鬼三のSM小説
女衒の國 その十 日本編


嘘セクハラ告発記者を報復拷問

この物語はフィクションであり、実在の人物、機関とは何ら関わりがありません。

 二〇十七年十二月立冬下元
 (これは平気法による二十四節気です)
 与党民事党は連立政権の議席を僅かに減らしただけで圧勝する。
 一方野党国民党は三つに分裂した。
 北朝鮮問題が緊迫化する。その中で野党は僅かな政治不正らしきに連帯して攻める。そして国会は空転してしまう。
 国有地不正値引き問題と獣医学部新設に総理案件発言問題が焦点に成り続けた。どちらも小さいことである。
 野党が国政に蔓延る為の抵抗に他ならない。
 マスコミは挙って野党の後押しをして世論と叫ぶ。
 だがデモが起きても僅かな人数である。昭和四十年頃のデモの1%位しか集まらない。
 大衆は冷ややかである。民事党が信頼を損ねても野党に支持が転ぶこともない。国民党政権の悪かった時代は誰も忘れていないのである。
 経済が良くなってくれた方が良い。
 アベノミクスで経済は良くなったかの如く見える。だが最下層の生活水準はまったく変わらない。
 そんな日本に強大な侵略者が迫っていた。
 その勢力は僅かな島国娼国とその島国が独立した元の途上国R国から来る。だがその途上国の国民はまったく関係ない。
 その僅かな島国娼国とR国を支配する日系人と一部日本人である。
 この勢力の日本、亜細亜からの吸い上げは僅か半年で一気に拡大した。
 平佐和が娼国副主席北嶋真紀子に紹介したコンサルSE葛城義和。その要件定義するサプライチェーンマネジメントの成果である。
 日本、亜細亜に現地法人を置く娼国、R国日系人企業、及び娼国、R国に本社を置く日本企業が日本、亜細亜で課税を逃れて合法的に吸い上げる。
 
 此処は娼国が新青森に建造したニューシティである。
 娼国、R国でしか行われなかった脅威の宴会が行われていた。
 無論関係者以外が入る事は無い。
 民事党平佐和他、分裂した新国民党菱沼、青森県知事近江俊夫、他娼国が侵出したニューシティが在る地域の県知事、市長が出席していた。
 今や娼国、R国は十七の都市に侵出している。
 これまで裏からから吸い上げていたR国北側湯野中資本も帯広を始め三都市に侵出した。
 この新青森も娼国から湯野中資本に売り渡された。
 だが本日の主催者は娼国副主席北嶋真紀子である。
 宴席のお膳は女躰が勤める。全裸で脚を広げて太腿と脹脛を合わせて縛られていた。飲み物だけ横に小さな膳が置かれている。
 配膳するコンパニオンも全裸である。
 代議士や市長らは女躰膳のコンパニオンの乳首を弄り女の部分に指を入れながら刺身をつまみ酒も飲む。
 配膳に来るコンパニオンにも容赦なく触る。
 真紀子と隣に座る葛城義和の前だけ普通の会席膳が置かれていた。
 この二人だけ女将が配膳する。
 真紀子は当然だが葛城義和も女体膳を拒否した。若い美女でも躰に載せた物は食べたくないらしい。
 サディストだが人前でコンパニオンを弄くるなど普通の助平親父のような遊びは好まないようである。
 更に極秘裏に大切な会合と称しながら何故この宴会なのかこんな事なら早く引き上げたい。
 「この宴会にご不満のようね」
 真紀子が葛城義和にビールを注ぐ。
 「これでは大切な話などできないのではないですか」
 葛城義和はビールをグラスで受けながら静かな口調で意思表示する。
 「こういう宴会に浸ける必要が有るのよ」
 「絶対他言無用の結束ですか」
 「分かっているじゃない」
 「しかしこのコンパニオンは機密には」
 「その心配は無い。彼女らは日本人ではないわ」
 全裸のコンパニオンなど政治家にとって危険な宴会と見える。だが総てR国からツアーを装って来ていた。
 娼国で日系人の種を掛け合わせて代理母に生ませた女たちである。
 「ひょっとして娼国の奥の島で」
 「そうよ」
 「何処から見ても日本のコンパニオンですね」
 葛城義和も納得する。
 「待っていて。これから代議士も貴方も怒り心頭になる標的が出されるわ」
 真紀子は含み深い表情である。
 工作員らしき男性が三人で一人の女に腰縄を掛けて牽いて来る。生簀から暴れる魚をまな板に投げ込むような状況である。
 「やめろーーーーーー。何で私がこんな目にーーーーー」
 女は怒り喚き散らす。
 工作員らは構わず腰縄を引いたまま女を突き飛ばす。
 女は座敷中央の畳に叩き付けられた。
 「ちくしょうーーー。ふざけんなあーーーーーーーー」
 女は怒りに歪み切った顔で喚き散らす。
 「ふざけんなは御前だよ」
 工作員は更に叩きつける。
 「先生方。私は娼国警察員鄭淑徳少将です。この女は防衛省の玉川亨官房長を懐柔して取材しようとしました」
 「ほう」
 「ただの記者ではありません。山本枝理香といいますが娼国、R国に抗議するフェミニストグループネットワークの一員です」
 「なにーーーーーーーーー」
 民事党大江議員が一番に怒りを破裂させる。セクハラ問題では以前に野党とマスコミから一方的に難癖をつけられていた。
 フェミニストグループと聞くだけで怒りが煮え滾る。
 「この女は色仕掛けで官房長に何回か接近しました。既にホテルに入っています。どっちも既婚者です」
 鄭淑徳少将は断言する。
 「目的は」
 平佐和が詰問姿勢になる。
 「表向きは記者として自衛隊の日誌に関する取材です。でも官房長は湯野中派に繋がった人物です。そして姉ヶ崎ニューシティに住んでいます」
 座敷全体怒号状態になる。
 「こいつの仲間は」
 平佐和は更に追求する。
 「テレビ太陽の中に一人は居ると考えられますが確認できていません。娼国に拘留中の岡村一美と小倉紘子警部との繋がりが確認されただけです」
 鄭淑徳少将はここからは歯切れが悪い。
 本日の会合は娼国副主席北嶋真紀子の主催。そして鄭淑徳少将は娼国のCIC長官津島の部下である。
 だが山本枝理香はR国北側湯野中派が確保した。
 娼国は七年前R国から独立した小さな孤島の国である。領土は僅かだが多くの日系企業が本社を置く。そして一京からの金が動いていた。
 R国南半分は娼国の実質支配下にある。
 北側半分は湯野中派の支配下となっている。
 R国には地図に無く国際的にも知られていない政治及び経済上の境界が存在することになる。
 本来娼国もR国も仁川の支配下にあった。
 仁川の父は日本の海外侵略に乗じて戦前からこの地で娼館を営んでいた。湯野中の父はそれに使えた女衒である。
 湯野中の父らが天草他日本から出稼ぎさせた女をこの娼館に運んだ。これがからゆきさんである。
 戦後からゆきさんは引き上げた。だが仁川の父は現地の女性と日本人を掛け合わせて良質な売春婦を造り娼館島を護る。
 仁川がこれを引き継ぎ更に事業に手を出しR国の経済と政治を支配した。湯野中もこれに使る。
 仁川主席亡きあと安形派と湯野中派に分裂した。
 山本枝理香は本日の宴席に出して拷問するため湯野中派の工作員から安形派の鄭淑徳少将に渡された。
 「元道警の小倉紘子警部の繋がりか」
 平佐和はこの件に深く係わっている。
 「こっちの人脈繋がりを調べるのが目的と思われます」
 鄭淑徳少将は北側の工作員から貰った情報しかない。
 「目的は小倉紘子警部の行方か」
 「いいえ。それなら玉川官房長に近付くのは少し違うのでは」
 鄭淑徳少将は平佐和の見解を否定する。
 「その女に吐かせるのよ」
 真紀子は拷問を示唆する。
 鄭淑徳少将の指示で宴会場の中央に鉄パイプで櫓が組まれた。
 「Y字に開脚して逆さ吊るしにして」
 真紀子が拷問する意気込みである。
 「真紀子さん。しゃべらすには」
 平佐和はお膳に出されていたとろろを指す。
 「最初甚振ってからよ」
 真紀子も山芋を使っての痒み拷問の効果は充分承知していた。
 葛城義和は次の間に移動して滝澤沙緒里に連絡する。
 「山本枝理香という記者を知っているか」
 「テレビ太陽の記者ね。普段映像には出ないけど」
 「繋がりが知りたいのだが」
 「判った。私の解る範囲で関連を書いてメールで送る。でも私の情報だと副主席以外には言わないでね」
 「分かった。よろしく」
 葛城義和が広間に戻ると山本枝理香は全裸にされ逆さ吊るしにされるところであった。
 「やめろーーーーーーー。やめろーーーーーーーーー。はんざいだよーーーーーーーー」
 山本枝理香は喚き続けている。
 真紀子は川越市長の安曇に鞭を渡す。
 安曇は嬉々として鞭を受け取り構える。
 「やめろーーーーーーーーーー」
 山本枝理香は逆さに吊られても唾液を飛ばして叫ぶ。
 「わめくなーー。御前も娼国の関係に調査を始めたらこうなるくらい分かっていただろう」
 安曇は鞭を振り被って宣告する。
 山本枝理香の目は下から睨む。乳房はおろかY字に開脚され女の部分まで丸出しである。
 一本鞭の先端で股間にくっきり咲いた女の部分をきっちり叩く。
 「あがああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。がああーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 痛みに強烈な悲鳴を轟かせた。逆さ吊るしの山本枝理香の躰は上半身を顔を内側にして前にくねる。
 「ああーーああーーーああーーー」
 痛みに躰を暴れさせ藻掻き続ける。
 葛城義和は真紀子に近付く。スマホの画面で滝澤沙緒里の送ってきた山本枝理香の関連図を見せる。
 「副主席以外には見せない事になっています」
 「うん」
 真紀子は納得して自分のスマホにメモする。メールを転送しないのは送り主の証拠が残らないためである。
 葛城義和も関連図だけコピーしてメールを消去する。
 元より滝澤沙緒里の送ったのはWEBメールであるが念を入れていた。
 「ぐわあーーーーーーーーーーーーー」
 安曇はある程度叩き続けてから帯広市長村上敏久に鞭を渡す。
 帯広市長も小倉紘子警部の仲間と知って加虐心を滾らせている。
 「ぐうわああああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ぐうわーーーーーーーーーーーー」
 山本枝理香は躰を空中で捩って叫び声を上げる。叩くのは総て閉じ合わせた女の局部である。
 既に目からは涙が溢れ濃いマスカラは滲んでいた。さらにマスカラが涙に溶けて黒い涙の筋になって流れる。
 真紀子は細い竹の鞭を持ち出す。
 「これで蚯蚓腫れ作って。お○○この周りと太腿狙って」
 市長は嬉々と悦んでいるが真紀子には自白を引き出す準備である。
 それでも帯広市長は局部を叩く。
 「あわあーーーーーーーーーーーーーーーーー。ぐううーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 究極の痛みである。
 帯広市長は容赦なく叩き続ける。
 「ああーーああーーああーーああーーああーー」
 山本枝理香は狂った様に躰を暴れさせ悲鳴を上げ続けた。
 既に閉じ合わせたビラビラの粘膜が割れて血が滲んでいる。
 「待って。周りの皮膚と太腿に蚯蚓腫れを作ってそれを割るのよ」
 真紀子は目的をもう一度説明する。
 帯広市長は更に粘膜を広げて中を叩きたかった。粘膜に革の一本鞭でも尋常な痛みではない。竹では傷付き失神に追い込む。
 いまは自白が先決である。
 帯広市長は諦めて女の部分の左右を叩く。
 「うおーーーーーーーー」
 局部ほどの悲鳴ではない。
 平佐和は付近の席からお膳に出されている擂った山芋のとろろを集める。
 「先生これ何にお使いになるのですか」
 意味の解らない代議士が平佐和の行動を確認する。
 「そのうち解る。愉しいことになる」
 平佐和は女躰膳のコンパニオンに水差しで日本酒を無理やり飲ませながら愉しそうに言う。
 平佐和は女を急性アルコール中毒にするのが趣味らしい。
 そのことは回りも良く理解している。平佐和の性癖である。
 このあと看護師が呼ばれ利尿剤が投与され点滴を受ける。局部には尿道カテーテルが挿入され極めて隠微かつ女躰の全身で苦しむ姿が愉しめるのである。
 真紀子は自分の席に戻った。
 「このリストを貰ってもまだ滝澤沙緒里を信用できないの」
 真紀子は滝澤沙緒里を完全に寝返ったと信じてよいと言いたい。
 「なんとも」
 葛城義和は色の無い世界を見る表情である。どうであれこの質問には答えると考えていた。
 鄭の部下が拷問椅子を台車で座敷に搬入してきた。
 山本枝理香は逆さ吊るしから一旦降ろされる。太腿には随所に蚯蚓腫れができ真っ赤に滲んでいた。
 女の部分の両側にできた股間の蚯蚓腫れが割れてはいないが悲惨である。
 美人の顔は涙と汗に濡れ無残に崩れている。もう抵抗する力は無い。
 そのまま緊縛師らの手で高手小手の縛りのまま拷問椅子に乗せられた。そして股間を百二十度位に開かれ固定される。
 「なにするのよーーーーーー」
 まだ恐ろしい事をされる予測に怯える。
 「これから自白してもらうのや」
 「話すことなんかないよ」
 真紀子の指示で市長らは前以て点火されていた蝋燭を手にする。既に溶けて透明に成った蝋涙が上部に溜まっていた。
 それを太腿の割れた蚯蚓腫れに流すように掛ける。
 「ああーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーー。がああーーーーーーーーーーーーーーー」
 強烈な悲鳴になる。
 「さあ。言ってごらん。貴方が玉川官房長に近付いてこっちの人脈を探ったのでしょう。あなたの仲間は誰と誰」
 真紀子は痛みに震える山本枝理香に諭すように言う。
 「居ないよ。誰も」
 真紀子は安曇に指で反対側の太腿の蚯蚓腫れを指す。
 安曇は無言で溶けた蝋涙を流す。
 「ああーーーーーーーーーーーーーーーー。はふああーーーーーーーーーーーーーー。はあーーーーーーーーーーーーーーーー」
 強烈に沁みる。痛みに歪む顔が市長らをそそらせた。
 「・・・・・・・」
 次ぎは大陰唇付近の蚯蚓腫れを指差す。
