鬼三のSM小説
女衒の國
この物語はフィックションであり実在の人物機関とはなんらかかわりがありません。
嘘セクハラ告発記者を報復拷問
1|
2|
3|
4|
5|
6|
戻る|
日本国内である。日本の鑑識捜査並みの検視が娼国工作員にて行われる。
念を入れるがまず捜査は行われない。既に青森県警はR国に本部長他幹部が懐柔されていた。
葛城義和と真紀子は青森空港から千歳に出る。其処から新日本空輸機でR国国際空港に戻った。
其処からは軍のヘリでT市に向かう。其処には滝澤沙緒里が真紀子の作戦で好まずとも手に入れた豪邸がある。
軍用ヘリはその広い庭に着地した。
「小林由美子との関わりは知りませんでした。でも枝野順一部長が関わっていればかなり範囲は広いです。コメンテーターもかなり広がります」
滝澤沙緒里の説明である。
「そう」
「それに枝野順一部長は世論操作をする中心人物です」
「分った」
真紀子はこれで天敵を確認した。
「それならこっちの力がもっと拡大するまで動かないほうが良いと思います」
葛城義和は慎重論になる。
「その前にもっと手を打っている危険はあります。枝理香は相当の危険を覚悟して躰まで使って取材して得られなかったのでしょう」
「確かに官房長にあれだけ近付いて自衛隊の内情は掴めなかった。こっちの息が掛かっていると知っていればね」
「それに枝理香は他のフェミニストの正義感とは違います。元より目的のためには手段は選びません」
滝澤沙緒里はきっぱり批判をしていた。
「君らのネットワークとは少し枝の集団と言う事か」
「そうです。出水巡査部長も。この間娼国に連れて来られた小倉警部はもっと末端です」
「そうすると岡村一美と新井絵里は」
真紀子は姉ヶ崎ロイヤルホテルの会合のあと工作員が拉致した二人のことを確認している。
このとき滝澤沙緒里はこの二人の処刑を避けるため娼国との間で葛城義和に仲介を求め二人にAV嬢になる妥協を進めた。
「絵里は私の繋がりです。岡村一美は山本枝理香の繋がりです」
「そうだったの。護りたかったのは新井絵里だけね。それであとから潜入してきた出水巡査部長には一切同情しなかったのね」
「そうです」
「ただ姉ヶ崎ロイヤルホテルの会合でその構成が少しずれたということだな」
葛城義和も確信に触れたくなる。
「その段階のことでは私には解りません」
既に滝澤沙緒里は日本の元仲間からは娼国でAVに転向して一稼ぎした。R国に豪邸を持ち日本に高級マンションを持つセレブと認識されている。
そして今は娼国の後押しでバラエティタレントに転向。さらに開発中のD市でホテル経営を始めた。
いま娼国、R国に向かってくるネットワークは過去の滝澤沙緒里の仲間とは別系列のようである。
だからそれほどに罪悪感もないらしい。また世間からは完全に転向したと認識されてしまっていた。
「とにかく枝野順一近辺を見張ってテレビ太陽を押える対策を考えないとね」
真紀子は厳重警戒の意志を固める。
湯野中派と分担して東京、大阪、名古屋以外の全ての県にニューシティが侵出して経済と自治体を押える計画である。
そして息の掛かった議員を中心に今以上に与党が政権を押える。
住民税半額。低所得者の非課税範囲が高い事。派遣層の仕事が高額で多い状況。これらを餌に住民を集中させ他の市を過疎化に追い込む。
自治体を統廃合して歳費の無い娼国、R国の手先議員ばかりにする。
既に葛城義和の構築したサプライチェーンマネジメントで驚愕の資金が娼国、R国に吸収された。
その資金力で一気に投資が進む。日本での非正規雇用の給与も高額になり一気に拡大する。
逆に安い地方自治体の派遣入札が高額に成る。自給千円を割っていた激安の事務補助の給与も千二百円まで跳ね上がった。
