【SadoのSM小説】
最期のSM小説家
第三十幕
全裸美人コンテスト入賞者の悲劇
この物語はフィックションであり実在の人物機関とはなんらかかわりがありません。
戻る|
1|
99|
100|
101|
102|
103|
104|
戻る
「コロナの第六波は来ないのか」
「うーん。終息の可能性が高いな」
「事故系の女は来ないのか」
「館山弁護士が止めているのだろ」
今日は魚介類が沢山届いている。
鉄板ではなく網焼を楽しむ。
「旨い物は不自由しないが愉しみは若い女躰の旨味だ」
「この鮑の様に焼きたいな」
活きた鮑を火に掛ければ貝殻の上でくねくね踊る。動かなくなったら焼き上がりである。
「女躰破壊コース。一回五百万とかな」
その間にも鮑が焼け帆立が焼けた。香ばしい香りが立ち込める。
「拉致はもう何回も出来ないしな」
「そうだ。危険なのは我々になってしまう」
「まあ。暫くあの若い男の末路を見物だな」
「俺たちを捜査している専従捜査班の奴ら罠に掛けられないかな」
「考えて見るか」
鬼塚慎登は椋木美弥の躰にクリップを鋏み終えて二時間を待った。
椋木美弥には痛みに耐え続ける二時間である。その後に途轍もない痛みが待っている。
それが終われば眠らされて病院のベッドで目を覚ませるのか。それを祈る以外ない。今の痛みだけでも既に耐えられない。
鬼塚慎登は二時間丁度で立ち上がる。
「行くよ。最後の拷問だ」
鬼塚慎登はそう宣告して凧糸の先端を拾う。これまでと同じように天井から下がったフックに先端を通した。
「じっくり一個ずつ外して行きたいが時間がない」
鬼塚慎登は恐ろしい目論見を呟く。
椋木美弥に恐怖の戦慄が走る。この磔にされた状態でそれをやられたら。あまりにも恐ろしい拷問である。
鬼塚慎登の手に凧糸の先端が巻かれた。
椋木美弥の恐怖に凍りついた表情。それに加虐心を込めて膝を屈めて一気に引っ張る。
「うおーーーーーーーーーーーーーーー」
二系統のクリップは一気に空中に浮く。
「がああーーーーーーーーーーーーーーー。ぐがあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ぐうわあーーーーーーーーーーーーーーー」
椋木美弥の躰は強烈に暴れた。失禁尿が細かく飛び散る。
「ぐうおおーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
次の瞬間椋木美弥は白目を剥いてしまった。
鬼塚慎登は直ぐに上から麻酔を当てる。
磔縄を解いて高手小手に縛り直す。そのままキャリーバッグに詰め込む。
中津川林道の所定の場所に置いて戻る。何処に解放されるか鬼塚慎登は知らない。
愉しみは終わった。短い人生でこれ以上の悦びはない。
だがこの後の末路は全く想定になかった。
椋木美弥は中津川三峰口線の逆巻きの滝付近に放置された。かなり乱暴な放置である。
同じように如月鬼堂の販売サイトのメールアドレスに解放の通知が届く。
警察に通報して回収して貰う。
警察と救急隊が到着したとき椋木美弥は麻酔が覚めていて痛みに喚きちらしていた。
全身麻酔と局部麻酔が打たれ翌日病院で意識を戻す。
意識を戻すとまた狂ったように喚きちらした。
「やめてーーーーーーーーーー。もうむりーーーーーーー。やめてーーーーーーーーーー」
如月鬼堂が館山弁護士と訪れてようやく落ち着く。
「奴は鬼塚慎登です。顔は見えませんでした。でも微妙に判るのです」
椋木美弥は強い怒りと覚めない苦しみからきっぱり断言してしまう。
如月鬼堂らの絞り込んだ一人である。そして館山弁護士らは残る六人がほぼ犯人になり得ないと確証しつつあったところである。
館山弁護士が警察に自分らの調査結果を含めてそれを説明した。
鬼塚慎登が家に居なかったことは野崎弁護士が確認している。
担当した女性刑事はそれを理解した。
所轄は鬼塚慎登の山中の自宅に向う。家には帰った形跡がない。
郵便受けには何も入ってなく郵便局に確認して二日前には集配物があったことを確認した。
