鬼三のSM小説
女衒の國
この物語はフィックションであり実在の人物機関とはなんらかかわりがありません。
リベラル検事に協力した女性警察官の悲劇
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検察庁捜査事務官合原朋子はあんた何を言っているのという表情である。
「11月の始め。二週目の月曜日だったな。取引先が早い時間の訪問を要求したので通勤時間に大宮駅に降りた」
その時柿崎一行はホームのベンチに座って降りた乗客の波が収まるのを待っていた。
そこへ写真の女が今回の犯人らしき男の腕を捕まえて電車から降りてきた。協力者が居たように思う。
そのまま警備員を呼んで引き渡して女も付いて行った。
「なんとなくあのなよっとした男らしからぬ体型が似ているようで」
「それがどうして丁稚上げなの」
検察庁捜査事務官合原朋子は抗議姿勢である。
「確信犯なら殺人に至ったりしないでしょう」
柿崎一行はきっぱり言い返す。
「それは確かに」
同行の刑事も納得する。
「そうですね」
野村未来也弁護士も同意を示す。
「11月の二週目の月曜日に間違いないですか」
同行の刑事が確認する。
「ええ。あれは三島から帰った翌日でした。間違いありません。通勤時間の電車には普段そんなに乗りません」
これもきっぱり言い切る。
同行の刑事は立って携帯で問い合わせる。
「その人の似顔絵を作ります。ご協力願えますね」
「大宮駅の防犯カメラにその女と一緒の画像があるでしょう」
柿崎一行はそこまで知らないと言う表情である。
「そうですよ」
野村未来也弁護士も加勢する。
そこへ刑事が戻って来る。
「その男はガードマンがきっちり押えなかったので逃げたようです。似顔絵も防犯カメラの画像もあります」
刑事は携帯で受け取った画像を柿崎一行に見せる。
「その男ですね」
柿崎一行も認める。
「どちらにせよ証言から手掛かりの可能性も出ましたし柿崎さんはもうよろしいですね」
今度は年嵩の館山弁護士が宣言する。
「とにかくまだ確認しなければならないことも有ります。連絡先を明らかにしてください」
「いいえ。野村未来也弁護士が代行します」
館山弁護士が抵抗する。
検察庁捜査事務官合原朋子は暫く難しい顔で懊悩する。だが弁護士の言い分を認めざるを得ない。
「もっと早く協力してくれたらこんな事には」
検察庁捜査事務官合原朋子は不満をぶちまける。
「取引の時間を犠牲にして強力の義務はありません。そのために無駄な費用を掛けて私共に依頼されています」
「野村先生が代理人ですね」
国際企業に勤務する人物。弁護士も手配されている。拘束をする権限は無い。強引に命令するのも憚れる。
検察庁捜査事務官合原朋子はそれでも納得行かないが弁護士も強い。
「そうですが。貴方が強引な捜査をして柿崎氏の業務を妨害される場合は私も加わります」
警察は犯人を追う事が先決なので引き上げた。
痴漢が確信犯なら被害者殺人には至らない。だが柿崎一行は見た状況から確信犯だと思っている。
派遣されて来た工作員には詳しく説明した。
工作員の捜査で真相は解明される。
被害者の女性は独立行政法人の入札担当であった。独立行政法人の本社案件のダム工事の入札。これを強引に取ろうとした業者が動く。
その女性は固く懐柔出来なかった。
たまたま大宮駅で柿崎一行のように痴漢取り押さえ現場を見かけた業者はR国工作員に相談した。
柿崎一行はこれに関与はしていない。同じ工作員でもこの件は知らなかった。
工作員は犯人にこの女性の殺害を強行に依頼する。殺さなければ警察に密告するが殺害に成功したら海外に逃がしてやると持ちかけた。
そして犯行後工作員は大宮駅から逃がす。
その後捜査が進まないので海外逃亡は様子を見る状態と成っていた。
警察は犯人長田裕也三十五歳を突き止める。警察は殺人犯と決め付けそれ以上の疑いは持たなかった。
だが工作員の動きが早い。一歩手前で長田裕也をR国の潜水艦に乗せてしまった。
潜水艦は海沿いの建物の地下三十階から陸棚の下を抜けて海中に出る。湯野中資本が日本に造った基地である。
これが麻薬の輸入口となっていた。
R国でも麻薬は使用禁止である。だが奥地のゲリラゾーンにて栽培され国内を潜水艦で抜ける。
