【SadoのSM小説】
最期のSM小説家
第八幕


SM嬢で一時凌ぎの女


この物語はフィックションであり実在の人物機関とはなんらかかわりがありません。
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 ここで僅かに休憩が入れられた。まだまだプレイは前半である。
 会員の医師がここで精神安定剤を打つ。そのまま一回シャワールームに引き上げさせた。
 如月鬼堂が樽常の横に来る。
 「あの子はどうして金が居るのだ」
 「それが言いません」
 「ふーん」
 「キャリアが何で百五十万くらい。変だね」
 「そうですが。本人は今月中がリミットで切羽詰っているようでした」
 「そうか」
 如月鬼堂もそれ以上は追及しない。
 ショーが一時休憩になったのでコンパニオンらは忙しく配膳を続ける。
 コスチュームは一人ずつ違う。一人は和服だが布地はレースである。乳房も乳首も透けている。
 下はレースの褌である。黒い塊はやや透けている。だがさすがに女の部分は見えない。後ろから透ける危険があるので何らかの対処はしている。
 一人は単純に膝上二十三センチのミニスカート。座ると生下着の先端を覗かせる。上はビキニのブラだけのような姿である。やや生地から赤が透けていた。
 一人は乳房の上に紐を巻いている。前だけその紐に小さな前掛けの様な布が下がっている。布は左右にスライド出来る。
 下はフレーヤースカートだがひだ一本ずつが切り離されている。座れば割れて生下着が覗く。
 残る一人の上半身はレースの晒し。下は通常の褌である。さすがに透けてはいない。
 この四種類で全員が順次日替わりで替える。とにかくソフトなサービスで諸氏を刺激して通わせようと言う戦略である。
 次の会員がステージに吊るしの準備をしていた。
 杉下一行が其処へ来島結奈を連れて来る。
 会員は来島結奈をまず高手小手に縛った。そのまま来島結奈の躰を演台に倒して寝かせる。
 脚を広げて太腿の付け根に三重に縄を掛けて強く縛った。
 その縄を大き目のフックに通す。さらに太腿の縛りに通した。それをフックから二重にして縛る。
 もう片方も同じ様に太腿の付け根を縛ってフックに通す。こっちもフックとの間を二重にして縛る。
 天井から吊るした滑車のフックを下げた。太腿を縛って繋いだフックに滑車のフックを引っ掛ける。
 会員二人が手伝って来島結奈の脚首を左右から持つ。
 その状態で滑車のもう一本の縄を引いて来島結奈の躰を吊るし上げてしまう。
 来島結奈の躰は逆さまに股間を大きく開いている。脚を逆ガルに広げた状態に吊り下げられた。
 会員が手伝って押さえている脚首に縄を掛ける。そのまま引っ張ってかなり離れた位置に天井から吊るされたフックに縛り付けた。
 もう片方も同じように引っ張る。
 来島結奈は股間を大きく広げて逆さ吊るしになった。女の部分は丸出しの上引き裂かれてしまう。
 高い席から見下ろすとびらびらがやや広がっている。その中に緋色の部分が剥き出す。上から見るとなかなか隠微である。
 会員は手伝った二名も含めて鞭を持つ。乗馬用の一本鞭である。
 二人の会員が両側から高手小手の縛りから突き出された乳房を叩く。
 「ううおおーーーーーーーーーーーーーー。ぐうおおーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 来島結奈は強烈な痛みと苦しさに悲鳴を絞り出す。
 縛った会員は正面から股間を叩く。女の部分にもろに当る。
 「ぐうおおーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。うおーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 強烈な悲鳴である。
 鞭は他の会員の担当なので一発ずつで止める。
 一発でも来島結奈の躰は逆さ吊るしのままぶるぶる震えていた。
 手伝いの二人は下がる。担当の会員一人になった。
 蝋燭を何本か出してテーブルの上に並べて点火する。
