女衒の國 その十六 女躰拷問連鎖 この物語はフィクションであり、実在の人物、機関とは何ら関わりがありません。 二〇二一年冬至上元 (この小説は2020年10月現在未来形です。またこの二十四節気は平気法によるものです) 此処はR国。その北側奥地のD市である。 その一角に大きな敷地を持つ日本旅館。そのVIP専用離れルームの露天風呂。其処に娼国、R国の中枢が集まっていた。 優雅な露天風呂会議である。 「潜水艦一隻で逃げているメンバーだけでは無いでしょう」 娼国、R国は大高貞夫を葬ってスパイは捕らえた。残るは近海に接近していた細野英二二等海将らの潜水艦である。 「協力者が居るな」 日本から来ている民事党副総裁平佐和周一郎である。 その横には小倉紘子元警部が居る。 小倉紘子元警部は以前娼国の南の島に捕らえられていた。平佐和の女に成ることでR国にて平佐和の経営する現地風俗企業のCOOに納まった。 「細野らに協力者が有ればまたその人脈は拡大するぞ」 R国北の影の実力者湯野中匡史である。その隣にはこの旅館の女将市江廣子が付いている。 市江廣子はこの国で終身女躰奉仕刑及び加重死刑囚である。 だが市川廣子は真紀子と湯野中の協力者に転じた事でこの日本旅館を経営して莫大な利益を得ている。 「いつまで潜水艦で凌げるの」 「原潜です。食料さえ協力者が提供すればいつまでも可能です」 北嶋真紀子娼国副主席の質問に葛城義和が答える。 葛城義和の横には滝澤沙緒里ではなく出水茉里元巡査部長が居る。 滝澤沙緒里は葛城義和と出水茉里元巡査部長の関係は薄々気付いている。だが一切口には出さない。 夫婦ではない。一言でも言えば葛城義和は滝澤沙緒里から離れると分かっている。 葛城義和は一人の女に未練を持たない。 滝澤沙緒里は日本では自分の批判者が多い。この国に居るには葛城義和との関係は大切である。 「まだ敵は潜入して来るの」 「真紀子さんの懸念の通りです」 真紀子の質問に葛城義和が答える。その背中に出水茉里元巡査部長はぴったり乳首を密着させている。 「もうこれまでと同じ手では来ないでしょう」 「問題は情報を探っている敵の弁護士だ。それを突き止めないと」 平佐和もこの国の問題では済まない。保守党とそれに紐付く官僚らの安泰が掛かっているのである。 その平佐和の手は小倉紘子元警部の内腿に置かれている。 「柿崎に当たらせている。だがなかなか尻尾が掴めないらしい」 湯野中が忌々しそうに言う。 「ところで細野英二二等海将らがまた奪還に来ると思う。一番危険なのは南の島の鉄格子に残っている女か」 「小林由美子は死んだから不法入国でない者はもう居ないです。後は誰でも同じです」 平佐和の質問に真紀子が答える。 「T市の奥は危険がないのか」 平佐和は滝澤沙緒里の嘗ての同胞の事を危惧している。T市の奥には四人の死刑囚が居る。 日本人居住区の一番下のランクでメイドや警察員の住む区画である。 此処に滝澤沙緒里と一緒にR国に侵入した内山莉緒元警部補。それを奪還に他のメンバーとR国に侵入した生き残り木村史乃警部補が居る。 其処に岡村一美と一緒に日本で娼国工作員に捕えられた新井絵里が加れられた。 新井絵里と岡村一美は日本では殺人犯にされて指名手配された。そのままR国に逃亡してAV女優に成ったとされている。 最近この付近に田中道子も移された。 日本で葛城内閣に反対運動を起こして捕まった竹内優子。田中道子はそれを奪還しようとして仲間数名と娼国の南の島に潜入して捕まった。 その時に仲間は全員殺された。 「ないと思う。弁護士と雖もあそこに調査に入れば判るよ」 真紀子は安全な場所と答える。 「滝澤沙緒里さんの家に近くないか」 滝澤沙緒里は真紀子からR国T市のVIP日本人居住区に家を与えられた。日本にも高級マンションを貰っている。 「近くても沙緒里さんの区画には入れません」 「そうなのか葛城君」 平佐和は元総理でも葛城くんと呼ぶ。 葛城義和の立場はフリーの業務SEだった。 それを平佐和が娼国、R国に係わるサプライチェーンマネジメントの要件定義の仕事に紹介した。それから出世して現在に至っている。 「そうです。ヘリでしか通常出入りしません。でも真紀子さん。T市奥の警備を強化した方が良いのでは」 葛城義和はこっちを警戒している。この居住区にはメイドも住んでいる。弁護士は一人ではないと思う。情報収集ができないことはない。 「総統どうされます」 真紀子は北の領域なので湯野中に振る。 「分かっている。葛城先生と相談して検討するよ」 湯野中もこれまで何度も突破されている。葛城義和の言い分には真剣に対応する。 真紀子もT市奥の四人を狙われないか警戒していない訳ではなかった。態と楽観している発言をした。 真紀子が提言すれば湯野中は反発する。態と葛城義和から言わせたのである。 此処はM国。小さな湾に隣接する半島である。細野英二二等海将らは宇垣美佐都の協力で此処に落ち着いた。 潜水艦は湾内に着底してその姿を隠している。 この半島にはほぼ船で入るしかない。陸路は有るが山越えをしてジャングルを進まなければ成らない。 此処には使われなくなった一軒の宿泊施設が存在した。宇垣美佐都の友人が経営していた。それを借り切ったのである。 本日。日本から飛行機とバスを乗り次いで仲間が此処に着く。 静かな湾内を船が近付いて来る。荷物を運ぶ様な小さな貨物船が半島の簡易な桟橋に着いた。 女性フリージャーナリストが一人。女性カメラマンが一人。女性自衛官が二人。元女性警察官が一人乗っている。 此処に滞在する為の食料など物資が届けられる。 宇垣美佐都も同乗して来た。 女性自衛官は海外勤務のカモフラージュをして来ている。元警察官は退職してからである。 簡易なテーブルの会議室。潜水艦の乗員十六名と日本から来た五人。それに宇垣美佐都が加わり総勢二十二名である。 全員の前にノート端末が置かれている。 インターネットには接続しない。サーバーにある資料を閲覧する。吉岡理穂の残した資料から始まるこれまでの経緯が説明された。 「どうして大高氏の居場所が判ってしまったのですか」 「その経緯は現在のところ分かっておりません」 細野英二二等海将にもこれは謎であった。 「いま現在。娼国とR国に捕らえられているのはこの九人だけなのですか」 フリージャーナリスト伊藤千種である。美人であるが獰猛な印象と汚れた影を何故か漂わせる。 「そうです。弁護士らの調査で生存が確認されているのはこの九名です」 「消息不明なのは岡村一美さんと上野愛菜三等空尉ですね」 「それ以外は弁護士が徹底的に調査してくれました」 R国及びM国の弁護士を頼んで調べた結果である。過去に吉岡理穂が作った人脈を継承しながらさらに拡大した。 「吉岡さんたちは失敗したけど危険を顧みずよく頑張ったと思います。でも真野枝里名さん達は何故あの様な潜入方法を取ったのですか」 「反対意見もありました。真野さん達四人で判断して男性隊員を随伴する事で大高が承諾したのです」 「二回目の森川優紀巡査部長らの潜入もですか」 「その様に聞いています。私共はR国近海に潜水艦で待機していました。酒井美紀子さんらが発覚して自爆した時から大高の居場所は我々も知りません」 その潜入は細野英二二等海将らが知らないうちに大高が動いたのである。 「この先は九人の内何人かの奪還に絞るのですか」 「此処に居るメンバーもあの潜入方法には疑問でした。九人の内何人かの奪還で目的は果たせます」 「九人の奪還は当然です。でもそれでは弱いですね。民事党の大物か官僚へ娼国、R国から接待、献金、または深い繋がりを押さえて追求するべきです」 「娼国、R国への訪問だけではその証拠になりません。繋がりは判ってもそれだけでは既に週刊誌にはそれなりに面白く書かれています」 「そうです。葛城元総理は既に国会議員でさえありません。平佐和も副総裁というだけで議員は葛城元総理と一緒に辞任しています」 「もっと官僚から押さえましょう」 フリージャーナリスト伊藤千種は強行に押し切る。 他の四名も賛成する。 「奪還は私達が頑張ります。伊藤さんと木村さんそっちのスクープを進めて頂いてどうでしょう」 松井玲那元巡査部長である。 「何人も押さえる必要がありますが」 細野幸治自衛隊二等海佐である。 「分かっています。やるしか有りません」 伊藤千種はきっぱり断言する。フリーカメラマンの木村綾乃も納得する。 「何処を奪還しますか」 「私は長く収監されている内山莉緒警部補と木村史乃警部補。それから新井絵里さんと田中道子さんこの四人を奪還しようと思います」 松井玲那元巡査部長の考えである。 「問題はR国奥のT市。頑丈に護られたフェンスの内側です」 細野幸治自衛隊二等海佐は難しい場所であることを説明する。 「その事なのですが」 宇垣美佐都が挙手して口を挟む。 「何でしょう。宇垣さん」 「私の知っているR国の警察員が居ます。今度そっちに移動します。動いてはもらえませんが情報くらいは得られます」 「ありがとう御座います。そっちで検討しましょう」 その後は飲み会になった。 娼国北の島。昭和中期のホテル最上階に在る和食の特別座敷。 この座敷の窓からだけ南の島の全容が見渡せる。 この部屋の窓以外に北側の島の建物は南面に窓が無い。どの建物も南面は太陽光発電のパネルが設置されている。 エコ目的ではない。南の島を一般に見せない為である。 「生贄が届きました」 娼国の警察員が知らせに来る。 南側の島から田村眞子二等海尉がヘリで連れて来られた。 拷問要員に天葛少将も同行して来た。 田村眞子二等海尉は葛城義和との取引でT市秘宝館行きと刺青は免除された。 だが柿崎一行の元に移され上野愛菜三等空尉と隣り合わせに置くことでその本音が明確に成った。 その後南の島の鉄格子に戻された。 田村眞子二等海尉はバンケットにいる面々を見て慄いている。 「暫らくね。今日は私達の玩具に成ってもらいます」 田村眞子二等海尉は更に恐怖を表情に滲ませる。 三角木馬が用意されている。 田村眞子二等海尉には忌まわしい大道具である。これで随分泣かされた。女の部分の粘膜が斬れて数日陰湿かつ繊細な痛みに苦しんだ。 いまその三角木馬が目の前に有る。 天葛少将とその部下が作業に掛かる。 平佐和が立って天葛少将に耳打ちする。 「ええ。そこまで」 天葛少将は平佐和の要求にやや躊いでいる。 平佐和はにんまり哂って席に戻る。 田村眞子二等海尉はその平佐和より葛城義和に強い怒りの目を向ける。 天葛少将の部下二人が田村眞子二等海尉の移動用のスーツを脱がせる。支給のブラとショーツも一気に脱がせる。 腰を降ろさせて高手小手に縛る。 「どうしてあの南の島の鉄格子に戻されたか分かるわね」 「はい。上野と揉めていたので私の真意が伝わってしまいました」 「違うよ。貴方達が揉めていたから上野三等空尉に確認したのよ」 「ああ。そこまで」 「大高は死んだよ」 「えっ」 「彼女が居場所を突き止めてくれたのよ」 「ああーー。そんな」 田村眞子二等海尉は上野愛菜三等空尉がそこまでするとは思ってなかった。 「上野はいま」 「R国の空軍で曲芸飛行のリーダーをやっている。空軍大尉よ」 「飛行機に乗せて逃げないのですか」 「逃げないわ」 「いつでも同行者が付けば日本に帰れるから。帰るのは本人に好ましくなさそうだけど」 「確かに」 その間に田村眞子二等海尉への高手小手の縛りが完了する。 天葛少将は三角木馬のハンドルを回して台座を下げる。 田村眞子二等海尉に台座を跨がせる。ハンドルを回して台座を上昇させて股間に充てる。 部下が二人で躰を押さえる。天葛少将が田村眞子二等海尉の女の部分のびらびらで三角木馬の頂点を咥えさせる。 三角木馬の頂点は二センチくらい金属部分である。その先端一ミリくらいに鑢が掛かっている。それでも頂点はほぼ尖っている。 高手小手の背中で手首を縛り合わせた部分に天井の滑車から下がったフックを引っ掛ける。 部下が二人で田村眞子二等海尉の太腿と腰を押さえる。天葛少将がハンドルを回して台座を上昇させる。 「あ、あはあ、あーーーーーーーーー」 田村眞子二等海尉に三角木馬の刑は今回が初めてではない。それでも股間への衝撃に悲痛な呻き声を漏らす。 さらに三角木馬の上で躰は不安定にぐらつく。 見ていた葛城義和が滑車の縄を引いて張りを調整する。田村眞子二等海尉の上半身が三角木馬の上で倒れるのを防いだのである。 天葛少将はつま先の着かない高さまで上昇させる。 三角木馬の台座は高さ二十センチ。底辺の幅二十センチ。奥行きは一メートルある。 この台座にトランスから電源を繋ぐ。 天葛少将が田村眞子二等海尉の乳首の下を潜らせる様に乳房に針を貫き通す。 「ううーーーーーーーーーーー」 反対側の乳房も同じ様に針で貫通する。 「うーーーーーーーーー」 トランスに繋いだ小さな鰐口クリップを針の両端に接続する。 「判る。もう何も白状しなくていいのよ。痛みに堪えて。堪えられないなら泣き喚いて。そして羞恥を晒して私たちを愉しませてくれればいいのよ」 真紀子は怖さを滲ませ理不尽な要求を嘲る様に言う。 「・・・・・・・」 田村眞子二等海尉は何も言い返せない。何か言えば拷問が強化されるだけである。 「もう貴方にチャンスは無いよ。南の鉄格子でずっと奴隷ね。叔母さんになったら医療モルモットよ」 真紀子の言葉は自殺するならご自由にとも聞こえる。田村眞子二等海尉を絶望に追いやるだけである。 真紀子の宣告が終わったので天葛少将は三角木馬の頂点に電流を流す。 「ぐうああーーーーーーーーーーーーーーーー。うぐうううああーーーーーーーーーーーーーーーー。ぎゃああーーーーーーーーーーーーー」 田村眞子二等海尉は金属の頂点で摺れて粘膜が斬れるのが怖い。三角木馬の上で躰を硬くして身構える。それでも躰は震撼する。 「うーーううーーーーーーー。うぐううーーーーーーーーー」 田村眞子二等海尉の表情は究極に軋みまた歪む。 天葛少将は乳房に繋いだ鰐口クリップの電源も入れる。 「ぐううーーーーーーーーーーー。ぐううううううーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ぐうぐぐううううううううううーーーーーーー」 田村眞子二等海尉の躰はぶるぶる震撼する。 適度に一度電源を切る。 「はあーー。はあー。あはあ。はあ。はあ。はあ」 田村眞子二等海尉は荒い息遣いで躰は震撼し続けている。 真紀子が立って近付く。 「ねえ。貴女の後から二人。また大高がスパイを送って来たのよ。ご存知」 「いいえ」 「伊藤楓巡査長と森川優紀巡査部長」 「お名前すら聞いていません」 「まあそれはいいわ。彼女らも秘宝館に送られてさらに医療実習にも使われているのよ。それもどっちかを一日置き」 「・・・・・」 田村眞子二等海尉はそれでは直ぐに死んでしまうと思った。唇は震えているが何も言えない。 「だから貴女はまだ楽なのよ。貴女と一緒に潜入して来た真野枝里名元警部補と加東彩子元巡査部長も同じ状態だったのよ」 真紀子は意味深に語る。 「ああ。それじゃ生駒莉奈二等海尉は」 真野枝里名元警部補と加東彩子元巡査部長の二人は日本から来た上野愛菜三等空尉らにT市秘宝館から救出された。 田村眞子二等海尉は二人がその逃走中に死んだのを聞いている。 「秘宝館よ。でも同じ秘宝館でも真野枝里名元警部補と加東彩子元巡査部長には医療実習はなかった。生駒莉奈二等海尉も同じよ」 「何で。そんな差が」 「森川優紀巡査部長は座敷にコンパニオンで潜入した。そこで俺の玉を蹴った。だからだよ」 天葛少将が怒りを剥き出して横から説明する。 そのまま真紀子に合図してもう一度電流を流す。 「ぐうううーーーーーーーーーーーーーーー。ぐうううーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ううぐううううーーーーーーーーーー」 田村眞子二等海尉は一気に究極に表情を歪める。躰を震撼させ悲鳴を絞り出し続ける。 「うぐうううーーーーーーーーーー。ぐぐぐうううーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ぐううーーーーーーーーーーー」 田村眞子二等海尉は三角木馬の尖った上で動くまいと躰を硬くしている。それでも躰は震撼し続ける。 天葛少将は電源を切ってはまた入れる。それを繰り返す。 「うう。だあめーーーーーーーーー。ああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーー」 遂に失禁してしまう。 そこで天葛少将は已む無く電源を切る。 「ううーーーーー。あはあ。いいたあいーーーーーーーーーーーーーーーーー。ぐううーーーーーーーーーーーー。はあ。はあ。はあ」 電源が切れても田村眞子二等海尉は苦しみ続ける。 三角木馬の下は田村眞子二等海尉の失禁で床に小水溜りができている。 「先に乳首の針を抜いて」 真紀子が要求する。 天葛少将は横からゆっくり針を引き抜く。 「う、うう、うーーーーーーーーーーーーーー」 刺す時以上に抜く時は痛い。 針を抜いた痕から血が出て球に成る。それがやがて流れ落ちる。白く肌理の細かい肌に真っ赤な血が一条流れる。 抜いた反対側からも僅かに流れ落ちる。 もう片方も抜く。 「うーー。うう、ううーーーーーーーーーーーーーー」 今度は左右の抜いた痕から二本流れ落ちる。 「それじゃ降ろして」 天葛少将が三角木馬のハンドルを回して台座をゆっくり下げる。 今度は葛城義和の手を借りず一人が天井から下がった滑車の縄を緩める。あと一人の部下が田村眞子二等海尉の躰を押さえる。 三角木馬が下がると田村眞子二等海尉は倒れこんで痛みに藻掻く。 股間を広げると血に濡れている。 田村眞子二等海尉は痛そうに顔を引き攣らせる。 花の茎に吸い付けて蛭が運び込まれる。 それを見て田村眞子二等海尉は脚で床を押して御尻を下げて退る。 「さあ。蛭にその血を吸って貰いましょうね」 真紀子はしんねりと笑みを込めて言う。 「い、い、いやあーーーーーーーーーーー」 田村眞子二等海尉は既に泣いている。 「大丈夫よ。全部吸わないから。蛭は悪い血だけ吸ってくれるのよ」 真紀子の言い方は唯でさえ怯えている田村眞子二等海尉の神経をとことん執拗に抉る。 天葛少将は田村眞子二等海尉の肩を押して床に御尻を着かせる。その脚をV字に広げさせてそのまま肩を押さえ付ける。 二人の部下が広げた田村眞子二等海尉の脚首に各々自分の腰を載せて押さえる。 平佐和は蛭が吸い付いた花の茎を受け取る。ピンセットで抓んで一匹目を乳房の針が刺さっていた部分に充て血を吸わせる。 「い、い、いやああーーーーーーーーーーーーー」 田村眞子二等海尉は眉間に皺を三重に強く刻んで泣き悲鳴を上げる。 湯野中と真紀子が拍手する。 田村眞子二等海尉はまた涙を流す。 平佐和は悲鳴を上げ泣き続ける田村眞子二等海尉の乳房に二匹。股間の傷口に四匹を充てて血を吸わせる。 暫らく蛭に吸わせたまま押さえて放置である。 「先生。今度はどう責めますか」 真紀子が平佐和に責めの希望を聞く。 「この血みどろの股間を鞭で叩いたらどんな悲鳴が聞けるかな」 「今日潰します。暫らく治療に時間が掛かりますよ」 「もっとじっくり愉しむか」 「どちらでも」 真紀子は御好きな様にと哂っている。 平佐和は鞭を持って立つ。先端は長方形のチップに成った一本鞭である。 乳房の蛭から叩き落とす。 「うーーーーーー。ううーーーーーーーーーー」 一気に往復叩きで乳房の蛭を左右とも飛ばす。 次に股間を叩き落とす。 「ぐうわあーーーーーーーーーー。ぐうーーーーーーーーーーーーーーーーー。ぐううーーーーーーーーーーーーー」 僅かに一匹残る。 平佐和は斜めに構える。チップの縁で狙いを定める。 最後の一匹を狙い落とす。 「うー」 鞭は田村眞子二等海尉の躰には直に当ってない。これがピンチなら咥えが浅くずれて繊細な痛みになる。その場合は甲高い悲鳴が愉しめるのである。 田村眞子二等海尉は股間が斬れて更に蛭の気持ち悪さが堪らない。殆んど意識朦朧状態である。 田村眞子二等海尉がこれまで受けて来た責めで一番きついとは言えない。股間が斬れたのも三回目である。 その部分を蛭に吸われた不快感とショックが大きい。 キャスターの付いた猫バスが運ばれて来る。丁度入れるにやや温い湯が入っている。 高手小手の縛りを解いて入らせる。股間の痛みには湯が楽にしてくれる。 その間にモニターが運ばれた。 「よく見ておいて。森川優紀巡査部長の拷問シーンと医療実習よ」 真紀子は態と田村眞子二等海尉に残酷な録画を見せる。 「葛城先生が約束したから貴女は此処までには成らないよ」 真紀子はゆっくり動画を見て下さいと言う態度である。 天葛少将と部下二人は引き揚げた。 R国S市新日本空輸ホテル。最上階のコーナースイートである。 葛城義和は四時間近く滝澤沙緒里の躰を満喫した。挿入は僅かである。滝澤沙緒里の女の性を弄繰り回した。 滝澤沙緒里はいつも為されるまま葛城義和に躰を任せる。これが嘗てフェミニストだった女とは到底思えない。 今日は失神する姿を二回愉しんだ。潮噴きも充分愉しんだ。二回目の失神の時に躯となった滝澤沙緒里の中に果てた。 夕食のルームサービスが運ばれて来た。二人ともバスロープ一枚である。女性だったので滝澤沙緒里が受け取ってサインした。 「T市の日本人区狙われているの」 「今度奪還に来るなら其処が一番狙われる可能性が高い」 葛城義和はあくまで憶測で有ると言いたい。 「護り固められないの」 滝澤沙緒里は不安である。 「護りを固める様に湯野中氏と確り打ち合わせるよ」 「うん」 滝澤沙緒里は嘗ての同胞と雖もマスコミの前に出られては困る。R国で稼ぎまくったAV女優のイメージである。日本でジャーナリストには戻れない。 そして今の稼ぎを総て失う危険すら考えられる。 「その件は平佐和先生も心配されていた。情報収集しているR国の弁護士を突き止めないとならない」 「そう」 滝澤沙緒里は不安そうな表情を暗くしている。 「居住区内に柿崎氏の部下を数名滞在させるように要求するよ」 「うん。ありがとう」 「警察員が沢山住む居住区だ。それに安堵するわけではないがそう簡単には奪還はできないと思う」 滝澤沙緒里は月に二回くらい日本のバラエティや旅番組に出演する。娼国系マスコミの番組である。 完全に元のジャーナリストからAVに転向して娼国系芸能プロのタレントに成っていた。 R国でホテル経営をして莫大に設けている。既に国籍は娼国に移しているから日本から税金問題は無い。 日本国籍のままでも娼国、R国の収入は日本から調査できない。だが日本への渡航があるので安全を図ったのである。 伊藤千種と木村綾乃はR国国際空港の見張りを弁護士事務所に依頼した。二人はS市のセントラルホテルに待機する。 直接見張るのはこれまでの経緯からかなり危険と承知している。 弁護士費用が嵩むが複数の日本企業が支援してくれる。大高が築いた支援網である。 宇垣美佐都はR国北の警察員高品加来冶大佐に連絡を取った。高品加来冶大佐は中佐から昇進してT市日本人区を管轄する警察の所長に就任した。 一番危険な人間のようだが単に友人ではない。男女の関係であった。 宇垣美佐都は既に結婚している。当然不倫という事になる。日本では無い。この国ではそれ程煩くない。 それでもリベラル系には当然非難される。 宇垣美佐都は余計なことは話さない。 高品加来冶大佐は宇垣美佐都の要求に難色を示したが女の躰を優先した。 宇垣美佐都はデータで高品加来冶大佐から情報を受信できた。 それには日本人居住区の略図に内山莉緒警部補と木村史乃警部補、新井絵里、田中道子の住居が示されていた。 宇垣美佐都はそれを出力してスキャナで撮影する。画像データにして細野英二二等海将に送った。 宇垣美佐都は直ぐに高品加来冶大佐のフォローを行う。ザ・リッツカールトンホテルで密会をした。 高品加来冶大佐にとってT市の日本人居住区から加重死刑囚を奪還されてもそれ程の責任は無い。 この防衛は別の部隊が来る。責任はそっちになる。 「あの四人を奪還して何かが変わるのか」 「それは何とも。でもリベラルは確実に非難します」 「非難をしてもボイコットに至ったとしても湯野中氏と娼国の経済力が実質は上だよ」 「そうです。でもリベラルが確実に全世界に浸透します」 「湯野中氏や娼国の政権が滅びるというのか」 「長い将来には」 「アメリカは共和党が巻き返したぞ」 「中国も伸び悩んでいます」 「アメリカはR国の内政に干渉しないと思う。日本政府とて干渉はしないはずだ。騒ぐのは日本の微数野党とマスコミだ」 「今の与党は干渉できないわね」 「それどころか多くの官僚がこっちに繋がっている。さらにニューシティの派遣層がみな失業する」 「どうして」 「日本が強く非難行動をすれば娼国も湯野中氏もそっちの業務を総て引き揚げる」 「ああ。でもそれ湯野中氏も損害に成らないの」 「他の国に移すだけだ」 高品加来冶大佐は宇垣美佐都の躰をとことん蹂躙した。宇垣美佐都も夫よりSEXが上手い高品加来冶大佐に躰が強く傾いてしまっている。 M国人の夫は真面目で誠実な人間だがそっちは淡白なのである。 R国北のD市。市江廣子の経営する日本旅館の特別室である。 葛城義和は柿崎一行を夕食に招いた。 女将の市江廣子が自ら料理を運ぶ。 日本の大分から取り寄せたてっちりとてっさのコースである。 「今度はT市の四人ですか」 「そうです」 日本から届いた麒麟クラシックラガーで乾杯する。 「現地の弁護士と思しきはなかなか尻尾を見せません。一人では無いと思います。この動きが問題です」 柿崎一行は情報収集する現地の弁護士に業を煮やしている。 「そうですね」 「T市の四人の見張りを強化することは了解です」 「潜水艦が何処に行ったかも分からない。まだまだ危険は迫っています」 「はい」 「後は空港から入って来る日本の政治家、官僚を追及される事を恐れています。以前から何度も此処が水際でした」 「T市に行くパターンは常に警戒しています」 柿崎一行も充分に警戒網を払っている。そして葛城義和は柿崎一行を北側の組織の中では強く信頼している。 「空港から直ぐにヘリで移動します。また宴会場にはコンパニオンに化けない限り潜入はできません」 柿崎一行は日本から来る政治家や官僚の備考はできないと言う。 「そうですね」 「一番恐れるのはT市のホテル滞在が確認された日本の役人をR国と東京で見張られる事です」 「分かります。それも充分に警戒しております」 この後に葛城義和は空港を見張られる危険に関して娼国の鄭淑徳少将とも打ち合わせをした。 T市秘宝館である。 少し前日本の温泉街にはそんな施設が各地に存在した。 それはあくまで展示物だけの施設であった。T市の場合実物の女性が展示されている。 性器のオープンだけではない。イレポン、口で抜いてくれるコーナー。指を入れて触れるコーナーも有る。 更に一般は入れない軍人、警察員専用のコーナーが有る。 拷問椅子に磔に成った女が展示されている。三名が交代で三日に一日出て来る。SMプレイができるコーナーである。 日本では無い。本番もOKとなっている。 予約制で展示されない日もある。本日は護送車で森川優紀元巡査部長が運び出された。 そのままヘリに移されTS市の大学病院に連れて行かれる。病気や怪我ではない。医療実習の患者役である。 医学生が沢山受講する講堂に連れて行かれた。 学生の席は階段に成っている。後ろからも見下ろせる。 直ぐに全裸にされ開帳台に乗せられた。 まず看護学科の男性看護士が剃毛する。チームで他に五人が囲んでいる。更に上からのカメラで大きなモニターに映し出される。 森川優紀巡査部長の乳房は左右が微妙に容の違いを感じさせる。 左の乳房と乳首は整形したものである。 森川優紀巡査部長は天葛少将の拷問で左の乳首をクリップで鋏まれその上から粘土を被せて三日放置された。 乳首は乳輪ごと落ちてしまった。それを医療実習で整形されたのである。 剃毛が終わると別の看護士グループが浣腸の準備をしている。 点滴スタンドの瓶にグリセリンが入っている。カテーテルをアナルに挿入する。講師らしきがマイクで要領の説明を行う。 森川優紀巡査部長はグリセリン液が直腸に入って腹の痛みに苦しみ悶える。 「う、うう、うーーーーーーーーーー。うう、ぐうーーーーーーーー」 森川優紀巡査部長は開帳台に固定されている。その台の上で躰を捩り藻掻き究極に苦しむ。 大きなガラスの水槽が腰の真下に置かれる。苦しみ続ける森川優紀巡査部長からようやく腸カテーテルが抜かれた。 「ううーーー。ううぐううーーーーーーーーーー」 森川優紀巡査部長の呻き声と共に茶色いドロドロの水が流れ出す。 「うう、ぐぐううーーーーーーーー」 徐々に塊が断続的に落ちる。 「はあ。はあ。はあ。はあ。はあ」 森川優紀巡査部長は荒い息遣いで苦しみ続ける。 容赦なく医療実習生のチームが交代する。若いインターンの手でアナル開口器が挿入される。 続いて膣にクスコが挿入される。 膣の奥と直腸の中がライトに照らされてスクリーンに拡大された。 女の一番恥ずかしい部分が中まで詳細に公開されている。 森川優紀巡査部長は恥ずかしさに顔を火照らせてスクリーンから目を背ける。 講師らしきが女躰の構造を細かく解説する。 森川優紀巡査部長を此処まで移送して来た警察員二人も背後に立って確り鑑賞している。 横向きに入れたクスコの二つに割れた部分に膣天井部がU字に下がる。その部分に尿道口がくっきり穴を開けている。 この体勢でそこに尿道カテーテルが挿入される。 「うう」 尿道の奥にカテーテルが侵入する感触に森川優紀巡査部長は呻く。 インターンの指で尿道カテーテルは抓まれている。尿はそこまで出て止まったままである。 「ううーー」 別のインターンがそれを尿瓶で受ける。 それを試験管数本に分けて検査らしきを行う。 森川優紀巡査部長の股間は丸出しである。その股間を更に二つのクスコで奥まで晒しものにされている。その前で講師らしきが詳しく説明する。 森川優紀巡査部長の躰のプライバシーを詳細に分析する内容である。 麻酔医が来て局部麻酔を掛ける。 「これから卵細胞を取り出します」 経腟超音波で卵巣の中をモニターに映し出す。採卵針を腟に挿入して採卵を行う。採卵針の太さは注射針位である。卵胞液と共に卵子を採取する。 拷問で子宮を突き刺すのとは違う。大きな痛みは無い。最初ちくりとする痛みがあるがその後は痛みがあっても軽微である。 念の為に局部麻酔を掛ける。 この先がえげつなかった。森川優紀巡査部長から採取した卵子を人工授精する。それを人口人体で育てる内容が講義された。 森川優紀巡査部長には恐ろしい事である。子供が意思に関係なく外で造られてしまう。驚愕の人体実験であった。 その後も森川優紀巡査部長の膣の奥をインターが一人ずつ順番に診察実習する。膣の中から分泌物も採取された。 尿道カテーテルの採尿実習も三回行われた。 森川優紀巡査部長は百名近い医療実習生の目に晒されて羞恥極まりない姿をとことん嬲りまわされた。 そして意図しない自分の子供が製造される恐怖に苛まれながらT市秘宝館の鉄格子の部屋に戻された。 森川優紀巡査部長は夕食も殆んど食べずに注文したアルコール類を飲みながら泣き続けた。 伊藤楓巡査長と生駒莉奈二等海尉の鉄格子はどちらも通路と隙間を挟んで隣り合わせである。 二人とも森川優紀巡査部長の状況を見て何も話さない。 吉岡理穂の頃から依頼を受けていたM国の弁護士はR国の弁護士数名に調査を依頼している。 そのR国の弁護士は契約しているR国の私立探偵の様な人物らに空港を見晴らせていた。 その弁護士から日本の役人らしきは入って来るがみな空港からヘリで移動する。行き先は突き止められないと報告されて来た。 またT市のホテルも娼国のホテルも宿泊は可能だが宴会場などの調査はできないとも報告されて来た。 伊藤千種と木村綾乃も真野枝里名元警部補らがコンパニオンとして潜入しなければならなかった事情を悟った。 同じ事を行ってもまた簡単に捕まるだけである。捕まった同朋の奪還は非常に難しい。 作戦を考え直さざるを得ない。R国国際空港に現われた日本の役人を日本とR国の移動及び日本での動きを監視する作戦に切り替えた。 その為に日本でも私立探偵を依頼した。 伊藤千種は細野英二二等海将に現状を連絡する。 S市セントラルホテルと聞いて細野英二二等海将は驚愕する。 「其処は危険だ。旅行者の振りをして直ぐに日本に帰れ。そのホテルで何人も捕まっている」 「そんな!観光査証で入国してチェックインしただけです」 「君らは既にジャーナリストとしてリスト化されている。これまでの記録を良く見て」 吉岡理穂の頃から引き継がれた記録の事である。 「ええ」 「R国に入国する時警告書を渡された筈だ。ジャーナリストが写真一枚撮っても駄目だ。それにマスコミ関連の入国は禁止されている」 「そこまでですか」 「他のホテルに移っても駄目ですか」 「S市内は全部駄目だ」 「他の街に移っても駄目でしょうか」 「既に其処にチェックインした時点でマークされる」 「分かりました。エアが取れ次第日本に帰ります」 午後の新日本空輸便が取れたので伊藤千種と木村綾乃は直ぐに帰国準備に掛かった。 既に津島の部下も指宿の部下も柿崎一行の部下もこれを察知していた。帰りのエアを取っていたので様子を見ることにした。 伊藤千種と木村綾乃は日本に戻って済州島経由で韓国に入る。そこからM国に向かった。 娼国、R国共どのグループも伊藤千種らが済州島に入ったのでそれ以上は追求しなかった。 M国。細野英二二等海将らが隠れる小さな湾に隣接する半島である。 宇垣美佐都から送られた図面を広げて会議が行われていた。 T市日本人居住区へ潜入して四人の奪還が如何に難しいか実感する。 田中萌子三等海尉、田中仁美三等海尉、松井玲那巡査部長の三名は悩み続け事に成った。 あまりにも警察員の住居が多いのに慄いている。 田中萌子三等海尉、田中仁美三等海尉は同じ田中だが親戚でも何でもない。此処に来る時初めて出会ったのである。 「鉄条網の電流は何とかなります。この区画は密集しているので屋根伝いで動けますが四人確保は」 松井玲那巡査部長が難色を言葉に出す。 「事前に連絡する方法はさすがに無いよね」 田中仁美三等海尉は先に連絡して逃げる準備をしてもらえばと思う。できそうもない事だが念の為言ってみる。 「鉄条網も陸自から協力を呼ばないと無理です」 田中萌子三等海尉は自分ら海自ではこれを乗り越える手段は無いと言う。 「そうね」 田中仁美三等海尉も同意する。 「陸自を呼ばなくても鉄条網の突破は出来る。問題は其処に到着までR国内を入り込む方法だ。更に脱出方法が難しい」 細野幸治二等海佐である。 「あとはコーナーごとの監視所をどうするかですね」 それ程士気は高くないが塀にはコーナー毎に監視所がある。 手段が纏まるにはまだまだ遠い。 高品加来冶大佐はT市のVIP居住区内に宇垣美佐都と密会できる家を準備した。 R国では不倫など日本ほど煩くはない。それでも妻が一緒に住む役人住宅には呼べない。 所長に昇進するとなかなか海外には出られない。宇垣美佐都をT市に呼ぶしかなかった。 逆に宇垣美佐都は高品加来冶大佐の関連と成れば自由に出入りができる。そのセキュリティカードを持つ事ができた。 高品加来冶大佐は日本人の加重死刑囚の事などどうでも良い。自分が愉しむ事が優先である。 そして高品加来冶大佐が宇垣美佐都を密会に呼ぶ家には抜け坑が有った。高品加来冶大佐は証拠を残さない為その抜け坑を通って密会に来る。 役人住宅は大佐と雖も警察員の住む日本人居住区に存在する。当然住宅のランクは上位となる。 抜け坑はメイドや警察員の住む日本人居住区の区画に繋がっている。 宇垣美佐都が密会する家は広い。一時的に此処に匿う事も可能である。 その家はVIP居住区の中央にある湖水に隣接している。そして潜水服を持ち込めば湖水から潜ったままD川の支流に出られる。 問題はそのあと浅い川を泳ぐしかない。人の背丈は立たないが小型潜航艇でも潜っては進めない。 D川の分岐までは小型潜航艇が使えない。そこまでは車を使うか歩くかボートという事になる。 宇垣美佐都は高品加来冶大佐が帰ったあとで抜け坑の中を少し探検した。出口を確認する。其処は使われてない空き家の地下であった。 さらに元の家に戻ると別の抜け坑が有ることも判った。 その先を突き止める時間は無い。その日は予約した乗り合いヘリで港に向かった。 「何故もっと追跡しない」 杉下一行は部下の報告に激高した。 「短い滞在でそのまま韓国に向かいました。別の取材と思いました」 「伊藤千種は元テレビ太陽の記者だぞ」 テレビ太陽は極めてリベラル寄りの局だったが娼国資本が買収した。そして旭放送と名を変えた。 リベラルに傾倒する大方の社員がその時退職した。 「今はフリーです」 「それが一番危険だ」 杉下一行は直ぐに葛城義和に報告する。 葛城義和は真紀子に連絡する。真紀子らは娼国のホテル一階のラウンジの個室に集った。 ラウンジと言っても昭和の日本の喫茶店と変わらない。時にはこんな場所も悪くは無い。 「伊藤千種はS市のホテルまで入って何を狙っているの」 「多分。娼国、R国に入る日本の議員、役人でしょう。その癒着を突き止めようということです」 「直ぐに脱出したのは誰かが注意をしたということですね」 指宿も大方の想像が着く。 「そうでしょう。そして行方をくらまして違う街に潜入する目算でしょう」 柿崎一行は尾行をしなかった事が悔やまれる。 「まあ。どのチームもそこまで考えなかったですね」 鄭淑徳少将は無理も無い全チーム同罪と言いたい。 「韓国にそのまま居る可能性は無いの」 「それでも見つけるは容易じゃない。それに女性の観光的価値の無いこの国に彼女らが入るのは明らかに何かを狙っている」 指宿は極めて苦々しい表情である。 「R国は弁護士に見張らせて日本は仲間に動いてもらうか。私立探偵を雇うというところですね」 「日本の弁護士は追跡までしませんからね」 「R国とて同じです。弁護士に雇われた私立探偵の様な連中が見張っているのでしょう」 「それでは相当な資金が要るな」 指宿は金が続く事を問題視している。 「支援している企業が複数ありそうですね」 葛城義和はこっちも充分気にしている。だが今そっちを下手に探るのは好ましくない。 「直接現金の受け渡しなど一切してないよ。だからこっちの問題より捕まえている女の奪還防衛が重要よ」 真紀子は資金の流れには自信を持っている。 「唯日本のマスコミはクレクション表示しながら資金が流れているのでは無いかと憶測ベースで書いている」 「裏日本史レベルの扱いには成っているな」 「これを強化しようという目論見に違いないです」 「そう。葛城先生そんなに問題」 「確かに娼国系マスコミの日本参入と民事党四百十七議席で野党勢力が縮小した事で弱まってはいます。それでも油断は成りません」 「そう」 「木村綾乃と伊藤千種は日本にいる時にけりを付けるが良いかもしれないな」 指宿が強気の決断をする。 「この先も三チームばらばらに行動するの」 「その方が良いです。今回の様にみなが同じ判断することは稀です」 「判った」 真紀子も葛城義和の意見に納得する。 宇垣美佐都は翌日早く半島のホテルに向かった。 湾口奥の小さな町からボートで向かう。町で韓国を経由して来た木村綾乃と伊藤千種も合流した。 宇垣美佐都の話を聞いて細野英二二等海将は不倫ではないかと一瞬頭を過ぎった。だがそれを追求すべきではないと考え直す。 「問題は中に入る方法ですね」 「VIP居住区には湖水から潜水服で入れます」 「問題はD川の分岐から支流をどう行くかが問題だな」 「小型潜航艇にゴムボートと船外機を積んで行けばどうでしょう」 「見付かったら終わりだな」 細野英二二等海将は慎重である。 「D川の分岐から水門の少し手前まで歩いて行ってどうでしょう」 「それしかないよ」 「潜水服はどうする。一人二人分背負って行く事になる」 「ご自身の分だけで充分です。四人分は先に家に送って隠して起きます」 宇垣美佐都が答える。 「問題はボンベだ。距離が短いから小さいので行けるが」 「この距離なら私たちはシュノーケルで大丈夫です。水門のところは暫らく潜って行けます」 田中萌子三等海尉が断言する。 「うん」 田中仁美三等海尉も頷く。 「私ならレンタカーでこの辺を走れます。T市から出なければ検問は居住区の入口だけです。二人分くらい先にそのあたりの草むらに隠しておきます」 これも宇垣美佐都が引き受けた。 「支流の周りは森林地帯だ。上からは簡単に見つかりはしない。だが追跡されたら一気に殲滅されるか捕らえられる」 「もう少し時間を下さい。抜け坑がまだ繋がっています。二つの経路で逃げてはどうでしょう。次の機会に調べます」 宇垣美佐都の次なる提案である。 「お願いして宜しいでしょうか」 細野英二二等海将は丁重に依頼する。今はこの方法に頼るしかない。 T市VIP日本人居住区にある滝澤沙緒里の家である。 この家も湖水に面している。その庭にヘリが三機降りていた。 葛城義和、指宿五十八、柿崎一行が別々にヘリで来て滝澤沙緒里の家で落ち合ったのである。 出前のピザと寿司が運ばれ生ビールで乾杯しての会議が続けられている。 「この日本人居住区内には地下の坑道が何本か張り巡らされている」 指宿がその図面を広げる。 滝澤沙緒里にはやや忌まわしい。