【SadoのSM小説】
最期のSM小説家
第五十一幕


続現代社会への反動主義的お仕置きは続く


この物語はフィックションであり実在の人物機関とはなんらかかわりがありません。
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 「あはあーーーーーーーーーーーーん。ああん。ああん。あはああーーーーーーーーん。ああ。あはあ。ああ。ああ」
 水を掛け終わっても水瀬径は震え続ける。
 動画はここまでで終了していた。字幕は流れない。
 
 「まだまだこの先が悲惨そうだな」
 如月鬼堂は水瀬径が泣き叫んでいてもこの連中のやり方はこれでまだ序の口と見ている。
 「もう一人いますからね。警察は躍起に検問ばかりしていますが成果なしですよ」
 館山弁護士は捜査の進展はこれまで通りだが状況が極めて良くないと言う。
 「これだけ被害者が立て続けに出ては」
 本多椿も状況の悪化を認める。
 
 内房のリゾート施設。
 水瀬径はその後そのまま眠らされた。
 今日は動画配信クリエイターの山科案杏を引っ張り出す。
 同じように眠らせたまま産婦人科診察台に固定してしまう。
 黒い幕に四面が囲まれていて産婦人科診察台の正面にモニターがある。
 忍者姿黒装束は相変わらず四人。
 撮影及び語り役が二人である。
 医者の男が浣腸器に冷やしたグリセリンを吸い上げる。
 そして眠らせたまま浣腸液を注入してしまう。
 五分くらい待って山科案杏の躰が突っ張り出す。
 「あ、ああーーーーーーーーーーー」
 意識を回復して便意と尿意が同時に襲っていた。
 「あーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーなによこれーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 山科案杏は何も分らず驚愕の状況にただ叫ぶ。躰は診察台に固定されて殆ど動かない。便意は強烈に迫っていた。
 「いやーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 アナルが膨らんで一気に便が飛び出してしまう。
 「あーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 サイレンの様な悲鳴が上がる。
 便はかなり繋がって床に敷いた吸収シートに落ちた。
 続いて小水が威勢よく流れ出る。
 「あはーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーはあーーーーーーーーーーー。だめーーーーーーーーーーーーーーー」
 どうにもならず叫び続ける。
 あーーーーーーーーーーー。・・・・・ああ。・・・・・・ああ」
 小水はなかなか治まらない。かなりの量が溜まっていたのである。
 「あーーーーーーーーーーーーー。なんでこんなことするのーーーーーーーーーーー。何で縛るのーーーーーーーーーーーーーー」
 放尿が治まって訳が分からずまだ叫ぶ。
 「山科案杏さん。周りを見なさい」
 印刷会社の社長が幕の裏からマイクで声を掛ける。
 「えーーーーーーー・・・・・ああ。なにーーーーーーーーーー。なんでーーーーーーーーーーーー。えーーーーーーーーーーーーー」
 山科案杏にも忍者姿黒装束が何かは分った。事態を実感するのには間がある。
 「なんでーーーーーーーーー。何で私をーーーーーーーーー」
 声は震えている。
 「貴女は大手動画配信サイトに目立ちすぎています。だからお仕置きです」
 印刷会社の社長は当然のように言う。
 「やめてーーーーーーーーーーーー。そんなーーーーーーーーーーーー。私はバイクで旅をしてそれを動画配信しているだけです」
 山科案杏はさらに喚く。
 「何にも拘束されないで自主的に有名人になる存在が我々は気に入らない。そして貴女の容姿が動画にするのに丁度良いのです」
 印刷会社の社長は淡々と語った。
 「そんなーーーーーーーーーー。人権蹂躙だ!!」
 山科案杏は怒り主張する。
 「そんなの承知の上だよ。どうであれ撮影は始まって貴女の動画は社会にばら撒かれる」
 「やめろーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ふざけるなーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 「全裸でお○○こ丸出しで排泄までしてしまっていくら叫んでも滑稽なだけです」
 印刷会社の社長は愉快そうに揶揄う。
 「ちくしょーーーーーーーーーーーー。お前らが警察と偽って拉致して!こんなの許されないぞーーーーーーーーーー」
 山科案杏は怒り心頭に来て叫ばずには居られない。
 この間に運送会社の社長と葬儀会社の社長が診察台の前の汚物を掃除する。
 「承知の上ですよ。でも許されています。警察は全く我々に辿り着きません。そろそろ専従班の中宮警視正はお辞めになる状況ですな」
 印刷会社の社長は余裕綽々である。
 「あたしを此処から出せーーーーーーーーーーーーーーーーー。これを解けーーーーーーーーーーーーーーーー」
 山科案杏はそれでも叫ぶ。
 掃除が終わったので川口の会長が鞭を構えた。先端が細長い一本鞭である。
 運送会社の社長が拭いたばかりの女の部分に叩きつける。
 「がふぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。があ、あ、あ、あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 山科案杏の躰が瞬間撥ねて固まる。その躰を震撼させて悲鳴を轟かせた。
 「あはああーーーーーーーーーーーーん。やめろーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 川口の会長は二発目を構えた。
 「やめろーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 山科案杏はそれを見て叫ぶ。