ニューシティ内に移った非正規雇用は安かった収入が高くなり遊興費に回せるように成る。
そこに自治体と警察幹部を傀儡化して風俗を蔓延させてゆく。
ニューシティの構造は二つのブロックに分かれている。片方は独身者と盛り場の街である。
もう片方は家族の町であり病院、学校、ショッピングセンターが入る。
どちらも中層階は寮であり下層階は工場又はショッピングモール、レストラン及び店舗街となる。
風俗営業をしやすくする構造である。
自治体を押え警察幹部を懐柔することで新たに特浴も開店させた。
風俗業向けの保育園がニューシティの周りに増える。この賃金も高額なため一般の保育園から保母が激減して維持が困難に成るのである。
自治体の統廃合で地方公務員が削減され野党議員も姿を消す。逆に原発の再稼動は容易になり電気料金は下がる。
「やっぱり葛城さんが次の総理に成るのですか」
滝沢沙緒里は先に真紀子から聞いていたようである。
「君は知っていたのか」
瞬時、葛城義和は滝澤沙緒里が黙っていたのを咎める。
「私が直接説明すると言ったからよ」
真紀子が代わりに弁明する。
「平佐和先生から強制されたよ」
葛城義和はやや困った表情になる。
「仕方ないと思うよ。今の民事党であの政策で野党と議論できる代議士は大泉元総理の息子だけよ」
半年前の滝澤沙緒里とは思えない発言である。
「あれは党内野党と同じよ。それに懐柔も出来ないわ」
真紀子も真っ向否定した。
「宴会場に菱沼が居たでしょう」
「そうです。何故新国民党があの場に」
葛城義和もその時の疑問を投げ掛ける。
「安田内閣はまだまだ持つわ。でも今の比率では駄目。こっちの準備が整ったら総裁選、解散総選挙の順にやるの。そのとき菱沼が一団連れて寝返る」
真紀子が数年前から準備した計略である。
「旧国民党の議員を取り込むのですか」
「それは六人だけ。都市部で女性の新人を投入します」
「分裂した野党同士争わせるのですか」
「それも。でももっといい手が有るよ」
「選挙の保証金を値上げして資金援助無しでは立候補が難しくする」
葛城義和はこれまでに考えた方法を言ったまでである。
「いい線よ。ストレートに援助はしないけど」
「娼国の関連金融機関から融資をしますか」
「さすがね」
「落選したらどうなるの。分割返済かしら」
滝澤沙緒里はどうでも良い盲点を着く。元ジャーナリストの見解かもしれない。
「落選した場合まで誰も追及しないよ」
葛城義和らしからぬ甘い見解である。
「そうね」
真紀子も笑っている。だが返済免除ではない。据え置きのままである。
「据え置きのままでよいですね」
葛城義和も真紀子の真意に直ぐ気が付く。
「安田総理の退陣は麻留防衛大臣が結論を出すのですか」
派閥の人数で総裁選を動かすという意味である。
「最悪の場合は」
「そうですね。そして議員定数を減らしますか」
「ふふ」
真紀子は何とも言えない含み笑いを浮かべる。滝沢沙緒里も哂っている。
葛城義和も固辞する事は諦めた様である。
真紀子は待っている軍のヘリで帰った。
葛城義和は滝澤沙緒里の家に留まることになる。
真紀子も滝澤沙緒里も葛城義和の二股の男女関係を承知している。真紀子は他でも関係を持つ。滝澤沙緒里はここまでの成り行きで何も言わない。
滝澤沙緒里は浴室に湯を張り葛城義和の服を脱がしてハンガーと乱れ籠を用意する。
「引き受けたのでしょう」
「仕方ない」
あれだけの議席を確保しても指導力の無い政治家が多過ぎる。目の前で平佐和に押し切られてはどうにもならない。
娼国、R国のサプライチェーンマネジメントの仕事で億単位の収益は平佐和の紹介である。
それまでは通常の仕事は月五十万の単金でやっていた。受託会社の下請けでも年二千万位である。
