【SadoのSM小説】
最期のSM小説家
第五十六幕
続終わりなき劇場型の脅迫
この物語はフィックションであり実在の人物機関とはなんらかかわりがありません。
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「だから三日以内に政府が動かなければ殺してしまうのですか」
「ここ暫く数人躰と人間の尊厳に深い傷を負わせても命は残した。ここで完全な犠牲者の楔を打ち込んで来たのだな」
「ジャーナリスト、活動家と言う所から選んだのですね」
「そうだな。この人は躰と人間の尊厳に深い傷を負わされても命ある限り闘い続ける。もっと強くなって。だから奴らは抹消するのだな」
「態々その目的で選んで拉致したのですか」
「恐らくそうだな」
「武器は関係ないのですね」
「なくはないだろう。奴らの方からばらしてしまったが何れ出所を掴んで強烈に非難を始める。これは先手だな」
「先手ですか」
「そうだな。歯向かうジャーナリストはこうなると」
「来週はどうしますか」
「もう一回動画がばら撒かれるだろ。それから考えよう」
館山弁護士は何も発言しない。問題なしと見たようである。
二月五日。
宇佐美。
如月鬼堂の居間。
寒さは緩慢になる暖かいなどと聞いていたが寒い。
如月鬼堂は今日あたりと早起きの予定であったが二度寝してしまった。
珠洲と瀬里菜が両側から躰でサンドイッチにして起こす。
「はい。メール来ているよ」
「う、ううーーん」
「椿さんも来るよ早くしよう」
「うん。うん。いつになったら人類は天候をコントロールできるのだ」
如月鬼堂はぼやく。この先まだ寒くなるらしい。寒さは要らないし暑さも要らないと思う。
寒いのは如月鬼堂の部屋だけで居間は既に暖房が行き届いていた。
急いでシャワーを使って朝食は珠洲が作ったハンバーグサンドと卵サンドである。
瀬里菜は暖房が効いているのでアイスコーヒーを出す。
食事はアイスコーヒーとトマトジュースで流し込みである。
九時丁度に本多椿はプレイルームから上がって来た。そして館山弁護士とテレビ会議が繋がる。
立憲国民党参議院議員の大野木愉眞の動画であった。
字幕が流れる。
『これは立憲国民党参議院議員の大野木愉眞の動画である。冒頭だけ富永亜紀の最期のシーンを公開する』
富永亜紀の躰は床に投げだされていた。
首輪を掛けられて縄で引っ張られている。脚首には片方ずつ鉄の玉の重りを付けられていた。
「さあ。今度は乳首のクリップを自分で取りましょう」
印刷会社の社長がマイクでそう語り掛ける。
富永亜紀は手がフリーになっていたので右の乳首のクリップから掴んだ。
「うぐう、う、うう、うーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ぐふぁああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
強烈な悲鳴を上げる。
「うぐふぁあーーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーー。あがあーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
右手で乳房を庇うように押さえて左手で床を叩く。
「がふぁあーーーーーーーーーーーーーーー。ぐふぁあーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーー。あふぁあーーーーーーーーーーー」
号泣の涙を溢れさせ悲鳴を絞り出し藻掻き続けた。
「あふぁああーーーーーーーーーー。ああーーーーーーーーーー。あふぁあーーーーーーーーーーーーん。ああん。あふぁあん。ああ。ああ。ああ」
何処までも藻掻き続ける。
これまで二時間以上鋏まれて圧迫されていた乳輪の柔らかい肉が戻る痛みである。
鋏まれていた間の痛みの数倍の痛みが襲っていた。
「富永さん。もう片方も残っていますよ。早く取らないと取る時の痛みはどんどん増して行きます」
印刷会社の社長は突き放すように宣告する。
「うぬう」
富永亜紀は恨みと怒りの籠った目つきで黒装束を睨み返す。
左の乳首を鋏んでいたクリップを掴んで医者の男に投げつけた。
医者の男はそれを手で払ってしまう。
「うぐうーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。う、うう、うぐうーーーーーーーーーーーーー。ぐわあーーーーーーーーーーー」
富永亜紀は両手で床を叩いて痛みに藻掻く。
暫く悲鳴を絞り出して藻掻き続けた。
運送会社の社長と産業廃棄物収集運搬処分業の社長が富永亜紀の躰を両側から掴んで押さえる。
医者の男が乳房に局部麻酔を打つ。
そのまま四人で産婦人科診察台に磔にしてしまう。
そのままさらに全身麻酔が掛けられた。
ここで画面が切り替わっている。日にちがが経過したらしい。
富永亜紀は拷問椅子に磔にされていた。
葬儀会社の社長がスタンガンで起こす。
「うぐう。うう」
富永亜紀は躰を震撼させて意識を戻した。
「富永亜紀さん。今日は二月四日です。貴女の命日です」
印刷会社の社長は淡々と抑揚のない声で恐ろしい宣告をしてしまう。
「殺すの」
富永亜紀は感極まった表情になる。まだ死にたくはない。
「日本政府が要求を無視していますので見せしめです」
印刷会社の社長は当然のような言い方である。
「やめろーーーーーーーーーーー。やめてーーーーーーーーーーー。私はまだやらなければならないことががあるのーーーーーーーーーーーーー」
富永亜紀は悲痛な表情を破裂させて叫ぶ。
鉄の棒が一本真っ赤に焼けていた。直径二十ミリである。
「それを止めて頂きたいのです」
印刷会社の社長は真面目な口調になる。
「ちくしょーーーーーーーーーーー。私を殺したって誰かが意思を引き継ぐよ!必ずお前らは滅びる!!」
富永亜紀は怒りの限りぶちまけた。
運送会社の社長と産業廃棄物収集運搬処分業の社長が富永亜紀の女の部分を広げる。
「・・・・・」
富永亜紀の表情は固まった。
葬儀会社の社長が鉄の棒を取り出して構える。
「・・・・・」
富永亜紀の表情は恐怖に破裂した。
葬儀会社の社長は一気に真っ赤に焼けた鉄の棒を富永亜紀の膣に突っ込む。
「うおーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
富永亜紀の強烈に歪んだ表情がそのまま固まった。
『日本政府はまた犠牲者を見殺しです』
字幕が流れて画面が切り替わる。
立憲国民党参議院議員の大野木愉眞は眠らされたまま富永亜紀と同じ拷問椅子に磔にされていた。
これまで通り全裸である。
乳房はBカップ程度の微乳。
乳輪も小さく乳首だけが円筒形に尖っている。色は鶏の鶏冠の様に赤い。それだけで微乳ながら胸部を美しく見せていた。
大股開きにされて丸出しになった女の部分は薄小豆色の粘膜が複雑に閉じ合わせている。
ドテの黒い塊はそれなりに整えられていた。
お約束通り運送業の社長と産業廃棄物収集運搬処分業の社長が左右太腿の向こう側に立って女の部分を広げる。
縁は薄小豆色だが内側は薄橙である。
医者の男がへらで乾いた膜を掬い取る。それを黒いプレートに載せて翳す。
さらにクスコを突っ込んで膣の奥を公開した。
ロングスプーンで汚れ濁った滑りを掬い出す。同じように黒いプレートに載せて翳した。
ヒデボトルで膣の中を洗う。
綺麗になった奥の子宮頸部をカメラに拡大する。それは綺麗に洗われて真っ赤に輝いていた。
ここで葬儀会社の社長がドテの黒い塊に粘着テープを貼って表面を擦って陰毛を密着させる。
頃合いを見て運送会社の社長と産業廃棄物収集運搬処分業の社長が粘着テープの隅を片方ずつ抓む。
顔で合図して一気に引っ張った。
「う、うぐ、う、うーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。なにーーーーーーーーーーーーーーーー」
大野木愉眞は瞬時に意識を戻す。
「あ、あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。なにーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
南房総冨浦の観光ホテルで就寝していていま目が覚めたのである。
「えーーーーーーーーーーーーーーー。なにーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
自分は縛られていて全裸。誰も居ない観光ホテルの部屋で眠った筈だ。
「あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あんたらは」
恐ろしい事態が分かり掛ける。
