【SadoのSM小説】
最期のSM小説家
第四幕


女の性(さが)


この物語はフィックションであり実在の人物機関とはなんらかかわりがありません。
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 強く広げているが横向きに広げると天井部が下がり底部は盛り上がる。
 瀬里菜が蛞蝓を小さなボールに入れてロングスプーンと小鉢に入れた粗塩をトレイに載せて来た。
 如月鬼堂はロングスプーンで蛞蝓を掬って本多椿の目の前に翳す。
 本多椿は目が寄るくらいそれを見つめる。
 「ええーー。入れるのですか」
 「そうだよ」
 「・・・・・・」
 本多椿は目を細めて顔を背ける。大きく取り乱しはしない。
 ロングスプーンがクスコに入ると強く顔を背ける。
 「ああ」
 本多椿は膣に蛞蝓が載った感触に微かに呻いた。
 如月鬼堂はロングスプーンで潮を掬う。本多椿の膣の中の蛞蝓に掛ける。蛞蝓は膣の中で半分溶けて萎む。膣の粘膜にその水が染み渡る。
 「う・・・・・・・・」
 本多椿は究極に顔を歪める。
 如月鬼堂は膣の中から蛞蝓を取り出す。
 「ここまでするのですね」
 本多椿はショックに打たれていた。
 「クラブで提供している生物プレイのネタだ。他に蜥蜴、カナブン、蛇もある。総て養殖した物だ。天然ではない」
 如月鬼堂は天然ではないから黴菌はないと言いたい。
 「・・・・・」
 これだけのことにも本多椿は取り乱してはいない。
 「生物プレイだけで五十万。ハードとセットで百万だ」
 「判りました」
 如月鬼堂はクスコを抜いてセペで中を洗ってやる。
 「大丈夫です。私、毒がなければ蛇を掴めます」
 本多椿はきっぱり発言した。
 「それなら充分稼げる。そのように記事も書く」
 「お願いします」
 マネージャーも編集も興奮の後に冷めた驚きを隠せない。
 編集の女性はトイレに立った。マネージャーは本多椿の発言で興奮していたさおが萎えている。
 本多椿が浴室を使って身支度を整えると瀬里菜が三名を車で送って行った。
 
 「編集のおばさん。今日も濡れていたよ」
 送りから戻ってきて瀬里菜が珠洲に向けて明るく言う。
 「うん」
 珠洲も確認していて同調する。
 「小川さんも三十を過ぎて躰はそれなりに」
 如月鬼堂は含みを持たせた言い方をした。
 「帰りしなにトイレでナプキンとかタンポン換えてもきっとストッキングまで湿っていたのよ」
 瀬里菜は本来意地悪な性格ではない。小川という編集が嫌いなのである。それは珠洲も同様と言える。
 「匂いで判るか」
 如月鬼堂は女同士匂いの違いが判るのかと思った。
 「ううん。香水が濃くなっていたの」
 瀬里菜は楽しそうに言う。
 この三人だけならどんな会話も許される。
 「あのおばさんあの後どうするのかな」
 「男は別れたばかりだし、自分で」
 如月鬼堂はあっさり現実を仄めかす。
 「パパが癒してあげたら」
 「とんでもない!撥ね付けられるよ。それも大きな怒りと共にね」
 「パパでも」
 「誰でもだよ。幾重にも段階を経ないと。直ぐに受け入れられない女は九割以上だよ」
 如月鬼堂は編集の小川綾香に興味は沸かない。口説く意思など毛頭ないのである。
 「そうよね」
 珠洲も同調する。
 「ねえ。あのマネージャーは濡れないの」
 瀬里菜が男の方に話を向けた。
 「それなりに濡れるだろう。ズボンは膨れ上がっていただろ」
 「見てないよ。彼女の方とおばさんに注意が行っていたし」
 「まあ。事前に抜くなり対策して来るから染みが出るほどにはならない」
 「事前に抜いて来るのね」
 珠洲もにやりと納得する。
 「それじゃ会場で責めている人達は濡れてなさそうだけど先に抜いているの」
 「いいや。責めている時はそんなには濡れない。それにハードが中心だと起ってもそんなには濡れない」
 「だから愛好会の人達は変化しないの」
 「年齢的な条件もあるのと普段から遊んでいる人達だからからね」