 会員は来島結奈の女の部分に上から指を突っ込んで中を探った。女の奥の味見である。
 じっくり敏感な粘膜を弄って濡れを見出す。
 「ああっはあーー。いやあーーーーーー。いやあ」
 来島結奈は拒絶姿勢である。
 会員は弄くりながら蝋涙が溶けるのを待っていた。
 強化プラスチックのクスコを来島結奈の膣に挿入する。そして広げた。
 来島結奈は異常に苦しい姿勢を堪え続けるしかない。
 会員はクスコの中に一本糸を垂らす。蝋燭の芯の周りに溶けた蝋涙を一本ずつ流し込む。
 「ああーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ぐうわああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。だめーーーーーーーーーーーーーー」
 来島結奈は膣に溶けた蝋涙を流されて強烈に悲鳴を轟かせる。
 容赦なく一本ずつ流し込む。
 「あはああーーーーーーーーーーーーー。あはあーーーーーーーーーー。ああはああーーーーーーーーーーーーーーーー」
 来島結奈は躰を揺すって暴れた。
 さっきの二人がまた手伝って両側から太腿を押さえる。
 「ううおおーーーーーーーーーーーーー。あはあーーーーーーーーーーーーー。ああはあーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 クスコが蝋涙で満タンになるまで泣き悲鳴は続いた。
 暫らく固まるのを待つ。
 升席では忙しくコンパニオンが配膳する。ビールも料理もどんどん売れていた。ビールは在庫が売り切れて追加で仕入れた分に手が付いている。
 「今日の店舗使用料とこの売り上げだ。荒井に確り儲けられましたな」
 大河内税理士はやや苦々しい。
 「みんな久々に此処で飲めて満足でしょう。荒井さんを批判したりすると鬼堂先生の店ですよ」
 福富浅次郎がやや嗜める。
 演台では会員がマッチを擦った。
 「ああーーーーーーーーーーーーー。もうなにするのーーーーーーーーーーーー。いやあーーーーーーーーー」
 来島結奈は恐怖にわなわな震える。
 会員はクスコに流し込んだ蝋涙の中央に垂らした糸に火を点けた。蝋燭に点火するようなものである。
 「いやあーーーーーーーーーーー。なにーーーーーーーーーー」
 来島結奈は半狂乱に騒ぐ。
 「スクリーンを見ろ」
 会員は正面のスクリーンを指す。
 「いやあーーーーーーーーーー。お○○こもえてるーーーーーーーーー」
 来島結奈は恐怖にぶるぶる震えた。震えるとクスコの中の蝋涙が周りに飛び散る。
 「ああーーーーーーーー。うがあーーーーーーーーー。ぎゃーーーーーーーーーーーーー。あついーーーーーーーーーーー」
 来島結奈は狂ったように暴れ泣き喚く。
 会員は適度に火を消す。クスコも抜いてしまう。
 脚首の縄から解く。吊るしを下げて来島結奈の躰を演台に降ろした。
 「ああーーーーーーーーーん。もうだめーーーーーー。ひどすぎるよーーーーーーーーーーー」
 「膣灯篭と言うのだ。このクスコの中で燃えているだけだ」
 「うそーーーーーー。しんじられない。お○○こだめになっちゃうよ」
 来島結奈はポロポロ涙を溢す。
 「暫らくヒリヒリするだけでなんともないよ」
 会員は淡々と語る。そしてセペで膣の中を洗う。
 洗浄が終わって次の会員と交代する。
 来島結奈はもう一度拷問椅子に乗せられた。
 今度は電流責めの準備となる。
 今度も縄で固定するが先程より簡易である。脚は脚載せに膝だけ縛っている。腕は拷問椅子の頭の上で背もたれに縛っただけである。
 腹は拷問椅子のベルトで固定している。股間だけ大きく広げられていた。
 今度はクスコではない。金属のこけしの様な物を挿入する。それから単線が二本延びていた。それはやや大きめのスタンガンの様な器具に接続されている。
 来島結奈に電気で責められることは充分に判る。
 「さっきのヒリヒリに今度は電流責めだ。とことん泣いてもらうよ」
 会員は普通のことのように宣告する。
 「ええーー」
 来島結奈の表情は悲痛に歪む。目は怯えきっている。
 「行くよ」
 「ああーーーーー」