捜査員二人を残して周辺の聴込みに回る。残った捜査員は車のタイヤ痕が池の裏まで続いているのを確認する。
そして池の裏。その奥の反対斜面の中腹に車を発見した。
そして車のトランクに重たい荷物を運び入れた傷も発見する。
直ぐに捜査班を呼び戻す。
椋木美弥を初め地下室のような場所という被害者四人の供述は一致していた。
赤外線スコープが持ち込まれ母屋から周りの地中を調査する。
母屋の下には何もない。母屋の外から確認した構造の範囲で四人の供述通りの縛りを行えるスペースは考えられない。広いスペースが必要になる。
鬼塚慎登は警察の動きを地下室から確認していた。
警察が自分をマークした事態を悟る。
急いで闇サイトの相談者に連絡を取るが既に契約したアドレスは廃止されていた。
見捨てられたのである。
中に隠れて食糧、酒のストックはかなりあった。
電気は太陽光発電から地中で分岐して直接取っている。
池の下のこの地下室がばれなけれは当分は籠城できると考えた。
最後は池の水を流し入れて自殺しかない。外に出ても自分が容疑者となっていれば逃げ切れない。
鬼塚慎登は考え続けた。自分は何処で失敗したのか。
椋木美弥か。他の三人は自分を知らない筈である。椋木美弥が自分と感じ取って警察に話したに違いない。
母屋に仕掛けた隠しカメラの録画を確認する。
二日前に以前テレビで見た野崎卓郎弁護士と数名の姿が確認された。
椋木美弥を解放する前である。ようやく長野のクラブの顧客リストから割り出されたと理解する。
椋木美弥を浚ったことで自分が絞り込まれたのである。
どうしても椋木美弥を拷問しなければ納得が行かなかった。
如月鬼堂の取り巻き弁護士らが警察に説明したに違いない。
鬼塚慎登はテレビを付けてニュースをあちこち見て状況を確認し続ける。まだ指名手配にはなっていないようである。
どう考えても籠城以外取るべき道はない。
池の水を抜かなければ此処には入れない。警察が池の水を抜き始めたら直ぐに判る。
鬼塚慎登はビールとつまみを出して椋木美弥の録画を見ながら飲み始めた。
警察は赤外線スコープを使っても池の下の地下室を発見にはなかなか至らない。地下室がないのと車を残して鬼塚慎登が何処かに消えた。
犯行現場は何処なのか警察の捜査はそこに絞られることとなる。
「どういうことだ。車があって本人が居ない。犯行現場も見当たらない」
「此処ではないとか」
「他に車があるのか」
「この車はこの十日間何れのNシステムにも掛かっていません」
「それじゃ。此処に止まっていただけか。荷物の傷だけではなんとも言えないな」
「しかし他に容疑者は居ません」
警察は張り込みを残して一度引き上げた。母屋の家宅捜査は一応行うこととなった。
十月九日。
インターネットアダルト放送のスタジオである。本日は館山弁護士も同席している。
パネルの両側には岡田有美と高嶋波瑠が戻って来た。
二人は着衣のままで怖かった体験を語る。
本多椿も今夜は着衣のままメインキャスターを勤めた。▲
「犯人は防護服、サングラス、マスク姿で連続拉致強姦事件の犯人同様顔はまったく判りませんでした」
最初に拉致された岡田有美である。
「標準体型で若い男の声でした。SM愛好会の会員には居ません。真性M女性の館のお客にも該当者は見当たりません」
三人目に拉致された高嶋波瑠が読む。
「先に拉致された全裸美人コンテスト優勝者三名の印象は同じでした。四人目に長野のSMクラブ黒の館の女性が拉致されました。これが犯人像を一気に絞りました。鬼堂先生」
本多椿はそこまで解説して如月鬼堂に振る。
「ここで容疑者は七人に絞られました。この女性は愛好会の内部には動画が配給されていますが外部には知られていません」
如月鬼堂は椋木美弥の名前は出さない。
「この女性は犯人を過去に自分が二回目の指名を断った人物と断定しました。館山先生」
本多椿は次に館山弁護士に振る。