七年前の事である。後から来た仲間と湯野中の女だった森高千里の手引きで地下道を使って脱走した。 「えー。こんなに地下道が」 滝澤沙緒里はその構造に驚いている。 「この家には繋がってないが」 「此処の家は」 葛城義和が出口の一つに成っている家を指差す。 「此処の所長が使っている。愛人を呼ぶ為だがな」 「ああ」 「この通路は職員居住区に繋がっていますね」 「其処は所長の家の隣です。逢引通路ですな」 指宿は此処では当たり前と笑っている。 「問題はこっちに伸びている抜け坑です。このままホテルの地下から鍾乳洞を通って外に出ますね」 葛城義和の指摘である。 「其処は七年前に扉で封鎖した。ホテルの向こう側で山の裏に出る。だが其処に出ても前の様に迎えがないとどうにも成らない」 指宿は此処から脱出だけしてもどうにもならないと言う。 中国国境かT国国境まで行けば逃げられはする。だが歩いたら半日近く掛かる。脱走後に追いかけても確保できるのである。 更に国境警備も配備されている。 「この塀を何らかの手段で乗り越えて逃げたらどうなります」 滝澤沙緒里はこっちのコースが分かってない。 「小型潜水艦と雖もD川の支流の分岐から湖水の水門までは潜って進めない。クルーザーで五十ノット出せても一時間は掛かる」 「一応D川の分岐に監視所を作りましょう」 柿崎一行の意見である。 「そうだな」 指宿も納得する。 「その前に捕まえられるでしょうけど」 柿崎一行は小型潜水艦に載せてしまえば危険と認識している。 「そうだな。そうでないといけない。この分かりやすい場所で小型潜航艇が待つとは考えられないからな」 「D川の河口付近の警備を強化してもらいましょう」 「それは私から依頼します」 南の防衛は葛城義和から頼むのが一番良い。 「あとこの抜け坑にホテルの地下に出る口が有る。此処に細工しよう。人が通れば分かる様にだ」 指宿の提案である。 「もう一つ今度は自衛隊です。もし陸自が居たらこの塀は夜間なら簡単に超えられます」 これも柿崎一行の指摘である。 「それは言えるな。これまでは空自と海自だが陸自が加われば」 指宿もその心配には同感する。 「居住区内の警備を強化しましょう」 「そうだな。壁の警備は高品加来冶大佐が陣頭指揮を取ると言っている。他の市からも応援を呼ぶ」 指宿も柿崎一行の意見に同意する。 「秘宝館はどうする」 「暫らく南に預けて宴会に使いましょう」 「そうだな。軍人だけの宴会なら録画を取られても娼国の内部事情でしかないな」 「それに伊藤楓巡査長と森川優紀巡査部長は軍人の宴会しか見てない。スパイ拷問以外の証言にはならない」 秘宝館の三名は葛城義和から真紀子に提案して軍人、警察員の予約が切れた順に南の島に回収された。 宇垣美佐都は高品加来冶大佐を態と惹きつける。濃厚に五時間くらい愉しませる。S性の強い男なので何度も女の性を燃焼させて応じる。 高品加来冶大佐はそんな宇垣美佐都に油断しきっている。塀を乗り越えさえされなければ自分の責任は無い。 抜け道を使ってほしい。 宇垣美佐都は帰る高品加来冶大佐を抜け坑の出口まで送って行く。 出口の空き家で濃厚に長い時間唇を合わせる。高品加来冶大佐の指を膣に迎えて最後の時間を過ごす。 帰り道を抜け坑の探索に使うためである。 宇垣美佐都は逢引の家に帰らずさらに反対方向に進む。 向こうから明かりが近付いて来る。T市の警察員だと思うから宇垣美佐都は悪びれない。 「誰だ」 宇垣美佐都はセキュリティカードを翳してツカツカと近付く。 「ああ。所長の」 警察員は状況を察した。 「宇垣さんのお宅はこの少し手前を曲がったところです。こっちはホテルの地下に出ます」 「ああ。そう」 「地下道の図です。迷ったらお使い下さい」 警察員は態々地図をくれた。これ以上調べる必要はなくなった。一度逢引の家に戻る。 もう一度時間を見計らって出た。 翌日。宇垣美佐都は半島のホテルに向かった。 「出口は三つですね」 「潜水服を着てテラスから出るよりこの中から出る方が無難ですね」 「そうですね」 「ホテルの地下は脱出には無理でしょう」 「二手に分かれるのは無理です」 「いいえ。この道はホテルの地下と渓谷に出ます。鍾乳洞は塞がれていますがその手前に渓谷への出口が有ります」 「この渓谷を進んで山越えか。中国国境に入るが渓谷沿いにM国に入れる」 「そうです。ただ銃を持ってないと危険です」 「ゲリラゾーンか」 「其処から渓谷には下りてきません。獣が出没します」 「そっちなら銃があれば問題ないですね」 「しかしこんなところに穴が。何故塞がないのでしょう」 地図には宇垣美佐都が印を付けている。 「最近開いた穴だと思います。土と鍾乳石の欠片が落ちていました」 これは高品加来冶大佐が態と開けたものである。自分の責任のない方向に誘導する。 できれば宇垣美佐都も関与から外したい。 「此処からと湖水の中からの二班に分かれて行くか」 細野英二二等海将もそこまではほぼ納得する。 「問題はD川の分岐近くで小型艇が待っても河口を抜けるときが問題だ」 「違います。そのままD市の境を抜けて山越えをします」 「中国とM国の境の渓谷で合流か」 「その先M国内を此処まで」 「その先はバスが有ります。M国の警察も娼国、R国に協力的です。バスなら簡単には見付かりません。乗り換え二回で湾口の町まで来ます」 「すると進入も山越えで湖水の手前から潜って行くか」 「そうです」 「これで後は詳細にプランを検討します」 娼国昭和中期の高層ホテル。四十五階の宴会場である。 田村眞子二等海尉、生駒莉奈二等海尉、伊藤楓巡査長、森川優紀巡査部長の四人が控えルームに監禁されている。 朝早くヘリで南の島から運ばれた。 宴会は一日置きに六回二週間近く続く。娼国の軍を六グループに分けて行われる。 四人の生贄のSMショーを軍全体で愉しもうという嗜好である。 二百畳の宴会場に六十名の宴会。だが北の首脳は元より真紀子も葛城義和も居ない。 今回はコンパニオンの経費は大幅カットした。配膳に十五人入っているだけである。それもコストの安い現地人を充当している。 上座に座るのは少将が最上官である。 殆んどがロボット化された軍で兵員はそんなに多くない。 四人の生贄は憲兵十二名が警備している。 世話役の兵曹長が四人を迎えに来る。 四人は支給のワンピース姿で宴会場に牽かれる。 緊縛師が司会を兼ねる。緊縛師も四人である。 座敷中央に演台が四つ。其処に四人を立たせる。席は左右の壁に二十一席。上座下座に四席である。 演台を完全に囲んでいる。 下座の中央を少し空けて有ってそこをコンパニオンが出入りする。 緊縛師が一人ずつ紹介する。その女が何故過重死刑囚かを説明してゆく。 「これから四人に責めに堪えて貰います。一番先にリタイヤした女が刑を受けます。一回刑を受けると次の一回戦は休みです」 緊縛師がルールを説明する。進行も緊縛師が行う。 「ですから一回戦は四人で二回戦からは三人で争います」 二人目の緊縛師が続いて説明する。 「最初は電マとクリトリス責めです。一番先に失神か失禁した女が刑を受けます。刑は全身蜜塗り虫責めです」 蜜を塗られた女躰に沢山の虫が載せられ蜜を舐めまくる。決してソフトではない。恐ろしい刑である。 四人は緊縛師の指示で演台の上で全裸に成る。 緊縛師はそれぞれ女を高手小手に縛る。そのまま演台に仰向けに倒す。脚首と太腿を縛り合わせる。 太腿と脹脛を合わせた膝の内側に縄を通して演台のフックに縛る。左右同じ様に縛って股間を閉じられない様にする。 「ルーレットが四回回ります。お膳の上に置かれたカードの番号がルーレットで当った方に電マで責めて頂きます」 「赤十四番。こちらの担当は田村眞子二等海尉です。電マの他におっぱいを揉んでも膣に指を入れても構いません」 「但し。キスをして舌を噛まれても自己責任です」 別の緊縛師が注意する。 「指で潮噴きをさせても達成にはなりません。失禁か失神が必要です」 四人決まって位置に着く。 「それでは開始です」 四人は一斉に責め始める。誰もが電マでクリトリスを責めながら膣に指を入れる。 「ううーーーーーーーーー」 田村眞子二等海尉は乱暴に指を突っ込まれて呻く。 既に虫は運び込まれていた。大量の蟋蟀が水の入ってない水槽に準備されている。 「ああ。いやあーーーーー。ああーーーーーーー。いやあーーーーーーー。ああーーーーーーーー」 女達の声はやがて合唱になる。 コンパニオンは料理だけを運ぶ。一人で四人分を担当する。酒類は四人に一人後ろに冷蔵庫が置かれている。そこからセルフである。 伊藤楓巡査長を責める中佐の徽章の将校が一番上手そうに思える。 「あ、ああ、うう、うーーーーーーーー」 伊藤楓巡査長は腰を震撼させ顔の表情は究極に歪む。頭を捩って腰を震撼させ責めから逃れようと藻掻き続ける。 もう一息と伊藤楓巡査長に客の視線が集中する。 だが生駒莉奈二等海尉を責める年配の少佐が膣にローターを突っ込む。二つ、三つ膣の奥まで詰める。 「ああーーーーーーーーーー。・・・・・・あーーーーーーーーーー。・・・・・ああーーーーー」 大きな逝き声ではない。断続的に堪えられない声を漏らす。 躰は震撼している。股間が上下に揺れる。 生駒莉奈二等海尉は一分くらい堪えたが股間の閉じ合わせた粘膜の間から小水を流し出してしまった。 「ああーー。ああーーーーーー。あーーーーーー」 生駒莉奈二等海尉の股間は大きく揺れる。 小水は断続的に三回ぐらい流し出した。 「はあ。はあ。はあ。はあ」 一部の者が立って全員がそれを眺める。 続いて堪えていた伊藤楓巡査長も漏らしてしまった。 拷問は最初に漏らした生駒莉奈二等海尉である。 将校らは席に戻る。 緊縛師は拷問椅子を転がしてくる。四つの演台の真ん中に設置する。 続いて下座の近くに大きなバットが敷かれる。そこにシャワースタンドと猫バスが設置された。 緊縛師が四人で生駒莉奈二等海尉の躰を拷問椅子に乗せる。 「いやあーーーーーーーー。それだめーーーーーーーー」 生駒莉奈二等海尉は水槽に大量に入った蟋蟀を見て喚きだす。 「大丈夫だ。蟋蟀はお前の躰まで食わないよ」 「ああーー。だめえーーーーーーーーーー」 緊縛師らは強引に拷問椅子に生駒莉奈二等海尉を固定する。 「ああーーーー。いやあーーーーーー。いやあーーーーーーー」 緊縛師が一人生駒莉奈二等海尉の悲鳴を横目に蜜の瓶を持つ。 緊縛師は右の太腿から掛けて乳房の上まで来る。そのまま反対側の腹に掛けて左の太腿まで掛ける。 「最後におまけ」 緊縛師はにたり哂って股間に流す。 「いやあーーーーーーー。だめーーーーーーーーーーーーーーー」 生駒莉奈二等海尉は驚愕の表情を破裂させて喚く。 腹の部分が楕円形に蜜が掛かってない。緊縛師二人がレードルで杓って腹の部分に落とす。 「あーーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーー」 生駒莉奈二等海尉は固定された躰を動く限り暴れさせサイレンの如く悲鳴を上げ続ける。 「あーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーあーーーーーーーーー」 狂ったように涙を飛ばし泣き喚き続ける。 会場からは洪水のように拍手が沸く。 蟋蟀はドテから股間にも迫る。 「いやあーーーー。あーーーーーーーーー。いやあーーーーーー。ああーーーーーーーーーーー。いやあーーーーーーーー。あーーーーーーーーー」 狂った様な悲鳴である。 緊縛師らは限界まで放置して客を愉しませる。手頃なところで拷問椅子を転がしてバットの中に移動する。 シャワースタンドのシャワーを持って躰に流す。 「あーーーーーーーーー。あーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーー。あはあ。は。はあ。はあ。はあ」 一気に蟋蟀は洗い落とされる。 緊縛師らは生駒莉奈二等海尉の戒めを解いて猫バスに投げ込む。 「はあ。はあ。はあ。はあ」 生駒莉奈二等海尉の荒い息遣いは暫らく治まらない。 「次は擽り責めです。いま刑を受けた生駒莉奈二等海尉は一回休みです」 緊縛師が二回戦を宣言する。 「擽りに一番先に失神した女が局部鞭三十回の刑です」 次の緊縛師は愉しみを込めて宣告する。 伊藤楓巡査長は青い顔で恐ろしい拷問を聞いている。生身の女の部分。その敏感な粘膜を三十回鞭で叩かれる。凶器の沙汰である。 その前に縛られての擽りも別の凶器と言える。 演台が片付けられる。長い竿と短い竿が二本セットで三人分運ばれる。 森川優紀巡査部長らは三名とも畳みに寝かされる。両手を広げて長い竿に左右とも手首、肘、脇の直ぐ横を縛り付けられる。 脚を三十度に広げられ短い方の竿を充てて脚首を縛られる。 擽る担当のくじ引きを行う。モニターに表示されたルーレットが回りだす。 ルーレット抽選で当った老練な将校一人と若い将校二人が立ち上がる。 田村眞子二等海尉が老練な将校に当ってしまった。何としても逃れたい。女の敏感な部分に鞭三十回は堪えられない。 一緒に出発した仲間ではない二人。あっちに回ってくれないかとどこかで思い始めてしまう。 田村眞子二等海尉が最初に日本を発った時の意識は薄れている。上野愛菜三等空尉と喧嘩しないで同調すべきだったのではないかとさえ思う。 潜水艦が捕まってない。もしかしたら細野英二二等海将らが救出来てくれるかも知れない。そう森川優紀巡査部長が語っていた。 だがそれも殆んど期待薄だと思う。 緊縛師の合図で擽りが開始された。 腋の下をやや下がった部分。胸の横を擽られる。 「うっ。う。うう。ううーー。うっ。うう」 田村眞子二等海尉は堪らず躰を暴れさせる。腕は動かない。腹から腰を暴れさせる。脚も股間を広げられたまま膝が暴れる。 老練な将校の手は股間にも入る。膣を責めるのではない。内腿を擽る。 「あ、あ、はっは。ああーー。はっは。ああ。はっは。ああ」 田村眞子二等海尉の躰は大口を割って奇声を上げる。堪えられず膝をばたばたさせ腰を捩る。狂った様に躰は暴れまくる。 十分くらいで田村眞子二等海尉が失神して勝負はついた。 緊縛師は田村眞子二等海尉をそのまま拷問椅子に乗せる。 腕を椅子の背の裏に廻して手首を縛り合わせる。そのまま金属のアームに固定する。腹はベルトで止める。 膝を縛りその縄で脚首を縛る。その縄の先端を天井から下がったフックに通して引っ張り上げ固定する。両脚同じ様にしてV字開脚にした。 また抽選のルーレットが回る。 一人五回ずつとなる。当った六人が立ち上がって鞭を選ぶ。バラ鞭は無い。総て一本鞭である。 伊藤楓巡査長と森川優紀巡査部長はそれを見て恐怖に震える。 こんなショーが一日置きに六回続く。いったいどうなるのか。これまでも変わらないと思うが中二日開けられている。 中一日でハードをされたら相等に厳しい。 田村眞子二等海尉は失神したまま女の部分を無防備な姿に固定されている。そのまま将校の鞭の標的である。 将校の持っている鞭は先端が蝿叩きの様なホームベースの形をしている。革製の大き目のチップである。 将校は叩く前に田村眞子二等海尉の女の部分を開いて鑑賞する事を忘れない。四面の壁のスクリーンに拡大して公開される。 縁はやや小豆色だが内部は薄橙より薄紅に近いピンクである。乾いた粘膜に尿道の亀裂がくっきり確認される。 将校はやや後ろに下がって振り被る。女の部分は再び閉じ合わせている。その下にはアナルの蕾も丸出しである。 女の部分を生え叩きでビンタする様に叩き付ける。 「う、う、ううーー。おおーーーーーーーーーー。うおおーーーーーーー」 田村眞子二等海尉は一発で意識を回復して悲鳴を轟かせる。 続いて次の一発を叩く。 「ぐうおおーーーーーーーーー。うおーーーーーーーーー。ううーー。うぐうーーーーーーーーーー」 田村眞子二等海尉は痛みに脚を震撼させる。拷問椅子は僅かに揺れる。 将校は田村眞子二等海尉が痛みに苦しむ姿を堪能すべく暫らく鑑賞して次を振り被る。 「あーーーーーーーーーーーーーーー」 田村眞子二等海尉の恐怖の悲鳴が轟く。その真っ只中をスパンキングのベース型部分で閉じ合わせた丸出しの粘膜を叩く。 「う、う、うう、ううおおーーーーーーーーーーーーーーー。ぐうおおーーーーーーーーーーー。ううーーーーー。あはん。あはん。あはん」 三発めで田村眞子二等海尉の目尻から涙が流れ落ちる。 「うう。あはんはん。はん。はん」 硬い表情の美人が美しい表情を崩した泣き顔である。見ている者の加虐心を深く満足させる。 四発目を振り被る。 「あはあーーーーーーーーーーーーーーー」 田村眞子二等海尉の表情は恐怖に歪みきって固まる。 そこに四発目の鞭が叩きつけられる。 「うううーーーーーーーーーーー。ううおおーーーーーーーーー。うぐおおーーーーーーーー。うう。うう。うう。はあ。はあ。はあ」 田村眞子二等海尉の目から涙は更に溢れる。 女の部分の周囲で赤くなった皮膚の周り。その白い皮膚に赤い痣が浮き出している。 それは田村眞子二等海尉の肌理の細かい白い皮膚に生えて生な残酷さを滲み出す。 将校はこれで最後と五発目に力を込める。鬼畜の表情で振り被る。 「・・・・・・・・・・・・・・」 田村眞子二等海尉の恐怖に驚愕して大口を破裂した表情から出た悲鳴にもう声は無い。 無残に叩き付けられた鞭に一瞬膝を寄せる様に太腿が強く震撼する。 「ぐうわああーーーーーーーーーーーー。ううああーーーーーーー。ううーーーーーーーーーーーー。うぐううーーーーーーーーーー」 田村眞子二等海尉は痛みに苦しみ腰全体を捩って藻掻き続ける。 「ああーーはあーーーーーーーーん。あはあーーーーーーーーん。いいたいいーーーーーーーーー。うぐうーーーーーーーーーーーー。ううーーーーーー」 壮絶な苦しみ様である。 次の将校はもっと残酷である。 細い棒の先にアナルパールが伸びている。持っている鞭は長方形の小さな革のチップが二枚重なっている。この二本を使う。 局部を集中的に叩く鞭である。革のチップ二枚は二枚が離れて振れる構造だがある程度硬さはある。壮絶な痛みが期待される。 その将校はアナルパールにワセリンを塗る。 その先端を持ってアナルに差し込む。 アナルに刺さった棒付きアナルパールで田村眞子二等海尉の股間を押さえる。その状態で鞭を振り被る。残酷極まりない叩き方である。 クリトリスを包んだ包皮と閉じ合わせたびらびらに一気に叩き付ける。 「ぐうわああーーーーーーーー。あはああーーーーーーーーーーーん。ああーーーーーーーーーー。あはん。あはん。あっはん。はん。はん」 田村眞子二等海尉は大口を縦に破裂させ悲鳴を絞りだす。 次の拷問の準備に大型の水槽が運び込まれた。中には蛇が何匹も泳いでいる。 緊縛師が二人逆さ吊るしの準備に入る。 田村眞子二等海尉の藻掻く股間には棒付きアナルバールが刺さったままである。それを揺すって堪えられない痛みに藻掻く。 将校は二発目を振り被る。 「ああーーーーーー。いやあーーーーーー。まってーーーー」 田村眞子二等海尉は堪えられず喚く。 将校は鬼の形相である。 「あーーーーーーーーーーーーーーー」 その悲鳴を真っ二つに鞭を叩き付ける。 「うおおーーーー。おーーーーーーーーーー。ぐうおおーーーーーーーーーーーーー。あはああーーーーーーーーーーん。ああーーーーーーーーん」 田村眞子二等海尉は天井から斜めに引っ張られている膝を力の限り閉じて腰を振って藻掻き泣き喚く。 突っ込まれていたアナルパールは押し出される。 将校はそれを投げ出す。今度はシリコンの擬似男根が先端に付いた棒を持ち出す。 それにもローションをたっぷり塗る。 順番を待っている将校二人が鞭を自分の腋に挟んで両側から田村眞子二等海尉の太腿を押さえる。 「いやあーーーーーーーーー。ゆるしてーーーーーーーーー」 田村眞子二等海尉は遂に泣いて許しを請う。 それでも将校が擬似男根を膣に押し込む。 「う、うう、うーーーーーーーーーーー」 擬似男根は田村眞子二等海尉の子宮の手前まで膣に深く突き刺さっている。 将校はその棒で田村眞子二等海尉の腰を押さえて鞭を振り被る。 「うおおーーーーーーーーーーーーーー」 田村眞子二等海尉の身構えた叫びが轟く。 容赦なく鞭はクリトリスを包んだ包皮を叩く。 「うううーーーーーーーーーーーー。ぐうーーーーーーーーーーーー」 前より痛みは軽い様である。 将校は考える。そして待っている二人に手振りで膣のオープンを要求する。 二人の将校が左右から手の先を伸ばして指先で田村眞子二等海尉のびらびらを広げる。 「いやあーーーーーーーーーー。それは無理。無理ですーーーーーーーー。やめてーーーーーー」 田村眞子二等海尉は喚き暴れる。 二人の将校は腋に挟んでいた鞭を投げ捨てる。片腕で田村眞子二等海尉の太腿を確り抱き寄せて強く押さえる。 更に緊縛師が二人手伝う。拷問椅子の横に立って二人の将校の裏から田村眞子二等海尉の太腿の押さえを支える。 田村眞子二等海尉は恐怖の表情を破裂させる。 「ああーー。おおーーーーーーーー。ぐ、ぐぐううーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ぐううーーーーーーーーーーーーーーーーー」 田村眞子二等海尉は力の限り磔の押さえを迫り上げんと暴れる。 「うーーううーーーーーーーーー。ううぐううーーーーーーーーーーー」 どうにも痛みに堪えられない。躰は震撼している。 そして失禁してしまった。 「あ、ああーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーーー」 失禁と悲鳴。目からは涙が流れる。 田村眞子二等海尉の号泣と失禁を見てその次の二名はやや手加減した。それでも田村眞子二等海尉は痛みに涙を流し続ける。 二人目の鞭より柔らかめのチップが付いた物で叩いた。それでも加虐心は女の部分の粘膜を叩くことを止められない。 一人ずつ女の部分の粘膜を開いて痛み具合を確認しながら膣に指を入れる。 最後の一人は先の細い一本鞭を持つ。田村眞子二等海尉からも先端は固めの材質でできていると分かる。 「ああ」 田村眞子二等海尉は驚愕の表情を引き攣らせてそれを見る。 将校は鞭を振り被って叩き付ける。小陰唇は外して皮膚の紅みの濃い部分を叩く。 「うーーー。ぐうーーーーーーーーーーーー」 田村眞子二等海尉は歯を食い縛る。口元の筋肉を硬くして堪える。 次を振り被る。 「・・・」 田村眞子二等海尉は鞭の先端をキッチリ見ている。 「ううーーーーーーーー。うぐうーーーーーーーーーーー」 鞭は股間の白い皮膚を直撃する。女の部分からは更に外れている。叩いた部分に真っ赤な筋が浮かんでくる。 一発目の痕も微かに蚯蚓腫れが浮いている。 「あはあ。はあ。はあ」 田村眞子二等海尉は荒い息遣いで叩く将校を見上げる。躰は痛みにまだ震えている。 三発目を振り被って狙いを定める。 鞭は一発目の微かな蚯蚓腫れの上をクロスする。縦長のバツ印を描く様に叩いている。二発目の真っ赤な筋も蚯蚓腫れが浮いて来る。 「あはあ。はあ。はあ」 四発目を構える。 田村眞子二等海尉は悲痛な目付きでそれを見る。 振り被って叩き付ける。狙いは正確である。 「うふううーーーーーーーーーーー。うーーーーーーーーー」 二発目に叩いた蚯蚓腫れに太腿の付け根からクロスしてアナルの手前まで真っ赤な筋が浮く。 「あはああ。ああ」 田村眞子二等海尉は痛そうな表情で構えた躰の力を抜く。 将校は最後の一発を構える。 今度は性器に狙いを定める。 体をやや右にずらす。その鞭を力の限り振り下ろす。 「ぐうおおーーーーーーーーーーーーーーー。ぐわああーーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーー」 田村眞子二等海尉の表情は一気に破裂する。 一本鞭の細い先端は女の部分を斜めに叩く。そのまま二つの蚯蚓腫れを更に上からクロスする様に掠って流れる。 蚯蚓腫れは割れて血が滲み出す。 「うう、ううーーーー。ううーーーーーー。あはあーーーーーん。あはん。あっはん。あはん」 田村眞子二等海尉は再び号泣する。 壮絶な光景である。 縄を解かれても痛みに躰は震撼している。 生駒莉奈二等海尉が浸かっていたバスタブの湯が入れ替えられていた。 田村眞子二等海尉は痛みを癒す為そこに投げ込まれる。バスタブの淵に顔をつけてそのまま声もなく泣き続けた。 「次はドリルバイブ二穴責めです」 緊縛師は次のショーを宣告する。 「何回逝き顔を晒しても構いません。勝敗は失禁か失神です」 次のショーは伊藤楓巡査長、森川優紀巡査部長、生駒莉奈二等海尉を餌食に行われる。 拷問椅子が三台になる。 三名はそれに大股開きで磔にされた。 抽選で六名の将校が選出される。 アナルに小型のドリルバイブを挿入する為に浣腸から行う。 美人が三名。排泄させられ羞恥の破局を公開される。将校らは普段そんなに遊べてはいない。大方の面々にはこれもめったに無い愉しみとなる。 それでも醜婦や男なら目を背けるか退席する。 森川優紀巡査部長はこの人数が見ている前で浣腸されてしまう。拷問に慣らされたとはいえ堪らない羞恥である。 バケツに入れた石鹸水。中には氷まで入っている。それを太い浣腸器で吸い上げる。 究極に冷たいことは一目瞭然である。 将校らが浣腸器を持ってアナルに近付く。 「ああーーーーーー。いやあーーーーーーーーーー」 「そんな冷たいの。やめてーーーー」 「早く綺麗にするためだ」 緊縛師が恫喝する。 それぞれ将校らは容赦なく浣腸器をアナルに刺しこむ。 「ああーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」 冷たい液が直腸に入って森川優紀巡査部長は壮絶な悲鳴を上げる。 「あーーーーーーーーー」 伊藤楓巡査長も冷たさに悲鳴を漏らす。 「ううーーーーーーーーーー」 生駒莉奈二等海尉は既に痛みに藻掻く。 注入中も三名は痛みに躰を藻掻き続ける。一人の将校が腰を押さえる。注入する将校は浣腸器を強く押し付けて注入を続ける。 「ああーーはあーーーーーーー。あはあーーーーーーーーー」 森川優紀巡査部長は痛みに声を上げて究極に藻掻き続ける。 注入し終わると一時アナル栓を刺し込む。 「もうでるよーーーーーーーー」 生駒莉奈二等海尉は痛みに堪らず抗議する。 それでも浣腸液の効果を考慮して暫らく三名の苦しみを愉しむ。 「ううぐううーー。ううーーーーー。もうとってよーーーーーーーー」 生駒莉奈二等海尉は堪らず叫ぶ。 透明なボウルが拷問椅子の下に置かれる。 「行きましょう」 緊縛師が合図する。 将校らは全員ほぼ同時にアナル栓を引き抜く。 「うおーーーーーーーーーー」 生駒莉奈二等海尉の悲鳴と共に三名のアナルから茶色い水が流れ出す。 生駒莉奈二等海尉は塊がやや繋がって出る。森川優紀巡査部長は断続的に細かく出る。伊藤楓巡査長はカレー状になって塊が無い。 それなりに羞恥の破局を吐き出す。 匂いが凄いので換気扇が強く回る。本音は羞恥の醜態だけ見ればよい。匂いはあまり欲しくないのである。 だが女らを辱めるには本人に匂いを噛み締めて貰わなくてはならない。 終わったところから塗れて汚れて鳥肌の立った股間を緊縛師がタオルで無造作に拭いてゆく。女らには堪らない屈辱である。 既に将校らはドリルバイブを構えている。 アナルバイブを担当する将校からローションを塗って構える。 三名ともドリルバイブの責めは何度もやられている。それより水槽の中の蛇が恐ろしい。 だが今回のドリルバイブは特製である。T市秘宝館の物とは違う。 アナルから挿入する。その状態で将校らは合図を待つ。 「はい。スタート」 緊縛師の合図で一斉にスイッチが入る。 「うううーーーー。うーーーーーーー」 「ぐうわあーーーー。ぐううーーーーーーーーー」 女達の躰は一気に震撼する。 アナル用はただ振動するだけである。 直ぐにあと一人が膣に入れるドリルバイブを構える。 口径は牛乳瓶の内側くらいの大きさがある。 「ええーー」 いつもより太いので森川優紀巡査部長は慄いている。 容赦なくアナルにドリルバイブが入ったまま膣に太いのが強引に挿入される。 「あ、あーーーーーーーーー。あーーーーーーーーー」 森川優紀巡査部長は強烈に悲鳴を上げる。 「あーはん。ああーーーー。ああはあーーーーーーーーん」 ドリルバイブの二穴責めもT市秘宝館では受けている。それでもこれは強烈である。 顔の表情は一気に軋み歪む。大口を破裂させて喚き続ける。 ドリルバイブの二穴責めに股間を迫り上げる。太腿に力が入り筋肉は怒張する。腰を震撼させ暴れ続ける。 膣液とローションが混じって拡散され泡の様な液が飛び散る。 膣のドリルバイブにはバリアブル機能が付いている。 回転しながらピストンして振動する。そのドリルバイブが更に膣の中で膨らむのである。 将校は適度にそのスイッチを入れる。 「うおおお、おーーーーーーーーーーーーー。ううおおーーーーーーーーーーーーーーー。うおおおーーーーーーーーーーーーーー」 森川優紀巡査部長の逝き声はサイレンと成る。 股間は強烈に震撼する。全身に悶える力が入る。躰は拷問椅子から迫上がり揺れる。藻掻きドリルバイブを押し返し続ける。 将校らは必死にそのドリルバイブを押さえる。 「ううおおーーーーーーーーーーーーーーーー。ううーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」 森川優紀巡査部長と伊藤楓巡査長の躰が同時に拷問椅子に沈む。頭を横に倒してサイレンの如く喚き続けた悲鳴が止まる。 目は白目を剥いている。 股間は濃度の濃い泡に塗れてぐちゃぐちゃである。ドリルバイブだけが虚しく動く。やがてスイッチは切られる。 森川優紀巡査部長と伊藤楓巡査長。どっちが先に失神したか判定に成る。 「こっちだよ」 天葛少将が上座から立ち上がって森川優紀巡査部長を指差す。 「待て待て。同時で二人とも蛇の水槽に浸けてしまおう」 加賀美少将である。 「それじゃ競技の意味が無い。こいつ一人だ」 天葛少将は以前座敷で森川優紀巡査部長に玉を蹴られて入院している。こっちを強く懲らしめないと気が済まない。 天葛少将の要望を考慮して蒼い顔で震えている森川優紀巡査部長に緊縛師が縄を掛けに近付く。 「いやあーーーーーー。いやあーーーーーーー。いやよーーーーーーーーーーー。やめてーーーーーーーーーーーー」 森川優紀巡査部長は倒れたまま床を退りながら狂った様に暴れる。 「いやあーーーーー。いやだあーーーーーー。いやだーーーーーーーーーー。やめてーーーーーーーーー。たすけてーーーーーーーーーー」 緊縛師らは押さえようとするが暴れて逃げる。 何人かの将校が手伝って押さえる。 「やだあーーーーーー。いあやあーーーーーー。ああーーーーーーーー。だめーーーーーーーーーー。やめてーーーーーーーーーー」 森川優紀巡査部長は狂った様に暴れ喚き続ける。 それを数人で押さえて高手小手に縛る。膝で縛り合わせてフックを付ける。それを天井のフックに逆さ吊るしにする。 森川優紀巡査部長は涙を溢し蒼い表情で躰は震えている。 水槽には蛇が十数匹泳いでいる。 緊縛師らは森川優紀巡査部長の逆さ吊るしの躰を高く吊るし上げる。 キャスターに乗った水槽を真下に持ってくる。 「あ、ああーーーーーーーーーーー。いやあーーーーーーーーーーー。いやあーーーーーーーーーーーー」 森川優紀巡査部長は喚きだす。途轍もない恐怖である。 そのままゆっくり下げる。 「あ、ああーーー。ああーーー。ああーーーー。だめーーーー。だめーーーーー。だめーーーーーー。あ、ああーーーーーーーーー」 森川優紀巡査部長は狂った様に喚く。 それでも吊るしは真っ逆さまに水槽に降ろされてゆく。 「あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」 森川優紀巡査部長の躰は蛇の泳ぐ水槽に乳房まで付けられる。 ゴボーー。ゴボーーーーーー。ゴゴゴオオオオーーー。 森川優紀巡査部長は首を振って暴れる。 一旦水から引き揚げる。 「うおおーーーーーーーーーーーーーー」 恐怖に狂わんばかりの悲鳴である。 「うおーーーーー。うおーーーーーー。うおーーーーーーー」 森川優紀巡査部長は空中で首を振って暴れ強烈に喚く。 もう一度吊るしは下げられる。 「あ、ああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」 強烈な悲鳴が轟く。 また乳房まで水の中に浸ける。 ゴボーーーー。ゴボオーーーーーー。ゴゴゴーーーウオーーウオオオーーー。 一匹蛇が首の後ろに回る。 そのまま引き揚げる。 「あーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」 蛇は森川優紀巡査部長の首に引っ掛かっている。 「あはあーーーーーーーーーん。あはあはあはあーーーーーーーーーーん。うわあーーーーーーーーーーーん。ああーーーーーーーーーーーー」 森川優紀巡査部長は堪らず空中で頭を振る。首と躰を振って暴れさせ狂った様に泣き喚く。 やがて蛇が首から抜けて水槽に落ちる。 「あ、あ、ああーーーーーー。あーーあはあーーーーーーん。ああーーああーーーーーーーーん。あはん。あはん。あはん。はん。はあ。はあ。はあ」 森川優紀巡査部長は恐怖の表情を破裂させて泣いた。荒い息遣いは暫らく治まらない。 壮絶な光景を一同は堪能した。 森川優紀巡査部長はようやく縄を解かれた。 巨大なバットの上に置かれたシャワースタンドで狂った様に躰を洗い続ける。泣き濡れた全裸のシャワーシーンである。 数回の会議の末M国に隠れるメンバーは作戦を開始した。 六名で出発である。 田中萌子三等海尉、田中仁美三等海尉、フリーカメラマンの木村綾乃、松井玲那元警視庁巡査部長の四人に潜水艦の男性隊員二人が付き添った。 男性隊員二人はM国の国境少し手前でテントを張り食料などを用意して待つ。 M国国境までは六人でリックを背負って旅行者の様にバスを乗り継いで向かう。帰りと同じルートである。 M国国境から四人で山越えしてT市のD川支流に出る。そのまま湖水の水門手前まで向かう。 必要なもの以外はテントに置いて行く。 柿崎一行らはT市から湖水沿いにD川の分岐付近まで随所にカメラを仕掛けた。だが松井玲那元巡査部長らの潜入コースからは外れていた。 宇垣美佐都は自宅から潜水服をT市の逢引の家に送る。それをD川支流沿いに湖水の水門手前に隠した。 松井玲那元巡査部長らは森林に隠れて潜水服を着ける。其処で宇垣美佐都からの連絡を待つ。 その日。宇垣美佐都は態と高品加来冶大佐を逢引に呼び出した。 濃厚に何回も求めて疲れさせる。帰りは出口の家の地下まで送って行く。そこでも濃厚なサービスを忘れない。 高品加来冶大佐は家に戻らず塀の監視所に向かう。内部で何が有ろうと塀を乗り越えられなければ自分の責任は無いと言う考えである。 そして捕まらないで逃げてくれるに越した事は無い。宇垣美佐都との関係を続けたいのである。 高品加来冶大佐を送り出してから宇垣美佐都は逢引の家に戻って合図のメールを打つ。 「これから帰ります」 これだけで合図である。 松井玲那元巡査部長ら四名はD川の支流に入る。 田中萌子三等海尉が先頭で田中仁美三等海尉が最後尾になる。潜水に長けた海自の二人が前後を固める。 松井玲那元巡査部長と木村綾乃も潜水の練習はした。何度も立て篭もる半島の潜水艦に向かって湾内を泳いだ。 宇垣美佐都は湖畔に張り出したテラスで合図のカンテラを持って待つ。 田中萌子三等海尉らは宇垣美佐都が照らすテラスの下で水から出る。横からテラスに上がって部屋の中に入る。 地下室に下りて潜水服を脱ぐ。 四人は抜け坑に入った。 宇垣美佐都はそのまま予約したヘリで港に向かう。 松井玲那元巡査部長と木村綾乃が内山莉緒元警部補と木村史乃元警部補の家に向かう。 田中萌子三等海尉が新井絵里の家に向かい。田中仁美三等海尉が田中道子の家に向かった。 家と家の隙間を通るが警備はそれ程厳重ではない。 抜け坑は高品加来冶大佐らの逢引に配慮して見張ってない。ホテル地下の出口と湖水に出る部分の真上に見張りを配置していた。 田中萌子三等海尉が新井絵里に支度をさせいち早く抜け坑に滑り込む。隠れて二組を待つ。 田中仁美三等海尉が田中道子の家に入った。 迎えに来た事を説明して海上自衛隊田中仁美三等海尉と名乗る。 「すみません。私は此処に残ります」 「どうしてですか」 「救出に次々と来て頂きますが。みな失敗しています。私も救出に失敗しました。少し前にも五人亡くなりました」 「でも。貴女の証言を生かしてこの国の闇を国際社会に正す必要があります」 「無駄です。私は除外して下さい」 「ずっと此処に暮らすのですか」 「私が日本に帰っても日本で逮捕されてこの国に戻されます。それにこんな躰です」 田中道子は上を脱いで刺青を見せる。ブラを外すまでもない。大きな蜥蜴がその白く肌理の細かい肌に描かれ美しい躰を潰している。 田中仁美三等海尉は諦め本人の意思を尊重して引き揚げた。急いで抜け坑の家に向かう。 松井玲那元巡査部長と木村綾乃も内山莉緒元警部補と木村史乃元警部補の家に入った。 此処でも壁にぶつかった。 「いいえ。私たちは行かれません」 「どうしてですか」 「私と沙緒里が篠田茉莉さんの事件を追ってこの国に入った時です。娼国の警察員久保田奈緒子さんに協力してもらいました」 久保田奈緒子元巡査部長は内山莉緒元警部補や滝澤沙緒里がR国国際空港に入った時に案内役をしてくれた。 だが即刻S市の市警にばれて久保田奈緒子は逮捕された。 その後内山莉緒元警部補らも捕まる。そして内山莉緒元警部補と滝澤沙緒里以外全員殺された。 二人の前で久保田奈緒子は見せしめに壮絶な拷問を受ける。その後AV嬢にされて家族も監視付きと成った。 滝澤沙緒里は久保田奈緒子への更なる拷問を防ぐ為AVの撮影を承諾した。さらにそのオープニングでAV嬢として語らされる。 これが日本で販売された。 「その人が人質なのですね」 「そうです。久保田奈緒子さんが私たちの人質です。そして私たちを含めて沙緒里の人質です」 「それではお二人が此処を逃げると久保田奈緒子さんと滝澤沙緒里さんに危害が及ぶと仰るのですね」 「そうです。申し訳御座いません。私たちは此処に残らせて下さい」 「それは違います。滝澤沙緒里さんは既に葛城元総理の恋人同然です。それに滝澤沙緒里さんはD市にホテル経営まで行っています」 「そんな。沙緒里が」 内山莉緒元警部補には大きな衝撃である。 「それに滝澤沙緒里さんが敵方である以上。その久保田さんにも影響はないと思います」 「分かりました」 木村史乃元警部補は納得する。 「それに滝澤沙緒里さんの売った情報で何人も捕まっています。さあ。時間が有りません。急いで」 木村綾乃が押し切る。 「はい」 内山莉緒元警部補も決断する。 松井玲那元巡査部長と木村綾乃が先導して内山莉緒元警部補と木村史乃元警部補は抜け坑の家から坑内に逃れた。 此処で誰が湖水から逃げるかホテルの先の抜け穴から出るかに協議した。 新井絵里に潜水の経験は無い。松井玲那元巡査部長と木村綾乃が新井絵里を連れてホテルの先の抜け穴から出る手段が選択された。 この時。田中仁美三等海尉、田中萌子三等海尉らは湖水から出る選択をせず宇垣美佐都の逢引の家から出れば良かったのである。 だが抜け坑から湖水の出口を使った。一度外に出るより抜け坑から水に入るが無難と考えたのである。 その場所は柿崎一行の部下に湖水の上から見張られていた。 一人目田中仁美三等海尉が湖水に出た時点で水中カメラにキャッチされた。 連絡が行き直ぐに水門が閉まる。 監視所では自動小銃を構える。 「全部で四人確認されている。射殺は三人までだ。一人は捕らえろ」 監視所の指揮官が命令する。 監視所からサーチライトが照らされる。 ライフル銃で特殊な銃弾を使って狙う。水中でも速度の落ちない米軍の銃弾である。 田中仁美三等海尉、内山莉緒元警部補、木村史乃元警の順に泳いで来る。三名とも頭を撃ち抜く。 四人目の田中萌子三等海尉に投網を掛ける。だが田中萌子三等海尉は逃れる。湖水を反対方向に泳ぐ。 已む無く射殺した。 そのまま四名の遺体を収容する。 松井玲那元巡査部長、木村綾乃、新井絵里の三人は高品加来冶大佐が態と開けた穴から出て崖を下った。 二人は拳銃を所持している。この先は人が通らない危険な峠である。さらに中国国境内に一度入る。 R国のゲリラゾーンと呼ばれる山を中国側の渓谷から抜ける。どっちからも人は来ない地域である。 これを夜間にM国国境に仲間がテントを張るところまで行かねば成らない。 追っ手が来る気配はまったく無い。 危険な夜道を翌朝近くテントまで着いた。 バスの始発は早くない。三人はテントで食事を摂り休んだ。その間男性隊員二人が外で見張る。 追っ手が来れば銃撃戦も已む無しである。 田中仁美三等海尉、田中萌子三等海尉らが戻らないので松井玲那元巡査部長、木村綾乃、新井絵里の三人はバスの時間に合わせて先に出発した。 男性隊員二名がテントに残る。 翌朝に成ってT市の日本人居住区。そのメイドや警察員の住む区画でさらに新井絵里が居ない事が判明した。 葛城義和と柿崎一行が駆けつけた。 田中道子の家に向かいながら葛城義和は真紀子に連絡する。 「良かったじゃない。