鬼三のSM小説
女衒の國 その二十三


娼帝國の憂鬱

この物語はフィクションであり、実在の人物、機関とは何ら関わりがありません。

 二〇二十六年穀雨上元 太陰太陽暦二〇二十六年三月十六日。
 (この小説は2023年5月現在未来形です。またこの二十四節気は平気法によるものです)
 二○二十六年五月二日。
 
 娼国。昭和中期のホテルを建て直した。最上階天昇の間である。
 今日は円卓が置かれ三つのシティから報道スタジオのアナウンサーが呼ばれていた。
 「とにかく病気が無くなりました。食中毒も皆無ですね。核戦争前はアニサキスなどが騒がれていましたが全く聞きません」
 帯広から来ている水田奈那緒。トップ人気のアナウンサーである。
 「そうだな戦前から核戦争を想定して陸上養殖に切り換えていたからな」
 平佐和は自分が数年前引っ張り上げた葛城義和の政策の成果を満足そうに唱える。
 「貧困もお金の心配も無く成って平和に成りました。でも殆どの人に仕事が有りません。献身婦や訓練は仕事ではありません」
 宮崎の植村彩である。
 「働かなくても総ての人が生活に困らない。問題ないだろう」
 湯野中は何が不満と言いたい。
 「大方の仕事がAIとロボットに移行してしまったからよ。事務と労務が存在しないのよ」
 真紀子は核戦争後の生存できる社会構成が究極までAIとロボットに移行したと言いたい。
 「企業というものや団体、結社を認めないのだからそう成るよな」
 湯野中は国の中に勢力を作らないことで安泰を保つ為であり当初の目的通りと言う。
 「それでももう少し仕事を作れないでしょうか」
 植村彩は視聴者からの意見を伝えているだけである。
 「そうですね。その意見は多いです」
 奈那緒も同じような投稿を見ている。
 「やりたい希望職業を申請するのだから考えるのは一人一人じゃないのか」
 湯野中は考えて申請すれば良いとの考えである。
 「誰が許可するのですか」
 植村彩は許可基準を気にする。
 「AIが娼帝國の基準で判断するのだよ」
 「それじゃほぼ自動ですね」
 植村彩はやや不満を言いたいが迷う。
 「そうだよ」
 「何故ペットのブイダーが通らないのですか」
 奈那緒の指摘である。
 「葛城君。どうしてや」
 「AIに聞いてみましょう」
 作ったのは基準だけで総ての回答結果は葛城義和にも判らない。
 『動物は個人の飼っているものが生まれて譲渡する以外はNG。大量繁殖を防ぐため』
 「こんな回答よ」
 真紀子がやや首を傾げる。
 「うーーん。軍事や警備と違って判断基準が少ないのでしょう。月村配下のスタッフに見直しをさせましょう」
 この会議は葛城義和が収集した。国内の憂鬱をある程度察知しての上での会議である。
 娼帝國のAIは核戦争前に民主主義国家で一気に浸透したもの以前から存在する。
 そこには娼国、R国の法律と国家理念を下に判断基準が作られていた。主に軍事に使われていたものである。
 
 中国の南沙諸島海底基地。
 王双元外相らの基地は津島が完全に破壊した。海底を確認して全滅を確認できたものと思われていたのである。
 だが、一隻海底基地の破壊までに戻ってない艦が存在した。
 帯広で荻野結花中尉を攫った水兵を収容に向かった艦である。
 この艦は基地が破壊されたので別の海底基地に一度落ち着いた。
 「非常用食料と水だけです。前の基地から艦に積んだ娼国から奪った食料はもう有りません」
 「うむ。何とかしたいが」
 「王静艦長。輸送船を狙いましょう。護衛までは付いていません」
 荻野結花中尉を拉致した水兵である。一応王静艦長に少尉と言う事にしてもらっていた。
 「しかし輸送船と言ってもロボット兵が乗っている」
 「張敏副長。乗り込まないで魚雷で横倒しにしてコンテナを海中に落とせば回収できます」
 「そうだ副長。基地の真上で狙おう」
 確かに輸送船は基地の真上付近を通過していた。
 
 娼国。高層ホテル最上階天昇の間に隣接した空中露天風呂。
 湯に二重底の桶を浮かべて飲みながらの露天風呂会議である。
 黄昏の時間。眼下には海と南側の島が綺麗に望める。
 一枚のモニターが異常音を示した。
 「なに!輸送船が撃沈された」
 湯野中が驚きの声を上げる。
 四人とも湯から上がって天昇の間に戻った。
 鹿児島に居た第五機動部隊が現場に向かう。
 既に空母瑞鳳、隼鷹から哨戒機が現場に向かっている。
 イージス艦二隻が隊列から離れて最大戦速で現場に向かう。
 だが中国残存軍の潜水艦は既にコンテナを海底基地に引っ張り込んでいた。
 二つ引っ張り込んで残りは一度諦める。
 天昇の間に戻った四人は哨戒機の映像を確認していた。
 やがてイージス艦二隻が現場に着く。
 輸送船の沈没位置ははっきり記録されていた。
 イージス艦二隻が降ろした小型潜航艇が海中を索敵する。
 輸送船は横倒しで海底に沈んでいた。
 下に成っている舷側がかなり破壊されていると認識される。
 中国残存軍の小型潜航艇も着底して状況を確認していた。
 娼国の小型潜航艇だけが探照灯を照らしている。
 だが海底に残ったコンテナや中国残存軍の小型潜航艇は確認していなかった。
 「かなり破壊されているね」
 真紀子が輸送船の残骸状況から呟く。
 「四本は食らったな」
 湯野中は舷側にまともに魚雷四本が命中したと見ている。
 「中国の基地は完全に破壊した筈だぞ」
 平佐和も基地を破壊したのにまだ残存艦が居たかとの意識である。
 「もしかして生方少将が見つけた囮攻撃の艦」
 葛城義和はその状況を思い出した。
 「その艦が帰還しないうちに基地を破壊したか」
 湯野中もその線を疑う。
 「とにかく。生方と加賀美に確認しよう」
 平佐和の言葉に真紀子が二人とテレビ会議を繋ぐ。
 どちらも艦隊参謀の大佐と二人でテレビ会議に出た。
 「こっちでは囮のジーゼル潜は認識していません」
 加賀美少将の回答っである。
 「確かに囮のジーゼル潜は二回接触しました。私は提督に撃沈を進言いたしました」
 生方少将の艦隊参謀である。
 「囮は二度十四時の方向に逃れました。あの時点では囮に関わるべきではないと判断しました」
 生方少将の答えである。
 「まあ。その通りだが。葛城先生」
 湯野中は葛城義和に振る。
 「その通りです。その時は囮の艦には対応しないのが正しいです。その状況では荻野結花中尉を搬送した艦よりかなり後に戻ったのでしょう」
 葛城義和はそう結論を出してしまう。
 そして輸送船は船体がかなり破壊されていたので潜水艦救難艦とサルベージ船が対応する事と成った。
 
 中国残存軍の南沙諸島海底基地。
 娼帝國の艦隊は一度引き上げたので中国残存軍はあと二つコンテナを基地に回収した。
 中国の潜水艦の乗員らはコンテナから日本酒、ビール、冷凍野菜、冷凍肉、養殖冷凍の魚などを手に入れた。
 当面の食料は安泰である。
 「女が足りない」
 王静艦長はビールを飲み乍ら不満を呟く。
 「簡単には娼帝國の女は攫えません」
 張敏副長はもう無理と言いたい。
 「四国に娼帝國の街は無いですよね」
 「無い筈だ」
 「四万十川の河口で釣りをする女達を見かけた事が有るのですが」
 荻野結花中尉を攫った少尉である。
 「娼帝國が此処の調査を終えたら調べてみるか」
 王静艦長は俄然元気に成った。
 
 R国D市。報道スタジオ。
 この日も以前のように週に一回の舛田紗香警視正によるSM放送が行われていた。
 十二人の抽選で当たった参加者が紹介される。
 今回の被虐者は小日向奈央元少尉、黒田穂美元少尉である。
 床にマットが敷かれ大の字に磔にされて輪姦すところから始まった。
 一人目が黒田穂美元少尉に挑む。
 だが黒田穂美元少尉は腰を揺すって抵抗する。
 五十年配の小太りの男である。
 「嫌だよーーーーーーーーーーーーーー。お前なんか入れさせないよーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 黒田穂美元少尉は膣口を固く閉じて男のペニスを侵入させない。
 男は怒り黒田穂美元少尉の顔をビンタする。
 黒田穂美元少尉は声を殺して睨み返す。
 男はさらに強引に捻じ込もうとするが固い。指を差し込む。そして突っ込もうとするが入らない。
 さらにビンタする。
 「うーーーーーーーーーーーー」
 スタッフが両側から指を突っ込んで手伝う。
 男は黒田穂美元少尉の首を掴んで一気に突っ込む。
 ようやく入ったが黒田穂美元少尉は男のペニスを膣口で強く咥えて動かさせない。
 「うぬーーーーーーーーー」
 男はまたビンタする。
 「穂美。やめな。そこで抵抗しても意味ないよ」
 隣で輪姦されている小日向奈央元少尉が気付いて声掛け注意する。
 それでも黒田穂美元少尉は男のペニスを強く締め続けた。
 男は焦ってさらにビンタする。
 それでも黒田穂美元少尉は男のペニスを咥えて離さない。
 「こらなにやってんだよーーーーーーーーーーーーーーーー」
 舛田警視正が鞭で黒田穂美元少尉の顔を叩く。先端が四角い革の蠅叩きの様な鞭である。
 「うーーーーーー」
 さらに叩く。
 スタッフが舛田警視正が叩くのに合わせて腰に蹴りを入れる。
 「ぐうーーーーーーーーーーーー」
 ようやく男のペニスは抜けた。
 男は立ち上がって黒田穂美元少尉の股間を蹴る。
 だが裸足なので効果が低い。
 「十字架に磔よ。先に拷問」
 舛田警視正はスタッフに強い口調で命令する。かなり怒り沸騰していた。
 スタッフは六人掛かるが黒田穂美元少尉はなかなか抵抗する。
 ロボット警官二体の手を借りてようやく十字架の太い横柱に手首の手前をぐるぐる巻きに縛り付けた。
 右脚の脚首と膝を縦の柱に縛り付ける。
 左の脚はフリーだが舛田警視正は細く長く硬い鞭を渡す。
 「一人五回。お仕置きして。貴方が最後よ。ずたずたに成ったところを叩くのよ」
 舛田警視正はペニスを咥えられた男にそう命令した。
 男は深く頷く。
 一人目が鞭を構える。長身で痩せ型の三十代の男である。黒田穂美元少尉は強い眼光で睨み返す。
 鞭の長さは二メートルは有る。
 さすがに黒田穂美元少尉が脚を蹴っても届かない。
 男は乳房を狙って先端を叩きつける。かなり固い革の鞭である。
 「うおーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 元工作員でも悲鳴が上がった。
 さらに構える。
 一発目の痕が左の乳房を横に蚯蚓腫れに成って浮き上がっていた。
 二発目もその上に叩きつけられる。
 「うごーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 一発目より強い。
 黒田穂美元少尉の躰は背を丸めて前に躰を突き出し膝は叩かれた乳房に付くまで跳ね上がった。
 「う、ううぐうーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 黒田穂美元少尉はかなり痛そうに躰を振って藻掻く。
 男は三発目を半歩踏み出して腰に叩き付けた。
 「うぐーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 黒田穂美元少尉は一瞬固まってから躰を振って腰を前に倒して藻掻く。
 左の乳房には鞭の痕が斜めのバツの字に深紅に成っていた。
 男は四発目を二本揃えて太腿に叩き込む。
 「う、ううーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 黒田穂美元少尉は躰を前に倒して震撼させる。白く細い太腿に蚯蚓腫れがきっちり浮かぶ。
 男は加虐心を滾らせて五発目を構えた。あと一発思いを込めて乳房を強く横に薙ぐ。
 「ぐうああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 黒田穂美元少尉の躰が前に倒れて膝が強く蹴り上がる。
 「う、ううぐうーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 舛田警視正はかなり強い鞭を渡していた。相当な痛みである。
 黒田穂美元少尉は躰を強く前に倒したまましばらく藻掻く。
 二人目が鞭を受け取る。
 二十代のがっしり体型の男である。
 黒田穂美元少尉は一人目の五発でかなりのダメージを受けていた。
 二人目の腕の筋肉は張っている。
 男は片足を上げて反動をつけて鞭を叩き込む。
 鞭の先端は両方の乳房を横に薙ぐ。
 「ぐうーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ぐごーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 黒田穂美元少尉は腰を丸めて膝を蹴り上げる。黒田穂美元少尉の躰が強く十字架を引っ張って揺らす。
 「ぐぐううーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 黒田穂美元少尉は涎を飛ばしてしまう。
 そのまま強く躰を震撼させる。
 なかなか頭を上げない。
 舛田警視正が十字架の後ろから黒田穂美元少尉の髪を強く引っ張って上半身を引き上げて乳房を鞭に晒す。
 男はまた反動をつけて同じように乳房に叩き込む。
 「ぐごーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 黒田穂美元少尉は掴まれた髪を振り切って膝で乳房を護るように蹴り上げて躰を丸めて藻掻く。
 「あがあーーーーーーーーーーーーーー。ぐがああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 かなり藻掻き続ける。
 男は三発目を構ていた。
 舛田警視正がまた髪を引っ張り上げる。
 男の鞭は乳房の直ぐ下にさく裂した。
 「ぐがあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 同じように躰を前に倒して膝が蹴上がる。そして黒田穂美元少尉から鼻水が流れ落ちた。
 男らは悦びの表情でそれを見る。
 黒田穂美元少尉はまたなかなか躰を真っ直ぐにさせない。
 男は腰に叩き込む。
 「ぐわーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 黒田穂美元少尉は腰を振って暴れる。
 この男は藻掻く黒田穂美元少尉を無視して太腿に最後の一発を叩き込む。
 「ぐうごおーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 既に深紅な筋が太腿を横に奔っていた。そのほぼ上を叩いている。
 黒田穂美元少尉の左の太腿から僅かに血が滲んでいた。
 白い脚が内股の肉を絞るように細く弧を描いている。華奢で美しい脚が無残に成ってしまった。
 黒田穂美元少尉の躰は両方の手首付近をぐるぐる巻きにした縄にぶら下がっている状態である。
 三人目は六十代で痩せ型の男が交代した。
 
 R国D市。鉄格子の中である。
 吉丘蓮実元中尉と中依美緒元少尉、逢見由愛元少尉がテレビで確認していた。
 「穂美。なんで。あんな抵抗しても意味ないのに」
 逢見由愛元少尉が嘆くように言う。
 「そうだよね。みんなで説明したよね」
 中依美緒元少尉も見て居られない。
 「最初の男が相当に嫌だったのね。弾みよ」
 吉丘蓮実元中尉はそう黒田穂美元少尉の気持ちを察した。相当嫌なタイプに見えたのである。
 「うーーーーん。そうだよね」
 逢見由愛元少尉も否定できない。
 三人目の男は黒田穂美元少尉の太腿だけ五回叩いた。太腿は深紅な蚯蚓腫れだらけと成った。
 この男はよほど黒田穂美元少尉の艶かしい脚が叩きたかったのである。
 四人目はまた乳房を叩く。二人目に叩いた男が十字架の後ろから黒田穂美元少尉の髪を掴んで手伝う。
 四人目もがっしり体型の四十代の男である。
 鞭の先端は強い力で乳房に叩き付けられる。
 「ぐうーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 黒田穂美元少尉は四発目で失神してしまった。
 「あーーーーーーーーーーー。失神しちゃったよ」
 逢見由愛元少尉が叫ぶ。
 「ああ。悲惨よ」
 吉丘蓮実元中尉が嘆く。
 中衣美緒元中尉は涙を溢していた。悲痛極まりない。
 
 R国D市。報道スタジオ。
 スタッフがバケツに水を運んで来た。
 それを舛田警視正が髪を掴んでいた男に頭から掛けさせる。
 意識を回復した黒田穂美元少尉は躰を震えさせて藻掻く。
 全身鞭の痕だらけで満身創痍である。
 四人目は濡れた黒田穂美元少尉の躰に五発目を叩き込んだ。確り二つの乳房を叩いている。
 「うーーーーーーーーーーーーーー。うぐうーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 びしょ濡れの黒田穂美元少尉の目から涙が溢れた。濡れた肌に鞭はさらに痛いらしい。
 五人目が交代する。
 黒田穂美元少尉は十字架にぶら下がって身構えた。
 五人目は二十代後半でスポーツマンタイプの男である。
 的確に狙って黒田穂美元少尉の下がった顎すれすれに鞭を乳房に叩き込む。
 「ぐわーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 黒田穂美元少尉は後ろの男の掴む髪を振り解いて躰を前に倒して膝を乳房に付くまで蹴り上げた。
 そのまままた藻掻く。
 男はその蹴り上がった向う脛に叩き付ける。
 「うぐーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 黒田穂美元少尉は上がったままの脚を振って蹴り飛ばして藻掻く。
 後ろの男はまた髪を掴んで引っ張る。
 男は膝が下がった瞬間に乳房に叩き込む。
 「ぐわーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 続いてアンダーから蹴り上げた股間を叩き上げる。
 「ぐがああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。があああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 黒田穂美元少尉は藻掻き震え暴れる。
 涙が号泣する様に流れ溢れた。
 六人目に代わるところで舛田警視正が止める。
 スタッフに両脚を十字架の手首の下で縛ってX字開脚にして吊るすように要求した。
 スタッフが六人掛かって片脚ずつ持ち上げて十字架にX字開脚の磔にする。股間が正面に向いて丸出しに成った。
 舛田警視正は先端が革二枚重ねた一本鞭に替える。
 その内一枚の革はかなり固い。
 五十年配の小太りの男は悦んだ。
 黒田穂美元少尉は恐怖に震える。
 男は黒田穂美元少尉の股間に視線を合わせてじっくり構えた。
 一発目はクリトリスを包んだ包皮を狙う。
 長方形の先端の根元を斜めに当てる。
 「ぐわああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 黒田穂美元少尉の躰は十字架に吊る下がったまま強く震撼した。
 「ぐううーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。うーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ううーーーーーーーーーーーーーーー」
 猛然と痛みに藻掻く。
 男は怒りのあまり硬い鞭をさらに硬く使ったのである。
 今度は鞭の先端を刀の刃の様に断片を向ける。
 平面で叩く鞭を断面で叩く構えである。
 「あ、ああーーーーーーーーーーーーー」
 黒田穂美元少尉は強烈に慄く。
 男は先端を閉じ合わせた粘膜を割るように引き下ろす。
 「うぐうーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 黒田穂美元少尉の顔は強烈に軋む。
 「うぐわあーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 黒田穂美元少尉の股間は強烈に震撼する。
 「う、ううーーーーーーーーーーーーーー」
 閉じ合わせた粘膜の間から血が流れ出る。
 「ぐうわあああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 強烈な悲鳴に成る。
 黒田穂美元少尉の躰は強烈に震撼して吊るされたまま藻掻き続けた。
 それでも男は黒田穂美元少尉の女の部分を真横に叩く。さすがに平面である。
 「ぐあーーーーーーーーーーーーーーー。ぐあーーーーーーーーーーーーーぐあーーーーーーーーーーーーーぐあーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 涙は溢れ出る。
 男は四発目を左の乳首に当てた。
 「ぐうーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 もう一発を右の乳首に当てる。
 「ぐううーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 さすがに最初の三発で気が済んだようである。
 ここで十字架から降ろされて衛生兵が手当てをする。
 已む無く先に小日向奈央元少尉に掛かることに成る。
 ここで休憩が入れられた。
 ビールを飲みながら舛田警視正が六人に虐めのメニューを確認する。
 
 娼国。ホテル最上階天昇の間。
 津梨清吉は引き上げ刺身も終って乾き物と酒類だけである。
 「驚いたね。抵抗するのね」
 真紀子は黒田穂美元少尉を憮然と見ている。
 「確かに今の男は強烈に嫌なタイプです。でも今以前に工作員だった立場でもあの拒否はいけません」
 荻野結花大尉である。
 此処は娼国の北の島で娼国の警備範囲だがR国の工作員が天昇の間の控えの間に待機する。
 本日は五人待機しているが溝口明日香中佐と荻野結花大尉が天昇の間に連れ出されてカウンターに同席していた。
 「それは言えているね。これまでもあんな扱い受けているのかな。怒りが破裂しているよね」
 真紀子も荻野結花大尉の言う意味が両方納得が行く。
 容姿だけの問題ではない性格からくる雰囲気が何とも嫌なのである。
 「しかしあの鞭の使い方は絶対にダメだと字幕に出してもらわないと駄目ですよ」
 葛城義和は広く波及することを恐れた。
 「そうですね。あの鞭は硬すぎます。あの使い方で粘膜から血が出ては続行不可能かもしれません」
 溝口明日香もやり過ぎと認める。
 「舛田の予想以上の事をやりおったな」
 湯野中もやや呆れやや感心していた。そしてスタジオに字幕を指示する。
 「自動審査されなかった案件が上がっているよ。ストリップ劇場を開演したいのだって」
 真紀子がAI判定から漏れた案件を一早く確認した。
 「入場料三千円。三百人入場可能。A.Bクラス女性七人出演可。現状として悪い話ではないな」
 湯野中は評価する。
 「姉ヶ崎ですか。良いと思います」
 葛城義和も賛成する。
 「内容は生板ショー。本番生板ショー。SMショー。白黒ショー。レスビアンショー。花電車と書いてある」
 真紀子にはいまいち聞き慣れない。
 「昭和五十年代には日本中至る所に在りました。本来見せるだけで踊り子には触れません。生板はステージ上がった客だけがショーに参加して踊り子に触れられるのです」
 葛城義和が説明する。
 「実際は天狗の鼻入れさせたり、こけし入れさせたり。まだバイブレーターの時代ではなかった。全盛期には神奈川県だけで十六軒在った」
 湯野中が生々しく付け加えた。
 「本番生板はずばり舞台の上で客と踊り子でやらせるの」
 真紀子にも簡単に理解できる。
 「そうだよ。後半それがメインに成った。今の状況なら当たれば入場料だけでA.Bクラスとできる。喜ばれる規格じゃないか」
 湯野中は今の状況でこのリバイバルは効果と捉えた。
 「花電車は」
 「お座敷芸だよ。膣で吹き矢を吹いたり、タンポンでリンゴを剥いたり、蛇を膣に入れたりする」
 「何故花電車というのですか」
 溝口明日香中佐は古い時代を思わせるような言葉の意味が疑問である。
 「見せるけど乗せないから花電車です。花電車は花を付けて沿線の観衆に見せて走るが客は乗せない。お座敷芸も見せるが躰に客は乗せません」
 葛城義和が補足説明する。
 「ああ」
 真紀子も溝口明日香中佐も納得した。
 「北島主席も賛成ですか」
 安形主席亡き後北嶋真紀子が娼国主席である。
 「私は良いと思う。後は明日平佐和先生が来てから」
 「葛城君どうするだな」
 湯野中が口調を真似る。決まったようなものと言いたい。
 
