鬼三のSM小説
女衒の國

この物語はフィックションであり実在の人物機関とはなんらかかわりがありません。

嘘セクハラ告発記者を報復拷問

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 二〇十七年十二月立冬下元
 (これは平気法による二十四節気です)
 与党民事党は連立政権の議席を僅かに減らしただけで圧勝する。
 一方野党国民党は三つに分裂した。
 北朝鮮問題が緊迫化する。その中で野党は僅かな政治不正らしきに連帯して攻める。そして国会は空転してしまう。
 国有地不正値引き問題と獣医学部新設に総理案件発言問題が焦点に成り続けた。どちらも小さいことである。
 野党が国政に蔓延る為の抵抗に他ならない。
 マスコミは挙って野党の後押しをして世論と叫ぶ。
 だがデモが起きても僅かな人数である。昭和四十年頃のデモの1%位しか集まらない。
 大衆は冷ややかである。民事党が信頼を損ねても野党に支持が転ぶこともない。国民党政権の悪かった時代は誰も忘れていないのである。
 経済が良くなってくれた方が良い。
 アベノミクスで経済は良くなったかの如く見える。だが最下層の生活水準はまったく変わらない。
 そんな日本に強大な侵略者が迫っていた。
 その勢力は僅かな島国娼国とその島国が独立した元の途上国R国から来る。だがその途上国の国民はまったく関係ない。
 その僅かな島国娼国とR国を支配する日系人と一部日本人である。
 この勢力の日本、亜細亜からの吸い上げは僅か半年で一気に拡大した。
 平佐和が娼国副主席北嶋真紀子に紹介したコンサルSE葛城義和。その要件定義するサプライチェーンマネジメントの成果である。
 日本、亜細亜に現地法人を置く娼国、R国日系人企業、及び娼国、R国に本社を置く日本企業が日本、亜細亜で課税を逃れて合法的に吸い上げる。
 
 此処は娼国が新青森に建造したニューシティである。
 娼国、R国でしか行われなかった脅威の宴会が行われていた。
 無論関係者以外が入る事は無い。
 民事党平佐和他、分裂した新国民党菱沼、青森県知事近江俊夫、他娼国が侵出したニューシティが在る地域の県知事、市長が出席していた。
 今や娼国、R国は十七の都市に侵出している。
 これまで裏からから吸い上げていたR国北側湯野中資本も帯広を始め三都市に侵出した。
 この新青森も娼国から湯野中資本に売り渡された。
 だが本日の主催者は娼国副主席北嶋真紀子である。
 宴席のお膳は女躰が勤める。全裸で脚を広げて太腿と脹脛を合わせて縛られていた。飲み物だけ横に小さな膳が置かれている。
 配膳するコンパニオンも全裸である。
 代議士や市長らは女躰膳のコンパニオンの乳首を弄り女の部分に指を入れながら刺身をつまみ酒も飲む。
 配膳に来るコンパニオンにも容赦なく触る。
 真紀子と隣に座る葛城義和の前だけ普通の会席膳が置かれていた。
 この二人だけ女将が配膳する。
 真紀子は当然だが葛城義和も女体膳を拒否した。若い美女でも躰に載せた物は食べたくないらしい。
 サディストだが人前でコンパニオンを弄くるなど普通の助平親父のような遊びは好まないようである。
 更に極秘裏に大切な会合と称しながら何故この宴会なのかこんな事なら早く引き上げたい。
 「この宴会にご不満のようね」
 真紀子が葛城義和にビールを注ぐ。
 「これでは大切な話などできないのではないですか」
 葛城義和はビールをグラスで受けながら静かな口調で意思表示する。
 「こういう宴会に浸ける必要が有るのよ」
 「絶対他言無用の結束ですか」
 「分かっているじゃない」
 「しかしこのコンパニオンは機密には」
 「その心配は無い。彼女らは日本人ではないわ」
 全裸のコンパニオンなど政治家にとって危険な宴会と見える。だが総てR国からツアーを装って来ていた。