そしてサプライチェーンマネジメントの仕事の傍ら娼国に本社を置きR国
に開発会社を立ち上げ日本のニューシティから吸い上げる。
滝澤沙緒里とは別途に儲ける仕組みを作ってしまった。
「当分R国以外でSMクラブには行けないね」
「R国でも日本からの出稼ぎは駄目だ。それより過去の関連の後始末が大変だよ」
過去に関係した風俗嬢が何を公表するか解らない。これを娼国工作員に任せる。概ね脅しと金で片が付く。
「たくさんいけない事したのね」
「結婚などする気はない。彼女を作る気も無かった」
さすがに露天風呂は無いが大きな浴室である。大きなバスタブだが湯を張るのに五分と掛からない。
滝澤沙緒里は全裸で葛城義和の衣服を畳んで浴室に招く。
滝澤沙緒里は湯の中で葛城義和にゆっくり躰を寄せる。殆ど慣例に成った行為である。
本来フェミニスト系の女はこの様な行為はしない。一緒に湯に入ることもありえない。
もちろん葛城義和が付き合う事など絶対にない。
「君は僕の前だけフェミニストの顔と言動を隠しているのか」
「ジャーナリストというだけよ。元々こんな感じ。でも貴方の前でそういう主張はしない様にしている」
「なぜ」
「だって貴方は私がそういう主張を口に出せば私を直ぐ遠ざけるでしょう」
滝澤沙緒里はやや神妙な表情になる。
「そこまでして俺の近くに居る必要があるのか」
「どうしても分ってくれないのね。真紀子さんは分っている。でも真紀子さんも貴方には特別ね」
「そうかな。副主席は自分の目的に必要な男と躰を合わせて自分の悦びも満足させるだけだと思うが」
「確かにその価値観だと思う。でも貴方にだけは違う」
葛城義和はやや滝澤沙緒里に本音が見え始めたのが逆になま難しいと思う。
「俺はそう思わんが」
「そう。でも私をそんなに警戒しなくて良いと思うよ。私はもうD市でホテル経営に付属して売春経営もやっているのよ」
「そうなのか」
「全部真紀子さんに勧められてだけど」
「ふーん」
葛城義和は滝澤沙緒里が儲ける方に転んだということは納得していた。だがその儲けを最後何処に使うかそこは未知数である。
どうであれ合法のR国でも売春経営まで手を染めれば話は違うかもしれない。
「ならば何故。いまだに毎月俺を通して内山警部補と木村警部補に金を渡す」
内山莉緒警部補と木村史乃警部補は滝澤沙緒里がかつて苦楽を共にした仲間である。
内山莉緒警部補は滝澤沙緒里他三名の仲間と一緒にR国に入った。
現代のからゆきさん。男に騙され借金を作って日本のやくざと現代の女衒に売られる。ハードコンパニオンとしてR国の外国人居住区で働く。
それはもっとも悲惨なSMのコンパニオンであった。
これを追って国際世論に訴えるべく女性フリージャーナリストが海外取材鎖国のR国に潜入したがT市警察に射殺される。
滝澤沙緒里らはこれを調査に入って掴まったのである。
内山莉緒警部補と滝澤沙緒里はT市に監禁され凄惨な拷問を受けた。
木村史乃警部補は滝澤沙緒里らが連絡を絶った一部始終に疑念を抱いて仲間らとR国に入る。
内山莉緒警部補と滝澤沙緒里は駐留米軍幹部のSM接待に出されていた。理不尽な拷問の末に滝澤沙緒里は日本向け無修正AVまで製作されてしまう。
女衒の末裔でR国北側の影の権力者湯野中。その元愛人でR国内に於いて物流業を営む社長盛高知里が湯野中を裏切る。
滝澤沙緒里の仲間らは盛高知里の協力を得て二人を救出して漁船で日本に逃れようとした。
だが娼国副主席北島真紀子と湯野中の腹心指宿の機転で公海に出たところで捕ってしまう。
男性、年配者は殺され残る五人に陰湿な拷問が再開されることになる。
見せしめの様に盛高知里の拷問が娼国新鋭空母の甲板で行われた。
その後事態は一変する。