 如月鬼堂は人によると言いたい。
 
 その日。如月鬼堂の責めに瀬里菜の股間の痙攣は長かった。
 如月鬼堂はその瀬里菜に挿入してもう一度瀬里菜を緩慢に燃焼させその中に果てる。
 「ねえ。貴女も濡れていたのでしょう」
 珠洲が耳元で囁く。
 「うん」
 「椿さん凄い気持ち良さそうだったよね」
 「・・・」
 瀬里菜は黙って頷いた。
 如月鬼堂は先に内湯に移ってビールを飲んでいる。
 瀬里菜はかなりふらついて露天風呂を出る時に珠洲の肩を借りて内湯に移動した。
 二人は内湯の淵にもたれている如月鬼堂の背中を前にずらす。そして両側から躰を滑り込ませる。そして片方ずつ乳首を背中に当てた。
 「ねえパパ。風俗のお姉さんは仕事では逝かないの」
 珠洲がねっちり乳房で背中を押しながら尋ねる。女の生の匂いが後ろから充満して来た。
 「その風俗によって違うよ。SMクラブでは大方逝かされてしまう。ソープランドでは99%逝かない」
 如月鬼堂はグラスのビールを飲み乾す。
 瀬里菜が棚のビールを取ってグラスに注ぐ。グラスは二重底の桶を浮かべてその中に置いている。
 「稀に逝ってしまうこともあるの」
 「そのソープ嬢の体質によるが、さらにタイプの人の場合に稀に逝ってしまうらしい。ラストの場合などね」
 通常は客相手に逝くのはありえないが風俗嬢のプライドである。性戯のうまさだけではなかなか逝かない。
 それも客からは殆ど性戯をさせることはないのである。
 だがタイプの人だとどうしても躰が反応してしまうらしい。
 「パパ逝かせたでしょう」
 瀬里菜が含み笑顔で横から突っ込みを入れる。
 「ほんの僅かだよ。ソープは女性が責めるサービスがメインで客は挿入だけだ。バックだと指を使いやすいがそれもなかなかさせない」
 「それでも逝かせたの」
 瀬里菜はまだ突っ込む。
 「次のときに恨み言を言われたよ」
 「えーー。なんてーー」
 珠洲も興味津々である。
 「私この間小さく逝っちゃったんだよってね」
 「そんなに逝きたくないの」
 「まあ。疲れるという言い分を立てるが、SM嬢はめちゃめちゃに逝き顔を晒しまくって次の仕事にも行く。客相手に逝かないという意地とプライドだよ」
 「SMクラブでは大概逝かされてしまうのね」
 「M嬢の場合客が責めるのが主体だからね。それに逝ってしまった方が楽だからだよ」
 「ピンサロとかヘルスは」
 「両極だな。ヘルスとソープの違いは本番がないだけだ。触る程度で責められない。ピンサロも同じ口のサービスだが入念に触れて責められる」
 「ピンサロのお姉さんも逝ってしまうときあるの」
 「サービスをさせないで指で責めた。声なく無言で耐えていたが、泣き所を強く押したままにしただけで表情だけで逝ってしまった」
 「どうして判るの」
 「悔しいと一言漏らしたからね」
 「それが本音なんだあ」
 瀬里菜は深く頷く。
 「やっぱりパパは女の性をとことん弄って曝け出させるのね」
 珠洲は真顔で語る。
 「自分が気持ちよくしてもらいたい男性の方が世の中に多いが」
 「そうなのね」
 珠洲も深く頷く。
 
 伊東線宇佐美駅に在る如月鬼堂のマンションにSM愛好会の主なメンバーが集まった。
 「希望者四十二名ですか」
 大河内税理士も予定外である。
 「抽選だと毎回外れる人もあります。順番のルールを作りますか」
 「プレイの内容は審査しませんか」
 如月鬼堂は同じプレイが続いても面白くない。また人によってその内容も確認しないと危険もあると心配する。
 「露天風呂準備出来ました」
 瀬里菜がスクール水着姿で呼びに来た。
 全員紙の海水パンツに着替える。紙と言っても濡れても破れない材質である。
 露天風呂は檜風呂。L字型に二つの浴槽が設えてあった。珠洲と瀬里菜は小さい方に二人で入る。
 マンションの階の段差に出来た一つ下の階の屋上部分である。
 L字の内側にカウンターがあり生ビールのサーバーとおでん鍋が煮えていた。
 二重底の桶を風呂に浮かべて生ビールのジョッキを置く。