 娼国で日系人の種を掛け合わせて代理母に生ませた女たちである。
 「ひょっとして娼国の奥の島で」
 「そうよ」
 「何処から見ても日本のコンパニオンですね」
 葛城義和も納得する。
 「待っていて。これから代議士も貴方も怒り心頭になる標的が出されるわ」
 真紀子は含み深い表情である。
 工作員らしき男性が三人で一人の女に腰縄を掛けて牽いて来る。生簀から暴れる魚をまな板に投げ込むような状況である。
 「やめろーーーーーー。何で私がこんな目にーーーーー」
 女は怒り喚き散らす。
 工作員らは構わず腰縄を引いたまま女を突き飛ばす。
 女は座敷中央の畳に叩き付けられた。
 「ちくしょうーーー。ふざけんなあーーーーーーーー」
 女は怒りに歪み切った顔で喚き散らす。
 「ふざけんなは御前だよ」
 工作員は更に叩きつける。
 「先生方。私は娼国警察員鄭淑徳少将です。この女は防衛省の玉川亨官房長を懐柔して取材しようとしました」
 「ほう」
 「ただの記者ではありません。山本枝理香といいますが娼国、R国に抗議するフェミニストグループネットワークの一員です」
 「なにーーーーーーーーー」
 民事党大江議員が一番に怒りを破裂させる。セクハラ問題では以前に野党とマスコミから一方的に難癖をつけられていた。
 フェミニストグループと聞くだけで怒りが煮え滾る。
 「この女は色仕掛けで官房長に何回か接近しました。既にホテルに入っています。どっちも既婚者です」
 鄭淑徳少将は断言する。
 「目的は」
 平佐和が詰問姿勢になる。
 「表向きは記者として自衛隊の日誌に関する取材です。でも官房長は湯野中派に繋がった人物です。そして姉ヶ崎ニューシティに住んでいます」
 座敷全体怒号状態になる。
 「こいつの仲間は」
 平佐和は更に追求する。
 「テレビ太陽の中に一人は居ると考えられますが確認できていません。娼国に拘留中の岡村一美と小倉紘子警部との繋がりが確認されただけです」
 鄭淑徳少将はここからは歯切れが悪い。
 本日の会合は娼国副主席北嶋真紀子の主催。そして鄭淑徳少将は娼国のCIC長官津島の部下である。
 だが山本枝理香はR国北側湯野中派が確保した。
 娼国は七年前R国から独立した小さな孤島の国である。領土は僅かだが多くの日系企業が本社を置く。そして一京からの金が動いていた。
 R国南半分は娼国の実質支配下にある。
 北側半分は湯野中派の支配下となっている。
 R国には地図に無く国際的にも知られていない政治及び経済上の境界が存在することになる。
 本来娼国もR国も仁川の支配下にあった。
 仁川の父は日本の海外侵略に乗じて戦前からこの地で娼館を営んでいた。湯野中の父はそれに使えた女衒である。
 湯野中の父らが天草他日本から出稼ぎさせた女をこの娼館に運んだ。これがからゆきさんである。
 戦後からゆきさんは引き上げた。だが仁川の父は現地の女性と日本人を掛け合わせて良質な売春婦を造り娼館島を護る。
 仁川がこれを引き継ぎ更に事業に手を出しR国の経済と政治を支配した。湯野中もこれに使る。
 仁川主席亡きあと安形派と湯野中派に分裂した。
 山本枝理香は本日の宴席に出して拷問するため湯野中派の工作員から安形派の鄭淑徳少将に渡された。
 「元道警の小倉紘子警部の繋がりか」
 平佐和はこの件に深く係わっている。
 「こっちの人脈繋がりを調べるのが目的と思われます」
 鄭淑徳少将は北側の工作員から貰った情報しかない。
 「目的は小倉紘子警部の行方か」
 「いいえ。それなら玉川官房長に近付くのは少し違うのでは」
 鄭淑徳少将は平佐和の見解を否定する。
 「その女に吐かせるのよ」
 真紀子は拷問を示唆する。
 鄭淑徳少将の指示で宴会場の中央に鉄パイプで櫓が組まれた。
 「Y字に開脚して逆さ吊るしにして」
 真紀子が拷問する意気込みである。