 「ふぁふわわあーーーーーーーーーーーーーーー。はあーーーーーーーーーーーーーーー」
 甲高い悲鳴である。
 「・・・・・・・・・・」
 溶けた蝋涙が上部に溜まった蝋燭はあと一本である。
 真紀子は女の部分を指で広げる。
 「ふはぁーーーーーーーー」
 恐怖に縮む悲鳴である。
 横に居た緊縛師が直ぐ真紀子の広げている作業を代わる。
 安曇は最後の一本の蝋涙を女の部分のビラビラが開かれて丸出しになったピンクの粘膜に流す。
 「ああーーはああーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あはあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 強烈に甲高い悲鳴が轟く。
 「・・・・・・」
 それでも喋る気はなさそうである。
 緊縛師が広げられた山本枝理香の股間にクスコを挿入する。
 「なにするのよーーーーーーーー」
 拷問椅子はハンドルを回して後ろに倒される。クスコの口は真上を向く。
 平佐和は集めた山芋のとろろを持ってくる。
 緊縛師はその器をゆっくり傾けてクスコに流し込む。
 山本枝理香にはやられている事が解らずやや拍子抜けである。
 「暫く放置ね」
 真紀子の言葉で緊縛師だけ残して宴席に戻る。
 「この関係図なのですが、北側の指宿さんとマレカル少将に確認したところ総て滝澤沙緒里さんとの過去の繋がりを含めて確認済みです」
 「たいした動きはないのね」
 「そうです。同じテレビ太陽にいると思われる人物が問題です」
 「分った」
 真紀子は尋問の方向を決めた。
 「ここで紹介しよう。葛城義和くんだ。日本、韓国、台湾からR国、娼国に連携するサプライチェーンを完全システム化してもらった」
 平佐和が葛城義和を改めて紹介する。
 殆どの者がその存在を知っている。いま紹介するには他の意味があった。
 「安田政権はまだまだ続きます。その先のことを真紀子さん、湯野中氏、安形氏と話し合って葛城義和君を次の総理にしようと思う」
 平佐和の爆弾発言だが座はそれほどに驚かない。
 「ちょっと待ってください」
 驚いたのは葛城義和一人だけである。
 平佐和は表情でまあ待てと言っている。
 「そこまでは私の仕事ではありません」
 葛城義和はとんでもないと言う主張である。
 「やってもらわねばならないのだ」
 平佐和は押し切る姿勢でいる。
 「それは皆さん政治家の仕事です。私はあくまで技術屋です」
 葛城義和には予測の範囲を大きく逸脱していた。そのうえ表舞台には立ちたくない。
 「既に葛城先生は技術屋の領域は大きく超えています」
 国民党から新国民党に移動した菱沼である。
 「それでも。政策は考えますが政治は先生方のお仕事です」
 葛城義和は抵抗の構えになる。そして何故ここに野党の菱沼が混じっているのか怪訝な表情に成っていた。
 「葛城君。どうしてもやってもらわねばならない。着々と体制は出来ている。君の言う通りアベノミクスでは日本の経済は改善しない」
 「何故日本の経済ですか。SCMでR国、娼国に吸い上げているではないですか」
 「それでは駄目なの。日本の経済を改善して世界から吸い上げさせてそれを更に娼国、R国が吸い上げるのよ」
 真紀子が横から加勢して説明する。
 「それには葛城君の論理が必要なのだ」
 平佐和は葛城義和の日本経済回復方法を大枠で理解していた。
 「日本に傀儡政権を立てようと」
 「葛城君の論理の通り日本に侵出したニューシティに人口と経済が集中して自治体の吸収合併が始まっている」
 「そうだよ。叩かれながらのらりくらりと安田内閣が続いている間に基礎を整える。そのあと日本の経済を革命の如く一気に変える」
 麻留副総理兼防衛大臣である。
 座の中では民事党でこの人物が一番上だが平佐和が代議士全体を支配しているように見える。
 「貴方は遊べなくなるから嫌なのでしょう。私と滝澤沙緒里で二年我慢して。そうしたらR国に逃れて豪邸に暮らせばいいわ」
 真紀子は葛城義和がSMで遊べなくなるのを見越していた。
 「有名人それも政界に入ってしまえば何もできない」
 葛城義和はそう言いながらもR国ならどうにでも成ると分っている。
 「葛城君。我々では出来ないよ。葛城君の理論を書いたもの読みながらでは。あの野党に叩かれながら議論は難しい」
 平佐和は日本の政治家が院政は得意でも昔の大泉内閣のようには周りをあしらえないと理解している。
 「そうよ。理論を立てた貴方がやるしかない。そしてとことん日本を改造するのよ」
 真紀子は余分な法律を整理してとことん商売が出来るように改造していまえと言っている。
 もちろん税制を限りなく消費税一本化する事が第一である。
 そろそろ山本枝理香が痒みに躰を暴れさせ始めた。
 「効いてきたようね」
 真紀子が山本枝理香に近付く。
 「ああーーーーーーーーー。たすけてーーーーーーーーー。かゆいーーーーーーーーーーーーー」
 キャスターに載せてバスタブが運ばれてくる。
 「テレビ太陽にいるあんたの仲間は誰。白状しないといつまでも痒みに苦しんで貰うよ」
 「ああーーーーーーーーーー。あーーああーーーーー」
 山本枝理香は堪えられない痒みに躰を究極に捩っている。
 「答えないのね」
 「ああーーーーーー。ああーーああーーーーーーーーん」
 山本枝理香は気が狂いそうな表情である。
 「答えなければいいわ。貴方の回り全部捕まえて同じ拷問に掛けるよ」
 「やめてーーーーーーーーー。だめだめ。なんとかしてーーー。かゆいーーーーーーーーーーー」
 「もう戦うどころじゃないね」
 真紀子は笑っていない。どう有っても白状させたい。
 「ああーーーーーー。ああ、ああーーーーーーーーーーん」
 苦しみは既に架橋である。
 「さあ。言えばこれでお○○こ掻き回してやるよ」
 真紀子は回転するタイプのドリルバイブを持っている。
 「あらわせてーーーーーーー」
 「それは白状して、さらにその内容が確認できてからね」
 「ああーーーーーーー。ああーーーーーーーーーー」
 「早く言いな」
 真紀子は山本枝理香をビンタする。
 「ああーーーーーーーーー。ああーーーーーーーー。枝野順一部長と小林由美子。ああーーーーーー。はやくーーー。なんとかして」
 山本枝理香はあっさりげろって仕舞う。
 だが既に山本枝理香には別の手を打たれていたのである。それが分るのは半年先であった。
 鄭淑徳少将は再び北側の人物に連絡を取る。
 緊縛師がドリルバイブを山本枝理香の膣に差し込む。そしてスイッチを入れる前に目で真紀子の確認を取る。
 「うん。一回失神させて」
 スイッチが入る。
 「ああーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーー」
 猛烈な責めである。躰を震撼させ抵抗できないまま声を上げる。
 痒みから逃れるには究極に責められても官能を受け入れるしかない。
 「ああーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーー。ああーーーーーーーーーーーーーーー」
 完全にドリルバイブに翻弄され暴れ続けてしまう。
 ドリルバイブが刺さった膣からは液が飛び散っている。
 僅かな時間で白目を?いてしまった。かなり膣内が洗われたかもしれない。それでも意識が戻る頃には痒みが効いて来る。
 「確認は取れました。指宿さんの回答はこれまでの調査から可能性は高いそうです」
 鄭淑徳少将が真紀子に報告する。
 「ところでこの女はどうします」
 緊縛師が確認する。
 「この女はAVに出来ない。最後は処刑よ。不倫取材を黙認したからテレビ太陽はもう何も言えないよ。こっちも明るみには出せないけど」
 これ以上事態を掘り下げる訳には行かない。さらに山本枝理香は表面に出てない。また下手に行方不明の追求も出来ない。
 総ては娼国が握っている。更に圧力も掛かっていた。
 そして捜査する警察に何段階にも娼国と湯野中の息が掛かっている。事件にしないで終わってしまうのである。
 「処分の前に皆さん心置きなくお愉しみください」
 真紀子はそう宣言して葛城義和の横の席に戻る。
 「もう帰りましょう。これ以上見る必要は無いでしょう」
 真紀子は葛城義和を促す。あとは鄭淑徳少将に任せてしまう。
 このあとは娼国の息の掛かった代議士、県知事、市長らの玩具とされて最後は人間ミキサーで処分となった。
 大型のキャスターに載せて人間ミキサーが運ばれる。普通のジュースを作るミキサーが高さ二メートルの大型になっただけである。
 上水と排水がセットされた。
 底にあるプロペラが回って水が真っ赤にってくる。
 そのあと動植物性残渣がミキサーに掛けられ排水に流された。さらに酸性の洗浄液で何度も洗って終了となる。
 日本国内である。日本の鑑識捜査並みの検視が娼国工作員にて行われる。
 念を入れるがまず捜査は行われない。既に青森県警はR国に本部長他幹部が懐柔されていた。
 葛城義和と真紀子は青森空港から千歳に出る。其処から新日本空輸機でR国国際空港に戻った。
 其処からは軍のヘリでT市に向かう。其処には滝澤沙緒里が真紀子の作戦で好まずとも手に入れた豪邸がある。
 軍用ヘリはその広い庭に着地した。
 「小林由美子との関わりは知りませんでした。でも枝野順一部長が関わっていればかなり範囲は広いです。コメンテーターもかなり広がります」
 滝澤沙緒里の説明である。
 「そう」
 「それに枝野順一部長は世論操作をする中心人物です」
 「分った」
 真紀子はこれで天敵を確認した。
 「それならこっちの力がもっと拡大するまで動かないほうが良いと思います」
 葛城義和は慎重論になる。
 「その前にもっと手を打っている危険はあります。枝理香は相当の危険を覚悟して躰まで使って取材して得られなかったのでしょう」
 「確かに官房長にあれだけ近付いて自衛隊の内情は掴めなかった。こっちの息が掛かっていると知っていればね」
 「それに枝理香は他のフェミニストの正義感とは違います。元より目的のためには手段は選びません」
 滝澤沙緒里はきっぱり批判をしていた。
 「君らのネットワークとは少し枝の集団と言う事か」
 「そうです。出水巡査部長も。この間娼国に連れて来られた小倉警部はもっと末端です」
 「そうすると岡村一美と新井絵里は」
 真紀子は姉ヶ崎ロイヤルホテルの会合のあと工作員が拉致した二人のことを確認している。
 このとき滝澤沙緒里はこの二人の処刑を避けるため娼国との間で葛城義和に仲介を求め二人にAV嬢になる妥協を進めた。
 「絵里は私の繋がりです。岡村一美は山本枝理香の繋がりです」
 「そうだったの。護りたかったのは新井絵里だけね。それであとから潜入してきた出水巡査部長には一切同情しなかったのね」
 「そうです」
 「ただ姉ヶ崎ロイヤルホテルの会合でその構成が少しずれたということだな」
 葛城義和も確信に触れたくなる。
 「その段階のことでは私には解りません」
 既に滝澤沙緒里は日本の元仲間からは娼国でAVに転向して一稼ぎした。R国に豪邸を持ち日本に高級マンションを持つセレブと認識されている。
 そして今は娼国の後押しでバラエティタレントに転向。さらに開発中のD市でホテル経営を始めた。
 いま娼国、R国に向かってくるネットワークは過去の滝澤沙緒里の仲間とは別系列のようである。
 だからそれほどに罪悪感もないらしい。また世間からは完全に転向したと認識されてしまっていた。
 「とにかく枝野順一近辺を見張ってテレビ太陽を押える対策を考えないとね」
 真紀子は厳重警戒の意志を固める。
 湯野中派と分担して東京、大阪、名古屋以外の全ての県にニューシティが侵出して経済と自治体を押える計画である。
 そして息の掛かった議員を中心に今以上に与党が政権を押える。
 住民税半額。低所得者の非課税範囲が高い事。派遣層の仕事が高額で多い状況。これらを餌に住民を集中させ他の市を過疎化に追い込む。
 自治体を統廃合して歳費の無い娼国、R国の手先議員ばかりにする。
 既に葛城義和の構築したサプライチェーンマネジメントで驚愕の資金が娼国、R国に吸収された。
 その資金力で一気に投資が進む。日本での非正規雇用の給与も高額になり一気に拡大する。
 逆に安い地方自治体の派遣入札が高額に成る。自給千円を割っていた激安の事務補助の給与も千二百円まで跳ね上がった。
 ニューシティ内に移った非正規雇用は安かった収入が高くなり遊興費に回せるように成る。
 そこに自治体と警察幹部を傀儡化して風俗を蔓延させてゆく。
 ニューシティの構造は二つのブロックに分かれている。片方は独身者と盛り場の街である。
 もう片方は家族の町であり病院、学校、ショッピングセンターが入る。
 どちらも中層階は寮であり下層階は工場又はショッピングモール、レストラン及び店舗街となる。
 風俗営業をしやすくする構造である。
 自治体を押え警察幹部を懐柔することで新たに特浴も開店させた。
 風俗業向けの保育園がニューシティの周りに増える。この賃金も高額なため一般の保育園から保母が激減して維持が困難に成るのである。
 自治体の統廃合で地方公務員が削減され野党議員も姿を消す。逆に原発の再稼動は容易になり電気料金は下がる。
 「やっぱり葛城さんが次の総理に成るのですか」
 滝沢沙緒里は先に真紀子から聞いていたようである。
 「君は知っていたのか」
 瞬時、葛城義和は滝澤沙緒里が黙っていたのを咎める。
 「私が直接説明すると言ったからよ」
 真紀子が代わりに弁明する。
 「平佐和先生から強制されたよ」
 葛城義和はやや困った表情になる。
 「仕方ないと思うよ。今の民事党であの政策で野党と議論できる代議士は大泉元総理の息子だけよ」
 半年前の滝澤沙緒里とは思えない発言である。
 「あれは党内野党と同じよ。それに懐柔も出来ないわ」
 真紀子も真っ向否定した。
 「宴会場に菱沼が居たでしょう」
 「そうです。何故新国民党があの場に」
 葛城義和もその時の疑問を投げ掛ける。