「この印象はかなり有力と言えます。この女性は一回目の指名でこの人物と数時間過ごしています。危険な人物と見て二回目に断っています。声や仕草の特徴に覚えがあったと思われます」
「最初七人に絞られましたが他の六人はどうなのでしょう」
「我々弁護士事務所が調査して全て有美さんが拉致されてから長野の女性が拉致されるまでの期間犯人であり得ない確認が取れています」
館山弁護士はきっぱり断定する。
「犯人とおぼしき人物は自宅に戻ってなく犯行現場の地下室に該当する場所も特定できてないようですが」
「そんなに遠くはないと思われます。もう少し付近の村を調査しようと考えています」
鬼塚慎登はこのインターネット放送も確認していた。もとより毎回観ている。
そして自分がこの弁護士らと椋木美弥に特定されたと確認した。
警察は時間の問題でこの地下室に乗り込んで来る。
発破は以前に購入してある。椋木美弥を道連れにできないのが残念である。
十月十日。
突然動画が公開された。連続拉致強姦事件これまでの総集編である。
最後に次のような字幕が表示されて終わった。
『専従班は我々の弟子も逮捕できない。地下室一つ発見できない』
連続拉致強姦事件の専従班を嘲哂っている。それは鬼塚慎登の事件に連続拉致強姦事件の犯人が何らかの関与をしていることを物語っていた。
また其処に地下室が在ると教えているのである。
専従班は捜査に乗り出した。
そして鬼塚慎登の所持する山の付近の村に聞き込み捜査を開始した。
専従班が動いたので館山弁護士らは捜査を見合せる。
専従班の原枝理香警部補は最初鬼塚慎登の山で松茸採りをする業者に聞き込みを行う。
だが此処では得る物はなかった。
山に毎回入って見ているが太陽光発電設備と鬼塚慎登の住む母屋以外建物は池の奥の祠しか見かけないとの回答である。
原枝理香警部補らは付近の住民に聞き込みを続る。
何か得られる可能性は低いと思いながらも老夫婦の家にも聞き込みに入った。
「鬼塚。あのガキは知らんかも知れんがあの山は恐ろしい場所だった」
老人は突然そう話し出す。
「それは」
「今は完全に埋まってしまって上に池が有るだけだ。だがあの地下には鍾乳洞のような洞窟と言うか穴があった」
「池の下にですか」
原枝理香警部補らは一気に色めき立つ。
「鍾乳洞の様な洞窟の入り口が埋められて池になった」
「それはいつ頃のことでしょう」
原枝理香警部補は驚愕の現実に直面して興奮を隠せない。
「昭和も戦前から戦後位の話やな。恐ろしいところだった。戦後息子の代になって」
「その頃埋められたのですか」
「そうや。あのガキの四代前の話だ。それまで財産の力でやりたい放題してきた鬼塚家が没落した。恐ろしい往生だった」
老人は七十年以上前の話を始めた。
「どんな」
「あれが本当の天罰やな」
「・・・・」
原枝理香警部補は息を呑んで先を聞き続ける。
「大地主で儲けて遊女でまた儲けていた。あの山の麓に壮大な屋敷が在った。その当主が梅毒で死んだ」
「それがどうして天罰なのでしょう」
「あの池の前には恐ろしい物があった。鍾乳洞の大きな空間があって其処に舞台と牢屋があった。其処に遊女を監禁していたのだ」
「こんな所に遊郭ですか」
「いいや遊郭はない。土浦、館山、横須賀、呉、佐世保と遊女を集めて送っていた。その一部だけ問題を起こす女として此処に監禁した」
「反抗するとか」
「名目だよ。当主の太郎蔵が玩具にしたい女を連れて来ただけだ」
「自分の為の隠し遊郭とか」
「人も接待した。軍や国の偉いさんをな」
「それは相当なスペースがあったと」
「そうだ。夏でも冷房がなくても涼しい。冬も寒くない。大きな洞窟の中に板張りで造った大きなスペースが在った」
板張りと聞いて原枝理香警部補は岡田有美らの供述内容を思い出す。
「そこで」
「その舞台で昭和中期のストリップ劇場の様な見世物が行われた。女を凄惨な拷問する見世物もあった。偉いさんを悦ばし自分も愉しむ」
老人の口調には怒りと非難が篭っていた。
「死んだ人は」