 「真紀子さん。しゃべらすには」
 平佐和はお膳に出されていたとろろを指す。
 「最初甚振ってからよ」
 真紀子も山芋を使っての痒み拷問の効果は充分承知していた。
 葛城義和は次の間に移動して滝澤沙緒里に連絡する。
 「山本枝理香という記者を知っているか」
 「テレビ太陽の記者ね。普段映像には出ないけど」
 「繋がりが知りたいのだが」
 「判った。私の解る範囲で関連を書いてメールで送る。でも私の情報だと副主席以外には言わないでね」
 「分かった。よろしく」
 葛城義和が広間に戻ると山本枝理香は全裸にされ逆さ吊るしにされるところであった。
 「やめろーーーーーーー。やめろーーーーーーーーー。はんざいだよーーーーーーーー」
 山本枝理香は喚き続けている。
 真紀子は川越市長の安曇に鞭を渡す。
 安曇は嬉々として鞭を受け取り構える。
 「やめろーーーーーーーーーー」
 山本枝理香は逆さに吊られても唾液を飛ばして叫ぶ。
 「わめくなーー。御前も娼国の関係に調査を始めたらこうなるくらい分かっていただろう」
 安曇は鞭を振り被って宣告する。
 山本枝理香の目は下から睨む。乳房はおろかY字に開脚され女の部分まで丸出しである。
 一本鞭の先端で股間にくっきり咲いた女の部分をきっちり叩く。
 「あがああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。がああーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 痛みに強烈な悲鳴を轟かせた。逆さ吊るしの山本枝理香の躰は上半身を顔を内側にして前にくねる。
 「ああーーああーーーああーーー」
 痛みに躰を暴れさせ藻掻き続ける。
 葛城義和は真紀子に近付く。スマホの画面で滝澤沙緒里の送ってきた山本枝理香の関連図を見せる。
 「副主席以外には見せない事になっています」
 「うん」
 真紀子は納得して自分のスマホにメモする。メールを転送しないのは送り主の証拠が残らないためである。
 葛城義和も関連図だけコピーしてメールを消去する。
 元より滝澤沙緒里の送ったのはWEBメールであるが念を入れていた。
 「ぐわあーーーーーーーーーーーーー」
 安曇はある程度叩き続けてから帯広市長村上敏久に鞭を渡す。
 帯広市長も小倉紘子警部の仲間と知って加虐心を滾らせている。
 「ぐうわああああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ぐうわーーーーーーーーーーーー」
 山本枝理香は躰を空中で捩って叫び声を上げる。叩くのは総て閉じ合わせた女の局部である。
 既に目からは涙が溢れ濃いマスカラは滲んでいた。さらにマスカラが涙に溶けて黒い涙の筋になって流れる。
 真紀子は細い竹の鞭を持ち出す。
 「これで蚯蚓腫れ作って。お○○この周りと太腿狙って」
 市長は嬉々と悦んでいるが真紀子には自白を引き出す準備である。
 それでも帯広市長は局部を叩く。
 「あわあーーーーーーーーーーーーーーーーー。ぐううーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 究極の痛みである。
 帯広市長は容赦なく叩き続ける。
 「ああーーああーーああーーああーーああーー」
 山本枝理香は狂った様に躰を暴れさせ悲鳴を上げ続けた。
 既に閉じ合わせたビラビラの粘膜が割れて血が滲んでいる。
 「待って。周りの皮膚と太腿に蚯蚓腫れを作ってそれを割るのよ」
 真紀子は目的をもう一度説明する。
 帯広市長は更に粘膜を広げて中を叩きたかった。粘膜に革の一本鞭でも尋常な痛みではない。竹では傷付き失神に追い込む。
 いまは自白が先決である。
 帯広市長は諦めて女の部分の左右を叩く。
 「うおーーーーーーーー」