 既に背中に脂汗を流した悲鳴である。
 スイッチを入れた。
 「ひゃああーーーーーーーーーーー。ふあああーーーーーーーーーー。ひゃああーーーーーーーーーーー。ああーーーーーーーーー。ああーーー」
 躰は強く震撼する。首を回して口はへの字に悲鳴を漏らす。
 適度に一時切った。
 何回か繰り返して来島結奈の顔は蒼白である。
 会員は電圧を上げる。
 「ああーーーーーーー。だめーーーーーーー。だめーーーーーーーーーー。むりーーーーーーーーーーー」
 来島結奈は恐怖に追い詰められ喚く。そして拒絶の抗議をする。
 それでもスイッチが入った。
 「ぎゃはああーーーーーーーーーーーー。ひゃあーーーーーーーーーーー。ああーーーーーーーーー。だめーーーーーー。でるーーーーーーーーーー」
 次の瞬間。来島結奈の膣の直ぐ上から潮が流れ出す。
 会員は直ぐ電流を切る。
 「ああーーーーーーーー。あはあーーーーーーーーーーーーーん。だあめーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 来島結奈の泣き悲鳴が一頻り続いた。
 会場からは拍手が沸く。来島結奈には堪えられない拍手の渦である。来島結奈の羞恥心の底を抉る。
 会員らの心底の悦びは来島結奈には堪えられない屈辱の極地である。
 「あはあ。ああ。あはん。あはん。あはん」
 来島結奈は漏らしてしまってポロポロ泣き続ける。
 次の会員はドリルバイブを準備していた。
 「次は逝き顔を見せて貰うよ」
 交代の会員が待機している。
 「なにそれーーーーーーーーー。普通のバイブレーターじゃないよ」
 来島結奈は泣き顔になって拒絶した。
 ブルン。ブルン。
 会員は威嚇で始動する。
 「だあめーーーーーーーーーー。私のお○○こ壊れるよーーーーーー」
 来島結奈は泣き叫ぶ。
 「壊れない。大丈夫。失神するだけだよ」
 会員は簡単に言う。
 失神と聞いて来島結奈は怯えの表情を凍らせる。
 会員はドリルバイブの先端に付けられた擬似男根にローションを塗って入れる準備をしていた。
 「だめよーーーーーーーーーーー。ゆるしてーーーーーーーーー」
 来島結奈は泣き声で訴える。
 それでも会員はドリルバイブを挿入してしまう。
 「ああーーーーーーーーーーー。だめーーーーーーーーーーーーーー。ゆるしてーーーーーーーーーーーーー」
 来島結奈は悲痛に恐怖の泣き顔を歪めて許しを訴えた。
 会員は腰をがっちり構えてスイッチを入れる。
 「ああーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 来島結奈の表情は強烈に軋む。
 振動しながら回転するタイプである。擬似男根部分を持つことは出来ない。的確に膣に押さえ込む。
 「あーーーーーーーーーー。だめーーーーーーーーーーーーーー。いやだーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーー」
 来島結奈の表情は大口を破裂させ究極に追い詰められていた。
 二人会員が横から加勢する。暴れる来島結奈の太腿を左右からがっちり押さえた。それでも外れかける擬似男根を会員は必死に押される。
 「あ、あーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 強烈な逝き声が会場を震撼した。
 次の瞬間来島結奈の首は倒れて一気に白目を晒す。
 「早いな」
 実に早い失神であった。
 次の会員がスネークフックとクスコを持って待機している。水の入ってない水槽には蛇が蠢いていた。
 「もう一度やろう」
 一度ドリルバイブを抜く。膣液がローションに混じって流れ出る。
 「凄い濡れだな」
 押さえを手伝っていた会員もそれを見て感嘆してしまう。
 もう一度ローションを塗って挿入する。
 押さえていた会員がスタンガンで起こす。
 「ううーー。あーーーーーーーーーーーーーー」
 来島結奈は状況に悲鳴を上げる。
 スイッチが入った。