その二人に逃げられなければ問題ないでしょう」 真紀子も新井絵里一人なら問題無いと言う見解である。 田中道子は行かなかった理由を述べた。 「名は名乗らなかったか」 葛城義和が追求する。 「海上自衛隊の田中仁美三等海尉と名乗りました」 田中道子はあっさり言ってしまう。 「また海自か」 「よく言えたな」 「どうせ調べれば誰か直ぐ分かるでしょう」 田中道子は諦め口調である。 「まあ。そうだな」 葛城義和は柿崎一行とその部下らを伴って抜け坑に入る。 高品加来冶大佐の逢引の家は後回しにした。湖水への出口も上に見張りが居て四人を射殺したので飛ばす。 ホテルの地下に出る抜け口に設置した仕掛けは障られて無かった。 そのまま鍾乳洞に進む。 「こっちは封鎖されていますが」 「待て。この崩れた石は」 「ああ」 「穴が有る」 「外に出られますね」 「このあたりは洞窟の薄い部分です。前に土砂崩れで削られた裏の崖に抜けます」 柿崎一行の部下が答える。 「そんな事が有ったのか」 「しかし何故此処から出られると分かったのだ」 「まさかこの外から入って来たのじゃ」 「これは外から開けた穴です」 葛城義和は石の転がり方から外から開けたと推察する。 「そうすると敵は中国側から来た事になりますが」 「M国ではないですか」 葛城義和はそっちを疑う。 「厳しい道ですが一度中国国境を越えます。それからM国に入れます」 「そっちを追いましょう」 「もしそうなら既にM国に逃れています。M国の警察に手配しましょう」 「そうですね。何故この部分が弱く中に入れると知ったのかですね」 「とにかく敵は二手に分かれた。我々は湖水から逃げた方だけを射殺して解決したと思ってしまったのだ」 「まだ他に仲間が居て新井絵里を連れてこっちのコースで逃げたのですね」 娼国。ホテル最上階の和食。特別座敷天昇の間である。本日もこの部屋だけ南の島の全貌が青い海の中に望める。 本日も大きな窓の左側にカウンターが出て板前が寿司を握る。板前は津梨清吉という。平佐和のご贔屓である。 本日は葛城義和が滝澤沙緒里を同伴している。 「滝澤さん。内山莉緒元警部補と木村史乃元警部補のお二人を射殺する結果と成ってしまいました」 柿崎一行が神妙に報告する。 「ご苦労様でした。私は助かりました」 滝澤沙緒里も神妙に礼を述べる。 「これしかなかったけど」 真紀子も一応気遣う。 「申し訳ありません。二人の事は私の我侭を通して居りましたけど。いつか奪還にい来られる警戒もしていました」 滝澤沙緒里は完全に守りに入っている。 「そうね」 「私。怯えていました。葛城さんにどうにかならないか。助けを求めていました」 「資産には当面影響ないと思うけど。日本には帰れないね。日本のマンションも押さえらる可能性は有るか」 「はい。日本に行けなくなります」 「うーん。そうね。命を狙われるかもね」 真紀子はそれ以上の事態を類推する。滝澤沙緒里の動かない昔の仲間が居て裏切りを許さない可能性がある。 「今回逃がした新井絵里に危険は無いのか」 湯野中は柿崎一行に確認する。 「無いですよ。あの女が何を話しても情報に限界はあります」 葛城義和が代わりに答える。 「そうよ。あいつと田中道子なら何も問題ない」 真紀子はきっぱり断言する。 津梨清吉は全員の好みを心得ている。注文しなくても勝手に握って行く。滝澤沙緒里や柿崎一行の好みももう理解した。 「問題は何故あの鍾乳洞の薄い部分を外から壊して入ったかです」 葛城義和は核心の問題点を強く追求する。 「それが大きな謎です」 柿崎一行もそれに同一見解と強く同意を主張する。 「それは大問題だな。鍾乳洞と外部の地形が判らないと出来ない」 湯野中も不可解を強く理解する。 「えーー。あの鍾乳洞に外から穴を開けて入ったのですか」 滝澤沙緒里も驚きを隠せない。 「そうだよ。何か最近土砂崩れが有って薄くなっている箇所が有ったらしい」 「それをどうやって知って外から穴を開けて入ったかです」 「湖水から入って来たということはないの」 「湖水の出口は見張っていました。録画もあります。出て行っただけで入っては来ていません。それであの穴は外から開けたものです」 「他に入れる場所は」 「湖水から一度淵に上がって高品加来冶大佐の逢引の家から抜け坑には入れます」 「その家が抜け坑に繋がってはいるけど湖水には繋がってないのね」 「湖水から淵に上がってどっかから入れないの」 「その家か。見張りの居た地下の口です。あとはホテルの地下です」 「それじゃ。その穴が濃厚ね。どうやってそれを見つけたか」 真紀子も考え込む。 「警備員を弁護士が回収したとか」 「それ以前に警備員は抜け坑も鍾乳洞も知りません。知っているのは軍の一部だけです」 「高品加来冶大佐は」 「奴は今月になってTSから移動したばかりだ。坑道の地図は持っているが土砂崩れは知らない」 湯野中は言下に否定する。 「軍の中に弁護士に買収された者が居るという事ね」 「そうですね」 「その捜査はやらせるよ」 湯野中はそう言って打ち切った。 「射殺した二人の侵入者です。一人は田中道子が海上自衛隊の田中仁美三等海尉と名乗ったと証言しています」 「田村眞子二等海尉に遺体写真の確認をさせましょう」 真紀子は田村眞子二等海尉を連れてくる様に警備に就いている憲兵に指示を出す。 「どうして今日も呼び出されるのですか。昨日凄い拷問を受けたのです」 田村眞子二等海尉は悲痛な表情で堪えられないという思いから抗議する。 「大丈夫よ拷問はしないから」 真紀子はあっさり言う。 田村眞子二等海尉はショーツ一枚にバスロープを羽織っただけの姿で連れて来られている。 「この写真を見てください。左側は海上自衛隊の田中仁美三等海尉と名乗ったそうなの」 「はい。そうです。練習艦初月の艦橋士官でした」 「もう一人は」 「田中萌子三等海尉。ヘリ空母蒼龍の主計係です」 「この二人は兄弟か親戚なの」 「同期ですが。まったく関係ない二人だと思います」 「そう。ありがとう」 「お願いです。一日置きでは堪えられません。内容がハードなのです」 田村眞子二等海尉は質問にすらすら答えたので涙の訴えをする。まだ散々叩かれた股間の蚯蚓腫れの割れた痕が癒えてない。 「どう。躰を見せて」 真紀子は状況を確認しようと裸になる要求をする。 田村眞子二等海尉も今更である。散々性器の奥まで見られた面々の前。バスロープよりショーツを脱ぐ。 既にショーツからはみ出した部分も真っ赤な筋が確認できる。 「これは凄いな」 葛城義和でさえ驚く。 「ドクターは」 「来ていません。衛生兵だけです」 田村眞子二等海尉はそう答えて現状を理解してもらおうと散々虐められた葛城義和にさえ縋る。 「今のスケジュールで二人ずつにしましょう。そうすれば中三日は開く」 葛城義和がそう決めてしまう。この将校への慰問を言い出したのは葛城義和である。その目的は問題のない宴会で侵入者が近付くのを防ぐ目的であった。 「あとの三名も確認しましょう」 南の島に幽閉では月二回。秘宝館に送られると二日置きに成っている。今度の将校への慰問名目はややハード過ぎた。 真紀子もさすがにブレーキを掛けるべきと考えた。直ぐに医師が手配された。 M国警察への手配は芳しい回答が帰ってこなかった。M国警察はバスで乗り継がれたと思うと回答した。 フリーカメラマン木村綾乃と松井玲那元巡査部長は新井絵里を連れて細野英二二等海将らの待つホテルに着いた。 一同は新井絵里の持つ情報や状況にやや落胆した。新井絵里は日本の帰ることはできない。日本の警察に逮捕される身である。 新井絵里は日本で娼国の工作員に拉致された。 日本でフェミニストグループの会合のあと連続殺人事件が起きた。 フェミニストグループの何人かが殺害される。姉ヶ崎ロイヤルホテルの会合に出たグループで残った新井絵里と岡村一美が容疑者にされ姿を消した。 二人は殺人犯として日本で指名手配にされることとなった。 新井絵里と岡村一美は娼国に移送されて南の島に収監された。 滝澤沙緒里が盛高知里の紹介で葛城義和に会った時に二つの事を頼んだ。 それは岡村一美と新井絵里の処刑の回避及び内山莉緒警部補と木村史乃警部補への現金の援助であった。 新井絵里と岡村一美のうち新井絵里だけが滝澤沙緒里のグループであった。 その為滝澤沙緒里の希望で新井絵里だけがT市の日本人居住区に移された。 その後殆んど拷問などは受けてない。また娼国、R国の内情にも触れてない。宴会すら見ていないのである。 「取りあえず日本からマスコミを呼んでインタヴューさせよう。その後は此処に暮らしてもらうしかない」 細野英二二等海将はそう結論を出した。 「マスコミをM国に呼びますか」 「それは駄目だ。以前に大高がそれをやって日本の出発から確認された。それではM国の警察がインタヴューの前に逮捕してしまう」 「日本がそんなに見張られているのですか」 伊藤千種はそこまで理解してなかった。 「そうだ」 細野英二二等海将は厳しい表情で答える。 潜水艦でオーストラリアかニュージーランドまで移動する策が考えられた。それにはマスコミに潜水艦に乗り込んで貰わなければならない。 日本に在住の協力者に依頼する。それには立憲国民党の代議士も加わる。 直ぐに潜水艦はM国を離れた。マスコミと協力者との更新のため伊藤千種だけがM国に残る事に成った。 面の割れていないフリーカメラマン木村綾乃と松井玲那元巡査部長はM国国境付近にテントを張る二人の隊員を迎えに戻った。 その出発の直前にM国の弁護士から四人が射殺された連絡が入った。 娼国では宴会場に伊藤楓巡査長と森川優紀巡査部長だけが出された。 二人の躰はそれ程痛めつけられて無いと言う見解である。 田村眞子二等海尉は娼国の病院に移されインターン三十名くらいが見る中で診察が行われた。 患部は処置してくれた。だがその後インターンに何回も尿道カテーテルを入れられた。 「い、い、たいいーーーーーーーー」 田村眞子二等海尉は痛みに喚き続けた。やり方が下手なのである。葛城義和に挿入された時の方が悔しさと怒りは限りなかったが痛くはなかった。 さらにクスコを挿入される。膣の奥を開かれて一人ずつ綿棒で恥ずかしい濡れを採取された。 その次は棒の先端に付いた超小型のバイブを入れられ感度テストが一人ずつ行われた。 「ああーーーー。ああっはあーーーーーーーーー。ああーーーーーーー」 何人もに責められて尿道から潮を噴いてしまった。限りなく恥ずかしい事の連続で病院に残された。 娼国昭和中期の高層ホテル。四十五階の宴会場である。 宴会場では伊藤楓巡査長と森川優紀巡査部長が両名とも逆さ吊るしにされた。 緊縛師が膝を縛り合わせる。その縛りにフックを付けて滑車のフックに引っ掛けて吊るし上げる。 折った膝が上になっての逆さ吊るしの姿である。 躰中に洗濯バサミ百個くらいを付けられた。 「ああ。あはあーー。うう。うーー」 付けられていく過程が既に痛い。 態と付け方が浅い。それが逆さ吊るしの辛い姿勢で躰中に繊細な痛みを浸透させる。 二人ずつ鞭で叩き落して速さを競う。 遅く落とされた方がさらに拷問を受ける。 水の無い水槽にカメレオンが運ばれていた。 二人にはあれを何に使うかはまだ想像がつかない。 双方百個の洗濯バサミを付け終わる。 二人ずつ先端に四角いチップの付いた一本鞭を構えて待つ。 「用意。始め」 緊縛師の合図でスタートである。 森川優紀巡査部長の方は左右から二人が乳房の洗濯バサミから叩く。 「うおーーーーーーーーー。おおおーーーーーーーーーーーー」 一気に数個が飛び散る。 飛んだ部分の皮膚には鋏んでいた皮膚の窪みがくっきり残る。 「ううおおーーーーーーーーーー」 森川優紀巡査部長は顔を真下に向けて悲鳴を畳みに叩き付ける。 どちらも女の部分には数個付けられてドテも何個かに鋏まれている。 「あふぁああーーーーーーーーー。うあはああーーーーーーーーーーー」 伊藤楓巡査長からは甲高い歯の浮く様な悲鳴が上がる。 叩かれて抓まれた部分が浅くなる。その次の叩きでそれが吹っ飛ぶ。 「うおーーーーーーーーー。ううおおーーーーーーーーー。ううーーーーーーーーーー。うがあーーーーーーーーーーー」 次々と競って叩き落す。躰は痛みに揺れる。地獄の痛みを訴える悲鳴は鳴り喚き続ける。 森川優紀巡査部長は壮絶な表情である。 伊藤楓巡査長の太腿に並んで付けられた先約バサミが断続的に落ちる。部分的に残って咥えの浅くなった物を一つずつ一気に叩く。 「あひゃあーーーーーーーーーー。ひゃあああーーーーーーーーー」 咥えの浅くなった洗濯バサミを落とす悲鳴が会場を劈く。将校らは生唾を滾らせてスクリーンと現物を凝視する。 「うお、おーーおーーおーーーー。ぐうおおーーーーーーーーーーーーー。うおーーーーーーーーーーー」 森川優紀巡査部長も壮絶に表情を破裂させて叫び喚き続ける。 救出がT市に来た事は森川優紀巡査部長も聞かされている。そこで四人死んだ。一人を連れて二人が逃げた。まだ助かる希望はあると思う。 「あぎゃああーーーーーーーーーーーーー。ぎやああーーーーーーーーーーー。あががががーーーーーーーーーーーーーー」 伊藤楓巡査長も涙を飛ばして喚き続ける。 三名がホテルの部屋で田村眞子二等海尉から彼女が呼び出されたときに得た情報を聞かされたのである。 何としても頑張って生きて帰ってこの国の闇を国際社会に公表したい。 頑張り続けるしかないと自分に言い聞かせる。 森川優紀巡査部長の股間のびらびらを鋏んだ四本が残る。叩く将校にはこれが最後の愉しみである。 一人ずつ合図して叩く。 「う、う、おおーーーーーーーーーーーーーーーー。ううーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」 森川優紀巡査部長は顔を究極に顰めて悲鳴を絞りだす。 次が叩く。 「うおーーーーーーーーーーーー。う、う、う、うーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。うーーーーーーーーーーーーーー」 やっと二つが飛んだ。 「ひやおおーーーーーーーーーーーーーー。ひううううーーーーーーーーーーーーーーー」 こっちは伊藤楓巡査長の耳を劈く悲鳴。これで股間の三つまでが飛んだ。残るは一つである。 「あはああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」 森川優紀巡査部長の強烈な悲鳴が轟いて次の瞬間最後の一つが落ちる。 拷問は伊藤楓巡査長と成った。 二人が吊るしから降ろされる。躰中洗濯バサミが抓んだ痕だらけである。部分的に皮膚が向けて赤く滲んでいる。 森川優紀巡査部長はそのまま畳みに残された。上体だけ起こして膝を崩したまま座る。 伊藤楓巡査長は拷問椅子に載せられ固定される。腕は椅子の背の裏に重ねて縛り合わされた。 太腿は縄で三箇所拷問椅子の脚載せに固定する。 腹はベルトできっちり止める。 伊藤楓巡査長の股間を大きく開いた拷問椅子の前に台が置かれた。 緊縛師が女の部分を指で開いてクスコを膣に挿入する。 ケースに入れたかなぶんが運び込まれた。 緊縛師はそれを掴んでクスコに投げ込む。 「あーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーー。あ、ああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」 伊藤楓巡査長は膣の中を動くかなぶんに強烈な悲鳴を上げる。 「いやあーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーー。いやあーーーーーーーー。いや。いやあーーーーーーー」 半狂乱である。 膣の中はペンライトに照らされスクリーンに拡大されている。 拷問椅子の前に置かれた台にカメレオンが載せられる。 緊縛師はカメレオンを嗾ける。 カメレオンの舌は伸びてクスコの中に進入する。 カメレオンの舌は膣の中を嘗め回す。逃げるかなぶんを舌が追いかける。伊藤楓巡査長の膣の中はかなぶんが動きカメレオンの舌が嘗め回す。 「あ、ああーーーーーーー。あはん。あはん。ああーーーーーーーーー。あ、ああーーーーーーーーー。あ、ああーーーーーーーーーー」 伊藤楓巡査長は泣き喚き続ける。 ようやくカメレオンはかなぶんを舌で絡め取る。 「ああーー。あはあ。はあ。はあ。はあ」 伊藤楓巡査長は天井を見上げて荒い息遣いで躰を震えさせ続ける。 もう一匹カメレオンが水槽から出される。 緊縛師はかなぶんを取り出す。 「いやあーーーーーーーーー。もういやあーーーーーーーーーーー。やめてーーーーーーーーーーーーーー」 伊藤楓巡査長は強烈に泣き喚き許しを求める。 それでも緊縛師はかなぶんをクスコに投げ込む。 「ああーーあーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーー」 伊藤楓巡査長は狂った様にまた喚き散らす。 見ている将校らは生唾に上半身が熱く滾る。 緊縛師はまたカメレオンを嗾ける。 舌は一気にクスコの中に伸びる。 「ああーーーーーーーん。ああーーーーーーーーーーーん。あはんはんあはん。ああーーーーーーーーーーーーー。あはあーーーーーーーーーーん」 伊藤楓巡査長は涎と涙を飛ばして躰を震撼させ泣き喚き続ける。壮絶な風景である。 何処からか無慈悲な拍手が沸く。将校らは二人の日本人婦人警察官に微塵も同情してない。 いいぞいいぞの拍手である。 かなぶんはまた膣の中を逃げ回る。女の敏感な粘膜に堪らない感触である。 それにカメレオンの舌が加わる。虫と爬虫類。気が狂いそうな責めである。 「ああーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーー」 躰を揺すり続けた伊藤楓巡査長のサイレンのような悲鳴。それは何処までも止まない。 もしコンパニオンが付いていたら。見ている将校らはその女の中に直ぐに果ててしまいそうな衝動に駆られている。 「あーーーーーーー。あはああーーーーーーーーーーーーー。あーーはあーーーーーーーーーーー。ああーーーーーーーーーん」 ようやくカメレオンはかなぶんを舌で絡め取って膣から舌を抜く。 「ああーー。ああ。ああ。ああ。ああ。ああ。はあ。はあ。はあ」 伊藤楓巡査長の荒い息遣いはなかなか治まらない。 フリーカメラマン木村綾乃と松井玲那元巡査部長はM国とR国の国境付近まで来た。 だがテントは片付けられて男性隊員は居なかった。 その時M国の警察に囲まれていた。 R国の軍も国境まで来ていた。 二人はその気配を直ぐに感じ取った。危険を悟って逆に引き返した。二人はパスポートを持っている。 バス停でバスに乗ろうとする。 M国の警察官は身分証かパスポートを要求する。 二人はパスポートを見せる。 警察官は引き揚げた。 警察官はバスの行き先から無線で追跡した。半島のホテルに向かったので唯の日本人旅行者と判断してしまった。 国境を越えなかったので疑われなかったのである。 日本からは四社のマスコミが各々ニュージーランドに向かおうとしていた。 マスコミはクルーザーをレンタルして潜水艦に近付く予定である。 行き先がニュージーランドでは日本在住の工作員も疑わなかった。 だが潜水艦の出発を見合わせるしかなかった。 娼国、M国の合同海上警備行動が非常に顕著になった。そうなると潜水艦が海中に展開している状況が窺える。 日本のマスコミも出発を見合わせた。 葛城義和の判断でM国に細野英二二等海将の潜水艦を近付けさせない作戦が取られた。これが湾から出発を防ぐ結果と成ったのである。 新井絵里だけでは十分では無い。 細野英二二等海将も今は危険を冒さず他に拘留されている同胞を確保してから会見を行う方針に考え直した。 娼国。昭和中期の高層ホテル四十五階の宴会場では伊藤楓巡査長の興奮状態が覚めるまで暫らく休憩が入った。 配膳のコンパニオンは十五名だけである。そのコンパニオンに将校らは群がる。衣装は脱がされ全裸の配膳と成った。 それでもコンパニオンは一切文句を言わない。日本とは大違いである。 浣腸の準備がされドリルバイブが膣用とアナル用が用意された。前回同様失神か失禁で勝敗である。 「今日は負けた方が蛇イレポンです。イレポンとは昔日本のストリップ劇場で踊り子さんのお○○こにこけしや天狗の鼻を入れさせたショーです」 緊縛師が宣言して内容を解説する。 「ええーーーーーーーーー」 伊藤楓巡査長は恐怖の表情を凍らせる。 「だめーーーーーーーーーー。きがくるっちゃう」 森川優紀巡査部長も堪らず叫ぶ。 緊縛師らが伊藤楓巡査長を拷問椅子に乗せようとする。伊藤楓巡査長は立って逃げる。 「やだーーーーーーーーーー。いやよーーーーーーーーー」 宴会場の出口で将校らに押さえられる。 「いやあーーーー。いやあ。いや。いや。ああ。だめーー」 伊藤楓巡査長は捕らえられて数人に躰を掴まれている。それでも持ち上げられたまま空中で暴れる。 「うおおーーーーーーーーー。いやだあーーーーーーー。あはあーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」 子供の駄々っ子の様に泣き叫ぶ。 生きた生の蛇が膣に入って来るのである。二日前。森川優紀巡査部長が蛇の水槽に逆さ吊るしで入れられて泣き喚いたのを見ている。 よく正気で居られたと感心する。自分なら堪えられなかったと思う。 「騒ぐな。ドリルバイブで失禁と失神しないで堪えれば逃れられる」 将校が強い口調で叱咤する。 「やだあーーーーーーーーー。あんなの堪えられないよーーーーーー」 それでも強引に緊縛師は拷問椅子に伊藤楓巡査長を縛り付ける。 次に森川優紀巡査部長に向かう。会場の端に逃げていた森川優紀巡査部長も逃げる。こっちも将校らが押さえに掛かる。 森川優紀巡査部長は暴れる。 構わず将校を蹴飛ばす。数人が囲む。森川優紀巡査部長は脚蹴りを掛ける。 一人が後ろから森川優紀巡査部長の手首を掴む。そのまま背負い投げをかける。森川優紀巡査部長は畳みに叩き付けられた。 直ぐ起き上がるが同じ将校が巴投げをかける。 森川優紀巡査部長は背中から畳みに落ちる。 今度こそ数人で押さえて拷問椅子に磔る。緊縛師は手分けして一気に縄を掛ける。 一昨日同様に浣腸が行われる。この日の将校らも美人の排泄の破局をじっくり愉しんだ。 ドリルバイブの二穴挿入に二人は精神力の限り抵抗し続けた。今日はバリアブル機能のドリルバイブを使わなかった。 それでも森川優紀巡査部長はが先に失神した。 M国。小さな半島のホテルである。 「いま娼国R国に残っていると思われるのは六名だけです。その内岡村一美さんと上野愛菜三等空尉の消息はまったく分かっていません」 細野幸治二等海佐が説明する。 生駒莉奈二等海尉、伊藤楓巡査長、森川優紀巡査部長の三人がT市秘宝館に居るとのM国弁護士の報告であった 田村眞子二等海尉のみ南の島の鉄格子に残されているらしいという報告が他の弁護士の調査を経てM国弁護士から別途に報告されていた。 「あとは逃げる事を拒否した田中道子だけですね」 松井玲那巡査部長が念を押す。 「そうなります」 「その三名を奪還が最善だな」 細野英二二等海将は難しい表情である。 「やるしかないですよ」 フリーカメラマン木村綾乃が決意を促す。 「そうです。日本から来る官僚の動きはまったく見えません。その三名又は一名を奪還しかないです」 伊藤千種もそっちを主張する。 「T市秘宝館を狙いますか」 細野英二二等海将は人数の多い方を提案する。 「さすがに無理でしょう。もう近くに工場はありません」 伊藤千種は南の島から田村眞子二等海尉の奪還を主張する。 「そうです。田村眞子二等海尉の方が長く捕らえられています。情報を多く持っていると思えます」 「南の島では何回も失敗しています。周りの海の透明度が高いのです。潜水艦は離れて待つしかありません」 「こういう作戦はどうでしょう」 松井玲那巡査部長は囮を考慮した作戦を提案した。 南の島を海上から確認できるのは陸では北の島の一箇所でホテル最上階の座敷一つだけという新井絵里の情報である。 水上艦や飛行機が警戒していなければ南の島の裏側は見えない。 潜水服で泳ぎ着いてこの崖を登る。 小型潜航艇はこれまで通り海中洞窟から進入する。逃げる同朋の潜水服だけ運ぶ。 帰りは小型潜航艇を囮にする。 逃げるのは崖から海中を泳ぐ方法を取る。 「潜水艦まで泳ぐか」 「そんなに距離は無いです。深くなる海底の棚の裏に潜水艦が隠れていば簡単には見付かりません」 細野幸治二等海佐もほぼ確認できている。既にこの付近は小型潜航艇で海中の調査を行った。 「では作戦を詳細にしてください。もう一度弁護士に南の島の状況を調べてもらいます」 日本。三重県鳥羽。小さな民宿に女性グループが集っていた。 フェミニストグループの一団である。 大高貞夫の関連とは別のグループだが吉岡理穂の資料は引き継いでいる。 リーダー格は立憲国民党参議院議員徳永裕美である。四十を過ぎているが若い頃の可愛らしさも残している。女性議員の貫禄はまだない。 「お配りした資料は三年くらい前に入手したものです。その後多少書き加えられています」 「私はこの度R国にナインユニオンの工場を出させていただきます」 本庄真奈美ナインユニオン社長である。四十を少し出ているが美人の面影は残っている。スタイルもまだ崩れず綺麗な体型である。 「そうです。このたびR国に工場進出をお願い致しました」 「其処に私たちが働くのですね」 フリージャーナリスト伊久美愛琉。派手目の美人顔である。女優的イメージが強い。 「そうです。目的はR国内の調査です。大高氏を引き継いだ細野英二二等海将のグループは娼国に捕まった同朋の奪還を狙っています」 そのあと立憲国民党参議院議員徳永裕美はこれまでの経過を全部説明した。 「工場はR国ですが日本とは別会社にします。本社は娼国に一坪事務所を置きます。これで娼国に堂々と出入りが可能です」 本庄真奈美ナインユニオン社長が説明する。 「工場は何を作るのですか」 広瀬亜理紗元テレビ太陽アナウンサーである。美形だがやや躰が大きい。それを上背がカバーしてスタイルは整って美しいと言える。 現在二十七歳である。 テレビ太陽が娼国に買収されて旭放送と名を変えた。その時点で報道姿勢が合わず広瀬亜理紗は退職した。 「女性用下着です。実際に作るのは現地のスタッフを募集します」 「我々は其処を基点に調査ですね」 佐藤栞李元テレビ太陽クルーである。二十九歳に成る。広瀬亜理紗同様テレビ太陽が娼国に買収された時に退職した。 「我々は工場に住むのですか」 佐東詩織二十四歳フリーター。佐藤栞李と字が違うだけで同姓同名だがまったく他人である。 「当面は近くのビジネスホテルをマンスリーで契約します。その後T市の日本人居住区に家を買います」 「八年前亡くなった米倉礼子さんの会社エクセレントが同じ目的で進出しました。その時T市日本人居住区に家を買いました。ですがその目的がばれて二人を除いて全員殺されました」 立憲国民党参議院議員徳永裕美はこの地域の危険を強く説明する。 「残った二人はどうなりました」 佐藤栞李が疑問を追及する。 「R国に捕らえられました。一人は滝澤沙緒里さんです」 資料と立憲国民党参議院議員徳永裕美の一連の説明で全員が状況を理解した。 六人で翌週出発する事になった。本庄真奈美ナインユニオン社長は現地には留まらず日本と行き来することになる。 立憲国民党参議院議員徳永裕美はこのまま日本に残る。 娼国。昭和中期の高層ホテル四十五階の宴会場。 ドリルバイブで失神してしまった森川優紀巡査部長に恐ろしいSM拷問が下ろうとしていた。 森川優紀巡査部長はまだ失神したままである。 その股間にはクスコが二本入って膣もアナルも大きく広げられている。薄橙の粘膜の奥まで照明に照らされて克明にスクリーンに拡大された状態である。 配膳のコンパニオンは四人に一人付いている。 将校らはスクリーンを見ながらにそのコンパニオン群がる。躰を押さえて執拗に弄繰り回している。 配膳は完全にストップしてしまった。幹部が居ないので乱れ放題となる。日本の昔の言葉にある無礼講以上の状況である。 コンパニオンは乳房を複数人に掴まれ膣にも二人以上の指が入っている。それでもこの国のコンパニオンは文句を言わない。 緊縛師が森川優紀巡査部長をビンタで起こす。 「あ、ああーーーーーーー」 森川優紀巡査部長は瞬時に自分が失神してしまったと分かり悲鳴を上げる。 「あ、ああーーーーーー。いやあーーーーーーーーー」 スクリーンには大股開きに磔にされた自分の股間が拡大されている。それを見てまた悲鳴を上げる。 既に水のない水槽に蛇が運ばれていた。 「あーーーーーーーーーーーー。だあめーーーーーーーーーーーーー」 森川優紀巡査部長はそれを見てさらに大きな悲鳴を上げる。 緊縛師二人がスネークフックを持って準備している。 「蛇イレポンです。ご希望の方二人」 緊縛師が呼び掛ける。 「やめてーーーーーーーーーーーーーーーー。やめてくださーーーーーーーい。きがくるいますーーーーーーー」 森川優紀巡査部長は涙声で許しを訴える。 「煩いな!毒の無い蛇がお○○ことアナルに入ってパコパコするだけだ!」 緊縛師は強く叱咤する。 大佐の徽章を付けた将校がスネークフックを受け取る。そのまま蛇を掴む。 「あ、ああーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーー。だめーーーーーーーーーーー」 森川優紀巡査部長は大口を破裂させて断末魔の叫びを上げる。 その叫びを無視して大佐の徽章を付けた将校はクスコの螺子を持って蛇の頭を中に突っ込む。 「うおおおーーーーーーーーーーーーーーー。おーーお、おおーー。おお、おーーーーーー。うお、おおーー。おーーーーーー。おーーーーー」 森川優紀巡査部長は狂った様に頭を振って悲鳴を上げ続ける。 「はい。そのままもう一人」 「ううおおーーーー。うおーーーーーーー。ぐおおおーーーーーーー。ぐおーーーーーーーー。ううおおーーー。うおおーーーーーーーー」 森川優紀巡査部長は悲鳴を上げながら首を振って躰を震撼させる。声は言葉に成らず悲鳴が拒否を訴えている。 二人目が誰も立たないので緊縛師が蛇を素手で掴む。それを急いでアナルに突っ込む。長くは待たせられない。 「うお、お、おおおーーーーーーーーーーーー。ぐうおおーーーーーーーーーーー。うおーーーーーー。うおーーーーーーー。うおーーーーーー」 森川優紀巡査部長は狂った様に躰を暴れさせ悲鳴を上げ続ける。 膣に入れた大佐が蛇を僅かに数回ピストンしてから抜く。緊縛師も直ぐに続いて抜く。 「ふわあーーーー。はあーーーーーー。あーーーーーーー。あはあーーーーーーーーーー。あはあ。はあ。はあ。はあ。はあ」 森川優紀巡査部長の荒い息遣いは暫らく治まらない。 衛生兵が精神安定剤を注射する。 「あはあ。はあ。はあ。はあ。はあ。ひどいーーー。きちがいだよーー。こんなひどいことないよーーーーーーーーーー」 気丈な森川優紀巡査部長でも涙をポロポロ溢す。だがそれはいっそう将校らを悦ばせた。 「最後は局部鞭です」 緊縛師がまた恐ろしい宣言をする。 スクリーンで抽選のルーレットが回る。 当った六人が鞭を持つ。 「もうやめてよーーーーーーーーーー。こんなひどいことしてーーーーーーーーーー。もうやめてよーーーーーーーーーーーーーー」 森川優紀巡査部長は堪らず強烈に抗議する。 「そうか。じゃあ。こっちの女に一人五回ずつ六人で合計三十発だな」 緊縛師は強気で理不尽な宣言をする。 「分かったよ。そっちに行くなら私が受けるよ」 森川優紀巡査部長は涙を溢しながら観念する。 最上階に在る和食の特別座敷。こちらでも会議が続いていた。 鍾乳洞に外から穴を開けた犯人を探すは容易ではなかった。侵入者が穴を開けたとしても誰が情報を売ったかが問題である。 「まったく捜査は進まないよ」 湯野中はお手上げの表情である。 「取り敢えず抜け坑からホテルに抜ける手前に扉を設置します」 柿崎一行が対策を説明する。 「しかし軍の中に密通者が居るのは問題ね」 真紀子は納得しない。 「分かっているよ。捜査は続行する」 「異動も考えるべきよ」 「ああ。もう少し指宿が捜査を進めてから考えるよ」 「そうね」 真紀子と湯野中は火花を散らしかけている。いつもの事である。 「もう少し指宿さんに調査を任せましょう」 葛城義和が仲裁する。 「敵の弁護士が既に鍾乳洞の存在を掴んでないか。そして崖崩れも」 平佐和が口を挟む。 「そんなに知られてないはずだが」 湯野中は首を傾げる。 「七年前。千里さんは簡単に調べたな」 平佐和はそうとも言えないと主張する。 「軍とは言い切れないかもしれないですね。湯野中さん。もう少し広範囲に調べましょう」 葛城義和が取り敢えず治める。 「そうね」 真紀子も一応了解した。 鞭打ちは伊藤楓巡査長から始められた。 伊藤楓巡査長は拷問椅子に磔にされたまま脚を天井からV字に大きく開脚されている。 女の部分の粘膜は赤が濃くなった大陰唇の中央に閉じ合わせた姿をくっきり見せている。 一人目が蝿叩きの様な革のチップを先端に付けた鞭で構える。 振り被って蝿叩きを被せる様に叩き付ける。 「うおおーーーおーーおーー。ぐうわああーーーーーーーーーーーー」 伊藤楓巡査長の躰は腰が迫上がって広がった脚がV字を閉じようと震えて震撼する。 ピンと閉じ合わせた粘膜は歪んで崩れて複雑に絡み合っている。 二発目も叩き付ける。 「ぐおおーーーーー。ううおおーーーーーーーーー。おおーーーー。おーーーーーーーーーーー」 伊藤楓巡査長は首を強く振って躰を震撼させる。 「ううああーーーーーー。ああーーーーーーーー。ああはあーーーーーーん」 躰の震えはまったく治まらない。 堪えられる痛みではない。 三発目を構える。 「ああーーーーーーーーー。まってーーーーーーーーー。ちゃっとまってーーーーーー」 伊藤楓巡査長は痛みが治まらない。 若い将校はそれでも振り下ろす。 「ううおおーーーーーーーーーーーーーー。あーはんはんはんはん。あはあーーーーーーーーーーん」 伊藤楓巡査長は痛みに堪えられず半狂乱に泣き喚く。 縛られ磔にされて痛い部分を庇う事も摩る事もできない。痛みに強烈に襲われ無防備に晒されたままである。 「まってーーーーーーー。まってくださいーーーーーーーーーーー。ちょっとまってくださあーーーーーーい」 伊藤楓巡査長は強く窮状を叫び続ける。 それでも四発目を振り被る。 「やめてーーーーーーーーー。まってーーーーーーーーーー。まってくださあーーーーーーーーーーーーーい」 その叫びの途切れた瞬間に振り下ろされる。 「ぐうううーーーーーーーーーーーーーーーーー。うわああはあーーーーーーーーん。ああーはあーーーーーん。あはん。あはん。あはん」 伊藤楓巡査長は号泣状態。もうどうにも堪えられない。 「いやあーーーーーー。まってーーーーーーー。待って。待って。待って。お願いします。痛みが引くまで待って」 伊藤楓巡査長は号泣しながら訴え続ける。 それでも将校は五発目を構える。若い将校には微塵の同情も無い。日本の女性警察官である。どんなに虐めても罪悪感が沸く事は無い。 抽選に当って美人のこの部分を鞭で叩ける悦びに浸っている。 鞭を振り被る。 「ああーーーーーーーーーーーー」 若い将校は伊藤楓巡査長の悲鳴を叩き割るように最後の一回と女の部分に叩き付ける。 「う、うう、うおーーーーーーーーーー。がうううーーううおおーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」 伊藤楓巡査長の躰はまた強烈に震撼する。 「あはあーーーーーーん。あーーあはあーーーーーん。あはん。あはあん。あはん。あはん。ああ。ああ。ああ」 伊藤楓巡査長の躰はぶるぶる狂った様に震える。涙はポロポロ落ちる。 次の将校が鞭を構える。 「お待ち下さい」 緊縛師が森川優紀巡査部長の方を示す。五発ずつ交互に行うようである。 森川優紀巡査部長に緊張の旋律が奔る。抽選で自分の鞭叩きに当った将校らを強い視線で睨んでいる。 その表情は将校らの加虐心をさらに滾らせる。 森川優紀巡査部長も同じ様に拷問椅子に磔にされたまま両脚をV字に広げられて天井から吊るされる。殆んど股間は閉じられない。 大陰唇の割れ目の中からはみ出した女の部分のびらびら。その部分は複雑に割れ目の中で絡み合って閉じている。 生々しいその部分が無防備に晒されて鞭の餌食である。 叩く将校は生唾を飲み込む加虐心の滾った状況となって鞭を構える。 一本鞭の先端は長方形の二枚の革が重なっている。 将校は?み合せた粘膜を狙って鞭の先端を強く振り下ろす。加虐心が力に篭っている。 「うぐおおーーーーーーーーーーーー。ぎゃあおおおーーーーーーーーーーーーー。うぐあああーーーーーーーーーーーーーーー」 森川優紀巡査部長の気丈さを強く宿した美人顔が破裂する。将校らには堪らなく痛快な光景である。 「うぐうううーーーーーーーーーーーーーーー。ううぐううーーーーーーーーーーーー」 森川優紀巡査部長は強烈な痛みに躰を揺すって悶え続ける。 今度の将校はやや余裕を持って構える。 「はあ。はあ。はあ。はあ」 立続けには叩かない。苦しむ森川優紀巡査部長の姿を暫く愉しむ。 ゆったり二打目を構える。 森川優紀巡査部長は唇を噛んで睨み返している。 狙いを定めて強く正確に振り下ろす。 クリトリスから閉じたびらびらをきっちり縦に叩いている。 「う、う、うごおおーーーーーーーーーーーーー。ぐごごご、ごーーーーーーーーーーーーー。ぐうごおーーーーーーーーーーー」 森川優紀巡査部長は顔を強く振って腹の底から悲鳴を絞り出す。 美人の般若の形相が将校らの加虐心をさらに悦ばせる。 応援の拍手が何処からとなく始まる。 「ちくしょーーーーーーーーー。なにがうれしいのーーーーーーーーー。女がこんなに苦しんでいるのにーーーーー」 森川優紀巡査部長は怒りの限り怒鳴る。 「あっはっはっは。お○○こ丸出しで。その強気の怒り顔。さいこーーーーーーーー。うわはっはっはっは」 若い将校は笑いこける。 「おのれーーーーーーーーー」 森川優紀巡査部長はさらに怒り沸騰する。 次の瞬間鞭が振り下ろされる。 判で押した様に縦筋を綺麗に叩く。 「うおお。おーーおーーおおーーーーーーーーーー。ぐうおおーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。うごおおーーーーーーーーーー」 力は入っている革二枚の重ね合わせでも相当な衝撃である。 「う、う、うううーーーーーーーーーー。ううぐううーーーーーーーー。あ、あ、あああーーーーーーーーーーーー」 森川優紀巡査部長の目から痛みに涙が滲み出る。次の瞬間震え続ける女の部分の粘膜の中から尿が強く流れだした。 「あ、ああーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーー。だめーーーーーーーーーーー。ああーーーーーーーーー」 森川優紀巡査部長は悔しさにわなわな震える。 また拍手が起こる。 鞭を持った将校は暫らく待つ構えである。 「ちくしょーーーーーーーーーー。いいかげんにしろーーーーーーーーー」 森川優紀巡査部長はまた怒りの限り叫ぶ。あまりの理不尽にどうにも治まらない。 将校は失禁で濡れた股間を狙って四発目を振り下ろす。 今度はやや斜めに当る。クリトリスをきっちり包皮の上から叩いている。 「ぐがああーーーーーーーーーーーーーー。ぐうがああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あはあーーーーーーーーーーーーー」 躰はガタガタ振って暴れる。どうにも堪えられない痛みである。 「う、ううおおーーーーーーーーーーーーーーー。うおおおーーーーーーーーーーーー。ああはあーーーーーーーーーーーーーーん」 堪えられず号泣する。 将校らはまた悦びの拍手を合唱させる。森川優紀巡査部長の涙には特別に悦びが沸く様である。 将校らには天葛少将に金蹴りした女というイメージが強く残っている。同情が沸く事は無い。 二人の将校が拷問椅子の両側に回る。 左右から二人で森川優紀巡査部長の女の部分を広げる。やや濡れた薄橙の粘膜が綺麗に広がる。尿道の小さな亀裂もくっきり確認できる。 「綺麗なま○○この内側です。一発洗礼を」 若い将校は悦びの表情を嬉々と湛えて言う。 「やめろーーーーーーーーー。お前ら自分の亀頭叩けるかーーーーーーーーーーーー。やめろーーーーーーーーーーー。きちがーいーー」 森川優紀巡査部長は断末魔に怯えた表情を限りなく崩して叫ぶ。この気丈な女からこの表情とばかり将校らは歓喜に入る。 将校は確り狙いを定めて振り下ろす。やや力は減力したが女の一番敏感な粘膜をきっちり叩いて効果は充分である。 「うお、おおーー。おーーーーーーーーーーーーーーー。う、ううーーおおーーーーーーーーーーーーーーー。ああーーーーーーーーーーー」 森川優紀巡査部長の目をきつく瞑りまた見開き限りなく崩れた表情は壮絶かつ繊細な痛みを強く焼き付けた。 録画が撮られてないのが残念と皆思う。 「ううーー。ううーーーーーーー。うーーーーーーーーーー。ううーーーーーーーーーーー。うぐぐぐぐぐーーーーーーーーーーー」 森川優紀巡査部長は壮絶な苦しみ顔である。 