 局部ほどの悲鳴ではない。
 平佐和は付近の席からお膳に出されている擂った山芋のとろろを集める。
 「先生これ何にお使いになるのですか」
 意味の解らない代議士が平佐和の行動を確認する。
 「そのうち解る。愉しいことになる」
 平佐和は女躰膳のコンパニオンに水差しで日本酒を無理やり飲ませながら愉しそうに言う。
 平佐和は女を急性アルコール中毒にするのが趣味らしい。
 そのことは回りも良く理解している。平佐和の性癖である。
 このあと看護師が呼ばれ利尿剤が投与され点滴を受ける。局部には尿道カテーテルが挿入され極めて隠微かつ女躰の全身で苦しむ姿が愉しめるのである。
 真紀子は自分の席に戻った。
 「このリストを貰ってもまだ滝澤沙緒里を信用できないの」
 真紀子は滝澤沙緒里を完全に寝返ったと信じてよいと言いたい。
 「なんとも」
 葛城義和は色の無い世界を見る表情である。どうであれこの質問には答えると考えていた。
 鄭の部下が拷問椅子を台車で座敷に搬入してきた。
 山本枝理香は逆さ吊るしから一旦降ろされる。太腿には随所に蚯蚓腫れができ真っ赤に滲んでいた。
 女の部分の両側にできた股間の蚯蚓腫れが割れてはいないが悲惨である。
 美人の顔は涙と汗に濡れ無残に崩れている。もう抵抗する力は無い。
 そのまま緊縛師らの手で高手小手の縛りのまま拷問椅子に乗せられた。そして股間を百二十度位に開かれ固定される。
 「なにするのよーーーーーー」
 まだ恐ろしい事をされる予測に怯える。
 「これから自白してもらうのや」
 「話すことなんかないよ」
 真紀子の指示で市長らは前以て点火されていた蝋燭を手にする。既に溶けて透明に成った蝋涙が上部に溜まっていた。
 それを太腿の割れた蚯蚓腫れに流すように掛ける。
 「ああーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーー。がああーーーーーーーーーーーーーーー」
 強烈な悲鳴になる。
 「さあ。言ってごらん。貴方が玉川官房長に近付いてこっちの人脈を探ったのでしょう。あなたの仲間は誰と誰」
 真紀子は痛みに震える山本枝理香に諭すように言う。
 「居ないよ。誰も」
 真紀子は安曇に指で反対側の太腿の蚯蚓腫れを指す。
 安曇は無言で溶けた蝋涙を流す。
 「ああーーーーーーーーーーーーーーーー。はふああーーーーーーーーーーーーーー。はあーーーーーーーーーーーーーーーー」
 強烈に沁みる。痛みに歪む顔が市長らをそそらせた。
 「・・・・・・・」
 次ぎは大陰唇付近の蚯蚓腫れを指差す。
 「ふぁふわわあーーーーーーーーーーーーーーー。はあーーーーーーーーーーーーーーー」
 甲高い悲鳴である。
 「・・・・・・・・・・」
 溶けた蝋涙が上部に溜まった蝋燭はあと一本である。
 真紀子は女の部分を指で広げる。
 「ふはぁーーーーーーーー」
 恐怖に縮む悲鳴である。
 横に居た緊縛師が直ぐ真紀子の広げている作業を代わる。
 安曇は最後の一本の蝋涙を女の部分のビラビラが開かれて丸出しになったピンクの粘膜に流す。
 「ああーーはああーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あはあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 強烈に甲高い悲鳴が轟く。
 「・・・・・・」
 それでも喋る気はなさそうである。
 緊縛師が広げられた山本枝理香の股間にクスコを挿入する。
 「なにするのよーーーーーーーー」
 拷問椅子はハンドルを回して後ろに倒される。クスコの口は真上を向く。
 平佐和は集めた山芋のとろろを持ってくる。
 緊縛師はその器をゆっくり傾けてクスコに流し込む。
 山本枝理香にはやられている事が解らずやや拍子抜けである。