仁川主席時代には国内で製造されていた。国内で使用は認められないが輸出は奨励されていたのである。
これを真紀子の要求で国内から排除した。湯野中は真紀子の言い分を聞いてゲリラゾーンに追いやったのである。
柿崎一行は事件の繋がりを知らなかったがあくまで余計なことは話さない。これが工作員としての習性であった。
また犯人の逃亡は鮮やか過ぎたのである。
それゆえに痴漢の冤罪被害者の復讐で片付けたい。柿崎一行はあのように脚色した証言をしたのである。
だが事はそれで済まなかった。リベラルを応援する傾向のマスコミは騒ぎ出した。
娼国側の工作員も事態を確認する。
証言出頭を要求できる制度が必要と論議までされた。無論、葛城義和が操る月村内閣でそんな法改正は行わない。
問題は検察庁捜査事務官合原朋子である。
逃亡先を既にR国と決め付けていた。
真紀子は湯野中を呼んで葛城義和元日本総理と柿崎一行を交えて対策会議を行う。
「検察庁捜査事務官合原朋子と栗山主任検事との関連はどうでしょう」
葛城義和の開口一番の質問である。
「調査中です」
湯野中はまだ状況を掴んでいない。
「危険性は有るわね」
真紀子は充分警戒している。
「ところでこっちの事件はどうでしょう」
葛城義和が切り出す。
また大宮駅に向かう川越線で事件は起こった。
南古谷を発車して四号車の車内である。白木の鞘に入った日本刀を振り回し男が二人の乗客を切りつけた。
さらに女性の乗客に刀の刃を押付けて電車を止めろと脅迫する。
角の席に座っていた客が携帯で110番して直ぐ電車は止まる。その客は警察に被害状況を説明した。
「非常用ドアコックを開けろ」
人質に刀を押付けたまま犯人の男は要求する。
警察に説明していた男は危険なので要求通りにすると警察に説明した。
警察官が車掌弁の位置を説明しようとする。
「大丈夫です。ここから見えます」
そう答えてドアの上にあるハッチを開いて中の車掌弁を引く。そしてドアを手で開けた。単線なので他の電車の危険はない。
ドアが開くと男は人質にした女性を線路脇に突き落とす。そのまま自分も飛び降りる。
直ぐそこが川である。
男は行き成り女の腹を刺す。そしてそのまま川に突き落した。
男自身も首筋に刀を当てる。血を飛ばしてそのまま川に飛び込む。
男はそのまま川を流れて行った。
女性は川底から一段上高くなったコンクリート部分に這い上がる。そこからは川の側面が高く上がる事は出来ない。
通報していた客は一部始終報告する。
レスキュー隊が現場に向かうと聞いて乗客は運転再開を待つ。電車内で刺された乗客二人は救急車の到着を待たず絶命する。
女性は川に流されなかったがレスキュー隊が着いた時には既に死亡していたのである。
凶器は川で見つかったが指紋は採取出来なかった。
三名が致命傷ではなく絶命したのは刀の刃に矢毒蛙の毒が塗られていたからである。この蛙は日本には生息しない。海外から入った毒物と断定された。
「この川に流れた男と通報した男は工作員ですね」
柿崎一行が断言する。
「渋谷の配下だ。工作員だが日本での収益を狙って工作活動もする」
湯野中が事態を説明した。
「それはやり過ぎよ。そして本当に必要な工作活動まで危険に曝すわ」
真紀子がきっぱりと非難する。
「分かっているよ。こっちの工作員は日本に進出して企業経営もしている。そこが混同してしまうのだ」
「厳重に注意してよ」
真紀子は怒っている。
葛城義和は真紀子が言ってくれるので何も言わない。
「指宿さんと一緒に私が交渉します」
柿崎一行もこの動きを強く警戒していた。
「そうしてくれ」
湯野中も困っている。
「検察庁捜査事務官合原朋子と栗山主任検事の件は」
葛城義和が確認する。
「こっちでやるわ」
真紀子がきっぱり断言する。
検察庁捜査事務官合原朋子は川越線の事件も同じ目的があると疑う。今度は通報した人物にそれっきり連絡が取れない事に疑いを持った。
そして証言を回避するために弁護士まで付ける柿崎一行にも疑いを向ける。
さらに被害者の中に大宮駅の事件同様に独立行政法人の入札担当者が含まれていたのである。
そこで大口の落札をした企業が同じグループであった。
線路に連れ出され刺殺された女性はその対象ではない。ただのOLである。
電車内で刺された女性が独立行政法人の職員と判明した。
だがそれだけで企業に捜査が及ぶ事はない。