「録画してないな」 大佐の徽章を付けた四十代が残念がる。 「いいえ。直ぐ保存すれば録画は残ります」 緊縛師が答える。 「よーし。皆に配ろう」 大佐は悦びの表情を湛えている。森川優紀巡査部長に対して同情や気遣い、労りは微塵にもない。 此処で休憩が入った。 将校らは限りない刺激に欲情が破裂してコンパニオンを輪姦し始めた。 興奮度が高過ぎて直ぐに果ててしまう。 四人相手にしたコンパニオンはシャワーに駆け込む。それでもバスタオル一枚で出て来るサービスは忘れない。 伊藤楓巡査長と森川優紀巡査部長への鞭打ちはかなり強過ぎた。苦しみ続ける二人を衛生兵が呼んだ医師が診察する。 将校らの鞭の叩き方は鞭の強度も去る事ながら強過ぎた。SM動画や過激に見えるショーなどでは三十回くらい叩いている場合もある。 田村眞子二等海尉も二十五回叩かれた。それが癒えるには日数が掛かる。 鞭の選び方。叩き方にも違いはある。この二人は異常に強過ぎた。あまりにも加虐心が強過ぎたのである。 もちろん担当した医師によってもストップの判断に差はある。 将校らは不満だがその日は已む無くお開きと成った。 最上階に在る和食の特別座敷。 徒然に会議は続いていた。 そこに報告が為された。 報告に現われたのは鄭淑徳少将とR国北の潜水艦隊指令ラドルフマレカル少将である。 「M国沿岸を封鎖していますが潜水艦が近付く事はまったくありません」 M国周辺はM国、R国北、娼国の海軍が海上警備を行っている。 「新井絵里はM国内に滞留しているのだな」 湯野中が確認する。 「その様に考えられます。あのコースでは逃れられるのはM国か中国です」 鄭淑徳少将が答える。 「中国に逃れる可能性はないの」 「無いでしょう。あの監視社会に査証無しでは。それに道が険し過ぎます。何日も山道を進み続けるしかないです」 「そうね」 真紀子も納得する。 「日本から新しい企業の工場進出が報告されています」 指宿五十八がT市から報告に来ていた。 「その企業は」 「ナインユニオンといいます。女性下着のメーカーです。中国、ベトナム、T国にも工場を進出しています」 「その企業が何か問題」 「経営者が本庄真奈美という女性ですが立憲国民党代議士徳永裕美と密接です。リベラル寄りかつフェミニストです」 「二人が同性愛とか」 真紀子は性的マイノリティかと聞いている。 「いやいやそうではありません。我が国の敵となる勢力と言う事です」 「献金とかも」 「計上されています。それ以外にもフェミニストグループが側近に居ます」 「最近月村とよく議論する女か」 葛城義和も忌々しく思い出す。 「そうです。月村総理の公営保育園民営化、消費税一本化政策に強く反論しています」 「僅かな微数野党が口先だけ煩い」 葛城義和は怒りを露骨に表す。 「その進出が問題と言う事ね」 「今度は小さな企業ではありません。現地人を日本に呼んで教育します。現地人の中間管理職を育成して現地の運営を強化する戦略で人気の企業です」 「調査目的ではないのね」 「どうとも言えません。正規ルートで進出しています。さらに娼国に本社を置きます」 「日本国内とは別企業と言う事」 「日本に存在するのは販社と職業訓練学校です。これは各海外本社から日本に教育要請費用が払われる形です」 「何それ。こっちのサプライチェーンと良く似ているじゃない」 「今では葛城先生の真似は何処でもやっています」 「そうだけど」 真紀子の表情は厳しい。 「とにかく日本での見張りを強化して。T市は厳重警戒を行います」 「そうね。その規模ではR国内と娼国を自由に動けるわね」 「大敵かもしれん」 平佐和も難しい顔になる。 葛城義和は滝澤沙緒里に連絡を取る。 「その繋がりなら分かります。広瀬亜理紗元テレビ太陽アナウンサーと徳永、本庄。そしてテレビ太陽クルーだった佐藤栞李です」 「前からなの」 「いいえ。目立って活動はしていませんでした。本庄は最近ナインユニオンをグローバル化しました。問題は徳永です」 「そうか。月村も強烈に嫌っている。四十でも見た目は可愛いが。その分人気も有って面倒な存在だ」 「危険な勢力だと思うよ」 「分かった。戻ったら話を聞く」 「立憲国民党代議士徳永裕美の調査を徹底しましょう」 葛城義和は電話を切ると厳しい口調でそう宣言する。 「また仕事が増えたな。何とか潜水艦を撃沈してしまわないと」 湯野中も渋面である。 「これは危険な話です。奴等は社員教育を徹底した企業です。この国から従業員を集めればリベラル思想を植え付けます」 「先生。それ何処までこの国に浸透しますか」 湯野中は無駄だと言いたい。 「極めて緩慢でも徐々にではありますが確実に浸透します」 葛城義和の言葉は非常に厳しい。 「そうよ。油断はできない」 真紀子もそれに同調する。 「先生。我々はどうすれば良いのですか」 「徳永裕美と本庄真奈美を日本で処分するのが最善です」 「そうだな。日本で処分すれば問題ない」 森川優紀巡査部長ら四名は南の島に戻された。暫らくインターンを伴った医師の診察で様子を見る。 伊藤楓巡査長はそれ程酷くなかった。森川優紀巡査部長と田村眞子二等海尉の傷が酷かった。 M国の弁護士から四名が南の島の鉄格子に戻され事が細野英二二等海将らに報告された。 M国、娼国、R国の海上警備が厳重なので小型潜航艇で海中を索敵する。 南の島付近は海上警備が手薄で大方がM国の港への侵入を警戒している状況であった。 細野英二二等海将らの滞在するホテルがある半島は陸路を動きにくい場所なので湾の右側しか警戒してなかった。 大方の艦船が外からの進入を警戒して逆に沿岸すれすれは開いていた。 「小型潜航艇で前路を経過しながら進めば行けるな」 「行けそうです」 「今しかない。行こう」 細野英二二等海将が決断する。 母潜には数名残って十二名で向かう事となった。 男性隊員二人が小型潜航艇で一隻ずつ交互に進入して武器と潜水服を運ぶ。十名で南側の崖を上る。 勇躍して新井絵里を残して全員で出発した。 小型潜航艇二隻が前路を確認しながら進む。 無事南の島の海底に段差のある辺りまで着いた。其処で小型潜航艇の燃料補給を行って必要な物を積む。 先に潜水服で十二名が出発する。 訓練した男性隊員二人が先に登る。上からロープを垂らして残る十人をサポートする。 その間に一隻ずつ小型潜航艇が海中洞窟から進入する。一隻は外で見張る。 最初の一隻が縦洞から浮上して潜望鏡で警戒しながら無人の桟橋にセイルだけ浮上する。上陸して潜水服と武器をトーチカの様な建物の裏に隠す。 裏の崖を上った十名は木々に隠れてトーチカの様な建物の裏に隠した武器を手にする。 一気に五号棟に駆け込む。 まずフリーカメラマン木村綾乃と松井玲那元巡査部長がだれて居る警備員を押さえる。 警備員は鍵のボックスを指差す。 「四人は六号房だ」 当然の様に答える。元より闘う意思は無い。 木村綾乃と松井玲那元巡査部長が残る。 男性隊員八名が六号房に突っ込む。 四人を確保して負ぶって脱出する。 伊藤楓巡査長ら四人が潜水服を着ける。 四人が崖を降りて松井玲那元巡査部長に合図が来る。 「心配するな行け。十分待ってから警報を鳴らす」 警備員らは逃げる時間を考慮してくれた。 木村綾乃と松井玲那元巡査部長が最後に崖を降りる。 警備員が警報を鳴らしても他の警備員はなかなか来ない。北側に連絡を取ったが海底捜査は遅れた。 潜水艦は全員を収容して逃げた。 だがM国沿岸から外には出られない。湾内に着底して半島のホテルに引き揚げた。 娼国は騒然と成った。 外からの進入に備えていた。細野英二二等海将らの潜水艦が既に沿岸に進入していたと判明した。 全員が艦内に居ると推定される。 小型潜航艇が導入された。M国沿岸の海底を徹底調査となった。 娼国昭和中期の高層ホテル。最上階の座敷天昇の間である。 「やられたね」 「外海からの進入に警戒を絞っていました」 「敵は相当にこっちの情報を得ている。このスパイを何とかしないと」 湯野中は情報を収集する弁護士らを問題視する。 「どうであれ潜水艦が沿岸に居れば発見できます」 柿崎一行は強気である。 「そいつらは全員不法入国者だろ。俺と葛城以外の日本の政治家や役人の宴会は見ているのか」 「いいえ。それは一回も無いです」 「ならばこの国の風俗を不法入国者が話すだけだろ」 平佐和は楽観している。 「でも葛城先生の情報が流れます」 真紀子が指摘する。 「それじゃ俺もだな。引退したぞ。そんなに問題か」 「問題です」 真紀子は真っ向否定する。 「とにかく潜水艦ごと葬りましょう。沿岸から出られなければ時間の問題です」 柿崎一行は自信を持っている。 「もう奴等は情報を日本に送っているだろ」 「そうです。でも今の段階では僅かな週刊誌が記事にする程度です」 葛城義和も問題視しながら騒ぎはしない。 「潜水艦が潜っている間は何もできません」 「海底で沈めてしまえば良いか」 湯野中が呟く。 「日本のマスコミが何か報道しないか」 「先に日本のテロ組織がスパイを脱獄させたと報じてしまえば良いです。既に今の政府が関与することはありません」 葛城義和は報道合戦を続ければ問題ないとの見解である。 「不法入国、潜水艦の領海侵犯を大きく報じましょう」 細野英二二等海将は潜水艦を湾内ではなく少し離れた海底に着底させた。 宇垣美佐都はその状況を聞いて危険を感じた。 山を越えて隣の山にある小屋に逃げる提案をした。細野英二二等海将もそれを受け入れた。慌しく直ぐに移動することになった。 山荘は山を一つ超えなければ成らなかった。それは嘗て渡辺則継元警視らが匿われた山荘である。 荷物は船に積んで町から宇垣美佐都が車で運んだ。 半島のホテルよりは快適である。 だが森川優紀巡査部長と田村眞子二等海尉の股間の痛みはなかなか治まらない。娼国の医者が処方した抗生剤も長く持たない。 その痕を見たフリーカメラマン木村綾乃、伊藤千種、松井玲那元巡査部長は慄き怒りを強くした。 四人を奪還したが細野英二二等海将らはその情報に落胆した。森川優紀巡査部長と伊藤楓巡査長は軍人の宴会にしか潜入できてなかった。 田村眞子二等海尉と生駒莉奈二等海尉もほぼ同様に近い。 四人は娼国の首脳や葛城義和、平佐和周一郎から拷問を受けた。だが二人は既に政界を引退してR国で商売を始めている。 日本の政治家、官僚の癒着は掴めてない。 娼国の売春、風俗の過激さや現代のからゆきさんは既に週刊誌で報道されている。逆に報道が宣伝効果に成っている。 大高の潜入させた四人の情報は価値が薄い。葛城義和元総理を日本の政界や表立った仕事に戻れなくする程度である。 影の権力として娼国で日本の政界をコントロールされてはどうする事もできない。 実質癒着して政界や官僚として君臨する現行勢力の資金提供と破廉恥な遊びの実態を暴かなければならない。 大高の目的としていた日本の政界、官僚の大きな闇と娼国、R国による侵略の実態を暴くには殆んど前進していない。 そしてこのままではスパイ行為、不法入国、潜水艦による領海侵犯が問題視される結果にもなってしまう。 数年前の様にリベラル系マスコミが主流とは言えない。娼国系マスコミがかなり猛威を振るっている。 これまでの情報収集結果から殆んど前進していない。大高の女性に自らを犠牲にする決断をさせた潜入作戦の効果は殆んど無いと言わざるを得ない。 野党の追求材料も殆んど無い。 日本の支援者に田村眞子二等海尉の現地で受けた拷問の実態を送るべく内容。を纏める作業のみ行われた。 本庄真奈美らはT市に着いた。 購入した工場の改築も始まった。そして現地のスタッフを集める募集、面接を開始した。 本庄真奈美らはあまりにも国際社会と掛離れたR国の内情に驚愕した。 R国に貧困は無い。それなりの生活は保障されている。 選挙はある。だが候補者は毎回一人しか出ない。当選するのは権力者が認める市長だけである。R国では市長が国会議員を兼ねる。 税金は消費税十パーセント。直接税は無い。税収が少なく税負担も少ない。だから税金でできる事も少ない。 道路や警察は税金で賄う。さらに市役所の運営、ゴミの処分までである。 病院、学校、福祉などの維持は権力者の資金で維持されている。北は湯野中、南は安形、村上、真紀子である。 選挙で対立候補が出た時。湯野中系の候補者がその様な内容を宣言した。 対立候補が当選すれば資金援助は止まる。病院、学校、福祉の運営がその候補者の資金で行わなければならない。 対立候補は立候補を取止めた。それ以降対立候補は出ない。それでもR国では投票は義務である。 湯野中も娼国も国内と国外の両方からグループの収益を大きく得る。 日本、亜細亜に高層ビル群を建造して街そのものを進出させている。その街の中だけで経済が回る。 非正規雇用を国内の派遣会社より高く仕事に就かせる。ニューシティの下層階がその寮となる。 街の中で給料を払い街の中の消費で回収する。 ニューシティが進出すれば自治体も押さえる。議会を歳費無しにして候補者を息の掛かった市議しか立候補しないようにする。 売春までは自由に成らないが風俗は取締りが無く稼ぎ放題である。売春はR国との定期船の上で行う。 この船にR国まで乗船する事は無い。途中で戻る船に乗り換えられる。何よりも風俗売春の収益が大きい。 海外からも国内からも独占的に吸い上げているのである。 R国には地図に無い境界線がある。北は湯野中配下、南は娼国配下。市長であり議員は五十人ずつ。多数決では決まらない。議会は形だけである。 権力者同士の話し合いで総てが決まる。 南も北も別々に軍を持っている。人は将校だけである。兵士は殆んどロボットで構成する師団。艦船もロボットと自動化された構造で水兵は要らない。 そして運送業者と外から来る日系企業、軍人以外は市を跨いで移動しない。 海外のツアー旅行は有るが限られた海外旅行である。国内に観光は無い。外から来る観光客の売春は娼国とS市だけである。 それ以外の市に観光客は来ない。入れるのは許可された国のさらに許可された企業だけである。 これまで本庄真奈美のナインユニオンは現地スタッフを日本に呼んで中間管理職の教育を行った。 R国では渡航が認められない。現地で中間管理職の教育を行ってそれから本格的に工場稼動になる。 国内には売春従事者が多い割に貧困は無い。就職希望者も少ない。自宅に居るより働ければそれなりに良い生活できる程度である。 さらに市を跨いで他の市から募集ができない。交通手段が無く自家用車も普及してない。 当初は日本語の分かるスタッフを集めた。 大方が警察員か軍人の妻である。 ナインユニオンは昼食と夕食をバイキングで提供している。他の国では大受けで感謝される。 昼食は嬉しいが夕食は要らないというアンケート結果であった。 日本や他の途上国とは状況が違い過ぎる。 日本的リベラルな教育はまったく無理らしい。 形だけの民主主義だが誰も抵抗しない。生活に困ることは無く娯楽も充実している。 表面は一夫一妻だが男も女も買春して売春もする。本庄真奈美が一番驚いたのは生む専門の職業が存在することである。 当面は仕事の教育だけ始める事に成った。 その日の内に娼国の小型潜航艇が海底に着底する細野英二二等海将らの潜水艦を発見した。M国の領海なのでM国の駆逐艦に爆雷攻撃を依頼する。 娼国が払い下げた駆逐艦である。 破壊した後に潜水夫が潜って調査したが遺体は一体も出なかった。 両方の半島を徹底的にM国警察が捜査した。何も掴む事はできなかった。もっと遠くに逃げたと考えられた。 細野英二二等海将らは宇垣美佐都の忠告の通り移動して一時的には助かったのである。 領海進入した怪潜水艦のM国海軍による撃沈。娼国へのスパイ進入。その逃亡は日本の旭放送でもM国でもリアルタイムに報道された。 これによって細野英二二等海将も事態を悟った。 潜水艦が破壊されてはM国を出る手段が無い。 マスコミの取材を呼ぶにもM国に来て貰わなければならない。それは危険である。前回それで捕まっている。それではマスコミも動かない。 そしてM国内の移動は検問で危険である。 娼国昭和中期の高層ホテル。最上階の座敷天昇の間である。 娼国では事態を重く見ていた。 「こっちでの日本の官僚、政治家の動きをあの四人は掴んでない。それだけが幸いだ」 湯野中がぼやく。 「コンパニオンにまで潜入して来るとは考えなかった」 指宿も想定外だったと言いたい。 「大高の強引な作戦だった。もう少し気付くのが遅かったら情報を掴まれていたな」 平佐和も危険を痛感する。 「M国。前にも匿われましたね。同じ場所の可能性も考えられませんか」 葛城義和は渡辺則継元警視らの隠れた場所も可能性が有れば確認すべきとの見解である。 「小倉紘子に確認しましょう」 真紀子が小倉紘子元警部を呼び出す。 小倉紘子元警部は日本で北海道警に捕えらた。少し前まで娼国の南の島に幽閉されていたのである。 その後R国にて平佐和の愛人と成って平佐和の経営する現地風俗企業のCOOに納まった。 一度。吉岡理穂らの奪還作戦で脱出してM国に逃れ宇垣美佐都の協力で山荘に隠れていた。 娼国のヘリが小倉紘子元警部を乗せてホテルの屋上に着いた。 「M国で貴女方が隠れていた山荘の位置を確認したいのです」 真紀子が開口一番要求する。 「はい。地図を画像で見られますか」 パソコンは用意されていた。 小倉紘子元警部は地図を拡大しながら山の形を見て行く。一つの山から山荘を見つけ出す。 「此処です」 小倉紘子元警部の答えるパソコンの画面には山荘の姿が側面から表示されていた。 「直ぐにM国の警察を向かわせよう」 M国の警察は山荘を包囲した。中に人が居るらしい事は確認されている。 まず刑事が踏み込む。中は既に空だが人の居た空気はある。 既に細野英二二等海将らは応戦体制であった。山荘で銃撃は避けたい。裏から出て山の奥に構えていた。 山荘から山の斜面が見渡せる。細野英二二等海将はM国の警察の接近を確認していた。 警察部隊は山荘を取り巻いて上に進む。 構えているのは細野英二二等海将以下十一名である。 松井玲那元巡査部長が先導して森川優紀巡査部長らを連れて山道を逃げる。 細野英二二等海将以下潜水艦の乗員らが先に発砲する。 警察部隊も応戦する。 細野英二二等海将らは森川優紀巡査部長らを少しでも逃がすため時間を稼ぐ作戦である。 警察部隊はジュラルミンの盾を構える。 後ろの部隊が山の上に回る。 細野英二二等海将らは手分けして前と後ろに撃ちまくり続ける。 警察部隊は徐々に包囲を狭める。 警察部隊が接近したところから一人ずつ手榴弾で自爆する。 全員が自爆した。 「おい。女らが居ないぞ。山の裏側に向かわせろ」 別の部隊が山の裾野に急行する。 宇垣美佐都がトラックで向かっていた。 「二手に分かれましょう」 松井玲那元巡査部長はトラックに向かうのと半島のホテルに戻る二手に分かれる方法を提案する。 松井玲那元巡査部長が伊藤楓巡査長と生駒莉奈二等海尉を連れてホテルに戻る道を取る。 フリーカメラマン木村綾乃と伊藤千種が田村眞子二等海尉と森川優紀巡査部長を連れてトラックと待ち合わせる場所に向かう。 だがM国警察部隊の動員はそれを上回っていた。娼国の依頼には何としても応えなければ成らない。大量の動員を行った。 先に田村眞子二等海尉らが包囲された。岩に隠れて銃撃戦を行う。 警察部隊は八方から撃って来る。 伊藤千種が倒れる。続いて木村綾乃が倒れた。森川優紀巡査部長も頭を打ち抜かれる。田村眞子二等海尉は包囲されて自決した。 もう一方松井玲那元巡査部長らは半島の山道に差し掛かっていた。 しかし警察はその先に構えていた。 後ろからも追尾している。 松井玲那元巡査部長が山道の左右から待ち伏せた警官に取り押さえられる。 伊藤楓巡査長と生駒莉奈二等海尉は一気に逃げる。警察部隊はそれを背後から射殺する。 松井玲那元巡査部長は捕えられ娼国のヘリが迎えに来た。 娼国昭和中期のホテル最上階天昇の間である。 夜遅く松井玲那元巡査部長は昭和中期のホテルの屋上に降ろされた。 「おのれ元総理」 松井玲那元巡査部長は葛城義和を見るなり怒りを滾らせてそう叫ぶ。 「女名前は」 指宿が横から詰問する。 「松井玲那元警視庁巡査部長」 松井玲那元巡査部長は臆びれず名乗る。 鄭淑徳少将の部下が入って来る。 松井玲那元巡査部長を押さえて服を脱がす。 「なにするーー」 松井玲那元巡査部長は強気に反抗する。 「黙れ身体検査だ」 四人がかりで押さえて暴れる松井玲那元巡査部長を全裸に剥いてしまう。 「やめろーーーーーーーーー」 松井玲那元巡査部長は下着姿に剥かれても暴れまくる。 指宿が立ってビンタする。 「おのれーーーーーー」 松井玲那元巡査部長は怒りの限り叫ぶ。 緊縛師らが入って来る。鄭の部下が押さえて高手小手に縛り上げてしまう。 「ううーーーーーーーー。はなせーーーーーーーーーー」 松井玲那元巡査部長は叫び続ける。 「あきらめろーーーーーーーーーー。お前の仲間全部死んだんだ」 指宿が腹の底から怒鳴る。 「なんではだかにするんだよーーーーーーーーーー」 松井玲那元巡査部長は無駄でも叫ぶ。 「此処に捕まったらこう成るのだ」 指宿は静かな諭す声で言う。 「・・・・・・・」 松井玲那元巡査部長は唇を噛んで睨み返す。 既に丸出しの乳房は高手小手に縛った縄で強く突き出している。丸出しに成った薄紅色の乳首が若さを物語っている。 乳房は下半分が綺麗な円を描いて標準サイズだが美しい。 畳に御尻を着かせて暴れる脚を四人が持って脚首に縄を掛ける。 高さの低い十字架が一メートル四方の鉄板に立てられた大道具が運び込まれた。それに背中を押し付ける。 高手小手に縛った縄を十字架に縛って固定する。 脚首の縄を引っ張り十字架の横柱の左右の先端に縛り付ける。 「ああーーーーーーーーーーー。やめろーーーーーーーーーー」 股間が大きく割れてV字開脚に成る。 「綺麗な脚だぜ。あいつらの代わりに将校の玩具だな」 鄭の部下がそう詰る。 「ちくしょうーー。あんな酷い事を」 松井玲那元巡査部長は怒りの限り睨み返す。既に森川優紀巡査部長らから拷問内容を概ね聞いている。 そしていま自分だけが生き残って救いの充ての無い拷問に晒されようとしている。 「いい女じゃないか。こんないい女が警察官とはもったいない」 平佐和は松井玲那元巡査部長の容姿に目を付ける。 「先生。好きなだけ虐めて下さい。この後は将校の玩具ですから」 真紀子は松井玲那元巡査部長を長く温存する心算は無い。 「その前にどうやってあの鍾乳洞から出たかです。それを白状させましょう」 葛城義和はあの謎を解明したい。 「葛城先生が拷問されます」 「いいえ。平佐和先生がおやりにならなければ柿崎さんにお任せします」 柿崎一行が立ち上がる。 松井玲那元巡査部長に恐怖の戦慄が奔る。 「良い女だ。刑事になんか成ってこんな事に加担しなければこんな目に遭わなかったのに」 平佐和が詰る。 「答えて貰おう。T市の鍾乳洞に誰が穴を開けた」 柿崎一行はまず詰問する。 「開いていたよ。その穴を使っただけだ」 「あれは偶然開いたものではない。宇垣美佐都に開ける事はできない。内部に協力者が居る」 柿崎一行は追及する。 「そんな人知りません」 「そんな筈は無い。お前らが最後に隠れた山荘は宇垣美佐都の所有だ。さらに半島のホテルもそうだ」 「私は交渉に係わってない。細野二佐が総てやったの」 「顔つきの割に気が強いな。やはり女刑事だ。たっぷり拷問してやれ」 平佐和は気に入らないらしい。拷問を煽る。 「そん筈はない。宇垣美佐都は食料とか補給までやっていた」 「いいえ」 「さあて何処まで堪えるかな」 柿崎一行は拷問の準備に掛かる。 水の無い水槽に蛇が運ばれる。 「知らないものは答えられないよ」 「それでもやってみないと分からないでしょう」 真紀子は女の怖さを滲み出している。 松井玲那元巡査部長は低い十字架にV字開脚の状態である。股間はくっきり開かれている。 柿崎一行はクスコを挿入する。 「ちくしょーーーーーーーー」 松井玲那元巡査部長は陵辱の悔しさに怒りを滲ませる。 柿崎一行は蛇を掴みだす。 「あ、あーーーーーーー」 松井玲那元巡査部長は恐怖に凍り付く。 「なにするの」 「お前のま○こに入れるのよ」 「やめろーーーーー。きちがいーーーーーーーーーーー」 「お前に人権は無い」 柿崎一行は蛇の頭をクスコに突っ込む。 「あー。あーー。やめろーーーーーーーーーーーーーーー」 松井玲那元巡査部長は驚愕の表情を破裂させて叫ぶ。 その悲鳴の真っ只中。蛇の頭をクスコに突っ込む。 「うおおーーーーーーーーーーーーーーーーーー」 柿崎一行はそれをピストンする。 「くそーーーーーーーーーーー。にんげんのすることかーーーーーーーーーー。おんなにこんなことしてーーーーーーーーー」 松井玲那元巡査部長は顔を顰めて捩りながら怒りの言葉を吐き出す。 「どうだしゃべるか」 「しらないよーーーーーーーーーーーーーー」 松井玲那元巡査部長は躰を振って叫び返す。 「柿崎さん。効果が無い様ね」 真紀子は次を促す。 柿崎一行は次の蛇を要求する。 次に運ばれたのは凶暴なアカマタである。 「これは赤楝蛇といいます。この蛇は沖縄、奄美に生息します。ハブを食べる事もあります」 柿崎一行はトランスを要求する。 「・・・・・・・・・」 松井玲那元巡査部長は恐怖に震える表情の奥から柿崎一行と葛城義和を交互に睨む。 トランスから伸ばした先端が細い剥き出しの銅線数本の束を乳首に巻き付ける。左右とも同じ様にする。 薄紅色の乳首に電流を流す。 「う、うう、ううーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」 松井玲那元巡査部長は表情を歪めきって悲鳴を漏らす。 赤楝蛇を松井玲那元巡査部長の乳首に近付ける。 「あ、ああーーーーーーーーーーー」 赤楝蛇は乳首に噛み付く。 「あーーー。ああーーーーーーーーーーーーーーーー」 柿崎一行は松井玲那元巡査部長の悲鳴と同時に電流を流す。 「うう、おおーーーーーーーーーーーーー」 赤楝蛇は直ぐに乳首を離す。 松井玲那元巡査部長は恐怖の表情の奥から柿崎一行を睨みつけている。 もう片方も噛ませる。 「あ、ああ、うおーーーーーーーーーー」 松井玲那元巡査部長は怒りと恐怖の表情を歪めきって悲鳴を絞りだす。 直ぐに電流を流す。赤楝蛇は乳首を離す。 「ふああーーーーー」 松井玲那元巡査部長は恐怖の表情を崩壊させる。 「どうだ。誰が穴を開けた」 「しらないよーーーーー。確かに美佐都さんが調べてきたけど。それ以上は判らないよ。穴が開いていて脱出できるからそこを使えと提案されただけだよ」 「柿崎さん。何故、宇垣美佐都が簡単にあそこに入れる」 葛城義和は疑問を呈する。 「それは」 柿崎一行にも思い当たる。 「高品加来冶大佐の女はまさか宇垣美佐都では」 「では穴を開けたのは」 「多分」 「そうだったの」 松井玲那元巡査部長も今判った様子である。 「湯野中総統どうします」 「証拠は無い」 「異動させませんか」 「そのままの方が良い」 「そう」 真紀子は怒りを飲み込んでいる。 葛城義和は真相が判ればそれで良い。それ以上何も言わない。 柿崎一行は素直に回答しない松井玲那元巡査部長に拷問を続ける。 クスコを抜き取る。 そのまま剃毛する。鞭で叩くのに余分な陰毛はクッションになる。これを除去する。 一枚刃の剃刀で側面から一気に根元を削ぐ。大方取って剃刀を斜めに皮膚の表面を剃る。 元より形良く整えられていたので簡単に剃り終わる。 陰毛の下もそれほど皮膚の色は濃くない。 柿崎一行は一本鞭を持つ。 先端がやや厚みは有るが柔らかい革でテープ状になっている。 「このくらいなら三十回でも問題ありません」 拷問椅子の角度を倒して股間やや高くする。 柿崎一行は正面で鞭を構える。 振り被って力強く女の部分を叩く。 「ううわああーーーーーーーーーーーーーーーー。あわああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」 松井玲那元巡査部長の表情は究極に軋む。歪めて大口を開いた悲鳴が轟く。 見応えの有るシーンである。 叩くうちに松井玲那元巡査部長の悲鳴は涙混じりになる。強烈な痛さを見ているものにも感じさせる。 股間の肌理の細かい皮膚が真っ赤に染まる。包皮が被っているとはいえクリトリスを上から直撃された。 「ううわああーーーーーーーはあーーーーーーーーーーん。ああーーーーーーーーーーーーーんああ。あはん。あーーーーーーーーーーーー」 甲高い涙声の悲鳴である。 柿崎一行は最後の一発の前に開帳を要求した。 大道具などを運んでいた柿崎一行の部下が十字架の左右に座る。両側から松井玲那元巡査部長の女の部分のびらびらを指で開く。 「やめろーーーーーーーーーーーーーー。やめろーーーーーーーーー。あ、ああーーーーーーーー。やめてーーーーーーーーーー」 松井玲那元巡査部長は泣き叫ぶ。 柿崎一行は容赦なく鞭を振り被る。 きっちり狙いを定めてクリトリスから尿道の亀裂付近を叩く。 「わああーーーーーーーーーーーーーーーん。あ、ああーーーーーーーーーーーーーーーーん。わああーーーーーーーーーーーーーーーん」 涙声でいっそう甲高い悲鳴が鳴り響く。 そして遂に失禁してしまった。 「あはあ。はあ。はあ。はあ。はあ。はあ」 松井玲那元巡査部長の躰は荒い息遣いに震えている。 「将校らの遊びはこの程度にして貰いましょう」 柿崎一行はこれが続けられる範囲という見解である。 「女刑事。鉄格子の中にバスがセットされている。森川優紀巡査部長が使った部屋だ。湯で癒せ」 松井玲那元巡査部長は南の島の鉄格子に送られた。明日から森川優紀巡査部長らの代わりに将校らの餌食である。 「葛城先生。本庄真奈美様がご面会したいと一階のラウンジに来られています」 事務方が連絡して来た。 葛城義和は真紀子を振り返る。 「どうぞお一人で。その方が話を聞けます」 「判りました」 葛城義和は一階に降りる。 本庄真奈美は席から立って居場所を示し挨拶する。 「私にどの様な御用で」 「私共。ナインユニオンはこの度R国に工場を出させていただきました」 「それは聞いております」 「色々とご相談に乗って頂けましたらと思いましてお尋ねいたしました」 「貴女は立憲国民党の徳永代議士と昵懇では」 「はい。献金はさせて頂いております」 「貴女の工場と本社進出を娼国もR国も警戒していますよ」 「そうですね。そうなりますね」 本庄真奈美は神妙に認める。 「何故。この国とR国に進出されます」 「はい。質の良い製造ができる工場の確保です。そして税金が安く資金を蓄積する必要があります」 「何が目的です」 「グローバルに経営を広める事です」 「グローバルに。何故閉鎖的な娼国を選びますか」 「資金を溜めるには」 「貴女方の思想とは合わない国ですよ」 「お言葉ですが私は政治家では有りません。経営者です。何が優先かは違って参ります」 「中国はどうしたのですか」 「トランプのせいで損害を出しました」 「確かに。トランプ大統領によって中国からの輸入に沢山税金を掛けられました。それで日本企業は中国からアメリカに輸出が難しくなりました」 「ですから中国を捨てて生産国を分散しました。この国に資金をプールするのが最善です」 「その通りです。それなら娼国、R国が警戒しない様に振舞って下さい」 「元よりその心算でございます」 「この国で女性主体の経営方針は成り立たないですよ」 「どうしてでしょう」 「まず男性の工員は来ません。来ても居着かないでしょう」 「私共の製造は女性だけで可能です」 「T市だけで必要な人員が集ればですね」 「難しいですか」 「R国に工場で働く女性は非常に少ないです」 「そうですか」 「更に人を集めてもT市は女性がそういった職業で働く事を歓迎しません。集っても軍人の奥さんか警察員の奥さんです」 「確かにその傾向ですね」 本庄真奈美は丁寧に挨拶して帰った。 葛城義和は真紀子と二人でホテルの部屋に入った。 「何か。挨拶に来れば更に警戒するね」 真紀子も葛城義和も全裸でラブホテルより大きな露天バスタブに入っている。 「怖い女狐にしか見えませんでした」 葛城義和の目に本庄真奈美は異常に嫌な女に映った。 真紀子の方から躰を寄せる。 「ねえ。貴方にして怖いの」 「怖い」 「そう。それは問題ね」 真紀子もやや深刻な表情をする。 既に躰は密着している。 「どうするの」 真紀子は葛城義和のさおを自分の女の中に咥えてしまう。 「指宿さん次第です」 「湯野中は」 「私が牽制します」 「日本で始末しないの」 「徳永代議士は柿崎さんのチームが片付けに掛かるでしょう。あの様子なら本庄は日本には当分帰りません」 「そう」 真紀子は葛城義和の腰の上で強く動く。 翌朝十時を回って二人はルームサービスの朝食を摂っていた。 昨夜真紀子は何度も葛城義和に逝き顔を見せた。 「本庄真奈美は何を目的にしているの」 「そこまでは。昨夜の会話では課税を回避してこの国に資金をプールしたいでした。グローバル化して稼ぎたい様なことを」 「それにしては来ている面々が問題ね」 「半分の目的はそれでしょう。R国の国民を教育するのが難しいことは感じ始めている様子です」 「持久戦で国内の調査をするの」 「立憲国民党は何としても娼国に癒着した政治家官僚を一掃したいのでしょう。その流れを完全に掴むまでは穏やかに振舞うと思います」 「相当な持久戦ね」 「掴み様は無いですよ。宴会に潜入させるのは奇襲でしたが。今後それは行えません」 「日本にコンパニオンを派遣するの」 「それもありです。どっちにしても日本人は使わない方が良いでしょう」 「政治家や官僚をコンパニオン接待に浸けないと結束は弱いよね」 「そうです。そこで秘密を共有してもらうのです」 「いま民事党が四百超えているでしょう。この先。立憲国民党が政権交代に持って行けるの」 「大方の政治家や官僚の癒着がばれるのは拙いです。大きく瓦解します」 「でも万が一政権交代したらこっちがニューシティを引き揚げるのは」 「経済より清い世の中を求める馬鹿な人間は沢山居ます」 「そうね」 「いま立憲国民党代議士徳永裕美を日本で葬る事ができれば奴らの作戦を無力化できるのですが」 「難しい」 「言うは簡単ですが。相当に難しいです。それなりに警戒した行動を取っているでしょうから」 「ねえ。帰る前にもう一度抱いて」 真紀子から求めて来た。葛城義和も真紀子の躰が良いのでまだ応じられる。 本庄真奈美らは工場で会議を開いていた。 「確かに元総理の言う通りです。男性の応募者はまったくありません。女性もそんなには集りません」 佐藤栞李が行き詰まっている状況を説明する。 「他の日本進出の工場はどうしているのでしょう」 広瀬亜理紗も強く疑問に思う。 「それは男性で成り立っています。女性が幹部だと一切男性は来ないらしいです」 本庄真奈美が葛城義和から聞いた内容を話す。 「女性の応募者も何故少ないのでしょう」 「元よりこの国の女性は労働をしないらしいです。大方が売春か生む専門の職業です」 「困りましたね。男性の工場長を連れてきたとしてもこの製造は女性を集めないと無理です」 「そうですね。何とか打開策を考えましょう」 「寮を作って他の市から集められませんか」 「それは認められないようです」 「移動が駄目なのですか」 「一度市長と相談してみましょう」 本庄真奈美はそう言って会議を切り上げた。 一日置いて娼国では松井玲那元巡査部長が将校の宴会に引き攣り出された。 「何でこんな目に遭わせるのーーーー」 将校は松井玲那元巡査部長をビンタする。 「お前は娼国の刑務所とT市に不法侵入して死刑囚を逃亡させた。加重死刑囚だ」 「加重って何よ。裁判も何も無しかよ」 松井玲那元巡査部長は無駄と判っても抗議せずにいられない。 「不法侵入者に裁判は無い。最初から死刑と警告している」 「そんな国有るか」 「此処がそうなのだよ」 将校はあざけ笑っている。 「ふざけるなーーーーーーー」 「ふざけているのはお前らだ。お前らの行動は主権の侵害だ」 「この国の主権。民主国家にしてから言え」 「それはお前らの理屈だ。完全に民主主義の国家は世界で半分だ。R国にも選挙は有るぞ。娼国に純然足る一般国民は居ない。官僚と軍人だけだ。」 その間にも緊縛師は何人かの将校に押さえを手伝って貰って松井玲那元巡査部長を十字架に磔て行く。 今度は背丈より大きい十字架である。 一メートル四方の鉄板の台に立てられている。 将校は松井玲那元巡査部長の脚を持上げる。 「うおーーーーーーーーー。やめろーーーーーーーーーーー」 股間部分が丸出しに成って松井玲那元巡査部長は叫ぶ。 また将校がビンタする。女の顔にビンタは役得である。 「おのれーーーーーーー」 松井玲那元巡査部長は悔しさに滾る。 もう片脚も持上げる。十字架にV字開脚に磔状態となる。股間は完全に剥き出しに成り女の部分からアナルまで丸見えである。 「はっはっははは。いい姿だ」 別の将校が姿鏡を持って来る。 「どうや」 「ちくしょうーーーーーーー」 「いくらでも吼えろ。もうお前を助けに来る者は居ない」 「仲間は全部M国警察が射殺した」 「おのれーーーーーーーー」 松井玲那元巡査部長は表情の割に気丈である。将校らはいっそう加虐心を滾らせる。 「生方少将。どうします」 将校は座敷の最上官にお伺いを立てる。 「そうだな。せっかく縛ったからな」 「この女。血を見たくありませんか」 中佐の徽章を付けた将校が提案する。 「そうだな。肌理の細かい綺麗な肌だ。小さく血を流して貰うか」 「吹き矢だ。こいつで躰中に当てて抜く時血を流してもらう。実に綺麗で艶めいた肌だ。これが日本の刑事とはな」 生方少将は実に嬉しそうである。 「そのあとは」 「この綺麗な肌に血を流した上から次の拷問だ。その間に考える」 「おおーー。それが良いですね」 先端に注射針の付いた吹き矢が準備された。 「抽選で三十名を選ぶ。クリトリス、乳首、さらにクリトリスと乳首に近い順に次の権利だ。当選は六名だ」 早速モニターにルーレットが回る。 四面の壁には二枚の大型モニターが設置されている。 一枚にはルーレットが回っているがもう一枚には松井玲那元巡査部長の女の部分がアップで映されている。 緊縛師がその部分のびらびらを広げて薄橙と薄紅の混じった内部を公開する。 「ちくしょーーーーー。やめろーーーーーーーーーーー。そんなところまでみるなーーーー」 そんな姿にされても松井玲那元巡査部長は強気に叫ぶ。 「元巡査部長殿。いくら吼えられても貴女の姿はこの上なく恥ずかしい全裸です。綺麗な肌で皆様お悦びです」 緊縛師のマイクを通した詰りに拍手が沸く。 「・・・・・・・・」 松井玲那元巡査部長は唇を噛む。恥ずかし過ぎる顔を火照らせて堪える。 抽選に当った一人目が吹き矢を構える。 さすがに目に当らない様に眼鏡は充てられている。 「あーーーーーーーーーーーーーー」 それを見て松井玲那元巡査部長は大きな悲鳴を上げる。 一人目の将校は一発目を吹く。 「うおーーーーーーーーーー」 矢の先端に付いた注射針はドテとクリトリスを包んだ包皮の間に当る。 「ううーーーーーーーーーーー」 それ程痛くは無い。躰に当てられるショックが大きい。 次の将校も松井玲那元巡査部長の女の部分を狙っている。 二人目は女の部分の閉じ合わせた粘膜に刺さる。 「うう。うぐうーーーーーーーーーーーーーーー」 松井玲那元巡査部長の躰は衝撃に強く震える。 クリトリスも堪えられないがここも辛い。 三人目は乳首を狙う。 「うおーーーーーーーーーーー」 乳首は外れたが乳輪に刺さる。 まだ血は出てない。 四人目は外れる。乳房の下半分くらいに当る。 僅かに血の玉が膨らむ。 やがてそれが細い線になって流れる。白く美しい女の肌に綺麗な血の筋である。緩慢にじりじり流れてゆく。 それを暫らく確認して五人目が吹く。 これも外れて乳房に当る。今度も皮膚に刺さっているが血は流れない。 十三人目でやっと乳首に命中した。 「う、ううーーーーーーーーーーーん。う、うう、うーーーーーーー」 十九人目がクリトリスを包んだ包皮に命中する。そこからも血の玉が噴出す。 三十名が吹いてクリトリスに一人、乳首に二人、追加して乳輪の一人と局部に当った一人が入賞となった。 吹き矢が刺さったままこの五名で鞭打ちである。 松井玲那元巡査部長は躰に刺さった吹き矢と血を見下ろす。それから蒼い表情を硬くして将校らを上目遣いに見る。 自分は今恐ろしい玩具にされている。これまで森川優紀巡査部長らも同じ目に有っていたと思う。 次に誰かが救いを考えてくれない限り死ぬまでこの状態から逃れない。 一人目が鞭を持っている。局部に吹き矢を当てた将校である。 鞭は先端が長方形のチップ。柔らかい革が二枚重なっている。 クリトリスと女の部分の粘膜に刺さった吹き矢を共々叩く様に鞭を叩き付ける。鞭の先端はクリトリスそのものを叩いて吹き矢を掃っている。 「うぐおおーーーーーーーーーーーーーー。うおーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」 吹き矢は軽く飛ぶ。女の部分には血が滲む。クリトリスの血は更に流れる。 次の将校は乳房と乳首の吹き矢を叩き落とす。鞭の先端は乳房をへしゃげている。 「うぐぐううーーーーーーーーーーーーー。ううーーーーーーーーーーーーーーー」 松井玲那元巡査部長は十字架に吊るされた躰を震えさせて悲鳴を絞りだす。 鞭の痛みはまだ序の口である。