【SadoのSM小説】
最期のSM小説家
第十三幕
究極の隠れ売春
この物語はフィックションであり実在の人物機関とはなんらかかわりがありません。
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双眼鏡で確認した。警察車両二台。警察官四人である。見たことのある刑事たちだ。このくらいは機関銃だけで良い。
二台目を狙う。フロントガラスに見える二人を射殺した。
直ぐ前の一台に照準を合わせる。一人を射殺した。一人は車から出る。
一気に掃射した。
ズズズズズズズズズズズ。
最後の一人は銃弾を食らって崖から転落する。
太田正勝は住居に食事を取りに帰り食料を運び込んで持久戦に備えていた。
上って来た最後の一人が銃撃されましたと通信しただけである。それで警察は機関銃までは想定しなかった。
それでも特殊事件捜査係SITが出動する。
警察車両四台が山道を進んだ。合計二十名である。
大田正勝はこれをキャッチしていた。
機関銃を作った川口の会長と通話した携帯は床の下の発破の中に入れてしまう。
警官隊SITは警察車両二台が置き去りになった所まで来る。
SITは二台の車両が機銃弾でやられていることを確認した。
それ以上車両では進めない。ジュラルミンの盾を持って隊列を整える。発破はSITの隊員の真下である。
大田正勝は今がタイミングとスイッチを入れた。
グオーーーーーーーーーーーン。
崖の道ごと一気に崩落する。車両もSITの隊員も谷底に落ちてしまった。
太田正勝はその上から機関銃を浴びせる。
既に上空にヘリが監視していた。
ヘリに狙いを定める。
ズズズズズズズズ。
機関銃を掃射した。
プロペラに命中してヘリも谷底に墜落する。
既に各局臨時ニュースとなった。
マスコミは山の麓まで来ている。報道のヘリは接近を抑制された。
八月二十五日夕方。
越後湯沢の如月鬼堂のマンション。その囲炉裏端である。
全裸美人コンテストの打ち合わせで集っていた。
福富麻次郎、館山弁護士、杉下一行がビールを飲みながらの打ち合わせである。如月鬼堂は麒麟のクラシックラガーを飲む。
福富麻次郎、杉下一行もそれに合わせていた。
館山嘉朗弁護士だけアサヒのスーパードライである。クラシックラガーが濃すぎて受け付けないらしい。
「普通のラガーがニューになって私は受け付けないものになりました。もう飲めるビールがクラシックラガーだけですよ」
福富麻次郎の言い分である。
三十数年前麒麟ラガーが市場の半分以上を独占していた。その世代にはいまのライトなビールは受け付けない。
「そうです」
如月鬼堂も同じである。
「ビールは缶より瓶が良いですね。冷蔵庫で冷やすより氷水で冷やす方が美味いですね」
杉下一行である。やはり年配者の好みは一致しているらしい。
そんな場面に臨時ニュースが入った。
「ええーー。まさかあの人が大田正勝だったの」
瀬里菜がつまみを運びながら驚きの声を上げる。
「それはないだろう。完全に別人の戸籍、住民票が確認されていた」
館山弁護士は受け入れない。
珠洲はカウンターの中のテレビに釘付けである。
「しかし戦闘準備をしていたとは」
「意外ですな」
「しかし何とも疑問だ。抵抗したのは太田正勝一人。戸籍も指紋も幾つも疑問が残ったままだよ」
如月鬼堂も目の前の現実に懐疑的である。
「そうです。野崎先生に詳しく確認しないと分かりませんが。何故戦闘準備をしていたかです。警察は何処で太田正勝と決めて逮捕に行ったのでしょう」
館山弁護士は強く疑問を呈した。
テレビ画面は奈良県警の正面から実況アナウンサーに代わる。
「警察は確認漏れ事項があったのでその確認に捜査員が向かったら行き成り機関銃で発砲して来たと説明しています」
どうやら別件逮捕の件は伏せられていた。
「警察側の被害はどのような状況ですか」
臨時キャスターが実況に確認する。