 「安田内閣はまだまだ持つわ。でも今の比率では駄目。こっちの準備が整ったら総裁選、解散総選挙の順にやるの。そのとき菱沼が一団連れて寝返る」
 真紀子が数年前から準備した計略である。
 「旧国民党の議員を取り込むのですか」
 「それは六人だけ。都市部で女性の新人を投入します」
 「分裂した野党同士争わせるのですか」
 「それも。でももっといい手が有るよ」
 「選挙の保証金を値上げして資金援助無しでは立候補が難しくする」
 葛城義和はこれまでに考えた方法を言ったまでである。
 「いい線よ。ストレートに援助はしないけど」
 「娼国の関連金融機関から融資をしますか」
 「さすがね」
 「落選したらどうなるの。分割返済かしら」
 滝澤沙緒里はどうでも良い盲点を着く。元ジャーナリストの見解かもしれない。
 「落選した場合まで誰も追及しないよ」
 葛城義和らしからぬ甘い見解である。
 「そうね」
 真紀子も笑っている。だが返済免除ではない。据え置きのままである。
 「据え置きのままでよいですね」
 葛城義和も真紀子の真意に直ぐ気が付く。
 「安田総理の退陣は麻留防衛大臣が結論を出すのですか」
 派閥の人数で総裁選を動かすという意味である。
 「最悪の場合は」
 「そうですね。そして議員定数を減らしますか」
 「ふふ」
 真紀子は何とも言えない含み笑いを浮かべる。滝沢沙緒里も哂っている。
 葛城義和も固辞する事は諦めた様である。
 
 真紀子は待っている軍のヘリで帰った。
 葛城義和は滝澤沙緒里の家に留まることになる。
 真紀子も滝澤沙緒里も葛城義和の二股の男女関係を承知している。真紀子は他でも関係を持つ。滝澤沙緒里はここまでの成り行きで何も言わない。
 滝澤沙緒里は浴室に湯を張り葛城義和の服を脱がしてハンガーと乱れ籠を用意する。
 「引き受けたのでしょう」
 「仕方ない」
 あれだけの議席を確保しても指導力の無い政治家が多過ぎる。目の前で平佐和に押し切られてはどうにもならない。
 娼国、R国のサプライチェーンマネジメントの仕事で億単位の収益は平佐和の紹介である。
 それまでは通常の仕事は月五十万の単金でやっていた。受託会社の下請けでも年二千万位である。
 そしてサプライチェーンマネジメントの仕事の傍ら娼国に本社を置きR国
に開発会社を立ち上げ日本のニューシティから吸い上げる。
 滝澤沙緒里とは別途に儲ける仕組みを作ってしまった。
 「当分R国以外でSMクラブには行けないね」
 「R国でも日本からの出稼ぎは駄目だ。それより過去の関連の後始末が大変だよ」
 過去に関係した風俗嬢が何を公表するか解らない。これを娼国工作員に任せる。概ね脅しと金で片が付く。
 「たくさんいけない事したのね」
 「結婚などする気はない。彼女を作る気も無かった」
 さすがに露天風呂は無いが大きな浴室である。大きなバスタブだが湯を張るのに五分と掛からない。
 滝澤沙緒里は全裸で葛城義和の衣服を畳んで浴室に招く。
 滝澤沙緒里は湯の中で葛城義和にゆっくり躰を寄せる。殆ど慣例に成った行為である。
 本来フェミニスト系の女はこの様な行為はしない。一緒に湯に入ることもありえない。
 もちろん葛城義和が付き合う事など絶対にない。
 「君は僕の前だけフェミニストの顔と言動を隠しているのか」
 「ジャーナリストというだけよ。元々こんな感じ。でも貴方の前でそういう主張はしない様にしている」
 「なぜ」
 「だって貴方は私がそういう主張を口に出せば私を直ぐ遠ざけるでしょう」
 滝澤沙緒里はやや神妙な表情になる。
 「そこまでして俺の近くに居る必要があるのか」
 「どうしても分ってくれないのね。真紀子さんは分っている。でも真紀子さんも貴方には特別ね」
 「そうかな。副主席は自分の目的に必要な男と躰を合わせて自分の悦びも満足させるだけだと思うが」
 「確かにその価値観だと思う。でも貴方にだけは違う」
 葛城義和はやや滝澤沙緒里に本音が見え始めたのが逆になま難しいと思う。
 「俺はそう思わんが」
 「そう。でも私をそんなに警戒しなくて良いと思うよ。私はもうD市でホテル経営に付属して売春経営もやっているのよ」
 「そうなのか」
 「全部真紀子さんに勧められてだけど」
 「ふーん」
 葛城義和は滝澤沙緒里が儲ける方に転んだということは納得していた。だがその儲けを最後何処に使うかそこは未知数である。
 どうであれ合法のR国でも売春経営まで手を染めれば話は違うかもしれない。
 「ならば何故。いまだに毎月俺を通して内山警部補と木村警部補に金を渡す」
 内山莉緒警部補と木村史乃警部補は滝澤沙緒里がかつて苦楽を共にした仲間である。
 内山莉緒警部補は滝澤沙緒里他三名の仲間と一緒にR国に入った。
 現代のからゆきさん。男に騙され借金を作って日本のやくざと現代の女衒に売られる。ハードコンパニオンとしてR国の外国人居住区で働く。
 それはもっとも悲惨なSMのコンパニオンであった。
 これを追って国際世論に訴えるべく女性フリージャーナリストが海外取材鎖国のR国に潜入したがT市警察に射殺される。
 滝澤沙緒里らはこれを調査に入って掴まったのである。
 内山莉緒警部補と滝澤沙緒里はT市に監禁され凄惨な拷問を受けた。
 木村史乃警部補は滝澤沙緒里らが連絡を絶った一部始終に疑念を抱いて仲間らとR国に入る。
 内山莉緒警部補と滝澤沙緒里は駐留米軍幹部のSM接待に出されていた。理不尽な拷問の末に滝澤沙緒里は日本向け無修正AVまで製作されてしまう。
 女衒の末裔でR国北側の影の権力者湯野中。その元愛人でR国内に於いて物流業を営む社長盛高知里が湯野中を裏切る。
 滝澤沙緒里の仲間らは盛高知里の協力を得て二人を救出して漁船で日本に逃れようとした。
 だが娼国副主席北島真紀子と湯野中の腹心指宿の機転で公海に出たところで捕ってしまう。
 男性、年配者は殺され残る五人に陰湿な拷問が再開されることになる。
 見せしめの様に盛高知里の拷問が娼国新鋭空母の甲板で行われた。
 その後事態は一変する。
 無修正AVを創られた滝澤沙緒里だけが条件付で解放された。さらにAVのギャラとしてR国に現在の豪邸、日本に高級マンションを与えられる。
 既に社会的立場は人気AV女優と成っていた。
 滝澤沙緒里が一人選ばれたのは正規査証で入国していたからと言われている。
 もちろん選んだ真紀子の考えは他にあった。
 R国に滝澤沙緒里らが入る時点で協力した元娼国警察員久保田奈緒子及び内山莉緒警部補、木村史乃警部補が人質である。
 久保田奈緒子もR国でAV女優にされた。
 そして盛高知里は娼国系の日本法人社長として監視の付いたまま滝澤沙緒里と日本に帰される。
 滝澤沙緒里が盛高知里の紹介で葛城義和に会った時に二つの事を頼んだ。
 それは岡村一美と新井絵里の処刑の回避及び内山莉緒警部補と木村史乃警部補への現金の援助であった。
 内山莉緒警部補と木村史乃警部補は僅かな生活費を与えられ監視付きでT市に抑留されている。
 滝澤沙緒里は自分だけ大きく得ているお金を二人に回したかった。
 葛城義和の質問はこの金の支援を意識が変わってもまだ続けるかということである。
 「それは以前の主張の為ではないよ。私の本当に辛い時に苦楽を共にした二人への思いよ。それくらい許して」
 「いいだろう。副主席も納得している」
 葛城義和は半分納得して危険は無いと判断した。また中止してその二人に面倒な疑念を抱かせる必要もないと考えた。
 「ねえ。気持ちよくさせて。貴方は私の女の変化が愉しみでしょう。私はとことん逝きたいの」
 滝澤沙緒里は躰を完全に葛城義和に預けている。
 葛城義和が疑念を持ちながら滝澤沙緒里から離れないのは躰が好みだからである。男は好みの躰でないとどうしても欲情しない。
 潮も失禁も失神も思う儘である。
 充分内部の形状が分っている滝澤沙緒里の女の部分に指を二本入れた。
 湯の中で葛城義和膝の上に滝澤沙緒里のお尻が乗って女の部分が迫り上がり湯の外に出ている。
 最初の緩慢な動きから一、二分で責める速度を上げてゆく。
 「ああーーーーーーーーーー。あはあーーーーーーーーーーーーー。ああーーーーーーー。あはーーーーーーーーー」
 滝沢沙緒里の躰は反り返り折った膝が重なる。それを葛城義和の手が遮り躰にまわした手でビラビラを開いていた。
 そこは縁がやや薄小豆色だが殆ど開いた中は薄橙で綺麗である。
 尿道の小さな亀裂から葛城義和の責めで潮が弧を描いて断続的に飛び散る。
 「あはあーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーー。あはーーーーーーーあはん。あーーーーあはん」
 滝澤沙緒里の顔は後ろに仰け反り大口を開けて表情はへしゃげる。そして官能の声を搾り出し続けた。
 何度見ても葛城義和のさおを究極に起たせる。隠微で美しい女の姿である。
 
 娼国北側の島に立つ昭和中期の高層ホテル。最上階のお座敷である。
 この国の建物は全て南面に窓が無い造りに成っている。そして太陽光発電が取り付けられていた。
 エコの為などではない。南の島を一般に見せたくないからである。
 唯一この座敷からのみ全貌が見られる。
 午後の早い時間ではない。日が西に傾いて空が茜色に輝いた光景はなかなか美しい。
 南側の島には大きな建物が五つ確認出来る。どれも昭和三十年頃の古い建造物である。
 宴席には北側の実質権力者湯野中去j、娼国主席安形寛一、副主席村上稔、北嶋真紀子、そして日本の衆議院議員平佐和周一郎が会合を開いていた。
 本日は女躰膳や女躰カウンターではない。L時にカウンターが置かれ内側に板前が一人寿司を握る。
 板前は津梨清吉という。ここで首脳部の宴会に常時呼ばれる。配膳は女将だけである。
 真紀子がLカウンターの真ん中に陣取っている。
 本日の議題は日本政治経済攻略とテレビ太陽対策である。
 津梨清吉は各自の注文を聞かないで握って行く。既に好みは知っている。そして秘密は一切口外しない。
 「真紀子さん。葛城君はあれからどうや」
 平佐和が口火を切る。前回青森で押し切った次期総理の件である。
 「観念したようね」
 「そうか」
 平佐和は安堵した表情である。
 「葛城さんのサプライチェーンマネジメントに続いて日本経済改造論で検討してきたのですが」
 真紀子が説明を始める。
 「本人が実行する事になったのだな」
 湯野中が念を押す。
 「そうよ。平佐和先生が観念させたわ」
 「あいつでなきゃ。日本の政治家では無理だ」
 湯野中は平佐和を気遣いつつ言う。
 「その通りだ。葛城君にもそこをはっきり言ったよ」
 平佐和も充分に理解している。
 「今日はマスコミを押える部分です」
 「葛城さんの計画ではインターネットテレビと地上波を合体して世界版で流す。だったね」
 湯野中が企画書から覚えている一行を復唱する。
 「そう。問題は地上波よ」
 「日本の地上波だな」
 「局ごと買収するしかないな」
 平佐和の意見である。
 「テイクオーバービートは無理だぞ」
 湯野中は出来るならとっくにやっていると言いたい。
 「一番我々を邪魔する局を買収するのだ」
 「何処ですそれは」
 「テレビ太陽だよ。ことごとく野党の味方だ」
 平佐和はきっぱり断言する。
 「そうです。陥れるしかありません。そしてこっちの資本の傘下にさせるのです」
 真紀子はきっぱり言い切る。
 「どうするんだ」
 「方法はこれから。まず内情を得ないと。絶好の人質が居るわ」
 真紀子は携帯で連絡する。
 岡村一美が緊縛師三人に引っ立てられて来た。
 座敷の面々を見て岡村一美は驚愕の表情になる。
 「何でですか。私は言われた通りAVの撮影をしました」
 抗議の姿勢である。
 「確かにAVはそれなりに売れたわ。でもテレビ太陽の動きが問題なのよ」
 「そんな私はもう何も出来ません」
 岡村一美は娼国に捕らえられ日本の警察からも殺人の重用参考人にされた。AVに出演して社会的にも抹殺されている。
 「貴方の知っている事を正直に話せばいいのよ」
 真紀子は既に全身に女の怖さを滲ませていた。
 「何を話すのですか」
 岡村一美は一時身を護る姿勢になる。
 「先に言っとくわ。山本枝理香は死んだよ」
 「ええーー。何で枝理香が」
 岡村一美は悲痛な表情になる。
 「こっちの息の掛かった防衛庁官房長に接近して躰を使った取材というかスパイ行為をやったからよ。日本のお座敷で処刑したわ」
 真紀子は山本枝理香が人間ミキサーで処刑された状況を説明する。
 そして枝野順一部長と小林由美子がその指示者と同じ仲間と白状したことも付け加える。
 「何で殺すまで」
 「日本のあの場では生かしておくのは危険です。一つでも亀裂を作れば蟻の一穴よ。危険は事前に回避します」
 真紀子は一切動じない。そして岡村一美もいつでも処分すると暗に意思表示している。
 岡村一美は怯えを隠せない。
 真紀子の確認したいのは滝澤沙緒里の言っていた『枝野順一部長は世論操作をする中心人物』そして『コメンテーターの繋がり』である。
 「解りません」
 岡村一美は否定する。そこまで話してしまえば将来同胞に自分が救われた時もう何も信じてもらえない。
 「ならば躰に聞くよ」
 真紀子は回答を予期していた。既に拷問の準備が出来ている。
 「とろろが」
 平佐和は白状に山芋のとろろが要るのではと確認する。
 「時間は充分有ります。じっくりやりましょう」
 真紀子は山本枝理香にとろろの痒みで究極に追い詰めた。だが究極過ぎて多くを語らせる余裕が無かったと反省していた。
 岡村一美はいま窓の向こうに見える南側の島に抑留されている。食事は日本の刑務所より良い。注文も聞いてもらえた。
 バスもトイレも設置されている。
 だがショーツとバスロープしか許されない。今もその姿で牽かれて来た。
 一緒に隣の鉄格子に居た新井絵里は何処かに移動されてしまった。
 自分らの直ぐあとで出水茉里巡査部長が連れてこられた。岡村一美の鉄格子にテレビが設置されている。
 出水茉里巡査部長が懲戒免職になった事だけ知った。