捜査は川に流れた男と通報した男、そして柿崎一行に絞られた。さらに渋谷土建、渋谷電子工業の調査を開始する。
だが娼国、R国の息の掛かった東京地検幹部から大きくブレーキが掛かって捜査員は確保出来なかった。
検察庁捜査事務官合原朋子は埼玉県警及び警視庁に居る自分の知人に捜査協力を依頼する。
その了解を取る事で栗山主任検事との人脈が娼国の資金提供を受ける警視庁幹部により報告された。
栗山主任検事と検察庁捜査事務官合原朋子の捜査は娼国工作員及び警視庁捜査員が見張る中での捜査と成る。
滝本美緒里巡査部長は渋谷土建及び渋谷電子工業の実質オーナー渋谷正臣会長の身辺調査担当を引き受けた。
工作員は滝本美緒里巡査部長の確保機会を狙う。日本の警視庁もそれに協力体制であった。
だが真紀子からストップを掛ける。
真紀子は栗山主任検事と検察庁捜査事務官合原朋子が既にR国に目を付けていると確信していた。
東京地検も警視庁も彼らに協力体制ではない。四人だけでR国に乗り込むと一応推察した。
普通の捜査官なら置かれた状況を判断して動きはしない。だが正義感に酔いしれた彼らは動くと真紀子は判断していた。
それまでは泳がすよう指示したのである。
一方で柿崎一行は指宿の後ろ盾を借りて渋谷正臣を説得する。
渋谷正臣会長は職を退き後任人事を決めてR国に移動した。後任人事は名目だけである。R国から院政を敷く事になる。
柿崎一行はそれも危険と感じた。真紀子に連絡を取り指宿と合同で湯野中に事態解決を要求する。
湯野中を含めて渋谷正臣に殺人まで行う工作活動的な経済進出を止めさせる説得に掛かった。
だが湯野中を交えた説得と雖も渋谷正臣は渋る。
已む無く真紀子と葛城義和元総理が加わってようやく渋谷正臣は従った。
葛城義和は出水茉里元巡査部長の新しい家を訪れた。
出水茉里元巡査部長は歓喜して迎える。以前の様な反抗的態度はまったくない。
葛城義和はスーツケースを渡す。墨田会系大船一家の稲垣七郎が出水茉里元巡査部長から預かった一式である。
「ああ」
出水茉里元巡査部長は感慨深くそれを開く。日本から着て来たスーツ、財布、身分証、下着まで入っていた。
葛城義和は百万の束を置く。
「えー。こんなに」
出水茉里元巡査部長は唖然とした表情である。
「ひょとして私を凄く虐めたいの」
出水茉里元巡査部長は受け入れる心算だがやや不安を覗かせた。
「次に何時来られるか分からない」
「嫌よ」
「内山莉緒警部補と木村史乃警部補にも沙緒里から預かる前に立て替えて先払いしている」
「嫌。沙緒里さんから離れられないの。たくさん虐めてもいいから来てよ」
「君のような刑事や地検捜査事務官が居てあちこちで問題が起こるからな。サプライチェーンの管理だけに専念したいのだが」
「この間言っていた検察庁捜査事務官合原朋子の事」
「そうだ」
葛城義和はやや渋面である。
「栗山検事に追従している捜査事務官ね」
「何、知っているのか」
「ええ。栗山検事は以前千葉地検に居たから」
出水茉里元巡査部長は躰を寄せてそう答える。
葛城義和はその肩を掴んでワンピースの後ろのファスナーを下ろす。そのまま肩からワンピースを落としてしまう。
「二人は協力体制だったのだな」
「ええ」
「それがR国に捜査に乗り込んで来る」
「それは控えるのじゃないかしら」
出水茉里元巡査部長はきっぱりとそれを否定する。
「どうして。北嶋副主席は乗り込んで来ると見ている」
「ううん。合原捜査事務官は私のようにラジカルに動くけど。栗山検事は慎重派よ。栗山検事が動くなと言ったら合原事務官は動かないと思う」
葛城義和は出水茉里元巡査部長のブラを外す。乳房を掌で包み込み躰をさらに引き寄せる。
唇を重ねて強く貪る。
「そうなのか」
葛城義和は出水茉里元巡査部長をベッドに押し倒す。出水茉里元巡査部長はパンストを着けていなかった。ショーツ一枚である。
ショーツの上から敏感な部分を指で刺激し始める。
そのまま片手は携帯を手にした。真紀子に連絡を取る。
葛城義和は出水茉里元巡査部長の股間を弄りながら真紀子に今の見解を説明した。
真紀子もその意見を納得する。
葛城義和は出水茉里元巡査部長のショーツを脱がしてしまう。既に股間は女の液で溢れショーツはぬめりが股間部分の二重の布に充満していた。