 R国D市。報道スタジオ。
 こっちの鞭打ちは一人二発ずつ行われた。小日向奈央元少尉の躰は数か所に蚯蚓腫れが確認される。
 舛田警視正は以下のように小日向奈央元少尉を担当する六人のリクエストを受け入れた。
 1.尿道責め。
 三十代のイケメン
 2.アルコール浣腸。
 六十代の痩せた老人
 3.乳首クリップ+電流。
 三十代の小太り
 4.カテーテルで胃に小水。
 四十代の痩せ型インテリタイプ
 5.鞭の蚯蚓腫れに吹き矢。
 二十代のデブ男
 6.膣に蝋燭の弾丸。
 五十代の中肉中背
 「三番目の君の乳首クリップと電流から行くよ。クリップ取るのは二時間後だから」
 舛田警視正は三十代小太りの男に言う。
 小日向奈央元少尉は十字架に両手を広げて手首をぐるぐる巻きに磔られたままである。
 男は口が三十ミリある黒い書類を束ねるクリップを二つ受け取る。
 それで片方ずつ小日向奈央元少尉の乳首を深く鋏む。
 「うーーーーーーーーーーーーーーー」
 かなりの痛みである。
 「ふふ」
 男はもう一個も広げて反対側の乳首を鋏む。
 「・・・・・」
 今度は小日向奈央元少尉から悲鳴は無い。
 スタッフが電源を運び込んでいた。トランスから伸びた鰐口クリップを乳首に鋏み付けたクリップに接続する。
 男は摘みを回して電流を流す。
 「うぐうーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。うーーーーーーーーーーーーーーーーー。うーーーーーーーーーーーーーーー」
 小日向奈央元少尉は表情を歪め軋ませ悲鳴を絞り出す。
 男は直ぐに電流を切る。
 「あはあーーーーーーー。はあ。はあ。はあ。っは」
 かなり強烈なようである。
 男は一息入れてまた電流を流す。
 「うぐうーーーーーーーーーーーーーーーーー。うーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ううぐううーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 小日向奈央元少尉は強く藻掻く。
 男は適度に電流を切る。
 「あはあーーーーーーーーー。ああ。ああ。ああ。はあ。はあ。はあ」
 かなり苦しそうである。
 数回繰り返したところで舛田警視正は次の工程を指示する。
 男にはそのままトランスの横で待機するよう指示した。
 三十代のイケメン男の希望。尿道責めである。
 「これ相当に効くからね。最初ブジーにローション塗って突っ込んで慣らすの。それからスポイトでこのビールを僅かに流して。そしてこれでじっくり」
 最後は小さな尿道バイブを指さす。
 「ビールを尿道に」
 舛田警視正は男の想定以上の事を指示していた。
 「そう。少しで充分に効くから。今の態勢じゃできないから少し待って」
 舛田警視正は十字架に座の接続を要求する。
 スタッフが六人掛かった。
 小日向奈央元少尉の左右の膝にそれぞれ縄を掛ける。それを天井からフックを二本下げてそれに引っ掛けてM字開脚にした。
 御尻の下に座を下から押し当ててその座を十字架の柱にボルトで固定する。
 小日向奈央元少尉の躰は十字架に腕を拡げて手首の手前を縛り付けられている。そして座に御尻を乗せて膝を天井から吊るされたM字開脚の御状態である。
 男はブジーにローションを塗ろうとする。
 「待って。お○○こも広げて」
 舛田警視正はクスコを渡す。
 「先に中の汚れを取り出して。みんなで姦輪したから洗っても奥に汚れとか分泌液が残っているわ」
 舛田警視正はロングスプーンを渡して視聴者サービスを要求する。
 男は嬉しそうにクスコにローションを塗る。
 それをM字開脚で座に乗った小日向奈央元少尉の股間に挿入する。
 螺子で内部を広げてカテーテルタイプのライトをクスコの縁に接続して中を照らす。
 小日向奈央元少尉の女の奥がモニターに拡大された。
 奥に広がりが有る。波打った粘膜の奥にだらりと膨らんだピンクの粘膜の中心に子宮口が確認できる。
 その周りに白いプリン体の様な付着物が見えた。
 男はそれを舛田警視正の渡すロングスプーンで掬う。
 小日向奈央元少尉は顔を顰め逸らして堪える。
 「あはあーーーーーーーーーーー。はあーーーーーーーーーーーー。あはあーーーーーーーーーーーーー」
 小日向奈央元少尉は恥ずかしさの極致に高ぶった息遣いを抑えられない。
 男はスタッフの差し出す黒い板にそれを載せる。何回か子宮口の盛り上がりの周りを掬って採取した。
 「良いわよ。クスコ横にして」
 舛田警視正はブジーを指さす。
 男はクスコの螺子をやや緩めて角度を変える。
 尿道の亀裂がクスコの金属の嘴の間に填まり込む。
 男はブジーにローションを塗って尿道の亀裂に突っ込んだ。
 「うぐうーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 小日向奈央元少尉は恥ずかしさに火照った顔を強く歪める。何とも恥かしすぎて女の羞恥の極致の姿が画面に焼き付いていた。
 「ビールをスポイトで。少しで良いよ相当に効くから」
 舛田警視正は残酷な指示を出す。
 男は期待に興奮しながらグラスのビールをスポイトに吸い上げる。
 小日向奈央元少尉は恐怖に凍り付いた表情で身構えていた。
 その先端を尿道の亀裂に差し込んで流し込む。
 「うぐうーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 小日向奈央元少尉は表情を究極に軋ませ顔を振って痛みに悲鳴を絞り出す。
 「ううーーーーーーーーーーーーーーーー。うぐうーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ううぐううーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 相当に繊細に痛そうである。
 「さあ。尿道バイブよ」
 男は小さな尿道バイブを抓んで尿道の亀裂に突っ込む。
 「うぐうーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 「拡散して」
 男は舛田警視正の指示通り尿道バイブをゆっくりピストンさせる。
 「あはあーーーーーーーーーーーーーーーーーー。うぐうーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あはあーーーーーーーーーーーーーーーー」
 小日向奈央元少尉は顔を仰向けに反らせて揺すって藻掻く。
 「あはあーーーーーーーーーーーーーー。ふふぁああーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ふぁふぁああーーーーーーーーーーーーーーーー」
 男は小日向奈央元少尉の表情に興奮しながら痙攣しているその部分を淡々とピストンし続ける。
 「あはああーーーーーーーーーーーーーー。ふぁあふぁああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ふはああーーーーーーーーーーーーーーー」
 小日向奈央元少尉の躰全体が硬くなり強く震撼している。男には股間の痙攣が十分に伝わっていた。
 「あふぁああーーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 小日向奈央元少尉の股間は迫り上がって固まる。
 「あはあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 そして痙攣したまま静かに台座に沈む。
 「尿道で逝ったわ」
 舛田警視正の言葉は小日向奈央元少尉に突き刺さるがどうにもできない。
 「残ったビールをクスコに流して」
 男はクスコにビールを流し込む。結構な量が入った。
 「電流」
 舛田警視正はトランスで待機する三十代の小太りの男に指示する。
 男はトランスの摘みを回す。
 「ぐうあああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ぐがああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 強烈な悲鳴が上がる。
 クスコの中のビールが飛び散った。
 「ぐがああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 小日向奈央元少尉は藻掻き苦しむ。
 壮絶な尿道責めが終わると乳首の痛みが襲う。そこに電流を流されて強烈な痛みである。
 舛田警視正の合図で男は電流を切る。
 「はあーーーーーーーーーーーーーー。あはあーーーーーーーーーーーーーーー。ぐはあーーーーーーーーー。ああ。ああ。ああ。ああ」
 小日向奈央元少尉の苦しみは暫く治まらない。
 イルリガードルスタンドが立てられ栄養ボトルタンクに冷えた生ビールが用意された。
 「さあ。ビール浣腸よ」
 舛田警視正は六十代の痩せた老人に言う。
 現代の六十代にしては老けて見える。
 舛田警視正はスタッフに台座の撤去を要求した。
 スタッフはボルトを外して台座を撤去する。そしてお尻の真下に深い水槽を置く。
 老人は腸カテーテルを手にして小日向奈央元少尉のアナルに挿入する。
 コックを捻って冷たく冷えたビールを流し込む。
 「う、ううぐううーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。うぐううーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 小日向奈央元少尉は強烈に藻掻く。一気に腹の痛みが襲っていた。
 さらにアルコールは粘膜から浸透する。
 苦しむ顔は紅く火照って汗が流れていた。
 「うぐううーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ううーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 小日向奈央元少尉は猛然と藻掻き苦しむ。
 殆どボトルタンクのビールは空に成っていた。
 「良いよ抜いて」
 舛田警視正の指示で老人は腸カテーテルを一気に抜く。
 ブファアアーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。
 アナルから破裂したように泡まみれの茶色い水が水槽に落ちる。
 「うぐううーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。うぐうーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 小日向奈央元少尉は堪らない痛みと苦しみに悲鳴を絞り出し続けた。
 便はほとんど出てない。
 小日向奈央元少尉は強烈に藻掻き乍ら泡に塗れた液体をアナルから絞り出し続ける。壮絶な光景である。
 小日向奈央元少尉は直腸の痛みとアルコール中毒の苦しみに襲われていた。
 顔も躰も紅く火照っている。
 「電流」
 舛田警視正はまた三十代の小太りの男に指示した。
 男はトランスの摘みを回す。
 「うごーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ぐううーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ぐーーーーーーーーーーーー」
 小日向奈央元少尉はさらに強烈に藻掻く。躰を振って強く震撼させて悲鳴を絞り出す。
 「あ、あーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 次の瞬間白目を剥いてしまった。
 男は電流を切る。
 「降ろして。床に」
 スタッフが六人掛かる。
 乳首の書類クリップはそのままでトランスからの鰐口クリップは外された。
 小日向奈央元少尉は戒めを一旦全部解かれて床に降ろされる。
 まだ失神したままである。
 床に大の字にされて金属の拘束具で固定された。
 まだ恐ろしい刑は半分も終ってない。
 舛田警視正は漏斗を接続したカテーテルを四十代の痩せ型インテリタイプの男に渡す。
 漏斗は黒いカバーが当てられていた。
 「カテーテルを口から喉に入れておしっこ流し込んで」
 舛田警視正は四十代の痩せ型インテリタイプの男に指示する。
 スタッフが手伝って小日向奈央元少尉の口を拡げて歯を抉じ開ける。
 男はゆっくりカテーテルの先端を喉から差し込む。
 しゃがんだまま黒いカバーで股間を隠して中でペニスを出す。
 態勢を落ち着けてゆっくり尿を流し込む。
 まだ小日向奈央元少尉は失神したままである。
 男は小水を出し終わると静かにカテーテルを抜く。
 そのままトイレに向かってしまう。
 「戒めを外して。それからバケツに水と嗽用のコップを」
 舛田警視正はスタッフらに指示する。
 男がトイレに行ってしまったので舛田警視正が電子鞭で小日向奈央元少尉を起こす。
 「うぐうーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あはあーーーーーーーーーーー」
 小日向奈央元少尉は躰を半分起こす。
 男がトイレから戻って来た。
 「貴女のお腹にこの人のおしっこが入ったのよ」
 舛田警視正はいい気味という表情で言う。
 「えーーーーーーーーーーーーーー」
 小日向奈央元少尉は驚愕する。
 スタッフが目の前にバットを置く。
 「指突っ込んでも出したら」
 小日向奈央元少尉は堪らず指を突っ込んで訓練でやった通りに胃から液体を吐き出す。
 ぐがああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ぐがああーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。
 強烈な匂いが立ち込めてバットに泡塗れの液体が吐き出された。
 小日向奈央元少尉はバケツの水をコップに掬って何度も嗽する。
 「クリップ取ろうよ」
 舛田警視正は小日向奈央元少尉に向かって乳首の黒いクリップを指さす。
 小日向奈央元少尉は乳房のクリップに手を当てて驚愕の表情で舛田警視正を見上げた。
 それでも覚悟を決めて両方?んで一気に投げ捨てる。
 「ががああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ぐうがああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 小日向奈央元少尉は床を叩いて転げ回って痛みに藻掻き続ける。壮絶な暴れ方である。
 概ね治まる頃合いを見てスタッフが六人掛かって小日向奈央元少尉の躰を仰向けに抑えた。
 「おっぱい揉んで」
 舛田警視正は三十代の小太りの男に指示する。
 男は小日向奈央元少尉の腹を跨いで座る。
 そして両方の乳房を一気に揉み始めた。
 「ぐうわああーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ぐがああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ぐがあーーーーーーーーーーーーーーー」
 スタッフが押さえているが小日向奈央元少尉は躰を浮かせて藻掻き暴れ続ける。強烈な悲鳴は暫く続いた。
 ここで暫く休憩が入れられたが看護士二人が黒田穂美元少尉の搬送を要求して来た。
 「もう時間が足りないものね」
 舛田警視正も仕方なく了解する。
 黒田穂美元少尉は既に麻酔で眠らされていた。
 小日向奈央元少尉は一度シャワータイムが許されてシャワールームに消える。
 その間にもう一度十字架が用意された。
 五人目の二十代のデブ男に吹き矢が渡される。
 「少し練習して」
 十字架に的が二枚貼り付けられた。
 男が吹き矢を吹く。
 一発目は的の外れに当たった。
 二発目も的の外周円に掠る。
 「駄目ね。ライフルシステムに切り替えて」
 舛田警視正は男の射撃に見切りをつけた。
 直ぐにライフルシステムに吹き矢がセットされる。何と吹き矢のセットも考慮されていた。
 男はスタッフの説明を受けてモニターで的を絞って確実に中心に命中させる。
 シャワーから小日向奈央元少尉が出てきてもう一度両腕を広げて手首をぐるぐる巻きに十字架の横の柱に縛られた。
 シャワーで洗っても鞭の蚯蚓腫れが深紅に成った部分は生々しくそのままである。
 「やって」
 舛田警視正は男に指示する。
 男は小日向奈央元少尉の左の乳房に蚯蚓腫れが強く深紅に成った部分に照準を合わせた。
 シュートボタンを押す。
 吹き矢は人が吹いたより強い力で飛ぶ。
 「ぐーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 乳房の蚯蚓腫れの深紅の濃い部分に直撃した。
 血が玉に成って浮き出し細い線と成って流れ落ちる。
 次は乳首を狙う。
 「うぐうーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 小日向奈央元少尉の躰が反動で弾ける。
 乳首からも血が溢れ出た。それが乳房に流れる。
 男は次の照準を小日向奈央元少尉の鼻の頭に合わせた。
 「駄目よ顔は」
 舛田警視正が直ぐに注意する。
 男は仕方なく太腿の蚯蚓腫れを狙う。
 「ぐーーーーーーーーーーーーーーーー」
 また血が溢れて細い線に成って流れる。
 男は躰が浮くように興奮度が上がっていた。
 次は何もない太腿の綺麗な部分を狙う。
 「ぐうーーーーーーーーー」
 今度は男が期待した血が出ない。吹き矢を抜かないと出ないようである。
 そして十発で終了を告げられた。
 男はまだもやもやしている。
 最後の作業に成って五十代の中肉中背の男に代わった。
 ライフルシステムに銃がセットされ蝋燭の弾丸が装填されている。
 「一発だけよ。子宮口に減り込ませて」
 舛田警視正は残酷な命令を淡々と出す。そして男にクスコを渡した。
 またスタッフが六人掛かって小日向奈央元少尉の両脚の膝に縄を掛けて天井から下がったフックに通して吊るしてM字開脚にする。
 お尻の下に座を押し当てて十字架の柱にボルトで固定した。
 男が近付いてクスコを挿入する。
 さすがに小日向奈央元少尉の躰は微妙に震えていた。
 スタッフが二人両側から太腿を抱き抱えて固定する。
 男はライフルシステムの後ろに戻って狙いを膣の奥の子宮口に定める。
 スタジオ内は緊張に静まり返っていた。
 男は高まった興奮度に震えながらシュートボタンをクリックする。
 ブオーーーーーーーーーーーーーーン。
 「・・・・・」
 膣の奥の盛り上がった中心の亀裂に蝋燭の弾丸は減り込んでいた。モニターに拡大されてはっきり確認される。
 小日向奈央元少尉の躰は瞬間固まった。
 「ぐうーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ぐぐぐうううーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 そして強烈に躰を揺すって藻掻く。
 「ぐわああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 小日向奈央元少尉の躰が藻掻いて十字架が強烈に揺れた。
 看護士が局部麻酔と全身麻酔を注射する。
 十字架から降ろされてストレチャーで搬送された。
 
 翌朝。
 娼国。ホテル最上階天昇の間である。
 真紀子、湯野中はホテルのVIPルームにそれぞれ泊まっていた。
 葛城義和は滝澤沙緒里のホテルに戻るかこっちの専用VIPルームに泊まる。昨夜は滝澤沙緒里がこっちのホテルに移動していた。
 平佐和はヘリでC市に戻る。
 「第五機動部隊の関谷少将が引き上げを断念したいって」
 真紀子が関谷少将からの通知を他の三人に伝えた。
 「船体がバラバラすぎて何回もサルベージを行っても部品がかなり散乱していてか」
 湯野中も首を傾げる。
 「魚雷でやられたまで判っています。そして舷側に四本ではかなり破壊されています。手間をかける事もないのでは」
 葛城義和は関谷少将の判断を支持する。
 「敵は判っているしな」
 湯野中も賛成した。
 真紀子が関谷少将に了解を伝える。
 仲居が昼食のミニ解析を運んで来た。
 「一隻だけの潜水艦をどうやって探すかだな」
 湯野中は発見して撃沈は難しいと見る。
 「ジーゼル潜と雖も潜ってしまえば何処に居るか分からない。潜ったままシュノーケル出せば充電はできる」
 平佐和も始末に負えないと言う表情である。
 「何処かにまだ基地が有るのでは」
 葛城義和は二つ海底の基地が在ったのでまだ存在すると見ていた。そうでなければジーゼル潜では何れ燃料が尽きる。
 「だがもう女を攫いには来れまい」
 湯野中はそっちの心配はないと思う。
 「油断はできないよ。今回も輸送中の食料を狙ったのでしょう」
 真紀子は危険が無いと言えない。
 「しかしあの破壊状態では」
 湯野中は破壊しすぎて食料は奪えなかったと言う。
 「そうでもありません。舷側に四本。食料はメインがコンテナで積んでいます。輸送船を倒して海中に無事に落ちた一個くらいは確保できたでしょう」
 「葛城君そういう事か」
 平佐和は葛城義和の見解に納得する。
 「例えば酒だけ手に入った場合はまた襲うでしょう」
 「イージス艦を護衛に付けましょう」
 真紀子は警戒強化すべきとの見解を押し切った。
 
 四国。四万十川の河口付近。
 中国の残存艦が潜望鏡を出していた。
 「確かに女が数人で魚を釣っているな」
 王静艦長が確認する。
 「確かに」
 張敏副長が潜望鏡を代わる。
 「娼帝國の女ではないでしょう」
 少尉にしてもらった水兵である。
 「ああーーーーーーーー。あの船は」
 また王静艦長が代わる。
 「あれは昔のアメリカ第七艦隊の旗艦だ」
 「タラップが下りています。あの艦で生活しているのでは」
 張敏副長はそう推測する。
 「夜間に攫おう」
 王静艦長はそう決めて艦を海底に着底させた。このまま夜まで待つ。
 
 四国中村では娼帝國が提供した十階建てのマンションで生活している。だが病院設備だけ確保した揚陸指揮艦を使っていた。
 十九時に夕食を整えてマンションの二階食堂兼会議室に全員が集まる。
 以前に発見した窪川の工場でビールを製造していた。これで乾杯する。
 その日釣った魚が刺身に成り大皿に何枚か盛られてバイキング式に食べる。
 古いカラオケも見つかって歌い飲みまくっていた。
 レズゲームも行う。抽選で負けた女を何人かが責める。失神するまで責め続けるのである。
 やはり要求不満が溜まっていてとことん盛り上がってしまう。
 二十時を回って完全に夜の帳が下りる。ビールも回ってそこから開始である。
 
 中国残存艦がセイルだけ浮上する。
 ゴムボートで武器を持った六人が揚陸指揮艦に向かう。
 艦内はまったく蛻の殻である。
 一部食料と酒を発見してそれをもって一度艦に戻る。
 今度は河口から侵入して暫く川を上った。
 明かりの点いた建物は一つしかない。
 人数を増やして三十名で上陸する。
 フロア全体が明るいのは二階である。一気に正面から入って二階に上がった。
 武器を構えて食堂に突っ込む。
 「ぎゃーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 気付いた女の悲鳴が上がった。
 「あーーーーーーーーーーーー。ああーーーーーーーーーーーー」
 続いて悲鳴が上がる。
 レズショーの生贄の女が全裸にされるところであった。
 ズズズズ。
 一人が天井に向かって一連射する。
 手頃そうな女を五人捕まえて拉致して直ぐに引いた。
 殿が五人機関銃を構えて下がる。
 建物を出て五人が一斉射する。
 女達は攫われた五人を追いかける事すらしない。
 武器は有る。だが兵士の姿に全員怯え切っていた。
 女性五人を攫って全員が戻り艦は潜航する。そのまま全速で基地に向かう。
 拉致して運ぶ段階で眠らせている。
 艦内で全裸にして縛ってしまう。
 基地に付くにはまだ時間が掛かる。艦内で恥ずかしい姿を撮影したり躰を弄繰り回す。
 
 四国中村。
 攫われたのは大路七奈美、香山芳美ほか三名であった。
 「中国兵だよね」
 「そうだよ。まだいたのだよ」
 山科穂香は恐怖に震えていた。
 「どこかに隠れていたのかな」
 「潜水艦よ。それより七奈美と芳美が攫われたよ」
 この二人が居ないと影響が大きい。
 「あと攫われたのは」
 「柳瀬香織さんと広中美沙さんと志村恵里さん」
 「えーーーーーーーー。医療メンバーと養殖のメンバーよ」
 山科穂香はさらに嘆く。
 「影響が大きすぎるね」
 「そうだよ」
 「食堂に武器は無かったし。あの時動転してだれも動けなかったね」
 山科穂香は恐怖を振り返る。
 「次に備えて食堂に武器を運びましょう」
 「娼帝國に言ったら何とかならないの」
 「無理よ。出て行った私達を護ってはくれないよ」
 山科穂香は自分らの出てきた経緯から何かを頼むのは難しいと思っている。
 「でも報告だけでも」
 「そうだね」
 それでも山科穂香は報告と言われてやるだけやってみる考えと成った。
 
 娼国。ホテル最上階天昇の間。
 朝一番真紀子が衛星電話を受けた。山科穂香からである。
 「ねえ。四国の中村が中国の残存軍に襲われたって」
 真紀子が叫ぶ。
 「出て行った奴らだろ」
 湯野中はやや吐き捨てる。
 「それでも日本人よ。中国の玩具にさせていいの!!」
 真紀子は烈火の如く怒る。真紀子は中国が嫌いである。
 「どっちにしても奴らを発見する手がかりも必要です。状況の確認に誰か行かせましょう」
 葛城義和も真紀子の言い分を汲み取る。
 「女性が良いよ」
 控えの間に居た井上貴江中佐が呼ばれた。
 「判りました。私は本日此処の警備ですから溝口に行かせます」
 真紀子は山科穂香に誰か行かせると伝える。
 R国D市からジェットヘリで溝口明日香中佐と荻野結花大尉が向かった。
 
 四国中村。
 全員が食堂で深刻な表情で体制を話し合っていた。
 溝口明日香中佐らはマンションの屋上に着陸して食堂兼会議室に向かう。
 「R国諜報機関溝口中佐です」
 「同じく荻野大尉です」
 まずは荻野結花大尉からこれまでの中国残存軍との経緯が説明された。
 「それでは最後に生き残った一隻だけなのですね」
 「そのように見ています。破壊した以外に基地が何処に在るかは判っていません」
 山科穂香の確認に溝口明日香中佐が答える。
 そして荻野結花大尉がてんとう虫に見せかけたカメラの説明をした。それを付けてもらうように要求する。
 そして荻野結花大尉が友軍に基地の場所を知らせた経緯を説明した。
 「大路七奈美さんは皆さんのリーダーですね」
 溝口明日香中佐は事態の重さを認識する。
 「そうです。その上医療の担当が四人。生簀の開発リーダーが一人攫われてしまいました」
 山科穂香はやや泣き言を唱える。
 溝口明日香中佐は北島娼国主席の指示内容を伝えて開発中の生簀の状況を確認して帰還した。
 直ぐに中村に近い四万十川の河口付近にR国の潜水艦が一隻張り付く配備と成る。
 