吹き矢が刺さったことと血がショックを受けている。 吹き矢は飛び乳房の血は擦った様に広がって滲む。 松井玲那元巡査部長の肌の肌理が細かく白い躰は徐々に血に汚されてゆく。 最後の一人は落とす吹き矢がもう無い。 将校二人が女の部分のびらびらを広げる。 「やめてーーーーーーーーーーーー。ああ。そこまでするのーーー」 松井玲那元巡査部長は堪らず叫ぶ。柿崎一行にもやられた。いまの体勢はもっと辛い。全身に恐怖の旋律が走る。 クリトリスに命中させた将校である。 更に女の部分は血が流れ滲んでいる。 将校はそれを目掛けて力の限り叩く。 「ぐうおお、おーーーーーーーーーーー。う、う、う、う、うーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」 松井玲那元巡査部長の目から涙が溢れる。 「う、う、う、うーーーーーーーーー。うーーーーーーーー。ううーーーーーーーーーーーーー」 松井玲那元巡査部長は繊細な痛みが強烈に来て辛い姿勢で藻掻き苦しむ。 躰はぶるぶる震えている。 最後の将校はその血に濡れて剥き出しの乳房をついでにビンタする。 「うーーーーーー。うーーーーーーーー」 びらびらを広げていた将校は顔をビンタする。みんな加虐心が滾っている。 緊縛師は将校を下がらせて洗濯バサミを準備する。 松井玲那元巡査部長の腋の下乳房の横から付けて行く。緊縛師は指で剥き出しの銅線を一本抓んでいる。 洗濯バサミで銅線と一緒に皮膚を抓む。腰の下太腿の横までほぼ三センチ置きに抓んでゆく。 その銅線の片方の先端は電源トランスのターミナルに接続されている。もう片方は少し長めに垂れ流している。 反対側の腋も同じ様に付ける。 次は乳房の上から乳首、乳房の下、へその横を通って太腿の付け根を鋏んで女の部分のびらびらの片方を鋏む。最後に内腿に二本付ける。 もう片方の乳房からも同じ様に付ける。女の部分はびらびらを左右から洗濯バサミに少し広げられて生々しい内部を覗かせている。 恐ろしい拷問である。 将校らは順番に電流を流して遊ぶ。 一人目は左の腋の下を通る系統に流す。 「う、うーー。お、お、おおーーーーーーーーーー。ううおーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」 松井玲那元巡査部長の躰は一気に全体が小刻みに震撼する。小刻みだが顔の表情は急激に軋む。 「あ、ああーーーーーーー。あーーーーーーーーー。あーーーーーーーー。あーーーーーーーーーー」 将校は適度に電源を切る。 「はあ。はあ。はあ。はあ。はあ」 松井玲那元巡査部長の躰は緩やかに震え荒い息遣いが続く。 二人目は左の乳房の線に流す。 「うう。ううーー。ううーー。うーーうーーーうーーーーーーーーー。ううおおーーーーーーーーー。ううーーーーーーーー」 松井玲那元巡査部長の躰は全体が小刻みな震撼を続ける。顔の表情は一気に軋み藻掻く。苦しみに破裂している。 「ああーーーーーーー。あ、ああ、あ、あーーーーーーーーーー。ぐううーーーーーーーーーーーーーー。ぐうわあーーーーーーーーーーーー」 松井玲那元巡査部長の躰は僅かに汗を噴く。顔は苦しみに歪み藻掻き続ける。 それは見ている将校らの加虐心を究極に堪能させる。 「あはあ。はあ。はあ。はあ。はあ」 電流を止めても松井玲那元巡査部長の表情は疲弊している。 三人目は真ん中二本に流す。 「ううおおーーーーーーー。うおおーーーーーーーーーーー。ううーーー。う、う、ううーーーーーーーーー。うう、ぐうーー。ううーーーーー」 松井玲那元巡査部長の躰の小刻みな震撼は更に大きくなる。顔は大きく捩って藻掻き続ける。 更に横二本も追加して全部に電流を流す。 「うおーーーーーー。ううおおーーーーーーーー。ううーーうーーーーーーーーーー。あがあーーーーーーーー。ああがあーーーーーーーー」 更に躰は小刻みに震撼する。 「あ、ああーーーーーー。あーーーーーーーー。あーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」 松井玲那元巡査部長は躰を震撼させながら遂に失禁する。 軍手をした将校が四本の銅線を引っ張る。洗濯バサミは躰から弾けて一気に飛ぶ。 「うーーうーーーーーうーーーーーーーーーーーーーうーーー。うーーー。ううーーーーーーーー。ううーーーーーーーーーーー」 松井玲那元巡査部長は躰を究極に振って大声でサイレンの様な悲鳴を破裂させる。 「うおーーーーーーー。うおーーーーーーーー。うおーーーーーーー。ううーーーーーーーーーー。うーーーーーーーーーー」 松井玲那元巡査部長は強烈過ぎる痛みに躰を力の限り振る。 松井玲那元巡査部長の躰には洗濯バサミで鋏んだ痕が数箇所に無残に残っている。一部皮膚が剥けて血も滲んでいる。 松井玲那元巡査部長の美しかったボディは無残極まりない状態である。 それでも将校らはこの躰に欲情して興奮の坩堝となる。 十字架から降ろすと松井玲那元巡査部長は床に力なく倒れこむ。衛生兵が痛み止めを打つ。医者が呼ばれてプレイは終了である。 インターンを連れた医者が診察してインターンが囲んで対処する。これも悲痛な松井玲那元巡査部長の羞恥心を強く痛めつける。 柿崎一行は東京に向かった。 立憲国民党代議士徳永裕美の抹殺は難しいとの報告から確認に来た。 徳永裕美は議員宿舎を使っている。SPこそ付いてないが一人では殆んど行動しない。 議員宿舎内での殺害は難しい。 柿崎一行は葛城義和に報告する。 「下手な抹消をすると大きな騒ぎに成ります。田舎に帰ることはないですか」 「確認しましたが東京生まれです。選挙区も東京です。実家は杉並区高井戸です」 「うーん。なかなか難しいですね」 「はい」 「無理をしないでじっくり調査して盲点を探しましょう」 「本人も狙われる事を充分に警戒している様子です」 「これまでから考えれば当然ですね」 ハードコンパニオン星野茉莉は娼国から日本に移送された。平佐和も飛行機で日本に向かった。 星野茉莉は日本人コンパニオンだが大きな金を補償されている。湯野中系列の杉本金融から借りた借金を返し終わったら同額が貰える。 ギャラの五十パーセントが借金返済である。終了すれば残り五十パーセントが貰える。 さらに追加のプレゼントで都心部に分譲マンションの部屋が二つ貰える。一つに住みあと一つは家賃収入を得られることに成る。 秘密は永久に守る。監視も付いている。 星野茉莉はR国系湯野中系列の建てた永田町に隣接したホテルに派遣された。 このホテルの地下二階は完全秘密の宴会場である。 コンパニオンらは別の建物から地下を通って此処に入る。 代議士や官僚らはホテルにチェックインしてから専用のエレベーターでこの階に降りる。一般の客は此処に入れない。 二フロアが専用フロアである。チェックインもその階で行う。この二フロアのみ清掃もフロントも娼国からの派遣スタッフが行う。 葛城義和が総理に就任した時に湯野中がこのホテルを改造したのである。 娼国から来たコンパニオンも星野茉莉と一緒に此処に入る。代議士、官僚とも一人に二人のコンパニオンが付く。 一人は席の正面に長い座布団を敷いて横に成る。女躰会席膳のコンパニオンである。 あと一人は斜め横の座布団に座る。こっちは全身奉仕を行う。 月村総理の公営保育園民営化、消費税一本化政策に強く反論する立憲国民党代議士徳永裕美対策が議題である。 宴会場では星野茉莉を緊縛師が脱がしに掛かる。 星野茉莉は全裸で逆さ吊るしにされた。この体勢で鞭打ちのサービスである。 代議士、官僚らもこの愉しみに願望が滾っている。 本来こんな遊びはできない。やってはならない立場である。娼国の手でその悦びを与えられ染められてしまった。 こうして娼国のペースに嵌って行くのである。 警察庁長官後藤謙二が最初に立つ。 一本鞭を構えて逆さ吊るしの星野茉莉の乳房を叩く。 「ううおおーーーーーーーーーーー」 星野茉莉の悲鳴が会場を劈く。 平佐和は席に付いたコンパニオンに酒を無理やり飲ませる。いつもの性癖である。誰もコンパニオンを庇ったり平佐和を咎めたりする者は居ない。 「菱沼先生。徳永裕美何とかならんかね」 「娼国の調査に企業を一つ送った様ですね」 「そうだ。それも問題だが何とか失脚させられないか」 「手頃なタレント、歌手、アスリート等と不倫させられたら良いのだが」 「まだ独身だろ」 その間も平佐和はコンパニオンの頭を膝に乗せて酒を強いる。女躰盛のコンパニオンにも水差しで飲ませる。 「結婚しているタレント、歌手、アスリートだよ」 「他に方法は無いかな」 「自分で運転しないから交通違反も無理だな」 星野茉莉の逆さ吊るしの躰は空中で振り子の様に揺れる。その反動を利用して綺麗な太腿を叩く。 「う、ううおーーーーーーーーーーーーー」 星野茉莉の太腿と乳房には無残な鞭の赤い筋が何本も奔っている。 三人目の代議士が数発叩いたところで畳みに降ろされる。 「はあ。はあ。はあ。はあ。はあ」 星野茉莉は強烈な痛みに荒い息遣いを続ける。娼国でハードコンパニオンになって半年である。 かなり慣れてはいるが痛みは辛い。 次の代議士は星野茉莉の蚯蚓腫れが赤い筋になった鞭の痕に蝋涙を流す。 「うう、おーーーーーーーー。うおーーーーーーーー。おーーーーーーーーーーーー。ううーーーーーーーーーー」 星野茉莉は畳みの上で強烈に暴れる。 それを代議士数人が押さえる。 「ああーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」 乳房は両方とも真っ赤に蝋涙を被っている。 美しい太腿が無残に真っ赤な筋に潰された上から蝋涙を流す。 「あ、あーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーー」 沁みて痛いことは確かだが無言で受けることもできる。僅かに呻く程度で済む。星野茉莉はそれを顔の表情を歪め大口を破裂させて悲鳴を上げる。 代議士二人が星野茉莉の女の部分を広げる。 一人の官僚がそこに蝋燭の芯の周りに溶けた蝋涙を流す。 「あ、あ、あーーーーーーーーーー。ああ、あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーはああーーーーーーーーーん」 星野茉莉の躰は二人の代議士に押さえられながら究極に暴れる。今度は本物の悲鳴である。 緊縛師は拷問椅子を用意して次の拷問の体勢である。 代議士はその前に星野茉莉の女に指を突っ込みながら緊縛師に潮噴きを要求する。 星野茉莉は素直に責めのまま女の性を見せる。 潮は一メートル弱飛び跳ねる。 「あーーーーー。あーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーあ。あーーーーーーーーーーーーーーーーー」 今度は星野茉莉の艶のある悲鳴を愉しめた。 「良い女だ。知的にも見えて色香もある。その美人が羞恥に崩れ痛みに泣き崩れる。堪えられない。これが最高の悦びだ」 代議士は野党やマスコミの監視の行き届かないこの空間でしか言えない台詞を吐いてしまう。 「色事に積極的な政治家が経済を伸ばします。真面目に徹した社会に成れば成るほど経済は疲弊するのです」 官僚はご機嫌取りと本音の両方である。 腐敗混濁に塗れた社会でも景気がよければ良い。清くても貧乏社会は下層を更に貧乏地獄に堕とす。 星野茉莉は拷問椅子に磔られている。潮を吹きまくった股間の濡れは拭いたがまだ湿り気を残していて艶かしい。 水槽に入れてカメレオンが二匹運ばれる。 緊縛師は星野茉莉の膣にクスコを挿入する。蚯蚓千条の天井部分が広がるように横向きに入れる。 アナルも開口器で広げる。 スクリーンにその姿が拡大される。 緊縛師は中に蜜を塗る。 カメレオンを嗾けて膣とアナルに舌を伸ばさせる。 「あーーーーーーーーーあはあーーーーーーーーーーーん。ああーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーー。あ、ああーーーーーーーん」 星野茉莉は悲鳴とも悦びの声とも判らない声を上げる。 緊縛師はスポイトで膣の奥に蜜を追加する。 カメレオンの舌は烈しく舐め続ける。 「あうあーーーーーーーーーーーーーー。あうあーーーーーーーーー。あうーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーー」 星野茉莉は完全に逝き顔である。 こんな恥ずかしい姿は無い。爬虫類の舌で感じてしまう。 星野茉莉はこの屈辱を受け入れた。貰える金額と将来の安泰の為である。 養殖したカメレオンで菌はないと補償されている。 平佐和は星野茉莉の躰に真紀子を重ねる。良く似た体型である。顔も似てはいないがタイプは同じである。 真紀子も以前はハードコンパニオンであった。前主席仁川の時代である。平佐和は仁川時代から繋がっているがその姿は見ていない。 僅か十数年で日本の政治家、官僚の中枢が娼国、R国と癒着してしまった。葛城義和を紹介したのが格段に事態を変えた。 そして平佐和は日本の政界から引退して葛城義和共々娼国、R国で財を成した。娼国から日本をコントロールしている。 何としてもこの体制を護らなければならない。 野党を微数に追い込んだが僅かな敵でも日本のマスコミの幾つかは強力に応援している。 リベラル勢力は僅かでも油断できない。議席数は減っても反論する力はまったく衰えない。 平佐和は二人のコンパ二オンを急性アルコール中毒にした。 看護士が呼ばれ利尿剤が点滴される。宴会場で全裸のまま尿道カテーテルを挿入された。 そのシーンもスクリーンにアップで公開である。 看護師は娼国からコンパニオンに付いて来ている。 二人は朝まで宴会場で苦しみ続けた。 この二人には平佐和の担当になる時点から特別手当が支給されている。 本庄真奈美はT市の市長に面会を求めた。 「他の市から集めて寮で生活させる。そりゃワシらでも許可できないよ」 「何方にお願いすれば」 「村上首相か湯野中氏だが。その前にその工場で働くとしたら軍人か警察員の奥さんだ。寮と言うのは成り立たないよ」 「そうですか」 「男ではできないのか」 「女性が理想なのです」 「TOPが女ではこの国の男は働きたがらないしな」 「他の国に進出したらどうや」 「この国だと税金が少なくて資金をプールしやすいのです」 「その目的は正しいがな。この国に事務所だけ置いてM国に工場造ればどうや。多少は税金が掛かるが働き手は居るよ」 「はあ」 本庄真奈美はそっちに話を持って行かれては困る。 「もう一つ方法が有る。だが湯野中氏が納得しないと無理だな」 「それは」 「あんた方日本人にはとんでもない話だがこの国では容姿が売春に向かないと生む専門の職業になる。だがそれにも適さない者が居る」 「その人達を集めるのですか」 「そうだが湯野中氏を説得しないと」 「ご紹介いただけませんか」 「わしらでは無理だ。市長、国会議員と言っても形だけの存在だ」 「何方にご相談すれば」 「村上首相、指宿氏、あとは日本の元総理二人の何れかだな」 「平佐和先生か葛城先生」 「そうだよ。それが一番早い」 本庄真奈美は葛城義和にもう一度面会を求めた。 今度は北嶋真紀子を伴ってT市のホテルで面会した。 葛城義和は市長の言う対象を知らなかった。 「湯野中氏に相談して置きましょう」 そう言って答えを保留して帰した。 「何を言っているのかしら」 真紀子は強引に来る姿勢が気に入らない。 「近付いて来る以上こっちもコンタクトを続けた方が状況を掴みやすいです」 「あなたの言う通り怖い女狐ね」 「そうです」 葛城義和は湯野中にコンタクトを取る。 「確かにR国にはどっちにも使えない女が六十人くらい居る。完全に生活保護扱いだ」 「ホテルの掃除とかには」 「うん。足が悪くてな」 「この話認めますか」 「先生がそう仰るなら」 「どうでしょう。逆にこっちが一部手綱を引けます」 「会って見よう」 葛城義和は再び本庄真奈美をT市のホテルに呼び出した。 本庄真奈美は湯野中に丁寧に挨拶をする。 「彼女らを使ってくれるのはありがたいが。立ち仕事や荷物運びは駄目だよ。歩ける程度の者も車椅子の者も居る。座り仕事だけだ」 「大丈夫です。手先が使えれば」 「それはぴったりだ。是非やってもらおう。但し寮はこっちで管理する。建物もこっちで用意する。医師も常駐させる」 「食事は」 「自炊か自費だな」 「こっちで提供しては」 「是非そうしてくれ。法外な金額を差し引かなければだが」 「引きません」 「この国に直接税は無い。給料から天引きは何もない筈だ」 「保険とかは」 「業務上の事故、障害は会社負担。それ以外は国が見る」 「判りました。満額支給されます」 「ならば市長に後は斡旋させる」 当面話は纏まった。本庄真奈美は深く礼を述べて帰った。 「敵も味方も利用する。抜け目のない奴だな」 「恐ろしい目狐です」 「どうする。堂々と動き回るな」 「逆に動きは丸見えです。他のスタッフがどうしているかです」 「女たちを入れればそれも見えるかも知れん」 「そうです。態と透明にしているかも知れません」 「向こうもかなり勝手が違うのではないか」 「宴会にコンパニオンを潜入させた作戦でも失敗した後です。相応な持久戦を考えているでしょう」 「持久戦か」 「今は動く事よりこの国の内部を探っているのではないですか」 「別部隊が来た時動きやすいようにか」 「そうです」 「あの女の工場は橋頭堡と言う事か」 「その様に思います。稼ぎたいのと資金プールも嘘では無いでしょう」 「事業も伸ばす。徳永の依頼も協力するか」 「逆に自分らが危険な行動には出ないでしょう」 葛城義和は本庄真奈美らのチームは娼国、R国の内情調査以外には動かないと見ている。 そして葛城義和のサプライチェーンマネジメントの流れを現実に自らの企業を持って確認するという見解である。 日本。姉ヶ崎ニューシティ。娼国の日本に進出した巨大なビル群である。 柿崎一行はその一号棟四十八階の会議室に居た。 娼国が進出した街だがR国北側がこの階を購入して日本での工作員機関の本部が置かれている。 また四十九階には娼国CICの日本支部が入っている。 「大高とやらの無謀な戦略は終わった。だがもっと油断のならない連中が動き出した」 口火を切ったのは五代官房長官。民事党最大派閥平佐和派の領袖である。衆参両院三百名に迫る勢力と成っている。 「徳永代議士周辺のジャーナリストグループで活動しているのは広瀬亜理紗元テレビ太陽アナウンサーです」 「そいつはR国に行ったのだろ」 「そうです。もう一人木崎綾乃が中核です」 「徳永が難しければもっと立憲国民党の他を狙ってくれ。ジャーナリストグループもその勢力を削ぐ必要がある」 五代官房長官は強気である。 「国民はリベラルに洗脳されている様で実質的にはリベラルは少数です」 「少数でも何か個々の世論調査をすればそっちの意見に傾く。マスコミの調査の仕方で世論は誘導される」 五代官房長官はマスコミに強い不満を抱いている。 「確かに質問の選ばせ方が目的に合わされていて批判的に構成されます。その程度問題視しない人でもイエス、ノーと限定されればノーです」 「問題だ、然程問題ではない、妥当と三択なら然程問題でないが多いかもしれない。検察の人脈を徐々に押さえつつ有るがそれだけでは駄目だ」 官房長官はそれ以上言わない。 押さえつつあるはこちらの人脈に代えつつあるという意味である。 そして暗に煩い記者を何とかしろと言っている。 その背後には平佐和の強い要望がある。 娼国。ホテル最上階の座敷。天昇の間である。 本日は二列にお膳が置かれ会席料理が運ばれていた。 「日本では官房長官から娼国と北に最大過激な要望が出された」 湯野中が口火を切る。 「俺が五代に指示した。葛城君も非常に恐れている」 葛城義和の要望で平佐和が民事党の中枢に指令を出した。平佐和を継いだ五代派だけではない。ほぼ全派閥である。 「将校の間にも女躰拷問の要求が滾っています。松井元巡査部長一人では足りません」 鄭淑徳少将は煩い記者連中を捕らえて生贄にしようという目論みである。 なんと娼国では女躰拷問が足り無いと言う。将校らの間でこの趣味が流行ってしまった。 将校らは日本の自衛隊より給料は高い。だが自費で遊ぶにはSMは高過ぎる。 T市の秘宝館のサービスではなかなか行き渡らない。 もとは葛城義和が細野英二二等海将らの奪還作戦から捕虜を監視する策であった。 一番監視の行き届くホテルに移して拷問会を行って奪還に近付く事を難しくした。 その森川優紀巡査部長らのSMパーティが将校らを格段に悦ばせてしまった。 「そうよ。非合法でも捕らえて相手の動きを炙り出すのよ」 真紀子も過激に成る。 「日本で面倒なジャーナリストを浚う。その行方追求にR国に侵入させてスパイ容疑で捕らえるか」 「敵の勢力を削いで拷問で寝返りを誘う。精神的な水を差して動きを弱める事よ」 真紀子は滝澤沙緒里や出水茉里元巡査部長、市江廣子、小倉紘子元警部、上野愛菜元三等空尉現娼国大尉の様な存在を増やす考えである。 それでも捕らえた大方は最終的に抹消しかないと分かっている。 あくまでリベラル派を無力化することが重要である。 「これ以上リベラルとフェミニストらの意見が反映されては裏経済が悪化する。この連中への非合法は止むを得ない」 湯野中も平佐和周一郎と葛城義和の危機感に強く同調している。 立憲国民党が徳永裕美衆議院議員を先鋒に葛城義和の日本経済改造論の最後の完成に強く抵抗しているからである。 月村総理は元SE。理屈の紙一重まで合わなければシステムは動かない。議論は葛城義和同様雄弁と言える。 月村は五代官房長官を長期政権にして葛城義和同様早く娼国に引退したい。それには後一歩政策を進めなければ成らない。 徳永由美はミーハーの様な表情をして核心に突っ込んで来る。立憲国民党の代表やこれまでの女性の先鋒より面倒と言える。 ミーハー的表現の方が強い言葉の議論より庶民、とくに若い女性に解り易い。そこが問題なのである。 立憲国民党及びリベラル寄りの日本のマスコミ、知識層の過半数が与党民事党に対抗する。 さらに娼国、R国の経済侵略を排除してリベラル社会を作りたい。 逆に葛城義和は三十年より少し以前に昭和後期の日本のモラル戻して経済優先の社会にしたい。 日本、亜細亜を娼国、R国の資本が裏支配する経済大国にする。それには売春、風俗が経済を下から支えることが必須である。 如何なる時代でも売春、風俗が経済を下から支えて上流階級の金を下層階級に流して社会を潤してきた。 下層にお金が行き渡らない問題は格差ではない。アングラマネーの資金回転が緩慢だからである。 格差は有っても下層まである程度のお金が行き渡れば問題は無い。 娼国の理想とする社会とリベラルが融和することは金輪際ない。戦争なく裏方がこれを解決するが最善である。 日本では二つのチームが行動を開始した。 柿崎一行らは娼国、R国に関連しない公務員のアドレスを使ってテレビ東日本記者椋木美弥を呼び出した。 ジャーナリストはネタがあれば直ぐに飛びつく。内閣府官僚の直下を利用した。官僚に関するリークがネタである。 千葉県内の無人駅を利用した。 拉致したら外房側のR国の施設に運ぶ。此処は潜水艦が海中から入れる。麻薬の密輸基地でもある。 其処から潜水艦で娼国に運ぶ。 もう一つのチームは強引に拉致した。 週刊太陽の記者新見由香が静岡県御前崎に出張中の事である。 夜の街中で工作員が行き成り後ろから乳房に触って逃げる。 新見由香は直ぐ追いかける。 それを別の工作員が正義感に見せかけて追いかけるのを手伝う。 工作員は人の居ない路地に逃げる。態と捕まる。それを後ろから他の工作員数人がクロロフォルムで押さえる。 人の居ないところに引き込んだだけである。 あとはマイクロバスに積んで御前崎からやや移動した施設に運ぶ。 此処も保養施設に見せかけてある。地下三十階に潜水艦桟橋が在る。其処から娼国の潜水艦が運び出す。 本庄真奈美らは工場内の宿泊施設に泊まる毎日である。娼国のテレビ放送を視聴する。 空母の着艦訓練が放映されていた。 女性パイロットが順番に着艦する。 一中隊全員女性である。 『最後に隊長機が着艦します』そう解説が入る。 下りて来た隊長が機体から甲板に下りる。ヘルメットを取ると姓名階級が字幕で表示される。 六人全員が驚愕した。 字幕は上野愛菜海軍大尉と表示されている。 「どうして」 佐藤栞李は堪えられず呟く。 「そう言う事なの」 広瀬亜理紗元テレビ太陽アナウンサーも怒りを抑えきれない。 「もしかして彼女の裏切りが大高氏を追い詰める手助けをしたのでは」 本庄真奈美はそっちに疑いを向ける。 「でも彼女は大高氏の居場所は知りません」 佐東詩織は自分らも知らなかったし本人も知らなかったと認識している。以前に自分も係わっていたからである。 「知らなくても範囲を絞れます。大高の所有する物の特徴などは詳細に判ります。ドローンで空中から探せば見つける可能性は有ります」 本庄真奈美の推測に一同は無言になる。強い怒りが込み上げている。 上野愛菜三等空尉は真紀子に仲間を空軍に誘う提案した。 「貴女の仲間はリベラル派でしょう」 「確かに私は大高らの思想に賛同して転びました。でも航空自衛隊には私の様なエッチな女も沢山居ます」 「男でもいいのよ」 「そっちはみんな細野二等海将寄りなのです」 「判った。空母は増強して今では七隻目を建造しています。でもパイロットは足りない。是非紹介して下さい」 日本の自衛隊より給料が高い。直ぐに連鎖的に人数は集る。 上野愛菜娼国海軍大尉はそれからも真紀子と気が合ってどんどん接近した。 椋木美弥と新見由香の行方不明事件は立憲国民党国会議員徳永裕美が予算委員会で執拗に追及した。 月村総理は昭和の二代目闇将軍の総理時代の答弁を真似て逃げた。 椋木美弥と新見由香のどっちも徳永裕美の人脈である。 法務大臣に代わって警察庁長官後藤謙二が捜査状況に進展がない説明をして終わった。 メールを送ったとされた公務員の無関係が証明されただけである。 松井玲那元巡査部長は天葛少将らの宴席に出された。 こっちも加虐心が滾った面々ばかりである。 「森川優紀元巡査部長と比べてどうでしょう」 大佐の徽章を付けた将校が天葛少将に話しかける。 「こっちがもっといいよ」 天葛少将は森川優紀巡査部長も良いが松井玲那元巡査部長はもっと良い女という反応である。 天葛少将らは生方少将らの拷問を記録した動画も見た。 もっと虐めて加逆したい。 「今日は徹底的にお前の綺麗な乳房とま○○こを叩くぞ」 天葛少将は虐める宣言をする。 「おかしいよ。この国は。エリートの軍人がこんな事して」 「何と言おうとスパイ行為と主権の侵害に対する制裁だ。一般の囚人にはやらない」 「うそだーーー。SMのお座敷だらけじゃないか」 「それは日本にも有る。ヨーロッパにもSMは有る」 「いつか国際社会に裁かれるよ」 「そんな事は無い。国際社会は大国の利害で動く」 「絶対この国は異常だ」 松井玲那元巡査部長はどうせ拷問される。構わず怒りを吐き出す。 三角木馬が運ばれる。 「良く見ろこの先端は砥がれている。僅かに丸めてはあるがこれを下の唇で跨いでもらう。少し動いただけで粘膜が擦れて痛い」 「・・・・」 松井玲那元巡査部長は唇を噛んで天葛少将を見上げる。 「お前をずたずたにしてインターンの医療実習用にする。丁度良い重傷学用患者だ」 「少将。その前にせっかくですから輪姦しませんか」 「六十本入れて中をずたずたにするか」 「それを直すのもインターンの実習です」 「そうだな。時間は充分にある」 松井玲那元巡査部長は倒したX字の柱に四つん這いに磔られた。 少将から順に一人ずつ膣内を洗って生強姦が続けられた。 R国D市。市江廣子が女将を務める温泉旅館である。 娼国、R国の首脳が集った。いつもの露天風呂会議が行われている。 真紀子は今回上野愛菜海軍大尉を同行させた。 葛城義和は出水茉里元巡査部長を同伴している。平佐和は小倉紘子元警部を湯野中は市江廣子が居るので誰も同伴しない。 全員が全裸である。誰も躰をタオルで隠す事は無い。 「上野大尉は日本から沢山女性隊員を引き抜いてくれました」 真紀子は上野大尉を紹介しながら功績を説明する。 上野愛菜大尉は本来フェミニスト系ではなかった。付き合いの有った男性隊員に薦められて大高の計画に参加した。 女性を虐待して風俗で働かせる国の実態を国際社会に裁かせるという目的には同意した。 だがその内容は与党と野党の争い。娼国の経済侵略から日本の主権の回復である。 その手段に女性をコンパニオンで潜入させて日本の政治家、官僚の癒着の実態を暴かせる目的であった。 それでも納得した者も居る。しかし上野愛菜大尉にとっては身を犠牲にして貫く正義ではなかった。 R国の方が給料は高い。その上中国の戦闘機と戦闘許可のないスクランブル発進もない。そしてこっちの方が機材の性能が良い。 「しかし何人捕まえたら奴らは動く」 「その捕まえた人物にもよりますよ」 「こっちのグループは動かないかもしれないよ」 真紀子は本庄真奈美らが奪還行動はしないと見ている。 「五代官房長官の要望は勢力を削いでほしいのです」 葛城義和は核になる存在を片っ端から拉致して拷問の恐怖を末端に与えて勢力を削ぐ方針である。 「あの工場を一掃はできないと言うことだな」 湯野中はやや不満である。 「その内動くよ」 平佐和は調査に来た以上はどっかで逮捕に値する行動を起こすと見ている。 「正規ルートで入っているから日本に強制送還か」 「それが無難でしょう。何度も米倉礼子らの様にはできません」 葛城義和はその時を知らない。聞いた話である。だが面倒なからくりは危険と考えている。 「日本で捕らえた二人は」 「二人とも過激に動く存在だ」 「竹内優子の時の様に奪還に来れば何人かまとめて処分できる」 「そうですね」 「とにかく葛城君の政策の通り自治体を無力化して消費税一本化を実現する。それには徳永の周りを崩す事だ」 今回は平佐和が急先鋒である。 「葛城先生は日本で消費税一本化を実現されるか」 湯野中はそれを願っている。 「自治体の無力化がもっと進まないと無理です。当面消費税を上げて自治体に分配します」 「給料とのバランスはどうするの」 「同時に派遣の最低賃金を上げます。それで格差は縮まります」 葛城義和は消費税を値上げして直接税なしにする。最低賃金を上げても高い層の賃金は据え置きになる。そこで格差を表面的に縮める考えである。 娼国のホテル。宴会場では松井玲那元巡査部長の集団強姦が終わった。連続の挿入に途中から強烈な悲鳴を上げ始めた。 いくらローションで潤滑していても六十人は膣の粘膜が擦れて痛みに堪えられない。 その状態で手首を縛り合わされ三角木馬に乗せられて天井から上体を吊るされている。 三角木馬は一メートル四方の鉄板に立てられた高さ一メートルのアームに載っている。 木馬部分は高さ二十センチ、底辺が二十センチ、奥行き一メートルである。頂点は一センチくらいが金属で先端は尖って僅かに鑢で丸めてある。 将校らは細い教鞭の様な竹の鞭を持っている。 踏み台に乗って三角木馬の上に乗せた松井玲那元巡査部長の乳房を叩く。 「う、うう、うーーーーーーーーーーーー」 松井玲那元巡査部長の躰は三角木馬の上で震撼する。金属の頂点を咥えさせられた股間も擦れる。 「うう、ぐううーーーーー」 先端に粘膜が擦れてもろに痛い。 将校は両側から踏み台に乗って容赦なく叩く。 「う、う、おーーーーーーーーーーーーーー」 松井玲那元巡査部長の痛みは尋常でない。顔から汗を噴き涙も流している。 次は太腿を上から叩く。 「うーー。うーーーーーーーーーーーーー」 更に股間に衝撃が奔る。 「ぐううーーーーーーーー」 松井玲那元巡査部長は痛みに顔を強く絞る。 乳房の鞭の痕は蚯蚓腫れが浮く。やがてそれが紅く成る。綺麗な乳房が赤い鞭の痕に染まって無残である。 太腿を竹の鞭で叩くと直ぐ蚯蚓腫れが浮く。 将校は愉しむ様に叩く。 「うう、うーーーーーーーーーー」 松井玲那元巡査部長は上半身を藻掻いて悲鳴を絞りだす。 「うぐううーーーーーーーーーーー」 叩かれたあと三角木馬の上で股間が擦れてさらに猛然と苦しみ藻掻く。 「仕上げだ」 天葛少将は三角木馬から降ろす指示をする。 緊縛師らは手首を天井から吊っている縄を緩めながら三角木馬の高さを下げる。脚が着くと松井玲那元巡査部長は縄にぶら下がったまま畳に倒れる。 股間は血に濡れて躰は痛みに小刻みに震えている。 そのまま拷問椅子に磔る。背中を倒して股間を上に向ける。 将校はバラの枝を持っている。 「えーーーーーーーー。それで、・・・・」 松井玲那元巡査部長はバラの棘で血の出ている股間を叩かれては堪らない。恐怖に強く怯える。 「これでおっぱいを血みどろにするのだ」 「ああーーーーー」 松井玲那元巡査部長は目を見開いて怯える。 将校は鞭で蚯蚓腫れが紅くなった乳房を叩く。 「うお、おーーーーーーーーーーーーーーーー」 バラの棘はもろに乳房に当る。直ぐに血の玉が噴出す。 「うーー、ぐううーーーーーーーーー」 血は乳房から脇腹に流れる。 反対側からもう一人が叩く。 「ぐうーー。ううーーー。うーーーーーー。うーーーーーーーーーーーーー」 こっちも血が滲み出す。 「安心しろ。医者の卵らが自習で治療してくれるからな」 「ふざけるなーーーーーーーー」 松井玲那元巡査部長は天葛少将の言葉に怒り叫ぶ。まだ叫ぶ力が残っていたらしい。 次の将校は先端が細く平たい一本鞭を構える。 松井玲那元巡査部長の股間は既に血に濡れている。膣の中も粘膜のびらびらも痛みが奔っている。既に相当に苦しい。 その上から鞭を叩き付ける。 「う、うう、ぐうううーーーーーーーーーーーーーーーーー。ぐうーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」 松井玲那元巡査部長は痛みに躰を揺すって藻掻く。 「やめてーーーーーーーーーーーーー。もうむりーーーーーーーーーーーーーーー」 遂に泣き言を漏らす。 容赦なく次が交代して構える。 「あ、ああーーーーーーーーーーーーー」 松井玲那元巡査部長は叩く前に泣き悲鳴である。 それでも将校は動じない。一気に股間に振り下ろす。 「う、う、おおーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ぐごおーーーーーーーーーーーーーーーーーー」 痛みに藻掻き震える股間から血が滲み出す。 松井玲那元巡査部長は痛みに顔を絞りきって藻掻いている。 次はバラの鞭を拷問椅子の横で構える。 松井玲那元巡査部長は横目でそれを見る。 「ああ」 今度は血に濡れた乳房を叩かれる。恐怖の表情で身構える。 バラの棘が乳首に命中する。 「うーーーー。ううーーーー。うぐううーーーーーーー」 乳首からの血に玉が滲み出す。 「う、う、ううーーーーーーー」 次は反対側からもう片方の乳房を狙う。今度は太さ三ミリくらいのワイヤーをU字にした鞭である。 それを乳房に叩き付ける。 「うーー。ぐううーーーーーーーーーー」 乳房にU字の鞭の痕がくっきり付く。 「ううーーーーーーー。ぐうーーーーーーーー。ううーーーーーーーー」 松井玲那元巡査部長は痛みに堪えられず躰を揺すって藻掻く。 次は正面に立つ。 「あ、ああーーーーーーーーーー」 松井玲那元巡査部長は瀕死の形相で鞭を見る。 将校は嬉々として女の部分に叩き付ける。 「ぐう。ああ。ああ。ぐうああーーーーーーーーーーーーーー」 痛みに股間を捩って藻掻く。 遂に失禁してしまった。 それだけではない。おならも漏らしてしまう。なんと更に緩い便を垂れ流してしまった。 「あ、ああーーーーーーーーーーーーーーーー」 松井玲那元巡査部長は恐ろしい状況に悲鳴を上げる。 「おおーーーーーー。すごいぞーーーーーー」 将校はそれを見て悦びの声を上げる。 全員から拍手が沸く。 松井玲那元巡査部長には堪えられない羞恥である。 ポロポロ涙を溢す。 緊縛師が一応アナルと股間の汚れを拭く。 トランスに繋いだ電極棒を二本用意された。 緊縛師はクスコで膣を広げる。 「ええーー。もうゆるしてーーーーーーーーーー」 松井玲那元巡査部長は殆んど力のない声でそう訴える。 将校は二人で両側から電極棒を膣の奥に突っ込む。蚯蚓千条の部分を電流で責める。 「あ、あ、あーーーーーーーーーーーーーー。ああーーーーーーーーーーー。ああーーーーーーーーー。ああーーーーーーーーーー」 強烈な悲鳴になる。 それでも将校は嬉々と責める。 「あーーーーーーーーーーー。があーーーーーーーーーー。ああーーーーーーーーーーーーーーー。があーーーーーーーーーーーーー」 松井玲那元巡査部長はもう一度僅かに失禁した。 また悦びの拍手が涌く。 「今回は相当な許可を得ている。存分に責めるぞ」 「えーーーーーーーー。これいじょうどうするのーーーーーーーーー。やめろーーーーーー。きちがいーーーーーーーーーー」 松井玲那元巡査部長は涙を飛ばして泣き叫ぶ。 「だから医療実習で直してくれる」 「ふざけるなーーーーーーーーーー。凶悪犯にだって死刑まで人権はあるぞ」 「この国でスパイはそれ以上だ。これが加重死刑の加重だ」 「なんだってーーーーーーー」 「いくらほざいても何も変わらん。お前は加重死刑囚だ」 「ちくしょーーーーーーーーーーー。うおおーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」 松井玲那元巡査部長は狂った様に藻掻き叫ぶ。 将校らは電圧をアップして電流棒を膣に突っ込む。 「あ、あ、ああーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーがあーーーーーーーーーーーーーー。あ、ああーーーーーーーーーーーーーーー」 松井玲那元巡査部長は更に藻掻き躰を暴れさせる。 「う、うう、うう、うーーーーーーーーーーーーーーーーーー。う、うう、うーーーーーーーーーーーーーーーーー」 別の将校が蝋燭を持っている。既に芯の周りの蝋涙が溶けて液体に成っている。これを鞭の痕と傷だらけの乳房に落とす。 「う、おお、おーーーーーーーーーーーーーーーー。うおーーーーーー。ううおおーーーーーーーーーー」 松井玲那元巡査部長は熱さと沁みる痛みに拷問椅子を揺すって藻掻く。 「うう、おおーーーーーーーーーーー、ううおーーーーーーーーーーーーーー。ううーーーーーーーーーーーーーーーーー」 電極で責める将校は二人に加勢を要求する。左右から太腿を押さえてもらい膣の奥を責め続ける。 将校は容赦なく傷と蚯蚓腫れだらけの乳房を二つとも真っ赤な蝋涙に包む。 「あーーーーーーーー。たすけてーーーーーーーーーー。ああーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーー」 更に顔にも掛ける。さすがにこっちは芯から落ちる蝋の雫である。 「あ、ああーーーーーーーーーーーーーーー。が、あ、あーーーーーーーーーーー。やめろーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」 松井玲那元巡査部長は強烈に叫ぶ。 「もっと電流を上げろ」 天葛少将はまだ満足しない。 将校はトランスのボリュームを上げる。 「あーーーーーーーーーー。があーーーーーーーーーー。があーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーー」 松井玲那元巡査部長は断続的な悲鳴を続ける。躰はぶるぶる小刻みに震え続ける。 「良いか。俺は婦人警察官と聞くだけで怒りに震える。日本では随分つまらない事で因縁つけられた。森川には座敷で玉蹴られた」 天葛少将は松井玲那元巡査部長をまだ責める心算である。 松井玲那元巡査部長は言葉を返す余裕すらない。電流の責めに小刻みな悲鳴を刻み続ける。 既に衛生兵ではなく医療チームが待っている。 松井玲那元巡査部長は電流責めで意識朦朧としている。やがて静かに白目を剥く。 潜水艦は二隻とも娼国の軍港に入港した。一隻はR国北の潜水艦である。娼国の軍港には始めて入る。 ラドルフマレカル少将自身が乗艦していた。 本来は此処から小型の潜水艦で南の島に運ぶ。今回はヘリで搬送した。 椋木美弥と新見由香の二人は眠らされたままである。四階の拷問会議室に運ばれた。 其処には真紀子を中心に湯野中、そして平佐和、葛城義和が待っていた。他娼国、R国の関係メンバーが囲んでいる。 椋木美弥から電気ショックで起こす。 「うう」 椋木美弥は朦朧としながら徐々に目を開いてぼやけた視界が定まる。葛城義和の顔を見て一気に怒りが込み上げる。 「何処です。此処は」 「娼国。一般立ち入り禁止の奥の島よ」 真紀子が答える。 「貴女は副主席」 「そうよ」 「何故こんな事するのです」 「貴女は逮捕されたの」 「ふざけないで。拉致が逮捕。冗談じゃない」 椋木美弥の怒りは更に沸騰する。 「これは水面下の戦争です。日本で世論を誘導して国民を洗脳する貴女方を悉く殲滅します」 真紀子は躊躇なく女の怖さを滲ませて宣言する。 「何ですって。これは犯罪です」 「それが犯罪ではなくなるの。貴女方を奪還に来る連中をスパイで捕らえて更に殲滅します」 「そんな」 椋木美弥はあまりの宣告に返す言葉におくびれてしまう。 