「沢山居るよ。壮大な太陽光発電があっちの裏山にあるだろ。その裏辺りに墓石がある。太郎蔵の息子が建てた。あの辺りに何人も埋められている」
「ああ」
原枝理香警部補は驚愕の表情で聞く。
「拷問で自殺したり殺されたり病気で死んだり様々やった」
「どんな拷問を」
「わたし等が聞いただけでも壮絶なものやった。鞭や竹刀で叩く。ピストルに蝋燭の弾を入れて女躰を的にする。一番酷いのは女のあそこに蛇を入れた」
「ああ」
何か鬼塚慎登そのままである。原枝理香警部補は鬼塚慎登がそのひ孫でそのミニチュアと言う印象に包まれた。
「偉いさんの相手をさせられるだけでは済まなかった。だが戦時中食べ物がなくてもあそこは潤っていた。蓄えと闇取引だ。戦後まで続いた」
「それでは遊女も食事は」
「食事だけは他よりは良かったらしい」
「あちこちで遊郭を運営するのにどのように女性を集めたのですか」
「それが酷いやり方やった。東拓って知っておるかな」
「・・・」
原枝理香警部補は首を振る。
「東洋拓殖会社と言ってな。朝鮮で農民に金を貸して抵当流れで土地を奪い取った。太郎蔵は日本で土地ではなく娘を抵当にさせた」
「ああ」
「その娘の優劣で借金額も変わったらしい」
「高くなった方が悲惨ですか」
「そうだよ。此処に連れて来られた娘らは遊郭以上の地獄だ。太郎蔵の送った遊郭は特攻隊の相手などで此処ほど辛くはなかったようだ」
「その内部ですがいまも残っていますか」
「いやあ。ないと思うな。太郎蔵の息子が埋めて池を上に作った」
「完全に埋めてしまったのですか」
「そうでなければ水を溜められない。鍾乳洞は川に繋がっている」
「そうですか。他に鍾乳洞の入口はありませんか」
「ないことはないが途中で水に浸かる部分があって。水があったり、なかったりで危険だから誰も入らない。太陽光発電の後ろ辺りに洞窟の入口がある」
「以前は上に池がなくて入口があったのですか」
「祠の横に入口があって。其処から今の池の中に出る。その先洞窟の淵沿いに階段があって下に降りられた」
「元の大きなお屋敷はどうなったのですか」
「息子の代になって農地改革でさらに没落した。土地ごと売ってしまった。小学校が建てられたがそれも廃校になった」
かなりの情報が掴めて原枝理香警部補は引き上げた。
十月十一日。
翌日部下の男性巡査長四名を伴って鍾乳洞の捜査に向かう。入口は太陽光発電の後ろの小道沿いに見つかった。
潜水服やザイルも用意している。
別に専従班の班長は鬼塚慎登の母屋の家宅捜査に向かう。
鬼塚慎登は原枝理香警部補らの洞窟進入を察知していた。洞窟の中に池があった。水に浸かると言っていた場所である。
天井が下がっているので水が入ると完全に埋まってしまう。
「此処がその水があったり、なかったりの所ですね」
「そうね」
潜水服とボンベは持っている。
鬼塚慎登は原枝理香警部補らが其処を通過するのを待っていた。通過を確認して水門から地下の水を流し込む。
昔は人の手で水門を操作していたが今は電動になっている。
次に原枝理香警部補らの進入した洞窟内に催涙ガスを流し込む。
原枝理香警部補らは潜水服を持参していたがボンベを使う余地はなかった。五人とも催涙ガスに倒れた。
鬼塚慎登は回収に向かう。
男性巡査長四人は注射で薬殺した。そのまま地下の池に捨てる。水を流せば川に流れ出る構造である。
原枝理香警部補だけキャリーバックに詰めて上のステージに運び上げた。
池の真下に昔の建造物はそのままである。
太郎蔵の息子は鍾乳洞の入口だけコンクリで埋めた。そして池にして水を入れたのである。
その後鬼塚慎登の父が池の水を抜いた時だけ入れる入口を池の底に造った。
鬼塚慎登の代になってさらに改造する。松茸も自分で採取しないで業者を入れた。山には太陽光発電も設置したのである。
原枝理香警部補を床に降ろして椋木美弥と同じように床に磔にした。
もう防護服は着けない。正体が判ってしまっている。
原枝理香警部補は暫くそのまま放置である。
鬼塚慎登は外を警戒しなくてはならない。