 中国残存軍の海底基地。
 大路七奈美らは金属の十字架に逆さ磔にされていた。太腿から膝、脚首を横に通した鉄柱に吊るされている。
 女の部分は斜め上を向いて丸出しである。
 水兵が大路七奈美の膣にクスコを挿入する。
 「なにするのよーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 大路七奈美は意識を回復していて叫ぶ。
 「お前の女の奥を良く拝見してウオッカを流し込むのだよ」
 水兵は嘲るように答える。
 「やめろーーーーーーーーーーーーーー。そんな事したら急性アルコール中毒に成るよ」
 大路七奈美は怒り抗議する。
 「それが目的だよ。アルコール中毒にして輪姦す」
 水兵は当然やる事と宣告した。
 「お前らは何者だ」
 「中国海軍」
 もはや潜水艦一隻九十二名の兵力だが水兵は堂々と答えた。
 「なんでこんな事するのーーーーーーーーー」
 「弱肉強食だ」
 最早娼帝國以外政府は何もない。其処に属さないこの連中が何をしようと自由と言いたい。
 水兵は容赦なくクスコの螺子を回す。
 大路七奈美の女の奥がモニターに公開された。九十二名がそれを見る。
 ある程度鑑賞させたらウオッカを流し込む。
 「あ、ああーーーーーーーーーーーーーーーーー。だめーーーーーーーーーーーーーーーーーやめてーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 大路七奈美は堪らず叫ぶ。
 水兵はマドラーで膣の中のウオッカを掻き回す。
 「あーーーーーーーーーーーーーーー。だめーーーーーーーーーーーーーーーー。だめーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 大路七奈美は喚き続けた。
 水兵は次に香山芳美に掛かる。
 五人ともウオッカが膣に流し込まれた。
 意識を回復していたのは大路七奈美だけである。
 あとの四人は水兵が電子鞭で起こした。
 「う、うぐうーーーーーーーーーーーーーーー」
 香山芳美は悲鳴と共に意識を回復して逆さ吊るしのまま室内を見回す。
 コロシアムタイプの会議室で全裸逆さ吊るしの自分を相当の人数が見ていることに気付いた。
 「あ、あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 続いて恐怖の悲鳴を上げる。
 「芳美」
 大路七奈美は意識を戻した香山芳美を呼ぶ。
 「七奈美ーーーーー」
 香山芳美は大路七奈美の姿を見つけて叫び掛ける。
 「私達は中国軍に拉致されたのよ」
 大路七奈美が事態を教える。
 水兵らは膣の中のウオッカを?き回しながら量が減ったところで床に降ろして大の字に磔にしてゆく。
 「艦長。やや年ですがこの女が一番良いですよ」
 水兵が大路七奈美の躰と顔を見て勧める。
 「そうだな。三十過ぎだが衰えてない」
 王静艦長と張敏副長も大路七奈美を一番評価した。
 階級の順に女を選んで水兵は抽選である。
 急性アルコール中毒の五人に尿道カテーテルを差し込んで排尿パックを接続する。
 そのままの状態で順番に輪姦す。
 不覚にも五人とも順次逝き声を上げてしまった。
 アルコール中毒の苦しさから官能を受け入れてしまう。
 終わったら磔のまま放置である。
 点滴だけ付けられて排尿を垂れ流しながら数時間耐え続ける。
 時々水兵が水を飲ませて回っていた。
 
 R国D市。報道スタジオ。
 本来昔の映画を放送する時間だが内容を変更して昨夜の続きで黒田穂美元少尉の拷問番組と成った。
 「舛田紗香です。昨夜はアクシデントで本日に延期に成りました黒田穂美元少尉のショーを行います」
 何故か昨夜の十二名が全部居る。
 黒田穂美元少尉の躰はやや薄れながらも昨日の鞭の痕が生々しい。
 今夜は十二人で輪姦すことと成った。
 
 娼国。ホテル最上階天昇の間である。
 溝口明日香中佐と荻野結花大尉が報告に来ていた。
 「三十人くらいで来て指揮を執っていたのは私を六人乗りのドローンで拉致した男でした」
 荻野結花大尉は隣の屋上から他の隊員が撮影した自分の拉致されるシーンの写真を見せて確認したのである。
 「ほぼ予測通りだったな」
 湯野中も一隻残った残存艦と納得する。
 「見張りは付けてくれたの」
 真紀子が湯野中に念を押す。
 「ああ。一隻四万十の河口に配備した」
 状況から湯野中も協力姿勢に成った。
 「しかし医療を勉強した四人が攫われると厳しそうだな」
 平佐和も状況を察する。
 「一人は残っているようですが」
 「そうか」
 平佐和はそろそろとC市に引き上げた。
 「確かに四国なら奴らには狙いやすかったな」
 湯野中は女性が何人も居て無防備な場所だったと今に成って気付く。
 「何かの拍子にあそこに人が居ると気づいたのでしょう」
 葛城義和も四国を狙うとは考えていなかった。
 仲居の手で夜食に鰻重が運ばれる。溝口明日香中佐と荻野結花大尉には日本酒の五合瓶が運ばれた。
 湯野中はまだ一升瓶を抱えている。
 真紀子と葛城義和はお茶に切り換えた。
 「しかしこの輪姦すシーンは時間の無駄ですね」
 葛城義和はぽつりと放送を見ながら言う。
 「そうよ。こんなの見てもしょうがないよ」
 真紀子も同意する。
 「舛田は輪姦されたという現実をたらしめたいのだろ」
 湯野中はやや言い訳する。
 「報道の前で良いのじゃない」
 真紀子はそう主張する。
 
 R国D市。報道スタジオ。
 黒田穂美元少尉も今夜は抵抗しないで輪姦された。
 「あまり放送時間がないのでこの先はこっちの六人だけです。プレイもライフルシステムのみとします」
 舛田警視正がカメラと十二名の男性に説明する。
 既にスタッフらの手でライフルシステムも設置されていた。
 舛田警視正はスタッフらに十字架に黒田穂美元少尉をV字開脚で磔にするように要求する。
 スタッフらは先に十字架の縦の柱に座を接続した。
 其処に黒田穂美元少尉を座らせて腕を広げて十字架の横柱に二の腕、肘、手首を縛って両腕で吊るすようにする。
 今度はV字開脚にした脚首を十字架の横柱の手首を縛った下に吊るした。
 女の部分からアナルまで座の上で丸出しである。
 「さて一人一発ずつよ。貴方と貴方は乳房。こっちの二人は閉じたお○○こに減り込ませて。貴方はアナル。そして最後のとどめ」
 舛田警視正は最後のとどめを昨日拒絶された男に指示した。
 六発も食らうのである。黒田穂美元少尉は強烈に慄く。
 最初の五発は丸い銀玉の様な蝋燭の玉である。最後の一発だけが蝋燭の弾丸と成る。
 一人目がライフルシステムのモニターで右の乳房に照準を合わせてマウスの左ボタンを構える。長身で痩せ型の三十代の男である。
 男は恐怖に慄きながら身構える黒田穂美元少尉の表情を見ながらシュートボタンをクリックした。
 きっちり右の乳輪の直ぐ下に当たる。
 「ぐ、ぐうーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 黒田穂美元少尉は躰を振り究極に軋ませた顔を振って藻掻く。
 「うぐううーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 さらに躰を揺すって悲鳴を絞り出す。
 二人目。二十代のがっしり体型の男がモニターの前に立つ。
 この男は左の乳輪に照準を合わせた。
 黒田穂美元少尉の躰は既に震えている。
 男は加虐心を滾らせてシュートボタンをクリックした。
 きっちり乳首の真下の真っ赤な乳輪部分を直撃する。
 「ぐ、ぐ、ぐがあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 黒田穂美元少尉は悲鳴を絞り出し乍ら涎も垂れ流してしまう。
 「うぐうーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 相当に痛そうである。固定が硬いので十字架全体が震撼する。
 三人目は六十代で痩せ型の男が交代した。
 閉じ合わせた女の部分の粘膜の合わせ目に入念に照準を調整する。
 そしてスタッフにモニターを指さして確認した。
 「大丈夫です。合ってますよ」
 スタッフは六十男にやさしく答える。
 男はぎこちない手でマウスをクリックした。
 これもきっちり閉じ合わせた女の部分の二枚の粘膜に刺さる。
 「うーーーーーーーーー。ううぐうーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。うぐうーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 黒田穂美元少尉はV字開脚にされた左右の太腿を強く硬く振って藻掻く。
 躰は全体がぶるぶる震え続けていた。
 四人目がっしり体型の四十代の男である。
 この男は女の部分の粘膜二枚の間に突き刺さった一発目にきっちり照準を合わせる。
 男の表情には残酷な気迫が滾っていた。
 シュートボタンをクリックする。
 閉じ合わせた女の部分の二枚の粘膜に刺さっていた一発を押し込んで二枚の粘膜に刺さってしまう。
 「ぐううーーーーーーーーーーーーーー。ぐうわあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ぐがああーーーーーーーーーーーーーーーー」
 黒田穂美元少尉の股間から失禁尿がぽたぽたと落ちる。
 股間に力が入って藻掻く。
 やがて失禁尿が僅かに流れ出た。
 「う、うう。ううぐううーーーーーーーーーー」
 黒田穂美元少尉は痛みに藻掻き続けている。
 五人目が交代した。二十代のデブ男である。
 舛田警視正の指示はアナルを狙えであった。
 やや角度的に蕾に減り込ませるのは難しい。
 男は舛田警視正にモニターを指さして当てる位置を確認する。
 「穴を掘ってに命中させたいのね」
 舛田警視正はスタッフに脚首の吊るしの高さを上げる要求をする。
 一時的にスタッフが四人で黒田穂美元少尉のお尻を下から押し上げて太腿を左右から抱き抱えてアナルを正面に向けた。
 男は黒田穂美元少尉のアナルの蕾の中心に確り照準を合わせる。
 いつまでもスタッフを待たせられない。照準を定めて直ぐシュートボタンをクリックした。
 命中精度は高い。確りアナルの蕾に減り込む。
 「ぐがあああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ぐうがあああーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 黒田穂美元少尉は太腿を互い違いも強く振って藻掻く。スタッフは直ぐに離れた。
 「ぐぐううーーーーーーーーーーーーーーー。ぐううーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 黒田穂美元少尉はさらに藻掻き続ける。
 強烈に痛そうである。
 六人目の五十代の中肉中背の男が近付いて黒田穂美元少尉の膣にクスコを差し込む。
 螺子を回して目一杯広げてモニターのところに戻る。
 スタッフが蝋燭の銃弾の入る猟銃に交換していた。
 黒田穂美元少尉の躰は痛みに藻掻き続けている。
 なかなか狙いが定められない。
 仕方なくスタッフがもう一度固定を強化するためさらに左右から太腿を抱き抱えた。
 男は急いで調整する。ようやく猟銃の照準が膣の奥に盛り上がった中心の子宮口の切れ目に合う。
 今度も素早くシュートボタンをクリックした。
 蝋燭の弾丸は確り子宮口に減り込んでしまう。
 「ぐうわあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 黒田穂美元少尉から強烈な悲鳴が一条轟く。そして白目を剥いてしまった。
 後は看護士とスタッフが協力して麻酔を当てる。完全に眠らせてストレチャーで搬送した。
 
 翌日。
 娼国。ホテル四十六階の大宴会場である。
 加賀美少将、天葛少将、生方少将らが部下の将校らを集めて宴会を行っていた。人数分のコンパニオンが呼ばれている。
 核戦争後は予算が多く取れるように成った。月に一回以上コンパニオンを呼んだ宴会が可能である。
 さらに夕嵐の特別加重死刑囚を引っ張り出してSMも行える。
 本日は吉丘蓮実元中尉が引っ張り出された。
 大方の将校がコンパニオンを全裸にして口移しで強引に酒を飲ませる。
 吉丘蓮実元中尉は厳重に縛られて宴席の中央に投げ出されていた。
 まだ全員がコンパニオンの躰を玩具にしている。
 宴会料理も酒も充分に用意されていた。
 既にアルコール中毒に成り掛けているコンパニオンも居る。畳に倒れて吐いていた。
 艦長クラスが隣り合わせで二人のコンパニオンにクスコを入れてしまって日本酒を流し込んでいる。
 さらにその状態で尿道を責めていた。
 「いたいよーーーーーーーーーー。あはああーーーーーーーーーーん。あ、ああ、あーーーーーーーーーーーーーーーーーん」
 コンパニオンは泣いてしまう。
 若い中尉が二人コンパニオンを畳に抱き合わせに寝かせて二人の女の部分を重ねていた。
 二人の中尉が互い違いにお互いが片方の膣に指を入れてもう片方のクリを責めている。
 既にアルコール中毒に成ってしまったコンパニオンに看護婦が呼ばれた。
 将校らは躰を散々弄りながらまだ口移しに飲まそうとしている。
 看護婦は躰を前に覆ってそれを止めた。
 「無理です。もうこの人は危険です」
 看護婦はストレチャーを呼ぶ。
 怒った将校は看護婦をビンタする。既にこの将校もかなり酔っていた。
 生方少将が近くに来てそれを止める。
 「すまん。こいつも大分酔っている」
 生方少将が看護婦に詫びる。
 看護婦も叩かれた怒りに真っ赤な表情に成っていたが修めた。
 昔の日本などでは既に許される事ではない。だが此処は娼国である。看護婦も諍いは避けるしかない。
 さらに相手は機動部隊の少将である。
 「おーい。みんなこの女どうする。リクエスト出せ」
 生方少将が呼びかける。コンパニオンへのやり過ぎを抑えてこっちの女に注目を集める目論見である。
 「ありますーーーーーーーー」
 三十代の大尉が挙手した。
 「よし。友永大尉」
 生方少将の部下ではない。
 「この特別加重死刑囚の女の膣と尿道に日本酒を流し込んで急性アルコール中毒にしまーーす」
 友永大尉は上座を見回す。
 「コンパニオンみんなで水槽におしっこ出して貰います。この美人をおしっこ漬けにしましょう」
 完全に悪乗りしている。そして中国軍に拷問された女性の供述から中国軍の責めが蔓延してしまっていた。
 コンパニオンらはややほっとする。
 「良し直ぐやれ」
 今度は天葛少将が命令する。
 友永大尉は吉丘蓮実元中尉を畳の上で仰向けにして脚首と太腿を合わせて縛る。左右同じように内腿と脹脛を密着させて縛ってしまった。
 膣にクスコを乱暴に挿入して広げる。
 「う、ううぐうーーーーーーーーーーーーー」
 吉丘蓮実元中尉は乱暴な挿入に悲鳴を漏らした。
 友永大尉は若い将校二人に太腿を抑えさせて躰を傾けさせないようにする。
 日本酒を徳利から流し込む。
 吉丘蓮実元中尉は恨みの籠った目で友永大尉を睨みつけていた。
 この先どうなるか充分に解っている。
 さらに尿道カテーテルを逆に突っ込んで反対側の先を少し切ってしまう。
 それに小さめの浣腸器のシリンダーを抜いてカテーテルの先端を伸ばして接続する。
 日本酒を流し込んでシリンダーを差し込んで酒を押し流す。
 「うーーーーーーーーーううーーーーーーーーーーーーーーーぐうーーーーーーーーーーーーーーーーーうぐううーーーーーーーーーーーー」
 吉丘蓮実元中尉は藻掻く。
 さらに手首を縛って人の大きさに作られた空の水槽の中に寝かせた。
 水槽の外側左右に踏み台を置く。
 下座からコンパニオンらを誘導する。
 吉丘蓮実元中尉を跨いでおしっこをさせるのである。
 コンパニオンはうれしくない。自分の排便姿まで客と同僚百人以上の前に晒させられてしまう。
 なかなか出るまでに時間が掛かる。出せと言われても簡単には出せない子もいるのである。
 出せないと冷酷にも友永大尉に尿道カテーテルを突っ込まれて強制的に流し出されてしまう。
 「いやあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。い、いいたいーーーーーーーーーーーーーー」
 突っ込む痛みに泣き出すコンパニオンも居た。
 そして吉丘蓮実元中尉の躰は徐々に尿の中に沈んでゆく。
 コンパニオンが殆ど出し終わるころには尿は吉丘蓮実元中尉の耳の辺りまで来ていた。
 そして強烈な匂いが吉丘蓮実元中尉を襲っている。
 さらにアルコール中毒に成りつつある苦しい状況である。
 天葛少将は水槽に近寄って覗き込む。
 「なかなかハードな拷問だな。良いぞ」
 そう友永大尉を褒める。
 続いて将校らが流す。
 ペニスを筒で隠すように出して筒の中から尿を掛ける。
 既に看護婦が二人様子を見ていた。
 吉丘蓮実元中尉は目をきつく瞑って息を殺して堪え続けている。途轍もない苦しみである。
 将校が二十人くらい流した辺りで看護婦がストップを掛ける。
 既に吉丘蓮実元中尉の鼻と口が何とか外で出ている状態であった。
 「なんだとーーーーーーーーーーーーー」
 友永大尉は怒る。
 「待て。医療関係者が言うには従え。これだけの女だ殺してしまっては先も愉しめないぞ。寧ろ刑を軽くしてしまう」
 今度は加賀美少将が止めた。
 友永大尉は上官を見上げて引き下がる。
 看護婦の指示で水槽にポンプが入れられて小水が抜かれた。隣接の浴室までビニール管を繋いで流す。
 全部抜ける頃には吉丘蓮実元中尉は気絶していた。
 水槽に湯を流して躰を洗って看護士らも呼ばれてストレチャーで搬送される。
 この宴会場から病院は僅か五百メートルくらい離れた建物である。
 それでも屋上からヘリで輸送する。
 
 その頃病院では事件が起こっていた。
 黒田穂美元少尉が院内で暴れ出す。医者の使うメスを奪って首筋を斬って自決した。
 それでも娼国の病院は一命を取り止めさせる。寧ろ残酷な事である。
 