 「先生。やっぱり入会順に候補者を審査して順番を登録しましょう。そして決まった十人でプレイを選択しましょう」
 福富麻次郎が提案する。
 「予めプレイの提案を募集します。そこからメニューを作成して誰が当たるかは希望と抽選でよろしいのでは」
 大河内税理士の意見である。
 「どちらにしてもそちらの三名で管理していただけますか。こちらは受付して文書、データの集計とその後の通知のみ行います」
 如月鬼堂はきっぱり役割分担を宣言してしまう。
 「ではそう致します」
 大河内税理士も了解する。
 珠洲と瀬里菜がスクール水着姿で生ビールを配って空のジョッキを引き上げる。水着に包まれた股間は目の当たりに近付く。
 二人は三人の男性来客をむらむらさせることを楽しんでいる。
 「ところで皆さん。SMプレイの保険を作れませんかね」
 如月鬼堂が提案した。
 「確かに必要ですがね」
 「難しいね」
 館山弁護士は保険会社として許可を取れるか懸念している。
 「私が恐れるのはSMプレイの怪我が表沙汰になって世論が厳しくなることです」
 「訴えられても合意のSMプレイでは傷害罪にはなりません」
 館山弁護士が断言する。
 「たいした慰謝料が取れないと民事の賠償訴訟にならないとは言えません。その場合マスコミが騒ぐと規制強化も有り得ます」
 如月鬼堂は切実に心配していた。
 「確かに高い慰謝料は取れませんね」
 福富麻次郎も同調する。
 「でも払えない人に訴訟を起こしても無駄では」
 「金持ちほど払いません。払える払えないより訴訟になること自体を恐れるのです。内容如何ですが最大一億くらいは保障されないと」
 「そうですね」
 また福富麻次郎が同調した。
 「そうよパパ。絶対必要だよ」
 珠洲もおでんをよそって露天風呂の淵に僅かに設えたカウンターに置きながら強調する。
 如月鬼堂の家に取材のプレイに来て自分らが送迎した女性らが理不尽なことにならないようにと思っていた。
 「海外から保険を適用してはどうでしょう」
 「交渉できますか」
 「やってみましょう」
 福富麻次郎が引き受ける。
 「ただ保険が掛かったことでハードなプレイが増えませんか」
 「そこはもし保険が適用されたら次からは保険金額を格段に上げるのです。そして保険なしのプレイは総てのクラブで断るのです」
 「その連携も必要ですね」
 福富麻次郎はやや難しさを懸念した。
 「闇営業とは言えませんが、保険に提携しないクラブをどうするかですね」
 館山弁護士も問題点を突く。
 「個人が入っていれば何処のクラブでも適用されます」
 「問題は保険なしでプレイさせるクラブです」
 「働く女性に保険に提携するクラブで働くようアピールするしかありません」
 如月鬼堂もここが苦しい。
 「いやあ。保険が始まってそれなしで遊ばせるクラブは殆どないのではないですか」
 福富麻次郎は風俗オーナーである。自分の見解に自信はあった。
 SMクラブは一人の客よりハードなプレイで人気のホステスが潰れることを警戒する。女を護る方に神経を使っているのである。
 福富麻次郎中心に保険の話を進める方向で纏まった。
 
 如月鬼堂はAV女優二人と混浴巡り旅のロケから戻る。珠洲が熱海まで車で迎えに来た。
 如月鬼堂は名古屋行きのこだま号で戻って来た。さすがに疲れ切っている。
 部屋のドアを開けると放し飼いになっていたぺーが出迎えてくれた。
 如月鬼堂が玄関を入って板の廊下に膝を着いて腰を下ろすと膝に乗ってくる。そこに二本足になって立ち前足で胸を登ろうとした。
 持ち上げて頬を付けるとぺろぺろ舐める。
 適度なところで珠洲が引き取った。
 「パパ。今度の愛好会で美緒里さんを虐める超残酷拷問の提案だらけよ。もう凄い内容だらけ」
 瀬里菜はもうとんでもないと言いたい。
 「全部使うわけではない。提案でも修正もする」
 如月鬼堂は疲れを癒すが先であった。
 珠洲と瀬里菜はまた際どい姿になる。
 如月鬼堂は湯が入っていた内湯に浸かった。