無修正AVを創られた滝澤沙緒里だけが条件付で解放された。さらにAVのギャラとしてR国に現在の豪邸、日本に高級マンションを与えられる。
既に社会的立場は人気AV女優と成っていた。
滝澤沙緒里が一人選ばれたのは正規査証で入国していたからと言われている。
もちろん選んだ真紀子の考えは他にあった。
R国に滝澤沙緒里らが入る時点で協力した元娼国警察員久保田奈緒子及び内山莉緒警部補、木村史乃警部補が人質である。
久保田奈緒子もR国でAV女優にされた。
そして盛高知里は娼国系の日本法人社長として監視の付いたまま滝澤沙緒里と日本に帰される。
滝澤沙緒里が盛高知里の紹介で葛城義和に会った時に二つの事を頼んだ。
それは岡村一美と新井絵里の処刑の回避及び内山莉緒警部補と木村史乃警部補への現金の援助であった。
内山莉緒警部補と木村史乃警部補は僅かな生活費を与えられ監視付きでT市に抑留されている。
滝澤沙緒里は自分だけ大きく得ているお金を二人に回したかった。
葛城義和の質問はこの金の支援を意識が変わってもまだ続けるかということである。
「それは以前の主張の為ではないよ。私の本当に辛い時に苦楽を共にした二人への思いよ。それくらい許して」
「いいだろう。副主席も納得している」
葛城義和は半分納得して危険は無いと判断した。また中止してその二人に面倒な疑念を抱かせる必要もないと考えた。
「ねえ。気持ちよくさせて。貴方は私の女の変化が愉しみでしょう。私はとことん逝きたいの」
滝澤沙緒里は躰を完全に葛城義和に預けている。
葛城義和が疑念を持ちながら滝澤沙緒里から離れないのは躰が好みだからである。男は好みの躰でないとどうしても欲情しない。
潮も失禁も失神も思う儘である。
充分内部の形状が分っている滝澤沙緒里の女の部分に指を二本入れた。
湯の中で葛城義和膝の上に滝澤沙緒里のお尻が乗って女の部分が迫り上がり湯の外に出ている。
最初の緩慢な動きから一、二分で責める速度を上げてゆく。
「ああーーーーーーーーーー。あはあーーーーーーーーーーーーー。ああーーーーーーー。あはーーーーーーーーー」
滝沢沙緒里の躰は反り返り折った膝が重なる。それを葛城義和の手が遮り躰にまわした手でビラビラを開いていた。
そこは縁がやや薄小豆色だが殆ど開いた中は薄橙で綺麗である。
尿道の小さな亀裂から葛城義和の責めで潮が弧を描いて断続的に飛び散る。
「あはあーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーー。あはーーーーーーーあはん。あーーーーあはん」
滝澤沙緒里の顔は後ろに仰け反り大口を開けて表情はへしゃげる。そして官能の声を搾り出し続けた。
何度見ても葛城義和のさおを究極に起たせる。隠微で美しい女の姿である。
娼国北側の島に立つ昭和中期の高層ホテル。最上階のお座敷である。
この国の建物は全て南面に窓が無い造りに成っている。そして太陽光発電が取り付けられていた。
エコの為などではない。南の島を一般に見せたくないからである。
唯一この座敷からのみ全貌が見られる。
午後の早い時間ではない。日が西に傾いて空が茜色に輝いた光景はなかなか美しい。
南側の島には大きな建物が五つ確認出来る。どれも昭和三十年頃の古い建造物である。
宴席には北側の実質権力者湯野中去j、娼国主席安形寛一、副主席村上稔、北嶋真紀子、そして日本の衆議院議員平佐和周一郎が会合を開いていた。
本日は女躰膳や女躰カウンターではない。L時にカウンターが置かれ内側に板前が一人寿司を握る。
板前は津梨清吉という。ここで首脳部の宴会に常時呼ばれる。配膳は女将だけである。
真紀子がLカウンターの真ん中に陣取っている。
本日の議題は日本政治経済攻略とテレビ太陽対策である。