「まず捜査に向かった四名の刑事です。その後SITの隊員二十名が向かいましたが発破が仕掛けられていて谷底に落とされました。また視察に向かった警察ヘリが撃墜されています」
「撃墜?・・。発破は山道に仕掛けてあったと考えられますが。自動小銃でヘリを落としたのですか」
「いいえ。機関銃の様な物と考えられています。トーチカの様な鉄板の建造物が作られていてその中からプロペラを狙われたようです」
太田正勝はSITがパラシュート降下することを想定していた。機関銃をヘリに向けるべく準備している。
だが警察は山越えの作戦に出た。
谷底の隊員の救出にドローンを飛ばす。更にトーチカの監視にもドローンを飛ばした。
太田正勝は谷底を探るドローンに機銃掃射して撃墜する。上空のドローンも撃墜した。
予測に反して警官隊が山越えして来るのは察知している。態と焦って見せて近寄らせた。
SITは太田正勝の山頂の家の裏まで来る。
地下の発破で一気に飛ばせると思う。こっちは全部上に集らせるまで撃たない。
ヘリは飛んで来ないようである。
交渉人がメガフォンで話し始めたら機銃掃射する構えでいた。
太田正勝はSITではなく一課の捜査員らしき私服が山頂の家の中に入るのを確認する。前に来た警察官もいた。
機銃でSITの隊員に向けて一斉射する。機銃はジュラルミンの盾を貫く。
SITの隊員数名が倒れた。家の裏に引こうとする瞬間発破を掛ける。家ごと山頂部分が崩壊した。
トーチカも下から崩れる。
誤算があったのである。太田正勝は自分も吹っ飛ぶ計算で居た。トーチカが頑丈すぎて中で頭を打って気絶しただけである。
SITと奈良県警捜査一課に大被害を出して終息した。
夕方の報道番組が引き継いで放送する。その内容に如月鬼堂の居間は更に懐疑的になった。
「山の上の酒井俊克の住居とその奥のトーチカの様な建造物共々山の中腹一帯が発破で吹き飛びました。まだ詳しい状況は判りません」
現地実況のアナウンサーが報道する。
山の中腹が抉り取られた状況が放映された。
やや離れた所から報道ヘリの映像が入る。山の頂上手前が擂鉢状に抉られ瓦礫の中に赤い鉄板で作られたトーチカが斜めにひっくり返っていた。
「酒井俊克が太田正勝とまだ確認はされていませんが、酒井俊克は自殺を図ったのですね」
メインキャスターから実況担当への確認である。
「はい。山ごと自爆をしたという状況です」
実況アナウンサーが答えた。
「機関銃に発破。こうなると酒井俊克が太田正勝ですかな」
如月鬼堂の見解が傾く。
「日本に二つの戸籍、住民票、マイナンバーまで。有り得ない。そんなことはないです」
館山弁護士は認めない。
「銀行爆破強奪事件の時もこの立て篭もり抵抗にも相当のバックがないとできない。何か共通点があると思う」
如月鬼堂は更に疑問内容を深めた。
「自爆してしまえば何も分からないままですね」
珠洲がカウンターから発言する。
「野崎先生と話してみましょう」
館山弁護士が連絡を取った。
「いやあ驚いた。あんな物まで造っていたとはね。酒井俊克は警察に犯人に仕立て上げられると異常に恐れていた」
「それでは酒井俊克は太田正勝ではないのですね」
「ありえない。酒井俊克は今々現れたわけではない。以前からあの山奥に住んでいて役所も確認している」
野崎卓郎弁護士はきっぱり否定する。
「別人で銀行爆破強奪事件には本来無関係であったと言うことですか」
「そうだよ。だが武器を提供したのは連続拉致強姦傷害事件のグループの可能性はある。向こうから酒井俊克にアプローチした可能性は考えられる」
「それは有り得ますね」
「酒井俊克の父親も冤罪で長く収監されて獄中死している。酒井俊克はホームレスから這い上がったらしい」
「警察に恨みを持って更に自分も冤罪で潰される。そう思ったのですね。それであそこまでの抵抗を」
館山弁護士はそれなりにやや納得した。
「先生。土曜日が遠くて良かったですね」
「そうだな」