 珠洲と瀬里菜が二つの桶に手分けしてビールとスパークリングワイン、グラスを運んで来る。
 その姿はほぼ全裸なのだが縄で縛ったのではない。縄で作った下着とも言えなく胸は高手小手の縛りを乳房だけに掛けた縄の枠だけのブラである。
 股間も二本の縄が縦に通っていた。腰は一本の縄。これも枠だけの下着姿である。
 二人は湯船に浸かっている如月鬼堂の両側の湯にぴったり躰を付けて座った。
 「ぜんぜんパオーンしないね」
 珠洲は如月鬼堂のさおが勃たないことに不満である。
 「パパそれ勃たないと小説が進まないよ」
 瀬里菜もそっちに気を使っていた。全裸と変わらないのにさらに奇抜な姿で性感をくすぐりたいのである。
 「今日はそれどころではない。疲れたよ」
 「お姉さん達にたくさん抜かれたの」
 「抜かれはしないが、指で潮をたくさん噴かせてくたくただよ」
 そう言いながら瀬里菜が注いでくれたビールを一気に飲み乾す。
 「近日中にあの三人を呼んで検討させよう」
 如月鬼堂は今夜はまったりしたい。
 「ねえ。いつ放映されるの」
 瀬里菜は混浴巡りの旅をインターネット放送で放映する時期を確認している。
 「全裸美人コンテストの本番放送の後じゃないかな」
 
 今回はプログラムを練りに練ってSM愛好会の日が来た。
 プログラムが作られたのは今回がはじめてである。全員に配られている。内容を知らないのは生贄の滝本美緒里だけである。
 プログラムは大河内税理士と風俗業チェーンオーナーの福富浅次郎、館山嘉郎弁護士の三名が徹夜で議論して作られた。
 如月鬼堂、珠洲、瀬里菜は部屋に戻って眠ってしまう。
 滝本美緒里は一回三百万の手取りである。愛好会の会員から指名を干された現状では断る訳には行かない。
 本多椿も参加している。自らの宣伝を兼ねてである。
 観客席は後方が鉄パイプで設営されている。
 大相撲の名古屋や福岡開催時の升席のように作られていた。逆に前列は砂かぶりと同じで座布団である。
 升席はビールを飲めてつまみも持ち込めた。後ろに階段がありそこから下に下りる。
 升席の後ろに販売コーナーがありガラス張りの冷蔵庫数台につまみが準備されている。店長ともう一人が会計をしていた。
 砂かぶりは飲食禁止である。
 場内は二百六十名の入場者で満杯になっている。
 審判長の座る正面と東西三方に砂被りと後ろに升席がある。向こう正面赤ふさ下行司溜まりにあたる場所は何もない。
 正面は全体から見える高さに大型スクリーンである。
 円形ステージは予備を含めて四台をT字に置いている。
 土俵と違って空間は開いていた。
 大河内税理士は審判長の位置に座っている。館山弁護士が東、福富麻次郎が西の審判の位置である。
 カメラ担当はそれぞれの横に一人ずつ座る。これも会員である。
 本多椿は大河内税理士の横で待機していた。
 滝本美緒里は控え室に待たされている。
 先に本多椿がステージに上がった。
 「本多椿と申します。真性奴隷女の館にこの度登録されました雌奴隷です。どうぞお見知りおきください」
 挨拶をして本多椿はジャケットを脱ぎブラウスのボタンを外した。脱いだジャケットは籠に落とす。
 スカートも落として下着姿となる。
 「私のブラを外して買って頂ける方」
 競りが始まる。そしてぶらもショーツも売ってしまう。
 「私は生物プレイまで出来ます。クラブでお待ちしております」
 そう挨拶して本多椿はクスコを取り出す。
 蛇の入った水槽を大河内税理士が演台に上げた。
 本多椿は自分の手で膣にクスコを挿入する。そして水槽から蛇を掴み取った。むろん毒のないおとなしい蛇である。
 それをそのままクスコに首から入れてしまう。
 満場から拍手が沸く。
 このシーンは敢えて滝本美緒里には見せない。
 ステージを片付けて会員が控室から二人で滝本美緒里を引き連れて来る。
 「何で三時間も監禁するの」
 「尿を溜めて下着を汚すためだよ」
 「そこまでして」