 中国残存軍の海底基地。
 本日は大路七奈美が生贄にされた。
 王静艦長と張敏副長が気に入ってしまったのである。
 天井から駿河問いにされていた。
 王静艦長が大路七奈美の太腿を割って女の部分を剥きだす。さらに小陰唇を広げる。
 「うぬうーーーーーーーーーーー」
 大路七奈美は怒りに表情を強く歪める。
 「年齢の割に使ってないな」
 「気位が高くてそんなに許さなかったのでは」
 「なに勝手な事言ってるのーーーーーーーーーーーー」
 大路七奈美は屈辱されて怒りを剥き出す。
 「はっはっはっは。なるほど。それじゃたっぷり玩具にしよう」
 王静艦長は責める気満々である。
 「お前ら何で帝國から離れてあんな所に居た」
 張敏副長が詰り半分に聞く。
 「娼帝國の献身婦の義務が嫌だから私達だけ娼帝國から出て自給自足生活に成ったのよ」
 大路七奈美のその意識は全く変わってない。
 「なに!そんな素晴らしい制度が有るのか」
 王静艦長は感嘆する。
 「酷い以上の制度だよ」
 大路七奈美は怒りを絞り出すような言い方である。
 「はっはっはっは。それじゃ此処でたっぷり献身婦して貰おう」
 張敏副長が笑い飛ばして言う。
 「わしらは二十人以上で姦輪したから帝國以上に酷いな。はっはっはっは。毒を食らわばとことんまでだな」
 「娼帝國の方が酷いよ!権力が献身婦を義務にするなんて。獣的邪悪な個人の欲情も許せないがそれ以上に権力が正当化するのが許せないよーーーーー」
 大路七奈美は怒り慟哭する様に叫ぶ。
 「ふぁはっはっはっは。だが大方の女は帝國に留まっているな」
 王静艦長はさらに詰る。
 「仕方ないだろ!娼帝國のニューシティの外に出たら人外魔境だよ。食料も無いし医療も不安だよ。病気に成ったらどうにもならないよ。・・もうーーー」
 大路七奈美は言葉尻に涙を振り飛ばす。
 この連中に何かを言っても仕方ない。分かっている。だが詰られると叫ばずにいられなかった。
 王静艦長は大路七奈美の膣をクスコで広げる。
 「やめろーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 大路七奈美は無駄と分かっていても叫ばずに居られない。
 「酒を流し込んで日本人の言う娼婦の泣き所をたっぷり責めて愉しみますか」
 張敏副長も弄りたくてうずうずしている。
 「先にこの奥のローズ色の子宮口を突いてやろう。大人しく成るぞ」
 王静艦長は長い菜箸を取り出す。
 それを膣の奥にローズ色に粘膜が盛り上がった頂点の小さな横一文字の亀裂に突っ込む。
 「うう、ぐぐうううーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ぐうがああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 大路七奈美は躰に硬く力を込めて藻掻き暴れる。
 駿河問いの吊るしが強烈に揺れた。
 治まるのを待って張敏副長が日本酒を流し込む。娼帝國の輸送船を沈めて奪ったものである。
 「あーーーーーーーーーーーーー。もうそれはーーーーーーーーーーー。あ、ああ、あ、ああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん」
 大路七奈美は流し込まれるアルコールに堪らない悲鳴を上げる。
 苦しみを味合わされた翌日である。
 「今日は昨日以上や。はっはっはっはっは」
 張敏副長は愉しそうに哂う。
 「やめてーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 「アルコール中毒と官能がミックスだ」
 王静艦長も愉しそうに宣告する。
 「いやあーーーーーーーーーーーーーーーー。もうだめよーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あ、ああーーーーーーーーーーーーん」
 大路七奈美はどうにも堪えられないと泣き悲鳴に成ってしまう。
 王静艦長と張敏副長はクスコの奥にマドラーを差し込む。
 駿河問いにされて逆さに成っている大路七奈美の膣天井部。その娼婦の泣き所を責める。
 「あーーはあーーーーーーーーーーーーーーーーー。あはあーーーーーーーーーーーーーー。いやあーーーーーーーーーやめてーーーーーーーーーーー」
 既に大路七奈美の顔は真っ赤に染まっていた。
 二人はマドラーの先で日本酒を膣内で掻き回し乍ら執拗に敏感な部分を責め続ける。
 「あーーーーーーーーーーーーーー。あはあーーーーーーーーーーーー。あはあはああーーーーーーーーーー。あはあはあああーーーーーーーーーー」
 大路七奈美の躰は吊るされたまま空中で藻掻き暴れた。
 二人は大路七奈美の太腿を両側から片方ずつ抱えてマドラーの先端で何処までも執拗に責める。
 大路七奈美は真っ赤に染まった顔から汗と涎を垂れ流して藻掻く。
 やがて失禁尿が流れ出してしまった。
 「あーーーーーーーーー。あはあーーーーーーーーーーーーーーーー。だめーーーーーーーーーーーーーーー。やめてーーーーーーーーーーーーー」
 飛び散るので二人は離れる。
 「はっはっはっはっは。やったな」
 二人は大路七奈美の失禁を悦ぶ。
 大路七奈美は既に苦しんでいた。
 「もうむりーーーーーーーーーーーーーーー。やめてーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 「副長これ日本酒だろ」
 王静艦長はいくら粘膜に流してもここまで酔いが回るかと言いたい。
 「少しウオッカを混ぜました」
 張敏副長は悪戯を白状してしまう。
 「それは効くな」
 駿河問いから床に降ろすと大路七奈美は泥酔状態に成っていた。
 強引にバルーンカテーテルを藻掻く大路七奈美の尿道に挿入する。
 イルリガードルスタンドが立てられ栄養液ボトルタンクに冷やした水が用意された。その管を大路七奈美の口にあてがう。
 大路七奈美は苦しさにそれを少しずつ飲む。カテーテルからは尿を垂れ流す。隠微極まりない光景である。
 二人はそれを満足そうに眺めながらビールを酌み交わす。
 「あたし達が帰らないと。ああ。中村の人達の医療が。あはあーーーー。ああーーーーーーーー」
 大路七奈美は苦しみ藻掻きながら涙をぽろぽろ溢す。
 「お前医者か」
 「医者じゃないけど。・・・アメリカの軍艦の病院室の・・・・資料見ながら勉強して・・・・医者の・・・代わりをしています」
 大路七奈美は苦しみながらそれだけの言葉を吐き出した。
 「そうかあの第七艦隊の旗艦は病院設備に使っていたのか」
 「魚雷で撃沈しますか」
 「やめてーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 大路七奈美は泣き叫ぶ。
 医療設備を帝國がくれたマンションに移したかったが軍艦の設備は簡単に運び出しが利かなかった。
 「やめてーーーーーーーーーーー。そう成ったらみんなどうにもならない」
 大路七奈美は悲痛な表情で涙を振り飛ばす。
 「帝國に戻って献身婦か此処で慰安婦だ。日本語には良い言葉が有るな」
 王静艦長はからかう。
 「ひどい。ひどすぎる」
 大路七奈美は涙を溢れさせた。
 「帝國の街には吉原が至る所に在るのですな。我々も核戦争のずっと以前に日本に行った時お世話に成りました。なんせ中国の客が三割と聞きました」
 「しかし金がみんな有るのかな」
 「切符制よーーーー。一人週に二枚Cクラスのみでそれ以上は有料よ」
 苦しみながら言葉を吐く大路七奈美には怒りが籠っていた。
 「それは良い社会ですな」
 張敏副長は絶賛する。
 「・・・・・」
 大路七奈美は副長の言葉に怒り悶える。
 帰らなくてはならない。せっかく妊娠した何人かの事が頭を過っていた。
 王静艦長と張敏副長は苦しみ乍ら垂れ流す大路七奈美を愉しみ続ける。
 そしてやや回復した頃にバルーンカテーテルが尿道に入ったまま王静艦長が上に乗る。
 「やめてーーーーーーーーーーーーーーー。まだむりーーーーーーーーーー」
 大路七奈美は藻掻く。
 王静艦長は容赦なくバックで入れてしまう。
 「あーーーーーーーーーーーーー。いやあーーーーーーーーーーー。ああーーーーーーーーーーーーやめてーーーーーーーーーーーーーー」
 大路七奈美は辛そうに喚き続ける。
 それでも二人交互に二回ずつ生中出しをされてしまう。
 昨日から二十人以上に生中出しをされてしまった。子供は作らなければならない。だがこいつらの子供は要らない。
 「お願い四人のうち一人だけでも帰らして。困る人たちが居るの」
 大路七奈美は悲痛に要求する。
 だが要求は無視された。
 さらに少尉と下士官が二人加わって床に仰向けに大の字に固定されてしまう。
 「こいつ独学の医者だってさ」
 王静艦長が二人に言う。
 「もうアルコール中毒にした後ですか」
 「そうだよ。やや回復している」
 張敏副長はそろそろ責められると言いたい。
 「それじゃもう少し逝かせて回復させましょう」
 「浣腸して二穴で行きますか」
 イルリガードルスタンドの栄養液ボトルタンクに冷やした石鹸水が入れられた。つい先程まで口に咥えさせていた腸カテーテルの管をアナルに差し込む。
 「やめろーーーーーーーーーーーーーーー。もうやめてーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 大路七奈美は何をされるか分かっている。堪らず叫ぶ。
 「うーーーーーーーーーーーーー。うぐうーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。いたいーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 冷たい石鹸水が一気に大路七奈美の直腸を襲う。
 「いたいーーーーーーーーーーーーーーーー。やめてーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ううぐううーーーーーーーーーーーー」
 大路七奈美は腰を揺すって藻掻く。
 そして呻き声を上げ続けた。
 張敏副長は適度なところで栄養ボトルタンクのコックを閉める。
 王静艦長が腸カテーテルを抜いてアナル栓を捻じ込む。
 「うーーーーーーーーーーーーーー。ううぐうーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ぐうううーーーーーーーーーーーー」
 大路七奈美は顔の表情を軋ませ引き攣らせ藻掻き続ける。
 四人は離れてビールで乾杯しながら藻掻く姿を暫く愉しむ。
 「うぐうーーーーーーーーーーーーーーーーーー。だめーーーーーーーーーーーーーーー。ぬいてーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 大路七奈美は堪えられず訴える。
 「まあーーだだよ」
 王静艦長は態と焦らして愉しむ。
 「だめーーーーーーーーーーーーーーーー。たすけてーーーーーーーーーーーーーーーーー。ぐうううーーーーーーーーーーーーーーーー」
 引き攣って藻掻く表情が美人故に尚そそらせる。
 「良い表情だ。いつまでも見ていたいよ」
 張敏副長も焦らす意思である。
 「だめーーーーーーーーーーーーーー。もうだめーーーーーーーーーーーーーーー。うぐうーーーーーーーーーーーーーたすけてーーーーーーーーーーー」
 既に目尻に涙が滲んでいた。
 それがまた艦長らをそそらせる。
 なかなか止められないのである。
 「もう少し愉しませろ。もっと苦しめ」
 下士官がそう宣言する。
 「だめーーーーーーーーーーーーー。うぐうーーーーーーーーーーーーーーー。たすけてーーーーーーーーーーーもうだめーーーーーーーーーーーー」
 「まあだだよーーーーーーーーーーーーー」
 王静艦長がまたふざける。
 「うぐううーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ぐうおおーーーーーーーーーーーーーーーーーー。うぐううううーーーーーーーーーーーーーー」
 大路七奈美は磔にされた腕を揺すり脚首を揺すって腰を迫り上げては藻掻く。
 下士官は排泄の後の掃除のため水のホースを繋いで準備する。
 地下なので水は非常に冷たい。
 「水掛けてやれ」
 張敏副長が非情な指示を出す。
 下士官は悦んでホースから大路七奈美の躰に水を掛ける。
 「あわあーーーーーーーーーーーーーーー。がはああーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーーーー」
 冷たい水を掛けられて大路七奈美は強烈に暴れ泣き叫ぶ。
 「これは良いぞ」
 張敏副長は何処までも残酷である。
 「ああ、あわーーーーーーーーーーーーーーーーー。あがははああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あはあーーーーーーーーーーー」
 大路七奈美は腹の痛みに冷たい水を浴びて泣き喚き藻掻き続ける。
 「良し抜いてやれ」
 王静艦長もここまでで満足した。
 下士官がアナル栓をぐらぐら揺らして抜き取る。
 ズブーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。
 柔らかく成った便が床に流れ出る。
 「うぐうーーーーーーーーーーーーーーーーー。ううぐううーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ううーーーーーーーーーーーーーーーー」
 大路七奈美は痛みから逃れんと便を絞り出す。躰はぶるぶる震えていた。
 「あはあーーーーーー。はあ。はあ。はあ。はあ。はあ」
 大路七奈美は掛けられた冷たい水と腹の痛みに荒い息遣いで藻掻き続ける。
 下士官は床と大路七奈美の股間を水で洗う。
 「ううーーーーーーーーーはあーーーーーーーーー。あはあーーーーーーーーーーー。ああーーーーーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーーー」
 大路七奈美は冷たさにさらに喚き暴れる。
 下士官と少尉がタオルで躰を拭く。
 四人掛かって俯せの大の字に磔し直す。
 「やめろーーーーーーーーー」
 大路七奈美は藻掻き抵抗する。
 四人で手首脚首四か所で確り磔にしてしまう。
 王静艦長がその下に潜り込む。下から大路七奈美の女の部分に挿入して押し上げ続けた。
 「やめろーーーーーーーーーーーーーー。ああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。いやあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 大路七奈美あまだ諦めず抵抗する。
 張敏副長が下士官を促す。
 下士官は王静艦長のまっすぐ伸ばした太腿を跨ぎ大路七奈美の大股開きにされた太腿を掴んで王静艦長と大路七奈美の太腿の間に膝を置く。
 アナルにペニスを押し当てる。
 「あ、ああーーーーーーーーーーーーーーーーー。やーーーーーーーめーーーーーーーーてーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 アナルに突っ込まれると判って強烈に喚く。
 下士官は強引に突っ込む。
 「うぐごーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。うぐうーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 大路七奈美は顔を振って強烈に悲鳴を絞り出す。
 「ぐうーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。うおーーーーーーーーーーーーーーー。ううおおーーーーーーーーーーーー」
 強烈に藻掻き暴れる。相当に痛いらしい。
 「い、いたいーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。だめーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 それでも下士官はピストンする。
 「うごおーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ぐうごおーーーーーーーーーーーーー。ぐごーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 大路七奈美は強烈に顔を引き攣らせて泣き喚き躰を振って暴れる。
 下士官は確り太腿を押さえて動かし続けた。
 「いたいーーーーーーーーーーーーーーーーー。い、いいたいーーーーーーーーーーーーーーーー。ぐうわあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 大路七奈美は堪らず腰を強く振る。
 膣もアナルも一気に外れてしまう。
 張敏副長と少尉が両側から太腿を押さえる。
 「やめてーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 王静艦長が下からもう一回膣に突っ込む。
 下士官も太腿を抱き寄せてアナルに押し当てる。
 「やめてーーーーーーーーーーーーーーーーーー。むりーーーーーーーーーーーーーーー。きれちゃうーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 大路七奈美は堪えられず叫び続ける。
 それでも下士官のペニスは強引に割り込む。かちんかちんに起っていた。
 「うごーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ぐごーーーーーーーーーーーーーーーーーー。だめーーーーーーーーーーーーー」
 大路七奈美から涙が溢れる。
 「いたーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。たすけてーーーーーーーーーーーーーーーーー。きれるよーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 さらに号泣する様に強く瞑った目から涙が溢れ出る。
 大路七奈美はアナルに入れられた事は無い。強引な入れ方で痛いだけである。
 それでも下士官は大路七奈美のアナルの中でペニスをピストンする。
 「うごーーーーーーーーーーーーーーーーー。やめてーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。だめーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 大路七奈美は涙を振り飛ばして喚き続けた。
 だが下士官は直ぐに果ててしまう。
 王静艦長は下から突き上げ続けて果てた。
 張敏副長が王静艦長に代わって下に潜り込む。
 「もうやめてーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 大路七奈美は泣きながら訴える。
 少尉が後ろから膝を着いて太腿を掴む。
 「血が出ている」
 さすがに挿入は無理と諦める。
 「前だけか」
 「やめてーーーーーーーーーーーーーーーー。膣の中も昨日沢山にやられてすりきれていたいよーーーーーーーーーーーーーー」
 大路七奈美は泣き声で訴える。
 「しかしいい泣き顔だぜ。その顔を見ているともうビンビンに起ってしまうなあ」
 張敏副長がは大路七奈美の泣き顔が嬉しそうである。
 大路七奈美は痛みに呻き顔を引き攣らせ続けていた。
 「本当に美人の泣き崩れた顔は最高だな」
 王静艦長も悦ぶ。
 「おのれーーーーーーーーーーー。にんぴにんーーーーーーーーーーーー」
 大路七奈美は怒りの限り涙を飛ばして叫ぶ。
 「お前昨日は逝き顔晒してたぞ。アルコール中毒の苦しみを官能で癒しただろう」
 王静艦長は意地悪く指摘する。
 「ああ。あれだけやられたら逝ってしまうよ。だけど擦り切れて痛いよーーーーーーーーーーーー」
 大路七奈美はさらに涙を溢れさせた。
 「どうやら使い物にならないな。次と代えるか」
 王静艦長はここまでと諦める。
 「そうですね」
 張敏副長も同意した。
 
 四国中村。
 溝口明日香中佐の訪問で医療チームが攫われたと判ったので女医を二名と看護婦二名が派遣されジェットヘリで到着した。
 そして状況を天昇の間に報告する。
 
 娼国。ホテル最上階天昇の間。
 「しかし。自給自足でも医療も勉強して何とかなるものね」
 真紀子はやや感心していた。
 「生簀も作ったのだな」
 湯野中もなかなかと感心する。
 「そのくらいはやってくれないと。海の魚は危険です」
 葛城義和は当然そうなると言う見解である。
 「そうね。核汚染で直ぐに人体に影響はないかもしれないけど。アニサキスに掛かったら手術まではできないでしょ」
 「それが大路七奈美はやったらしいです」
 テレビ会議で報告して来た女医である。
 「ふーん。勉強したね」
 さらに真紀子は感心する。
 「そしてそれで養殖を始めた」
 葛城義和はそう推測する。
 「その通りです」
 また派遣された女医が答える。
 「いま機動部隊は」
 湯野中は真紀子に確認する。
 「第五、第七機動部隊が南シナ海に展開している」
 「潜水艦と索敵機で探してもなかなか見つからないな」
 「敵の潜水艦が動かないと無理よ」
 「僅か一隻でも潜水艦は面倒だな」
 湯野中は苦い表情である。
 「これが終ったら平和に成ってくれるかな」
 平佐和も困った表情である。
 「成ってほしいです。そしてもっと内部を充実させないと成りません」
 「そうだな。葛城君。犬のブイダーはどうなった」
 「解禁したら直ぐ各シティ定数です」
 「希望者が多かったのだな」
 「そうですね」
 
 中国残存軍の海底基地。
 大路七奈美がずたずたに成ったので次に香山芳美が引っ張り出された。
 「こっちの女どうします」
 下士官が大路七奈美の対応を確認する。
 「小型潜航艇で四国に捨てて他のを拾って来い。医療担当者が居ないなどと騒いでいた。返せば良い」
 王静艦長はきっぱり捨てる。
 小型潜航艇は王静艦長の機転であった。万一帝國が見張っていたらと潜水艦では行かなかったのである。
 夜のうちに中村に近付いた小型潜航艇はR国の潜水艦の存在をキャッチした。
 上陸は諦める。
 小型潜航艇が近付ける海岸の岩浜に流される危険も考えず全裸のまま大路七奈美を置き去りにした。
 
 大路七奈美は翌朝見張っていた衛星が発見する。ヘリが救助して娼国の病院に運ばれた。
 
 娼国。ホテル最上階天昇の間。
 「ええ。岩場に放置されたの。何で潜水艦がコンタクトしていて」
 真紀子は潜水艦は何をしていたと言いたい。
 「いや違うでしょう。特殊潜航艇の様な物で近付いて潜水艦の存在に気が付いて代わりを攫うのを断念して放置して行ったのでしょう」
 葛城義和の推測である。
 「上陸を断念したと言う事だな」
 「そうでしょう」
 「かなり重症みたいね。アナルが斬れていて膣は炎症して躰は菌に相当侵されているって」
 真紀子が病院の報告書を読む。
 「以前救出した九人も相当に菌に侵されていました」
 「そうだな」
 「三週間くらい掛かるみたいよ」
 「そうなると潜水艦から救出した三人も検査した方が良いな」
 平佐和が帰りたくないと言う言い分に仕方なく鉄格子に残した中国の水兵と慰安婦を思い出す。
 「そうですね。折角STD感染菌を撲滅させたのですから」
 葛城義和もちょっとの菌でも蔓延の危険はあると警戒する。
 「それだと接触のある警備員らも検査するか」
 「そうですね」
 「そうだな。そして早く国内を充実させないと不満が爆発するぞ」
 平佐和もそっちに危機感を持ち始めていた。
 「しかし如何なる職業もロボットが国営でやってしまっている。ストリップは起爆剤に成らないか」
 湯野中は手段が見当たらない。
 「女性の不満には駄目よ」
 「真紀子さん。昔やってたじゃないか。女性向け風俗」
 平佐和の指摘である。
 「そうだけど。核戦争で衰退したよ」
 真紀子は核戦争後客が居ないと言う。
 「それだったらイケメン集めて一部切符制でやったらどうか」
 湯野中の案である。
 「そうね。何か方法が有るかもしれないね」
 「もう一度円卓会議やりましょう。そしてアイデアを出し合いましょう」
 葛城義和はそう提案する。
 
 四国中村の山科穂香らに大路七奈美が岩浜で放置されたのを娼国の病院に搬送された旨が派遣されていた女医から伝えられた。
 他の四人の安否は判ってない。
 付近をドローンが索敵したが誰も見つからなかった。
 山科穂香らも捜索を始めたが何も出てない。
 大路七奈美の供述ではまだ捉えられている可能性が高いとの事であった。
 
 中国残存軍の海底基地
 「女は海岸に放置しましたが攫うのは無理でした。潜水艦が一隻張り付いていました」
 王静艦長の指示で四国中村に向かった下士官はそう報告した。
 香山芳美は金属の柱に鉄パイプを通した十字架に逆さ磔にして吊るされている状態である。
 大股開きで広がる限り脚を広げられ鉄パイプに太腿の付け根、膝、脚首の三か所で吊るされている。
 香山芳美は泣き喚き拒絶した。だが昨日と同じアルコール中毒に成り掛けている。
 大路七奈美と同じように日本酒にウオッカを混ぜられマドラーで掻き回しながら膣の奥で女の一番敏感な部分を刺激されていた。
 「やめてーーーーーーーーーーーーーー。いやだあーーーーーーーーーーーーーーーーーー。へんになるからやめてくださーーーーーーーーーーい」
 香山芳美は泣き悲鳴で訴える。
 「お姉ちゃん乳首ビンビンやで」
 張敏副長がからかう。
 「いやだあーーーーーーーーーーーーーーーーー。やめてーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。もういやーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 香山芳美は拒絶しながら泣き叫んでいた。
 「あ、ああーーーーーーーーーーーーーーーーーん。あーーーーーーーーーーーーー。いやあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 香山芳美は躰を捩って仰け反らせ逆さ吊るしのまま藻掻く。
 「そろそろ良いだろう」
 王静艦長はかなり中毒に成って躰も感じていると見ていた。
 クスコを抜いてアルコールを膣から流し出す。十字架から降ろすと香山芳美は床に蹲った。
 べったりへばりついて動けない。
 そのまま強引に大の字に床に磔にする。
 大路七奈美で失敗したのでアナルは諦めて前だけ責める。
 暫く器具で責めて官能を深く味合わせてから輪姦そうという目論見である。
 少尉がクリトリスを小振りのローターで責める。
 膣の奥を王静艦長と張敏副長が電動歯ブラシの回転部分にカバーを掛けた間に合わせアイテム二本でじっくり刺激する。
 下士官は暫く待って尿道を細い塗り箸で責める予定で待つ。
 「いやあーーーーーーーーーーーーーー。いやあーーーーーーーーーーーーーーーーー。あはああーーーーーーーーーーーーーーーん。いやあーーー」
 香山芳美は拒絶して藻掻き続ける。
 急性アルコール中毒の苦しさは官能で一時消える。強い官能でさらに楽に成ってゆく。四人はじっくり責める。
 「いやだあーーーーーーーーーーー。あはあーーーーーーーーーーーーー。ああーーーーーーーーーーーーー。ああーーーーーーーーーーだめーーーー」
 香山芳美は堪えられない。
 「そろそろ良かろう」
 王静艦長は下士官に尿道を責める指示をする。
 クスコで広げた膣の奥を二人で責めている。
 下士官はその横から横向きに入れたクスコの金属の谷間に下がった尿道口に塗り箸の先端を突っ込む。
 「いやあーーーーーーーーーーーーーーー。なにするのーーーーーーーーーーー。やめてーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 下士官は容赦なく箸を尿道の中で回す。
 「いやあーーーーーーーーーーーーーーーー。やめてーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 王静艦長らは膣の奥を責め続ける。少尉はクリトリスを同じペースで責める。
 「あーーーはああーーーーーーーーーーーーん。あふぁああーーーーーーーーーーーーーー。あふぁああーーーーーーーーーーー。いやあーーーーーーー」
 最早香山芳美は官能に塗れていた。
 王静艦長らは失神するまで責める構えである。
 
 娼国。ホテル最上階天昇の間。
 円卓会議が収集された。
 四つの局のアナウンサーと市江廣子、夏木洋一、盛高知里が呼ばれている。
 「私は仕事というより収入だと思います。男性も女性も何か仕事を持ってないと収入が少なすぎます」
 奈那緒が切り出した。
 「そうです。飲食店が有っても利用できない方の方が多いのです」
 田原萌江も認める。
 「葛城君。収入を上げて流通させても影響はないか」
 平佐和は葛城義和に確認する。
 「バランスでしょう。店や商品、娯楽を増やした上で収入も上げてバランスを取ります」
 葛城義和はそこまでは問題ないとの見解である。
 「大きな資産を作る店舗や製造業などができなければ問題ないと思います」
 盛高知里の見解である。
 「収入を上げれば良いと言う事でしょうか」
 葛城義和が全体に確認する。
 「それも必要だと思います。商売をしていない一般男性とCDクラスは身の回りの物を買えばラウンジで飲食するしかありません」
 「ストリップ劇場は三千円ですから一人月二回くらいは可能ですがスナックバーの利用は減ります」
 「ストリップ劇場を企画して経営する人が高額資産を作るという危険はありませんか」
 市江廣子は儲かる風俗業と警戒する。
 「入場人数と金額、女性への支払いでバランスを取ります」
 「逆に赤字に成ることは」
 「そこは入場人数でレートを決めさせます。下回った場合は女性の最低保証は国が支払います」
 葛城義和の説明にほぼ納得する。
 「問題は女性向け風俗よ」
 真紀子はそっちをどうすると言いたい。
 「そのシティ内のアイドルを作って歌わせたり芸をさせます。そのチケットを配給制にします。アイドル男性には店を持たせてそこで女性を遊ばせるのは」
 早見朱莉の意見である。
 「それは駄目です。ダントツに稼ぐ者が出ます。アイドルはテレビ出演だけで国がギャラを払います。それ以上は危険です」
 盛高知里がきっぱり否定する。
 「私は男性が一人又は複数でアイテムを使って女性を悦ばす風俗で良いと思う。全体には需要が無いと思う。後は男性がやるカウンターバーを許可する」
 真紀子は見解を述べてしまう。
 「確かに全体に需要は有りません。私はそれに希望者が応募してチケットが当たる制度を付加したら良いと思います」
 市江廣子の意見である。
 「そうね」
 真紀子も認める。
 「男性の訓練費を上げるのは自由参加の訓練種目を増やせば良いとして問題はCDクラスのレートだな。Bクラスとの差を縮めてしまう」
 平佐和がそこを問題視する。
 「男性の収入を増やせばABともレートを上げて良いのでは」
 湯野中の意見である。
 「ABクラスはレートを上げても影響のない層が利用しています。Cのチケット配給数を増やしてABを抽選で一部チケットを配給でどうでしょう」
 葛城義和の見解である。
 「Dはどうする」
 「単純値上げです」
 「いずれ消滅するからな。人口人体に成る」
 湯野中がこの先の見込みを言ってしまう。
 「育てる方は」
 「三十五歳以上の希望者だよ」
 「男性もやらせては」
 「一部ロボットで男性も希望者にやらせるか」
 平佐和も納得する。
 「それでまだコンコースに余裕がありますから収入を増やして店舗の許可も増やしましょう」
 葛城義和が決めてしまった。
 