津梨清吉は各自の注文を聞かないで握って行く。既に好みは知っている。そして秘密は一切口外しない。
「真紀子さん。葛城君はあれからどうや」
平佐和が口火を切る。前回青森で押し切った次期総理の件である。
「観念したようね」
「そうか」
平佐和は安堵した表情である。
「葛城さんのサプライチェーンマネジメントに続いて日本経済改造論で検討してきたのですが」
真紀子が説明を始める。
「本人が実行する事になったのだな」
湯野中が念を押す。
「そうよ。平佐和先生が観念させたわ」
「あいつでなきゃ。日本の政治家では無理だ」
湯野中は平佐和を気遣いつつ言う。
「その通りだ。葛城君にもそこをはっきり言ったよ」
平佐和も充分に理解している。
「今日はマスコミを押える部分です」
「葛城さんの計画ではインターネットテレビと地上波を合体して世界版で流す。だったね」
湯野中が企画書から覚えている一行を復唱する。
「そう。問題は地上波よ」
「日本の地上波だな」
「局ごと買収するしかないな」
平佐和の意見である。
「テイクオーバービートは無理だぞ」
湯野中は出来るならとっくにやっていると言いたい。
「一番我々を邪魔する局を買収するのだ」
「何処ですそれは」
「テレビ太陽だよ。ことごとく野党の味方だ」
平佐和はきっぱり断言する。
「そうです。陥れるしかありません。そしてこっちの資本の傘下にさせるのです」
真紀子はきっぱり言い切る。
「どうするんだ」
「方法はこれから。まず内情を得ないと。絶好の人質が居るわ」
真紀子は携帯で連絡する。
岡村一美が緊縛師三人に引っ立てられて来た。
座敷の面々を見て岡村一美は驚愕の表情になる。
「何でですか。私は言われた通りAVの撮影をしました」
抗議の姿勢である。
「確かにAVはそれなりに売れたわ。でもテレビ太陽の動きが問題なのよ」
「そんな私はもう何も出来ません」
岡村一美は娼国に捕らえられ日本の警察からも殺人の重用参考人にされた。AVに出演して社会的にも抹殺されている。
「貴方の知っている事を正直に話せばいいのよ」
真紀子は既に全身に女の怖さを滲ませていた。
「何を話すのですか」
岡村一美は一時身を護る姿勢になる。
「先に言っとくわ。山本枝理香は死んだよ」
「ええーー。何で枝理香が」
岡村一美は悲痛な表情になる。
「こっちの息の掛かった防衛庁官房長に接近して躰を使った取材というかスパイ行為をやったからよ。日本のお座敷で処刑したわ」
真紀子は山本枝理香が人間ミキサーで処刑された状況を説明する。
そして枝野順一部長と小林由美子がその指示者と同じ仲間と白状したことも付け加える。
「何で殺すまで」
「日本のあの場では生かしておくのは危険です。一つでも亀裂を作れば蟻の一穴よ。危険は事前に回避します」
真紀子は一切動じない。そして岡村一美もいつでも処分すると暗に意思表示している。
岡村一美は怯えを隠せない。
真紀子の確認したいのは滝澤沙緒里の言っていた『枝野順一部長は世論操作をする中心人物』そして『コメンテーターの繋がり』である。
「解りません」
岡村一美は否定する。そこまで話してしまえば将来同胞に自分が救われた時もう何も信じてもらえない。
「ならば躰に聞くよ」
真紀子は回答を予期していた。既に拷問の準備が出来ている。
「とろろが」
平佐和は白状に山芋のとろろが要るのではと確認する。
「時間は充分有ります。じっくりやりましょう」
真紀子は山本枝理香にとろろの痒みで究極に追い詰めた。だが究極過ぎて多くを語らせる余裕が無かったと反省していた。
岡村一美はいま窓の向こうに見える南側の島に抑留されている。食事は日本の刑務所より良い。注文も聞いてもらえた。
バスもトイレも設置されている。
だがショーツとバスロープしか許されない。今もその姿で牽かれて来た。