 「暫く放置ね」
 真紀子の言葉で緊縛師だけ残して宴席に戻る。
 「この関係図なのですが、北側の指宿さんとマレカル少将に確認したところ総て滝澤沙緒里さんとの過去の繋がりを含めて確認済みです」
 「たいした動きはないのね」
 「そうです。同じテレビ太陽にいると思われる人物が問題です」
 「分った」
 真紀子は尋問の方向を決めた。
 「ここで紹介しよう。葛城義和くんだ。日本、韓国、台湾からR国、娼国に連携するサプライチェーンを完全システム化してもらった」
 平佐和が葛城義和を改めて紹介する。
 殆どの者がその存在を知っている。いま紹介するには他の意味があった。
 「安田政権はまだまだ続きます。その先のことを真紀子さん、湯野中氏、安形氏と話し合って葛城義和君を次の総理にしようと思う」
 平佐和の爆弾発言だが座はそれほどに驚かない。
 「ちょっと待ってください」
 驚いたのは葛城義和一人だけである。
 平佐和は表情でまあ待てと言っている。
 「そこまでは私の仕事ではありません」
 葛城義和はとんでもないと言う主張である。
 「やってもらわねばならないのだ」
 平佐和は押し切る姿勢でいる。
 「それは皆さん政治家の仕事です。私はあくまで技術屋です」
 葛城義和には予測の範囲を大きく逸脱していた。そのうえ表舞台には立ちたくない。
 「既に葛城先生は技術屋の領域は大きく超えています」
 国民党から新国民党に移動した菱沼である。
 「それでも。政策は考えますが政治は先生方のお仕事です」
 葛城義和は抵抗の構えになる。そして何故ここに野党の菱沼が混じっているのか怪訝な表情に成っていた。
 「葛城君。どうしてもやってもらわねばならない。着々と体制は出来ている。君の言う通りアベノミクスでは日本の経済は改善しない」
 「何故日本の経済ですか。SCMでR国、娼国に吸い上げているではないですか」
 「それでは駄目なの。日本の経済を改善して世界から吸い上げさせてそれを更に娼国、R国が吸い上げるのよ」
 真紀子が横から加勢して説明する。
 「それには葛城君の論理が必要なのだ」
 平佐和は葛城義和の日本経済回復方法を大枠で理解していた。
 「日本に傀儡政権を立てようと」
 「葛城君の論理の通り日本に侵出したニューシティに人口と経済が集中して自治体の吸収合併が始まっている」
 「そうだよ。叩かれながらのらりくらりと安田内閣が続いている間に基礎を整える。そのあと日本の経済を革命の如く一気に変える」
 麻留副総理兼防衛大臣である。
 座の中では民事党でこの人物が一番上だが平佐和が代議士全体を支配しているように見える。
 「貴方は遊べなくなるから嫌なのでしょう。私と滝澤沙緒里で二年我慢して。そうしたらR国に逃れて豪邸に暮らせばいいわ」
 真紀子は葛城義和がSMで遊べなくなるのを見越していた。
 「有名人それも政界に入ってしまえば何もできない」
 葛城義和はそう言いながらもR国ならどうにでも成ると分っている。
 「葛城君。我々では出来ないよ。葛城君の理論を書いたもの読みながらでは。あの野党に叩かれながら議論は難しい」
 平佐和は日本の政治家が院政は得意でも昔の大泉内閣のようには周りをあしらえないと理解している。
 「そうよ。理論を立てた貴方がやるしかない。そしてとことん日本を改造するのよ」
 真紀子は余分な法律を整理してとことん商売が出来るように改造していまえと言っている。
 もちろん税制を限りなく消費税一本化する事が第一である。
 そろそろ山本枝理香が痒みに躰を暴れさせ始めた。
 「効いてきたようね」
 真紀子が山本枝理香に近付く。
 「ああーーーーーーーーー。たすけてーーーーーーーーー。かゆいーーーーーーーーーーーーー」
 キャスターに載せてバスタブが運ばれてくる。
 「テレビ太陽にいるあんたの仲間は誰。白状しないといつまでも痒みに苦しんで貰うよ」