 中国残存軍の海底基地。
 香山芳美は責め続けられて失禁して失神した。
 そのまま王静艦長ら四人に輪姦されさらに四国中村に大路七奈美を返しに行った四人もやらせてもらう。
 「やめろーーーーーーーーーーーーー。あはあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん。いやあーーーーーーーーーーーーーーー」
 香山芳美は泣き喚き続けたが途中から逝き顔に成り逝き声を上げてしまう。
 「おい女。昨日の女よりかなりソフトなのだぞ」
 「えーーーーー七奈美どう成ったの」
 「はっはっは。浣腸してアナルと両方挿入したからアナルが斬れてお○○こも擦り切れてずたずたやった」
 張敏副長が脅し塗れに言う。
 「ひどおーーーーーーーーーーい。それで今は」
 香山芳美は驚愕する。
 「死んだよ」
 少尉がさらに脅かす。
 「なんですってーーーーーーーーーーー。七奈美が居なく成ったらみんな大変だよう」
 香山芳美は泣き声に成る。
 「はっはっは。お前らあの女どうした」
 王静艦長が小型潜航艇で帰しに行った下士官に聞く。
 「帝國の潜水艦が居たので女は岩浜に放置しました」
 下士官が答える。残る三名は水兵である。
 「えーーーーーーーーーー。波に流されたら死んじゃうよう」
 香山芳美は悲痛に叫ぶ。
 「帝國の潜水艦が居たから発見してくれるかもな」
 「そんなーーーーーーーーーーー。七奈美が死んだらみんな困るよーーーーーーーーーーーー。これから大変だよーーーーーーーー」
 香山芳美は涙をぽろぽろ溢す。
 「何でこんな酷い事するのよ」
 香山芳美はさらに悲痛に叫ぶ。
 「俺たちは女が足りない。帝國から攫ったら基地を破壊された。残ったのは俺たちの一隻だけだ。だから四国の海岸で見かけた無防備なあんたらを攫った」
 少尉が淡々と語る。
 「そんなーーーーーーーーーー。私達は文明がないところで必死に生きているのよ」
 香山芳美は泣きながら訴える。
 「そんな事知るか」
 張敏副長が詰る。彼らには全く通用しない。行き場もない未来の展望もない放浪者である。
 「波は高くなかったな。うまくすれば仲間が発見するか帝國が警戒していたから朝には見つけてくれるかもな」
 四国に行った下士官が嘲るように言う。
 「ああーーー。七奈美」
 香山芳美は号泣する。
 そのまま次の八人に代わって輪姦された。
 限界を見極めて牢屋に戻す。
 代わりに柳瀬香織が引き出される。
 柳瀬香織は観音寺に合流したメンバーである。夕嵐には参加しなかった。
 その後残った女性は全部中村に移ることと成る。医療を一本化する目的で一致した。
 いま観音寺には男性五名だけで種付けにだけやって来る。
 男性五人は夕嵐に参加はしなかったが意識は荒木祐子らと一致していたので大路七奈美らは警戒したのである。
 柳瀬香織を見て王静艦長らの意識は変わった。
 香山芳美は美形でも柔らかい顔立ちである。柳瀬香織は濃い美人顔。一気に加虐心が沸き上がった。
 柳瀬香織は怯えながら王静艦長を睨み見る。
 八人掛かって床に倒して大の字の磔に掛かった。
 「やめろーーーーーーーーーーーー。お前ら昨日やっただろ」
 八人で抑えられても暴れんと藻掻く。
 「おとなしくしろーーーーーーーーーーー」
 水兵がびんたする。
 「やめろーーーーーーーーー。痛いんだよーーーーーーーーーーーー」
 柳瀬香織は躰を振って藻掻く。そして脚をばたつかせた。
 水兵らは強硬に大股開きにして押さえて床のフックに縛り付ける。
 百五十度くらいに広げても膝を内側に引っ張り脚をくの字にして藻掻く。
 挿入には充分に開いている。
 「艦長準備できました」
 王静艦長から重なる。
 「やめてーーーーーーーーーー。もう痛くてダメーーーーーーーーーーーー」
 柳瀬香織は悲痛な声で叫ぶ。
 たっぷりローション入れてやる。
 水兵がソースボトルに入れたローションを流し込む。
 「あ、ああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん」
 柳瀬香織は王静艦長が侵入して来て堪らない悲鳴を漏らす。
 「いたいーーーーーーーーーーーー。いたいーーーーーーーーーーーーー。あはあーーーーーーーーーーーーーーん。いたいよーーーーーーーーーー」
 柳瀬香織は喚き続ける。大路七奈美より華奢である。女の部分もそれ成りに弱い。それが二十人に輪姦された翌々日である。
 「い、いいたーーーーーーーーーー。だめーーーーーーーーーーーー。いたいよーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 それでも十分くらい動いて王静艦長は柳瀬香織の中で果ててしまう。
 「これは無理だな。浣腸してお尻で行くか」
 張敏副長がそう呟く。
 直ぐに浣腸液が準備された。
 
 娼国。ホテル最上階天昇の間である。
 既に夕食タイムと成っていた。
 カウンターが出されて津梨清吉が寿司を握って刺身を出す。
 今日は八人である。
 「スポーツの大会を希望する意見が多くて困っています」
 盛高知里が切り出した。
 「認められないな」
 葛城義和は言下に却下する。葛城義和にしては強い言い方である。
 「そうだな」
 平佐和もそれを肯定する。
 「判っていますがかなり多くて」
 「姉ヶ崎でか。その種目は」
 「今のところ卓球と水泳です」
 「どっちも娯楽設備が有るからな。姉ヶ崎だけでやったら駄目か」
 湯野中は自分の街でないので気が緩んでしまう。
 「何言ってるの」
 真紀子の声色が強く成る。
 「絶対に駄目です。その手のスターを作れば発言力が強く成ります」
 葛城義和はさらに否定する。
 「そのうち他のシティとも対戦をやらせろと言い出すよ」
 真紀子も強く懸念を示した。
 「これ以上波及しないように今のうちに唐津に合流を強く勧めた方がよろしいのでは」
 夏木洋一である。
 「何故スポーツまで駄目なのかと言われると説得が」
 盛高知里はやや弱気に成っていた。
 「説得じゃないよ。それを要求するなら出て行けと言うべきよ。民主主義が芽生えれば再び競争社会ができる。それなら外でやって貰いましょう」
 真紀子はきっぱり答える。
 「そうですね。私有地に難民を受け入れているだけです」
 葛城義和もそれが前提と最後通告の意思である。
 「誰がやる」
 湯野中は盛高知里では無理と言う。
 「工作員がやるべきです」
 ここは溝口明日香中佐がきっぱり意見を述べる。
 「もっと娯楽性の強いスポーツとゲームを増やすべきだな」
 湯野中が漠然と言う。
 「ゲームも対戦したがるよ」
 「ゲーム環境の中で匿名ならどうだ」
 「うーん」
 真紀子はそれも悩む。
 「前に出ていた温泉施設のツアー計画を早く進めましょう。ゲームは完全個室でAIが管理すれば問題ないですよ」
 葛城義和は迂闊に甘い見解を言ってしまった。
 
 中国残存軍の海底基地。
 柳瀬香織は床にV字開脚にされて浣腸に藻掻き便を垂れ流した。
 アナルへの挿入にも悲鳴を上げ続ける。
 どっちも駄目らしい。
 「こんな物が有りました」
 水兵が線香花火を持って来た。
 「これをこの女の尿道に突っ込んで遊ぶか」
 張敏副長が憂さ晴らしとそう言う。
 「それはいいですね」
 少尉も悦ぶ。
 竹籤の柄の先に火薬を塗った線香花火である。その柄をやや短くしてローションを塗って柳瀬香織の尿道に差し込む。
 「うーーーーぐうーーーーーーーーーーーーーー」
 それでも柳瀬香織は悲鳴を絞り出す。
 少尉がライターで着火する。
 「あ、ああーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーーーーーー」
 花火の火は柳瀬香織に掛からない。それでもサイレンの如く悲鳴を上げた。
 「あっはっはっは。なかなか良いぞ」
 張敏副長が大喜びする。他の者も拍手して悦んだ。
 「あまり責め具は無いが医療器具だけは有る」
 基地だったので医療設備は供えられていた。王静艦長がクスコを持って来た。
 金属のクスコにローションを塗って柳瀬香織の膣に挿入する。
 「いやああーーーーーーーーーーーーーー。いやだーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 王静艦長は悲鳴を無視してクスコの螺子を回して奥を広げる。
 「どれどれ痛いと言うのはどんな状態かな」
 ペンライトで照らして全員で中を覗く。
 「あはあーーーーーーーー。ああーー。いやあーーーーーーーー」
 柳瀬香織は膣の奥まで覗かれて恥ずかしさに堪えられない。
 「どうせできないま○こだから蝋燭で埋めてしまえ」
 そう言って王静艦長は蝋燭四本に点火する。
 「少し待て。芯の周りに溶けるまで」
 溶けた蝋涙をクスコの中に一気に流し込もうと言うのである。
 「これが終ったらこの女も四国に捨てて他の連れて来い。一階級ずつ上げてやるぞ」
 王静艦長は代わりを攫って来いと少尉らに命令する。
 この期に及んで階級など意味は無い筈だが生贄の女を輪姦す順番が有利と成る。それ以外この連中に愉しみは無い。
 水兵四人が床にX字開脚にされた柳瀬香織の脚首と内腿を押さえる。
 王静艦長と張敏副長、少尉と下士官が蝋燭を持つ。
 「あーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。やめてーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 四人が蝋燭を構えただけで柳瀬香織は驚愕の表情を破裂させて叫ぶ。
 一気に四本の?燭の溶けた蝋涙が流し込まれた。
 「あーーーーーーーーーがあーーーーーーーーー。あがああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ぐがあーーーーーーーーーーーーー」
 柳瀬香織は大口を天井に向けて強烈な悲鳴を上げる。
 「あーーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーーーーーあがあーーーーーーーーーーーあがあーーーーーーーーーー」
 柳瀬香織の悲鳴は止まらない。
 ようやく奥の子宮口が蝋涙に包まれたところである。
 二人ずつ片方の蝋燭の側面を蝋燭の炎で溶かして効率を上げて流し込む。
 失禁しそうな状態だがクスコが縦に入っているので尿道が圧迫されていて柳瀬香織の場合でないのである。
 水兵の一人が追加の蝋燭を取りに走る。
 蝋燭がほぼ手で持てないくらいに燃え尽きる頃には溜まった蝋涙はクスコの半分まで来ていた。
 既に柳瀬香織は白目を剥いて失神してしまっている。
 「このまま四国に捨てて来い」
 少尉と下士官、水兵二人で向かった。
 王静艦長らはビールを持って来て缶詰をつまみに飲み始める。
 「今度食料が無くなったら終わりだな」
 「そうですね。もう輸送船は襲いようが有りません。敵も護衛のイージス艦を付けています」
 「一気に帝國の本拠地に殴り込んで果てるか」
 「何処かに上陸して四国の連中のように自給自足できませんか」
 「何処にそんな場所が有る。核に汚染されてないところは帝國に押さえられている」
 「そうですが。利尻とか礼文はどうでしょう。帯広より先に帝國の設備は有りません」
 「基地とその両方でやるか」
 「はい」
 「だが酒は手に入らんな」
 「造るしかないですよ。それより我々の艦はジーゼル潜です。この基地の燃料がいつまで持ちますか」
 「何処か行ってない基地に原潜がないかな」
 「探してみますか」
 「そうだな」
 
 四国中村。
 R国の潜水艦は引き上げていた。
 全員にてんとう虫に見せかけた発信機を持たせて態と攫わせ荻野結花大尉の時のように基地を探り当てて突入する作戦を選択したのである。
 だが山科穂香らは武器を持って夜間の見張りを割り当てていた。
 少尉らは柳瀬香織を港に放置してマンション風の建物に向かう。
 見張りの存在に直ぐに気付いた。
 水兵二人に正面から威嚇攻撃をさせる。
 少尉と下士官が回り込む。
 女二人も応戦して来た。
 所詮素人である。正面の二人に気を取られている間に後ろから羽交い絞めにしてクロロホルムを当てて回収する。
 
 小型潜航艇が基地に戻ると潜水艦は直ぐに出航した。小型潜航艇一隻は艦内に格納できる。
 生贄の女は全部で五人。眠らせたまま艦に積み込んだ。
 このまま基地を回って原潜を探す。
 既に二人の女は全裸に?かれて縛られている。
 服の中に潜んでいたてんとう虫に見せかけた発信機は艦内に出てしまっていた。艦を浮上させるかシュノーケルを海上に出せば外に出てしまう。
 艦は南沙諸島のベトナム寄りに向かっていた。
 途中バッテリーに充電の為シュノーケルを海上に上げる。
 てんとう虫に見せかけた発信機は其処で海上に出てしまった。
 確認したイージス艦が急行する。
 さらに第五機動部隊の隼鷹から哨戒機が向かった。
 逆に中国残存軍の潜水艦はイージス艦の接近をキャッチして深々度に逃げる。
 
 娼国。ホテル最上階天昇の間である。
 朝食に麦とろご飯が運ばれ四人で朝食を摂っていた。
 津島CIC長官から四国の女性二人に持たせた発信機の追跡に失敗した旨を伝えて来た。
 「中国の潜水艦が航行中にてんとう虫が飛んでしまったのね」
 真紀子も事態を悟る。
 「潜水艦が基地から出て南シナ海を移動していたのだな。多分水兵が衣服を脱がして検めた時に飛び立ったのだろう」
 平佐和も失敗した状況を推察した。
 「これで人質は五人か」
 湯野中がぼやく。
 四万十川の河口に放置された柳瀬香織をジェットヘリが娼国の病院に搬送したがかなりの重傷と報告された。
 「膣の中の低温火傷が酷くてお尻の粘膜も裂傷が確認されてさらに菌に汚染されているらしい」
 真紀子が報告書を要約する。
 「発信機の見つかった場所は」
 「ベトナムに近い南シナ海」
 「かなり広範囲に行動しているな」
 湯野中は苦々しい状況を実感した。
 
 四国中村。マンションタイプの建物の二階。食堂兼会議室。
 「昨夜見張りに立っていた二人が攫われました。超小型の発信機は持っていましたが潜水艦の航行中に放たれてしまったとの事です」
 山科穂香が状況報告を始めていた。
 大路七奈美や柳瀬香織の状況も説明する。
 朝食の配給は山科穂香の親族が営んでいて現在数名のメンバーで維持している畑でとれた山芋のとろろと麦飯、みそ汁である。
 何故か天昇の間と近い内容になっていた。
 「娼国の病院は大路さんと柳瀬さんがかなり菌に汚染されていると連絡してきました。妊娠中の人は山の方に移動した方が良いと思います」
 此処のグループとしてはかなり危機的状況である。
 
 中国の潜水艦の中では攫ってきた二人が王静艦長から順に二十人ぐらいで輪姦して味見を済ませた。
 それぞれ鍵の掛かる船室に監禁されている。
 発令所では海図を置く大きな台に広中美沙が大股開きで磔にされていた。
 「もう直十七号基地です」
 張敏副長が王静艦長に告げた。
 「小型潜航艇を出して敵に警戒しながら侵入しよう」
 下士官が一人乗り移って離艦する。
 「この基地は核戦争後我々は一回も入ってない」
 「原潜が無くても収穫は望めますね」
 潜水艦は二段階の水門を小型潜航艇に誘導され海底の桟橋に接岸した。
 「原潜です」
 ハッチから出た下士官が報告する。
 「原潜ですが損傷しています」
 小型潜航艇に乗って来た下士官も報告した。
 「被弾しているがこのくらいなら修理できる」
 王静艦長は修理を命令する。
 下士官が二人水兵を連れて基地内を調べに回った。
 「艦内に乗員は居ません。食料も使い切っています」
 原潜の艦内を調べに入った下士官が報告する。
 「基地に食糧は全くありません」
 基地内を調べに回った下士官が報告した。
 王静艦長らは乗って来たジーゼル潜の発令所に戻る。
 「暫くこの女で愉しむか」
 「いいですね。この女も悪くないです」
 「潰さない程度にな」
 張敏副長がブジーにウオッカを掛ける。
 「女痛いぞ」
 そのブジーを広中美沙の尿道に突っ込む。
 「あ、ああーーーーーーーーーーーー。ぐうああーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ぐがあ、ああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 広中美沙は海図台の上で大股開きの磔のまま藻掻き暴れる。尿道にアルコールは痛い。
 「あがあーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーあーーーーーーーーあーーーーーーーーー」
躰を揺すって藻掻き続けた。
 「ふっふっふっふ。良い玩具だ」
 王静艦長は哂う。
 「女。そのうち気持ち良く成る」
 張敏副長は細い尿道バイブを取り出した。
 今度はローションを塗って突っ込む。
 「あ、ああーーーーーーーーーーーーーーーーー。いやあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。いやですーーーーーーーーーーーーーー」
 広中美沙はさらに喚く。
 張敏副長はじっくり尿道バイブを動かす。
 「いやあーーーーーーーーー。いや。いや。いやーーーーーーーーーー」
 広中美沙は躰を捩って藻掻く。
 張敏副長は愉しそうに責め続ける。
 尿道バイブは奥まで侵入してしまっていた。
 「あはあーーーーーーーーーーーー。あはあああーーーーーーーーーーーーーーん。あはああーーーーーーーーー。あはあん。ああーーーーーーーーー」
 広中美沙は大股開きのまま上半身を仰け反らせて藻掻く。
 頭を後ろの反り返られたまま固まる。そして弾ける。迫り上がった躰は沈む。
 「あはあーーーーーーーーー。はあ。はあ。はあ。はあ。はあ」
 広中美沙は海図の台に沈んだまま荒い息遣いを続けた。
 「剃毛しても良いですか」
 下士官が一人立ち上がった。
 「抜いてしまえ」
 王静艦長はそう命令する。
 下士官は強力な粘着テープを取って来た。
 それを広中美沙の陰毛の上から張り付けて擦る。
 「あ、ああーーー。いやあーーーーーーーーーーーーー。いやよーーーーーーーーーーーーーーーーーぬかないでーーーーーーーーーー」
 広中美沙はパイパンにされてしまうと判って泣き喚く。
 下士官はじっくり擦る。
 「やめてーーーーーーーーーーーー。剃るだけでゆるしてーーーーーーーーーーーーーーーー。ねえ。ゆるしてーーーーーーーーーーーーー」
 広中美沙はさらに泣きながら訴えた。
 それでも下士官は一気に引っぺがす。
 「あ、あああーーーーーーーーーーーーーーーーー。がああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 強烈な悲鳴に成る。
 「半分くらいが粘着テープにくっついて抜ける。
 「あはあーーーーーーーーーーーーーーーーん。いたいーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。いたいよーーーーーーーーーーーーー」
 広中美沙は股間に目をやる。まだ残っている。
 「もうやめてーーーーーーーーーーーーーー。やめてーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ねえああ。やめてーーーーーーーーーーー」
 下士官はまだ粘着テープを千切って土手に被せてしまう。
 「やめてーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 広中美沙は涙を溢れさせて叫ぶ。
 「ふっふっふふ」
 下士官は哂いながら粘着テープを擦る。
 「やだあーーーーーーーーーーーーーーー。永久にパイパンにしないで。いやだあーーーーーーーーーーーーーー」
 広中美沙はまだ泣き叫ぶ。
 下士官は嬉々としてまた一気に引っぺがす。
 「あ、あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。いたいーーーーーーーーーーーーーーーーー。いたいーーーーーーーーーーーーー」
 また強烈な悲鳴が上がる。
 「帝國で植毛して貰う手は有るぞ」
 張敏副長がふざけ半分に言う。
 「帝國で献身婦やってたらこんな事に成らなかったぞ」
 今度は王静艦長がからかう。
 「やめてーーーーーーーーーーーーーーー。貴方々が拉致しなかったら平和だったよ」
 広中美沙は怒りを破裂させる。
 「あの戦争の後で平和などないわ!!」
 今度は王静艦長が怒りを破裂させた。
 「そうだ。日本人だけのうのうとして。いつかはこうなるんだよ」
 張敏副長も怒りを破裂させる。
 下士官はさらに粘着テープを貼る。
 「あーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 王静艦長が次のテープを千切って大陰唇の片側に貼ってしまう。
 「あ、ああーーーーーーーーーーーーー。やめろーーーーーーーーーーー」
 下士官はドテの粘着テープを擦る。
 張敏副長も粘着テープを千切って王静艦長が張った反対側に貼って擦る。
 「やめてーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 広中美沙は泣き叫び続けた。
 まず最後に貼った張敏副長から引っぺがす。
 「ぐわあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。がああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。いたいーーーーーーーーーーーーーー」
 広中美沙は涙を溢れさせた。
 大陰唇の片側から陰毛が一気に抜けて取れてしまう。
 「あはあーーーーーーーーーーーーーーーーーーん。いたいよーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 広中美沙は首を振って涙を飛ばして叫ぶ。
 次は王静艦長が引っぺがす。
 「ぐわあーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ぐうがああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。いたいーーーーーーーーーーーーー」
 広中美沙は躰を動く限り丸め太腿の筋肉を怒張させて藻掻く。
 下士官は興奮の坩堝に成っていた。
 最後の悦びを込めて三回目を引っぺがす。
 「ぐうーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あはあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん」
 ドテの陰毛は大方が抜けていた。
 
 R国D市。報道スタジオである。
 湯野中は舛田警視正に市民の不満をSMに向けるべく夕嵐の面々以外に一段ソフトなSM番組を要求した。
 今回から虐めのリクエストを一般公募と成る。
 そして当選者にはSMプレイのチケットをプレゼントと決められた。
 今夜の生贄は森山雪路と川越奈津美が引っ張り出されている。
 「こんばんは舛田紗香です。今回は特別加重死刑囚ではなく加重死刑囚です。一般リクエストに応えてSM拷問を行ってまいります」
 既に総てのラウンジに投票端末が設置されていた。
 セキュリティカードをタッチすれば誰でも投票できる。
 拷問のリクエスト一覧から選ぶか新規項目を入力も可能である。だが不可能な事や限度を超えたらAIに否定されてしまう。
 誰かが新規入力したら次からそれも選択項目と成る。
 三十分で締め切ってしまう。
 その間森山雪路と川越奈津美はスカート姿で膝に縄を掛けられて逆さ吊るしにされてた。
 スカートは腰のところで捲れてショーツがほぼ丸出しに成っている。
 舛田警視正はNGのリクエストを確認していた。
 圧倒的に特別加重死刑囚に行う内容が多い。
 舛田警視正は湯野中に連絡を取る。
 思い切った提案をしてしまう。
 「なに。特別加重死刑囚の超ハードを飲ませて内容によって一から二回入院から戻ったら街に戻す。ふうーーん」
 湯野中は面食らっていた。
 「街に戻してソフトSMの献身婦にしてはと」
 湯野中が決めて良い話だが真紀子に振ってしまう。
 「良いかも。ソフトSMの献身婦をやるか。四国辺りに行ってもらうかね」
 真紀子は了解した。
 まずは森山雪路から掛かる。
 虐めるのはイケメンの若い男性将校三人である。
 在り来たりのリクエストでは浣腸と局部鞭が多い。
 舛田警視正は集計通りには行わない。何としても残酷なものから拾いたいのである。
 「今夜貴方を虐めてくれるのはあっちの若いイケメンよ。どれもなかなか良い男よ。愉しみね」
 舛田警視正は三人を示す。
 「・・・・・」
 森山雪路には嬉しくない。三十三歳の女が二十歳くらいの男らに弄られるのである。
 「貴方たち。もしかしたら彼女今日が最後かもしれないからたっぷり虐めて病院送りにしてね」
 舛田警視正の意味深な言葉が森山雪路に突き刺さる。
 「・・・・・」
 森山雪路は殺されるか片端にされるのではないかと恐怖に震えながら舛田警視正を窺がう。
 「大丈夫よ。娼国の病院が治してくれるから。特別加重死刑囚並みにハードだけど全部受け入れたら解放して貰えるよ」
 舛田警視正はやや柔らかい口調に成る。
 夕嵐の面々以外に一段ソフトなSM番組を要求したのは湯野中である。ならば森山雪路らを一般のソフトSMに提供するのが良い。
 舛田警視正は湯野中の指示に良い方法を提案した心算である。湯野中には通じなかったらしい。
 「え・・・・・」
 森山雪路は瞬時に理解できない。やや希望が頭を過ったがまだ警戒心が去らない。
 「病院から戻ったら以前の街の上層階に解放される。でもソフトSMの献身婦は続けないと駄目ね。収入も必要だし」
 舛田警視正はストレートに現実を含めた条件を言う。
 「はい」
 森山雪路は頼りなく返事する。
 「あとは貴女次第。鉄格子に残るか。四国に行くか。ソフトSMの献身婦は後二年ね。その後は何か収入を考えないと」
 ソフトSMは嫌でも二年の我満。でも収入も絶えてしまう。
 「収入を」
 森山雪路はまだ半信半疑である。
 「そう。貴女は年金を貰ってももう一般のラウンジで飲食は無理。女性専用ラウンジしかない」
 要するに舛田警視正は二年でソフトSMで金を作って何かを始めろと言っているのである。
 「はあ」
 森山雪路は何となく理解はした。
 「四国に行けば香山芳美が居るか。でも今は大変よ」
 「えーー。何故」
 「中国の残存軍に攫われたみたい。大路七奈美は岩場に放置されていま娼国の病院よ」
 「ええーーー」
 「今日が終って娼国の病院で回復したら聞いてみたら」
 舛田警視正はこのまま献身婦に戻したい。北嶋主席は出て行っても良い考えらしい。
 「ああ」
 森山雪路は良い傾向なのかどうなのかすら分らない。でも今の鉄格子からは何としても出たい。
 舛田警視正はスタッフに逆さ吊るしを要求した。
 そしてイケメンの将校三人にやり方を説明する。
 「最初はこの女の不本意な逝き顔を晒し者にするのよ。貴方はクリトリス。貴方は尿道。貴方は膣の中」
 舛田警視正はそう指示してローター、尿道バイブ、ぼさぼさで乾いた太い筆を渡した。
 スタッフは四人掛かって森山雪路をまず高手小手に縛る。
 さらに両方の太腿の付け根にそれぞれ二重に縄を掛け楕円形のフックを差し込む。
 天井から下がったチェーンブロック二台のフックにそれぞれ引っ掛ける。
 チェーンブロック二台のチェーンを引いて森山雪路の躰を逆さに吊るし上げて行く。
 「あーーーーーーーーーーーーー。あはあーーーーーーーーーーーーー」
 森山雪路は逆さ吊るしで悲鳴を上げてしまう。
 股間が目の高さに成るように調整する。
 舛田警視正が真上を向いた森山雪路の膣に上からクスコを突っ込んで広げてしまう。
 「あーーーーーーーーーーーーーーー。あはあーーーーーーーーーーーー」
 森山雪路は膣が広がってまた悲鳴を上げる。
 「さあ。クリのローターと膣の筆からよ」
 舛田警視正がイケメン将校に指示を出す。
 その間にスタッフが水を入れない水槽に蛇を運び込む。
 森山雪路の位置からは見えない。
 スタッフと一緒に三田園矢一警部補も入って来た。
 一人の若い将校が森山雪路の躰をカメラから遮らない程度横に立ち太い筆をクスコに突っ込んで回す。
 「うふううーーーーーーーーーーーーーーーーーん。うふううーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 森山雪路はこの刺激に堪えられない。
 もう一人の若い将校が森山雪路のクリトリスを包んだ包皮を剥いてローターを当てた。
 「あーーーーーーーーーーーー。あはあーーーーーーーーーーーーーーー。ああーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 森山雪路は刺激に堪えられず声を上げてしまう。
 