 その後小倉紘子警部ともう一人女性が連れて来られる。だが小倉紘子警部の事は一切日本のテレビで取り上げられてない。
 どちらも独房鉄格子の前の通路を連行されて行くのを見ただけである。会話をする余地は無かった。
 岡村一美は緊縛師に押えられバスロープを脱がされショーツも下ろされてしまう。三日に一回しか交換を貰えない。当然恥ずかしい染みは付いている。
 いま恥ずかしさどころではない。恐怖の拷問が待っている。
 滝澤沙緒里らの仲裁でAV制作を受諾するまで散々驚愕の拷問を受けた。
 「最初は電流責めよ」
 緊縛師は拷問椅子を運んで来た。
 高手小手に縛る。そのまま拷問椅子に押し倒し股間を開いて固定してしまう。ハンドルを回して後ろに倒し女の部分を斜め上に向ける。
 緊縛師らはクリップで女の部分のビラビラを抓み電極に繋がった鰐口を装着しようと準備する。
 「待って。お○○こにクスコを入れて」
 緊縛師がクリップを持つと真紀子が止める。
 岡村一美を磔にしている拷問椅子はL時のカウンターに座った安形と村上の後ろに置かれていた。
 拷問椅子の後ろは窓で黄昏の南の海と島が見える。
 安形らはカウンターを横に拷問を鑑賞する。
 拷問椅子の正面、真紀子の真横に大型のモニターが設置された。
 HDMI接続した小型ノートパソコンは真紀子の席に運ばれる。
 「やって」
 真紀子は緊縛師に電流を送る指示をする。
 「ああがああーーーーーーーーーーーー。がああーーーーーーーーーーー。がああーーーーーーーーーーー」
 岡村一美の顔は究極に軋み苦痛に悶える苦しむ。
 緊縛師は適度に電流を止める。
 「ああ。ああ。ああ」
 岡村一美は痛みの大きさに震えが止まらない。
 それでもスイッチが入る。
 「ああーーがあーーーーーーー。ああーーーーーーー。があーーーーーー。があーーーーーーー。ぐががあああーーーーーーーーーーー」
 躰に力が入り震撼する。大口を開けて苦しみの悲鳴を上げ続けた。
 数分で適度にスイッチを切る。
 「ああ。ああ。いたい。いたい」
 真紀子はその表情を見ながらモニターの横に立つ。
 「さあ。この中であんたらのネットワークに加担しているコメンテーターは誰と誰」
 真紀子は頃合を見て詰問する。
 「居ません」
 「嘘よ。枝野順一部長の繋がりでテレビ太陽に出ているのよ」
 真紀子は強い口調である。
 「それでも私たちの仲間ではありません」
 岡村一美は必死に説明する。
 「この大家修一。前に南海で死んだ飯星徳次郎の繋がりが濃いでしょう」
 「飯星徳次郎。・・確かに繋がりは強いと思いますが私達とは関係ありません」
 若村真弓、元警視庁警部補栗山秀樹と一緒に遺体でアメリカの空母が発見したカメラマンの飯星徳次郎である。
 岡村一美には充分思い当たる。事件の内情がくっきり伺えた。怒りも込み上げるがどうにも成らない。
 「電流を上げて」
 真紀子は信じない。
 「やめてーーーーーーーーーーーーー」
 岡村一美は叫ぶ。
 それでもボリュームを上げてスイッチが入る。
 「がああーーーーーーーーーーーーー。があーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。がーーーーーーーーーーーー」
 岡村一美の恍惚の表情が拷問椅子の上で宙を舞う。
 緊縛師は気絶する手前で止める。
 緊縛師も緊張していた。
 「どう」
 真紀子が岡村一美の顔を覗き込む。
 「違います。それに飯星さん自体が私達とは別のグループです。そして一緒に日本から拉致された新井さんも」
 「そのようね」
 真紀子は滝澤沙緒里の説明を思い出す。
 「そうです」
 「でもコメンテーターの中に一人も居ないのは」
 「どうしてですか」
 「枝野順一部長は世論操作をする中心人物ね」
 「枝野部長はそんなことはしません」
 「貴方が操作でないと思っているだけよ。テレビ太陽は極めて野党寄り、フェミニスト寄りに報道している。見る立場の違いよ」
 「先進国の世論がそうなっています」
 「それでも群を抜いているわ」
 真紀子は先進国の世論よりテレビ太陽が群を抜いていると感じている。そして何としても潰したい。
 「正義感が強いのです」
 岡村一美はこの事態に至ってもまだ闘う。まだいつか仲間が助けてくれて国際世論がこの国を裁くと信じているらしい。
 だが娼国、R国は北朝鮮ではない。核こそ持たないが表面に出ないものを含む経済力は世界一である。
 中国を除いた亜細亜全体から充分に吸い上げている。
 そして多くの政治家、警察幹部、市長などがこの資金を受け入れる。
 これらの者は従来なら嫌でも仕方無しに世論に近付きフェミニズムを擁護する立場をとる。
 だが娼国系の経済が大き過ぎるのを知って密かにその力に付く。
 さらに葛城義和の日本経済改造論で自分らの本来好む活路が見える。それならば元々は日本人である層が支配する娼国の権力に従う。
 真紀子は緊縛師に耳打ちする。
 緊縛師は拷問椅子から岡村一美の上半身を浮かせ高手小手の縛りを強化して乳房の上と下の縄の間隔を詰める。
 高手小手の縛りで突き出した乳房が更に縛りの挟みを強化されて乳首がいっそう外に突き出す。
 岡村一美は何をされるのか恐々としていた。
 一人の緊縛師が日本刀を持って来る。
 「言わなければ貴方の乳首を斬り落とすよ」
 緊縛師は日本刀を構えた。
 「しらないんですよーーーーーーーーーー。どうして。どうして答えられるんですか」
 岡村一美はヒステリックに訴える。
 「大丈夫よ斬っても表面は整形してあげるから。乳腺が繋がらないのと乳首が感じないだけよ」
 真紀子は態とからかう様に言う。
 緊縛師は刀の先端を乳首に触れさせる。
 「ひどいーーーーーーーー。どうしてそんなことが出来るのーーーーー。ああーーーーーーーー。・・・・・・・・・・・・・・・・・」
 声が消えて失禁してしまう。
 「そんなに怖い。だったら言ってしまおう」
 真紀子は猫を撫でるような表情だがその怖さが滲み出ている。
 岡村一美は歯をガチガチさせ躰は微妙に震えていた。
 真紀子は緊縛師に刺青プリンターを要求する。
 大型機材の搬入にとなった。
 「大丈夫よ。殺しはしないから。あなたには苦しみ続けて生きてもらうから」
 岡村一美はその言葉と真紀子の表情に凍りつく。
 「おまえらのネットワークに入っているという明確な認識よりな。会合に出ている人は誰と誰だ」
 平佐和が真紀子の横の席から口を挟む。
 「会合なんかできませんよーーーーーーーーー。それで絵里と私は此処に拉致されたのよーーーーー」
 岡村一美は平佐和を日本の国会議員と知って怒りをぶつける。
 「お前らは拉致ではない。日本では重用参考人が海外逃亡と成っている」
 平佐和は悠然と述べる。
 「・・・・・・・・・・」
 岡村一美は怒りに震えながらも返す言葉さえ出ない。
 その間に刺青プリンターが搬入され拷問椅子の横に設置された。
 人が寝られるサイズの台。それに人の躰を囲む様にコの字を伏せた箱のような印字ケーターが左右のレールを動く構造である。
 「おっぱいは相当恐怖なのね。それなら先に刺青にしましょう。少し考えて」
 真紀子は席を立つ。
 緊縛師らは刺青プリンターのセットアップを続ける。
 真紀子は滝澤沙緒里に連絡しようとした。
 だが滝澤沙緒里が岡村一美らを庇った経緯からやや躊躇する。それでも意を決して簡略番号をプッシュする。
 「枝野順一部長とコメンテーターの繋がりのことだけど。組織というか明確な会合のような繋がりなの」
 「そこは難しいです。会合に出るコメンテーターは居ないかもしれません。枝野順一部長の世論操作の取り巻きということです」
 「あなたが列挙した全員がそうなの」
 「はい。テレビ太陽の報道番組を全てチェックして頂ければ理解が行きます。ネットワークに参加と世論操作は完全に一緒ではありません」
 「ならば小林由美子だけね」
 「前にも申し上げましたように小林由美子との係わりは知りませんでした。でも局内にそんなにネットワークに参加する仲間が多いとは思えません」
 「警察関係者の方が多いとか」
 「そうです。警察関係に湯野中氏と娼国に繋がる幹部が増えています。それに抵抗する女性警察官が多くいます」
 真紀子もそれは理解出来る。出水茉里巡査部長は警察幹部の決定に反発して一人娼国に捜査に入った。
 「そう。ならば岡村一美より出水茉里巡査部長に確認するべきね」
 「いいえ。向こうのグループなので絶対にそうとは言えませんが。どうしてもジャーナリストが中心です」
 小倉紘子警部も道警本部長らの動きに反旗を翻した。部下の笛木祐子巡査部長と二人だけで帯広の村上一族に立ち向かった。
 どちらも知略とは言い難い行動である。
 確かに中心はジャーナリストだと思う。
 「そう。ありがとう」
 真紀子は座敷に戻った。
 「明確な仲間でなくても枝野部長の重要な協力者ではある訳ね」
 「そう言われたら。人脈としてはテレビ太陽の報道全般でも判りますよ」
 岡村一美は落としどころに救われたと同調する。
 「でもね。せっかく用意したし今夜の余興もあるから刺青しましょうね」
 真紀子はふざけ笑いを浮かべながら言う。
 「いやあーーーーーーーーーーー。どうしてですかーーーーーーーーー。私は死ぬ思いでAVに協力しました。酷過ぎます」
 岡村一美には真紀子のふざけ笑いどころではない。悲鳴のように抗議する。
 「まあ。これだけで刺青はね。でも局内の仲間と警察関係者は答えて貰うよ」
 真紀子は途中から強い口調になる。
 「そんな」
 「駄目よ。答えなければ刺青して乳首ばっさりよ」
 「いやあーーーーーーーーーーーー」
 「局内の仲間は」
 「枝野部長と由美子だけです。絵里香も殺されて私は此処に居ます」
 「お○○こに蛇突っ込んでやろう」
 湯野中が口を挟む。
 直ぐに緊縛師が蛇を取りに行く。
 「ほんとうですよーーーーーーーーーーーー」
 岡村一美はまた悲痛に叫ぶ。既に以前の拷問で蛇を入れられそうになって泣き喚いた。
 「そこはいいわ。調査してもし他にいたら刺青のうえ乳首斬り落しね」
 真紀子は念のために確認したが滝澤沙緒里から裏を取っているので一応引っ込める。
 「この女に蛇突っ込んだらどうなるかな」
 湯野中は遊び気分である。
 「こいつに蛇は気が狂うよ。それじゃ情報は取れないよ」
 真紀子は真顔で反論する。
 岡村一美は悲痛な目で躰はガタガタ震えていた。
 「繋がりのある警察官は全部白状してもらうよ」
 「ああ」
 岡村一美は感極まる。これを喋ってしまえばこの先助けに来るものは居なくなる。
 「ちくしょーーーーー。ころせーーーーーー。ころせーーーーーー」
 遂にデスペートに喚きだす。
 「馬鹿ね。命を掛けてあなたが喋らなくても出水茉里巡査部長が喋れば同じことよね」
 真紀子はあからさまに笑っている。
 「真紀子さん。やっぱり痒み責めで降参させて一度洗って喋らそう。それで喋らなければもう一回放置だ」
 平佐和が状況を考えて痒み責めを二段階にする提案をした。
 「そうですね」
 真紀子も平佐和の提案に納得する。
 出水茉里巡査部長が喋るとは限らない。滝澤沙緒里の意見ではジャーナリストが中心と言っていた。
 岡村一美は観念する。
 既に数回痒み責めを受けている。苦しみを充分に躰で思い知っていた。
 あの痒み責めには到底堪えられない。以前は気が狂うような痒みから逃れるべく究極の羞恥を受け入れてしまった。
 岡村一美は多分新井絵里なら痒みを受ける前に喋ってしまうかもしれないと思う。だが新井絵里は情報を持っていない。
 女将が擂った大和芋をどんぶりに入れて運んで来た。
 岡村一美は恐怖に縮み上がる。
 「いやよーーーーーーーーーーー。いやだーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーー」
 拷問椅子の上で暴れ捲くる。
 「いいじゃない。刺青してしまうともうAVで稼げないよ。これなら痒いだけよ。みんなを一美の狂乱の苦しみで愉しませてあげて」
 真紀子の言い方は岡村一美の神経の底を抉る。
 「やめてーーーーーーーーーー。わかったよーーーーーーーーーーー。わかったよーーーーーーーーーー」
 岡村一美は子供が怖い母親に許しを請う様に叫び続ける。
 「駄目よ。一回苦しんでもらわないと。前に葛城さんが責めたけどいまもう一度その躰で思い知ってもらわないとね」
 悲痛に歪む岡村一美の顔を見ている真紀子の目は加虐心を湛えている。
 「おねがい。やめて。やめてください。ああん。ああん」
 岡村一美は涙を飛ばして哀願する。
 それでも緊縛師は岡村一美の女の部分にまだ差し込まれていたクスコの螺子を回して開口を強化する。
 もう一度拷問椅子のハンドルを回してクスコの口を真上に向ける。
 「いやああーーーーーーーーーーーーーーーーー。ゆるしてーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ぜんぶいうからーーーーーーーーー」
 それでも緊縛師は躰を押えてとろろを流し込む。
 「ああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 岡村一美は断末魔の悲鳴を轟かせる。
 暫く放置して宴会になる。
 真紀子は綱梨清吉が握った寿司を食べながらパソコンで日本の警察官名簿を開く。寿司は雲丹の軍艦巻きの片隅に鶉の黄身を落した物であった。
 完全に全職員名簿が入手されている。
 湯野中派が警察庁に潜入させている木下優樹子警視正を介して取得したものである。
 
 二〇一八年清明上元
 国有地不正値引き問題と獣医学部新設に総理案件発言問題が何処までも尾を引く。
 二つに分裂した旧国民党は自由国民党、立憲国民党となりそれに他の既存の野党二つがこぞって僅かな問題を国会の時間を浪費して追及し続けた。
 葛城義和には憤懣やる方無しである。
 娼国のニューシティは十五の県に侵出した。R国北側の湯野中資本も九の県に侵出した。