如月鬼堂も安堵する。四日後には事態ははっきりすると思う。色々な意見も出尽くす。それからなら問題ない発言ができる。
SITは状況確認と捜索にヘリから爆破地点に降りた。
トーチカの確認。爆破に巻き込まれたSITの隊員と捜査一課の数名。更に谷底に埋まったSITの隊員及び刑事四人の捜索も始まった。
大田正勝は身柄を確保されて病院に運ばれてしまう。だが軽症なので県警に輸送して取調べが始まった。
太田正勝は黙秘しますの一点張りである。野崎先生を呼べそれだけしか言わない。
野崎卓郎弁護士が面会した。
大田正勝の言い分は以下の通りである。
自分は酒井俊克。太田正勝ではない。警察が強引に犯人にしようとしているので防衛手段を講じた。
自分の父も冤罪で死亡したと言う。一人でも多くの警察官を道連れに死ぬ心算であった。死刑は承知している。
警察の捜査には一切協力しない。
黙秘権を貫く。
先生には警察が拷問しないように常時面会をお願いしたい。費用は五百万を追加で振り込みました。
山を売った資金ですと付け加えたのである。
以上であった。野崎卓郎弁護士はその通り報告する。
野崎卓郎弁護士はテレビのワイドショーに出演して状況を語ったのである。
杉浦瑞樹は如月鬼堂の東京に在るプレイルームに呼ばれた。
まだ極端にハードはできない。如月鬼堂は二十万を渡す。
杉浦瑞樹は浅黄色のレースで透明度の高いワンピース姿である。ブラとショーツは影だけ透けていた。
如月鬼堂は躰を引き寄せる。
強く抱きしめて唇を貪った。
その体勢で背中のファスナーを下ろす。
前からワンピースを剥がしてしまう。肩を抜いて床に落とす。
純白のブラとショーツだけの姿になる。
ブラは乳房を大方包んでいた。そのブラを剥がす。これも片手に納まる乳房だが綺麗である。
三角形の盛り上がりの先端に十五ミリくらいの乳輪。それに小さな乳首が尖っている。色は日本人離れした薄橙である。
下着の上から股間を執拗に責めた。乳首も同時に指三本で抓んで刺激する。その体勢でまた唇を貪ってしまう。
杉浦瑞樹は嫌がってない素直に受け入れていた。
ある程度股間が濡れたところでショーツを脱がす。
股間の当っていた部分を表に反した。それを杉浦瑞樹の顔の前に翳す。
「いやあーーーーーーー。だめーーーーーーーー。いや。はずかしい」
杉浦瑞樹は首を振っていやいやをする。
「恥ずかしさを噛み締めろ。それが感度に繋がる」
「ええーー」
杉浦瑞樹は堪らない表情で如月鬼堂を見上げた。
月曜日に綺麗に剃毛したばかりである。
女の部分の周りの皮膚がやや薄い紅色に映えている。びらびらは割れ目の中に納まっていた。綺麗な縦筋である。
如月鬼堂は杉浦瑞樹を拷問椅子に乗せた。
脚載せ台に片脚ずつ乗せて脚首から膝まで厳重に縛る。股間はアナルまで丸出しである。
両腕を背凭れの裏に廻す。手首を縛り合わせてアームに縛り付ける。肩と乳房の下に縄を掛けて背凭れに縛り付けた。
乳房は上下の縄に挟まれてやや突き出す。
如月鬼堂は蝋燭に点火した。色は中まで真っ赤だがSM用の熱さの軽いものである。
杉浦瑞樹の表情は恐怖に縮む。
最初は太腿の表面に掛ける。
「あーーーー。あーーーーーーーーー。あーーーーーーー」
固定された脚を力の限り蹴り上げて悲鳴を漏らした。
更に内腿に流す。
「あー。あはん。あはんあはんはん」
火傷するほど熱いわけではない。恐怖感からの悲鳴である。
余分な肉はなく綺麗な脚の線。艶かしさを奏でている。その白く肌理の細かい皮膚が真っ赤に染まった。
太腿を真っ赤にして次は乳房を狙う。
「ああーーーーーーーー。あはん。はん。はん」
拷問椅子が軋むくらいに躰は揺れた。責める如月鬼堂が陶酔する綺麗な泣き声である。
更に乳房に掛ける。今度は芯の周りに溶けた液状の蝋涙である。
「あーあーーーーーーーーーー。ああーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーーー」