隠しカメラの映像を数台のモニターで監視する。
越後湯沢。如月鬼堂の居間である。
「もう危険はなくなったのでしょうか」
本多椿は犯人が判ってもう拉致はないと思った。
「いいや。鬼塚慎登が逮捕されるまで安全とは言えない」
如月鬼堂は警戒を解かない。
「でもニュースでは容疑者が地下の鍾乳洞に隠れたと。そしてその捜査が始まったと」
本多椿はもう鬼塚慎登が動けないと見ている。
「この拉致は時間的に鬼塚一人ではできない。連続拉致強姦事件の連中が依頼して闇組織が手伝っている。鬼塚が逮捕されるまでそれがどう動くかだ」
「確かに危険が残ってないとは言えませんね。鬼塚が自分で拉致まで行えばとっくに逮捕されています」
館山弁護士も同調する。
「それではいつまでも危険では」
「そうではない。連続拉致強姦事件の連中は思考的に風俗嬢やAVになっている女性を標的にしない」
「犯人は鬼塚ではないと他で事件を起こして捜査を撹乱ですか」
「そうだ。可能性は低いが」
「そうですね。連続拉致強姦事件の犯人連中なら鬼塚を始末する可能性の方が高いです」
館山弁護士と如月鬼堂の考えはほぼ一致している。
警察は四人の刑事が川から流れてくるのを発見した。
事態はさらに大事に至ってしまう。埼玉県警はSITを動員した。完全に山を包囲している。
池の周りは専従捜査班を中心に警察が取り囲んでいた。
池の水を抜く手配も行われている。
マスコミのヘリは上空に展開していて山の麓の規制線までマスコミの車両が迫っていた。
鬼塚慎登は床に磔にした原枝理香警部補の躰に椋木美弥と同じように裸の銅線をクリップで鋏み付ける。
原枝理香警部補は途中で意識を戻した。
「ああーーーーーーーーー。何やっているの」
原枝理香警部補は事態に気付いて叫ぶ。
鬼塚慎登は構わず作業を続ける。
「やめろーーーーーーーーーー。もう警察はお前を包囲している」
原枝理香警部補は全裸にされていると判っても気丈に叫ぶ。
「今頃刑事が四人も死んで大騒ぎだろう。簡単に此処には入れない。もう覚悟は決まった。お前は道連れだ」
「・・・・・」
原枝理香警部補は驚愕の事態を悟る。部下四名の死が大きく動揺させた。
「あの洞窟の中の池で排水すれば川に流れる。水を張れば通行できない。さらに流し続ければ激流で泳いでも通行不可能だ」
鬼塚慎登は川口の会長に見捨てられて覚悟が決まった。淡々としゃべりながらクリップを鋏んで行く。
「おのれーーーーーーーーー。ううーーーーーー」
原枝理香警部補は気丈な女刑事と雖もクリップは痛い。
「ううーーーーーーーーー」
「もう直。電流を流すぞ」
「やめろーーーーーーーーー。こんなことをしても」
原枝理香警部補は説得しようと言い掛けて無駄を悟る。
鬼塚慎登はクリップを鋏み終えてクスコを取り出す。
「何をするのーーーーーーーーー」
原枝理香警部補はそれで何をするか分かっている。
「止めなさい。もうじき警察は乗り込んで来ます」
「その時この姿だ。だが簡単には此処に入れない。無理やり入ろうとハッチを壊せば起爆装置が働く」
鬼塚慎登はそう説明しながら原枝理香警部補の膣をクスコで抉じ開ける。
「やめろーーーーーーーーーー」
原枝理香警部補は驚愕の屈辱に堪らず叫ぶ。
鬼塚慎登は小型のカメラを差し込んで原枝理香警部補の膣の内部をモニターに投影する。
「あれを見ろ。婦警さんのお○○この内部だ。既に十分毎にメールで自動配信される」
「なんですって。こんな罪を犯して」
そう気丈に叫ぶ。だが原枝理香警部補はあまりの羞恥に狼狽していた。
「こっちのモニターをみろ。警察が池を取り囲んでいるだろ。あの連中も道連れだ」
「そんな」
原枝理香警部補は焦る。警察が全滅する。防ぐ手立てはこの男を説得しかない。
次頁
戻る
ご感想、アンケート
ご感想、ご質問、ご用件、ご依頼などございましたら以下のメールにお送りいただければ幸いです。
sado9364○yahoo.co.jp
(お手数ですが○を@に変えてご使用ください)