 オープンして無いニューシティは全て湯野中側の配分であった。
 さらに東京、大阪から近県のニューシティに非正規雇用層、独身層が移動する。寮付きで給与の高い派遣就業が魅力である。
 非正規層は自分らの収入がどうして低いか。自分らの仕事が仕方なしにやる仕事しかないのか。ニューシティに住む下層には既に理解が出来ている。
 だからどういう自治体と政府が出来れば自分らが潤うか考えて投票する。
 着々と地方の経済と自治体を押えて行く。県内でニューシティが侵出して無い自治体の統廃合も破竹の勢いで進んだ。
 何れ一県は一市という勢いである。
 さらに葛城義和の怒りを沸騰させる事件が起きた。
 それは約半年前新青森ニューシティで処分された山本枝理香の置き土産と言える。
 防衛庁官房長がセクハラで槍玉に上がった。
 週刊誌に送られた録音テープだけの記事が公開される。
 まったくのセクハラ丁稚上げである。
 だが野党議員と女性政治家はセクハラけしからんと一方的に攻め捲くる。
 さらにマスコミが応援して徹底抗戦と成ってしまう。
 野党議員と女性議員は一方的に厳重処罰を求める。
 テレビ太陽のコメンテーターの非難はさらに一方的。他局では一部のコメンテーターがどうであれ検証はすべきと言うがそれでも発言は弱い。
 さらにテレビ太陽は広報部長が自社の記者だと公表してセクハラは有ったとだけ訴える。これで全て黒だと押し切ってしまった。
 麻留防衛大臣は最後まで抵抗するが説得力に欠ける。
 不倫が明るみに成るので玉川官房長も下手に反論は出来ない。
 民事党幹部の説得で玉川官房長はセクハラを否定したまま辞任する。
 防衛省は已む無く唯々諾々玉川官房長を処罰した。
 
 女優畑中有紀が惨殺死体で発見される。
 警視庁第一起動捜査隊はテレビ太陽制作部枝野順一部長を逮捕した。
 畑中有紀はネットワークの一員である。工作員がこれを突き止めた。
 殺害したのは娼国工作員である。だが枝野順一に関連する証拠を偽造してアリバイを崩したのである。
 繋がりを強引に交際として原因は不倫関係の縺れとしてしまう。
 殺害の時間に枝野順一はある店に呼び出された。
 枝野順一はアリバイを主張したが店も客も来てないと証言した。これが工作員の策略である。
 そして小林由美子が姿を消す。娼国の手が伸びている警視庁の担当者は何らかの協力をした共犯と断定した。
 最初枝野順一部長を擁護していたコメンテーターも徐々に事態を見極め非難の方向に転じてしまう。
 
 今度は川越新宿町。
 最初に娼国のニューシティが侵出した街である。
 川越だけは家族の町伊佐沼と独身者及び商業、風俗の街新宿が二つの地域に分かれている。
 これを吊り型の都市モノレールが結んでいた。
 伊佐沼は五十階建て八棟だが新宿は五十階建て二列で二十八棟。南大塚まで繋がっている。
 最初に開発した街なので工場などは高層タウンの外になる。
 このお座敷も健康センターを内包した別の建物に存在する。娼国主席安形の経営する特別な奥座敷である。
 健康センターとは別に専用の入口から車ごと入る。
 平佐和、麻留、他民事党議員、市長らが集まっていた。此処の構造ではマスコミの追跡は出来ない。
 新青森の時と同じである。女躰お膳が真紀子と葛城義和以外全員に配給されていた。配膳するコンパニオンも全裸でお座敷を動き回る。
 限りなく日本人に見えるが娼国のコンパニオンである。
 此処の女将は青木典子という。今年で五十四になる。
 葛城義和が真紀子に遠慮して女躰膳を置かないと思っている。
 「こちらは副主席の」
 「ううん。私より良い女がミッドタウンの上の階に待っているのよ」
 女将の問いに真紀子は滝澤沙緒里のことを言う。
 「まあ」
 女将はどうしましょうと言った表情である。
 葛城義和は付き合えと言ったのはあんただろうと言いたい。だがその評価の通りである。
 「でもね。私も抱いてもらっているの」
 真紀子はさらに追い討ちを掛ける。
 「・・・・」
 女将は何も答えようが無い。
 「私は自分の計画に価値のある男とは躰を重ねる。でもこの人は特別なの」
 「あら」
 葛城義和は血の気が引く思いである。
 「でもね。私が副主席だから気を使っているだけなの。この人の部屋で待っている人もこの人に本気で惚れているの。でもまだ信じてないのよ」
 真紀子は女将に言っているのではない。間接的に葛城義和に言っているのである。
 「女の気持ちが解らない人なのですか」
 「そうよ」
 真紀子の言うことと滝澤沙緒里の言うことが一致している。葛城義和は喜ぶより危険を感じる。
 宴会場の真ん中に女が牽かれて来る。姿を消した小林由美子である。
 山本枝理香のように暴れはしない。
 小林由美子は宴会場の状況に驚いている。女躰盛りお膳や全裸で配膳するコンパニオンそして宴席の面々である。
 そして宴席の下座に座る真紀子を見て事態の重さを理解する。
 「山本枝理香の録音テープを週間桜花に送ったのはこの女です。テープの内容をお聞きください」
 鄭淑徳少将は入手した録音を公開する。
 男:今夜はだいじょうぶ
 女:だめ
 男:ご主人は浮気しないの
 女:もうそんなことは
 男:縛ってSMしてもいい
 女:だめよ
 男:もっと君の事深く知りたいな
 女:私の質問に答えて
 男:君はひょとして取材目的
 女:違うよ。でも知りたいの
 「私共の諜報員が実態を突き止めました。もちろん玉川官房長本人にかなり落度はあります」
 鄭淑徳少将はさらに続ける。
 「ですが、これだけの会話に発展するのは一介のインタビュー取材ではありません。充分な段階を経ています」
 「色仕掛けの取材を脅しに使って。その実態を隠してセクハラだけ追求か」
 平佐和は怒りを爆発させる。
 「山本枝理香は取材目的ですが、既にこの二人は不倫関係でした。そういう関係でのこの会話でしたらセクハラとは言えません」
 「これじゃ取材というより色仕掛けの取引だ」
 麻留防衛大臣がそれ見たことかと怒りを露にする。
 「あれ以来テレビ太陽の取材には何処も引き気味だが完全要注意だな」
 民事党古参代議士である。
 「逆の抗議もたくさん有ったが。そっちはマスコミ全体示し合わせこそないがこぞって無視なのだろ」
 「マスコミ主導でマスコミの倫理の押し付けだ」
 代議士らは憤懣やるかたなきであった。
 「玉川官房長も不倫がばれるからあの様に引くしかなかったな」
 テレビ太陽に上手に片付けられたのである。
 「こいつを拷問しよう」
 川越市長安曇が怒りに任せて提案する。
 直ぐに緊縛師らが鉄パイプを運び込み櫓が組まれた。
 安曇市長が比較的若手の代議士と一緒に小林由美子の服を脱がしに掛かった。
 小林由美子は座って脚首に手を回して躰を丸めて抵抗する。
 既に議員らに自分が公の場に絶対に出されない確信があると今の状況判断ができるのであった。
 そうでなければ議員らはこんな事を平然とはしない。
 この宴会場を見ただけで生きては帰れないと思う。良くて娼国かR国に幽閉と覚悟しなくてはならない。
 安曇らは蹲って抵抗する小林由美子のジャケットを背中から切り落とす。
 カット層も方紐を切り背中で真っ二つにする。
 方紐の無いブラの後ろのフォックを外す。
 スカートのボタンを外しファスナーも下ろしてしまう。
 四人がかりで両腕を引き伸ばし後ろに倒す。乳房は丸出しになる。
 「ああーー」
 四人で両脚を引き伸ばす。
 安曇がスカートを切って広げる。ストッキングは履いてない。ショーツ一枚になる。
 「ああ。ああ」
 小林由美子は恥ずかしさと恐怖に歪みきった顔を横に背けた。
 安曇は最後のショーツを丸めて下ろす。
 そして緊縛師に駿河問いを要求。他の議員ら四人が脚を持って股を大きく広げてしまう。
 「いやあーーーーーーーーーー」
 小林由美子は堪らず叫ぶ。
 それでもお構いなく女の部分のビラビラを広げる。縁は紅が強いが内側は緋色である。
 六人で押えて代議士らが交代で見に来る。
 緊縛師は櫓に滑車を取り付けて縄を解しながら準備していた。
 代議士らは次々に席を立って見に来る。
 きりがないので鄭淑徳少将はスクリーンに画像を映し出す。宴会場は上座と下座の後ろにスクリーンがセットされている。
 小林由美子の広げられた女の部分がスクリーンに拡大して映し出されると代議士らは席に戻った。
 小林由美子はスクリーンに自分の局部が拡大されて驚愕する。
 「なんでこんな事するのよ」
 無駄と分っていても叫ぶ。
 緊縛師は無視して小林由美子の躰を畳みに俯せにする。それを一人が足でお尻を踏んで押える。
 一人が小林由美子の脚首を束ねて縛りあと一人が手首を束ねて縛る。
 三人で持ち上げて櫓の下に持って来る。
 束ねて縛った手首と脚首の縄をやや余裕を持たせてさらに束ねて縛ってしまう。その結び目ににフックを填めこむ。
 それを櫓の天に渡した鉄パイプに付けた滑車のフックに引っ掛ける。
 滑車のロープを引っ張ると小林由美子の躰が空中に五角形を描いて吊るされてしまった。
 「ああーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーー」
 小林由美子は顔を歪め吊るされた躰を捩って藻掻き暴れる。
 緊縛師は容赦なく藻掻く小林由美子の乳房をスパンキングで下から叩く。
 「ぐわあーーーーーーーーー」
 小林由美子の躰は吊るしに仰け反る。
 反対側の乳房も叩く。
 「ぐわあーーーーーーーーーーーーーーー」
 柔らかい乳房にスパンキングの革の面がべったり叩き付けられる。小林由美子は髪を振り乱し悲鳴を搾り出す。
 緊縛師は少しだけ愉しんでスパンキングを安曇に渡した。
 安曇は嬉々とスパンキングで顔を叩く。
 「ぐわーー」
 小林由美子は怒りをこめて睨み返す。
 次ぎはスパンキングの革の先端で乳首を叩く。
 「うおーーーーーー」
 たて続けに顔を叩く。
 「ぐおーーーーーーー」
 さらにスパンキングで往復ビンタする。
 「ぐううーーーーーーーーー。ぐおーーーーーーーーーーー」
 安曇は麻留防衛大臣の方を見てスパンキングを差し出す。
 麻留防衛大臣も席を立って来る。
 「このセクハラ丁稚上げ」
 スパンキングは手に持ったまま。手でビンタする。
 「うおー」
 反対側も叩く。
 「うおー」
 持っていたスパンキングの平面で乳房をもろ叩きする。
 「ぐわあーーーーーーーーーーーーーー」
 続けて反対側の乳房を叩く。
 「ぐうおーーーーーーーーーー」
 小林由美子の目からは涙が零れていた。
 それでも代議士らは怒りに沸騰している。
 それ以上に葛城義和は怒っている。席を立って小林由美子の前に立つ。
 小林由美子は見たことの無い葛城義和の姿にただ睨み返すだけである。
 葛城義和は容赦なくビンタする。
 「うおーーーーーーーー」
 小林由美子は顔を横に仰け反らす。
 葛城義和はそれをさらに同じ方向からビンタ。叩き方に相当の怒りが篭っている。
 「うぐうーーーーーー」
 涙が零れる。
 「丁稚上げは元よりお前らのセクハラ主張は行き過ぎだ。あれだけなら普通の会話だ」
 また叩く。
 「うぐうーーーーーー」
 小林由美子は涙を振り飛ばす。躰を振って吊るされながら体制を整え葛城義和を睨み返す。
 「充分セクハラだろ。弱い立場の記者がインタビューしているのに権力振りかざしてあんな事言うのは」
 「何が弱い立場だ。色仕掛けで取材して言葉だけでセクハラか。男は女を王様のように敬わなきゃいけないのか。女は神様か」
 また叩く。
 「うごーーーーーーー」
 さらに叩く。
 「うううーー」
 また小林由美子から涙が溢れる。
 平佐和が近付く。
 「葛城君。真紀子さんも居るから言い方に気をつけて」
 平佐和は静かに葛城義和を嗜める。
 「だって。あいつずるいのよ。枝理香は情報を得るのに代償が大き過ぎたから告発したのよ」
 真紀子はつかつかと近付いて横面をひっぱたく。
 「あんたの様な女が経済を低迷させるのよ」
 「なによーーーーーー。あいつだって不倫がばれるから何も言えなかったのでしょー」
 小林枝理香は真紀子の言い分に面食らって狼狽して抵抗する。だが言葉はかみ合わない。
 「平佐和先生いいわよ。私はセクハラなんて訴えない。逆に責め返すよ。セクハラで何でも通す事が逆に女を被害者に落としているのよ」
 「ふーん」
 平佐和は納得したように唸る。
 「男と女を平等と言うならセクハラという定義は存在しない。私なら逆に何回も抜き取って降参させるよ。出来ないのはこの人だけ」
 真紀子は葛城義和を指差す。
 「真紀子さん。葛城君に惚れたんか」
 平佐和は現実を知っていて揶揄する。
 「嫌いじゃないけど。この人。女が責めても果て無いのよ」
 真紀子はずばずばしゃべる。
 「そうですか。副主席は葛城先生に抱かれたのですね」
 年配代議士の失言に近い発言である。
 「抱かれた。その言い方が総てセクハラになってしまうのよ。男と女の責任は五分と五分だわ。躰を合わせて打ち合わせをしたのよ」
 真紀子は毅然としている。まったく恥ずかしがったり悪びれたりしない。SEXのリスクは妊娠以外では女が被害者と考えない。
 真紀子は年配のこの代議士をそれ以上責める気もない。ただ何気ない発言の危険を自分の論理を被せてから注意したのである。
 「なんでこんなことするのよーーーーーーーーー」
 「どうせ山本枝理香も玉川官房長の前で脱いだでしょう。あなたもみんなで品評しましょう。私と比べようか」
 「え」
 小林由美子は言葉の真意を疑う表情である。
 「葛城さん。私を脱がして」
 会場に衝撃が走る。
 葛城義和は躊躇わず真紀子に近付く。形式的に口づけをしてから坦々と真紀子を脱衣させる。
 宴会場は静まり返っていた。
 コンパニオンらは無反応に徹している。何か自分に災いが来ないかと恐々として見ていた。
 小林由美子も醜婦ではない。だが真紀子とは比べ物にもならない。
 葛城義和は膝を畳に着いて躊躇無く最後のショーツを丸めて真紀子の脚元から抜き取る。
