公開される。
 サンプル動画として販売予告の内容で撒かれた。
 小面の部分は女優飯田茉莉菜の顔が編集されている。女優飯田茉莉菜がAV転向と宣伝されていた。
 何故かこれまで海賊動画が撒かれたメールアドレス群に撒かれている。
 人気女優とあって報道は沸騰した。
 これまでの海賊動画と違って局部が露出してない。
 さらに昔に付き合いがあったという男がSNSで本人の躰に間違いないと証言した。
 黒子の位置や乳首の形が克明に評価されている。
 飯田茉莉菜もその男を良く覚えていた。それはクラブで荻野有香を指名して蛇の動画を撮影した男である。
 飯田茉莉菜もSNSやブログ、テレビ報道で強く否定する。
 さすがに検証の結果合成されたものと確認された。だがイメージダウンは計り知れない。
 そしてそのイメージダウンで映画、舞台の主演が取り消しとなってしまう。
 SNSに証言した男にもマスコミの手が伸びたが海外に逃れていた。
 飯田茉莉菜はこの男が偽動画をばら撒いた犯人と疑う。弁護士に依頼して追求したが行方は掴めない。
 男は飯田茉莉菜が突然デビューする寸前まで結婚を約束していた。飯田茉莉菜はそれを破談にして女優デビューする。
 男は執拗に引き止めたが飯田茉莉菜はそれを振り解いてデビューした。そして清純派一線級女優と伸し上がる。
 男は年月を掛けて準備してその復讐を決行したのである。
 
 荻野有香はこれが自分の動画と直ぐに解った。クラブの申し込み時のアドレスで連絡とる。年配の女性に通じた。
 もっと過激な内容を撮影しようと提案する。荻野有香は多額に金を貰って販売前の流出版として流してはという提案である。
 その数日後にそれはたった一日で実行された。
 飯田茉莉菜のダメージはさらに加速する。やがて徐々にであるが確実に芸能界から姿を消す結果となってゆく。
 成功した女優を引き摺り堕す。これも金を貰いながら荻野有香の社会への報復の一環である。
 
 八月三日。
 日本列島は大雨に見舞われた。幾つもの川が氾濫して水害が至る所で発生する。もう珍しい光景ではない。
 鉄橋が二箇所で決壊してそれぞれローカル線が復旧未定となった。
 如月鬼堂の越後湯沢も雨に閉ざされる。
 テレビ会議で飯田茉莉菜の動画が検証された。
 「これは明らかに合成ですよ」
 杉下一行は既に分析していた。
 「でも厳しい世の中になったな。これでイメージが変わって主演女優取り消しだな」
 如月鬼堂は女優に同情より潔癖すぎる現代社会を嘆く。
 「確かに清純派にこのイメージが付いては」
 福富麻次郎も仕方ないとの見解。心の底は清純派など要らない。自分の店の風俗嬢になって欲しいである。
 「この女は誰なのでしょう」
 大河内税理士はそこが気になる。
 「男が似た躰の女を捜し続けて顔を出さない条件と高額の提示で撮影したのじゃないか」
 如月鬼堂は躰の似た女を捜して強引に頼んだか騙したと見ている。
 「でも蛇を受け入れています。これは普通の女では」
 館山弁護士もこれをよく撮影したと言いたい。
 「蛇は偶然じゃないのか。別にダメージを与えるに蛇の必要はないだろ」
 「いいえ。飯田茉莉菜は蛇を握ります。爬虫類が好きです」
 福富麻次郎はよく知っていた。
 「蛇が大丈夫で躰が似た女。かなり難しいですよ。さらに顔が出ないと言えど全裸ですから」
 館山弁護士は難しさを指摘する。
 「自分で膣に蛇を入れるなど容易にできることではないな」
 如月鬼堂も強く疑問に思う。
 