 R国D市。森山雪路と川越奈津美が居た鉄格子である。
 残った東悠里と菅野瑞穂がテレビで状況を見ていた。
 「舛田警視正意味深な事言ってたよね」
 東悠里が菅野瑞穂に語り掛ける。
 「うん。今日が最後って」
 何か恐ろしい事と考えてしまう。
 「まさか。あの蛇で気狂いにしようとか」
 「うーーん」
 菅野瑞穂も怯える。
 「次は私たちかも」
 「でも蛇は」
 菅野瑞穂は既にやられたと言いたい。
 
 中国残存軍の基地。停泊中のジーゼル潜の発令所である。
 広中美沙は海図を置く大きな台の上で大股開きで脚首を縛って磔にされ完全なパイパンにされてしまった。
 泣き喚き続けたが最後の一本まで入念に抜かれてしまう。
 そして発令所の面々に十二人に輪姦されてしまった。
 「ねえ。香織何処行ったの」
 広中美沙は輪姦されて躯状態で一息つくと気に成っていた事を聞く。
 潜水艦に乗せられたとき隣の房から監禁されている筈の柳瀬香織が出て来なかったからである。
 「四国の港に放置して来た。もう一人医者と名乗っていた女もな」
 少尉が答えた。
 「帰してくれたの」
 広中美沙は辛い中でもやや希が湧いて確認した。
 「もうま○こがずたずたで使い物成らなかったからな」
 「えーーーーーーーーー。酷い」
 その痛みは他人事ではない。
 「小柄で華奢な女は港に捨てたから大丈夫だと思うが、医者とか名乗っていた方は岩場に放置したからな」
 「そんな」
 波にさらわれたら終わりである。
 「まあ。早く見つけてくれたら大丈夫だろ」
 少尉は哂っている。
 「そんなーーーーーーーー。七奈美が居なかったらみんな。ああーーーーーーーーーーーーーーーー」
 広中美沙は号泣してしまう。
 張敏副長が広中美沙の膣にクスコを挿入する。既にポケットに無造作に入れて持っていた。
 それを消毒もしないで突っ込んでしまう。
 「あーーーーーーーーーーーーーーー。やめてーーーーーーーーーーーーー」。もうやめてーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 広中美沙はまだ酷い事をされると分かって叫ぶ。
 王静艦長と張敏副長が二人で脚首の縄を解いて台の反対側の隅に縛った手首の方に引っ張る。
 くの字が内を向いたX字開脚に固定してしまう。
 これでクスコの口は斜め上に向いた。
 下士官がビールとウオッカを持って来る。
 先にウオッカを流し込む。その上からビールを流し込んで泡とマドラーで拡散させた。
 「いやあーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーー」
 広中美沙はアルコールが躰に回って来るのを感じ取っている。
 「しばらく放置でアルコール中毒だ」
 王静艦長は含み哂いで広中美沙を見下ろしていた。
 広中美沙はこの経験が有る。
 中村に合流してからゲーム大会で最下位まで負けて同じ事をされて擽られて失神してしまった。
 意識を回復したら急性アルコール中毒で苦しむ。
 大路七奈美が点滴で利尿剤を投入してくれて半日で回復した。
 その後この罰ゲームは中止と成っている。
 広中美沙はこの連中にやられたらどう成るか恐ろしい。
 
 R国D市。報道スタジオである。
 森山雪路はクリトリスと膣と尿道を責められて二回失神した。
 いま逆さ吊るしのまま失神しているのである。
 三田園矢一警部補が水槽から縞蛇を掴み取る。
 それをクスコで広げた森山雪路の膣に頭から突っ込む。
 蛇は膣の奥まで侵入していた。
 三田園矢一警部補はじっくり蛇を動かす。
 森山雪路は失神したままなので悲鳴も何もない。
 三田園矢一警部補は適度に蛇をコスコから抜く。そして乳房や首に絡ませる。
 さらに口に開口器を差し込む。
 画面を見ている者もスタジオの面々も戦慄状態である。
 「えーーーーーーーーーー。もういやーーーーーーーーーーー」
 離れて見ていた川越奈津美が喚きだす。
 舛田警視正が近付いてビンタする。
 「黙って見なさい」
 「・・・・・」
 川越奈津美は涙をぽろぽろ溢す。
 三田園矢一警部補は森山雪路の口に蛇を突っ込む。
 「・・・・・」
 川越奈津美は目を瞑って顔を逸らせる。
 森山雪路はまだ失神したままである。
 三田園矢一警部補が森山雪路の口から蛇を抜く。
 舛田警視正の指示でスタッフが森山雪路の躰を逆さ吊るしから降ろす。
 チェーンブロック二台のチェーンを引いて床に降ろしてから拷問椅子に乗せる。高手小手の縛りは解いてない。
 拷問椅子に腰をベルトで固定する。
 別のスタッフが二人で膝と脚首を縄で縛った。
 舛田警視正が強いビンタで起こす。
 「う、うぐ」
 森山雪路は目を開いた。
 「さあ。貴女が失神していた間の動画よ。よく見て」
 舛田警視正はモニターを指さす。
 「・・・・・」
 森山雪路は意識を回復して三田園矢一警部補を見た時点で何をされたか見当がついた。
 「蛇を私に」
 「判ったの」
 森山雪路は三田園矢一警部補を目で指し示す。
 「そうね。でもお○○こだけじゃないのよ。じっくり見ましょう」
 動画は森山雪路が逆さ吊るしで失神したままのところから再生された。
 蛇がクスコに入るところは目を逸らせたが悲鳴は上げない。
 躰に密着させられると首を捩って顔を振る。
 口に入ったところで顔を強く振って藻掻く。
 舛田警視正はジョッキのビールと桶を差し出す。
 「良いよ嗽して」
 森山雪路もさすがにジョッキに口を付けて濯いで桶に吐き出した。
 堪らない不快感に二、三回繰り返して少し飲み込む。
 「まだ飲んでもいいわよ」
 「・・・・・」
 勧められたが森山雪路は首を振る。
 「若い男の子たちに弄られて気持ち良かったでしょう」
 舛田警視正は言葉で森山雪路の心を抉る。
 「・・・・・」
 森山雪路は無言で遠くを見ていた。
 「イケメンが三人。貴女の希望の人から何でもして貰えるよキス、エッチとか」
 舛田警視正は森山雪路を逆なでするように言う。
 「・・・・・」
 森山雪路は無言で首を振る。
 「ふふ。要らないのね。じゃこの後乳首斬ってお○○この中焼いちゃうよ。暫く自慰も駄目ね」
 「治るのですか」
 「娼国の医療は最高よ。治らないとソフトSMもできないわね」
 「あとの四人も同じように成りますか」
 「川越奈津美以外は」
 「彼女は」
 「まだ当分許されないね」
 「ああ」
 スタッフは処刑の準備を始めた。
 
 中国残存軍の海底基地。ジーゼル潜の発令所である。
 広中美沙は海図を載せる台の上でマン繰り返しのV字開脚にされたまま利尿材を点滴され小水を垂れ流していた。
 王静艦長らはそれを眺めながらビールを飲んで作戦会議である。
 「利尻も礼文も帝國の手が回ってないと言え寒いな」
 「他に有りませんよ。総て放射能に汚染されています」
 張敏副長は日本とR国以外は汚染地帯と認識している。
 「米は作れない。生簀と野菜だけだな」
 王静艦長は酒が造れないと嘆く。
 「父島はどうでしょう」
 操舵士の意見である。
 「あそこじゃ娼帝國の管理下だよ」
 汚染はされてないが娼帝國の見張は行き届くと言いたい。
 広中美沙は苦しみ藻掻きながら時々小水を垂れ流す。カテーテルは接続されてない。
 王静艦長らにはなかなか見応えがある姿と言える。
 「原潜の修理は一週間くらいです」
 下士官が報告に来た。
 「あと一回輸送船を襲って食料を確保しませんか」
 少尉が提案する。
 「ううん」
 王静艦長は難しい表情である。
 「護衛のイージス艦は一隻です。二隻で挟み撃ちすれば」
 また少尉の意見である。
 「太平洋戦争でアメリカ海軍が浮沈艦と言われた時雨を二隻で挟み撃ちしたようにか」
 太平洋戦争末期に駆逐艦雪風と並んで浮沈艦と言われていた駆逐艦時雨。
 時雨はレイテ湾海戦で西村艦隊の唯一の残存艦としてブルネーから日本に向かっていた。
 その途中で戦艦金剛なども沈められている。時雨は潜水艦二隻に挟み撃ちにされてしまったのである。
 「そうです」
 「その時代と探知能力が違い過ぎる」
 王静艦長は難しいとの見解を示す。
 「この基地に機雷が残っていました。これを上手く使えませんか」
 少尉はまだ詰める。
 「少し考えてみよう」
 王静艦長は少し希望が有るかとは思ったがまだ現実感は無い。
 張敏副長は急性アルコール中毒に苦しむ広中美沙にまた悪戯を始める。
 今度は尿道バイブをポケットから出す。この男に衛生観念は全くない。
 それを広中美沙の尿道に突っ込む。
 「いやあーーーーーーーーーーーー。もうやめてーーーーーーーー」
 広中美沙は堪らず泣き悲鳴を上げる。
 張敏副長は容赦なく尿道の中でピストンさせた。
 「いやあーーーーーーーー。やめてーーーーーーーーーーーー。いやあーーーーーーーーーーーー。いやあーーーーーーーーーーーーーー」
 広中美沙は泣き喚き続ける。
 少尉がローターを取り出してクリトリスを責める。
 「あーーーーーーーーーーーーー。あはあーーーーーーーーーーーーーん。やめてーーーーーーーーーーーーーー。もうゆるしてーーーーーーーーーー」
 広中美沙は必死に叫ぶ。
 「さっき今日捕まえて来た二人の女に聞いたが医者の女。娼国の病院に運ばれたらしいぞ」
 少尉が一応伝えてやる。
 「ああ。そう。良かった」
 このあと広中美沙は逝き声を上げ続けた。
 
 娼国。ホテル最上階天昇の間。
 スタジオからの放送を閲覧しながら中国の潜水艦に関する対策会議と成っていた。
 「輸送船一隻にイージス艦一隻護衛じゃ堪らんな」
 平佐和はいい加減中国の潜水艦が足手まといと言いたい。
 湯野中に合わせて日本酒をコップ酒である。
 もう津梨清吉は帰ってつまみは乾いた物だけに成っていた。
 「いっそ船団で航行させては」
 護衛だがこっちに招かれていた溝口明日香中佐の意見である。
 平佐和に合わせてコップ酒で飲んでいた。
 「それじゃ手薄に成ってまた奪われる」
 湯野中は何言っていると否定する。
 「いいえ。態と略奪させててんとう虫を忍ばせて場所を突き止めるのです」
 「うーーん。輸送船一隻損害か」
 湯野中は唸る。
 「良いじゃない。このままいつまでもねちねちやられるより。それだけでけりが付けば」
 真紀子は賛成する。
 「そうか」
 「そうですよ」
 葛城義和も賛成した。今夜もビールオンリーである。
 「そうか。俺は引き上げるよ」
 平佐和は疲れて帰ってしまう。
 
 R国D市。報道スタジオである。
 森山雪路の乳首を斬る準備ができていた。
 今夜は高枝斬り鋏ではない。
 二人のイケメンが拷問椅子の両側に立っていた。森山雪路の乳房には両方ともそれぞれ細い銅線が乳輪の外に巻かれている。
 二人ともその細い銅線の両方の端を分厚い軍手をして一周巻いて持っていた。
 そして銅線は乳輪の下から先端を絞るように皮膚に食い込んでいる。
 乳輪を二周巻いて両方から引いて張っていた。
 二人が一斉に引っ張って両方とも乳輪から先を銅線で絞めて一気に引き千切る思考である。
 森山雪路は目を瞑ってじっとしていた。
 拷問椅子の後ろには看護士が二名止血パットを持って構えている。
 スタジオも総てのラウンジが静まり返っていた。
 あと一人のイケメンは既に熱くなった半田鏝を持って待機している。
 そして看護士が麻酔の準備をして待っていた。
 「行くわよ。乳首とお別れよ」
 舛田警視正が宣告する。
 森山雪路の瞑った目から涙が滲み出て流れ落ちる。
 合図のランプが点く。
 二人のイケメンがそれぞれ一気に引く。
 「ぐがあああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 強烈な悲鳴が上がる。乳輪から先が瓢箪の口の様に絞られて先が膨らむ。そのまま左から順に千切れて落ちた。
 血が飛び散り流れ出る。
 看護士二人が早急に処理する。
 「あはあーーーーーーーーーん。ああーーーーーーーーー。ああーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーーー」
 森山雪路の躰はぶるぶる震える。
 「時間がない。さっと」
 舛田警視正がイケメン将校に指示した。
 熱くなった半田鏝を森山雪路の膣に突っ込んで奥まで回す。
 「うごーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 十秒くらいで抜いてしまう。
 悲鳴は一発だけで森山雪路は失神してしまった。
 看護士が局部麻酔と全身麻酔を掛ける。
 スタッフが六人掛かって戒めを一気に解く。
 看護士が誘導してストレチャーに移す。
 そのまま看護士三名で搬送した。
 
 翌日。
 娼国。ホテル最上階天昇の間である。
 ミニ解析の昼食を摂りながら昨夜の会議の続きが行われていた。
 「暫く輸送を一週間に一回にして十隻で船団を組みます。護衛はイージス艦一隻とします」
 葛城義和が説明する。
 「しかし中国の潜水艦が一隻だけならその場で護衛のイージス艦が沈めてしまえないか」
 平佐和の疑問である。
 「いいえ。現れたのは一隻ですがまだ残存艦が居ないとは限りません。基地はいくつも存在したのです。それに人質も乗せられています」
 葛城義和はあくまで基地ごと破壊を主張する。
 「そうか」
 「一隻以上やられる心配はないかな」
 湯野中は損害を心配する。
 「輸送船の一隻くらい仕方ないよ。いつまでも横行する中国の残存軍の壊滅が最優先よ」
 真紀子は多少の損害を出しても中国残存軍を一掃したい。
 「そうだな」
 湯野中も詰まらん事を言ったと引き下がる。
 一台のテレビモニターはファッションショーを中継していた。
 下着は国が支給する。足りない分は年金、献身婦の収入などで国の販売を買えばよい。
 だがファッション性の高い物は個人の制作で販売されていた。
 各シティ合わせて国の認可を受けた十数軒の下着製作所が存在する。
 ファッションショーは娼帝國の主催で行われていた。
 Aクラスの女性をモデルにスタジオ内を歩く。今回は宮崎のスタジオで植村彩と久慈彰子が司会を務める。
 「しかし殆ど透けているな。乳首がくっきりだ」
 平佐和はやや面食らっていた。
 「今更。何言ってますか。核戦争前からそんなものですよ。動画配信サイトに今の様なのが沢山投稿されていましたよ」
 真紀子は笑って説明する。
 「この国では何も問題ないな」
 最早。全裸で歩いても公然猥褻などで逮捕される事は無い。
 不倫と言う概念も無くなった。誰とSEXしても咎められない。だが国のシステム以外の対価を貰った売春行為は違法と成る。
 金を貰う以上は相手を選べない。気に行った男にだけ金を貰って稼ぐ事は認められてないのである。
 「本庄も随分奇抜なの作ったな」
 湯野中は核戦争の前にR国で身障者を集めて工場で作っていたシルクの下着と比べていた。湯野中も深く関わったのである。
 
 中国残存軍の海底基地。
 「娼帝國の輸送船は船団を組んで移動していました」
 偵察に出た特殊潜航艇の下士官の報告である。
 「チャンスかもしれません」
 張敏副長が色めき立つ。
 四国で拉致された広中美沙、志村恵里、香山芳美ら五人は地獄の日々を送っていた。
 今日の生贄は長谷京香である。
 女性の消耗が酷いので一日一人で中四日は休ませてくれていた。それでも地獄である。
 床に大の字に磔られて艦長、副長、少尉、下士官他。その日に順番の水兵合わせて二十人に輪姦されてしまった。
 また張敏副長が悪戯を始めようとしている。
 乳輪の下を潜らせて注射針を貫く。
 「う、ううぐーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 長谷京香は強烈な悲鳴を上げる。
 反対の乳輪も潜らせた。
 「う、ううーーーー。やめてーーーーーーーーーーーーーーー」
 長谷京香は既に涙を溢れさせている。
 次は少尉が輪姦されて崩れた小陰唇の粘膜を二枚抓んで注射針で貫く。
 「ぐう、ううーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。やめてーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あはあーーーーーーーーーーーーーん」
 長谷京香は強烈に泣き叫ぶ。
 嬉々として張敏副長と少尉は小陰唇を抓んで注射針を貫く。
 「うぐうーーーーーーーーーーーーーーーーー。ううーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーいやだあーーーーーーーーーーーーー」
 二人は悲鳴を愉しんでいる。
 小陰唇に五本刺し貫いてしまう。
 長谷京香は泣き叫び続ける。
 王静艦長はスタンガンを持って待っていた。
 さらに少尉はクリトリスを剥いて膨らみの下を横に貫く。
 「う、うう、ぐううーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あはあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん」
 長谷京香は上体を反り返らせて強烈な悲鳴を轟かせる。
 僅かに血が流れ出ていた。
 「あはあん。ああ。ああ。はあ。はあ。はあ」
 長谷京香の躰はぶるぶる震えている。
 張敏副長は剥いたクリトリスの包皮とピンクの膨らみの間に針の先を突っ込む。そのまま縦に貫く。
 「ぐはああーーーーーーーーーーーーーー。あ、ああぐあああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 長谷京香は強く躰を捩って反らせ藻掻く。そして強烈な悲鳴を絞り出す。
 「あーーーーーーーーあはん。あはん。はあ。はあ。はあ。はあ」
 長谷京香は涙をぼろぼろ溢して荒い息遣いを続ける。
 「もうやめてーーーーーーーーーーーーーー。ゆるしてーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 さらに泣き叫んだ。
 王静艦長は乳首の針にスタンガンを充てる。
 「ぐがああーーーーーーーーーーーーーーーー。がああーーーーーーーーーーーーーーー。いたいーーーーーーーーーーーいたいーーーーーーーーーーー」
 長谷京香は強烈な痛みにさらに大口を縦に破裂させて悲鳴を轟かせた。
 王静艦長は数秒で離す。
 「あはあん。ああ。ああ。ああ。あはあ。はあ。はあ。はあ。はあ」
 長谷京香の躰はぶるぶる震撼していた。
 さらにクリトリスの針に当てる。
 「あーーーーーーーーがはあーーーーーーーーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーー」
 長谷京香の表情は強烈に歪み破裂する。
 
 帯広ニューシティ。そのスノータウン十一号棟。三十七階。三七二〇号室は水田奈那緒の部屋である。
 本日は宮崎と新川越の担当なので奈那緒と木内咲江は休みである。
 店も休みにして五人で集まっていた。
 「仕事が無いのもそうかもしれないけど。楽しませてくれるイケメンが少ないよ」
 安藤沙奈美が此処だけの会話と不満を投げる。
 「そうだよね」
 志村寿美も同調してしまう。
 「イケメンより男の質が悪くなったよ」
 石坂奈緒も此処だけの会話である。
 奈那緒と咲江は滅多な事は言えない。娼帝國の看板アナウンサーである。
 「仕方ないよ。軍事訓練の御真似事だけでお金貰えてタダで飲み喰いして遊んでいるのだもの」
 「男も仕事が無いと不満漏らしているよ」
 「遊ぶ金が足りないのよ」
 「男のモラルが昭和に戻ったね」
 「私たちの周りは平成も令和も変わらないけどね」
 寿美はSMで借金返す過去を言っている。それは五人とも変わらない。堪えがたいなどと言う以上の過去である。
 「全体的に昭和に成ったよ」
 R国D市の鉄格子の中の会話とそんなに変わらない。
 「でも出て行く人はほんとに少ないね」
 「四国大変らしいね」
 「駄目よ。その件は報道しないのよ」
 奈那緒が注意する。
 「でも見捨てないのね」
 「相手が中国軍だったからよ。北嶋主席の一言で工作員が派遣されたのよ」
 奈那緒が内緒と言うゼスチャーを浮かべて説明する。
 「下着のファッションショー。際どいのばかりだね」
 寿美は乳首やアンダーヘヤーの透けに慄いている。
 「看板商品よ。実際はオーソドックスなのばかり売れているよ」
 「これってCDクラスには買えないよね」
 「1.2パーセントの人を除いて大方の女性は国の配給と同等くらいの物しか買わないよ」
 沙奈美らも買うのは国の工場でロボットが製造したものばかりである。
 「ラウンジでも男同士、女同士固まっているよね。それも女はクラス単位で固まっている」
 「他のシティもそうなの」
 「今度集まったら聞いてみる」
 「ところで男性が一人又は複数でアイテムを使って女性を悦ばす風俗だって。これどう思う」
 「どうだろう。そういう人は一部に居るね。私は男日照りでも要らない」
 寿美はきっぱり否定する。
 「男日照りとか言って気にする人ってそんなに居ないよね。わたしもそうだけど。それでも献身婦は論外だけど」
 奈緒も同じと言う。
 「男性がやるカウンターバーを許可するのだって」
 咲江が言ってしまう。まだ極秘である。
 「行く人は限られるよね。核戦争前に売春までしてイケメンタレント紛いに会いに行って貢ぐ子も居たよね」
 「でもほんの一部だよ」
 「やれば商売には成ると思うけど。私は行かない」
 寿美は否定する。女性がやっている女性専用バーで良いと言う思考である。
 「そこは多様で良いと思うけど」
 沙奈美も有って良いが自分には関係ないと言う。
 「今の内容ではあまり解決しないと言う事ね」
 咲江は上手い策ではなかったかと三人の仲間に確認する。
 「収入が上がればそれなりに活気は出るよ。仕事がしたい人は自分で考えて申請するしかないと思う」
 奈緒は問題ないと言う。
 概ね五人の意見は今の政府の認めないものを主張しないなら収入が上がれば良いとの意見に成った。
 