 立ち上がって後ろから躰を抱くように躰を持つ。真紀子のフロント部分を会場に向きを変えて公開してしまう。
 真紀子は一人の代議士が目を逸らしているのを確認した。
 真紀子は全裸で堂々と宴会場を移動する。股間の黒い塊が動く様は限りなく艶めかしく生唾を誘う。
 股間は拳が一つ入る隙間がある。太腿に余った肉は無い。閉じた女の部分は簡単に見え隠れする。
 代議士の肩に手を置く。股間は目の前である。
 「私の躰は見るに値しません」
 「そ、そ、そんな。ま、眩しすぎます」
 代議士の体は震えている。
 「お嫌でなければ確り見て。娼国副主席でも中身は二十九歳の程よく熟した女よ」
 「・・・・・・・・・」
 代議士から言葉は出ない。それでも真紀子の乳房を見上げる。大きさより形と柔らかさは申し分ない。
 「下の唇とキスしましょう」
 真紀子は代議士の口元に女の部分を押付ける。数年前風俗嬢に堕ちた時にやって来た行動である。
 「大丈夫よ。少し前にシャワーで洗ってきたから」
 真紀子はこんな行動を計算に入れてきたのか。ホテルの部屋で躰を入念に洗って出て来た。
 代議士はこうなったら毒を食らえば皿までの心境になる。真紀子の女の部分を広げて目で確り確認して口を付け直して暫く貪り続けた。
 「ねえ。先生方。男と女を本当に対等に考えたら。私の行為逆の超セクハラよね」
 真紀子はあっけなく公言する。社会への逆の抗議である。
 「いやあ。副主席。既に強制猥褻ですよ。でも俺なら喜んでうけたいなあ。あ、はっは。でも合意だから強制猥褻にならないですな」
 麻留防衛大臣である。
 「貴方は今回良く闘いました。尊敬申し上げますわ」
 真紀子はマスコミと野党の婦人議員、婦人議員の立場を大切にする一部の与党婦人議員の麻留防衛大臣への批判を強く批判する。
 「何かご褒美が」
 麻留元総理も悪乗りする。
 「私の躰でどうかしら」
 「そ。それは最高のご褒美で。でも葛城先生に」
 麻留元総理は満面の笑顔である。
 「葛城さんには私よりいい女の滝澤沙緒里さんが居るわ」
 葛城義和の表情に一瞬剣が走る。
 真紀子はお世辞でも皮肉でもない。以前からそう思っている。本音である。
 「でも、私でも愉しんでくれています。ご心配なく。私もあちこちで愉しんでいます」
 麻留防衛大臣は一瞬平佐和に目を向けた。
 平佐和はそれを無視する。
 「何でもセクハラ、セクハラと唱えて言葉まで正常な男女間を阻害する。それは女は弱いものと逆に差別しているようなものよ」
 真紀子の言葉は性の反動の様に堅くなってそれに比例して経済も凍て付いて行く現代社会を強く非難している。
 真紀子は如何に綺麗な若い男でも経済的社会的価値が無ければ興味はない。逆に価値のある男には躰を重ねて打ち合わせをする。
 セクハラなどとくだらない事で権力と経済を潰したくない。経済の足を引っ張るフェミニストの類とはとことん闘う。
 経済成長に異性を貪る悦びは不可欠。それに肉体貢献として全身奉仕をして多額の金を得ることも自由競争である。
 「今回のマスコミの一方的報道の世論操作はセクハラと唱えればどんな冤罪も強引に有罪にされるということです」
 葛城義和は真紀子の意思はよく分かっているが許せない本質部分を言わずにいられない。
 「その通りだよ。痴漢冤罪だらけだ」
 麻留防衛大臣も同調する。
 「丁稚上げが殆どです。既にこの件の報道姿勢は痴漢丁稚上げの温床を作っています」
 葛城義和の怒りの発言は止まらない。
 「そうだよ。女の子でさえ同じ女の子が痴漢丁稚上げして慰謝料稼ぎをやるって言っていますよ」
 若手代議士も不満を漏らす。
 「だから俺は玉川の人権はと言ったのだ」
 麻留防衛大臣の怒りがさらに破裂する。
 「貴方の言い分は正しい。でも軽はずみなのは被疑者の人権を主張してその裏にある冤罪性をきちんと説明してないの」
 真紀子は麻留防衛大臣の強く発言しながらその詰めの甘さを指摘する。
 「うーーん」
 麻留防衛大臣も納得しながら唸る。
 「あそこまで抵抗するならもっと論理的に冤罪は無かったとまで調査をして隠している内容を明らかにさせるべきなの」
 真紀子は下着だけ着ける。着ていたスーツは着けず女将の持ってきた浴衣を着る。
 「なるほど」
 麻留防衛大臣は冷や汗を拭いていた。
 「葛城さんのようにきちんと理論化して普段から準備していれば簡単には叩かれないのよ」
 「答弁がもっとうまくならないとね」
 麻留防衛大臣は顔を歪めて納得している。
 「麻留先生は大泉元総理に次ぐくらい答弁や記者のあしらいは上手いのです。確かに理論性が付けば無敵ですよ」
 平佐和が横からやや擁護した。
 「さて。この女どうします」
 川越市長安曇が再確認する。
 「最終的には処刑だが。もっと地獄を味合わせないと」
 平佐和が拷問続行を指示する。
 「この女どうせとことん逝った事は無いでしょう。一回狂わせて愉しみましょうよ」
 真紀子はとことん女の性を晒させて羞恥のどん底に堕としたいらしい。
 駿河問いの吊るしのまま葛城義和が小林由美子の女に指を二本入れる。
 奥まで侵入させる。体勢からGスポットの反対側を責める事になる。
 潮吹きの経験の無い小林由美子には一気に効果が出る。
 「ああーーーーーーーーーー。ああーーーーーーーーーー。ああーーーーーーーーーー」
 駿河問いでお腹が真下である。小林由美子の割れ目は真横よりやや上を向く。
 そこから潮が飛沫のように斜め下に扇状に飛び散る。
 噴いているのは僅かに三十秒程だが畳はびっしょり濡れていた。当然緊縛師がスクリーンに投影している。
 座敷全体から拍手が沸く。
 「吊るしの向きを逆転して」
 真紀子の要求である。
 「責めるのは拷問椅子の方が」
 緊縛師が真紀子に具申する。
 「そうね」
 真紀子も了解する。
 直ぐに拷問椅子を台車に載せて搬入された。
 小林由美子はようやく苦しい駿河問いから解放される。
 吊るしから降ろされ手首と脚首を縛り合わせた縄を解かれた。そのまま畳に吸い込まれるようにぐったり躰を伏せる。
 それでも誰一人同情しない。コンパニオンらはまったく何も見ていないという対応である。娼国での教育が行き届いていた。
 緊縛師二人が両方から肩を持ち一人は脚を持ち上げて拷問椅子に乗せる。
 小林由美子はぐったり躰を預けて抵抗する余力はなさそうである。
 安曇がドリルバイブを持ち出す。
 「待って。行き成りやっても逆効果よ」
 真紀子は棘付きバイブを渡す。
 「いやあーーーーーーーーー」
 小林由美子は棘を見て悲鳴を上げる。
 「それともこっちがいい」
 真紀子は安曇が持っているドリルバイブを指差す。
 「えーーーーーーーーーー」
 小林由美子も始めてみる異物だがその恐ろしさは充分想像が付く。
 既に青ざめ震えている。
 「先にアナルパールを入れてからそれを使いましょう」
 緊縛師はアナルパールを持ち出す。
 スポイトでアナルにローションを注入してからアナルパールにもローションを塗る。
 残る二人の緊縛師が小林由美子の太腿をがっちり押えた。
 緊縛師が慄く小林由美子にアナルパールを挿入する。
 「ああーーーーーーーーーー。いやああーーーーーーーーーーーーー。いやあ。いたいいーーーーーーー」
 そんなに痛くは無いはずである。嫌悪と恐怖が痛いと叫ばせる。
 「ああーーーーーーーーーーー。いやああーーーーーーーーーーー」
 緊縛師は指にローションを塗って膣に指を突っ込みローションで慣らす。一度潮を噴いているので中は柔らかく濡れている。
 「いやあーーーーーーーーーーーー」
 それでも拒絶の悲鳴を上げた。
 容赦なく緊縛師は棘付きバイブを挿入する。
 「ああーーーーーーーーーーー。いやああーーーーーーーーーーー。いやああーーーーーーーーーー」
 小林由美子は拒絶して叫ぶが棘付きバイブはするりと中に納まる。
 「いやだあーーーーーー。いやよーーーーーーーーーーーー」
 小林由美子は叫び続ける。
 緊縛師は棘付きバイブをローリングさせながら責め続けた。
 代議士らは左右から乳房を弄くる。
 「いやあ。いやあ。あはあん。いや。いやあ。あはん。あはん」
 小林由美子の声は嫌がり拒絶しながら責めに堪えられない。
 代議士らは嬉々として顔を覗き込む。
 小林由美子は目をきつく瞑り顔を逸らせて堪え続ける。
 「いやあ。ああ。いや。あああーー。ああーー。いやあ」
 女の部分から液が流れ出る。
 「いや。いやあ。いや。ああ。ああーー。いやあ。いや」
 小林由美子は必死に堪え続け抵抗する。
 安曇は斜め下から手を出して小林由美子のドテに咲いた黒い塊を鋏でカットする。
 「いやあ。なにい。ああ。あはあーー。いやあ」
 小林由美子は目を閉じていても違和感に反応する。緊縛師二人が太腿を抱えて動きを押さえてしまう。
 安曇は鋏でドテの皮膚ぎりぎりにカットする。
 「やめてーーーーーー。ああーー。ああーー。いやよーーーーー。だめーー。だめーーーーー」
 小林由美子は剃毛と棘付きバイブの責めに拒絶を続ける。だが官能から逃れる精神力は弱まってゆく。
 そしてやや濃かった陰毛は皮膚に数ミリ点のように残っているだけである。安曇は執拗に鋏の先端を使って割れ目の横までカットした。
 帯広市長はT字剃刀を用意して待っている。
 「だめーーーーーー。だめーーー。だめーー。ああ。だめ。ああ。だめーー」
 拒絶しても小林由美子の躰は痙攣していた。
 安曇は剃るのを後にして電マを持ち出す。クリトリスを?いて柔らかく当て責めを促進する。完全に女躰玩具である。
 「ああーーーーーーーー。だめーーーーーーー。だめーーーーーー。やめてーーーーーーーーー。あがああーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 痙攣していた股間が一気に迫り上がり小刻みに痙攣しながら沈む。
 「ああ。ああ。ああ。ああ。ああ」
 荒い息遣いは続く。
 安曇は電マで失禁を誘いたいと思った。だが先に葛城義和は充分に潮を噴かせているので諦めて帯広市長に剃毛を譲る。
 緊縛師が棘付きバイブを抜くと膣からどろりと白く濁った液が流れ出た。
「ああーー。あはん。あはん」
 小林由美子は僅かに涙を流している。
 安曇は流れ出た液を拷問椅子の上から指で掬ってドテに塗りこむ。
 帯広市長は剃刀を当ててドテに短く残った残毛を剃る。陰毛の下の紅が濃くなった部分の皮膚が綺麗にその姿を現す。
 代議士らは嬉々と局部を見ている。スクリーンにも剃毛の様子が拡大された。
 小林由美子は究極の辱めに息を潜め怒りと羞恥に悶々としている。
 女将が葛城義和の注文した瓶に入れた蟻と蜂蜜を持って来た。
 葛城義和は剃毛が終わって局部を拭き取るまで待つ。段取りを考えてその間に真紀子と二人で十本の蝋燭に点火して準備を行う。
 無毛に成った小林由美子の股間部分を全員で暫く鑑賞する。
 「何で貴方々はこんなまねまでするのよーーーーーー」
 小林由美子はヒステリックに怒りを破裂させる。
 「御前の知らない世界があるんだよ。フェミニストだけの世の中じゃない。これからはこっちの世界で生きるんだよ」
 平佐和が諭すようにも嘲るようにも言う。
 「いや。こいつは処分では」
 帯広市長は山本枝理香と同じ様に人間ミキサー処分の予定で居る。
 「なにいっているのよーー」
 小林由美子はさらに不安から怒りを破裂させた。
 だが葛城義和は容赦なく膣にクスコを挿入する。
 「ああーーーーーーーーーー。なにするのよーーーーーーーーーー」
 またヒステリックに叫ぶ。
 剃毛したドテに密を掛けクスコの中にも蜜を流し込む。
 「なにしているのーーーーーーーーー」
 それでも構わず瓶に入った蟻を瓶の底を叩いてドテとクスコの中に落とし込む。
 「ああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。いやあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 小林由美子は蟻の襲撃に悲鳴を破裂させる。
 「ああーーーーーーーーーーーー。ああーーーーーーーーーーーーーー。ああーーーーーーーーーーー。なにーーーーーーーーーーーー」
 驚愕のサイレン以上の叫びに成る。
 「いやーーーーーーーーーー。いやーーーーーーーーーーー。ああーーーーーーーーーーーーー。ああーーーーーーーーーー」
 拷問椅子に磔られた躰を力の限り暴れさせ藻掻き驚愕の叫びが続く。
 それは躰の表面でも堪えられない。それが膣の内側を大群で動き回るのである。尋常な状態ではいられない。
 真紀子と葛城義和は蝋燭を皆に配る。
 「さあ。助けてあげましょう。平佐和先生と安曇先生はドテの蟻を退治してください。あとは順番にクスコに流し込んで中の蟻を退治します」
 小林由美子の表情は破裂している。
 蝋涙は芯の周りに溶けていた。ドテとクスコに一気に掛け流し込む。
 「がああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ぐがああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ぐううあああーーーーーーーーーーーーーーー」
 小林由美子の躰は狂ったように暴れる。目が飛び出るくらい見開く。これ以上崩れないくらい大口を開けきって泣き叫ぶ。
 蟻は一気に死滅した。
 クスコは五人目で満タンに成る。
 安曇は腹の方に逃げた蟻を見つけて蝋涙を垂らす。
 「あはあ。あはあ」
 葛城義和は太腿から内腿、拷問椅子に逃れた蟻を指先で潰す。
 小林由美子は荒い息遣いで天井を見上げていた。
 蝋涙が詰まったクスコが抜かれる。別のクスコを入れて膣に残った蝋涙と蟻の死骸らしきをピンセットで取り出す。
 セペを流し込んで中を洗う。
 小林由美子は涙を流しながら目を天井に向けたままである。
 宴席も興奮から徐々に冷め始める。
 コンパニオンらはそれほど驚かない。約半年前山本枝理香が人間ミキサーで処刑されるのを見ている。
 「さあて次ぎは蛇イレポンね」