「葛城先生どうします」 真紀子は葛城義和に振る。 「拷問はあっちに任せましょう」 また天葛少将が呼ばれる。 「待てよ。元総理大臣がこんなことするの」 椋木美弥は葛城義和に噛み付く。 「あなた方はマスコミの力を利用して国民をリベラルに洗脳する。何としてもこの動きを潰さなくてはならない」 「民主主義を破壊するわけ」 「それはお前らの勝手な言い分だ。国民が自分で選ぶならマスコミの洗脳が有っては成らない。マスコミは意見を言わず事実だけを報道すべきだ」 「よく言うよ。あんたの支配する民事党が八割よ」 「それは俺が実利を明確にしたからだ。これまで選挙に行かなかった派遣層などが自分等の利益を護ろうとしたのだ」 「私たちは低所得者のことを常に考えています」 「それは違う。大泉と国民党政権で下層は更に貧困に堕とされた」 「でも元総理の政策で子育て主婦はもっと苦しくなった。風俗がどんどん増えている。消費税一本化になったら更に苦しくなる」 「俺が内閣に成る前の政策で子育て世代の負担を減らした。それが低所得層だけなら良かった。大方が預金に止まる政策だった」 「それじゃ女性が今以上に社会進出しなくなるでしょう」 「独身者は税金の負担損だ。それが今まで選挙に行かない派遣層を動かした」 「益々少子化が進むでしょう」 「少子化は進んでも問題ない」 「何故ですか」 「貴女はそこまで知る必要は有りません」 葛城義和は一気に態度を硬化する。 「この国を見ればまったく問題ないわ」 真紀子は哂っている。 そこで呼ばれた天葛少将らが入って来る。 「葛城先生。もう一人は」 「順番で良いでしょう。眠らせたまま鉄格子に入れておきましょう」 「そうね。一人ずつね」 天葛少将らが椋木美弥の拷問を引き取る。部下を五人連れて来ている。 椋木美弥は天葛少将らに抵抗する。 四人が押さえて一人が脱がしに掛かる。 「やめろーーーーーーーーーー。ふざけるなーーーーーーー」 「だまれーーーーーー」 天葛少将は横からビンタする。 「うおーーーーーーーー」 将校は容赦なく鋏で衣服をカットする。 「おのれーーーーーーーーーー」 椋木美弥は般若の形相で怒り叫ぶ。 「ところで葛城先生。仲間をどう誘き出します」 「どうせ警備員がリークするでしょう」 「そうね。兵隊がいないから警備員を使っているのね」 「これからは将校を二人くらい交代で別室に待機させてロボット兵を配備すれば良いでしょう」 以前に将校を監督に交代で配置した。それが煩過ぎて警備員がみな辞めてしまった。 「そうね。別に見張って敵が潜入したら対応させましょう」 椋木美弥は全裸で十字架に磔にされた。 将校らは騒ぎ抗議し続ける椋木美弥をビンタする。 「ぐおーーーーーーー」 椋木美弥は唾を吐きかける。 天葛少将はスパンキングで椋木美弥の顔を叩く。 「う、うーーーーーーーーーーーーーーーー」 椋木美弥は怯んだ表情をじんわり引き締めて天葛少将を睨み返す。 女の顔を叩く椋木美弥には由々しき事である。何とも許せない。しかし如何なる言い分も正論も相手にされない状況である。 ここまでの非合法が行われるとは椋木美弥の想像にもない。 天葛少将は椋木美弥の表情を愉しみながら乳房を叩く。 「うおーーーーーーーーーーー。やめろーーーーーーーー」 痛みに悲鳴が叩き出される。 「やめろーーーーーーー。はんざいだよーーーーーーーー」 椋木美弥は堪らず怒鳴り返す。 天葛少将は将校らに合図する。 将校らは片方の脚に二人ずつ掛かって椋木美弥の脚を持上げる。一挙に股間をV字に広げたる。 「うおーーーーーーーーー。やめろーーーーーーーーー。いやあーーーーーーーーーーーーーーーー。いやあーーーーーーーーーー」 あとの一人が十字架の柱に下がったフックに脚首を縛り付ける。 今回も松井玲那元巡査部長と同じ様に十字架にV字開脚に吊るされた。 「やめろーーーーーーーー。おろせーーーーーーーーーー。みるなーーーーーーーーーーーーー。こらーーーー元総理がこんなことさせるかーーー」 椋木美弥は有っては成らない羞恥の行為に怒り狂った様に叫ぶ。 天葛少将はまた生え叩きの様なスパンキングでビンタする。 「うおーーーーーーーーーー。やめろーーーーーーーーーーー」 椋木美弥は頭を振り唾液を飛ばして叫ぶ。そして強烈な視線で天葛少将を睨み返す。天葛少将の脳天を射抜く様な視線である。 葛城義和が立ち上がる。天葛少将にトランスを指差す。 「こらーーーーーー。こんなのなんとかしろーーーーーー」 椋木美弥はまだ葛城義和に抗議する。 葛城義和はそれを鼻で笑う。 将校は椋木美弥の女の部分を指で広げる。それを小型のカメラでスクリーンに公開する。 「や、やめろーーーーーーーーーーーーーーー。なにするーーーーーーーーーーーーーーー。わいせつじゃすまないぞーーーーーーーーー」 椋木美弥は堪らず狂った様にヒステリックな声で叫ぶ。 将校らは椋木美弥の乳首にクリップを付ける。 「うぐうーーーーーーーー」 指で開いた将校はクスコを膣に挿入する。 「あ、ああーーーーーーーーー。やめろーーーーーーーーーー。いやあーーーーーーーーーーーーーーーー。いやあーーーーーーーーーーーー」 椋木美弥はまた狂った様に叫ぶ。 更にびらびらをクリップで鋏む。 それぞれに電極から繋がった小さな鰐口を接続する。 椋木美弥は狂った様に叫び続ける。 構わず電流を流す。まずは乳首からである。 「ぐうううーー。う、う、うーーーーーーーーーーーーーー」 椋木美弥は堪らず悲鳴を上げる。 強烈な責めに椋木美弥の躰は微妙に震える。 適度に一回電源を切る。 「う、ううーーーー。や、め、ろーーーーーーー」 椋木美弥の声は震えている。 次はクスコに流す。 「ぐ、う、ううーーーーーーーーー。ぐうおおーーーーーーーーーーーー。ぐううーーーーーーーーーー。ぐうおおーーーーーーーーーー」 強烈な悲鳴と共に椋木美弥の躰はガタガタ震える。 「今日はたっぷり痛めつけて医者の卵らの実習用だ」 天葛少将は不敵な表情で宣告する。 「なんだってーーーーーーーーーー」 「いくら吼えても結果は変わらない」 「中国より酷いじゃないか」 「何処の国もそれぞれだ。お前らの常識が通る国はまだまだ少ない」 「おのれーーーーーーーー」 椋木美弥は歯をむき出し怒りを沸騰させる。何を言っても無駄な状況である。まだ事態を認識しきれない。 また電流を流す。 「ぐううーーーーーーーー。うーーーーーーーーー。ううーーうーーーーーーーーーー」 椋木美弥は真っ青な顔を振って藻掻く。十字架を小刻みな躰の震撼が揺する。スマートな太腿の肉が微妙に震えている。 クスコにびらびらを鋏んだクリップがカチカチ当る。 股間の部分は小刻みに急ピッチに震える。 「ああ、ああーー、ああ、ああーーー。ああ。ああーーー。ああ。あーーーーーーー。ああ。あーーーーーーーーーーー」 椋木美弥は青い顔を引き攣らせ大口を開けて涎を流しながら震える。 「ああーー。あーーーーーーーーーー。ああーーーーーー。ああーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーー」 震撼する股間から尿がばらばらと零れるように流れ落ちる。 ここで電流を切る。 「あーーーーーー。はあーーーーーーー。ああーーーーーーーーー。はあーーーーーーー。ああーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーー」 尿が出尽くすと椋木美弥はぐったり首を垂れる。 その状態で天葛少将が剃毛をする。 「なに」 椋木美弥はもう抗議する力もない。股間に充てられた剃刀を見下ろして僅かに声を発する。 堪らない屈辱にもう吼える力もない。 そしてもう羞恥どころでは無い。 クスコは抜かれた。そこには濁ったジェル状の液が付着している。 それを顔の前に晒す。 椋木美弥は堪らない表情で蒼い顔を振るだけである。 乳首のクリップも取られた。 「ううーーーー。うーーーーーーーー」 悲鳴は取る時の痛みである。 天葛少将は膣に金属棒を挿入する。金属棒は二本の単線がトランスに繋がっている。 椋木美弥は恐怖の表情を蒼くして唇は震えている。それでも瞳の奥は天葛少将を睨む。許せない眼つきはきっちり宿している。 天葛少将はそんな椋木美弥を自らの手でとことん虐めたい。 更に金属棒の刺さった女の部分のびらびらを押し開いて尿道の小さな亀裂にブジーを差し込む。 「ううーーーーーーー。ぐうーーーーーー。うーーー。ううーーー。うーーーーーー。ううーーーーーーー」 椋木美弥は猛然と痛みに悲鳴を絞りだす。 そのブジーにも電極から繋がった小さな鰐口を接続する。 椋木美弥は目を見開いて恐怖に怯えた表情を硬くする。 膣に電流を流す。 「う、う、お、お、おおーーーーーーーーーーーーーーーーーー」 椋木美弥の表情は一気に破裂する。 「うーーーーーー。うーーーーーーー。うーーーーーーーーーー。うーーーーーーーーーーーー。うーーーーーーーーーー」 股間を中心に躰がガクガク震撼する。 膣の電源を切る。 「はあーー。は、あーー。はーーーーーーー。はあ。はあ。はあ」 椋木美弥の躰の震えは止まらない。 天葛少将はその顔をビンタする。なかなか叩けないインテリ系美人の顔にビンタである。 「うおーーーーーー」 椋木美弥は猛然と睨み返す。 天葛少将は嬉々として叩く。 「ぐおーーーーーーーーー」 椋木美弥は涙目で睨み返す。 堪らない屈辱である。何としても許せない。 他の将校も叩く。 「うおーーーーーーーー」 椋木美弥は顔を振って睨み返す。 順番に六人が叩いた。 椋木美弥は怒りにと屈辱のどん底に堕ちた涙をポロポロ溢す。 将校らも後ろで見ている娼国首脳も悦びの極みである。 尿道に刺さったブジーに電流を流す。 「ううーーーーーーーーー。うーーーーーーーー。うーーーーー。うーーーーーーー。うーーーーーーー。うーーーーーー」 断続的なサイレンの様に悲鳴を連発する。 更に膣にも流す。 「ぐうーーーーーーー。ぐぐううーーーーーーーー。ぐうーーーーーー。うーーーーー。うーーーーーーーー。うーーーーー」 ブジーに尿が僅かに滲み出る。 「うーーーーー。うーーーーーー。ああーーーーーーー。ううーーーーーーーーーー。ああーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーー」 アナルから便が飛び出す。 「あ、ああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」 猛烈な匂いで大量の便が流れ出る。 「あ、ああーーーーーーーーーん。ああーーーーーーーー。あーーあん。あはあーーーーーーーーーん。ああん。ああん」 椋木美弥の躰はガクガク振るえる。涙はポロポロ堕ちる。 もう舌を噛んで死にたい屈辱である。 ようやく電流は止まる。微電流だが物凄い効果である。 「やめてーーーーーーー。あーーーはん。ああーーーーーーー。あーーーーー。はあ。はあ。はあ」 椋木美弥はもうどうにも成らない。 天井を見上げて屈辱に頭の中は宙を巡る。 更に電流を流す。 「あ、ああーーーーーーーーー、ああーーーーーーーーー。ああーーーーーーーーーーー。ああーーーーーーーー。ああーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」 椋木美弥の躰は一気に震撼する。次の瞬間白目を剥く。 一度電流を止める。 天葛少将はビンタする。 椋木美弥は目をぶるぶる震えさせる。 意識はある。 金属棒とブジーを抜く。 ドリルバイブを持って来る。 ローションを塗って膣に挿入する。椋木美弥に抵抗力は無い。 一気に始動する。 「あ、ああーーーーーーーーーーー。ああーーーーーーーーーー。ああーーーーーーーーーーーー。ぐああーーーーーーーー。ぐうああーーーーーー」 椋木美弥の顔は歪みきって藻掻き震撼する。 「あ、ああーーーーーーーーー。ああーーーーーーーー。ぐああーーーーーーーーーーーー。ああーーーーーーーーー」 椋木美弥はドリルバイブの猛烈な責めにまったく抵抗できない。一気に官能に登り詰める。 「あ、あーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」 椋木美弥の首ががくっと倒れる。再び白目を剥く。 そのままクロロフォルムで一時的に眠らせて鉄格子に運ぶ。 代わりに新見由香が運び出される。 天葛少将が引き揚げて代わりに生方少将が呼ばれた。こっちも部下五人を伴っている。 新見由香は痴漢を追いかけて後ろから麻酔を嗅がされたままである。 艦内で乗組員が全裸にして着替えさせている。衣服、汚れた下着類はケースに入れて鉄格子に搬入された。 鍵を掛けて鍵は預かりとなる。 恥ずかしいピンクのミニワンピース姿にされている。 下着が丸見えのまま四階の拷問会議室の床に寝かされた。 態とその状態でスタンガンを使って意識を回復させる。 数回スタンガンを使ってビンタする。 「あはあーー」 新見由香の目は天井を見ている。視点はまだ定まらない。朦朧とした状態からぼやけた室内を徐々に視点を合わせて見る。 「あ、ああーーーーーーーーーーー」 新見由香はふらふらしながら手を付いて起き上がる。自分の姿に気が付いて立ち上がって裾を警戒する。 「こ、ここは」 驚愕の表情で周りを見る。 真紀子、平佐和、葛城義和が目に入る。 「あ、ああーーーーーーーー」 更に驚愕の表情を破裂させる。暫らく言葉が出ない。 痴漢を追いかけて捕まえたら後ろから掴まれ意識がなくなった。 「あ、ああ」 ようやく事態が飲み込みかけてきた。 「此処は」 「娼国の特別刑務所よ」 真紀子が冷たい声で言い放つ。 「そ、そんな」 一気に怒りが込み上げる。 「どうしてこんな事するの」 新見由香は怒りと抗議の姿勢に成る。 将校らはそれを無視して新見由香の躰を掴む。 「やめてーーー。なにするーーーーー」 その新見由香の全裸がスクリーンに映る。潜水艦の中で意識を失った状態で撮られたものである。 「あれを見ろ」 「あーーーーーーーーーーー」 自分の全裸である。新見由香はぶるぶる震える。 「なによこれーーーーーーーーーーーーー」 新見由香は怒りに震えた声で叫ぶ。 「貴女は逮捕されたのよ」 「何言っているの。拉致よこれは」 「どうでもあんたに今後人権はない」 今度は湯野中が宣告する。 「おい。元総理。どう言う事だ」 「日本経済健全化のやむを得ない手段だ」 葛城義和もにべもない。 「貴女達の同朋がこの国と第三国で不法入国したわ。潜水艦まで使ったのよ。どう言っても不法行為よ」 「それが私とどう関係が有りますか」 「有っても無くても貴女方の言い分は当分の間正当化されないわ」 「その間にお前らの人脈を叩き潰す」 湯野中が強気で付け加える。 将校らは容赦なく新見由香の躰を押さえる。二人が腕を押さえる。二人が脚を押さえる。 一人がワンピースを捲り上げる。生方少将が背中のファスナーを下げる。 「やめろーーーーーーーーー。うおーーー。やめろーーーーーーーーーー」 新見由香は喚き続ける。暴れんと藻掻くが将校らの押さえは強い。 「はなせーーーーーーーーー。うおおーーーーーー。はなせーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。おのれーーーーーー」 新見由香は肘を突っ張る。膝を蹴り上げようとする。それでも軍人の押さえは崩れない。 「おのれーーーーーーーーーーーー。はなせーーーーーーーーーー。こらくずきーーーー。なんとかしろーーーーーーー」 ワンピースは脚を押さえる将校の肩と腕に落ちる。 生方少将はブラを捲り取る。 「うおーーーーーーーーーーーー。やめろーーーーーーーーーーー」 ブラは乳房から離れ腹に堕ちる。それなりの大きさの乳房が丸出しに成る。赤みが強く存在感のある乳首である。 乳房は僅かに垂れ気味だが形は良い。 「あーーーーーーーーー。やめろーーーーーーーーーーーーー。わいせつやめろーーーーーーーーーーーーーーーーー」 更にショーツを膝まで下ろす。 「ああーーーーーーーーーーーー。だめーーーーーーーーーーーーー。ああーーーーーーーーーーーー」 後ろからもう一人の将校が太腿を押さえて片方の脚から衣類を抜き取る。 新見由香は暴れんと藻掻くが殆んど動けない。 両脚から衣類を全部抜き取る。 「ああーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーー」 新見由香は全裸にされてヒステリックに悲鳴を上げる。 将校らは容赦なく縄を掛ける。 「やめろーーーーーーーーーーー」 叫び暴れんと藻掻く新見由香を押さえて高手小手に縛ってしまう。 四人が両方の脚を押さえて十字架に胸部を磔る。 一気に両側から両方の脚を持上げてV字に開脚する。 「うおーーーーーーーーーーーーーーー。あ、ああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」 新見由香は目を剥いた表情を破裂させて悲鳴を上げる。 将校らは新見由香を十字架にV字開脚に吊るしてしまった。女の部分もアナルも丸出しである。 「ああーーーーーーーー。ああーーーーーーーーーー。ああーーーーーーー。いやあーーーーーーーーーー。いやーーーーーーーーー」 新見由香はヒステリックに唯々喚き続ける。口はぶるぶる怒りに震えている。 真紀子らは生方少将に任せて会議に入ってしまった。 「本庄真奈美らはどうされました」 葛城義和が湯野中に確認する。 「指宿が付いている。四十人くらい紹介した」 「まったく行動はないですか」 「ない。国内の事情を確認する程度だな」 「工場を進出して本格的に生産を始めて生活すれば国内事情はほぼ確認できます。それだけではR国内に拠点ができただけです」 真紀子はまだ納得が行かない。 「どう見ても本格的生産拠点にしか見えない。指宿も同意見だ」 「それでも何か企んでいるのよ。工場がダミーでないと長期戦よ」 真紀子もこっちを強く警戒している。 「ダミーの工場ではない。社員教育も確りしている。サンプルも貰ったが縫製はなかなか良い」 湯野中は指宿の確認した内容を語っている。 「投資額も大きいですね」 葛城義和は投資額の大きさに警戒と疑問を持っている。 「何故。彼女らには一番危険な国に投資して資金をプールしようと考えるのかしら」 「危険とはいえないよ。拘束者の奪還行動とかに出ない限り資金の凍結はできない。そんな事すれば他の企業に激震が奔る」 「完全にT市内に蔓延る体制だな」 「正規の入国をしているから酒井美紀子らの様に何か行動に出ない限り日本国内より確保は難しいのね」 「そうです。既に奴らには日本国内より安全な橋頭堡と確信されています」 「葛城先生どうします」 「どうもこうもない。徳永の周りを恐れさせて行動を抑える事だ」 平佐和が横から強く発言する。 「そうだ。とにかく日本から来たメンバー全員に見張りは付いている」 湯野中も平佐和に同意する。 「うーううーーお、お、おーーーーーーーーーーーーーーーー」 新見由香が女の部分をクスコで広げられて蛇を突っ込まれ驚愕の悲鳴を上げている。 「うわあーーーーーーーーー。うわわあーーーーーーーーーーーー。うーーわあーーーーーーーーーーー」 新見由香の狂った様な悲鳴を背後に受けながら生方少将が真紀子の前に来る。 「そろそろ宴会場に運びますが宜しいでしょうか」 「そうね。一切の容赦、手加減は要りません。たっぷりインターンの実習教材を作ってください」 「畏まりました」 生方少将らは喚き散らす新見由香をヘリに乗せて北側のホテルに運ぶ。大宴会場で待っている将校らの餌食である。 本庄真奈美ナインユニオン社長は立憲国民党参議院議員徳永裕美と長時間の国際通話を行っていた。 椋木美弥と新見由香の行方不明問題である。 「平佐和と葛城は何としても私の動きを封じようとしている」 「目的は消費税一本化と売春防止法の廃止ですか」 「それと自治体の無力化と公務員の削減です」 「安田総理の時代より数倍権力をアップしようという事ですね」 「そうよ。リベラル系マスコミを完全に無力化したいのよ」 「マスコミを黙らせ野党を少数に追いやって一党独裁にしたいのですね」 「既に一党独裁よ。それ以上に私達を一掃する体制だわ」 徳永裕美はかなり焦っている。 「今のところ椋木美弥さんと新見由香さんの情報はM国の弁護士から入っていません」 「それ確り後から出国処理が行われているの」 「そこまでやりますか」 「行方不明の捜査依頼はしないと言うことよ」 「完全に五十年近くタイムスリップされたやりかたですね」 「日本がそこまで反動されたのよ」 徳永裕美に声は怒りに歪んでいる。 「アメリカは悪くて半々。トランプに民主党はぎりぎり勝った。日本は保守が完全リード」 二人は憤懣やるかたなきである。 「二人の奪還はどうされますか」 「駄目よもっと被害者を増やすだけよ」 「確かにこれまで一度も完全な奪還はありませんでした。総て最終的には捕まっています」 「そうよ」 「拉致されたらどうする事もできないのですね」 「これまでの作戦が総て不法入国、スパイ行為、主権の侵害で片付けられてしまっている。交渉もできない」 徳永裕美の声に興奮度は高まっている。 「それに内閣は娼国の傀儡です」 「どうする事もできません」 「とにかくこの国に内情を探って何か突破口を探します。こんな国家がいつまでも成り立つとは思えません」 「本庄さんたちに賭けるしかないわね」 「調査を続けます」 椋木美弥は六号の鉄格子に入れられた。 警備員の手でバスロープと支給のショーツが搬入された。南国なのでバスロープ一枚でも寒くは無い。 バスタブが設置されているのでとりあえず躰を洗った。 其処へ松井玲那元巡査部長が戻されて来た。 女の部分は完治してない。それでも医療行為は終了した。 散々インターンの実習に恥ずかしい検査を繰り返された。 抗生剤が出されて後は自然完治しかない。 「あなたは」 椋木美弥が声を掛ける。三メートルの通路の向こう側である。 「元警視庁巡査部長の松井玲那です」 「細野二等海将のグループですか」 「そうです。此処からの奪還には成功しましたがM国で銃撃戦になりました。生き残って捕らえられたのは私だけでした。貴女は何故此処に」 「私は日本で拉致されました。テレビ東日本の記者で椋木美弥と申します」 「えー。拉致」 松井玲那元巡査部長は此処までの仕打ちに遭っても拉致には驚愕した。 「酷い拷問と辱めを受けました」 「ああ。もう既に」 恐ろしい状況が両者を包んでいる。二人はそのまま深夜まで話し続けた。 昭和中期のホテル二百畳の宴会場である。 新見由香が運び込まれた。全裸のまま拷問椅子に乗せての輸送である。 宴会場には六十名位が待っていた。 「ええーーーーーーーーー。いやあーーーーーーーーーーーーーー」 新見由香は全裸でさらに大股開きで拷問椅子に磔られている。将校らの視線は新見由香の乳房と女の部分に集中している。 「いやあーーーーーーーーーーーー。いやよーーーーーーーーー。みないでーーーーーーーーーーーーーーーー」 新見由香は泣き叫んでいる。 「剃毛からです。早速抽選で二名にやってもらいます」 生方少将が宣言する。 「やめろーーーーーーー。これが国のエリートのすることかーー」 新見由香は全裸でも気丈に抗議する。 「これがこの国でエリートになった愉しみと価値だよ。昔の日本では普通だった」 「そんな反動。絶対世界が許さない」 新見由香はフェミニストの常識で反論する。 それを無視して抽選に当った将校二人が剃毛に掛かる。 「やめろーーーーーーーーーーー」 新見由香の叫びは将校らをむしろ悦ばせる。 二人の将校は形良く整えられた新見由香の陰毛にローションを掛ける。 「先に開いてよーーーーー」 「そうだ剃毛前と後で鑑賞しよう」 構わず野次と要求が座敷から飛ぶ。 将校はリクエストに応えて新見由香の女の部分のびらびらを強く広げる。 「いやあーーーーーーーーーーーー。やめろーーーーーーーーーーーーーーーー。女性にこんなことしてーーーーーーーー」 標準タイプに近い女の部分と言える。縁の部分は紅にグレーが掛かっているが内側はピンクである。 尿道の亀裂は小さい。膣口は三つの粘膜に囲まれて小さく穴が割れている。 「これが普通にできる国なのだよ。それでなければ悦びがない」 「ふざけるなーーーーーー。お前ら痴漢以下だーーーーー」 「その姿に成って叫んでも惨めなだけですよ」 二人の将校は新見由香の怒りを無視して両側から剃り始める。 「ああーー。やめろーーーーーーーーーー。やめろーーーーーーー」 新見由香は何処までも叫び続ける。 「剃毛したら粕を採取して」 また要求が出る。 「よし。剃毛が済んだらお前がやれ」 生方少将が命令する。 「フェミニストでもここを整えるのですかね。量が少ないのであっという間です」 中佐の徽章を付けた将校はドテを拭きながら剃り残しを点検する。 もう一人がリクエストの通り剃毛後の女の部分を広げる。 さらに生方少将に指名された中尉の徽章を付けた若い将校が綿棒を持って新見由香の股間の前にしゃがみこむ。 潜水艦で運ばれて来た新見由香のその部分は当然粕が溜まっている。若い将校は綿棒の先でそれを丸め採る。 「いやあーーーーーーーーー。いやあーーーーーーー。やめてーーーーーーーーーーーー。監禁されていたの。汚れているに決まっているよーーーー」 新見由香は恥ずかしさの極地に狼狽しながら叫ぶ。 若い将校は粕を採取して黒いプラスチックの板に載せる。 「いやだあーーーーーーー。やめてーーーーーーーーーー」 「よーく見てください。貴女のお○○こから取れた粕です」 満場の拍手になる。 新見由香は叫ぶ声すら出ない。目を剥いて怒りの表情を震えさせる。 「これからリクエストを募ります。インターンの実習教材を考慮してお願いします」 「生方提督。先に逝き顔を晒させてから破壊して教材にしましょう」 「そうだな」 「ドリルバイブで行きますか」 大佐の徽章を付けた空母瑞鶴の艦長が確認する。 「いいや。そんなに経験豊富ではない。ローター四個でじっくり行こう」 生方少将は若い少尉二人を引っ張り出す。 ローターを二つずつ渡す。 「さあ。頑張れ。好きなように弄くって良いぞ」 「やめろーーーーーーーーーー。若い青年がそんな人の言う事気いちゃ駄目」 新見由香はこの状況でも教育するように言う。 若い将校と雖もこの国の良識に成っている。悪いという意識は無い。憎むべきフェミニストである。 容赦なくローターを膣に突っ込もうとするがなかなか入らない。新見由香が膣口を強く閉じているのである。 「大人しくしないと蛇に抉じ開けさせますよ」 生方少将が詰る。 「いやあーーーーーーーーーーー。やめてーーーー。いやあーー。いやあ。やめてーーー。やめて」 新見由香は追い詰められた様に慌てて叫ぶ。 「一度入ったのですよ」 「いやあーーーーーーーー。だめーーーーーーーー。だめ。だめ。絶対駄目。ああーー。ああ」 新見由香は緊迫した叫びになる。躰は震えている。 「嫌だったら膣の力を抜け」 「あ、ああーーー」 僅かに力の抜けた瞬間に若い将校はローターを指で突っ込む。次々と三つまで入れてしまう。 「あ、ああーーーーーーーー。いやあーーーーーーーー。ああーーーーーーーーー」 膣の中でローターが軋むように音を立てて暴れる。強い刺激である。 まだ十代かもしれない。新見由香は若い男に弄られるこれも更に屈辱である。 この間に蛇が水の無い水槽に入れて運び込まれる。 若い将校はクリトリスを包んだ包皮を剥いてローターをクリトリスに直に当てる。 「あ、ああーーーーーーー。やめてーーーーーーーーー。いやああーーーーーーーーーーーーーーー。ああーーーーーーーーーー」 生方少将はローターを二個とも膣に入れてしまった将校にもう一個渡す。 両側からクリトリスをローターで挟んで責める。 「あーーーーはあはん。ああはん。ああーーーーーー。ああはああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あはあーーーーーー」 新見由香は大口を破裂させて声を上げ続ける。 「やめてーーーーーーーーーー。ああーーーーーーーーー。ああはあーーーーーーーーーーーーー。やめてーーーーーーーーーーーーー。だめーーーー」 断末魔の表情になる。 一気に潮が弧を描いて流れ出す。若い将校の手は濡れる。 満場の拍手が沸く。 「ああーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーー」 強烈な悲鳴を上げる。それでも新見由香の潮は止まらない。 「いやあーーーーーーー。ああーーーーーーー。だめーーーーーー。もうだめーーーーーーーーー」 若い将校はゆっくりローターを抜く。 股間は潮に濡れ膣からは膣液が流れ出している。 それをスクリーンに拡大する。 「良く見てください。週刊太陽の新見記者さん」 また拍手が涌く。 「あ、ああーーーーーーーーーーー。いやあーーーーーーーーーー。だあめーーーーーーーーーーーーーー。ああーーーーーーーーーーーーーーー」 新見由香は紅に染めた表情で泣き喚く。 「生方提督。椋木美弥は便も漏らしました。こっちも浣腸もしてから教材にしましょう」 中佐の徽章を付けたイージス艦の艦長である。 「よし。お前がやれ」 また生方少将が言い出した中佐に命令する。 新見由香はぐったりしている。 中佐は僚艦の艦長に協力を求めて二人で準備に掛かる。 氷水の入った石鹸水を運び込む。 それを極太の浣腸器に吸い上げる。もう一人がアナル栓を持って待機する。 浣腸器は冷たさに曇っている。これが注入されたら一気に腹痛が襲う。 中佐はそれをアナルに差し込んで注入する。 「あ、ああーーーーーーーーーーーーーー。ううっぐううーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ううーーーーーーーーーーーーーーーー」 新見由香は冷たい液が体内に逆流してきて叫び声を上げる。 「あ、ああ。ああ。あはあーーーーーーーーーーーーん。うう、うーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。うーーーーーーーーーー」 一気に痛みが腹を襲っている。 「さあ。汚いものを絞り出す以外助かる道は無いぞ。週刊太陽さん。もう直ぐ廃刊です」 生方少将は得た情報を漏らして詰る。 「な、なんで」 新見由香にマスコミを封じようとしている事は想定が付く。恐ろしくえげつない作戦で来たと思えた。 八割が与党である。どんな事もできる体制かもしれない。それでも驚愕の事態である。 「ううぐうーーーーーーーーーー。うぐううーーーーーーーー」 新見由香は冷たい浣腸液の襲撃に苦しみ酣である。 その表情がスクリーンに拡大されている。 「うっぐうーーーーーーーーーーー。やめろーーーーーーーーーー」 新見由香は拷問椅子の上で藻掻き苦しむ。 「さあ。アナル栓を抜いてもらわないといつまでも苦しみますよ」 浣腸した中佐は新見由香にアナル栓を抜く要求を詰りながら促す。 「おのれーーーーーーーー。ひれつだーーーーーー。う、ううぐううーーーーーーーーーーーー。うぐううーーーーーーーーー」 「いくら頑張っても苦しむだけだよ」 生方少将が詰る。 「早く。貴女の御プライドの破滅する姿を愉しませて下さい」 浣腸を手伝ったもう一人の艦長も詰る。 「おのれーーーーーーーーー。女性にこんなひれつなことして軍人か。うぐうーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」 新見由香は瀕死の形相である。 「まだ頑張りますか」 浣腸した中佐は嬉しそうである。 新見由香は苦しみに歪み切った表情で中佐を見上げる。 「沢山政治家とタレント虐めてきた週刊誌の記者さん。これからは代わって我々がお仕置きします。とことん泣いてもらいます」 これ迄の週刊太陽の記事にはこの国の軍人幹部も怒りを覚えている。 「何を言うーー。こっちが正義よーー。不正を暴いて闘ってきたの」 新見由香は苦しい表情を歪めながら反論する。 「強情ですな。抜いて下さいと一言お願いすれば楽に成りますよ。貴女の御プライドなどこれからは風前の灯です」 二人の艦長は苦しみ藻掻き続ける新見由香を愉しみ続ける。 「ぬけーーーーーーーーー。いっしょううらんでやるーーーーーーーーー」 新見由香の断末魔の叫びである。 「嫌ですよ。私は仮にも艦長です。命令されてやりますか」 「うう、おおーーーーーー。ぐうおおーーーーーーー。うぐううーーーーーーーーーーー。たすけてーーーーーーーーーーー」 新見由香は抜いて下さいとお願いするどころではない。次のアクシデントが襲った。冷たさに脚が攣ってしまったのである。 「ぐうーーーーーーーーー、ぐううーーーーーーーーーーー」 左脚を強く引いて筋肉が割れる様な痛みに苦しみ悶える。この上も無く歪んだ般若の形相は破裂している。 中佐は鞭を取りに行く。その痛む脚を狙って鞭で叩く。 「あわあーーーーーーーーーーーーーー。ぐうわわあーーーーーーーーーーーーーーー」 新見由香は究極に痛みに躰を震撼させ苦しむ。堪えられない痛みに表情は引き攣ってさらに破裂を繰り返す。 そして遂に失禁してしまった。 尿は拷問椅子に開脚縛りにされ丸出しの股間から飛び散るように放出される。 「あ、ああーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーー」 恐ろしい羞恥の醜態を晒してしまった。 宴会場から満場の拍手が沸く。 「そろそろ抜け。次に進まない」 生方少将が決着を促す。 拷問椅子の前は潮でびしょ濡れである。股間も濡れている。そして新見由香の躰は痙攣状態の極地と成っている。 中佐は斜め後ろから手を伸ばしてアナル栓を抜く。 「うおおーーーーーーーーーーーーーーーーー」 新見由香の破滅の悲鳴と共に茶色い水がアナルから威勢よく流れ出る。遂に羞恥の破滅である。 「ううーーーーーーーーーーーー」 茶色い水が流れきって新見由香の苦しい悲鳴に合わせてカレー状の便がぶくぶく落ちる。 「うう、ぐうーーーーーーーーーーー」 新見由香は腹の底から苦しい排泄物を絞り出す。既に苦しみに意識が飛びかけている。 湯を張ったバスタブが運び込まれる。 将校らは八人がかりで新見由香を拷問椅子から外してバスタブに投げ込む。脚の痙攣を治めるため衛生兵が湯の中でマッサージする。 それでも生方少将は次の拷問の準備を始めている。 日本では五代官房長官が週刊太陽を強く批判した。海外に於ける日本人テロを支援するマスコミと指摘する。 M国で現地警察と銃撃戦を行った細野英二二等海将らの行動を支援したという内容である。 そして警視庁は週刊太陽に家宅捜査を行った。 娼国が買収した娼国系マスコミの旭放送を皮切りに非難が集中した。 週刊太陽は即刻休刊となった。 新見由香と椋木美弥は行方不明と報道され立憲国民党衆議院議員徳永裕美が追及していた。 だがそれもテロ支援に出国したと掏り替えられてしまった。 二人は一緒に出国してT国を経由してM国に入国後に行方を眩ましたと公表されたのである。 バスタブで脚を暖めて痙攣を治めている新見由香に日本のテレビ放送の録画を見せる。 新見由香は冷えた躰をバスタブに首まで浸かって青ざめた表情で見ている。 恐ろしい事態である。怒りを超えた不安が圧し掛かってくる。 生方少将は逆さ吊るしの準備をしている。 大きな水槽の底には蛇が蠢いている。脅しである。 また若い将校が八人掛かって新見由香の躰をバスタブから持ち上げる。 「いやあーーーーーーーーーー。もうやめてーーーーーーーーーーー」 新見由香は泣き叫ぶ。 「おい。抵抗すると蛇の水槽に投げ込むぞ」 生方少将が脅しの宣告をする。 「あ、ああーーーーーーーーーー」 新見由香の表情は恐怖に凍り付く。抵抗は直ぐに止まる。 緊縛師が将校らの押さえる新見由香の躰を高手小手に縛る。宴会場の隅の角に脚を強く開脚して両方の太腿の付け根に縄を掛けて吊るす。 脚首は別の縄で左右の壁から強く引っ張る。 「ああーーーーーーーーー」 新見由香の躰はT字に近いY字に逆さ吊るしに成った。 股間は強引に開かれ女の部分は斜め真上に向いて丸出しである。アナルまで一発で鞭を当てられる体制となった。 蝋燭が何本も点火されている。 生方少将は新見由香のアナルに蝋燭を挿入する。 「あ、ああーー。いやあーーーーーーーーーーー。ああーーーーーーーん。ああーーーーーーーーーーーーん」 新見由香は既に泣き悲鳴である。 生方少将は更に新見由香の女の部分のびらびらを大き目のクリップで左右両方とも鋏む。その重みで女の部分はピンクの内部が広がる。 「あ、ああーーーーーー。い、いたいいーーーーーーーーーーーーー」 新見由香は大きなクリップに敏感な部分を鋏まれ躰を硬くして悲鳴を上げる。 「ううーーーーーーーー。うーーーーーーーーー。う、うう、ううーーーーーーーーーーーーーーん」 新見由香は傷みにさらに藻掻く。 溶けた蝋涙が股間に飛び散る。 「あ、ああーーーーーーーーー。ああーーーーーーーーーー。ああーーーーーーーーーーー」 強烈な泣き悲鳴である。 二人の将校が芯の周りが溶けて抉れた蝋燭を持つ。芯の周りには液体状に成った熱い蝋涙が溜まっている。 一人ずつそれをクリップで広げた女の部分に掛ける。 「うわあおーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ぐおおーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」 新見由香は躰を揺すって強烈な悲鳴を上げる。 続いて二人目が掛ける。 「うおーーーーーーーーーーーー。うおーーーーーーーーーーーーーーーー。うお、おお、おおーーーーーーーーーーーーーーーー」 新見由香の股間は真っ赤な蝋涙に包まれた。 これだけでは許さない。 生方少将は股間の蝋涙を割ってクスコを膣に捻じ込む。 「うおーーーーーーーーーーーー」 新見由香はまた躰を揺すり藻掻く。 生方少将はクスコの螺子を回して膣を広げる。 「やめてーーーーーーーーーーー。いやあーーーーーーーーーー」 新見由香は蛇を警戒している。 「押さえろ」 生方少将は若い将校らに命令する。 若い将校四人が新見由香の躰に触りながらがっちり押さえる。 生方少将は若い少尉に顎で合図する。 少尉はクスコの口を指差す。 ここに入れますかとの確認である。 「そうだ」 「やめてーーーーーーーーーーー。いやあーーーーーーーーーーー。いやあーーーーーーーーーーーー」 若い少尉は溶けた蝋涙をクスコに一気に流し込む。 「あ、ああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーーー」 強烈な悲鳴である。 生方少将は更に次を促す。 「やめろーーーーーーーーーーーー。やめてーーーーーーーーー。ああーーーーーーーーーーー。ああーーーーーーーーーー」 将校は新見由香の悲鳴の真最中に流し込む。 「糸を垂らせ」 生方少将は近くに居た少佐の徽章を付けた将校に命令する。 この少佐は潜水艦の艦長。それも千葉から椋木美弥を運んで来た潜水艦である。 蝋燭の芯になる糸をクスコの中に垂らす。 その両側から更に蝋涙を流し込む。 「あ、ああーーーーーーーーーーーーーーー。ああーーがあーーーーーーーーーーーーーー。ああがあーーーーーーーーーー」 新見由香は暴れんと躰に力が入っている。それでも若い将校らはきっちり押さえている。 「いま芯に成る糸を差し込みました。蝋涙を流し込んだら点火します」 少佐が宣告する。 「え、えーーーーーーーーー。やめろーーーーーーーーーーーーーーーーー。やめてーーーーーーーーーーーーー」 新見由香は喚き続ける。 流し込まれた蝋涙で金属のクスコは熱くなっている。 次々と芯の周りに溶けた蝋涙だけを流し込む。 「うおおーーーーーーーーーー。ぐうおおーーーーーーーーーーー。ううおおーーーーーーーーー」 新見由香は藻掻き苦しみ悲鳴を絞り出し続ける。 蝋涙はクスコの口まで一杯になる。 「さあ。点火しますよ」 少佐は先端が蝋涙の中に潜った糸を摘んでいる。 「やめろーーーーーーーーーーーーーー。やめてーーーーーーーーーーーー。やめてーーーーーーーーーーーーー」 新見由香は狂った様に叫び続ける。 生方少将は二人の大佐に新しい蝋燭を持たせる。 「君らは乳首を焼け」 そう言い放って少佐に点火の合図をする。 「あ、ああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」 大佐らは畳みにしゃがんで新見由香の乳首に片方ずつ蝋燭の炎を直に充てる。 「ああーーーーーーー。うわああーーーーーーー。ああーーーーーーーーーーーーーーーー。うわああーーーーーーーーーー。ああーーーーーーーーー」 新見由香は更に躰を藻掻き暴れんと切迫した悲鳴で喚き続ける。 糸に点火した膣の中の蝋涙は一気に淡い炎で燃える。 「ああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」 更に悲鳴は強烈に成る。 逆さ吊るしに股間を大きく開いた新見由香の苦しむ姿は架橋である。 