 中国残存軍の海底基地。
 長谷京香は乳首と股間から血を流して泣き続けていた。
 「さあ。針を抜こう。抜く時の方が痛いぞ」
 張敏副長は泣いている長谷京香をさらに詰る。
 右の乳首の下に乳輪を潜った一本を抜く。
 「うーーーーーーーーぐーーーーーーーーーーーーーうーーーーーーーーーーーぐーーーーーーーーーーーーーーーー」
 長谷京香から強烈に甲高い悲鳴が上がる。
 「あはあーーーーーーーー。あはん。あはん。ああ。ああ。あはあ。はあ。はあ。はあ。はあ」
 長谷京香はまた荒い息遣いで震え続けた。
 「全部抜くまで地獄だな」
 張敏副長は嬉しそうである。
 少尉が右の乳輪の下を潜った針を抜く。
 「う、ふ、ううーーーーーーーーーーーーーーーーー。うふううーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。うーーーーーーーーーーーーーーー」
 長谷京香は大口を縦に破裂させて甲高い悲鳴を絞り出す。
 「あはああーーーーーーーーん。あーーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーーーーーー。ああ。ああ。ああ。はあ。はあ。はあ。はあ」
 長谷京香の躰はぶるぶる震える。
 涙はぽろぽろ零れた。
 王静艦長はクリトリスを横に貫いた針に掛かる。
 「ふぁーーーー」
 長谷京香は恐怖に縮み上がていた。
 王静艦長はゆっくり抜く。
 「う、うぐう、うう、ううーーー。ううーーーーうーーーーーーーうーーーーーーーーーーーうーーーーーーーーーうーーーーーーーー」
 長谷京香の躰は後ろに反り返って強烈に甲高い悲鳴が暫く流れた。
 「あはあーーーーーーーーーん。いたいいーーーーーーーーーー。いたいよーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーー。ああーああーああーああ」
 躰は恐怖に震え続けて涙は何処までも溢れる。
 「あはあーーーーーーん。ああーーーーーーーーーん、ああーーーーーーーーーーーん。ああーーーーーーーあ、ああーーーーーーーーーああ」
 クリトリスから血が流れ落ちる。
 あと針はまだ六本も残っていた。
 涙と血に濡れた女。取り囲む面々は興奮の坩堝と成っている。
 
 R国D市。森山雪路と川越奈津美が居た鉄格子。二人は娼国の病院に運ばれてまだ入院中である。
 残った東悠里と菅野瑞穂がテレビでファッションショーを見ていた。
 其処に舛田警視正が現れる。
 「あ。・・・・・」
 東悠里が気付いて驚きの声を上げ掛けた。だが震えて声は消えてしまう。
 それを見て菅野瑞穂も固まる。
 「そんなに怯えないで。今すぐ拷問じゃないから」
 「・・・・・」
 それでも二人は声も出ない。
 「森山雪路はもう此処に帰ってこないから」
 舛田警視正は抑揚のない言い方である。
 「え、ええーーーーーーーーー。どうなったの・・・ですか」
 東悠里は怯えと驚きが混じった反応である。
 「心配しないで。躰はちゃんと娼国の病院が治すから」
 舛田警視正が柔らかく言っても意地の悪さと怖さは消えない。
 「あの状態から」
 「そうよ。今テレビ出ている女性アナウンサー高嶋波琉以外は全員が乳首斬られているよ。奇麗に治っているでしょう」
 「ええーー。まあ」
 菅野瑞穂は強い驚きに固まる。
 「この先彼女は元居た街の上層階の部屋に戻される。ソフトSMの献身婦はやって貰うけど」
 「え。それじゃほぼ解放ですか」
 東悠里は慄いている。
 「そうよ」
 「それで私達は」
 「来週ね。このまま続けるか。ハードを受けて病院の研修に協力してソフトSMの献身婦に戻るか。四国に行くかね」
 「ソフトSMは必須ですか」
 「四国に行けば」
 「ああ」
 「貴女達は一般のラウンジは使えない。使ってもいいけど。まあそれなりにね。最上階の女性専用かスーパーで買って自炊ね」
 「ああ」
 「まあ。ゆっくり考えて」
 舛田警視正は踵を返す。
 「あの。奈津美は」
 「他の房に移します。当分駄目ね」
 「どうしてですか」
 「私が気に入らないの」
 舛田警視正はそう言い置いて立ち去った。
 
 娼国。ホテル最上階天昇の間である。
 「イージス艦綾波からの報告よ。中国海軍の残存部隊の特殊潜航艇らしきのコンタクトを確認する。だつて」
 真紀子が気付いて読み上げる。
 「次は撃沈に来るか」
 平佐和はやや解決に期待する。
 「直ぐに動いてくれれば良いが」
 湯野中は何とも言えないと言う。
 「食糧は直ぐに尽きます。可能性があれば飛び付きます。前に撃沈された輸送船のコンテナ四つとも確保されたとしても潜水艦一隻百人近いです」
 葛城義和は可能性は有ると思っている。
 「コンタクトをしてくるなら狙ってはいるな」
 湯野中も否定はしない。
 「でも。時間は掛かるね。今回襲撃して来なければ。一週間後ね」
 真紀子はやや不安である。
 「病院に運んだ二人の状態が酷かったですから厳しいとは言えます」
 葛城義和も中国残存軍の出鱈目な拷問内容を心配する。
 「今のところ四国に放置しに来ては居ない。これ以上拉致して交換の危険は犯したくない。少しは手加減しているだろ」
 湯野中は暫くは大丈夫と推測する。所詮出て行った女達。心配までする事はないとの見解でもある。
 「三日置きにしない。一部往復させても」
 真紀子は積み荷を全部下ろさなくても良いという見解である。
 「野菜以外は冷凍か長く持つものです。囮にしましょう」
 葛城義和も真紀子に賛成する。
 
 娼国国営病院。
 溝口明日香中佐は大路七奈美と柳瀬香織の病室を見舞った。
 医師の説明では短い間に何人にも輪姦されて酷い炎症に菌が何種類も付着していて治り難いと説明された。
 四国の人達は心配ない。女医が二人ずつ交代で出張していると説明した。
 溝口明日香中佐は湯野中に連絡する。
 「これでは舛田警視正が夕嵐の面々を拷問した内容より回復が大変です。恐ろしい所です」
 「判った」
 湯野中は葛城義和に代わってしまう。
 葛城義和は報告に来るよう指示した。
 
 中国残存軍の海底基地。
 長谷京香は針を全部抜かれて小陰唇とクリトリスの周りが血みどろに成っていた。
 まだ床に大股開きで大の字に磔にされたままである。
 消毒液で拭かれてさらに暴れ泣き喚いた。
 王静艦長と張敏副長、少尉、下士官数名らは拷問の輪から外れてしまって会議を行っている。
 水兵だけで玩具とされていた。
 ローターとバイブレーターで責めるだけが暫く続いている。
 「今度はこの基地の上を通らないのだな」
 王静艦長は輸送船団の航路を問題にしていた。
 「そうです。撃沈しても引っ張り込むには距離が問題です」
 「原潜の修理は終わるから前の基地に戻るか」
 「あそこはもう燃料があまり残って無いです」
 張敏副長はジーゼル潜の燃料が足りないので今後は難しいとの意見である。
 「一旦あそこに運び込んで二隻に積み替えて此処か他に移動しましょう」
 少尉の意見である。
 「そうか。それが良いな」
 王静艦長も納得した。
 水兵らは長谷京香を弄っている間にまた欲情してくる。
 合図をし合って順番を決めて輪姦そうとした。
 一人目が床に大股開きで大の字に固定された長谷京香に被さる。
 「もうやめてーーーーーーーーーーーーーーーー。お○○こきれちゃうよーーーーーーーーーーーーーーーー」
 長谷京香は悲痛な声で叫ぶ。
 それでも一人目はペニスを掴んで入れようとした。
 長谷京香は逃れんと躰を捩る。
 「だめーーーーーーーーーーーー。ほんとにだめーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 長谷京香は泣き叫ぶ。
 「おい。それじゃ口で抜いてくれるか」
 一人が交換条件を出す。
 「ばか!噛まれるぞ」
 一人が注意する。
 「分かったから。お○○こは赦して」
 長谷京香は到底我慢できない事だがこれ以上膣の痛みに堪えられない。中が斬れてしまうのは何としても防ぐしかないと思った。
 「良いか。もし噛んだら顔を叩き潰すぞ」
 注意した男が念を押す。
 「うん。分かったよ」
 二人が掛かって床に磔にした手首の戒めを解く。上半身を持ち上げて大股開きのまま二人が後ろから支えて起こす。
 「さあ。口で抜いてくれ」
 長谷京香は観念して一呼吸入れる。
 中国水兵のさおを持って口に含む。非常に臭い。できるだけ息を止めて唾を垂れ流して舐め続ける。
 それでも水兵は残酷に長谷京香の頭を押さえて喉の奥に突っ込む。
 「ぐご、ご、ご、ご」
 長谷京香は辛さに涙を溢れさせた。
 水兵は長谷京香の喉の奥で果ててしまう。
 「ぐぼーーーーーーーーーーーーーーーー。うおーーーーーーーーーーーーーーーー。ううおおーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 長谷京香は嗚咽しながら強烈に嘔吐する。
 水兵の一人が既にバケツを用意していた。
 一人の水兵が水差しから水を渡す。長谷京香はそれで嗽した。
 既に次がズボンと下着を下ろして待っている。
 長谷京香にはこれもまた堪らない地獄である。
 
 娼国。ホテル最上階天昇の間。
 「R国諜報機関溝口明日香中佐。入ります」
 「同じく荻野大尉。入ります」
 葛城義和は既に帯広、宮崎、新川越、姉ヶ崎とテレビ会議を繋いでいた。
 姉ヶ崎は夏木洋一と盛高知里である。
 「中国の基地が汚すぎます」
 溝口明日香中佐は基地内の状況や中国兵の日常を聞いて来た。
 大路七奈美は四国で医療を担当しているだけに基地内の不潔な状況をよく観察していた。
 「とにかく中国の残存軍を撲滅して攫われた五人を取り戻すべきよ」
 真紀子は強い口調である。
 「娼帝國に従わない意志でも出る事を奨励してある程度の環境まで提供したのですから娼国主席の仰る通り五人を取り戻すべきです」
 溝口明日香中佐もきっぱりと意見する。
 湯野中はR国の工作員にそう意見されてやや苦い表情である。
 「今後も不満を唱えられたらその人達を受け入れて貰う必要が有ります。外敵からの治安を護る事と取り戻して身体の回復まではサポートすべきです」
 葛城義和もそれを認めた。
 「大路さんの状態は前の九人より酷いのか」
 平佐和は前に拉致された九人はそんなに掛らずに退院したと言いたい。
 「そうです。軍医が居なくて艦に残った衛生兵だけらしいです。それが衛生条件を悪化させていると思われます」
 「いったい南沙諸島に基地は幾つ在るのだ」
 湯野中がぼやく。
 「中国の赤い舌の防衛に張り巡らされた基地です。恐ろしい規模だったのでしょう」
 葛城義和の見解である。
 「潜水艦が襲撃して来ても人質が居る以上撃沈はできないな」
 平佐和も状況からそういう見解に成る。
 「そうよ。基地を突き止めて乗り込むべきよ」
 真紀子はあくまで基地ごと潰すべきとの見解である。
 「井上中佐は津島CIC長官とイージス艦で待機しています」
 井上貴江中佐は津島CIC長官に次ぐ射撃の名手。津島の隊と一緒に部下を連れて乗り込む為に待機していた。
 
 翌日。中国の残存軍の海底基地である。
 王静艦長らは下士官一名と水兵三名を女性の監視に残して潜水艦二隻で元の基地に向かった。
 長谷京香は昨日の恐ろしい拷問のあと暫く泣き続けて今は死んだように眠っている。
 王静艦長は女に手を出すなと下士官に命令して行った。
 原潜とジーゼル潜は二隻で以前の基地に近い海底に着底する。
 小型潜航艇が潜望鏡震度で船団の接近を待ち構えて見張りに就く。
 船団は以前に確認したのと同じ時刻に来た。
 小型潜航艇は潜水艦に報告して海底に降下する。
 原潜が護衛のイージス艦に近付いて直ぐに進路を変える。
 全速で逃げながら艦尾の魚雷をイージス艦に向かって発射した。そのまま深々度に降下する。
 護衛に就いていたイージス艦江風が確認して魚雷をミサイルで処理した。それ以上追い掛けない。
 ジーゼル潜が反対側から護衛のイージス艦に一番遠い輸送船に向けて魚雷を四本放つ。
 輸送船は四本船腹に食らった。そのまま舷側に倒れて沈没する。
 イージス艦は一列縦隊だった船団を三列にして最後尾に付く。
 潜水艦二隻と小型潜航艇は海底に暫く待機する。
 小型潜航艇は既にコンテナの位置を確認していた。
 船団とイージス艦が去ったのを確認してコンテナを基地に運び込む。
 コンテナの中身を二隻の潜水艦に積み込み作業に掛かった。
 「艦長何だか急いだ方が良いような気がします」
 少尉が王静艦長にそう進言する。予感のようなものであった。
 「そうだな」
 王静艦長も同じように思っていたのである。
 積み込んだら直ぐに出航する。
 てんとう虫の発信機カメラは既に海上の人口島に出ていた。
 
 津島と井上貴江中佐はイージス艦冬月と初月に分乗して特殊潜航艇に乗ったまま待機している。
 位置が報告された。
 「殆ど撃沈された海域だな」
 そのまま二隻のイージス艦は全速で向かう。
 江風に便乗していれば良かったようなものだが直ぐに追い掛ければ警戒して敵は動かないと見ていた。
 
 原潜とジーゼル潜の二隻は既に基地を離れている。ベトナム近海に向かって航行していた。
 「魚、野菜、コメ、ビールが手に入りましたが肉が無かったですね」
 少尉が積んだ物を確認していた。
 原潜は王静艦長が操艦してジーゼル潜は張敏副長が操艦している。
 「当面は安泰だが早く自給自足手段を確保しないとどうにもならん」
 王静艦長は何とか成功したが次は難しいと見ていた。
 「そうですね。やはり利尻に行きますか」
 少尉が確認する。
 「もっと遠くに核汚染されてない島か何か無いものかな」
 王静艦長は日本近海から離れる事を模索していた。
 
 津島と井上貴江中佐は海底基地に突入する。だがコンテナが四つ運び込まれ空に成っているのを確認した。
 また失敗である。
 
 娼国。ホテル最上階天昇の間。
 「えーー。基地にコンテナが運び込まれて基地は藻抜けの空」
 真紀子が井上貴江中佐から報告を受けた。
 「何とまたやられたか」
 湯野中は歯軋りする口調である。
 「最近人が滞在した形跡は有るの」
 「牢屋のような場所に女性がいた形跡も有ります」
 井上貴江中佐はそう報告する。
 「基地のほぼ真上で撃沈して他の基地に移動したか」
 湯野中はそう推測した。
 「奴等も用心深く成ってますね」
 「こうなったら人口島の海底を全部調査しかない」
 湯野中は煮え滾る。
 「それしかないですね。早く一斉にやりましょう」
 葛城義和はこの先の動きを心配する。
 「さらに何処かに動くと言うの」
 真紀子は葛城義和の真意をくみ取った。
 「用心深い奴等です。今回略奪できても次は無理と考えるでしょう」
 「それで何処か食糧の自給できるところを探すとか」
 「その可能性が高いです。そう成ると女性らの救出は絶望です」
 「そうね。急ぎましょう」
 真紀子も事態を案じた。
 
 イージス艦を動員して人口島の海底にロボット水兵が潜って潜水艦の出入りを監視する。
 一ヶ所に十数体が潜った。
 イージス艦は島に停泊していると警戒されるので離れて洋上を航行する。
 
 ロボット水兵が潜った時点で王静艦長は少尉と半数の部下を乗せて島探しに出発していた。
 張敏副長以下が残る基地付近にもR国のロボット水兵が潜って監視している。
 王静艦長の原潜には早瀬川來未と広中美沙が乗せられていた。
 広中美沙はいま配置に就いてない下士官を中心に水兵らに輪姦されている。
 艦の体制は少尉が副長の代わりで下士官が四人である。
 「ボルネオ近海じゃ駄目だな」
 王静艦長は発令所でコーヒーを飲みながら呟く。
 「それ以前に娼帝國の警備範囲です」
 少尉はメロンコンクを炭酸で割っていた。
 「南半球で探すか」
 「それしかないです」
 「畑が既に有って、食料に成る動物がいて海が汚染されてなければ良いのだがな」
 「娼帝國が広範囲に爆撃を行ったと聞いています。使える島が残っていれば良いですが」
 少尉は以前に乗っていた艦内で娼帝國の機動部隊が世界中に遠征して広範囲に爆撃を行ったと聞いていた。
 「何故だ」
 王静艦長もその話は聞いている。
 「二度と戦争が起きないように日系民族以外地球上から抹消する意志です」
 「奴等だけの地球じゃないぞ」
 王静艦長は怒りを剥き出す。
 「そう言ってもいま娼帝國と戦える戦力は何処にも有りません」
 「滅ぼされない為には見付からない所で静かにか」
 「そうですね。女は五人手に入っています」
 「艦長。オーストラリアからニュージイランド方向に舵を切りますか」
 下士官が確認する。
 「どうする」
 王静艦長は少尉に聞く。
 「取り敢えずそっちに向かって手頃な島を探しましょう」
 少尉もソロモン諸島付近は完全に核に汚染されていたと認識している。
 
 四国中村。
 マンションタイプの建物の二階。食堂件会議室に全員が集まっている。
 「真奈美と香織は来週位には退院して戻って来られそうです」
 山科穂香が帝国から貰った内容を説明していた。
 「私達では武器が有っても護りきれないです」
 「それですが。溝口中佐が交渉して下さいまして中国残存軍の片が付くまでロボット兵を一個小隊派遣して下さることと成りました」
 「いつから」
 「もう直着くとのことです」
 「良かった」
 歓声と言うより緊迫が崩れるように皆で安堵した。
 ロボット兵なら襲われる心配もない。
 「七奈美らの供述から最初に攫われた三名は今のところ無事だと思われるとのことです」
 
 娼国。ホテル最上階天昇の間。
 「一週間経ったが確認報告は無いな」
 平佐和はけりが着かない事に焦れていた。
 「そうよ。いつまで五人が持ちこたえられるかよ」
 真紀子はこの五人を何としても回収しなければとの意識である。
 「かなり綿密にロボット水兵を配置したし。海上は索敵機とイージス艦が警備している。潜水艦隊も警戒行動をしている」
 湯野中はこれだけやっても駄目かと言いたい。
 「餌が手に入ったから基地の中で呆けているのでは」
 平佐和は食料を確保したので遊んでいると推測する。
 「私はそう思えません。食料を得たので安住の地を探して航海に出たのではないでしょうか」
 葛城義和は最悪の事態を想定した。
 「そうだったら五人の女も一緒に乗せて行ってしまうよね」
 真紀子もさらに回収の難しさを案じる。
 「それでは衛星が捉えてくれれもしなければ発見は難しい」
 湯野中も絶望とぼやく。
 「どうだろう。中国が進出していた南半球の島に絞っては。機動部隊を派遣して索敵すれば生活手段が確保できて核汚染してないところは少ない」
 平佐和は当たりを付けて範囲を絞ると言う。
 「これまでの人口島の海底監視はそのままで一個機動部隊を出してやってみますか」
 葛城義和も範囲は絞れると思った。
 「ねえ。人間の乗った索敵を加えてみない」
 「上野大尉か」
 真紀子の提案に平佐和も納得する。
 一番南に居た第七機動部隊がソロモン方向に進路を取った。
 上野大尉以下十五名がR国南の空軍基地からこの機動部隊に向けて出発する。
 
 中国残存軍の原潜。
 下士官が水兵二人に手伝わせて早瀬川來未を隔離居住区から発令所に引っ張って来た。
 「今日はいい声で鳴いてもらおう」
 少尉が弄りたくてうずうずしていたのである。
 下士官と少尉、水兵二人が手伝って全裸にして海図を載せる台にM字開脚に縛ってしまう。
 「まだ残ってますよ」
 下士官がドテの黒い塊を指摘する。
 「抜いてしまうか」
 少尉はまたあの悲鳴が聞きたい。
 「やめてーーーーーーーーーーーー。ぬかないでーーーーーーーーーーーーー。いやーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 早瀬川來未は強烈に拒絶姿勢に成る。
 「無い方が綺麗だぞ」
 「やめてよーーーーーーーーーーーーーーーー。ぬいたらなくなちゃうよーーーーーーーーーーーーーーー」
 早瀬川來未は既に泣き悲鳴である。
 「今回は大陰唇の周りだけ抜いて。後は焼こう。全部抜くのは島が見つかってからお祝いだ」
 王静艦長が半分次回廻しにする。
 水兵が二人左右から太腿を押さえてM字開脚の股間を広げる。
 下士官が粘着テープを千切って少尉に渡す。
 「あ、あーーーーーーーーーーーーー。いやあーーーーーーーーーーーーーーいやあーーーーーーーーーーーーーー」
 早瀬川來未は目を吊り上げ大口を破裂させて喚き散らす。
 少尉は大陰唇の周りの陰毛を包むように片側に貼る。
 「あーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーー」
 少尉は入念に上から擦る。
 「あーーーーーーーーーーーーーーーだめーーーーーーーーーーーーーーー」
 下士官はもう一枚千切る。
 少尉は反対側の大陰唇に貼る。
 「あはああーーーーーーーーーーーーーー。。あ、ああーーーーーーーーーーーーーーーーーん。ああーーーーーーーーーーーーーーーーーーん」
 早瀬川來未は涙を飛ばして泣き叫ぶ。
 四国中村のレズゲームで負けて剃毛されて全員の前に晒されたのを思い出す。女同士でも目から火が出るくらい恥ずかしかった。
 少尉と下士官が二人掛かって確り擦る。
 「あ、ああーーーーーーーーーーーーーーーー」
 早瀬川來未は震え藻掻くがどうにもならない。
 「よし」
 少尉は下士官を促す。
 下士官が粘着テープの片方を掴む。
 「あ、はあーーーーーーーーーーーーーーーん」
 下士官は早瀬川來未の泣き悲鳴を他所に一気に引っぺがす。
 「うはああーーーーーーーーーーーーーーーーーあがあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 早瀬川來未大口を破裂させて強烈に悲鳴を上げた。一気に抜かれると相当に痛いのである。
 「あはあーーーーーーーーーーん。あはん。あはん。あはあーーーん。あはん。ああ。ああ。あはあーーーーーーーん」
 早瀬川來未は痛みと理不尽極まりない仕打ちに泣き続ける。
 今度は少尉が粘着テープの端を掴む。
 「あはあーーーーーーー」
 早瀬川來未はそれを見上げて恨みを込める。
 少尉も一気に引っぺがす。
 「うおーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。うぐううーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。うーーーーーーーーーーーーーーー」
 早瀬川來未は暴れ藻掻き泣き叫ぶ。
 「ぐう、うーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。いたいーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。うぐーーーーーーーーーーーーーーー」
 涙はぽろぽろ零れた。
 王静艦長が金属の櫛と蝋燭を持って来る。
 ドテの陰毛に櫛を充てて蝋燭に点火した。
 「あーーーーーーーーーーーーーーー。いやあーーーーーーーーーーーーー」
 王静艦長は陰毛の下に深く櫛を差し込んで蝋燭の火で陰毛を焼く。
 陰毛は一気に縮れて溶ける。
 「あ、ああはあーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 続けて焼く。
 「あーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 さらに櫛の位置を変えて焼く。
 「あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 早瀬川來未は強烈な悲鳴を上げ続けた。
 僅かにドテの皮膚表面に残った陰毛を少尉がローションを掛けてT字剃刀で剃ってしまう。
 「あはあーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーー」
 早瀬川來未の躰は怒りと恐怖にわなわな震える。
 「姉ちゃんのおっぱい柔らかそうだな。鞭で叩いたら痛そう」
 少尉はさらに早瀬川來未を怯えさせる事を言う。
 「太腿も白くて柔らかそうです」
 下士官がそそらせるように指摘する。
 「そうだな。余分な肉は余りないが肌理が細かく柔らかそうだ」
 少尉はその艶めかしさを噛みしめてしまう。さらに加虐心が滾る。
 「鞭は積んでいませんよ」
 「そうか。積み忘れたか」
 少尉は残念がる。
 「ベルトでも使いますか」
 下士官は適当な思い付きで言う。
 少尉は少し考える。
 「お前ら。大陰唇に数本残ったの抜いておけ」
 少尉は水兵に命令して居住区に向かう。
 「今どの辺りだ」
 王静艦長が下士官に確認する。
 「ソロモン海を過ぎるところです」
 「珊瑚海の手前で進路変更だ」
 王静艦長はバヌアツ付近に向かおうとしていた。
 「あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 早瀬川來未が悲鳴を上げる。
 少尉は小さな籠に蜥蜴を入れて来た。
 「いやあーーーーーーーーーーーーーー。いや。いやよーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 早瀬川來未葉は狂った様に叫ぶ。
 「クスコと縫う医具は有ったな」
 「さすがにそれは有ります」
 水兵が答える。
 少尉はクスコを受け取る。
 「お○○この中を遊ばせて貰うよ」
 少尉は恐ろしい事を企んでいた。
 「なにするのーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 早瀬川來未は恐怖に叫ぶ。
 