 連続拉致強姦事件の犯人六人のアジトである。
 この場所では大雨の影響はほぼない。
 この六人は飯田茉莉菜の動画に危機感を強く抱いていた。
 「この躰はクラブのホームページに莉音で出ている荻野有香だ」
 川口の会長は驚いていた。
 「蛇、蜥蜴など生物プレイNGとなっている。撮影もNGだ」
 葬儀会社の社長である。
 「警察がクラブのホームページと照合して荻野有香がモデルと解ったら面倒だな」
 印刷会社の社長はその危険を瞬時に理解した。
 「この蛇も同じ蛇じゃないか」
 医者の男が気付く。
 「そっちは画像を調整できる」
 印刷会社の社長はこっちの動画が公開前だから問題ないと言う。
 「とにかく荻野有香に連絡を取ろう」
 連絡用に渡した通信端末でチャットを繋ぐ。
 会長:飯田茉莉菜の躰はあんただな。
 荻野有香:そうです。クラブに来た客が強引に始めたのです。
 会長:まずいぞ。この動画とクラブのHPから足が付く。
 荻野有香:どうしましょう。こんなものに使われると知らなかったのです。
 会長:蛇はNGと書いてあるが。
 荻野有香:そうです。強引だったのです。金額を高く提示されたのと徐々に握らされたのです。こっちに利用できると思って。
 会長:ホームページを下着姿に替えろ。画像はこっちで改造する。至急交換してもらえ。
 荻野有香:マネージャーも事態を悟って全員の乳首にニプルスを貼りました。さらに解像度も下げる対応もします。
 会長:そんなのじゃ駄目だ。
 荻野有香:はい。直ぐやってもらいます。それと追加の撮影もしますが。
 会長:海外に逃げたのじゃないか。
 荻野有香:そうです。問題の男性は海外に逃げました。二人組みで年配の女性が一緒でした。そっちと交渉しました。
 会長:金額のアップか。
 荻野有香:それと飯田茉莉菜も私のターゲットです。
 会長:何処で撮影する。
 荻野有香:高松のファッションホテルです。
 会長:後はこっちでやる。一回で撮影したようにやって貰え。先のサンプルは抜粋となるようにだ。
 荻野有香:はい。
 荻野有香は直ぐにクラブに画像の入れ替えを交渉した。かなり強く出る。大越マネージャーが強引にやらせたのである。
 追加の収入は報告しない。一回で撮影したものと言い張る。プレイ時間は六時間疑う余地はない。
 
 埼玉県警連続拉致強姦事件専従班はこの事件は対応範囲外とした。
 警視庁が当たることになったがSMクラブの捜査は二日後になったので荻野有香の躰と結びつかなかった。
 
 八月七日。
 遂に拉致された女性七人が開放されて動画が一斉公開された。
 七人の女性は全裸で縛られたままゴムボート二隻で流れ着く。夜中に漁船から流された。着いたのは大島の波浮港である。
 漁港内に流れ着いたゴムボートに島の住民が気付いたのは八時過ぎ。その時点では既に動画は公開されていた。
 
 越後湯沢。如月鬼堂の居間である。
 気温は上昇しつつあった。冷房を強くしている。太陽光発電で二フロアぶち抜きの窓の半分を使っていた。
 その為節電の必要はない。売電はしてなく蓄電池に貯めて自宅だけで使っている。
 これまでに蓄電が足りなくなったことはない。でも万一の場合を考えて東北電力に基本料金のみ払っている。
 杉下一行から荻野有香の配信した七人の動画が送信されて検証していた。
 館山弁護士、大河内税理士、福富麻次郎とテレビ会議を繋ぐ。
 その他に野村未来也弁護士、野崎卓郎弁護士、クラブの樽常マネージャー、雨蔵編集長ともテレビ会議が繋がっていた。
 四本目の動画に掛かったところである。
 四人目の犠牲者は円城寺彩という。西関東大学准教授である。
 スカウトではなく出演依頼で送迎されて拉致された。
 今度は最初から床に置かれた二メートル四方のフローリング板に大の字に磔にされている。
 スレンダーな美人なのでよくテレビ出演が掛かり始めていた。
 綺麗な躰なので荻野有香は入念に撮影している。
 如月鬼堂らは拷問に関係ない部分は早送りしてしまう。一般には生唾ものの動画である。
 抜き剃毛する前の女の部分を入念に撮影している。
 白く肌理の細かい肌。その股間の真ん中に細い小陰唇が真っ直ぐ二本流れている。大方が大陰唇に隠れる形状である。
 黒い塊はドテだけ残して形よく整えられていた。
 大陰唇の皮膚の紅さが周りと際立って綺麗である。女の部分を指で広げると内部の紅さと調和して綺麗な女の部分が広がる。
 この部分を入念に尿道の亀裂、膣口と拡大して公開する。
 荻野有香はクスコを挿入して円城寺彩の女の奥を広げた。これまでのようにカテーテルカメラで内部を投影してゆく。
 奥に紅い子宮口がくっきり見える。亀頭の先端のようなものが盛り上がっていた。その周りは粘膜が波を打ってその色が薄橙と赤の斑である。
 なかなか艶かしい。そんな内部が角度を変えながら入念に公開された。
 荻野有香はまた大きめのクリップを取り出す。それを眠らせたままの円城寺彩の黒い塊に鋏み付ける。
 今度は六個に一つずつ凧糸を付けていた。荻野有香は一個ずつ引っ張る目論見である。


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