「立憲国民党参議院議員大野木愉眞さん。今日は二月四日です」
印刷会社の社長が幕の裏側から語り掛けた。
「えーーーーーーーーーーーーーーーーー」
二週間が過ぎている。
「我々が誰だかお判りいただけますね」
「えーーーーーーーーーーーーーーーー。そんな連続拉致強姦事件の。あーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーー」
大野木愉眞は恐怖の悲鳴に代わった。
「何故拉致されているかお分かりになりますね」
印刷会社の社長は当然のことのように言う。
「政策金利要求。それだったら与党だよ」
大野木愉眞は思わず自分らに関係ないと言ってしまった。
「いいえ。貴女のような野党議員の方が良いのです。その分余計に騒ぎます」
印刷会社の社長は断言してしまう。
「どうしようと言うの」
大野木愉眞は追い詰められたように言い返す。
「既に貴女の躰は全部録画に収めました。これから破廉恥拷問です。それを全世界にばら撒きます」
印刷会社の社長は淡々と宣告してしまう。
「いやだあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。いやよーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
大野木愉眞は泣き悲鳴のように叫ぶ。
「諦めましょう。貴方方も円安には批判的でしょう」
「それだって8%は無謀だ。ゆっくりじわじわ上げて行かないと日本社会は」
教わった通りに正論で言い返す。
「我々はゾンビ企業が軒並み潰れてもサラリーマンが高い金利で家を売却しても自殺者が溢れても一向に構いません」
印刷会社の社長はまったく抑揚のない言い方である。それがさらに大野木愉眞の神経を怒りと恐怖に逆撫でした。
「私をこんな目に遭わせてもそれ以上に犠牲者が出るから政府が?める訳ないだろ!」
大野木愉眞は悲痛に反論する。
葬儀会社の社長が蛇の入った水槽と鰻の入った水槽を台車に載せて幕の外から運びこむ。
「あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。いやあーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。なにーーーーーーーーーーーーーーー」
大野木愉眞はそれを見て恐怖に叫ぶ。
「大野木先生。普通の縞蛇です。毒は御座いません」
印刷会社の社長は当たり前のように言う。
「・・・・・」
大野木愉眞の唇は恐怖に震えている。
そして躰を硬くして藻掻き出す。
尿意が迫っているのである。
「あ、ああ、あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
一気に失禁尿が溢れ出てしまう。
「あーーーーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーーーーーーーー」
慌てふためきサイレンの様に悲鳴を上げ続けた。
膀胱に溜まった尿は何処までも流れ続ける。
床には既に水槽が受けられていてその周りには吸収シートが敷かれていた。
大方が水槽の中に綺麗に収まっている。
「あふぁあ。ああ。ああ。あふぁあ。はあ。はあ。はあ」
荒い息遣いで震え続けた。
「ふあっはっはっはっは。立憲国民党参議院議員大野木愉眞どののお漏らし姿が確り撮影されました」
印刷会社の社長は嘲るように宣告する。
「おのれーーーーーーーーーーーーーーーー。計画的にやったな!」
大野木愉眞は事態を悟って怒りを破裂させた。
「左様でございます。貴女から昨夜までは点滴で栄養補給してカテーテルで抜き取っていました。二十時間くらい前から溜めました」
印刷会社の社長は淡々と語る。
「うぬーーーーーーーー。こんなことしてーーーーーーーーーーー」
大野木愉眞は猛り狂うがどうにもならない。
「まあまあ。お漏らしもお○○このアップも膣の奥も全部撮影済みです。同僚の議員も皆さんご鑑賞下さいます」
印刷会社の社長は愉しそうに宣言する。
「何と言う卑劣な!犯罪だ!!」
大野木愉眞はどうにも抵抗できない怒りにそう叫ぶしかない。
「そうですね。大犯罪ですね。もう何回死刑になっても終わりません。いつ死んでも大きなお釣りが来ます」
印刷会社の社長はさらに嘲る。
葬儀会社の社長が大野木愉眞の股間を隠さないように斜め前にしゃがんで膣に指を突っ込む。
