【SadoのSM小説】
最期のSM小説家
第九幕
世界恐慌前夜のSM愛好会
この物語はフィックションであり実在の人物機関とはなんらかかわりがありません。
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「お客さんが保険に入っているか確認していますか」
如月鬼堂は静かな口調で確認する。
「いいえ。そんなものがあるのですか」
如月鬼堂の恐れている答えが返って来た。
「困ったね。クラブがきちんと管理してくれないと」
「そうですね」
芳原亜美にも言われていることにそれなりに理解は行く。そしてそう言う保険の存在をいま知った。
如月鬼堂は百万の帯封から一部を抜いて二十万を数える。芳原亜美にそれを渡す。
帯封の残りはテーブルに置く。
芳原亜美はそれに目をやって訝しがる。
「SMだ。痛みはとことん受けてもらわねばならん。数日で消える痕も感受して貰う。心以外に傷は残さない」
「はい」
芳原亜美は震える唇で答えた。そして残った八十万の束に目をやる。
「今日の予算だ」
「・・・・・・・・・」
芳原亜美は何と答えて良いか分からない。
「どんなことをしたいのですか」
芳原亜美に関わらず誰でもそれを確認する。怖いのである。
「痛みは感受してもらう。泣いても叫んでも良い。モラル口調で拒絶しなければ。協力的受け入れ姿勢なら良い」
「はい」
芳原亜美はそれ以上追及できない。相当の痛みが予測されるがクラブのメニューの範囲である。
それ以上に本来のプレイ代の五倍である。貰える金を引っ込められないうちに貰いたい。既に責められた相手でもある。
如月鬼堂は残った八十万の束を押しやる。
芳原亜美は頭を軽く下げてそれを貰い受けてバックに仕舞う。
「こっちに正面を向けて服を脱いでくれ」
如月鬼堂は淡々と要求する。
芳原亜美も一度躰の隅々まで弄られた相手である。躊躇わず従う。
如月鬼堂は生物をかなり準備している。芳原亜美の生物責めの効果がなかなか良かった。
芳原亜美が全裸になったところで唇を貪る。一通り触って躰の感触を味わう。
まず高手小手に縛った。
縄を二本に折る。U時の部分を手首に引っ掛けた。背中で手首を縛る。
その二本の縄を肩から胸の谷間に廻す。そこで縄を指で押さえて乳房の下から背中に廻した。
そこで手首の縛りに引っ掛ける。それを肩から胸の谷間に下ろす。
胸の谷間のところに指で押さえた縄にクロスする。縄は首からV字になった。反対の乳房の下を背中に廻す。もう一度手首の縛りに通して反転する。
その縄を腕の外を廻して胸の谷間のクロスに引っ掛ける。そのまま反対側の腕の外を廻す。もう一度手首の縛りに通して反転する。
腕の外を廻した縄に腋から前と後ろを一巻きした。背中に戻して手首の縛りに通す。反対側の腕の外を回した縄に腋から前と後ろを一巻きする。
これで最後に手首を縛った縄の上から縛ってしまう。
芳原亜美は手首を背中に縛られ乳房を縛った縄で胸部を突き出されている。
そのまま床に寝かせた。脚を四十度くらいに開いて竿を当てて脚首を縛る。竿の中心にフックを縛り付けた。
天井から吊るした滑車から伸びたフックを下げる。竿のフックに引っ掛け滑車を回す。
如月鬼堂が自分の足を芳原亜美の頭の下に入れてクッションになる。そのまま滑車の縄を引き続けて逆さ吊るしにした。
股間が広がった逆さ吊るしである。ドテの黒い塊は以前に剃られたままでまだ伸びてない。
膣に蝋燭を立てる。白いなつめ蝋燭である。そのまま点火する。SM用の和蝋燭よりは熱い。
だがこの状態で躰が揺れて垂れる蝋涙は然程熱くないのである。
躰を揺らすと蝋涙が蝋燭の背面を伝って小陰唇に流れ着く。
「ああん。ああ」
芳原亜美はそれでも僅かに悲鳴を漏らす。
「熱くないだろ」
そう言ってもう一本に膣に立てた蝋燭から点火する。