 川口の会長はその叫びを叩き割るようにクリトリスの包皮から小陰唇に強く叩きつける。
 「ぐがーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。がふぁああーーーーーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 山科案杏の躰は産婦人科診察台の上で強く弾けた。悲鳴を上げながら躰は震撼し続ける。
 「がふぁーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーーーーー。ああ。ああ。ああ」
 痛みに藻掻き続けた。
 「あはあ。ああ。ああ。ああ。はあ。はあ。はあ。はあ」
 荒い息遣いが続き躰の震えは暫く治まらない。
 初めての鞭を躰の一番敏感な部分に受けてしまったのである。
 「あはあーーーーーーーーーーーーーーーーん。やめてーーーーーーーーーーーーーーーー。たすけてーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 痛みにどうにも耐えられず叫び続ける。
 今度は葬儀会社の社長が産婦人科診察台の横で鞭を構えた。これも先端が細長い一本鞭である。
 横から乳房を二つ並べて薙ぐ。
 「がふぁあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。があ、ああ、あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 山科案杏は大口を破裂させて悲鳴を上げる。
 医者の男が指で女の部分を広げた。
 「あーーーーーーーーーーーーーーーーーー。だめーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 山科案杏は恥ずかしい部分を弄られて堪らず叫ぶ。
 それが正面のモニターにアップで映る。
 「あーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。いやあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。いやあーーーーーーーーーーーーー」
 叫びまくった。
 「動画配信クリエイターの山科案杏さん。汚れていますね。これも動画に公開して配信されます」
 印刷会社の社長は淡々と宣告する。
 「やめろーーーーーーーーーーーーーーーーー。撮影するなーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 「動画配信クリエイターの山科案杏さんの動画のURLも一緒に字幕に流して差し上げます。人気が上がりますよ無修正AV女優として」
 「やめろーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ふざけるなーーーーーーーーーーーーーーー。AVじゃないぞーーーーーーーーーーーーー」
 医者の男は構わず女の部分の粘膜の汚れをへらで採取する。
 これまで通り黒い皿に載せてカメラに翳す。
 「あーーーーーーーーーーーーーーーーー。やめろーーーーーーーーーーーーーーーー。いやだあーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 山科案杏は堪らない辱めに喚き続けた。
 「山科案杏さん。いくら喚いても我々は予定通り配信します。貴女のお仲間の動画配信クリエイターが何人も心配してずっと騒いでいますよ」
 印刷会社の社長は動画配信サイトを検索していた。
 「あ、ああ」
 「なんせ今日は三月二十五日です」
 「なんだってーーーーーーーーーーーー」
 「何日も眠らせてあったので便もおしっこも大量でした。騒いでいるメンバーにも貴女の動画をお送りします。ひっそり内容は見るでしょうね」
 印刷会社の社長は愉快そうに言う。
 「おのれーーーーーーーーーーー。卑劣なーーーーーーーーーーーー」
 山科案杏は怒ってもどうにもならない怒りを剥き出す。
 医者の男はクスコを突っ込む。
 「あーーーーーーーーーーーーーーーーーなにするーーーーーーーーーーーーーーーー。やめろーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 山科案杏は騒いでも抵抗しても無駄である。
 クスコは膣の奥まで侵入してしまった。
 医者の男は容赦なく螺子を回して奥を広げる。
 「あーーーーーーーーーーーーーーーーーーいやあーーーーーーーーーーーーーーーーいやあーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 山科案杏は女の部分が広がって行くのを感じながら叫び続ける。
 正面のスクリーンに膣の奥が広がった。
 溜まった膣液で奥は見えない。
 医者の男がロングスプーンで滑りを掬い出す。
 「あーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーー。いやああーーーーーーーーーーーーーー。いやあーーーーーーーーーー」
 山科案杏は堪らない恥ずかしさに目を見開いて叫ぶ。
 医者の男はそれを黒い皿に載せてカメラに翳す。
 「ふ、ふぁああーーーーーーーーーーーーーーー」
 医者の男は浣腸器に水を吸い上げて膣の中に流した。
 「あ、ああーーーーーーーーーーーーーーーん」
 何回も中を洗う。
 「山科案杏さん。洗ったので奥の子宮口がバッチリ見えてまいりました。綺麗ですよ」
 印刷会社の社長は素見す。
 「やめろーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。そんなところ撮るなーーーーーーーーーー。やめろーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 山科案杏は堪らない恥ずかしさである。
 「奥の子宮頸部の盛り上がりの真ん中に子宮口の亀裂がくっきりです」
 さらに素見す。
 