 真紀子がポロリと言う。
 「なに」
 小林由美子に意味は解らないが恐ろしい事だけは理解が行く。
 「お○○こにお○○○んの代わりに蛇を入れるのよ」
 真紀子はまたからかう様に言う。
 「いやあーーーーーーーーーーーー。きがくるっちゃうーーーーーーーーー」
 また悲鳴を轟かせ躰はがくがく震えている。
 「いいじゃない。あれを見て」
 そこには人間ミキサーが搬入されて来る。
 「なにいーーーーーーー」
 「あれで真っ赤なジュースに成って下水に流れて行くのよ」
 真紀子の言葉は小林由美子の躰の奥に浸透して全身を恐怖に浮かせる。
 「・・・・・・・・・・・」
 もう声も出ない。
 「狂ってもいいでしょう。死んじゃうんだもの」
 真紀子は態と柔らかく諭すように言う」
 「やだ。死にたく無い。やだ。たすけてーーーーーーー。いやあーー」
 小林由美子は行き成り命乞いになる。
 「あーら。正義の味方のつもりで命乞い。おかしいわ。正義の味方は命乞いしないのよ」
 真紀子はさらにからかう。
 「だめ。ああーー。だめ。たすけて」
 うわ言の様に叫ぶ。
 「命乞いしても。娑婆には出られないよ。だってこの状況を見ているでしょう。開放はありえないわね」
 「やだ。たすけて。やだ。やだ」
 最早。理性もプライドも無い。
 「R国に運ばれて米軍接待の玩具よ。月に一回だけどね。あとは籠の鳥だけど美味しい物は食べられるわ。岡村一美にも会えるか」
 真紀子は冗談半分に妥協案を示す。
 「ああ。一美は何処に」
 「じゃあー。娼国で逢わして上げる。蛇は鰻で勘弁してあげるよ。そのくらい堪えなさい」
 真紀子の最後の言葉は一気に強くなる。
 直ぐに桶に入れた鰻が運ばれる。
 板前の手で掴んだ鰻が小林由美子の膣に刺さって広げた開口器に頭から突っ込まれた。
 「あーーーーーーーーーーーーーーーーん」
 小林由美子の顔から涙が溢れる。
 板前は直ぐに抜いて別の桶に放す。
 次を握って同じ様に繰り返す。
 「あーーーーーーーーーーーーーーーー」
 悲鳴は上がっても何とか堪えているようである。
 別の板前が座敷の真ん中で鰻を下ろす準備をしていた。
 座って作業するテーブルが置かれその上に布巾を敷いてまな板を置く。
 どうやら小林由美子の膣に入った鰻を会場に振舞う思考らしい。
 「いやあ。今日は溜飲が下がったね」
 麻留防衛大臣である。
 「まったくだ」
 平佐和も同感する。
 「御意」
 葛城義和は仰せの通りでございますと昔の言葉で同意を示した。
 
 娼国。南側の島では人間を創っている。
 この島は表面に入口が無い。島の外周は断崖である。
 さらに外周は雑木林に覆われている。真ん中は盆地のような僅かな平地である。此処に五棟昭和の建物が点在する。
 そのうち四つはこの島で育てられる女性の住居と学校である。
 残る一つは特別な収容所に成っていた。
 現在此処には四人の日本人女性が収容されている。此処に一人追加された。小林由美子である。
 これまで四人は笛木祐子巡査部長と小倉紘子警部の二人以外は離れて収容されていた。
 一つの区画に十文字の通路を挟んで四つの鉄格子の檻が設えてある。
 片方の通路は両端が壁でもう一本の通路は両側が扉でその先は他の区画に繋がっている。
 今回片側の二つの鉄格子が間の通路を無くして三つの鉄格子に改造された。隣り合わせになる部分は壁に造り変えられている。
 以前と違って隣の内部は見えない。
 二つの鉄格子の側からは全部の部屋が見える。
 三つに改造された側には出水茉里巡査部長、笛木祐子巡査部長、小倉紘子警部が入れられた。
 二つの孤立した側には岡村一美、小林由美子が入れられている。
 全員の部屋にテレビが付いていた。日本の放送も一部視聴できる。全部の部屋にバス、トイレも付いていた。但し?き出しのまま丸見えである。
 警備員が大型モニターを岡村一美と小林由美子が居る鉄格子二つの間の通路の先端に設置する。
 真紀子が葛城義和と入って来た。
 「今日は貴方々にR国の性教育をお見せするわ」
 何が始まったのか全員に緊張が奔る。
 「今日は拷問ではありませんご安心下さい。この国の性教育を見ていただきます」
 葛城義和が最初に宣告する。
 映像が開始された。
 二十人位のほぼ未成年の現地人男性が半円形の弧を描いたシートに並んで座っている。二十二.三と思われる女性講師が性教育講義を行う。
 女性講師も現地人と思われる。東南アジア系で背も高くスタイルも良さそうである。
 女性はモニターで女躰の細部を説明する。
 モニターには女の部分が拡大され女性講師は詳細に指示棒で指し示して説明してゆく。
 字幕で下に日本語の翻訳が出る。
 女性講師は挿入する穴を克明に解説してゆく。
 さらに男性の性器が挿入される場面に変わる。先端が入る画像である。
 一連の説明が終わると女性講師が服を脱ぎ始める。
 生徒も右手前から三名が脱ぎ始めた。
 左側手前にいた二名の生徒がモニターの前に簡易ベッドを設置する。
 女性講師はそこに仰向けに寝た。
 一人目の男子生徒が促され女性講師が広げた太腿の間に両膝を付いて膝立ちでベッドに上がる。
 若い男子生徒は女躰を目前にして腹に付く位にさおを起立させていた。
 女性講師の説明に従って挿入する。避妊具は付けてない。
 三人の婦人警官は驚きの表情で鉄格子に躰を前に寄り掛けて見ていた。手前の二人は横の鉄格子に躰を預けて見ている。
 男子生徒は僅かな時間で果ててしまう。
 女性講師は膣をセペで洗ってガーゼで拭く。
 次の生徒が呼ばれた。五番目の生徒が服を脱ぎ始める。
 全員席から立ち上がって見ていた。
 僅か一時間余りで全員一巡してしまう。
 続いて女性講師は女の内部の触り方を教える。
 手の爪を一人ずつチェックして危険な者は直ぐに切らせる。
 潮を噴くなどは到底出来そうもない。Gスポットなどを指先で確認させるのみである。
 「講師の女性にモニターを通して質問ができます」
 葛城義和は講義の終了した女性講師と通話を繋ぐ。女性講師には日本のコメンテーターへの特別許可したインタビューと説明してある。
 「何歳位の生徒ですか。何故性教育を行いますか」
 最初は誘導する質問を葛城義和が行う。
 「十五歳から性教育を行います。幼少から性教育を行うことでR国には日本のような虐めも性犯罪も殆どありません」
 女性講師は坦々と当然の事の様に語る。
 「あれだけの男と性交することに何の抵抗も無いのですか」
 小林由美子の質問である。
 「ありません。私の仕事です」
 女性講師は淀みなくそう答える。
 「いま避妊具を使わないで性交されましたが妊娠とかの心配は無いのですか」
 また小林由美子が質問する。
 「ありません。この国では女性は十四歳から性教育を受けます。整理痛対策を含めてピルは無料で配られます」
 「ピルがあるだけで安全と言うことですか」
 小林由美子がまだ追及する。
 「排卵日の関係をチェックしてさらにピルを使います。それと私達の国では性交とは言いません。躰を重ねると言いスキンシップと思っています」
 女性講師は日本人の質問に反感を持ったのか言葉の修正を付け加える。
 「では。性病の心配は無いのですか」
 まだ小林由美子が追及する。
 「はい。少し前に北嶋副主席の指示で日系人へのサービスを日系人だけに分離されました。それ以来性病は殆どありません」
 驚きの証言である。
 「幾ら性犯罪が無いからと言って。男性の満足に女性が常に犠牲に成るのは不平等と思いませんか」
 小林由美子はやや抗議口調になっている。
 「それは違います。女性のケアも沢山有ります。女性がケヤを受ける方が年齢とともに多くなります」
 葛城義和もこれ以上は危険を感じて通話は終了させる。
 
 小林由美子らは憤懣と落胆の混じった感情である。本人らの常識を大きく逸脱した現実を見て受け入れられない。
 「あの人には家族という考えが無いの」
 小林由美子がぽつりと口火を切る。
 「男も女も生涯独身者を増やしているのよ」
 岡村一美が答える。
 「ならば少子化は」
 「確かに家族で暮らす人たちもあるらしいけど。生む専門の職業を作っているのよ」
 小倉紘子警部が得た情報である。
 「なによそれ。国際的に人権問題よ」
 小林由美子は怒りを爆発させる。
 「この国に手を出すには大方数十年は無理よ」
 小倉紘子警部は現状を把握してそう見解を持った。
 「どうしてですか」
 小林由美子は納得行かない。総て国際社会が介入すると信じている。
 「あなたはこの国の経済力と亜細亜全体への侵出を理解してないのよ」
 小倉紘子警部は静かに説明する。
 「確かに日本の政治家とか警察幹部を賄賂で手先にしています」
 「その規模が違い過ぎるの」
 小倉紘子警部は道警の状況を説明する。
 政治家、警察の中枢を懐柔して手先に侵出した帯広ニューシティである。
 其処は住民税半額の帯広市に高額所得者と非正規労働で人口と金を集める排他都市と成った。
 R国日系人資本の日本に置かれた持ち株会社オーナー村上晴久。その家では政治家、傀儡市長、警察幹部に全身奉仕の肉体接待が行われている。
 旧姓高島波琉は正妻ながら三年契約で接待に使われた。
 波琉は外と連絡の取れない籠の鳥。所持金は持たされてない。豪邸だがR国から来た工作員の召使に監視される生活を続けていた。
 前妻は自殺。その前の二人も行方不明となっている。
 道警は既に本部長以下大方がR国の支配下である。その中で正義を正すつもりの小倉紘子警部と笛木祐子巡査部長がこの不審な村上家に立ち向かった。
 広大な村上家の敷地に自殺した前妻より前の妻二人の遺体を捜して任意で捜査に入る。だが何も出ない。任意捜査に応じたのは罠であった。
 逆にR国の息の掛かった道警本部長以下の手で村上家の地下室に監禁される。二人に怒り心頭の政治家と警察幹部はとことん女躰SM玩具にした。
 本部長や一課長の支持に従う若い部下たちは羞恥極まりない拷問を行う。
 だが二人の婦警が行方不明のままでは問題である。婦警らを玩具にした後始末に二人を気狂いにする計画となる。
 その拷問は本部長らと同じく娼国、R国に大きくゆかりのあるやくざに委託された。
 やくざは蛇を使った残酷拷問を何段階も手を変え行う。特注の棺に躰を固定して蛇を投げ込まれ蓋をされた。
 だがどこまでも堪え続ける。已む無く政治家、警察、やくざは次なる手段を考案。二人はAV女優にされ社会的に葬られた。
 見込み違いの捜査をして署に戻らずR国に逃げてAVに転向したと強引に筋書きを作られたのである。
 実質AVが公開されて誰も異論を唱えるものは居ない。
 AVの導入インタビューを強引に作ることは岡村一美も充分に分かっている。
 話を聞いて小林由美子は絶望的な思いになる。
 他の者達も暗い状況を噛み締めた。
 警備員がドアをノックして数秒待って入って来る。岡村一美らが身繕いを直す時間を配慮していた。
 夕食の注文を聞いて行く。もれなく全員がアルコールも注文した。
 アルコールが許されるのは一般の刑務所ではない此処だけである。
 
 娼国、R国に本社を置く日系企業は日本のテレビCMの五割を超えている。そしてテレビ太陽のCMを態と一時期激減させてしまう。
 テレビ太陽とその母体太陽新聞にも娼国と湯野中派の資本が介入した。
 娼国と湯野中派の資本介入は他局とて同じである。
 さらに娼国のインターネット放送が夜を独占した。
 バラエティ番組は昔の日本の様に低俗放送に戻る。しかもインターネットなので無修正である。
 娼国、R国の侵出したニューシティとはいえ家族の町では殆ど受信されない。だが片方の独身者と商業の街では定番となってしまった。
 無料だがCM収入は莫大と成る。
 世論もかなり操作可能に成ってゆく。枝野順一部長の様な制作方針の周りにいたコメンテーターは徐々に鳴りを潜めるように成る。
 反対に娼国の息の掛かったキャスターが充満した。
 日本のマスコミがこれを非難すれば広告収入が一挙に激減することとなる。
 
 総裁選を前にしてR国奥地のT市で決起集会が行われた。
 其処はT市日本人居住区に在る大型リゾートホテルである。
 このホテルは湖畔から少し高台に上がったところに建つ。
 この高台から湖の反対側は渓谷である。リゾートホテルは渓谷を懐にL字に建っている。
 L時の外側が湖水である。
 二百名収容の大催事場は渓谷の上にテラスを棚のように突き出し一部屋外の造りと成っている。
 今度はR国北側の大資本家湯野中が主催者である。
 取材でこの国に入る事は出来ない。入国時点で厳重に警告される。
 本日もコンパニオンが女躰お膳と全裸の配膳サービスを行う。日本からの出稼ぎである現代のからゆきさんは一人も居ない。
 秘密保持には努めている。
 この国にスーパーコンパニオンと言う言葉は無い。コンパニオンは昔の日本の芸者並みのサービスをする。
 ハードコンパニオンはこれにSMが加わる。
 「自治体は要らないが葛城君の理論です。ですが日本でそれは限りなく難しい。それで娼国、R国の侵出した市に統廃合を進めて参りました」
 平佐和は自治体を限りなく一県一市に統廃合を進めてきた成果を称える。
 札幌だけは例外である。北海道にはニューシティが二つ建造された。薄野を潰さない配慮である。
 自治体を完全に押えてから二つの自治体を統廃合した。
 本日も生贄が娼国から連れて来られている。
 五人の中で誰を拷問するか。真紀子の問いに葛城義和は小林由美子と出水茉里巡査部長を選んだ。
 小林由美子はAVにできない事情から無条件となる。葛城義和は出水茉里巡査部長が余程虐めたいようである。
 緊縛師が五人で二人の生贄に腰縄を付けて牽いて来る。移動の為一応黒のスーツを着せられていた。
 葛城義和が拷問を担当する予定と見えて道具を点検している。
 既に座敷の中央と棚のように突き出したテラスに各々鉄パイプで櫓が組まれていた。
 葛城義和は小林由美子を座らせて出水茉里巡査部長を着衣のまま高手小手に縛り上げる。
 蜜の瓶と大量に蟻の入った瓶が運ばれた。