 「おーーーーーーーーーーー。うおおーーーーーーーーーーーーーーー。いやだーーーーーーーーーーー。こわいーーーーーーーーーーーーー」
 来島結奈は目を大きく見開いて恐怖に表情を破裂させる。大口を開けた悲鳴が会場を劈く。
 「あーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 逝き声は一気に架橋になる。そしてそのまま堕ちてしまう。再び白目を剥いた失神状態である。
 表情を確認して次の会員が交代する。
 失神したままの来島結奈の膣にクスコを挿入した。手伝っている会員がスマホで録画する。
 会員はスネークフックで蛇を掴む。
 会場は完全に静まり返っている。配膳のホステスも座って見ていた。
 会員はクスコに蛇の頭を突っ込む。
 暫らくピストンして抜く。
 クスコをそのままにして今度はビンタで起こす。数回叩く。叩く会員は気持ち良さそうである。
 「う、ううーーーーーーー」
 来島結奈は目を見開く。
 手伝っていた会員がスマホの録画を見せる。
 「えーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーー。いやあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。だめーーーーーーーー」
 来島結奈は恐怖に目を見開いてぶるぶる躰を震えさせた。
 「ああーー。ああーー。だめーーーーーーーーー。だめーーーーーーーーー」
 来島結奈は涙をポロポロ溢す。
 大河内税理士が如月鬼堂の隣に移動して来た。
 「どうやら緊急事態解除が早まったのですが政府はこれ以上補償に予算を出せない事情のようです」
 大河内税理士は財務省内部からの情報である。
 「でしょうね。税金や国債からは無理でしょう」
 如月鬼堂も当然と受け止めている。
 最後の担当会員がステージに上がった。
 拷問椅子から戒めを一旦解く。前の担当会員が抜き忘れたクスコを抜いた。白いクリーム状の液が乾いて付いている。
 それをカメラに翳す。
 「・・・・・」
 来島結奈は悲鳴すら出ない。
 手首を縛られ天井のフックに引っ掛けて吊るし上げられる。脚の裏が着く高さに調整した。
 別の会員が磔柱を持って来る。一メートル四方の鉄板に太さ十センチ四方の柱が立っていた。
 柱の高さは約二メートル。
 来島結奈の躰を鉄板の上へ柱の根元に押し付ける。そして右の脚首を柱の根元に縛り付けた。
 左脚を引っ張って左の脚首に縄を掛ける。
 「ああーーー。いやあーーーーーーーー」
 来島結奈は股間が丸出しになりどうしても抵抗してしまう。
 脚首を縛った縄を柱の天辺に埋め込まれたフックに通す。そのまま脚首を引っ張り上げる。
 「ああーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーー」
 来島結奈は無理な姿勢に抵抗した。
 来島結奈の躰は右に弓なりになる。引っ張れる限り引っ張って柱の天辺のフックに縛り付けた。
 「うおーーーーーーーーー。ううーーーーーーーーーー」
 来島結奈はかなり苦しい。
 会員は二人鞭を持っている。皆が特別に見覚えのある二人。
 牧野茉莉亜に鞭打ちの挙句金柑を塗って倒れさせた二人である。今夜は杉下一行の許可を得ている。
 二人とも一本鞭である。
 先端を的確に乳房を薙ぐ。
 「うおーーーーーーーーーーーー」
 吊り上げられた左脚を蹴って躰を震撼させる。
 構わずもう一人が叩く。
 「ぐおおーーーーーーーーーーー」
 乳房が鞭で陥没するくらい強い叩きである。
 「ぐうーーーーーーーーーーーー」
 直ぐに真っ赤な筋が浮いてくる。
 股間を叩く。
 「ぐうおおーーーーーーーーーーーーーーーーー。ううーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 来島結奈は悲鳴を絞りだす。相当な痛みである。躰を強い力で暴れさせて震撼させる。
 次は右脚の太腿内側に炸裂した。
 「ぐうーーーーーーーーーーーー」
 また乳房に炸裂する。
 「ぐうおおーーーーーーーーーー」
 もう一人が股間にきっちり叩き込む。