 滝本美緒里は憤慨しながらも恐怖の坩堝である。躰は微妙に震えていた。
 「さあ。ステージに上がって全裸になれ」
 会員の男は横柄に命令する。
 足元が震える滝本美緒里を演台に押し上げた。
 滝本美緒里は演台に上がっても会員の多さに慄いたままである。
 「どうした初めてじゃないだろ。美人コンテストではすらすら脱いだぞ」
 この会員は倉科香奈から金蹴りを受けた会員の代わりに倉科加奈を四の字固めにしたガタイの大きい男である。
 「・・・・・・・」
 滝本美緒里はジャケットを脱いだが震える手でブラウスのボタンを外す。これまでにも見た光景である。
 裏の全裸美人コンテストで何人もの間に脱ぐのと演台に一人だけの違いかもしれない。
 既に拷問椅子が後ろに用意されていた。
 スカートを落としてストッキングとショーツを重ねて脱いで丸める。
 膝を突いて座った。手で隠しながらブラを外す。正座して乳房を手で押さえたまま演台の上で固まってしまう。
 会員二人が躰を両側から持ち上げて拷問椅子に乗せる。
 「・・・・・・・」
 滝本美緒里は無言で堪えていた。
 拷問椅子の上で股を百二十度に開かれる。その全裸をスクリーンに拡大して投影した。
 大型スクリーンは滝本美緒里の真後ろにある。さらに真正面にも左右にも従来のスクリーンが吊るされていた。
 滝本美緒里は大人数の中にこれ以上ない恥ずかしい姿に置かれてもう思考能力さえない。顔を横に伏せて恥ずかしさに曇らせて堪え続ける。
 一人目の担当が演台に上がった。
 膣用とアナル用のクスコが用意されている。他小道具がワゴンに乗せて演台の後ろに運ばれた。
 会員はアナルからクスコを挿入する。アナル用の先端が丸く十五ミリくらいの口を突っ込む。螺子を回して三つに割り肛門を開いて中を広げる。
 懐中電灯で照らして内部を拡大した。
 指を入れて便が確認されるので浣腸の準備をする。
 滝本美緒里は堪らない。便は出して綺麗にしてきたつもりである。この人数の前で浣腸はどうにも堪えられない。
 「どうして浣腸するの。綺麗にしてきたのよ」
 無駄と解っていても講義するのが滝本美緒里である。
 「浣腸もプレイメニューの範囲だ。クラブのホームページを見ろ」
 会員はきっぱり言って退ける。
 「・・・・・・」
 滝本美緒里もそう言われてしまえば言い返しようもない。SMメニューの基本である。
 冷やした浣腸液の入った極太の浣腸器を他の会員が持って来た。それをステージの会員が受け取る。
 冷たい液であることは一目で判った。滝本美緒里はそれを直腸に受ける恐怖に慄く。
 既にその表情は凍っていた。
 それを横目に会員はアナルに浣腸器を差し込む。
 「あわあーーーーーーーーーーーーーーーー」
 冷たい液が進入してきた悲鳴である。
 「うぐううーーーーーーーーーーーーーーーー」
 腹の痛みは一気に襲う。
 滝本美緒里は固定された拷問椅子の上で藻掻く。
 会員は浣腸器を必死に押さえてシリンダーを押し続ける。
 「うぐぐうううーーーーーーーーーー」
 滝本美緒里の顔は究極に歪み切っていた。
 この表情は大河内税理士の溜飲を下げる。
 会員は浣腸液を注入し終わると苦しむ滝本美緒里を一瞥してアナル栓を捻じ込む。
 「ああーーーーーーーーーー。だめーーーーーーーーーーーー。い、いたいよーーーーーーーーーーーーー」
 滝本美緒里は泣き叫ぶ。もう恥ずかしさどころではない。
 それでも会員は演台を降りてしまう。
 「だあめーーーーーーーーーーーーーー。い、いたいいーーーーーーーーー。とってーーーーーーーーーー」
 滝本美緒里は苦しみに藻掻きさらに泣き叫ぶ。
 それを見ながら高い段の升席では料理をつまみながらビールを酌み交わす。
 みな滝本美緒里が苦しみぬいた後に究極の恥の姿を待っている。
 滝本美緒里を磔にした拷問椅子の真下に大きな透明なボールが置かれた。
 「どうだ苦しいか」


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