「それで元巡査部長は栗山検事がこの先どういう操作方法に出ると言っているの」
真紀子の確認である。
「待ってください」
葛城義和は出水茉里元巡査部長の女の部分に入れていた指を抜いて真紀子の質問を確認する。
「あくまで日本で渋谷土建の周りから証拠を固めます。R国に乗り込んでも分が悪く危険があれば絶対に動きません。かなりの慎重派です」
出水茉里元巡査部長は官能から一気に突き放されて躰を起こし冷静に戻ってそう語る。
「しかし合原朋子捜査事務官は柿崎一行と渋谷正臣、あと三名を追っていた。全員がR国に逃れている」
葛城義和は検察庁捜査事務官合原朋子が狙ったホシを追わずには済まないと考えている。
「それでも追う事は止めます。あくまで日本でR国系企業の犯罪を暴いて国際問題に持って行こうとします」
葛城義和は栗山検事の危険を強く感じたのである。
真紀子も出水茉里元巡査部長を含めて再度作戦会議を行うと決めた。
それから葛城義和は生煮えだった出水茉里元巡査部長の躰を燃焼させる。
「少しここを叩いて藻掻く姿を愉しみたかったが今度だな」
葛城義和は栗山主任検事の事で強力を得なければ成らない。
「いいよ」
出水茉里元巡査部長は葛城義和の要望に応えようとしている。金を貰ったからではない。今の境遇では自分から離れて行って欲しくないのである。
出水茉里元巡査部長はベッドにお尻を着き股間を開いて女の部分を葛城義和に向ける。
さらに両手でピンクの部分を広げた。強烈な痛みを覚悟して身構える。
SM道具一式は既に運び込まれていた。
葛城義和は一本鞭を右肩上に構える。先端は長方形の革を二つ折りにしたチップである。
クリトリスは避けて尿道の小さな亀裂と膣口を狙う。
出水茉里元巡査部長は震える手で女の部分を広げている。
葛城義和は一発だけと鞭を振り下ろす。
先端のチップはピンクの部分を直撃した。
出水茉里元巡査部長は膝立ちになり眉間に三重の皺を刻み唇んで噛み歯を?き出す。
「ぐうわああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
股間を両手で押えてベッドに倒れこむ。痛みに堪えかねて躰を回転させる。ベッドから転げるように降りて絨毯を叩いて転げまわった。
「うぐう、うーーーーーーーーーーー。うーーーーーーーーーー」
目からは大粒の涙が零れている。
葛城義和はその躰を抱き寄せる。
出水茉里元巡査部長も確りしがみ付く。
「あはん。あはん。あは。あは」
胸に顔をこすり付けて泣きじゃくる。
葛城義和はその顔を引き寄せる。唇を重ねて強く貪る。
「満足してくれました」
出水茉里元巡査部長は涙を振ってそう確認する。
「うん。ありがとう」
少し湯に浸からせて躰を癒させてやる。
「ねえ。ちょっとだけでも入れて」
葛城義和は出水茉里元巡査部長の躰を燃焼させたが挿入はしていない。軽く湯の中で躰を繋ぐ。
支度をして迎えに来たヘリで会合に向かった。
日本人区の警備兵が娼国のヘリと確認する。さらに北嶋副主席からの指示書を確認して出水茉里元巡査部長の特別な外出を了解した。
葛城義和が外出の確認書類にサインする。
ヘリはT市に向かう。
T市は湯野中の本拠地である。出水茉里元巡査部長の家を与えられたD市と同じように日本人居住区が有る。
中心が大きな湖水で山の斜面にリゾートホテルが建てられていた。
リゾートホテル最上階の特別な会議室に通される。
真紀子は津島公明CIC長官、鄭淑徳少将と共に既に着いていた。
湯野中はまだ出て来ない。指宿五十八と柿崎一行の間の席が空いたままに成っている。
「湯野中氏はまだですか」
真紀子が指宿に確認する。
「いま東京地検の水早検事長と通話しています。この件です」
指宿が丁重な表情で取り繕う。
「そう」
真紀子もそれなら仕方ないという表情である。水早検事長は湯野中派が懐柔確保した検察庁では少ない味方である。
そこへ通話の終わった湯野中が入って来る。
「葛城先生。大変申し訳ない。そちらの女性の仰る通りだ」
湯野中は真紀子ではなく葛城義和に詫びた。
「慎重派かつ理論派の堅物で地検でも扱いに困っているらしい」
湯野中は会話で得た情報を簡単に語る。
「栗山主任検事が虎視眈々と情報を集めて証拠を固めて動けばこれ以上の危険はないよ」
真紀子は座に公言して言う。