 第七機動部隊はパラオ付近を航行していた。
 後方よりF18の編隊が近付く。
 上野愛奈海軍大尉以下十五名の中隊である。
 全機旗艦有明に着艦した。
 「上野大尉以下十五名着任しました」
 「ご苦労」
 司令長官角谷少将が答礼する。
 「ソロモン海を過ぎたら索敵に向かいます」
 上野大尉は葛城義和国家顧問の指令で動いていた。
 「そちらに当たりを付けられたか」
 「はい」
 「お食事も用意している。それまでゆっくりされるが良い」
 中尉の徽章が会議室に案内した。
 機動部隊は索敵機を飛ばしながらソロモン海に進路を取る。
 上野大尉らは会議室で食事を摂りながら海図を確認して人が住めそうな島を探す。
 「これまでの索敵結果ですがソロモン諸島は大方破壊されていました。ガダルカナル島北岸にある首都ホニアラ付近は完全に核汚染されています」
 案内した中尉がこれまでの索敵結果を報告する。
 
 中国残存軍の原潜。
 「いやよーーーーーーーーーーーーーーー。いやあーーーーーーーーーーーーーーーーー。いやあーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 早瀬川來未は泣き叫び続けていた。
 水兵二人が強く躰を押さえる。
 下士官は腹を押さえた。
 少尉がクスコを膣に強く差し込む。
 「あがあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 強引に押し込んで螺子を回して広げてしまう。
 「いやあーーーーーーーーーーーーーーーーー。いやあーーーーーーーーーーーーーーーやめてーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 早瀬川來未は狂った様に叫ぶ。
 「子宮の中まで綺麗に丸見え」
 少尉は詰る。
 先の強化された先の強化されたピンセットを二本持つ。
 籠の中の蜥蜴を一本で掴む。
 その状態で下士官が籠の口を開く。
 もう一本で口から掴んで取り出す。
 少尉は縫う道具を用意していた。
 蜥蜴をクスコに近づける。
 「あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーーーーーー」
 早瀬川來未は強烈な悲鳴を上げる。
 少尉は蜥蜴をクスコの奥に投げ込む。
 そして一気にクスコを抜く。
 「あーーーーーーーーあーーーーーーーーーーーーーーあーあーーーーーーーーああーーーーーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーー」
 早瀬川來未は強烈に喚く。
 「あはあーーーーーーあはあーーーーーーーーーああーーーーーーーーーーーーあはああーーーーーーーーーああーーーーーーーーーーーー」
 早瀬川來未は狂った様に表情をかき乱して泣き叫ぶ。
 水兵二人が両側から早瀬川來未の太腿を抱き抱えて強く抑える。
 「あーーーーーーーーーーあああーーーーーーーーーーーーーああーーーーーーーーーーーあがあーーーーーーーーーーーーーー」
 早瀬川來未は上半身を揺すって藻掻く。
 下士官は上半身を抱き抱える。
 「いやあーーーーーーーーーーーああーーーーーーーーーーーあーあーーーーーーーーーーーーああーーーーーーーーーーーああーーーーーーーーーー」
 早瀬川來未はそれでも強い力で藻掻く。
 あと二人水兵が加勢して押さえる。
 少尉は早瀬川來未の小陰唇を二枚合わせて抓む。そして針を突き刺す。
 「うぐうーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 早瀬川來未は涙を溢れさせて甲高い悲鳴を絞り出す。
 一気に突き通して貫く。
 「うーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 縫合糸を引っ張る。
 「ぐうーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 少尉は反対側から突き刺す。一気に縫合糸ごと抜く。
 「ぐーーーーーーーうーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 強烈に甲高い悲鳴に成った。
 膣の中で蜥蜴が暴れる。
 「あはああーーーーーーーーーーーーん。やだあーーーーーーーーーーー。だしてーーーーーーーーー。あーーーーーーーだめーーーーーーーーーーー」
 早瀬川來未は五人が押さえていても強烈に藻掻く。
 少尉はさらに小陰唇を抓んで針を突き刺す。
 「うぐーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。やめてーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 早瀬川來未は涙を溢れさせ表情を究極に崩壊させて泣き叫ぶ。
 少尉は三針目の縫合糸を強く引っ張る。
 「うぐ、うぐーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 少尉はすかさず四針目を突き刺す。
 「うぐうーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。やめてーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ゆるしてーーーーーーーーーーーーー」
 早瀬川來未は狂った様に泣き喚く。
 「あ、ああーーーーーーーーーーーーーーーーん。やだあーーーーーーーーーーーーーーーーーー。だしてーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 さらに泣き叫ぶ。
 「そのくらいにしておけ。狂ってしまっては玩具に成らん」
 王静艦長が状況を見て止める。
 「はい」
 少尉も興奮から我に返って小さな鋏を手にした。
 縫った小陰唇の間を口だけ広げて間の縫合糸を一本ずつ切る。
 「うーーーーーーーーーーーーー。うーーーーーーーーーーーーーーー」
 縫合糸を切って小陰唇を広げると膣口から蜥蜴が飛び出す。
 そのまま一気に逃げてしまう。
 「あはあーーーーーーーーーーーーーん。ああーーーーーーーーーーーん。ああーーーーーーーーーーん。あはん。あはん。あはん」
 早瀬川來未は泣き続けた。
 少尉はもう一度クスコを手にする。
 「やめてーーーーーーーーーーーーーーー。もうゆるしてーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 早瀬川來未は金切り声で叫ぶ。
 「大人しくしろ。洗ってやるのだ」
 「あはあーーーーーーー」
 早瀬川來未は体の力を抜く。
 少尉はクスコで奥を広げて水兵がボウルで受ける。下士官が浣腸器で水を流し込む。
 「戦闘機だ!急速潜航」
 王静艦長が潜望鏡を下ろして叫ぶ。
 潜航舵を下げて一気に震々度に降下する。
 
 「潜水艦発見」
 パイロットは直ぐに位置を連絡する。
 潜望鏡深度で航行していた潜水艦は上空から水の中の姿が確認できる。
 上野愛奈大尉の指揮下の機は全部空母に戻る。
 全機燃料を補給してコンタクトしている機の居る海域に向かう。
 さらにイージス艦が二隻艦隊から離脱して現場海域に向かった。
 
 「帝國のF18だ。こんな所まで現れるのか」
 王静艦長はやや驚愕していた。
 「どうします」
 「この付近で探すのは無理だな」
 王静艦長は考え込む。
 早瀬川來未と広中美沙は隔離居住区に戻されて監禁された。
 全員が戦闘配置に就く。
 
 娼国。ホテル最上階天昇の間。
 「上野大尉の部下が潜水艦を発見したらしい。珊瑚海よ」
 真紀子が情報をキャッチした。
 「やはりそっち方向に行ったか」
 平佐和は葛城義和の予測通りだったと言う。
 「すると基地は蛻の殻か」
 湯野中は完全に基地を捨てたと思った。
 「そうとも言えません。戻って来ないとも言えません。全員が乗艦して行ったとも言えません。警戒は続けましょう」
 葛城義和は警戒を緩めないと主張する。
 「そうね」
 真紀子も納得した。
 
 第七機動部隊旗艦有明の長官公室。
 「これは中国のジーゼル潜ではない」
 有明の艦長が指摘する。上野愛奈大尉の部下が捉えた画像から分析していた。
 「それじゃ」
 「これは中国の最新型の原潜だ」
 「まだ居たのですか」
 潜水艦は一隻でなかったと判明した。
 
 娼国。ホテル最上階天昇の間。
 「潜水艦は一隻ではない。発見されたのは中国海軍の最新型の原潜」
 湯野中は驚く。
 「基地だけではなく他の部隊も生き残っていたのか」
 平佐和はさらなる脅威と感じる。
 「それ以前に輸送船を撃沈された時。既に二隻だったと思われます。イージス艦江風のデータから雷撃角度が二隻居ないと不可能と思われます」
 葛城義和は輸送船の撃沈された状態の解析を依頼していた。
 「最初から二隻残っていたか」
 「いいえ。多分ジーゼル潜では燃料が続かないので何処かの基地に残っていた原潜を探し出したのでしょう」
 「無傷で」
 「基地が有れば多少の修理は可能です」
 「そうすると。奴らは原潜に乗って新天地を探しているの」
 真紀子はジーゼル潜は乗り捨てたと思った。
 「半分だけか全部かはなんとも言えません」
 「そう成ると女性はどっちに居るか」
 「それも分散と見るしかないです」
 「そうね」
 「その艦は撃沈できないな」
 「スクリューを破壊して乗り込むしかないな」
 湯野中も難しい表情である。
 「とにかく珊瑚海に兵力を投入しましょう」
 生方少将の第三機動部隊に命令が下った。
 
 中国残存軍の海底基地。
 志村恵里、香山芳美、長谷京香の三名が毎日のように輪姦されていた。
 躰がもうがたがたで堪えられない状態である。
 いつ終わりが来るか先の見えない中国残存軍。その憂さ晴らしの性欲は限りない。
 張敏副長が牢屋を覗いて三人の女の衰弱ぶりに驚いた。
 「これじゃ数日無理だな」
 さすがに回復を待とうと判断するしかない。
 「もう少し攫って来ますか」
 下士官はまだ欲していた。
 「此処から小型潜航艇では行けないぞ」
 張敏副長は簡単に言うなと言いたい。
 「攫えるだけ攫って数が多い方が」
 下士官はまだ女が足りないと思っていた。
 「うーーん」
 張敏副長は考え込む。
 「私が指揮を執って乗り込みますよ」
 下士官は押し切る。
 女性三名と見張りを三名残してジーゼル潜で出発した。
 直ぐにロボット水兵一体が海上に出て状況を発信する。
 近くに居たイージス艦が急行した。
 ロボット水兵だけで小型潜航艇を出す。小型潜航艇を先頭に海底の基地に突入する。中にたいした兵力は居ない。
 三名居た水兵がロボット水兵に応戦するが数秒でけりが着く。牢屋を叩き壊して女性三名を確保した。
 そのまま小型潜航艇で脱出してイージス艦に回収する。さらにイージス艦の搭載ジェットヘリで娼国の病院へ運ぶ。
 
 娼国。ホテル最上階天昇の間。
 「三人救出できたよ」
 真紀子が状況を確認する。
 「何処だ」
 「ベトナムに一番近い南沙諸島の海底基地。潜水艦を修理した形跡も有るとの事よ」
 「あと二人だな。その艦に乗っている確率は低いだろうが」
 「津島はその艦が戻ったら潜水艦で突入すると言っているよ」
 「それが賢明ですね」
 
 四国中村。
 中国残存軍のジーゼル潜は日暮れを待ってセイルの上部だけ浮上して下士官に率いられた水兵が十人くらい上陸した。
 直ぐに見張っていたロボット兵が射撃する。
 率いていた下士官が一番に射殺された。水兵らも応戦するが一分足らずで殲滅させられてしまう。
 張敏副長は潜望鏡で状況を見ていて直ぐに急速潜航する。
 尾行に注意しながら基地に戻る。
 尾行の必要はなかった。
 既に津島は娼国の潜水艦で井上貴江中佐はR国の潜水艦で基地付近の海底に待機している。
 そして基地内にはロボット水兵が待ち構えていた。
 ジーゼル潜は静かに基地に侵入する。
 水門が開いて桟橋に接岸してハッチを開けて出るとロボット水兵が銃を構えていた。
 セイルとハッチから機関銃で応戦するがロボット水兵に乗り込まれてしまう。
 そしてもう一度水門が開いて原潜が二隻桟橋に侵入する。
 既に機関銃の水兵は射殺されてロボット水兵は艦内に侵入していた。
 艦内ではロボット水兵は銃を発砲しないで短刀で水兵を刺し殺す。
 張敏副長は発令所で拳銃を使って自決した。
 降伏しようとする水兵もロボット水兵は容赦なく刺し殺す。
 津島らと井上貴江中佐らが乗り込んだ時は総て片付いていた。
 艦内に女性が居ない事を確認にしてロボット水兵を残して引き上げる。
 
 娼国。ホテル最上階天昇の間。
 「女性は艦内に居なかったか。これなると上野大尉の部下が発見した原潜に二人が乗っている確率が高いな」
 湯野中はR国の潜水艦隊に指示を出した。
 夕食が終ってからも四人がモニターに注目している。津梨清吉は休みなので仲居が刺身を運んで来た。
 「朝までロボット操縦の索敵は続いている。衛星も範囲を絞っているよ。上野大尉らは朝から始める」
 「この海域で何とか捕まえたいな」
 それには潜水艦隊が現場海域に着かないと難しい。
 「深々度に逃げられると厳しいね」
 真紀子も厳しい表情である。
 「潜水艦一隻、二隻にここまで?き廻されるか」
 平佐和はぼやく。
 
 四国中村。
 大路七奈美と柳瀬香織が娼国の病院を退院してイージス艦で戻って来た。
 二階の食堂兼会議室で歓迎の酒盛りが行われている。
 少し前に志村恵里、香山芳美、長谷京香が娼国の病院に収容された事が伝えられていた。
 「あと二人。広中美沙と早瀬川來未が珊瑚海で哨戒中発見された潜水艦の中らしいの」
 山科穂香は悲痛な表情で大路七奈美に説明する。
 「酷い拷問だよ。お○○こに酒突っ込んでアルコール中毒にして二十人以上に毎日輪姦されたよ」
 気丈な大路七奈美の目に僅かに涙が溢れかけていた。
 「全治三週間だものね。大変でした」
 山科穂香も返す言葉に躊躇う。
 「イージス艦で訊いたけど助かった三人もかなり重症らしい」
 大路七奈美は中国軍への怒りが沸騰していた。
 「でも娼帝國は随分助けてくれました」
 「そうよね。感謝です」
 柳瀬香織は注がれたビールを一気に飲み干す。
 「菌を殺すので抗生剤が効かなくなるからずっと飲めなかった。毎日検査でようやく綺麗に成ったよ」
 「汚い所だったのだね」
 「汚いなんてものじゃない。水兵も汚いし基地も汚すぎ」
 柳瀬香織は吐き捨てるように言う。
 
 中国残存軍の最後の原潜。
 海中深く着底して。見張り一人を残して全員が眠っていた。交代で操艦できる人数は乗ってない。
 帝国の軍艦とは全く構造が違う。
 早瀬川來未と広中美沙は隔離居住区で死んだように眠っていた。
 翌朝五時に夜間当直の下士官が総員起こしを掛ける。
 その下士官は十時まで仮眠を取らせてもらう。
 発令所に王静艦長と少尉、下士官らが集まった。
 「全く安住先を探すのは難しいな」
 王静艦長は意気消沈している。
 「上空から艦載機に索敵されてはこの先進んでも駄目ですね」
 少尉も島が有っても上陸したら攻撃されると考えた。
 「一度基地に戻ろう」
 王静艦長は力なく言う。
 早瀬川來未と広中美沙は連日水兵らに代わる代わる輪姦された。
 
 娼国。ホテル最上階天昇の間。
 今日は津梨清吉がカウンターを出して昼食の寿司を握る。
 「上野大尉からその後潜水艦は全く見つからないようよ」
 真紀子が上野愛奈大尉の報告を伝えた。
 「どっちへ行ったかな」
 「潜水艦の行動範囲は全部索敵しているよ」
 「基地に一度も戻ろうとしたのではないか」
 湯野中の憶測である。
 「その可能性が高いですな。あんな所で空母の艦載機に見つかったのでは島に上陸は絶望と考えるでしょう」
 「一度基地に戻って北欧に向かうとか」
 「しかしそっちは完全に汚染されているのじゃないか」
 平佐和はそれも無理と見る。
 
 数日後。中国残存軍の原潜は南シナ海の基地に近付いて潜水艦を探知した。
 直ぐに海底に着底する。
 「艦長。スクリュー音は複数です。海上からも高速スクリュー音です」
 聴音器を付けた水兵が報告した。
 「娼帝國の艦隊がこの基地を囲んでいますね」
 少尉も事態を憶測する。
 「基地が察知されたな」
 「もうどうにもなりませんね」
 「とにかくスクリュー音が静かに成ったら此処を離れよう」
 「もう終わりですよ。この艦に積んだ食糧だけではそんなに持ちません。こうなったらせめて娼帝國の空母を破壊して終わりたいですなね」
 少尉は最後の花火と言わんばかりである。
 「ならば女は帰してやろう」
 王静艦長は道連れは勘弁しようと言い出す。
 「それなら最後に輪姦して拷問させてください」
 少尉は最後の愉しみを主張する。
 半数ずつに分けても二十一名である。二日に分ければ何とか耐えられる。
 「女二人を脱出カプセルで海上に出して敵がそれに気を取られた間に空母を狙って高性能魚雷を使おう」
 「破壊力が三倍の」
 「そうだ。二本だけ積まれていた」
 それから二日に渡って早瀬川來未と広中美沙は水兵らの最後の思いを込めて輪姦された。
 三日目の朝である。
 「もう生き物は居ないな」
 少尉は最後の拷問と残酷な事を考えていた。
 「蜥蜴に逃げられましたからね。ゴキブリも居ません」
 下士官は何も無いと言う。
 「それじゃ。二人の女のま○こにウオッカ流し込んで縫ってしまおう」
 「おーーーーーーーーーーー」
 歓声が上がる。
 広中美沙が先に引っ張り出された。
 「もう直な。脱出カプセルで逃がしてやる。海上に出たら娼帝國が拾ってくれる。最後の拷問だ。愉しませろ」
 少尉が広中美沙に因果を含める。
 「ねえ。帰らしてくれるの」
 広中美沙は帰れると聞いて歓喜した。
 「ああ。海上は娼帝國の船だらけだ。拾ってくれるよ」
 少尉は最後の拷問がやりたい。
 海図を載せる台に乗せてマン繰り返しのX字開脚にしてしまう。
 「あ、ああーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 女の部分は真上を向けられて丸出しである。今更でも恥ずかしい。そして帰れる喜びでかき消された最後の拷問と言う言葉に怯える。
 少尉はクスコを膣に突っ込む。
 下士官がウオッカの瓶を持って待つ。
 「えーーーーーーーーーーーーーーーー」
 広中美沙は急性アルコール中毒に怯える。
 下士官は容赦なくクスコの中に流し込む。
 「あ、ああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 広中美沙は辛い悲鳴を漏らす。
 水兵が二人確り太腿を抱くように押さえる。さらに肩を下士官二人が押さえてもう一人下士官が小陰唇を抓む。
 少尉は持針器で縫合針を持って下士官が抓み合わせた広中美沙の小陰唇に突き刺す。
 「う、うぐううーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 広中美沙から甲高い悲鳴が上がる。
 少尉は一気に縫合糸まで引っ張る。
 「う、うう、ぐうーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 広中美沙は藻掻こうとするが頑丈に押さえられていた。今回は素手で縫合針を持たない。医療用手袋をしている。
 数日前早瀬川來未の小陰唇を縫った時は素手で縫合針を掴んでいた。
 少尉は二針目を突き刺す。
 「うぐううーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 広中美沙は表情を情けなく崩壊させて悲鳴を上げる。
 少尉は悦びの表情で縫合糸を引っ張る。
 「うふううーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 広中美沙の破裂した表情は少尉らをとことん満足させた。縫い合わせた膣の奥には45度のウオッカが入っている。
 残酷極まりない処置である。
 少尉は悲鳴を愉しみながら八針も縫ってしまう。
 続いて早瀬川來未が引っ張って来られた。
 「いやあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 早瀬川來未は縫合針と縫合糸を見て悲鳴を上げてしまう。
 下士官と水兵が五人掛かって海図の台の上にマン繰り返しにする。
 「これで最後だ。終わったら脱出カプセルで海上に出してやる。娼帝國の船が沢山往来している。直ぐに救助してくれるよ」
 少尉はだから我慢しろと諭す。
 今度は王静艦長が医療用手袋をして持針器で縫合針を持っている。
 早瀬川來未はそれを見て前回は横着に素手で縫合針を持って縫われてしまったと悟る。
 下士官がクスコを早瀬川來未の膣に突っ込む。
 少尉がウオッカの瓶を持っていた。
 「あ、ああーーーーーーーーー」
 早瀬川來未は瞬時にウオッカを膣に流されてそのまま縫われると悟る。それでも解放して貰えば何とか成ると自分に言い聞かせた。
 既に昨日からの水兵らの行動からこの面々が死を意識していると感じ取っている。道連れは堪らない。
 王静艦長らは早瀬川來未の悲鳴をとことん愉しんだ。
 そして早瀬川來未と広中美沙を脱出用カプセルに収める。
 海底を移動しながら空母らしきスクリュー音を聞き分けけて待つ。
 「四軸スクリュー音です」
 聴音器の水兵が報告する。空母以外にない。
 「メインタンクブロー」
 潜水艦は一気に上昇する。
 専用のハッチから脱出カプセルを出す。カプセルは浮上した。
 
 近付いていたのは第五機動部隊の瑞鳳である。
 「何か浮き上がったぞ」
 艦橋のモニターに映像が映る。
 「カプセルの様な物だな」
 「人が乗ってます」
 「女だ」
 「二機だな。最後の二人だ直ぐに救助しろ」
 ヘリが二機発艦する。
 ホバリングして網を下ろしてカプセルを掬い上げる。
 その時。瑞鳳と隼鷹は二隻並んでいた。
 中国の潜水艦はその反対側に移動している。中国の潜水艦から魚雷が二本発射された。捨て身の攻撃である。
 イージス艦が気付いて魚雷にロケットを打つ。そして潜水艦に小型ミサイルを発射した。
 ミサイルは潜水艦のスクリューを破壊した。だが魚雷にロケットは命中したが二隻の空母の至近弾となる。
 二隻とも舷側に被害を受けた。爆発威力が大きかったのである。
 イージス艦は人質の女性二名をヘリが回収したので潜水艦に砲弾を撃ち込む。二発命中して潜水艦は轟沈した。
 
 娼国。ホテル最上階天昇の間。
 「最後の二人は回収。中国の原潜は撃沈。でもこっちの空母瑞鳳と隼鷹が中破よ」
 真紀子が機動部隊からの報告を伝える。
 「やれやれ。敵は壊滅して人質はまあ無事回収したが被害甚大だな」
 湯野中は片は付いたがとぼやく。
 「僅か一、二隻の潜水艦にここまで暴れられたか」
 平佐和も手古摺らされたと言う表情である。
 その後娼国の病院から二人の状況が報告されて驚愕した。命には別状ないがかなりの重症らしいとの事であった。
 
 女衒の國 その二十三 娼帝國の憂鬱 完 
 
 女衒の國 その二十四 続娼帝國の憂鬱 に続く




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