 「ぐうわああーーーーーーーーーーーー。ぐわああーーーーーーーー」
 来島結奈は大きく反動で左脚を蹴り上げる。力いっぱい痛みに躰を弾く。そのまま強く震撼する。
 来島結奈の躰は鞭の蚯蚓腫れから真っ赤な筋が浮いて無残極まりない。あちこちに鬱血も確認できる。
 会員はここまでで鞭を置く。
 左脚の縄を解いて開放する。続いて柱の根元の右脚も解く。手首の吊るしも降ろす。
 一人が後ろから来島結奈の躰を両肩に下から手を入れて押さえた。
 一人が金柑の液を手に付ける。それを乳房に被せた。
 もう一度金柑液を素早く手に掛ける。太腿を撫でるように塗り付けた。
 二人はそのまま来島結奈の躰を開放する。
 数秒で染みてきた。染みる痛みは異常にきつい。
 「ううぐううーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ううーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 来島結奈は演台に仰向けに倒れて乳房と太腿を押さえた。
 「あはあーーーーーーーーーーーーーん。いいたいいーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ううおおーーーーーーーーーーーーーーー」
 来島結奈は演台に蹲る。
 「うおおーーーーーーーーーーー。ううおおーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ぐうおおーーーーーーーーーーーーーー」
 七転八倒なかなか狂乱の状態は治まらない。
 「シャワー室行け」
 杉下一行が叫ぶ。
 来島結奈は泣きながらシャワールームに駆け込む。
 会合はお開きになった。
 来島結奈は暫らく躰を湯に浸けて収まったら樽常から金を受け取る。そのまま樽常の車に死んだように倒れて帰宅した。
 館山弁護士は来島結奈に見張りを付ける。
 
 翌日五月三十一日日曜日である。来島結奈はタクシーで新宿に向かう。
 歌舞伎町の人気のない公園でホストらしき男が待っていた。片脚を怪我して松葉杖をついている。
 来島結奈は金を渡す。
 「これだけじゃね。と言って追徴とは言わないよ。毎月俺の店に来てくれ。公務員続けたいよね。轢き逃げは黙っているよ」
 そう言ってホストらしき男は名刺を渡す。店の名刺である。
 来島結奈はそのまま帰った。百五十万では済まない悲劇が待っていたのである。
 館山弁護士に報告が入った。
 
 翌日国税庁で来島結奈は直属の室長に会議室に呼ばれる。
 其処には大河内税理士、愛好会会員で財務省の官僚、同じく会員で国税庁の職員、館山弁護士が居た。
 来島結奈は瞬時に事態を悟る。もうどうにもならない。
 「我々はことを荒立てたくはない。館山先生」
 室長は館山弁護士を促す。
 「弁護士の館山です。貴女は当り屋に狙われたのです。逃げたのは確かに拙かった。そっちは私がけりを付けます」
 「ええーー。当り屋」
 来島結奈は驚愕の表情である。
 「そうです。前もあります」
 館山弁護士が断言する。前科もあるという意味である。
 「まあ。それはもうどうにもならない。払った金も返って来ない。だがそれ以上揺すられるのは何としても防ぎましょう」
 室長が説明する。
 「どうでも逃げたのは拙かった。出るところに出れば済んだ。それでね。この先なのだが何もことは表にしないで退職してくれないか」
 会員で財務省官僚が宣告してしまう。
 「はあ」
 来島結奈は最早何も言えない。
 「樽常のクラブで暫らく稼いで店でも始めた方が良い」
 ここは大河内税理士が説明する。
 来島結奈は何も反論しないで従うしかなかった。
 結果は館山弁護士から如月鬼堂に報告される。
 「そうですか。売れるように支援しましょう。あれは良い素材です」
 如月鬼堂は先の見込みを立てた。一年位経てば売り出せる。
 
 最期のSM小説家 第八幕 SM嬢で一時凌ぎの女 完


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