「うおおーーーーーーーーーーーーーーーー。ぐうおおーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」 四人の将校は藻掻く新見由香の躰をがっちり押さえる。 その足許で二人の大佐が乳首を蝋燭で焼く。股間はクスコから淡い炎が上がっている。 「うう、おおーーーーーーーーーーーーーー。お、おおーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」 新見由香は何処までも藻掻き苦しみ続ける。 誰も同情はしない。生唾を飲み込んで股間を熱くして見続ける。狂気の興奮状態である。 新見由香は薄れ始める意識の中で思う。こんな事をする軍が戦争を起こしたら。昔の日本軍の戦争犯罪を思い浮かべる。 更にこれから自分は医療実験に晒される。 四人の将校が半田鏝を持っている。 「やれ」 生方少将が命令する。 二人が太腿。二人が乳房に押し付けて引っ張る。 「う、うう、おおーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」 もう一度新見由香の股間から僅かな潮が流れ出る。 満場の拍手になる。 その拍手の渦の中で新見由香の意識は遠のいて行く。 娼国は日本の政治家、官僚に激ハードSMを覚えさせた。それが団結と戦略に大きく貢献した。 いまこれを葛城義和は軍人に適用しているのである。その拷問が限りなく烈しく連鎖する。それが軍の士気に大きく貢献する。 鉄格子の中で新見由香の房に荷物が置かれたままである。松井玲那元巡査部長と椋木美弥はあと一人誰か捕まえられていると認識している。 二人は状況判断を繰り返しながら怯え続ける。 その6号の鉄格子の一角に真紀子らがモニターを持って入って来る。 二人に恐怖の戦慄が奔る。 「日本のニュースの録画よ」 真紀子は新見由香に見せた五代官房長官の会見と各局のニュース解説を見せる。二人は恐ろしい事態に驚愕する。 与党が八割を超える。それを娼国、R国が傀儡化する。恐ろしい狂気である。 だがそれと正反対に日本の景気は確実に上昇している。そのニュース解説も見せる。 娼国系ではない中立なテレビ関東が詳細に分析している。 「日本のファシズム化」 椋木美弥はそう小さく口にする。 その唇を松井玲那元巡査部長も確り読み取る。そして真紀子もそれを読み取る。真紀子は不気味に微笑む。 まだ椋木美弥は病院送りにはなってない。 「葛城先生。今度はこっちの女を将校の前で拷問してもっと過激に炊きつけません」 真紀子は葛城義和自ら行う事で将校らの士気を高揚させたい。 「判りました」 葛城義和も必要性を同感する。 いつ国際社会の横槍が入らないとも限らない。軍の演習は中国の様に盛大に行うべきである。 二人の視線は椋木美弥にぴったり照準が合わされる。 椋木美弥は恐怖に戦慄する。 そして録画からあと一人の荷物が新見由香の物であると認識した。 明日は空母を全艦動員して演習を行う。上野愛菜空軍大尉には広告塔として貢献してもらう。 上野愛菜空軍大尉は真紀子の応援で軍の中で綺麗目の男性を次々に食べ漁っている。柔らかい美貌も手伝ってその人気は絶大である。 そして曲芸飛行の錬度もなかなか高い。最早、娼国、R国ではスターと成りつつある。 本庄真奈美がR国T市に進出したナインユニオンの工場である。 一日の操業が終わって工場内の居住区で夕食を兼ねた軽い飲み会と会議を行っていた。 大きな鉄板で焼肉を焼く。生ビールサーバーが置かれていてビールがジョッキで振舞われている。 本日夕方。M国の弁護士から松井玲那元巡査部長の他に椋木美弥と新見由香が娼国南の島に収監された報告が届いた。 さらに拷問で新見由香が病院に行ったままと報告された。 「これまでよりエスカレートしていませんか」 フリージャーナリスト伊久美愛琉である。 「そうですね」 広瀬亜理紗元テレビ太陽アナウンサーも状況の深刻さを感じている。 「昨日徳永議員と話しました。恐ろしい事態です」 本庄真奈美の表情は暗い。 五代官房長官の発言とそれに関わる日本での報道は全員確認している。 「確かに第三国で細野英二二等海将らの銃撃戦はテロと批判されてしまいます。でもそれには娼国の悪質な経済侵略があります」 佐藤栞李元テレビ太陽クルーは悔しさを滲ませる。 「週刊太陽の休刊は謀略です」 広瀬亜理紗はテレビ太陽が娼国に買収されて週刊太陽は最後の砦である。五代官房長官は僅かな記事内容を指摘して批判した。 その先は警察の強引な家宅捜査が報道の方向を変えた。 「政府民事党は週刊太陽を廃刊に追い込みたいのです」 本庄真奈美は立憲国民党参議院議員徳永裕美とその事態を憂慮していた。 「美弥と由香はどうなるの」 広瀬亜理紗は二人の拉致がテロ支援の為の出国と摩り替えられた事態にこの二人への心配が極限に達している。 「徳永議員と話し合いました。奪還に動く事も交渉する事もできません」 本庄真奈美は絶望的状況を語る。 「ええーーーーーーーーー」 伊久美愛琉は受け入れられない。自分らで奪還は無理である。政府の交渉で拉致を明確にして交渉してほしい。 「これまでの大高氏のやり方が事態を悪化させました。私達は情報収集に努める事に成ります」 「日本に居る仲間が動きませんか」 「それも徳永議員ら立憲国民党が抑えます」 「それでは二人は見殺し以上です。拷問の上医療モルモット。こんなの。こんなの。もーーーーーーーー。あーーはあーーーーーーーーーん」 広瀬亜理紗は号泣する。 「どうして民事党がここまで蔓延ったの」 「葛城のやり方です。これまでの総理はのらりくらり逃げるだけです。葛城とそれを引き継いだ元IT担当の月村は理論の裏付けが強いです」 「あのテレビの解説より精巧で数ページに渡るフリップを使った記者会見が国民を信じ込ませて野党の追求の矛盾が指摘されてしまいます」 「葛城は元々IT屋。そのIT屋の作った武器がサプライチェーンです。それが都合よく改造されて日本、亜細亜を蹂躙しています」 「確かに失業者は激減した。でもその分風俗街が大幅に拡大した。由々しき事よ」 伊久美愛琉は女の地位が下げられたと認識している。 「そう葛城の派遣層の収入格段アップ戦略が民事党を蔓延らせた。その派遣層が安い風俗で遊び始めた。これが風俗を蔓延させる」 佐藤栞李も景気が良くなっても世の中が悪くなったと嘆く。 「ねえ。二人をどうしたらいいの」 「どうにもできないよ」 「あはあーーーーーーーーーーん。もういやあーーーーーーーーー」 広瀬亜理紗はとても堪えられない。 「アメリカは僅かな差でもリベラルがトランプに勝ちました」 「でもマスコミ予想よりそのレベルは低かった。僅差よ」 「日本はそのずっと手前。こんなに保守が強いのよ。安田政権のときは口だけでも女性活躍とか言っていた。葛城は経済一辺倒。国民も大方そっち向き」 「絶対ゆるせないーーーーーーーー」 「でもアメリカも共和党支持者がとことん抵抗します」 「そうです。リベラルが成り立つ国は少ないです。まだまだ長い闘いです」 本庄真奈美は冷静に状況分析をして根強く闘うべきと考えている。 そのときテレビが娼国の軍事演習を伝え始めた。 上野愛菜海軍大尉が大きく取り上げられている。その容貌からスター並みの扱いである。 一同の憤懣が一気に破裂する。 「日本の自衛隊から何人も流れているのではない」 「そんな感じがします。上野愛菜が引っ張っているのよ」 「そうよ。さっき出て来た人。空自の演習で見た」 「そう。やっぱり」 「いまそれどころではないよ。仲間が拉致されて、報道の自由が強く押さえられているのよ」 広瀬亜理紗は治まらない。 「苦しかった時代が過ぎ去って多くの国民は好景気に遊び放題。その間に民事党と娼国はどんどん反動を進める」 「確かに葛城のやり方では昭和四十年くらいの日本社会のモラルに戻されて、女性の地位もその時代に戻されます」 本庄真奈美も葛城義和のやり方を充分に分析している。 「いま確かに景気は上向いている。でも一般のサラリーマン公務員は消費増税で減収だわ」 「一番潤っているのは娯楽関連。夜の商売です。その中でも風俗、ソープがダントツです」 「それが景気の原動力なのよ」 伊久美愛琉はそれが葛城義和が行う悪質なまやかしの原点と言いたい。 「葛城は風俗関連の女性には儲けさせます。まともに硬い職業には預金をさせない。子育て世代は預金する余力をなくされつつあるのです」 本庄真奈美は断言するように言う。それが本庄真奈美と徳永裕美が一致した見解である。 新見由香は三日間病院で意識を回復しなかった。 少佐以上の将校が宴会場に集められた。葛城義和自身が拷問を担当する宴会である。 現地人ながらコンパニオンも動員された。 鄭淑徳少将とその部下が鉄格子から椋木美弥を引っ張り出す。 椋木美弥は支給されたバスロープとショーツだけの姿である。 バスロープの裾は下着をぎりぎり隠している。長い紐はない。腹の横で二箇所小さな紐を結ぶ。 胸は大きく肌蹴ている。引っ張り上げても手で持っていない限り乳首は隠れない。 鄭淑徳少将の部下がワンピースとブラを渡す。 椋木美弥は見られている前でそれを着ける。 何をされるのか。不安に躰は震えている。 警備員は優しく親切にしてくれる。躰をじっくり見たりはしない。鄭淑徳少将の部下は全員で嘗め回す。 椋木美弥には信じられない恐ろしい軍人らである。 ヘリに乗せられ昭和中期の高層ホテルの屋上に降ろされた。 椋木美弥は此処から先が恐ろしい地獄であると理解している。 そのまま宴会場に連れて行かれた。 宴会場には五十人以上の軍人らしきが居た。 全員に一人ずつ全裸に近いコンパニオンが付いている。椋木美弥には信じられない宴会である。 小さな前掛け一枚。申し訳だけ股間を隠している。乳房は丸出し。全員が全身奉仕の体制である。 膣に指を入れられ乳房を掴まれているのが大半。立って躰を触らせている。デープにキスをされている者も居る。 平佐和は奥に構えていた。いつもの様にコンパニオンに酒を強いている。 葛城義和は立って待ち構えていた。 『おのれーーーーーーーー』 椋木美弥はその姿を見て心の底で怒りを叫ぶ。 躰は恐怖と怒りに震えている。 「脱げ」 葛城義和から信じられない言葉が発せられた。 「・・・・・」 椋木美弥は呆れて言葉が出ない。 「床に倒せ膝を縛る」 次は鄭の部下に要求する。 畳に押し倒して脚を持上げる。ワンピースの裾は捲れて下着は丸出しに成る。 「いやあーーーーーーーーーーー」 葛城義和が椋木美弥の生脚を?んで膝に縄を掛ける。余分な肉は殆んど無い。スマートで白く綺麗な生脚である。 宴会場の畳に大きなバットが敷かれバスタブとシャワースタンドが運ばれる。 以前に葛城義和が出水茉里元巡査部長に行った拷問である。 蜂蜜の瓶と蟻の詰まった広口瓶が運ばれる。 これは序の口である。葛城義和は椋木美弥を見た時から虐めたい衝動が強く去来している。 天井から下がった滑車に引っ掛けて吊るし上げる。 「腕を押さえて下さい」 敢えて高手小手に縛ってない。 葛城義和は椋木美弥が手で掴み掛かって抵抗する前に一度鄭の部下に押さえさせる。 吊るしの真下にシャワースタンドを持って来る。バスタブもその隣に湯を張っている。 葛城義和は椋木美弥の太腿からショーツ、腹まで蜜を掛ける。 椋木美弥は無理な姿勢から葛城義和を見上げている。 葛城義和は蟻の詰まった広口瓶を翳す。 「え、えーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーー。だめーーーーーーーーーーーーーーーーーー」 椋木美弥は恐ろしい目論見に気付いて慌てる。 葛城義和は鄭の部下に離れるよう合図する。 瓶を逆さまに一気に股間に掛ける。 「あ、あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」 蟻はショーツに塗れた蜜に群がる。 「あ、ああーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーーーー」 直ぐに吊るしは下げられる。椋木美弥の躰はシャワースタンドの下に降ろされた。 膝の縄を解こうとするが上手く行かない。 既にワンピースに蟻が集っている。 椋木美弥は頭からバスタブに突っ込む。透明なバスタブの中で藻掻きながらワンピースを脱ぎ捨てる。 湯に浮いた蟻を手と脱いだワンピースで外に?きだす。 ショーツも脱ぐしかない。 椋木美弥は時分の手で全裸に脱いでしまう。 ようやく膝の縄が緩んで解けた。 椋木美弥は立ってシャワーを出す。何としても躰から蟻を洗い落とさなければならない。 全裸のシャワーシーンの公開となってしまった。 緊縛師が脱いだワンピースとショーツをトングで拾って足踏み式の蓋の付いたゴミ箱に投げ込む。 それから緊縛師はバスタオルを椋木美弥に渡す。 既に鄭淑徳少将とその部下は緊縛師と交代して宴席に座ってコンパニオンを弄っている。 葛城義和は縄の準備をする。 椋木美弥は恥ずかしさと怒りに震えながらバスタオルで躰を隠して葛城義和を睨む。 葛城義和は緊縛師に椋木美弥の躰を押さえさせて高手小手に縛る。 「元総理が結構なマニアね」 椋木美弥は呆れて一言を発してしまう。 「若い頃からやっていたよ。在任中は工作員に放蕩の過去を厳重に隠す工作をしてもらった」 葛城義和は委細構わない。 「それで売春を緩めるのね」 椋木美弥はその言葉に自分が生きて開放されない事を悟るしかなかった。 アメリカの様に政権が代わればという見込みも無い。 拷問椅子が運ばれる。 葛城義和はその上に鉄パイプでやぐらを組むように要求する。 椋木美弥の躰は拷問椅子に乗せられ高手小手に縛った胸部と腹を別の縄で拷問椅子に固定される。 葛城義和は椋木美弥の脚首から膝まで三箇所縛って鉄パイプのやぐらから斜めに吊るす。 椋木美弥の股間は鉄パイプのやぐらに両脚を吊るされV字開脚にされた。 宴会場に設置された六枚の大型モニターに恥ずかし過ぎる姿が拡大されている。椋木美弥は顔を強く叛け拷問椅子に背に付けて恥ずかしさに懊悩する。 顔は辛苦に染まっている。 その姿に葛城義和の加虐心はさらに増す。 椋木美弥は理知的な美人である。それが羞恥に崩れる姿。何処までも追い込みたい。 椋木美弥の乳房は弾力が強そうである。下半分が綺麗な弧を描き膨らみはやや下に寄っている。 垂れ気味とまで行かない。体型の割に大きく存在感がある。白さが映えて美しい乳房と言える。 乳倫は大きくも小さくも無い。 「乳首はやや色が濃いね。綺麗な円筒形に突起している」 葛城義和は恥ずかしさに堪えられない椋木美弥を態と詰る。 「そんな事で評価するな」 椋木美弥はこの姿に成っても葛城義和に反発する。 「これを斬り堕とすのが愉しみだよ」 葛城義和はポロリと予定を言ってしまう。 「・・・・・・」 椋木美弥に戦慄が奔る。何をどう叫んでも助からない。成されるが侭である。 それでも怒りと恐怖が締め付ける。 葛城義和は手で合図して椋木美弥の女の部分にカメラを誘導する。 閉じ合わせた粘膜は三十女の割に濃くない。薄小豆色である。 葛城義和は指先で閉じ合わせた粘膜を広げる。 悲鳴こそ無いが椋木美弥の躰は怒りにわなわな震える。 内部は一面に綺麗な緋色。尿道の亀裂は小さい。僅かに窪みの穴が判る程度である。 膣口は薄い色の粘膜が重ね合わせて閉じている。 椋木美弥はさらに拷問椅子の背に顔を叛ける。六.七十人に見られている。恥かしさに堪えられない。 横に伏せた辛苦の顔が見る者をいっそう興奮させる。 数日前に天葛少将が剃毛したドテと大陰唇の周りは僅かに陰毛が顔を出して拡大すると黒い点がくっきり見える。 葛城義和は緊縛師に抽選を要求する。 直ぐにモニターの中でルーレットが回る。 少佐の徽章を付けた将校に当る。また椋木美弥を千葉から移送してきた潜水艦の艦長である。 「私はこの女を日本から移送して来ました。有賀と申します」 艦長は葛城義和に挨拶する。 「どうぞ。僅かに生えかけた部分の剃毛を」 葛城義和は次の準備をする。 徹底して屈辱したい。そのあと甚振る作業は抽選で将校らに任せる。 葛城義和の要求で水を入れない水槽にカメレオンが二匹運ばれる。 有賀少佐は椋木美弥の女に指を突っ込んでクリトリスを剥いて弄くりながら剃毛する。 「い、いやあーーーーーーーーー」 椋木美弥は堪らず悲鳴を漏らす。 「動くな。斬れるぞ」 有賀少佐は叱咤する。そしてじっくり弄りながら隅々まで完全に剃る姿勢である。 土手の下の部分の皮膚を指で伸ばして細かい一本一本を剃る。 葛城義和はその間に次の抽選を行う。 大佐二人が当る。スクリーンには擽りと表示されている。 剃毛が終わって有賀少佐は股間を入念に拭いている。 大佐らはあと二人加勢を要求する。四人で責めるのが効果的である。 二名とも空母の艦長である。中佐の徽章を付けた副長二人を引っ張る。 四人で腋と脚の裏を責める。 「う、ううーーーーーーーーーーー。う、うーーーーーーーーーー」 椋木美弥は堪らず悶え声を漏らす。 「ああーーははん。ああーーーはーーははん。あはははーーーん」 拷問椅子を揺すって暴れ続ける。顔は堪らず押し出された笑みが破裂して狂った様に悶え続ける。痛みこそ無いがこれもきつい責めである。 「ああーーははん。うわーーははん。あーはあーーははん。あーーはあはん。あーーははあん。あーーはは、はあーーーーーーーん」 椋木美弥は固定された躰を暴れさせながら押さえられない嬌声を上げ続ける。 顔は破裂した笑みと苦しみを交互に絞り出す。 大佐らは容赦なく擽り続ける。 「ああーーはは、はーーん。ああーーーははーーははーーーん。あーーはは、はーーーん。ああーーーーーーん。はは、はあーーーーーーん」 次の瞬間。椋木美弥の声は消える。そして白目を剥いてしまう。 その状態で葛城義和は次の準備に掛かる。 アナル開口器で便を調べる。椋木美弥はいつ拷問が来るか警戒して完全に抜いている。 アナル用の電動バイブを挿入する。小型で膣の裏側から振動だけ与えるものである。椋木美弥にはこれで充分との見解である。 膣にクスコを挿入する。中を広げて一度ペンライトで中を公開する。 緊縛師の手で中を照らす様に立てたスタンドにライトが設置される。 椋木美弥の両脚を鉄パイプのやぐらに吊るしたので脚載せ台が空いている。それを前に寄せる。 カメレオンをそこに乗せる。葛城義和は椋木美弥の膣の中に蜜を塗る。 カメレオンの舌は膣の中に伸びて蜜を舐める。 「ううーーーーーーーーーー。なにーーーーーーーーー」 椋木美弥は事態が判らない。さらにアナルに入ったバイブを振動させる。 カメレオンの舌は舐めまくる。 「あ、ああーーーーーーーーーー。いやあーーーーーーーーーー」 椋木美弥は責めに堪らず悲鳴を上げる。 目を開けてスクリーンを見る。 「あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」 爬虫類の舌が自分の膣に入っている。 「あはあーーーーーーーーーーーー。いやああーーーーーーーーーー。ああーーーーーーーーーーーーーーーー」 椋木美弥には恐ろしい事態である。既にカメレオンの舌は敏感な部分に強烈な刺激を与えてくる。 「あ、ああーーーーーーーーーーーーー。ああーーーーーーーーーー。だめえーーーーーーー。やめてーーーーーーーーーーーーー」 緊縛師はスポイトで蜜を膣の奥に流し込む。 「ああーーーーーーーーーー。やめてーーーーーーーーーーー。やめてーーーーーーーーーーーーーー。ああーーーーーーーーー。ああーーーーーーー」 椋木美弥は爬虫類の舌でも敏感な部分の責めには堪えられない。感じてしまっている自分を抑え様としても責めが強力である。 「ああーーーーーーーーー。あはああーーーーーーーー。やめてーーーーーーーーーーーー。いやあーーーーーーーーーーー。いやよーーーーーーーーー」 椋木美弥は必死に叫んで堪えようとする。 一匹の舌は膣の底部を舐めている。それがアナルの奥で振動するバイブに連動して強烈に刺激してくる。 「あ、ああーーーーーーーーー。ああーーーーーーーーー。ああーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」 椋木美弥の表情は歪み右に左に向きを変えて抑えられない逝き声を絞り出す。 さらに次のカメレオンが運ばれる。それを沢山舐めたカメレオンと一匹ずつ順番に交換する。 交代させたカメレオンも直ぐに舐め始める。究極の不快感である。それでも一度感じてしまうと躰が拒絶はしない。 葛城義和はそれを考慮して失神した状態で始めたのである。最早。葛城義和の目論見通りの性的玩具と成っている。 「ああーーーーーーー。ああはああーーーーーーーーーーーん。ああーーーーーーーーーーーーー。ああーーーーーーーーーーーー」 椋木美弥は首を強く振って藻掻き続ける。 「なかなかしぶといわね」 真紀子が隣に来ている。 「充分に感じていますよ。終わって今の録画を見せれば羞恥の底に落ち込みますよ」 「そうね。責めらて虐められただけでなくイッて仕舞ったのですもの。恥ずかしさの極地ね」 「ああは、ああ、ああーーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」 強烈な逝き声が会場を劈く。次の瞬間失神してしまう。椋木美弥からまったく反応は無い。 将校らは何組かに分かれてじゃんけんをしている。鞭打ちの権利を得るじゃんけんである。 葛城義和は失神している椋木美弥をスタンガンの微電流で起こす。 「あ、あーーーーーーーーーーー」 椋木美弥は目を見開いて葛城義和を睨む。 「酷い。あんまり」 「凄い逝き顔でしたよ」 「低俗よ。下劣よ」 「どうでも貴女方を殲滅するよ」 後ろに平佐和が来ていた。 「こんなことをしなくても八割がそっちの勢力でしょう」 「そうでもありません。問題は自治体です。あなた方マスコミの洗脳でまだまだリベラルのばい菌が蔓延っています」 「それが民主主義よ。アメリカは勝ったよ」 「汚い手でね。選挙違反と謀略だ」 「何処に証拠があるの」 「証拠は無い。だが根拠はある」 「そんな」 日本でも昔は票を買うのは良くあった。それも毎回同じ人から集める。日本では投票所で本人確認はしないのである。 アメリカは投票所で本人確認が行われる。それでも郵便投票では選挙に行かない人の票を買い取る事ができる。 本人確認は事前登録のサインだけである。お金になるならサインした投票用紙を売る者が多く居ても不思議はない。 今回選挙資金を多く集めたのはバイデン陣営である。 トランプ大統領は前回の当選より票を獲得した。バイデンがそれを上回った分は郵便投票の伸びである。 共和党支持者はそこに納得が行かなかった。郵便投票を行わなかったら結果は変わっていたのである。 「そんなの裁判所すら認めないよ」 「さらに最後の暴動はトランプ氏がその迂闊な発言で填められた。僅かな極左グループの先導でトランプ派の過激な支持者が乗ってしまった」 葛城義和は香港で中国がデモ隊を暴動に見せかけた作戦を真似たと言いたいのである。 極左グループは先導だけしてデモ隊の一部が続けば姿を隠す。 リベラル系マスコミが映像を確認して極左グループは居なかったと報道する。 「それでもアメリカは民主党が主導するのよ。次も共和党政権は無いわ」 「それは判らない。トランプ氏は人気を集めるがある意味で単純だった。そこをマスコミに付け込まれた。次の指導者次第だ」 「アメリカの民主党が汚い手で勝ったからあなた方もそうすると言うの」 「これは戦争だ。分断以前だ。リベラルと個人主義。この相容れない関係がどこまでも内在する。対立ではない矛盾する関係だ」 「矛盾と対立。それがどう違うの」 椋木美弥は瞬時に違いが判らない。 「対立には中間があります。白と黒の間にグレーの様に。矛盾には中間がありません」 葛城義和はトランプ大統領が分断したのではない。もとより内在していた矛盾する二つの世界が表面化したと説明する。 そしてマスコミが強く主張、宣伝して国民を洗脳する。だがリベラルが完全に制覇する事は当分ない。 そして日本では五代派がとことん押さえつける意向である。 アメリカでさえ半数前後はトランプ大統領を支持した。日本では自分等の民事党保守本流が国レベルは制覇している。 立憲国民党政権は当分来ない。前回の政権交代で結果を出せず信用を失っている。 「ああ」 矛盾と対立。椋木美弥も昔勉強した事を思い出す。 「表は平和でも水面下は工作員の戦争です。そして貴女は敵兵の捕虜。ジュネーブ協定はありません」 「私たちをどうするの」 「将校の慰安と医者の卵の教材です。新見由香はまだ眠ったままだそうです。なかなかの医療教材です」 葛城義和は堂々と宣告する。 「先生。そろそろ」 緊縛師が先を促す。 そこから鞭打ちが始まった。 平佐和はまたコンパニオンをアルコール中毒にした。既に看護士が対応している。看護師ではない。この国では看護婦と看護士は区分される。 「う、う、おおーーーーーーーーーーーーーーーーーー」 鞭打ちで女の部分を直撃された。椋木美弥は強烈な悲鳴を上げている。 将校らはコンパニオンを弄りながら叩かれる椋木美弥の女の部分を凝視してスクリーンに釘付けである。 葛城義和は真紀子や平佐和の居る上座に引き揚げて来た。 「強情な女だな。あの姿に成っても葛城君に反論するのか」 「そうでしょう。やつらはコミュニストと代わりません」 「そうだな」 平佐和も納得する。 「ところで平佐和先生。日本はそろそろ五代さんに交代できますか」 葛城義和が月村総理の希望を代言して切り出す。 「いいや。駄目だ。もう少し月村君に繋いで貰う。あれは過激過ぎる。トップに立たせるとトランプに成りかねない」 「そこは先生が抑えては」 「奴は理論派では無い。元の民事党の体質に戻ってしまう」 平佐和が葛城義和をスカウトしたのは民事党の古い体質では行き詰まると考えたからである。 ITの解る理論派を立てたい。それが二代続いたのである。 五代派と言っても実権は引退した平佐和に有る。 「うおおおーーーーーーーーーーーーーーーー。ぐうわああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」 椋木美弥の悲鳴が轟き渡る。 緊縛師らは三方に白い布を載せて高枝切りバサミを置く。 椋木美弥の乳首を斬り堕とす用意である。 「月村君は早く引退したいのか」 平佐和は長期政権にしたい。 「そう言う希望です」 「何とか説得しよう」 「うう、おお、おお、おーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」 椋木美弥の悲鳴はどんどん切迫する。 葛城義和は将校らにこの趣味を蔓延させたい。 工作員は給料が高いので自分の金で遊べる。将校は少佐くらいに成らないとそんなには遊べない。 出世を急がせる事も士気を高める。高品加来冶大佐の様な存在を作ってはならないのである。 その後高品加来冶大佐はM国に出向した。出世からは外れるが存分に遊んで下さいという扱いである。 真紀子の執拗な追及で湯野中も異動を決めた。 「クリトリスって焼いても再生できるの」 天葛少将は衛生兵に聞く。 「この国の医学では感度の再生を含めてできつつあるらしいです」 「それは良い実験だな」 「躰を斬ってしまわなければ目以外は再生可能だそうです」 「乳首は斬ってしまうぞ」 「ですから乳房が少し小さく成ります。乳腺も繋げます」 「それでは二回やって両方斬ったら丁度良くなるか」 「そう言う考え方もあります。あと精神異常は人によってやってみないと分からないようです」 この衛生兵はかなり医療実習に立ち会っている。 天葛少将は生方少将を呼ぶ。 「今回は乳首とクリトリスを実習用に」 「二箇所か。当分病院送りですね。次も来るらしいです。やりましょう」 生方少将も賛成する。 「この艶かしい乳首を。ぞくぞくしますな」 天葛少将は加虐心が滾っている。 「森川優紀巡査部長の時はどの様にされたのです」 生方少将は金蹴りにどんな報復をしたのか興味が涌く。 「あれはクリップで鋏んだまま粘土を被せて三日放置しました」 「腐ってポロリですか」 「そうです。でもばっさりの方が残酷かもしれません」 「今日は高枝切りバサミで鋏んでばっさりですか」 「堪りませんな」 天葛少将はしみじみ悦ばしそうに言う。 将校は椋木美弥の柔らかく体型の割には膨らみのある乳房をスパンキングの腹で叩く。 「う、ぐううーーーーーーーーーーーー」 柔らかいだけに叩くと痛みの感触が手に伝わる。 この乳房では痛さは格別だと思える。 「クリトリスはどうします」 「細い半田鏝でじっくりじりじり焼きましょう」 「はっはっはっはっは。それはなかなか残酷で」 生方少将も豪快に高笑いする。 二人の会話を聞いているコンパニオンは青ざめている。各々その女の部分に指を突っ込まれて女の奥を弄り回されている。 そのコンパニオン二人が横になった顔を見合わせる。 内容は毎回残酷さを増している。 天葛少将らは将校らの鞭打ちが満足するのを待っている。 用意しているのは直径一ミリの半田鏝である。 真紀子らは葛城義和と平佐和を伴って出て行ってしまった。T市に向かったのである。 湯野中と指宿が本庄真奈美の工場を見学する。それに同行するのである。 火花を散らすことになる。それでも表面的には平穏を保つと思われる。 T市には上野愛菜海軍大尉とその部下の操縦するヘリで向かう。 T市のヘリポートからマイクロバスを上野愛菜海軍大尉の部下が運転して行く。こちらも元航空自衛隊である。 本庄真奈美の工場でも感情的にならない様に予め伊久美愛琉と広瀬亜理紗は居住区に引き上げた。 それでも広瀬亜理紗は窓から上野愛菜海軍大尉ら姿を見て怒りを沸騰させた。 本庄真奈美は丁寧に挨拶して真紀子らを迎え入れる。 真紀子が上野愛菜海軍大尉を同行させたのは怒りを煽る目的である。 「確かに湯野中総統の仰る通り。縫製はなかなか良いですわ。これでしたら日本でも二万以上で売れますね」 真紀子は手に取って細かく見ている。 「はい。ありがとう御座います。お陰様で生産も徐々に軌道に乗りまして販売は順調でございます」 本庄真奈美は工場を進出して働き手を紹介してもらった感謝を述べている。 「どうです。紹介した女性らは上手く仕事ができていますか」 「ええ。もう皆さん一生懸命やっていただいています」 「こういう仕事はやはり女性ね」 「そうなのですよ」 本庄真奈美は要求が通って生産が開始できた。これには安堵している。 「試着していいかしら」 「宜しいですよ」 「葛城先生。手伝って下さる」 真紀子はこの場で脱ごうとする。 「あの。男性もいらっしゃいます。別に部屋が御座います」 「大丈夫よ。露天風呂会議で裸のお付き合いをしていますから」 本庄真奈美は思わず湯野中、平佐和、葛城義和を見回す。それ以上は控えて何も言わない。 娼国。ホテルの宴会場である。 鞭打ちが終わっていた。 椋木美弥は拷問椅子に載せられその上に被せた鉄パイプの櫓に脚を吊るされたV字開脚のままである。 天葛少将は少佐の徽章を付けた二十代後半の将校を引っ張り出す。 「これでこの女のクリトリスを焼け」 「はい」 先端の直径が一ミリの小さな半田鏝を渡す。 「これで」 「じっくり敏感なクリトリスを割るように焼くのだ」 若い将校は嬉しそうな顔をする。 椋木美弥の恐怖に怯え引き攣った表情から声も出ない。 少佐は半田を溶かして温度を確認する。半田も太さコンマ五ミリくらいである。半田は瞬時に解けて落ちる。 「あーーーーーーーーー」 やっと椋木美弥から悲鳴が上がる。散々鞭打ちを受けた後である。悲鳴はかすれている。 少佐は椋木美弥のクリトリスを包んでいる包皮を剥く。クリトリスの膨らみの麓に半田鏝の先端を充てる。 「あ、あーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーー。ああーーーーーーーーーーーー。あーー。ああーーーーーーーーーーーー」 少佐は捻る様に押し込んでいる。 「うう。がああーーーーーーーーーーーーー。うう。ああーーーーーーーーーーーーーー。うう。がああーーーーーーーーーーーー」 強烈かつ切迫した悲鳴である。血が流れ出ている。 少佐は上から二つに割る様にじりじり下に進める。 「ううぐううーーーーーーーーーーー。ううぐーーーーーーーーーーー。うぐううーーーーーーーーーー」 椋木美弥は食いしばった口の奥から悲鳴を絞り出す。 「あはあーー。あはあ。はあ。はあ。はあ」 椋木美弥は繊細な痛みに躰をぶるぶる振って荒い息遣いを続ける。 三方に白い布を敷いて載せられた高枝切りバサミが近くに寄せられる。 「えーーーーー」 椋木美弥は恐怖に表情を引き攣らせる。何を言っても抗議しても赦されない。あまりの残酷さに震える。 「希望者」 天葛少将が座に確認する。 殆どの者が手を上げる。 椋木美弥は信じられない。酷い。残酷な者ばかりと驚愕する。女の乳首を斬る。こんな残酷な事が躊躇い無く悦びを噛み締めてできる者ばかりなのである。 ルーレットが回る。 また椋木美弥を運んで来た潜水艦の艦長が当る。同じ少佐だがクリトリスを焼いた少佐とはかなり年が違う。 艦長は高枝切りバサミに日本酒を掛ける。儀式的な消毒である。 椋木美弥の躰は恐怖の緊張感に堪えられず震え続ける。 艦長は椋木美弥の左の乳房に高枝切りバサミを開いて充てる。 乳輪の根元に照準を合わせる。 「あ、あ」 椋木美弥の震える唇から声が漏れる。次の瞬間遂に失禁してしまう。 艦長のズボンに掛かったが出たのは僅かな量である。 宴会場から拍手が沸く。椋木美弥には残酷極まりない拍手である。 艦長の手に力が篭る。 「やめてーーーーーーーーーーーー」 椋木美弥は無駄と分かっても瀬戸際の悲鳴を漏らす。 一気に鋏む。 「うおーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」 椋木美弥の目から涙がポロポロ落ちる。 衛生兵が直ぐに止血パットを充てる。落ちた乳首を拾ってガラスの瓶に入れる。 麻酔が充てられた。 眠らせたまま病院に搬送である。 病院では教官とインターン二十名が待ち構えていた。 今回は斬り落とした乳首を接続する手術が採択された。まずは乳首を繋げて綺麗に繋がるまで様子を見る。 クリトリスは火傷の手当てのみ行われた。整形や感度を戻す試みは更に後日とされた。 椋木美弥が目を覚ましたのは翌朝であった。 教官とインターン二十名が全裸の椋木美弥を囲んでいる。椋木美弥は怒りの目付きで若い医者の卵を見回す。 「乳房の包帯を解きます」 インターン二人が掛かる。 乳首の周りは縫った糸が付いたままである。一応乳首は接続されている。 「今回は繋ぐ処置を実習にしました。糸を抜いてからその部分を整形します。その後で乳腺を繋ぐ手術を行います」 教官は一応の説明をする。 糸で繋がれた乳首。その姿は無残である。椋木美弥は顔を手で覆って泣いてしまう。 教官は抗生剤と痛み止めを処方してゆく。 椋木美弥の病室はカーテンの隣に誰かが寝ている。椋木美弥に立って確かめる気力は無かった。 入院しているのは新見由香である。 インターンらが出て行った後で新見由香が起き上がる。 「ひょっとして美弥さん」 「ああ。やっぱり由香さんだったの」 椋木美弥らはこれ迄鉄格子の中で得た情報だけであった。 「日本で拉致されて此処に連れて来られました」 「酷いよ。あまりにも酷い」 二人はそこで気が緩んだか泣き崩れた。 立憲国民党参議院議員徳永裕美は木崎綾乃と議員会館のラウンジで軽い食事を摂りながら打ち合わせをしていた。 「由美と美弥は娼国に捕らえられているのですね」 「そう。強気の手口で出てきました」 「大高氏の作戦が完全に裏目に出ましたね」 「貴方も普段の行動に気を付けて下さい。まだ何人か拉致してR国にテロ支援に向かったとされてしまいます」 拉致された者の奪還は不可能である。徳永裕美はこれ以上被害者を出したくない。次に狙われるのが木崎綾乃と警戒している。 「判りました。それにしても五代官房長官の発言は許せない」 木崎綾乃は週刊樹林記者である。五代官房長官の週刊太陽批判は自分らも同じ標的にされかねない。 余りにも不当極まりない。報道の自由は完全に抑えられたと言いたい。 「完全に娼国とR国の存在が日本国民にも正当化されてしまっています」 「本質は女衒が女性を売り裁いて働かせる国なのに」 木崎綾乃は以前にそんな記事を書いてきた。だが遊びたい男性。そればかりではない。女性向けの風俗、売春も充実している。 そっちに情報を流す結果と成ってしまった。 葛城内閣は娼国、R国系の雇用拡大により日本の非正規層を高収入で潤した。 娼国、R国にさらに本社を動かす企業が増えた。そして過激風俗の楽園をエンジョイする。 「葛城こそ現代の女衒よ。奴は日本の経済を強力に回復させても売春も回復させた。完璧な女の敵よ。トランプ以上よ」 アメリカの選挙でトランプ大統領が敗北した以後日本のリベラル系には女の敵と位置付けられている。 しかし葛城義和はその後継者月村総理共に強い人気を誇っている。 そして国内では一時低迷化した無修正AVの新作がどんどん追加された。拡大された経済力は風俗、売春、アダルトに大きく流れて更に景気を拡大する。 それらを娼国、R国は吸い上げて新たに再投資する。 娼国が日本のマスコミを買収して報道を反リベラルにして逆襲した事が大きく影響している。 週刊誌にも風俗の記事が求められる。三十年位前に戻った状況と成っている。そして木崎綾乃らの様な記者は隅に追いやられかねない状況である。 徳永裕美の忠告も及ばす木崎綾乃は姿を消した。 工作員らは堂々と刑事に扮して木崎綾乃のマンションの前で待ち伏せた。令状、警察手帳を携えている。 麻薬不法所持容疑である。 家宅捜査令状も警察手帳も裁判所と警察で作成されている。 婦人警官に扮した女性工作員が部屋を家宅操作する。直ぐに大麻が見つかった事になる。 無論持ち込まれたのである。そして直ぐに逮捕された。 行く先は警察ではない。車の中で麻酔を充てられ潜水艦で運ばれた。 徳永裕美は木崎綾乃に連絡が着かない。拉致された事に直ぐに気付いた。各所に連絡を取って出国手続きが済まされている事が判明した。 この状況は徳永裕美からR国T市の本庄真奈美にも伝えられた。 本庄真奈美は事態の恐ろしさに驚愕する。 「凶器です」 社会は極めて平穏である。狙われるのはリベラルの急進派のみ。それ以外は好景気に遊びまくる。 貧困も皆無に近い。自殺者も大幅に減った。既存のマスコミも政権を批判する事が難しい。 徳永裕美は既に木崎綾乃の出国処理が行われている事を伝える。 その数時間後に週刊樹林記者木崎綾乃がM国に向かったと報道された。娼国系旭日放送である。 テロ支援の可能性を示唆する。 完全に徳永裕美の周辺を崩して行く。 そのあと徳永裕美は立憲国民党の集会に向かった。 立憲国民党は葛城政権の前には衆参合わせて百五十人くらい居た。今では僅か四十二名である。民事党に移籍した者も六人居る。 党員らは不満と怒りを口々に述べるが具体的な対策は何も出ない。 生き残っている議員はこれまで政府と激論して来た名の売れた議院ばかりである。 木崎綾乃は千葉を出発した潜水艦の中で起こされた。 全裸で負傷兵の医療処置をする台に磔にされていた。 「ああ。ちくしょう。ふざけるなーーーーーーー」 木崎綾乃に逮捕は偽装と分かっている。それでも警察手帳と家宅捜査礼状に怯んだ。逃げる余地は無かった。 礼状も警察手帳も本物であった。これまでに何度も見ている。娼国の恐ろしい支配の手が日本に伸びきっている。 「いくら騒いでも無駄だ。お前は大麻不法所持で別件逮捕されたのだ。そして娼国に引き渡された。これは娼国海軍の潜水艦だ」 「ふざけるな。唯の拉致だろ」 「どう騒ごうとお前の言い分は一切通らない」 十数人が全裸の木崎綾乃を囲んでいる。艦長らしきの発言である。 「私の服を返せーーーーーーー。勝手に裸にするなーーーーーーー。猥褻行為は許されないぞーーーーーーーー」 木崎綾乃はシュップレヒコールの様に叫ぶ。 「その姿で勇敢で御座いますな」 乗組員の一人が馬鹿にする。 「いい躰だぞ」 「あっはははっはは」 野次の坩堝である。 「綺麗な乳首や。これが斬り落とされるのや。椋木美弥もばっさり斬られたらしい。我らも録画見たぞ」 「なんだって」 木崎綾乃は驚愕の表情を更に破裂する。 「みんな順番だ。味見に輪姦して良いぞ。娼国に着いたら宴会場で拷問の餌食だ」 艦長らしきが宣言する。 「やめろーーーーーーーーー。国家のすることかーーーーーーーー」 木崎綾乃は信じられない事態に怒りの限り叫ぶ。 「そうですな。あんた方の様にメディア、媒体を利用して国民を洗脳するリベラルの黴菌以外には有ってはならない事です」 艦長は確り断固たる表情である。 「黴菌だと。お前ら民主主義を踏み躙るかーーーー。お前らが黴菌だーーーーーーーーーー」 木崎綾乃は強気で言い返す。 「これからお前を輪姦しながら録画を見せてやる」 処置室の電灯が弱められる。 スクリーンに開帳台に全裸で脚をV字開脚にされた椋木美弥がアップで映される。 「あ、ああーーーーーーーーーーーーー。やめろーーーーーーーーー」 画面では将校の後姿が前に座って椋木美弥の女の部分を広げる。 性器のアップに成る。 