「こうすると熱いのだよ」
もう一本の蝋燭で火を斜め下にして乳房に掛けた。
「あ、あーーーー。ああーーーーーーー。あ、ああ、あーーーーーーー」
強い悲鳴になってしまう。
如月鬼堂は哂っている。
「どうして」
芳原亜美は熱さの違う理由が分からない。
「この蝋燭はSM用より若干熱い。だが水平か上向けて垂らせばそんなに熱くない。斜め下を向けると熱い。高さより角度なのだ」
如月鬼堂もこの程度は知識を与える。堪えられる確認ができたので容赦なく乳房に垂らす。
「あ、ああーーーーーーーー。ああーーーーーーーーー。あ、ああーーーーーーーーーーーーー」
逆さ吊るしで乳房に蝋燭である。芳原亜美はこの体勢では異常に怖い。
如月鬼堂は膣に蝋燭を立てたまま鞭を持つ。一本鞭である。
「えーー。まってーー」
芳原亜美は股間に立てられた蝋燭が飛び散るだけで恐怖である。まだ七回目充分に悲鳴を愉しめる。
アンダーハンドで乳房を叩く。一本鞭の先端は四角いチップである。長さ五センチ幅三センチ。ピンポイントを叩きやすい。
この場合バラ鞭の方がむしろ危険である。
「うおーーーーーーーーー」
躰は右に左に斜めに揺れた。蝋涙は腰に飛び散る。
内腿を叩く。
「ううーーぐううーーーーーー」
蝋涙は飛び散る。崩れきった顔を絞って悲鳴を漏らす。
乳房に垂らした蝋涙を叩き割る。
「ぐうーーーーーーーー。ううーううーー」
実に綺麗な声の悲鳴である。益々甚振りたくなる。歪み苦しみ恐怖に怯える表情が良い。
蝋涙が落ちた乳首を直撃する。
「うぐうーーーーーー。ぐおおーーーーーーーーーー」
躰は反り返り揺れた。蝋涙はさらに飛び散る。
如月鬼堂はさらに内腿、乳房、ドテを叩いて狂乱の悲鳴を愉しんだ。
短くなった蝋燭の火を叩いて消す。股間に蝋涙が飛び散り被る。
「ああーーーーーーーーーーーーーーーーー」
芳原亜美の目を見開いた悲鳴が如月鬼堂の加虐心に染み渡った。
火を消した蝋燭を抜き取る。
蝋涙を被った女の部分を叩く。
「ううおおーーーーーーーーーーー」
割れた蝋涙が砕け落ちる。
何発も叩いて絞り出す悲鳴を愉しむ。
逆さ吊るしから開放する。一度中間でシャワーを使わせた。
如月鬼堂はその間に次の準備をする。
芳原亜美のシャワーで洗った躰から蝋涙は綺麗に落ちていた。濡れを拭いたあとの肌理の細かい皮膚が艶かしい。
それは甚振り汚したい衝動を刺激した。
暫らく抱きしめて唇を貪る。芳原亜美は全く抵抗しない。為されるがままに唇を預けている。
濡れたあとの躰の感触を一通り触って愉しむ。
そのまま拷問椅子に倒す。腕は拷問椅子の後ろに回して縛る。それを椅子のアームに固定した。
腹の部分を拷問椅子に三重巻きに縄で縛る。
拷問椅子の脚載せ台を外す。両脚ともそれぞれ膝、脹脛、脚首の三箇所を二重にした一本の縄で縛る。
壁から引っ張った縄の先端にフックが付いていた。そのフックに脚を縛った縄を通しす。
強く張ってもう一度脚首に廻す。そこで二本で来た縄を縛り合わせる。
両脚とも同じように処理した。
芳原亜美の躰は拷問椅子の上でV字開脚に磔にされている。
乳首の下に注射針を通す。
「う」
注射針は乳輪の下で乳房を貫通している。
その注射針の根元に太い蛸糸の先端に縛りつけたリングを引っ掛けた。その蛸糸を天井から吊るしたフックに縛り付ける。
芳原亜美の乳首は軽く蛸糸に引っ張られていた。注射針の片側に引っ掛けたので乳首が曲がる。刺さった注射針の先端が皮膚を掠った。
微妙な痛みである。
透明で空気穴の開いた筒に蜥蜴が入っている。スイッチを押すと蜥蜴が先端の出口から飛び出す。
如月鬼堂は乳房から張った蛸糸の上で筒を開く。蜥蜴は蛸糸を伝って乳房の上に降りる。
「ああーーーーーーーーーーーーー。いやあーーーーーーーーーーー。あはあーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