杉浦瑞樹は強く躰を暴れさせ強烈な悲鳴を上げる。
恐怖の目を見開き涙が溢れかけていた。
直ぐ蝋涙を鞭で割るところだが少し間を入れる。
如月鬼堂は杉浦瑞樹の膣を広げて指を入れた。まだ濡れが足りないのでクリトリスを暫らく責める。
更に尿道口付近を人差し指を折った角で力を入れないで刺激した。
膣口が柔らかくなったら膣の奥まで指を入れる。膣天井部の敏感な奥を強く?きだす。
「ああーーーーーーー。あーーーーーーーーー。あーーーーーーーーー。あーーーーーーーーー。あーーーーーー」
尿道口から潮が断続的に噴き上げた。
如月鬼堂はローターを三つくらい持ち出す。
二つまで膣に押し込む。
「ああーー。あはあーー」
杉浦瑞樹の股間は怪しく揺れた。
更に三つ目のローターでクリトリスを包皮の上から責める。
「ああ。・・・・・ああ。・・・・・・ああ」
杉浦瑞樹の股間が上下に硬い動きで揺れた。気持ち良さから微かな声を絞り出す。
「あ、ああ。ああ。ああーーーーーーー」
細く閉じ合わせた割れ目から潮が弧を描いて流れ出ていた。
「ああーーーーーー。あはあーーーーーーー」
股間は強く震撼する。断続的に止まってはまた流れ出す。
「ああーー。ああ。ああ。ああ」
躰は硬い動きで揺れる。静かな逝き声が暫らく続く。
適度なところでローターを取り出す。
如月鬼堂は鞭を持つ。先端が小さな蝿叩きの様な一本鞭である。
まずは太腿に先端を這わせる。乳房と太腿に被った蝋涙を叩き割った。柄の長いスパンキングの様な物である。
平たい面を太腿に被った蝋涙に叩き付けた。
「ううーー。おおーー」
厳重に縛られた太腿がやや上に跳ねる。
蝋涙は半分くらいが割れた。
更に上から連打する。
「ああ。ああーー。ああーー。ああ。ああ」
杉浦瑞樹は痛みに目を細め顔に科を作って悲鳴を奏でた。なかなか艶めいた苦しみの表情である。
内腿に残った蝋涙を掃うように叩く。
「ああーーううーーーーーーーーーーーー」
腹の奥から悲鳴を絞りだす。そして躰全体が強く震撼した。
叩いた太腿は白い肌に紅が滲んでいる。
次は乳房の蝋涙を叩く。
「ぐうう。おおーーーーーーーーーーー」
杉浦瑞樹の表情が一瞬強く軋む。更に躰は迫上げんと浮くように震撼する。
また鞭の平たい腹で掌に収まる乳房を連打した。
「あ、あーーーーー。ああーーーーー。ああーー。ああーーあはあーーーーーーー。ああーーー。ああ。ああ」
杉浦瑞樹の表情は大口を破裂させ悲鳴を絞りだす。痛みに藻掻き暴れるので拷問椅子ごと震撼してしまう。
蝋涙が全部綺麗になる頃には杉浦瑞樹の顔に涙が滲んでいた。
如月鬼堂は一度杉浦瑞樹を湯に浸ける。自分も中に入った。湯の中で躰を抱き寄せて女の部分に指を入れる。
唇を貪りながら女の奥にゆっくり静かな刺激を与えた。
「あ、あーーーーー。あ、ああ」
杉浦瑞樹は抵抗しない。責めを受け入れる。
湯に腰を浮かせて潮を噴き上げてしまった。湯と責めに赤ら顔になっている。それもまた可愛い。
如月鬼堂は一度杉浦瑞樹を浴室から出して躰を拭く。
棒の先に付けられたスタンガンを用意している。長さ一メートルはある。その先端は金属で二股になっていた。
全裸美人コンテストが近付いている。生の一本鞭叩きは宜しくない。肌理の細かい綺麗な肌なので鞭の痕を付けたいが今回は見送る。
右の脚首だけ縛った。それを床のフックに縛り付ける。
「正座して」
如月鬼堂は杉浦瑞樹を床に座らせた。膝を揃えて座った姿も綺麗である。
腰にスタンガンを当てる。
「あ、あーーーーーーーーーーーーーーー」
一気に仰け反って膝を崩す。脹脛に乗っていた太腿が横に倒れる。
反対側の腰に当てた。
「あーーーー。はあーーーーーーーーーー」
後ろに仰け反った。そのまま後ろに手を着いて躰を支える。
「はあ。はあ」
痛みの余韻が辛い。
今度は太腿に直に当てる。
「あーーーーー。はあーーーーーーー。はあーーーーーーーーー」