一緒に隣の鉄格子に居た新井絵里は何処かに移動されてしまった。
自分らの直ぐあとで出水茉里巡査部長が連れてこられた。岡村一美の鉄格子にテレビが設置されている。
出水茉里巡査部長が懲戒免職になった事だけ知った。
その後小倉紘子警部ともう一人女性が連れて来られる。だが小倉紘子警部の事は一切日本のテレビで取り上げられてない。
どちらも独房鉄格子の前の通路を連行されて行くのを見ただけである。会話をする余地は無かった。
岡村一美は緊縛師に押えられバスロープを脱がされショーツも下ろされてしまう。三日に一回しか交換を貰えない。当然恥ずかしい染みは付いている。
いま恥ずかしさどころではない。恐怖の拷問が待っている。
滝澤沙緒里らの仲裁でAV制作を受諾するまで散々驚愕の拷問を受けた。
「最初は電流責めよ」
緊縛師は拷問椅子を運んで来た。
高手小手に縛る。そのまま拷問椅子に押し倒し股間を開いて固定してしまう。ハンドルを回して後ろに倒し女の部分を斜め上に向ける。
緊縛師らはクリップで女の部分のビラビラを抓み電極に繋がった鰐口を装着しようと準備する。
「待って。お○○こにクスコを入れて」
緊縛師がクリップを持つと真紀子が止める。
岡村一美を磔にしている拷問椅子はL時のカウンターに座った安形と村上の後ろに置かれていた。
拷問椅子の後ろは窓で黄昏の南の海と島が見える。
安形らはカウンターを横に拷問を鑑賞する。
拷問椅子の正面、真紀子の真横に大型のモニターが設置された。
HDMI接続した小型ノートパソコンは真紀子の席に運ばれる。
「やって」
真紀子は緊縛師に電流を送る指示をする。
「ああがああーーーーーーーーーーーー。がああーーーーーーーーーーー。がああーーーーーーーーーーー」
岡村一美の顔は究極に軋み苦痛に悶える苦しむ。
緊縛師は適度に電流を止める。
「ああ。ああ。ああ」
岡村一美は痛みの大きさに震えが止まらない。
それでもスイッチが入る。
「ああーーがあーーーーーーー。ああーーーーーーー。があーーーーーー。があーーーーーーー。ぐががあああーーーーーーーーーーー」
躰に力が入り震撼する。大口を開けて苦しみの悲鳴を上げ続けた。
数分で適度にスイッチを切る。
「ああ。ああ。いたい。いたい」
真紀子はその表情を見ながらモニターの横に立つ。
「さあ。この中であんたらのネットワークに加担しているコメンテーターは誰と誰」
真紀子は頃合を見て詰問する。
「居ません」
「嘘よ。枝野順一部長の繋がりでテレビ太陽に出ているのよ」
真紀子は強い口調である。
「それでも私たちの仲間ではありません」
岡村一美は必死に説明する。
「この大家修一。前に南海で死んだ飯星徳次郎の繋がりが濃いでしょう」
「飯星徳次郎。・・確かに繋がりは強いと思いますが私達とは関係ありません」
若村真弓、元警視庁警部補栗山秀樹と一緒に遺体でアメリカの空母が発見したカメラマンの飯星徳次郎である。
岡村一美には充分思い当たる。事件の内情がくっきり伺えた。怒りも込み上げるがどうにも成らない。
「電流を上げて」
真紀子は信じない。
「やめてーーーーーーーーーーーーー」
岡村一美は叫ぶ。
それでもボリュームを上げてスイッチが入る。
「がああーーーーーーーーーーーーー。があーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。がーーーーーーーーーーーー」
岡村一美の恍惚の表情が拷問椅子の上で宙を舞う。
ご感想、アンケート
ご感想、ご質問、ご用件、ご依頼などございましたら以下のメールにお送りいただければ幸いです。
sado9364○yahoo.co.jp
(お手数ですが○を@に変えてご使用ください)
戻る
次頁