 三月二十八日。
 宇佐美。如月鬼堂の居間。
 如月鬼堂は館山弁護士と本多椿が打ち合わせに来るので早めに起きてシャワーを使ってからラーメンを作っていた。
 珠洲と瀬里菜はサンドイッチとコーヒーである。
 コーヒーは瀬里菜が六人用のサイフォンで淹れる。
 サンドイッチは珠洲が作っていた。来客の分も用意する。
 そこに杉下一行からメールが入った。
 「あの続きか」
 水瀬径の動画ではない。動画配信クリエイター山科案杏の動画である。
 時間になったので珠洲が宇佐美駅に迎えに行く。
 杉下一行とテレビ会議が繋がった。
 「動画配信クリエイターの山科案杏の仲間と言いますか同じクリエイター数人が騒いでいます。相当の人気クリエイターのようです」
 「ううん。カワサキに乗っているのか」
 「いいや。他のバイクの場合も。車で動く場合もあるようです。日本全国走っています」
 「しかしあの連中の標的ではなかろう」
 「そう思いますが動画の中で字幕に宣言されています」
 「和歌山はどうなった」
 「いまのところ動きは有りません。R国の方で女性の躰を斬らせるサービスを始めたようです」
 「日本人か」
 「現地やタイ、カンボジア、ミャンマー系が多いようです。日本人は時々のようです」
 「日本で行われているのでなければ影響はないな」
 「そう思いますが。あの連中の関連かも知れません」
 「気にはなるな」
 如月鬼堂は生難しと思う。
 「下川沙里アナウンサーがテレビ太陽の現場取材に復帰しました。今治の山火事の現場取材に出ています」
 「あれだけのことに遭って復帰したのか」
 「報道番組のスタジオに出演して絶対に負けない。仕事は続けますと言い切っていました」
 「相当なダメージと思ったが乗り切ったのだな。強いな」
 「そうです。南郷侑里の病院も見舞って励まし合っていました。奴らの恐怖に陥れて発言を押さえる目論見は失敗ですな」
 「そうとも言えない。やられてしまった者は逆に強くなるかもしれないがその周りは恐怖そのものだ」
 「ああ。そうですね」
 館山弁護士と本多椿が着いた。
 「パパ。お昼は」
 珠洲が先に確認する。
 「鰻を頼もう」
 如月鬼堂は気分でそう言う。
 「特上で雌の鰻ね。高いって言わないのよ」
 珠洲は先に注意してしまう。
 「何でも高くなりましたね」
 本多椿はしみじみと言う。
 「そうだよ。この間も瀬里菜にトランプが日本に圧力掛けて強行円高と米の関税廃止にならないかと言ったら非国民と言われてしまった」
 「それは鬼堂先生。非国民ですよ」
 「日本とアメリカは同盟国で戦争はしていないぞ」
 「確かにトランプ大統領の言い分は日本の円安と米の関税700%ですが」
 「そうだろ。それを呑んだら25%関税は外してくれるだろ」
 「しかし」
 「消費者は良いぞ。輸入物価が下がって日本製品も下がる。アメリカの安いコメが出回れば日本の米も下がる。円高になれば米や魚介の輸出は減る」
 「給料は下がります」
 「今の三倍の円高になればそんなのはカバーされる」
 「そうですが倒産も続出します」
 「ゾンビ企業が消えるだけだろ」
 「また蔵前橋通りが倒産通りになりますよ」
 「あのう。非国民って何ですか」
 本多椿は分るようで判らない。
 「戦時中に敵国語を使ったりお国の為にならない発言をしたりするとそう言われたのだ」
 如月鬼堂は死語だと言わんばかりに説明した。
 ここらで動画の再生を開始する。
 