膝を跳ね上げて御尻を着く。
「あは。はあ。はあ」
「乳房に行くぞ。動くな」
「ああ。ああ。ああ。ああ」
後ろに手を着いて上体が少しずつ後ろに倒れた。
右の乳首の両側にぴたり充てる。
「ああ。ああーーーーーーー。ああーーーーーーーーー。あはあーーーーーーーーーーーーーーー」
躰は後ろに倒れた。
今度は左の乳首に近付ける。
「あはあ。はあ。ああ。はあ。ああ」
恐怖に首を振って微妙に躰は後ろに後退りした。
如月鬼堂は杉浦瑞樹の肩を踏む。左の乳房に乳首を外してその両側に押し付ける。
「うおおーーーーーーーー。おーーーーーーーーー」
躰を捩って藻掻き肩の押えから逃れる。
「はあ。はあ。はあ。はあ」
杉浦瑞樹の躰は縛られた片脚を軸に扇状に退るように逃げた。
如月鬼堂は片方の膝に腰を乗せる。長いスタンガンを短く持つ。
「ああーーーーーー」
杉浦瑞樹は既に涙を流している。
腹を押さえて股間に近付けた。
「あ、ああーーーーーーーーーーーーーー」
紅がやや濃くなった部分に当てる。
「があはああーーーーーーーーーーー。ああーーーーーーーーーーー」
遂に失禁した。小水は如月鬼堂の足元に流れた。
「あはあ。ああ。ああ。ああ。ああ」
荒い息遣いと失禁は暫らく続いた。
如月鬼堂は杉浦瑞樹の脚首の戒めを解いて抱き上げる。そのまま浴室に連れ込む。
「もう少し慣れてくれ。全裸美人コンテストのあとSM愛好会のショーに出てもらう」
「はい」
「一回三百万になる。出ればその後に会員の客も付く」
「はい」
「入れるよ」
如月鬼堂は行き成り挿入を宣告する。
「はい」
杉浦瑞樹は拒絶しない。メニュー外だが如月鬼堂に言われては拒否できない。受け入れた。
入れるだけである。中で果てたりはしない。ただの味見である。
酒井俊克の山荘にトーチカの壁を搬入した業者は四社とも名乗り出た。四社にCAD起こしした図面を送ってばらばらに製造された物である。
機関銃の部分は四社とも何も知らない。
一応の捜査は入ったが無関係が証明されただけである。
酒井俊克は太田正勝とは名乗らず黙秘権を続けている。
執拗に取り調べは続けられた。それでも黙秘のままである。
どんなに情状酌量されても死刑以外ありえない。何も話す必要はないと思う。また死刑以外にされては堪らない。
そんな矢先総理が辞任を発表したのでニュース、ワイドショーの焦点は移ってしまった。
野崎卓郎弁護士は頻繁に面会する。
服を脱いで躰を確認した。さすがに拷問までは行ってない。
「このまま君は銀行爆破強奪事件まで被って刑に服するのか」
「どうでも死刑です。私一人で被ればあれだけ警察官を殺したのです。充分にお釣りが来ます」
「機関銃の出所だけでも話すつもりはないか」
「それを言いたくないから黙秘しています」
「なぜ」
「今後に役立てて欲しいからです」
「それが君の社会への恨みか」
「いいえ。警察の強引な捜査に対する恨みです」
「相手から提案して来たのではないのか」
「そうです。通信用のスマホが送られて来ました」
「それはどうした」
「発破と一緒です」
野崎弁護士は微かに哂った。
「例え出て来ても通話は海外を経由しているな」
「私はそこまでは」
「機関銃はどうやって届いた」
「部品ごとに下の家に。銃弾と砲身は直接夜中に置かれていました」
「トーチカはどうした」
「図面がUSBに入れてデータで届きました。それをリストの中から四件に分けて発注しました」
「なるほど」
「自分で図面は書かなかったのだな」
「私には書けません」
「今のことは話してよいか」
「先にマスコミに」
「そうだな」
野崎弁護士は引き揚げた。
内容を先に館山弁護士に報告する。そしてマスコミ出演で公開した。
さらに如月鬼堂と一緒に八月二十九日土曜日のインターネットアダルト放送で解説を行う。
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