「あ、あーーーーーーーーーー。だめーーーーーーーーー。やめろーーーーーーーーーーーー」 木崎綾乃の常識に有ってはならない事態である。 「お前らは絶対に全滅させる。ニュースで発言の一部を切り取って批判する。そして世論を操作する。これは報道詐欺だ」 艦長の言葉には怒りが籠っている。 「そうだ。加重死刑宣告の上で肉体拷問、女躰全身奉仕、医療提供だ。娼国ではそれが待っている」 別の士官が付け加える。 「くじ引きで順番を決める」 艦長が宣言する。 「ふざけるなーーーーーーー。人権蹂躙以上だ」 「コミュニストに人権は無い。社会主義、リベラルは加重死刑だ」 別の士官が断言する。 「ふぁあはっはははは」 艦長は高笑いする。 この艦の処置室の手術台は開帳もする。木崎綾乃の股間は大きく広げられる。 「あーーーーーーーーーーーーーーーー。やめろーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。やめろーーーーーーーーーーーーーー」 木崎綾乃は声の出る限り叫ぶ。 スクリーンは椋木美弥の女の部分のアップで停止している。それと比べる様に木崎綾乃の女の部分もアップに成る。 カメラに映して並べて表示する。 「あはあーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーー。やめろーーーーーーーーーーーーーー。げれつだーーーーーーーー」 木崎綾乃の女の部分は椋木美弥に比べて内部の色は濃い。びらびらの小豆色も比較すれば濃さが良く判る。 「どうだ。この色の違い。十人十色の部分だ」 「や、や、やめ、やめろおおーーーーーーーーー」 怒りに木崎綾乃の声は震える。 「色はやや濃いですが生々しさがこっちの方が極まっています。まだまだ鑑賞のお愉しみには充分です」 「粕も採取しましょう」 「洗ってないからな」 「綺麗にお掃除を」 ふぁっはっはっはっは。処置室は笑いの坩堝になる。 士官の一人が綿棒を持って来る。 左右から二人の士官が木崎綾乃の女の部分を強く引っ張って広げている。 綿棒を持っているのは若い士官である じっくり粘膜の重なった皺にめり込ませる。二人の士官が加勢して太腿を確り押さえる。 「ああーーーーーーーーーーーー。やめろーーーーーーーーーーーー。誰だって長い時間経ったら汚れるよーーーーーー」 若い将校は採取した粕を黒いプラスティックの板に載せる。 「あーーーーーーーーーー。やめてーーーーーーーー」 木崎綾乃の顔は強烈な羞恥に真っ赤に染まっている。 「あ、あーーーーーーー。だめーーーーーーーーーーー」 若い将校は粘膜の窪みから掘り出す様に採取してはプラスティックの板に載せて行く。 「ああーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーー」 木崎綾乃は恥かしさと怒りに意識朦朧と成り掛けている。木崎綾乃の常識では考えられない屈辱である。 「お前らの知らない世界が娼国、R国には有る。こういう事を提供するクラブはまだソフトだが日本にも有る」 「そうだ。そうだ」 順番が決まって一人目が木崎綾乃に挑む。 他の士官らは処置室から出て行く。 一人目の士官は木崎綾乃の女に挿入しようとする。だが木崎綾乃は股間に力を入れて拒む。 士官は指にローションを塗ってまず指を入れようとする。 木崎綾乃は頑なに閉じている。指でさえなかなか入らない。少し入っても膣の入口である。 「駄目です。抵抗されて指さえ入って行きません」 士官は已む無く仲間を呼ぶ。 数人が入って来る。 「そういう時はアナルから責めるのだ」 その士官はローションを塗ってアナルに指を入れる。 「便がある。浣腸だ」 「やめろーーーーーーーーーーーー」 「素直にやらせないからだ」 「ばかやろーーーーーーーー。強姦されて抵抗しない女があるか」 士官は木崎綾乃の顔をひっぱたく。 「うおーーーーーーーーーー」 更に叩く。強烈な強さである。木崎綾乃の顔は強く歪んで弾ける。口から血が飛ぶ。 「うぐーーーーーーーー」 木崎綾乃は口から歯を吐き出す。折れたのである。 「おのれーーーーーーーーーー」 更にもう一度お顔を半分覆う様に叩く。 「ぐわーーーーーーーーー」 更に血の混じった唾液が飛び出す。涙も飛び散る。 一人が浣腸の準備をしている。 一人の士官が氷を持って来る。 氷を入れたバケツの水を浣腸器に吸い上げる。 「冷たいぞう」 「や、やめろーーーーーーーーー」 もう一度叩く。 「うおーーーーーーーーー」 その間に他の士官がアナルに浣腸器を挿入する。 「あーーーーーーーーーーーー。ああーーーーーーーーー」 一気に冷た過ぎる水が直腸に入って来る。腹を痛みが襲う」 「うぐううーーーーーーーーーーーーー。ううぐうーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」 木崎綾乃は堪らず悲鳴を絞りだす。 「ううーーーーーーーーーーー。おのれーーーーーーーーーーー」 木崎綾乃は般若の形相を振って喚く。 「やめろーーーーーーーーーー。こんなの懲役十年は硬いぞ」 「ばかやろーーーーーーーー。此処は日本じゃない。この艦は娼国の国籍だ。日本の法律は適用されない」 「うぐううーーーーーーーーーー。ぐううーーーーーーーーーーー」 木崎綾乃は反論どころではない。 此処は九州。航空自衛隊の新田原基地を少し離れた古民家である。 徳永裕美らのグループとは別の集団の極秘集会が行われていた。 首謀者は元国民党衆議院議員木邑良乃である。 「大高氏の意志を次いだ細野二等海将らの策には無謀さがありました。それでもいまの事態はもう放置できません。私達で動くしかありません」 総勢二十数名である。 「この状況で拉致された女性を助け出してもその証言を利用して何も出来ませんよ」 「そうです。ここまで事実を都合よく脚色されてしまっては駄目です」 「その通りです。この状況の打開にはこっちも非合法しかありません。狙うは平佐和、葛城、北嶋、湯野中。そして裏切り者の上野愛菜」 木邑良乃は強気の爆弾発言をする。 おーーーーーーーーー。 一同から歓声が上がる。 「広瀬亜理紗元テレビ太陽アナウンサーがR国に居るとのことですが。そのあたりの連携は如何でしょう」 「徳永議員とは物別れになりました。非合法には反対されました」 「それでは広瀬亜理紗の協力は得られないですね」 「本庄社長らの進出が脅かされるという判断です」 「特殊部隊も居ます。作戦を練って行動しましょう」 会合は合意の上で終了して準備が開始された。 しかし徳永裕美のグループと木邑良乃のグループはこの先深く対立する事となる。 娼国の潜水艦の中である。 「ううぐううーーーーーーーーー。ううぐううーーーーーーーーー」 木崎綾乃は冷たい水で浣腸され腹の痛みに苦しみ続けていた。 「そろそろうんこ出しましょうね。皆集ってきました。美人の排便をじっくり鑑賞です」 「ううーーーーー。おのれーーーーーー。絶対にゆるさないぞーーーーーーーーー」 木崎綾乃は怒りと苦しみに藻掻き続ける。 どう足掻いても逃れる術はない。羞恥の破局は確実にやってくる。 「では。排便の公開です。アナルから全部丸見えの姿ですよ」 挿入を拒絶された士官がアナル栓を抜き取る。 づぶうーーーーーーーーーーーーーーーー。 診察台の下には大きな透明なボウルが置かれている。 茶色い水が威勢よく流れ出す。続いて便が断続的に落ちる。 「あ、ああーーーーーーーーーーーーーー。あはあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん。ああーーーーーーーーーーーーーん」 木崎綾乃は悔しさに号泣する。 強烈な臭いが処置室に立ち込める。直ぐに換気扇が強力に回る。 「ああーー。いやあーーーーーーーー。いやあーーーーーーーーーーーー」 木崎綾乃は泣き喚く。 「お○○ちんや指は強く締めて拒絶してもこいつは入るぞ」 年配の士官がクスコを構えている。 強引に膣に捻じ込む。 「あ、ああーーーー。やめろーーーーーーーーー。い、いたあいいーーーーーーーーー」 木崎綾乃は固定され腰を強く引くように抵抗して悲鳴を上げる。 それでも年配の士官は押し込む。 「ううおおーーーーーーーーー」 木崎綾乃の表情は強く歪み悲鳴を絞り出す。 それでも力づくでクスコは膣に半分以上納まる。 年配の士官は螺子を回して膣を開く。 「ああーーーーーーあーーーーーーーーーーーーーーーー」 木崎綾乃の悲鳴を他所に膣の内部をペンライトで照らしてスクリーンに投影する。全員でじっくり鑑賞である。 木崎綾乃は怒りの篭った目で周りを見回す。 年配の士官はローションを流し込もうとする。 「航海長。それで潤滑して輪姦しますか」 三十代の仕官である。 「駄目か」 「駄目ではありませんが。抵抗したお仕置きをしてからでどうでしょう」 「うんそうだな」 三十代の士官は口の開口器を持ち出す。 閉じた唇を指で開いて歯をラジペンで抉じ開ける。その間に横にいた士官が開口器を突っ込む。 木崎綾乃に抵抗する余地もない。 「さあ。一人ずつ交代です。上と下の口でしょん便飲んでもらいましょう」 木崎綾乃には信じられない恐ろしい仕打ちである。 顔を逃がせないように鉄板で左右から挟まれた。 一人を残して全員が出て行く。 順番は挿入を拒否された士官からである。 士官は踏み台に乗って口を狙う。 「う・・・・う」 木崎綾乃は開口器の奥から微かに声を漏らす。 士官は小水を顔に掛けてから口に流し込む。 強烈な臭いと不快感が襲う。 木崎綾乃はじっと堪えるしかない。 士官は最後に少し残して正面に回って膣に流し込む。 木崎綾乃は喉と舌で口に入った小水を押し出す。もう不快感は限りない。 次の士官は目を狙って来た。顔を小水で洗う様に掛けて最後に口に流し込んでゆく。 木崎綾乃は強烈極まりない匂いと不快感に堪え続けるしかない。 二十数名が終わって全員が入って来る。この艦は作業がロボット化されている。水兵は居ない。乗員は士官二十二名だけである。 木崎綾乃は口の不快感に声すら出せない。目も開けられない。 目を強く瞑って口から唾液を押し出して堪え続ける。 士官らは次のプレイに移るためバケツの水を木崎綾乃の顔にぶっ掛ける。口にも水を流し込んで開口器を外す。 ぶおーーーーーー。 木崎綾乃は口から水を吐き出す。 膣もシリンダーで水を流し込んで洗う。 床に流れた水は先端がかっばきに成ったバキュームで吸い取る。 そのままローションを流し込んでクスコを抜く。 艦長がドリルバイブを構えている。 木崎綾乃はその恐ろしい姿を見て驚愕する。そして強い尿意が限界に近付いていた。 艦長はドリルバイブにたっぷりローションを塗る。 「蛇をま○○こに突っ込めないのが残念や。娼国に着いたらたっぷり挿入してやる」 艦長は恐ろしい宣告をしながらドリルバイブを挿入する。 もう木崎綾乃に抵抗する力は無い。ドリルバイブの擬似男根は膣の奥まで入って行く。 スイッチが入る。 「うおおおーーーーーーーーーーーーーーーーーー」 木崎綾乃は衝撃に躰を震撼させる。大口を縦に割って声を上げる。 「ううおおーーーーーーーーーーーーー。うおーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ぐうおおーーーーーーーーーーーーーー」 次の瞬間尿が飛び散るように噴出する。 「あーーーーーーーーーーーーー」 木崎綾乃の意思ではどうにも成らない。 艦長はやや被ってしまった。直ぐにドリルバイブごと後ろに下がる。 木崎綾乃の失禁に拍手が沸く。木崎綾乃の自尊心の底を抉る拍手である。 放尿の途中から士官が尿瓶で受ける。便と一緒に棚に飾られた。 「・・・・・・・・・・」 木崎綾乃から言葉も出ない。恐ろしい羞恥のどん底である。 士官二人がモップを持って来て床を拭く。股間も若い士官が広げて弄りながらガーゼで拭く。 艦長はもう一度ドリルバイブを挿入する。 「うぐうーーーーーーーーーーーーーーー」 木崎綾乃が抵抗してもドリルバイブはすんなり入ってしまう。 「ううおおーーーーーーーーーー。ぐうおおおーーーーーーーーーーー。ぐううおおーーーーーーーーーーー」 木崎綾乃は襲って来る強烈な刺激に顔を右に左に躱す。耐えられない逝き声は徐々に切迫する。 顔を真上に反らせて大口は縦に破裂している。 木崎綾乃の躰は診察台の上で強く震撼する。股間は痙攣してローションに混じって膣液が飛び散る。 「ああーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーー。ああーーーーーーーーーーーーーーーー。ああーーーーーーーーーー」 木崎綾乃の表情は更に破裂する。 艦長は容赦なく何処までも責め続ける。 「あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」 木崎綾乃から逝き声が強烈に一気に強く上がる。 その次の瞬間木崎綾乃の躰は静かに診察台に沈む。声も無く後ろに反らした顔は僅かに白目を剥いている。 士官らは予定通りそのまま順番に木崎綾乃を輪姦す。 一人ずつ膣を洗浄して自分等の安全は図る。だが情液は木崎綾乃の子宮に直流しである。 木崎綾乃は三人目で意識を回復したが唯々堪えるのみである。涙はポロポロ零れる。 一巡して全員が中に入って来る。 三名の士官が鞭を持っている。先端が長方形の革二枚合わせた一本鞭である。 さらに三名の士官はガラス瓶の中で燃えて溶けた蝋燭を携えている。 一人が丸出しにされた股間に掛けようとその上に持って来る。 「えーーーーーーー。いやあーーーーーーーーーー」 恐ろしい事態を覚った悲鳴である。 その士官は木崎綾乃の叫びを他所にクリトリス付近から散々責められて緩く開いたままの女の部分にタレを掛ける様に流す。 「あ、ああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーはあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」 木崎綾乃から金切り声の悲鳴が上がる。 続いて乳房に両側から二人の士官が掛ける。 「あはあーーーーーーーーーーーーーーー。あはーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーー」 乳房が蝋涙に包まれるまで甲高い悲鳴が続く。 「やめてーーーーーーーー。もうやめてーーーーーーーー」 木崎綾乃はうわ言の様に訴える。 何処まで続けるのか。木崎綾乃は堪える限界を越えて飽和状態である。 一同は少し待つ。掛けた蝋涙が固まってから鞭で叩きたいのである。 艦長は娼国と連絡を取る。その為に艦を深度三十メートルまで上昇させる。 「この女なかなか強情です。蛇拷問の準備をお願いします」 通話の先は艦隊指令生方少将である。 「いつでもリクエスト以上の事が準備されている」 その声は木崎綾乃にも聞こえる。態と音量を上げている。こんな連絡をする必用はまったくない。木崎綾乃への威嚇である。 木崎綾乃は恐怖に縮み上がる。 『コミュニストに人権は無い。社会主義、リベラルは加重死刑だ』 艦長の恐ろしい言葉が去来する。 そして拉致される寸前に聞いた徳永裕美の言葉を思い出す。 『拉致された人の奪還は不可能』 これから自分は一体どうなるのか。木崎綾乃は恐ろしい事態に震える。 鞭を持った士官が乳房の両側と正面に一人ずつ立つ。 左に立った仕官が鞭を振り下ろす。 左の乳房に分厚く被った蝋涙を叩き割る。 「ううーーー」 木崎綾乃の躰は反動で診察台の上で跳ねようとしてベルトに抑えられていて揺れる。 蝋涙は割れて大方が落ちる。 士官は残った蝋涙を叩く。 「うぐううーーーーーーーーー」 さらに剥き出した乳首を叩く。 「ううおおーーーーーーーーーーーーー」 木崎綾乃の目から涙が零れる。 次は正面に立った士官が叩く。 股間に被った蝋涙を叩き割る。 「ううーーーーーーーー」 被った蝋涙にひびが入る。 さらに強い力で叩き割る。 「うおーーーーーーーーー」 土手の下に被っていた蝋涙の塊が落ちる。 ドテは剃毛してなかった。陰毛に塗れてなかなか落ちない。 士官はそれを割るよりほぼ剥きだしに成って蝋涙の破片が残った性器を叩く。 「ううぐうーーーーーーーー。ぐうわああーーーーーーーーーー」 さらに叩く。 「ぐううーーーーーーーーーーーーーーー」 さらに振り被る。力が篭っている。 「あーーーーーーーーー。だめーーーーーーーーーーー」 木崎綾乃は恐怖の叫びを上げる。 士官はその叫びを叩き割る様に鞭の先端を性器に叩き付ける。 「ぐううおおーーーーーーーーーーーーーーーーー。ぐうーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」 また木崎綾乃の目尻に涙が流れ落ちる。 他の士官がその鞭を受け取る。それを振り被る。士官には叩きたい意識が滾っている。 振り被ってクリトリスを包んだ包皮に狙いを定める。 「あ、ああーーーーーーーーーーーーーーー」 木崎綾乃はまた恐怖の悲鳴を上げる。 士官はそのまま風邪を切る様に振り下ろす。 クリトリスの部分を直撃する。 「ぐうわああーーーーーーーーーー。ぐわあーーーーーーーーー」 強烈に痛い。 士官は近くに居る士官らに手振りで開帳を要求する。 「いやあーーーーーーー。やめてーーーーーーーーーーー」 木崎綾乃は恐怖に縮み上がる。 それに構わず士官二人が斜め両側に座り込んで木崎綾乃の女の部分のびらびらを広げる。 生々しい尿道口と膣口が丸出しにされた。 士官は振り被る。 「あ、ああーーーーーーーーーーーーーーーー」 断末魔の悲鳴が轟く。 鞭の先端は尿道口付近を直撃する。 「ううがああーーーーーーーーーーー。ぐがああーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」 木崎綾乃は悲鳴と共にまた失禁した。 僅かな量で直ぐに治まる。 若い士官がまた弄りながら股間をガーゼで拭く。 次の士官が代わる間に右に居た士官が残った乳房の蝋涙を叩き割る。 「ううーーーーーーーー」 さらに剥き出した乳首を叩く。 「うううーーーーーーーーーーーーーーーーー」 それを見て正面に立った三人目の士官が振り被る。 「やめてーーーーーーーーーーーーーー。もうゆるしてーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーー」 加虐心の滾った士官は容赦なく叩き付ける。 「うわああはああーーーーーーーーーーーー。あはん。あはん」 木崎綾乃はもうどうにも堪えられない。泣き悲鳴を上げる。粘膜には僅かに血が滲んでいる。 涙はポロポロ零れる。気性は強いが痛みに忍耐力は無いらしい。 「まだまだ。こんなものじゃない。お前らが日本で散々騒いでいた二人は入院中だ」 「え、えー」 「椋木美弥は乳首切り堕とされて」 「え、ええーーーーーー」 「今は手術で繋いだ状態や。医療実習でな」 「・・・・・・」 木崎綾乃からはもう恐怖で声も出ない。二人はいったいどんな仕打ちを受けているのか。 さらに犠牲者が増えるのではないか。木崎綾乃は恐ろしい事態に震えるばかりである。 本庄真奈美は娼国を訪問した。 真紀子と葛城義和がCIC本部の入った建物一階の応接ルームで迎えた。 「どうしました。営業報告ですか」 葛城義和には想定外の訪問である。 「いいえ」 本庄真奈美は真顔で首を振る。 葛城義和は姿勢を直す。 「実は昨日。元国民党衆議院議員木邑良乃から私の元にとんでもない協力要請がありました」 本庄真奈美は暗殺計画が有る事を話す。 「よく知らせて下さいました」 葛城義和は丁寧に対応する。 「私共は全く関わる心算はないのです」 本庄真奈美はきっぱり神妙にそう告げる。 「当然でしょう。この国で事業を成功させたい貴方がそんなものに関わるはずはありません」 葛城義和は建前をもっともらしく言う。 「しかし私たちを狙うのは分かります。上野大尉まで狙うとは」 真紀子は報復まで考えるとは意外であると言いたい。 「それが航空自衛隊の一部が関わっている様です。新田原基地の近くで会合があったのです」 「航空自衛隊。それはよく教えて下さいました」 真紀子は人脈が探れると見込んだ。 椋木美弥の乳首の周りの整形手術が行われた。また新見由香は太腿の火傷の手術が行われた。 どちらも経過は順調である。 本日は椋木美弥の乳首の包帯が外されクリトリスの手術が行われる。 手術の様子は映像で公開となる。総てのインターンと将校らも閲覧する。 教官が解説しながら椋木美弥の包帯が解かれる。乳首も乳房も元の艶かしさを称えて綺麗に回復していた。 「どうでしょう。生唾を誘う乳房の弾力も左右変わりません。斬られていない方とまったく変わりません」 教官は手術の成果を自慢げに述べる。 「本日は公開でクリトリスの回復手術を行います」 椋木美弥の股間は大きく開脚されスクリーンに拡大された。クリトリスを包んだ包皮が小さなマジックハンドの先端に付いた器具で広げられる。 将校らが小型の半田鏝で潰した状態が晒された。 性器もアナルも丸出しである。 生々しく柔らかい太腿は欲情を強く誘う。フェミニストでなければ容姿、躰ともすばらしい女である。 「素晴らしく美しい女の躰です。是非とも多くの男性に提供していただきたいです。この女の悦びを味わう部分を回復させる手術を行います」 担当するインターン四人が紹介される。一人は女性である。 生々しい手術は一時間くらいで終わった。 続いて新見由香の太腿の包帯が解かれた。必要がなくとも新見由香は診察台の上で全裸である。 性器もアナルも丸出しに晒し者にされている。 包帯が解かれた太腿は火傷をしてない反対側の脚とまったく変わらない。形も綺麗にまっすぐで余分な肉の出っ張りもない。 この後延々とインターンらの診察の実習が行われた。 カテーテルで尿を抜くシーン。膣の奥を診察するシーンが公開された。 木崎綾乃を搬送する潜水艦は潜望鏡深度で航行を続ける。この診察シーンも木崎綾乃に見せられた。 木崎綾乃は恐ろしい事態に驚愕しながらこれからの自分自身を思い続ける。 真紀子は上野愛菜海軍大尉を会議室に呼んだ。 葛城義和と湯野中、平佐和も同席する。 真紀子は本庄真奈美から得た情報を伝える。 「貴女を狙おうとする自衛隊員に心当たりがありますか」 真紀子は確信の質問に入る。 「有ります。考えられる人物とその所属をリスト作成します。何人か協力してもらってよろしいですか」 「いいわ。でも急いで下さい。訓練は延期しても構いません」 木崎綾乃は潜水艦の中で到着するまで輪姦し続けられた。 既に膣は炎症を起こして着いたら医療チームに渡す状態である。士官らは木崎綾乃が痛みを強く訴えても容赦なく性行為を続けた。 日本の工作員本部では上野愛菜海軍大尉のリストを待ち構えていた。 姉ヶ崎ニューシティでは娼国、R国北共に臨戦体制である。 R国北側は柿崎一行が指揮を執る。 娼国は津島がCIC本部からオンラインで陣頭指揮を執っている。 上野愛菜海軍大尉のリストは何人かのメインリストからかなりの枝まで膨大な人数であった。 見張りを増強して日本を出国したら工作員がコンタクトを続ける。既にCIC長官津島公明から国内に入ったら射殺指令が出されている。 娼国。ホテル最上階の座敷である。 南側の島が夕陽に照らされて美しく海の中に浮かぶ。 「この国にヒットマンが来るのか」 湯野中は逆の手で来たと思っている。 「仲間の奪還でさえ一度も最終的に成功してない」 平佐和は現実味がないと見ている。 「特殊部隊が関わっているのじゃないかな」 上野愛菜現娼国海軍大尉。元航空自衛隊三等空尉のリストは他分野に渡っている。広範囲過ぎるのである。 「命知らずがたくさん居るらしいな」 湯野中は警戒心を緩めてはいない。 「平佐和先生は問題ないとお考えですか」 真紀子は平佐和の余裕が納得行かない。 「今の日本人に決死隊に成って来る連中が居るとは考えられん。自衛隊だぞ。ヒットマンはやくざだけだ」 「加重死刑囚の奪還の方が要人暗殺より難しいです」 葛城義和も危険と考えている。 「そうですな」 湯野中も同意する。 「やり易い方向に舵を切ったか」 平佐和もやや考え直す。 「日本に居る官房長官や総理は狙われないのかな」 湯野中はそっちも気に掛ける。 「後藤長官に警備強化はお願いしています」 「日本では行動に出ないのではないか。それをやったらリベラル寄りのマスコミも非難せざるを得なくなる」 「海外なら報道を抑えられるわね」 「非常事態として警備体制を抜本的に見直そう」 「何もできないと思うけど。これまでも一時的には何回か死刑囚を奪還されています」 真紀子も見直しに賛成である。 「我々は何処に居れば良いかな」 湯野中は自分の安全と安泰な場所を模索している。 「常時同じ場所に居ないことでしょう」 会議は娼国、R国の警備体制強化に落ち着いた。 木崎綾乃は潜水艦が娼国に着くなり病院に収容された。 膣の炎症はたいしたことはない。アナルの方が重症である。こっちの快復は長引く。 新しい生贄は三名とも入院状態となった。 SMに火の点いた将校らに愉しみが無い。回復途中の松井玲那元巡査部長が引っ張り出された。 宴会場の配置を大きく変えた。三百名を収容している。コンパニオンは居ない。酒や料理も配膳されない。 席を三段階にして座敷の中央を囲んでいる。畳十畳分くらいが拷問場所である。 前列は畳に座布団が敷かれて座る。二列目はパイプ椅子。三列目は少し高めの座が組まれている。 加賀美少将のチームが拷問を担当する。 松井玲那元巡査部長は会場の人数に驚愕している。 恐ろしい拷問が待っていた。 徹底した生物責めのメニューが用意されている。 誰か気狂いにして精神科の実習をという要求からである。 蛭、ミミズ、ゴキブリ、蜥蜴、カメレオン、蛇が準備されている。それらは各々透明な水槽に入れて並べられていた。 松井玲那元巡査部長は何に使われるか十分に想像が付く。恐怖に縮み上がる。 「まずはカメレオンからだ。小林由美子が泣きに泣いたプレイだ」 加賀美少将は日本の官僚らの遊びで警備に就いていた。 「小林由美子。彼女は何処に」 松井玲那元巡査部長は以前に姿を消した人物として記憶にある。 「死んだよ。自殺した」 松井玲那元巡査部長にもそれが恐ろしい拷問の結果と思える。 加賀美少将の部下の将校らは松井玲那元巡査部長の腕を広げて背中と腕に竹竿を充てる。 それを二の腕、肘、手首の三箇所で縛る。 そのまま背中から畳に倒す。松井玲那元巡査部長は三百人近くに見下ろされている。 脚を広げてV字に上に倒す。手首の上に充てて縛る。股間は真上に向く。 「カメレオンが舌でお前の膣の奥を舐めてくれるのや。小林由美子は何度もイッてしまったぞ」 加賀美少将が素見す。 「おおーーのれーーーーーーーーー」 松井玲那元巡査部長の表情は怒りに滾り歪む。 将校らはクスコで膣を抉じ開ける。 「うおーーーーーーーーーー」 拒んでも強制的に開く。抑えきれない悲鳴である。 少尉の徽章の若い将校二人が加賀美少将に呼ばれて筆で膣の中に蜜を塗る。 松井玲那元巡査部長は悔しさと自分より若い男に弄られる情けなさに表情を絞って堪える。 若い将校は松井玲那元巡査部長の表情と女の部分を見比べながら蜜を塗る。 女の敏感な部分に蜜に濡れた筆である。これだけでも堪えるのは厳しい。松井玲那元巡査部長は既に表情を捩っている。 中佐と少佐の徽章が一匹ずつカメレオンを抱いて待機している。 緊縛師はスポイトで蜜を流し込む。 「良かろう。代われ」 加賀美少将は若い将校を退かせて中佐らにカメレオンを嗾けさせる。 カメレオンの舌が伸びてクスコの中に侵入する。左右から二匹ほぼ動じである。 「いやああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。いーーやあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」 蜜は松井玲那元巡査部長の膣の奥の敏感な部分にたっぷり塗られている。 横では別の将校ら二組が蛭の準備とミミズの準備をしている。 強制的に逝き顔を晒させるのはカメレオンの責めだけである。 その先は気狂いにするのが目的だがプログラムは成功するかまだ判らない。初めての目論見である。 「うう、うーーーーーーーー。うふううーーーーーーーーーーー」 松井玲那元巡査部長は責めに堪えられない。股間は微妙に揺れる。顔の表情は強く軋む。 松井玲那元巡査部長は恐ろしい屈辱に晒されている。それでもカメレオンの舌の責めに躰は震撼する。 「あはん。ああ。あはああーーーーん。ああーーーーーーー」 松井玲那元巡査部長の声はマイクで宴会場に浸透する。『静かに鑑賞』とモニターに字幕が何度も流れる。 「こんな良い女を潰してしまうのだな」 生方少将が小声で鄭淑徳少将に呟く。 「M国も一番良いのを残してくれた」 鄭淑徳少将はM国警察に感謝する。 「もったいなくないか」 生方少将は気狂いにするよりこの美人の正気で泣き喚く悲鳴を愉しみたい。 「構わんよ。あの情報でもっと激しく工作員が活動する。まだまだ捕らえて来る」 鄭淑徳少将は医療実習のモルモットも重要と考えている。 「だめーーーーーー。やめてーーーーーーーーーーー。あーーーー。あはあーーーーーーーーーーーーん。ああーーーーーーーーーーーーーー」 松井玲那元巡査部長は堪えられない羞恥に断末魔の悲鳴を上げる。 緊縛師はさらにスポイトで膣の奥に蜜を投入する。 「あーーーーーーーーーはああーーーーーーーーーーーん。いやあーーーーーーーーーーーー。ああーーーーーーーーーーーーーーーー」 松井玲那元巡査部長の悲鳴を上げる表情は完全に逝き顔が破裂している。 女の躰を強制的に蹂躙して屈辱の地に堕とした姿である。 「あ、ああーーーーーーーーーーーー。ああーーーーーーーーー。ああ、ああーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーー」 もうどうにも自力で制御はできない。 それでも緊縛師は蜜を投入する。 将校は新しいカメレオンと交換して責め続ける。 「あーーーーーーーーーーーー。だめーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」 強烈な逝き声が一条轟く。 次の瞬間松井玲那元巡査部長の躰は静かに沈む。 「失神した」 天葛少将が呟く。 「まだまだこれからですな」 鄭淑徳少将は達観してみている。 蚯蚓の準備をしていた将校らのグループが松井玲那元巡査部長をスタンガンで起こす。 「うおーーーーーーーーーーー。やめろーーーーーーーーーーーー。やめてーーーーーーーーーーーーーーーー」 松井玲那元巡査部長は涙を飛ばして叫ぶ。 もうカメレオンは片付けられている。 松井玲那元巡査部長は失神している間に竹竿の縛りから拷問椅子に移され厳重に固定されていた。 「なに今度は」 松井玲那元巡査部長は状況が変わっていることの恐怖から狼狽する。 将校は小さなクスコを翳す。 「これは尿道を広げる特注のクスコだ」 直径三ミリくらいの金属製である。 もう一人がボウルに入れた蚯蚓をピンセットで摘んで翳す。 「いやあーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」 松井玲那元巡査部長は驚愕して悲鳴を上げる。蚯蚓を尿道に入れられる事が直ぐに判る。 「やめろーーーーーーーーーー。やめてーーーーーーーーーーーーー」 松井玲那元巡査部長は猛然と叫ぶ。 将校は小さなクスコにキシロカインゼリーを塗る。指で松井玲那元巡査部長の女の部分を広げる。 松井玲那元巡査部長は怒りに篭りきった目で将校を睨み付ける。 「まだあの表情だぞ」 鄭淑徳少将は松井玲那元巡査部長の強制アクメで失神した後でも怯まない表情に感嘆する。 将校は尿道の小さな亀裂を更に指で広げる様に押さえて小さなクスコを刺し込む。 「あ、あ、ああーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」 キシロカインゼリーを塗っても強烈に痛い。松井玲那元巡査部長の表情は一気に大口を破裂させる。 将校は痛みに喚く松井玲那元巡査部長の表情を愉しみながら螺子を回して尿道を抉じ開ける。 「ううーーーーーーーー。あ、あああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ぐうわああーーーーーーーーーーーーーーーー」 藻掻き叫ぶ声から強烈な痛みが見ている将校らに強く伝わる。 蚯蚓をピンセットで抓んだ将校が尿道に刺さった小さなクスコに静かに垂らす。 「あ、ああーーーーーーーーーーーーーーーーー。ああーーーーーーーーーーーーーーーーーー。いやああーーーーーーーーーーーーーーーー」 松井玲那元巡査部長は泣き喚く。 将校は蚯蚓でピストンする様に上下させる。 「あーーーーーー。あーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーー」 サイレンの如き悲鳴は治まらない。 汚いものが繊細な部分に入った不快感と恐怖である。痛みは進入した時だけで治まっている。 松井玲那元巡査部長は涙をぽろぽろ零す。 しかし蚯蚓ではそれ以上の効果はない。 次は蛭のグループである。 若い将校は蛭を頑丈なピンセットで掴む。 「あ、ああーーーーーーーーーーーーーー」 全裸の躰が今度は蛭の餌食になる。 まずは太腿に落とす。 「う、うう、うーーーーーー」 蛭は直ぐに吸い付く。太腿に吸い付いて体を動かす。 次は乳房に落とす。 「ううーーーーーーーー」 剃毛されてやや生え始めた土手にも落とす。 「いやあーーーーーー」 松井玲那元巡査部長は泣き顔を歪めて落とされる蛭を見ている。 かなりの量が用意されている。全身に付ける目論見らしい。 将校は二人掛かって乳房、太腿、内腿に次々付けてゆく。 「いやあーーーーーーー。いやあーーーーーーーーーーーーーー」 既に蛭は三十匹くらいが松井玲那元巡査部長の肌理細かい皮膚に食い付いている。 「ああーー。はあーーーーーーー。ああーーーーーーーー」 松井玲那元巡査部長は堪えられない。強く首を振って涙を流す。 「ああーーーーーーー。あーーああーーーーーーー。ああーーーーーーー。いやあーーーーーーーー。いやあーーーーーーーーーー」 松井玲那元巡査部長は狂ったように顔をぶるぶる震えさせる。 将校は尿道に刺さっていた小さなクスコを抜く。 「あ。ああ。ああーーーーーーーーーーーーーー」 松井玲那元巡査部長は失禁してしまう。 「う、うう、ううーーーーーーーーーー。ううーー、うーーーーーーーーーーーーーーー」 責められた尿道を失禁尿が通ると究極に染みる。その痛みから来る呻き声である。 座敷全体から拍手が沸く。 「ちくしょーーーーーーーーーーー。おまえらみんなしねーーーーーーーーーーーー」 松井玲那元巡査部長は躰をぶるぶる震わせ怒りの限り叫ぶ。顔は斑模様に赤く火照っている。 涙が火照った顔に生えて派手目の美人顔が無残に崩れる。限りなく生唾を誘う。将校らの加虐心は何処までも滾る。 もう一度膣にクスコが挿入される。 「やめろーーーーーーーーーーーーーーーー」 松井玲那元巡査部長は真っ赤な泣き顔から涙を振って叫ぶ。 涙に濡れそぼった美人顔が将校らを究極に刺激している。 「これが元日本の婦人警官か。堪らないな。もっとずたずたにしたいな」 天葛少将が呟く。 「おのれーーーーーーーーーー。こんな国。いつか・・・ほろびるぞーーーーーーーーーーーーーーー」 天葛少将の言葉が聞こえた松井玲那元巡査部長はまた叫ぶ。 限りない理不尽さと救いのない無間地獄。怒りの奥から出て来るこれしかない叫びである。 松井玲那元巡査部長は何としてもこの国が滅びなければ納得できない。これが救いなくどうする事もできない今の思いである。 「みんなしねーーーーーーーーーー。じごくにゆけーーーーーーーーー」 松井玲那元巡査部長は狂ったようにまた叫ぶ。 クスコを挿入した将校は蛇をスネークフックで掴む。 「やめろーーーーーーーーーーーー。きちがいーーーーーーーーーーーー」 将校は容赦なくクスコで広げた膣に蛇の頭を奥まで突っ込む。 「あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」 悲鳴は宴会場に轟き渡る。 目を見開き目玉が飛び出す様な形相で大口を破裂させた悲鳴である。 将校はその蛇をペニスの様にピストンさせる。 「うおーーーーーーーーーーーー。うう、おおーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」 松井玲那元巡査部長は狂人の形相で叫ぶ。 天葛少将が鞭を持つ。将校は蛇を抜き取る。 「あーーーーーーーーー。はあーーーーーーーーーーー。ああーー。ああ。はあ。はあ。はあ」 松井玲那元巡査部長は荒い息遣いで躰をぶるぶる震えさせ続ける。 天葛少将は松井玲那元巡査部長の躰に食い付いた蛭を乳房から叩き落す。 SMプレイで女躰に付いた洗濯バサミを叩き落す様に蛭を叩き落す。 「うおーーーーーーーーーーーー」 容赦なく続いて叩き落す。 先の細くなった一本鞭である。 皮膚がいっそう白く柔らかい内腿を叩く。 「うおーー。おーーーーー。おーーーーーーーーーーーーーーーー」 涙混じりの悲鳴が轟く。 もう一人生方少将も参加する。 「うおーーーーーーーーーー。ぐうおおーーーーーーーーーーーーーー。ううおおーーーーーーーーーーーーーー」 二人は泣き叫ぶ松井玲那元巡査部長の躰を叩き続ける。 松井玲那元巡査部長の躰は鞭の痕と蛭の噛んだ痕が残って無残極まりない。 それでも目標の精神異常は達成されたか定かではない。 既に失神したのか意識朦朧である。そのまま宴会場に放置された。この後は医療チームが引き受ける。 江戸時代籐丸籠で運ばれる罪人の様に松井玲那元巡査部長の小水は垂れ流しである。 医療チームは話し合いの上病院に搬送した。 松井玲那元巡査部長はそのまま高熱を出して二日間意識を回復しなかった。 真紀子はD市のホテルに居た。最上階のVIPルームである。真紀子が建てたホテルだが滝澤沙緒里の経営と成っている。 R国の国民が泊まることは無い。大方が日本企業関連の買春利用である。 ホテルが売春、SM、コンパニオンを提供する。この国では合法で当然の様に存在する。 日本からの出稼ぎは高い。現地人と日本人の掛け合わせで生む専門の女性から生まれたコンパニオン、風俗嬢は安い。 生粋の現地人は日本人には付かない。日本人の買春が国内で批判をまねかない配慮である。 真紀子はCIC長官津島公明と逗留していた。 「あんたは俺が護る」 真紀子は津島の言葉を信頼している。 前主席故仁川のボディガードであった。真紀子はその素晴らしい射撃の腕を何度か見ている。 そして真紀子の躰を完璧に満足させてくれる男である。 「上野大尉の味見した」 「ああ。あんたと同じくらい悦びに貪欲だ。あの女からあの曲芸飛行が出てくるとは」 津島も上野愛菜海軍大尉の能力に感心している。 「湯野中は指宿さんが護衛するけど。平佐和先生達は誰が護るの」 「特殊部隊が警護している」 「上野大尉も」 「あいつは自分で護る。たいした射撃の腕だ」 「そう」 真紀子は津島の躰を引いてもう一度要求する。 葛城義和はT市の日本人特別区に在る滝澤沙緒里の家に居た。特殊部隊が庭と上空に警備している。 滝澤沙緒里と一緒に大きな湯船に浸かっていた。 「凄い手で来たね」 「こっちも強引だからな」 「どうして政策を急ぐの」 「平佐和先生だ。五代官房長官に総理を任せる前に月村君の間に片を付けたいらしい」 「どうして」 「昔の民事党の体質に戻っては完成できない」 「ああ。そうね」 滝澤沙緒里もそれなりに納得する。 「それで向こうも一部が非常手段に出たの」 「まあ。リベラル系が掃除されるという警戒からだ。それと日本を侵略から護る意識だろう。実際は日本を貧乏にしているだけだが」 「そうね」 葛城義和は滝澤沙緒里の表情を見る。この女は本気でそう思っているのかまだ疑問に思う。 確かに内山莉緒警部補と木村史乃警部補の奪還の危険にはかなり恐れていた。八年の間にどこまで体質が変わったのか。 だが滝澤沙緒里はホテルだけではなく売春まで経営している。それもこの国では合法ではある。 「貴方の危険は無いの」 「無くはない。だから特殊部隊が警備に就いている」 「もしも。敵の目標とする五人が殺されてしまったらあっちの目的は達成されるの」 「何も変わらない。まだ知識人を除けばリベラルを指示する者よりこっちを支持する者が多い。まして娼国の体質は変わらない」 「日本は」 「我々が居なくても同じだ。五代氏の体制に成れば日本のトランプと成りもっと強引に進みかねない」 葛城義和は危険を匂わせながらこのまま行けると自信を持っている。 女衒の國 その十六 女躰拷問連鎖 完 女衒の國 その十七に続く ご感想、アンケート ご感想、ご質問、ご用件、ご依頼などございましたら以下のメールにお送りいただければ幸いです。 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