「うーーーーーーーーーーーー。やめろーーーーーーーーーーーーーー」
大野木愉眞が慌てて叫んでも指は奥まで入ってしまう。
葬儀会社の社長は膣天井部奥を責める。
潮が断続的に飛沫のように飛び出す。
「あーーーーーーーーーーーーーーー。あふぁあーーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーだめーーーーーーーーー」
大野木愉眞は大口を破裂させて声を上げてしまう。
「いやあーーーーーーーーーーーー。いやあーーーーーーーーーー。やめろーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーー」
何処までも潮は飛び続けた。
「あふぁあ。はあ。はあ。はあ。はあ。はあ」
荒い息遣いで股間部分は痙攣している。
「あーーーーーーーーーーーー。なんということを!!」
逃れられない仕打ちにまた怒りを破裂させた。
「潮も噴いていただきました」
印刷会社の社長の宣告する言葉は大野木愉眞に突き刺さる。
「やめろーーーーーーーーーーーーー」
大野木愉眞は叫ぶしかない。
「次は蛇イレポンですが慣らし初めに鰻から行きましょう」
印刷会社の社長は淡々と恐ろしい宣告をする。
「なんだって!」
大野木愉眞に意味は分からない。だが恐ろしいことのような想像はつく。弾けるように叫んだ。
医者の男がクスコを翳す。
「あーーーーーーーーーーーーーーーー。やめろーーーーーーーーーーー」
大野木愉眞は何をされるか判って叫ぶ。
医者の男はそのまま突っ込んでしまう。指で掻き回されていたので大野木愉眞が力を入れてもすんなり入ってしまった。
「あーーーーーーーーーーーーーーーーー。だめーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。だめーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
大野木愉眞は狂ったように叫ぶ。
医者の男は構わずクスコの螺子を回して奥を広げてしまう。
「あーーーーーーーーーーーーやめろーーーーーーーーーーーーーいやあーーーーーーーーーーーーーーーやめろーーーーーーーーーーーーーーーーー」
大野木愉眞は叫び藻掻く。
葬儀会社の社長が軍手を掛けて鰻を掴む。
「あ、あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
両手で持って頭を膣に突っ込む。鰻は暴れる。
「あーーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーーーー」
大野木愉眞の悲鳴は激しいサイレンとなった。
葬儀会社の社長は暴れる鰻を両手で掴んで押さえ続ける。
「あーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーいやあーーーーーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーーーあはああーーーーーーーーーーん」
大野木愉眞は喚き続けた。
葬儀会社の社長は押さえるのに疲れたところで抜く。
「あふぁあーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーー。あふぁああーーーーーーーーーーん。ああーーん。あふぁあ。ああ。ああ」
大野木愉眞は荒い息遣いで震え藻掻き続けた。
「次は蛇です」
印刷会社の社長が宣告してしまう。
「だめーーーーーーーーーーーーーーーーー。それはだめーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーだめーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
大野木愉眞は恐怖の表情で猛然と拒絶する。
産業廃棄物収集運搬処分業の社長がスネークフックで蛇を掴む。
「あーーーーーーーーーーーーーーーーーー。いやーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
大野木愉眞は緊急サイレンの様に叫ぶ。
運送会社の社長が二本のスネークフックでもう一匹掴んだ。
「あーーーーーーーーーーーーーふぁあーーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーー」
大野木愉眞は狂ったように叫び捲る。
産業廃棄物収集運搬処分業の社長は蛇の頭をクスコに近付けた。
「あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーーーーー」
大野木愉眞から恐怖の表情を破裂させた悲鳴が轟く。
産業廃棄物収集運搬処分業の社長は蛇をクスコに突っ込む。
「あーーーーーーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーーーーーーーー」
大野木愉眞の悲鳴はさらに強烈な緊急サイレンとなる。
運送会社の社長は二本のスネークフックで掴んだ蛇を後ろ側から頭の上を回して首に巻いてしまう。
大野木愉眞の恐怖に上に逸らせた目が白目を剥き掛けた。
「あふぁーーーーーーーーーーーーーー。ふふぁあーーーーーーーーーーーーーーー。ふあーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
やがてそのまま白目を剥いて躰は拷問椅子に沈む。
運送会社の社長と産業廃棄物収集運搬処分業の社長は一旦蛇を片付ける。
『日本政府と日銀に告げる。政策金利8%を実行しろ。この拷問は精神異常になるまで続ける。次は三日後だ』
字幕が流れて終了である。
「あーーーーーーーーーー。怖かった」
本多椿は恐怖を訴える。
「どんどん手が込んで来るな」
如月鬼堂は唸ってしまう。
「恐ろしい殺し方でしたよ」
館山弁護士も富永亜紀の処刑シーンに慄いていた。
「ねえパパ。日本政府の見殺しに海外からも非難が出ているって」
珠洲はSNSを見て言う。
「非難されてもどうにもできないでしょう」
テレビ会議の向こうから館山弁護士である。
「今度ばかりは目的が見えない。遊びとも言えなくなってきたな。遊び以上に手が込んでいる」
如月鬼堂も連続拉致強姦事件の犯人らの遊びとは言えなくなってきていた。
「もし8%にしたらどうなるのでしょうね」
本多椿は犠牲者見殺し状況から言ってしまう。
「本当にやらなければ駄目だ。やってしまって酷い事態になって戻してもこの犯人はまた拉致拷問を続ける」
如月鬼堂は自分の希望とは関係なくそう言ってしまった。
「私の知っている経済アナリストは日本経済の混乱さらに世界的にも大きな影響になると言っています」
館山弁護士はそう答える。
「いまの日本政府には絶対由々しきことだな。警察による解決。これ一本しかない。日本の警察に解決できないことはないとの見解だろ」
如月鬼堂は他人事のような言い方である。
「それじゃ解決はなくこのまま続くのですか」
本多椿は怒りを顕にする。
「できないことはできない。身代金を払わないのと同じだ。警察は必ず解決する。そして非難はし続けるが選挙に専念だな」
「雪の中。検問の中。選挙の警備も総動員ですね」
「下にまだ警察は警護に張りこんでいますか」
館山弁護士の確認である。
「居ますよ。覆面パトらしきが二台」
珠洲が答えた。
「埼玉から態々此処まで」
「いや。たぶん静岡県警に依頼しただけだろ」
「明後日はどうします」
本多椿は本題を投げかける。
「選挙前日だ。そっちに逃げよう」
如月鬼堂はこの件をあまり語りたくない。
「それが良いと思います。私も明日そちらにお伺いします」
館山弁護士もこっちの件から逃げるように勧める。
二月六日。
関西国際空港。
中部協和組若頭補佐山根忠弘は女性を出迎えに来ていた。
村瀬一沙実は片淵香奈枝と同じようにR国のから一時逆帰国である。
山根忠弘若頭補佐はこのまま和歌山まで車で送る。
村瀬一沙実は明日の恐ろしいショーに気分は沈んでいた。
何故ここまでになったのか。従妹が自殺してしまったのでその借金まで背負った。
納得は行かないが自分の分共々両方解決しないと逃れられない。
あのホストは何処に消えたのだろう。
見つけ出したところで解決にはならない。
従妹の菜津に誘われて嵌ってしまったのである。
三回目まで儲かった時は二割の税金に不満であった。
税金は取られたままである。
そして自分の躰の一部を犠牲にしての解決になってしまった。
杉本金融から借金までしたのが間違いだったと思う。
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