「まるで昔のテレビドラマの一切賄賂の訊かない関八州みたいですな」
「その通りです。冤罪は絶対に有ってはならない。状況証拠では起訴をしません。完全に証拠固めをして全容を完全に掴んで起訴に掛かります」
出水茉里元巡査部長が控えめに語る。
「ところで茉里さん。こう呼んで良いかな」
湯野中が出水茉里元巡査部長に語り掛け確認する。
「はい」
「栗山検事には何か盲点はないのかな」
湯野中はもう一押し確認する。
「難しいです。遊んだり飲み会で崩れたりしません。女性関係は綺麗です。家族は居ません。失うものは地位以外ありません」
出水茉里元巡査部長はきっぱり断言する。
「では、合原朋子と言う捜査事務官との関係はどうかな」
湯野中は確信を付いた心算である。
「そういう関係では有りません。合原事務官は男性をそういう目で見ません。信頼尊敬出来る上司と言うだけです」
「貴女から見て合原事務官をそう思う訳ね」
真紀子は横から確信を再確認する。
「そうです」
「しかしのう。茉里さん。貴女なんで協力する気に成ったのだな」
湯野中は出水茉里元巡査部長を疑っている。
「葛城さんが困る結果に成らないようにと思っただけです」
湯野中には意外過ぎる発言である。
「貴女は自分の資金源が心配かの」
湯野中の言葉に出水茉里元巡査部長は強い怒りの表情を表す。
「貴方は女が解らないから何時も失敗するでしょう」
真紀子が代わって怒りを表明する。
「どっちにしても罠に嵌めるのは難しいですね。でも栗山検事自身を行方不明にするのはどうでしょう」
柿崎一行の発言である。
「他に動く者が多く出過ぎないか」
指宿の疑問である。
「どうでしょう。そんなには動かないと思います。煙たがっている人は多いです。私も何回か立件を見送られました」
「その手で行きましょう」
真紀子が結論を出す。
「栗山検事に起訴されて有罪後に出所した人物を探しましょう」
これも柿崎一行の意見である。
「その人物を犯人にしますか」
葛城義和が確認する。
「そんな見え透いた手は使いません。ご安心下さい」
柿崎一行には充分自信がある。
会議が終わって葛城義和と出水茉里元巡査部長を乗せてヘリは離陸する。
出水茉里元巡査部長は確り葛城義和の腕にしがみ付いていた。
葛城義和も出水茉里元巡査部長のスカートを捲りショーツの中に手を入れる。
操縦席とは別のブロックになっていた。
唇を重ねて指を女の奥に侵入させる。その部分は思った以上に濡れていた。
葛城義和は容赦なく欲望の限り責める。指先は女の一番敏感な部分をなぞっていた。
もう出水茉里元巡査部長は抑えようとはしない。
「ああーーーーーーーーーーーー。あはああーーーーーーーーーーー。ああーーあはあーーーーーー」
成されるまま官能の極致を受け入れる。
「ああーーーーーーーーーーーーー。あはあーーーーーーーーーーーー。ああーーーーーーーーーー。あはーーーーーーーーーー」
出水茉里元巡査部長の顔は苦悶にとことん揺れる。躰も震撼し膣は痙攣を続けた。とことん今を満喫しようと総てを任せている。
葛城義和にとって出水茉里元巡査部長は絶品ではない。だが何故かこの女を弄りたくなる。
つい数時間前の痛みに苦しみ藻掻きながら自分にしがみ付き満足したと確認した言葉に年甲斐もなく陶酔してしまった。
顔の色はやや浅黒。色白とまで行かない。躰の線にも特徴がある。乳房も角度は良いがやや角ばっている。垂れてはいないがやや下向きである。
乳輪には少し細かい突起があり色は究極の赤である。
それでも恥ずかしさに堪える顔が一番愉しみたい。
今日はどう責めるか。滝澤沙緒里には事態が変わった事を連絡してある。
どう責めるか葛城義和は出水茉里元巡査部長の女を弄りながら考えた。
真紀子の言葉が意味深げに思える。『葛城先生が貴女を玩具にしたがらなかったら貴女もああ成っていたのよ』
しかしこれまでAVにした女は米軍に提供しないと聞いていた。あれは真紀子の脅しなのか。
あの日、真紀子は出水茉里元巡査部長に何かを演出していた。葛城義和はとことん不思議な女だと思う。
だが女は総て真紀子に世話されている事に成る。滝澤沙緒里とて真紀子に強く言われなければ今の関係ではないのである。
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