 山科案杏はクスコを突っ込まれて喚き散らした。
 「山科案杏さん。自然に親しみたい貴女には蛇殿もお友達でしょう。これから蛇イレポンです」
 印刷会社の社長は舌なめずりする口調で宣告する。
 「なにーーーーーーそれーーーーーーーーーー」
 山科案杏はイレポンの意味は分からないが蛇と聞いて震え上がった。
 葬儀会社の社長がスネークフックで蛇を掴んで来る。
 「あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。だめーーーーーーーーーーーーーーーーーー。やめてーーーーーーーーーーーーーーー」
 山科案杏は切迫した叫び声を上げてしまう。
 葬儀会社の社長は蛇をクスコに近付ける。
 「いやだあーーーーーーーーーーーーーーー。やめてーーーーーーーーーーーーーーーーー。気が狂ちゃうよーーーーーーーーーーーー」
 山科案杏は驚愕の表情を破裂させていた。
 葬儀会社の社長は蛇の頭をクスコの入口に充てる。
 「いやあーーーーーーーーーーーーーーーーー。だめーーーーーーーーーーーーーーーーー。いやあーーーーーーーーー。いやあーーーーーーーーー」
 さらに進める。
 「あーーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーーーだめーーーーーーーーーーーーーー」
 山科案杏は恐怖に首を振ってサイレンの様な悲鳴を上げた。
 葬儀会社の社長は突っ込む。
 「あーーーーーーあーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーあーーーーーーーーーー」
 泣き喚き続ける。
 蛇の頭は膣の奥に入ってしまった。
 「・・・・・」
 山科案杏は白目を剥いてしまう。
 葬儀会社の社長は一回抜く。
 医者の男がクスコにスタンガンを当てて起こす。
 「がふぁあーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーー」
 山科案杏は恐怖に凍り付いた表情で声を上げた。
 「山科案杏さん。一回蛇が貴女のお○○こにお○○〇んの代わりに入りましたよ。何ともないでしょう」
 印刷会社の社長は当然のように詰る。
 「だめ。だめ。だめ。だめ」
 山科案杏は恐怖に震え続けた。
 葬儀会社の社長はもう一回クスコに近付ける。
 「あーーーーーーーーーーー。いやあーーーーーいやーーーーーーいやあーーーーーーいやあーーーーーーいやあーーーーーーーーいやあーーーーーー」
 山科案杏は泣き叫ぶ。
 葬儀会社の社長はもう一回突っ込む。
 「あーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーー」
 恐怖に震え上がった悲鳴が緊急サイレンの如く叫び続ける。
 葬儀会社の社長はまた一回抜く。
 「今度はお口にイレポンです」
 印刷会社の社長はさらに恐ろしい宣告をする。
 「いやあーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。いやあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーいやあーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 医者の男が開口器を取り出した。
 「だめーーーーーーーーだめーーーーーーーーーだめーーーーーーーー」
 山科案杏は狂ったように喚く。
 「今日はここまでです。眠って少し考えて下さい。口に蛇イレポンが嫌なら条件があります」
 「え、え」
 震えが止まらない。
 「貴女が解放されたらソープランドで働くなら許します。ソープ嬢の動画配信クリエイターとして宣伝動画をアップしてください」
 印刷会社の社長は淡々と交換条件を述べた。
 「ああ。あはあん。ああ。ああ」
 山科案杏はガタガタ震えが止まらない。
 「これから点滴をします。今日まで貴女には点滴で栄養補給していました。少し御痩せになったかもしれません」
 医者の男が点滴をセットする。
 「十分で麻酔が効きます。その間に考えて下さい。次に起こした時に結論を伺います」
 字幕が流れた。
 『続きは近日公開』
 動画はこれで終了している。
 