芳原亜美は溜まらずサイレンの様な悲鳴を上げてしまう。
如月鬼堂はその蜥蜴を鞭の先端で突く。蜥蜴は芳原亜美の首の後ろに回る。
「ああーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーー」
芳原亜美の狂乱の悲鳴は収まらない。
如月鬼堂はそれを鞭の先端で追い出す。
蜥蜴は拷問椅子から床に走り去る。
「ああーー。はあーーー。あはあ。はあ。あはあ。はあ」
芳原亜美は荒い息遣いで震え続けた。目からは涙が溢れている。
如月鬼堂はもう一本筒を取り出す。それを目の前に翳した。
「ああーーーーーーーーーーーー」
「もう一回やらせてくれ」
如月鬼堂は芳原亜美の悲鳴を他所に宣告する。
「・・・・・・」
芳原亜美は歯をガチガチ鳴らして首を振った。そのまま静かに失禁してしまう。サディストには堪えられない至福である。
如月鬼堂は漏らした股間をガーゼで拭く。そこにクスコを差し込む。
「ああーーーーー」
芳原亜美は辛そうな呻きを漏らす。
如月鬼堂はそのクスコにトランスから繋いだ鰐口を接続する。
もう一度筒に入った蜥蜴を出す。
「ああーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
芳原亜美の劈く悲鳴を他所に蜥蜴を膣に放つ。
「ああーーーあーーーあーーーあーーーあーーーあーーーあーーー」
蜥蜴はクスコの奥で暴れる。芳原亜美は躰を暴れさせサイレンの如く悲鳴を上げ喚き続ける。
如月鬼堂は電流のスイッチを入れた。
「ああーーー。があーーーーー。がああーーーーーーー。が、あ、ああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
蜥蜴は直ぐに飛び出す。床に落ちて動かない。電流は直ぐに切る。
「ああ。あはあ。ああ。はあ。はあ。はあ。はあ」
芳原亜美は躰を震撼させ続けた。荒い息遣いで涙をポロポロ溢す。
暫らく興奮の収まるのを待つ。
「蛇とセックスしよう」
如月鬼堂はポロリと言う。
「・・・・・」
芳原亜美の目は点になる。
如月鬼堂は悪戯っぽく笑う。
「だめーー。気い狂います。だめーー」
芳原亜美は怯え歪んだ表情で拒絶する。
「はっはっは。最初からそれは無理だな」
如月鬼堂は怯える芳原亜美の顔をじっくり覗き込む。
「だめ。だめ」
芳原亜美はまだぶるぶる震えている。
「それじゃ。その代わりに君の大事なところを広げてくれ」
如月鬼堂は鞭を構えて言う。
「叩くのですか」
芳原亜美怯える。
「そうだ。死ぬほど痛い。二発だけだ」
如月鬼堂は真顔で真剣な口調で言う。
「あ、はい」
芳原亜美は震える声で答えた。仕方ない蛇は堪えられない。痛みを受けるしかない貰った金が大き過ぎる。
如月鬼堂は拷問椅子の後ろで縛った手首の縄を解く。
少し考えて脚の磔も外す。腹の縛りも解いて拷問椅子から開放した。
床にお尻を着かせる。
開放して痛みに藻掻き苦しむ姿を堪能したいのである。
芳原亜美は恐怖に怯えた表情を如月鬼堂に向けた。膝を外に開いて女の部分を丸出しにする。
恐る恐る太腿の裏から手を廻して女の部分のびらびらを広げた。
「もう少し広げて」
「は、はい」
芳原亜美は辛そうな目を上目遣いに見上げる。そのまま指に力を入れて強く広げた。
芳原亜美は怯えた表情をさらに怯えさせて身構える。
如月鬼堂は斜め後ろに回った。
肩越しに鞭を振り下ろす。
ピンクの粘膜にピッシャリ被る。
「ううぐううーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。うごおおおーーーーーーーーーーーーーーー。ぐうおーーーーーーーーーーーーーーーーー」
芳原亜美の躰は横に倒れた。両手で股間を押さえて床で堪えられない痛みに悶える。