 「ああーーーーーーーーーー。あーーああーーーーー」
 山本枝理香は堪えられない痒みに躰を究極に捩っている。
 「答えないのね」
 「ああーーーーーー。ああーーああーーーーーーーーん」
 山本枝理香は気が狂いそうな表情である。
 「答えなければいいわ。貴方の回り全部捕まえて同じ拷問に掛けるよ」
 「やめてーーーーーーーーー。だめだめ。なんとかしてーーー。かゆいーーーーーーーーーーー」
 「もう戦うどころじゃないね」
 真紀子は笑っていない。どう有っても白状させたい。
 「ああーーーーーー。ああ、ああーーーーーーーーーーん」
 苦しみは既に架橋である。
 「さあ。言えばこれでお○○こ掻き回してやるよ」
 真紀子は回転するタイプのドリルバイブを持っている。
 「あらわせてーーーーーーー」
 「それは白状して、さらにその内容が確認できてからね」
 「ああーーーーーーー。ああーーーーーーーーーー」
 「早く言いな」
 真紀子は山本枝理香をビンタする。
 「ああーーーーーーーーー。ああーーーーーーーー。枝野順一部長と小林由美子。ああーーーーーー。はやくーーー。なんとかして」
 山本枝理香はあっさりげろって仕舞う。
 だが既に山本枝理香には別の手を打たれていたのである。それが分るのは半年先であった。
 鄭淑徳少将は再び北側の人物に連絡を取る。
 緊縛師がドリルバイブを山本枝理香の膣に差し込む。そしてスイッチを入れる前に目で真紀子の確認を取る。
 「うん。一回失神させて」
 スイッチが入る。
 「ああーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーー」
 猛烈な責めである。躰を震撼させ抵抗できないまま声を上げる。
 痒みから逃れるには究極に責められても官能を受け入れるしかない。
 「ああーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーー。ああーーーーーーーーーーーーーーー」
 完全にドリルバイブに翻弄され暴れ続けてしまう。
 ドリルバイブが刺さった膣からは液が飛び散っている。
 僅かな時間で白目を?いてしまった。かなり膣内が洗われたかもしれない。それでも意識が戻る頃には痒みが効いて来る。
 「確認は取れました。指宿さんの回答はこれまでの調査から可能性は高いそうです」
 鄭淑徳少将が真紀子に報告する。
 「ところでこの女はどうします」
 緊縛師が確認する。
 「この女はAVに出来ない。最後は処刑よ。不倫取材を黙認したからテレビ太陽はもう何も言えないよ。こっちも明るみには出せないけど」
 これ以上事態を掘り下げる訳には行かない。さらに山本枝理香は表面に出てない。また下手に行方不明の追求も出来ない。
 総ては娼国が握っている。更に圧力も掛かっていた。
 そして捜査する警察に何段階にも娼国と湯野中の息が掛かっている。事件にしないで終わってしまうのである。
 「処分の前に皆さん心置きなくお愉しみください」
 真紀子はそう宣言して葛城義和の横の席に戻る。
 「もう帰りましょう。これ以上見る必要は無いでしょう」
 真紀子は葛城義和を促す。あとは鄭淑徳少将に任せてしまう。
 このあとは娼国の息の掛かった代議士、県知事、市長らの玩具とされて最後は人間ミキサーで処分となった。
 大型のキャスターに載せて人間ミキサーが運ばれる。普通のジュースを作るミキサーが高さ二メートルの大型になっただけである。
 上水と排水がセットされた。
 底にあるプロペラが回って水が真っ赤にってくる。
 そのあと動植物性残渣がミキサーに掛けられ排水に流された。さらに酸性の洗浄液で何度も洗って終了となる。



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