 「ひどい」
 本多椿は泣き出してしまう。
 「何故。この分野に手を出すのかな」
 「酷い。あいつらの嫌いなリベラルとかじゃないし。過激な発言もしない。すごく良い子ですよ」
 本多椿は山科案杏の配信動画を見ていたようである。
 「動画配信クリエイターは余程のアクセス数がないとそんなに高額には稼げないだろ」
 「そうですね。投げ銭のお仕置きは分かりますが。こっちはどうでしょう」
 館山弁護士も疑問である。
 「だから逆に周りの人の怒りを煽る目論みかもしれないな」
 如月鬼堂は一縷の憶測を出す。
 「確かにチャンネル登録している人は怒りますよ。ソープ嬢になれと強制するなんて卑劣すぎます」
 本多椿はまた涙を溢れさせた。
 「南郷侑里の意識は戻ったようですね」
 館山弁護士も情報を得ている。
 「明日はどうするかな」
 如月鬼堂は気が重い。
 「徹底的に非難するべきです」
 本多椿はこの件で行く心算である。
 「うーーん。この動画が出なければ半分以上トランプ大統領で逃げようと思ったが」
 「それは駄目ですよ先生」
 館山弁護士はもう逃げられないと言う。
 
 和歌山。
 岬ビューホテル離れの間。
 岡田弥一郎は青木学、赤座元太、宇治原歳加年、瀬尾将に料理を振舞っていた。コンパニオンは呼ばれてない。
 「木村草太若頭補佐から次は外国人では駄目かと言って来た」
 青木学が木村草太若頭補佐の打診を伝える。
 「外人か。チェコの混血は良かったがな」
 「カンボジアかミャンマーだ」
 青木学が二人のポートをパソコンの画面で見せた。
 「金額に見合わなくないか」
 「奴らが多めに抜くだろうな」
 「病院の処置はこっちだ」
 「それでも奴らは抜けるぞ」
 赤座元太は絶対に合わないと言い張る。
 「日本人でも前回の奴は酷かったな」
 宇治原歳加年は不満である。
 「他に候補がなければどうする」
 岡田弥一郎は開催しないと困る。
 「此処の新人は居ないのか」
 赤座元太は今回だけ通常のショーで済まそうと言う。
 「その二人はどっちも駄目か」
 宇治原歳加年は首を振る。



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