「ううぐうーーーーーーーーーーーー。うぐうーーーーーーーーーー」
涙を溢し床に手を着き半身を斜めに持ち上げた。痛みに歪めた顔を振って床を叩く。
強く股間を押さえて床を転げた。
暫らく悶えてから躰を起こして床に座る。
「もう、一回ですね」
芳原亜美は辛い表情で見上げた。許しを請う眼差しである。
如月鬼堂は黙って後ろに立っている。
強烈な痛みだったが貰った金額から仕方ないと思う。元に戻らない傷にはならない。もっと出鱈目をやる客は居た。
芳原亜美は痛みが治まったところでお尻を着いて脚を広げる。
悲痛な表情で身構えた。
如月鬼堂はチップの部分がもう一段小さめの一本鞭に持ち替えている。芳原亜美の広げたピンクの部分にその先端を当てて目測を計った。
何回か軽く当てて目測を定める。
一気に振り被って叩く。鞭の先端はキッチリ尿道の亀裂の真上を叩いた。
「ううぐうううーーーーーーーーーーーーーー。ぐうわああーーーーーーーーーーーーーー。ぐうわああーーーーーーーーー。ぐううーー」
芳原亜美はそのまま失禁してしまう。涙をポロポロ溢して床を転げる。
「湯を溜めてある。浴室に行け」
芳原亜美は股間を強く押さえて浴室に飛び込む。湯に浸かれば痛みは和らぐ。適度な温度にしてある。
芳原亜美は十数分湯で躰を癒した。バスタオルを巻いて出てくる。
如月鬼堂はバスタオルを取ってしまう。
芳原亜美のショーツを手に取る。それを脚元に持って行く。片脚を突いて上げさせる。ショーツを履かせた。
ブラも被せる。そこからは自分で着るように促した。
冷蔵庫からビールを出す。グラスを二つ出して注ぐ。
一個を芳原亜美に勧める。
芳原亜美はそれを受け取って飲む。
「この後は」
芳原亜美はまだ怯えていた。
「今日は終わりだ」
如月鬼堂は柔らかく告げる。
「すみません」
芳原亜美は安堵した。辛かったが他の客の二十万と比べる。金額にしてはずいぶん楽をしたことになった。
如月鬼堂も楽をさせたつもりである。そして教育もした。これからこの女を売り出す。元はバックリベートで充分取れる。
「SM愛好会のショーに出ないか。一回三百万になる」
如月鬼堂は芳原亜美と来島結奈を次のショーに出そうと考えていた。一人二万になるが成功すると思う。
どちらも岡田有美と体型は似ている。来島結奈がやや小柄である。
「三百万」
「そうだ。愛好会の会員から指名も取れる。だが今のクラブから真性奴隷女の館を通しての派遣になる」
そうでないと如月鬼堂のバックリベートがない。
「でしたら私。クラブを移ります。保険がきちんとしている方がいいですから」
芳原亜美はあっさり移転を決めてしまう。
如月鬼堂の越後湯沢のマンション。
愛好会の主なメンバーが集っている。令和違法風俗女性行方不明事件が議題である。
如月鬼堂のSM愛好会の提案を東京アラート解除後に行うことに全員賛成した。会員数は自粛中も徐々に伸びている。
参加出来なくなった者が居ても熱海ならば三百人確保はできそうである。
「鬼堂先生。世界恐慌は来ますか」
福富浅次郎が質問する。
「倒産、破産、自殺者はたくさん出るでしょう。でも世界恐慌はアメリカが回避すれば回避するでしょう」
「そうしますと日本経済も徐々に回復しますか」
「するでしょう」
「アメリカは経済回復できるのですか」
「いまトランプが追い詰められています。それが起死回生に出るはずです」
「これまで共和党の大統領は景気回復ができていませんよ」
館山弁護士である。
「そこがトランプは特異です」
「そう言う見解ですか」
福富浅次郎もやや納得する。とにかく売上回復に邁進したい。
最期のSM小説家 第九幕 世界恐慌前夜のSM愛好会 完
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