 続いてキャスターの付いたバスタブが運ばれ上水二本と排水も接続される。シャワースタンドも設置された。
 シャワースタンドは二メートル四方の高さ二十センチ位のバットの中に立っている。後ろ二面が透明なプラスティックのボードである。
 こちらも上水二本と排水が接続されていた。
 高手小手に縛った出水茉里巡査部長を床に仰向けに倒し膝を二本揃えて持ち上げる。スカートの中は丸見えになってしまう。
 そのまま二本揃えて膝の上を縛りそこにフックを付ける。
 櫓の下にブルーシートが敷かれた。
 葛城義和は出水茉里巡査部長の高手小手に縛った胸の縄と膝上を縛った縄を持って躰を持ち上げる。
 櫓の天に渡した鉄パイプに吊るした滑車。それから伸びた縄に付けられたフック。それに出水茉里巡査部長の膝上の縄に付けたフックを引っ掛ける。
 そのままゆっくり離すと出水茉里巡査部長は逆さ吊るしにぶら下がった。
 スカートは完全に捲れショーツは丸出しになる。
 葛城義和は蜂蜜の瓶を持って出水茉里巡査部長のショーツの股間部分から蜂蜜を流すように掛ける。
 続いて衣服を引っ張り腹の中にも流す。そのまま蜂蜜は襟から首に流れ出てくる。
 「ああーーーーーーー」
 躰に蜜は気分の良いものではない。
 次に蟻の詰まった瓶を持つ。
 「いやあーーーーーーーーーーーーーーーー。やだあーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 出水茉里巡査部長は何をされるか瞬時に判って悲鳴を上げた。
 葛城義和は容赦なく股間のあたりから瓶を逆さにして蟻をぶちまける。
 「ああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ああーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 サイレンの様に出水茉里巡査部長の悲鳴が宴会場を劈く。
 「ああーーー。いやああーーー。ああーーー。ああーー」
 出水茉里巡査部長は悲鳴を上げながら躰を空中で振って暴れる。
 葛城義和は直ぐ滑車の縄を緩めて出水茉里巡査部長の躰をブルーシートに降ろす。
 「いやあ。ああ。ああ。ああーー」
 出水茉里巡査部長は狂ったように叫び続ける。
 葛城義和は膝の縄を切り高手小手の縄も切ってやる。
 「服を脱いで自分で洗いな」
 葛城義和は冷たく言い放つ。
 ヒステリックな悲鳴を上げながら自分で全裸になるしかない。半狂乱のストリップショーである。
 縄は切って貰ったがまだ腕に引っ掛っていた。狂ったように暴れ縄を投げ捨てる。幸い膝の縄は落ちていた。
 ジャケットを脱ぎ棄てブラウスのボタンを引き千切る。ブラも引っぺがしかなぐり捨てた。
 スカートも脚元に落とす。少し躊躇うがショーツも脱ぎ捨てバスタブに飛び込む。
 恥も外聞もかなぐり捨て膣に指を突っ込んで掻き回す。
 シャワースタンドに立って頭から湯を被る。蟻を躰から洗い落とす。
 狂乱のストリップショーに宴会場は沸きに沸く。
 横に縛られて座らされていた小林由紀子は出水茉里巡査部長への余りの仕打ちにぶるぶる震えている。
 「同じ目に遭うと思っているな。それでは済まんぞ」
 「・・・・・・」
 小林由美子は限りない怒りの表情を葛城義和に向ける。
 葛城義和は容赦なく服を脱がす。
 「・・・・・・・・」
 小林由美子はわなわな怒りと不安に震える。
 葛城義和はこの女への怒りをまだ静めていない。
 「殺すの」
 「殺す。とんでもない。あんたには生きてもっともっと苦しんでもらう。副主席に一思いに殺しては足りないと俺が言った」
 小林由美子には葛城義和の声が地獄の底から出ているように聞こえる。
 「これから御前の女とコンパンニオンの女を比べて投票だ」
 「なにそれ」
 くだらない事をすると呆れた表情である。
 「コンパニオンが勝てば金一封。コンパニオンが籤を引いてこの女にお仕置きです」
 おーーーーー。
 場内から歓声が上がる。
 「但し金一封は全員のご負担です」
 「おいおい」
 道警本部長が異論らしきを漏らす。
 「まあまあ。たいした金額じゃないよこの人数だ。それに此処のレートだ」
 平佐和が宥める。
 「はあ。そうですな」
 道警本部長も納得する。
 「私が勝ったら」
 小林由美子がぼそりと怯えながら確認する。
 「そのときはコンパニオンが一升杯で一気飲みです」
 座敷全体から声無きどよめきが葛城義和に集中する。
 既に平佐和のお愉しみで急性アルコール中毒にされ翌日一日苦しんだ者が何人か居た。他の者もそれを恐れている。
 「引き分けの場合はこっちの女に私の思い付きでお仕置きを行います」
 葛城義和は出水茉里巡査部長を示す。
 出水茉里巡査部長は恐怖の表情で葛城義和を見る。たったいま酷い責めを受けたばかりである。
 時間の関係上コンパニオン全員とは行かない。葛城義和が配膳をして戻るコンパニオンを捕まえることになる。
 拷問椅子が二つ用意された。
 葛城義和は小林由美子を乗せ革の拘束具で簡単に拘束する。
 コンパニオンを一人捕まえた。
 コンパニオンはエー私がと怯える。
 既に全裸なのでそのまま拷問椅子に座らせた。女の部分のビラビラを指で開いて撮影する。
 そのままパソコンから四面の壁上部に設えた各モニターに表示された。
 同じ様に小林由美子のポートも撮影する。
 111対89でコンパニオンが勝つ。
 コンパニオンが三角くじを引く。
 「拷問は全身スパンキングです」
 葛城義和は革の拘束具を縄に代え拘束を強化する。
 「ご希望の方お二人まで」
 麻留防衛大臣が一番に立つ。何故か真紀子が立ち上がる。
 小林由美子への怒りが沸騰しているのである。
 麻留防衛大臣は拷問椅子を後ろに倒して最初から局部を狙う。閉じ合わせたビラビラをスパンキングに力をこめて叩く。
 「ぐうーーーーーー」
 小林由美子の痛みに絞るように歪む顔。それを眺めて麻留防衛大臣は口をへの字に顔を歪めて怒りを?き出しに叩く。
 「ぐううーーーーーーーーーーーーーーー」
 続いてスパンキングの平面で卓球の弾を撃ち込むように乳房を叩く。
 「ごおおーーーーーーーーー」
 もう片方も叩く。
 「ぐうおおーーーーーーーーーーーーー」
 小林由美子の痛みに搾り出すような悲鳴が代議士らには心地よい。
 真紀子がスパンキングを受け取る。
 スパンキングの平面で横面を叩く。
 「うううーーーーーーーーーーーーーーーー」
 小林由美子の目から涙が溢れる。
 真紀子は一発で終了する。
 次もコンパニオンが勝つ。金一封は一人千円ずつ二十万。彼女らには大変な収入であった。
 くじを引いた拷問は十露盤板竹刀叩きである。
 革の拘束具が付いた十露盤板が運び込まれた。
 六センチ四方の角材が十本並べて角を上にして造られている。
 葛城義和は小林由美子を十露盤板に膝を着かせ脚首を革の拘束具で止めた。
 膝を着くだけでも痛い。躰をぐらつかせる。
 肩を押して座らせ膝も拘束具で固定する。
 石の代わりに長方形の平たいタンクが運び込まれた。五十センチ四方で厚さ十センチ位ある。それに水を満タンにした物である。
 葛城義和の指示で運んで来たスタッフがそのまま小林由美子の膝に乗せるて行く。
 「ううーーーーーーー。ぐううーーーーーーーーーーー」
 小林由美子は痛みに躰をぐらつかせ歯を?き出し悲鳴を搾り出す。
 「もう一個」
 宴席から要求が飛ぶ。
 「だめーーーーーーーーー。もうだめーーーーーー」
 小林由美子は悲痛に訴える。
 葛城義和は要求を手で宥めて竹刀を翳す。
 「先生が叩いてください」
 麻留防衛大臣である。
 だが葛城義和は川越市長安曇に竹刀を渡す。
 「乳房を真横に薙いで下さい」
 安曇は竹刀を横に構えバットを振るように叩く。
 「があーーーーーーーーーーーーーーーー」
 躰は大きく揺れ顔の表情は破裂する。
 葛城義和は指でもう一回と示す。
 安曇は手を擦り合わせて竹刀を持ち直した。
 もう一度力を込めて薙ぐ。竹刀は左右の乳首を直撃する。
 「ぐがあーーーーーーーーーーーーーーー」
 小林由美子の顔は汗を噴き涙が零れている。
 「葛城さんも叩いて」
 麻留防衛大臣の再要求である。
 葛城義和はかなり限界と見ているが腰を落として乳房を薙ぐ。
 「ぐごおおーーーーーーーーーーーーーーーー」
 後ろから背中を叩く。
 「うごーーーーーーーーーーー」
 悲痛に苦しみ歪む小林由美子の膝から水のタンクを蹴り落とす。膝の拘束具を外す。
 脚首がまだ拘束されているので小林由美子は堪えられず前に倒れる。
 「あはああーーーーーーーーーーーーーーーーーーん」
 葛城義和は脚首の拘束具も外して十露盤板を抜き取った。小林由美子は倒れたまま泣いている。
 次のコンパニオンが捕まえられた。
 葛城義和は手を広げて宴会場を二つに分ける合図をする。片側は小林由美子を指し片側はコンパニオンを指す。
 全員が引き分けを目論んでいると理解する。そしてモニターに100対100が表示された。
 葛城義和は出水茉里巡査部長の肩を後ろから持って十露盤板に膝を着かせる。
 同じ様に脚首を拘束して座らせ膝の拘束具を止める。
 出水茉里巡査部長の躰は葛城義和の手に伝わるくらいにぶるぶる震えていた。
 葛城義和は近くの市長に手を貸してもらって水の入ったタンクを膝に載せる。
 「ああーーーーー。あーーーーーーーーーー」
 出水茉里巡査部長は苦しみに躰を右に左に歪めて泣き悲鳴を漏らす。
 小林由美子の場合と違って葛城義和は二枚目を要求する。スタッフが二人で運んで来た。
 「いやあーーーーー。だめーーー。やめてーーーーーーーーーーー」
 強気の婦人警官とは思えない。悲痛に訴える。
 それでもスタッフは坦々と上に乗せる。
 「あーーーーーーーーーーーーー」
 ぴったり位置を揃えて置く。
 「あーーーーーーあーーーーーーーーーー。があああーーーーーーーーーーーーーー」
 葛城義和はビンタする。
 「あおーーーーーーーーー」
 乳房も平手で叩く。
 「うう」
 水のタンクを上から拳骨で叩く。
 「ぐうわあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 出水茉里巡査部長の顔は強烈に軋む。
 「いい表情だ。もう一回いくよ」
 「・・・・」
 出水茉里巡査部長は恐怖の顔で空間を見ている。
 今度は両腕で体重をかけて叩く。
 「ぐうわああーーーーーーーーあーーーーーーーーー。あがあーーー。があーーーー」
 葛城義和は出水茉里巡査部長の苦しみに歪み切る表情を堪能してスタッフに退かすように要求する。
 水のタンクが退いても出水茉里巡査部長は苦しみ続けた。
 出水茉里巡査部長が耐えられず待っている膝の拘束だが葛城義和はこれを解かず自分が膝にお尻を乗せる。
 「ああーーーーーーーーーん。もうむりですーーーーーー。ああーーーーーーーーーーーーー。ああーーーーーーーーーーー」
 苦しみ藻掻く出水茉里巡査部長の躰の感触を抱き寄せて愉しむ。
 「だめーー。だめですーーーーーー。もう脚が。骨がばらばらに」
 出水茉里巡査部長は瀕死に訴える。
 葛城義和は高手小手に縛ってないことに気付く。婦人警官である。抵抗しようと思えばできる。だがここまで抵抗しないなら問題なかろうと思う。
 葛城義和は少し腰を浮かせてやる。
 「そんな事に成った事は無い。痺れて動けないだけだ」
 もう一度腰を乗せて揺さぶる。
 「ああーーーーーーーー。あああーーーーーーーーーー。だめーーーーーーー。ゆるしてーーーー」
 乳房を鷲掴みにして藻掻く女躰の感触を愉しむ。
 「ああはああーーーーーーーーー。あはあーーーーーーーーん」
 出水茉里巡査部長は葛城義和の胸に顔を擦り付けて藻掻き続ける。
 最後の仕上げに膝に片足を乗せ体重をかける。
 「ああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 強烈な悲鳴が会場を震撼する。
 葛城義和は出水茉里巡査部長の汗と涙に濡れた顔を覗き込んで少し満足した。
 膝の拘束を解くと小林由美子と同じように前に倒れる。
 脚首の拘束を外すと横に転がって十露盤板から逃れた。
 躰を丸めて痛む脚を庇うように押さえ撫でまわす。十露盤板に当たっていた向う脛部分はくっきり真っ赤な痣が奔っていた。
 葛城義和は蹲る出水茉里巡査部長の躰を畳に仰向けに押し倒す。そのまま馬乗りになる。
 顎を片手で押さえてビンタする。
 「ああーー」
 出水茉里巡査部長は涙をぽろぽろ零す。
 「どうして私にだけ」
 出水茉里巡査部長は涙目で葛城義和を見返す。
 「俺の虐めたいタイプだ」
 葛城義和は真顔である。
 「私に蛇入れたでしょう。夢に出てきてしょっちゅううなされるよ」
 出水茉里巡査部長は恨み顔である。
 そのまま抱き上げて浴槽に突っ込む。
 小林由美子に少し休憩時間を稼いだのである。
 次のコンパニオンを捕まえる。
 三角くじの内容は蛇拷問である。
 「やめてーーーーーーーーーーーーーーー」
 小林由美子は拒絶の悲鳴になる。
 「運悪いね。この中にたった一枚しかないのに」
 早速。水のない水槽に入れた蛇が運ばれる。
 「やよ。いやよ。だめ。だめ。くるっちゃうよ。だめ」
 小林由美子は断末魔である。
 「一つ逃れる道を残してあげるよ。あいつでこれから責めるから一時間失神しないで耐えれば許してやる」
 葛城義和はドリルバイブを指し示す。
 「私それで失神して蛇入れられたのよ」
 横から出水茉里巡査部長が小林由美子に警告する。
 「だから。逝っても失神しなきゃいいんだよ」
 葛城義和が突っぱねる。
 「無理よ。それの責めが強烈で絶えられないよ」
 出水茉里巡査部長は抗議姿勢である。
 「だから葛城先生は失神している間にやっているだろ。だからお前も狂わなかったんだ」
 蛇を運んで来たのは隅田会系大船一家の三田園矢一舎弟頭補佐である。
 「あんたは」
 出水茉里巡査部長はよく覚えていた。娼国のからゆきさんの寮で自分を捕まえて拷問したやくざの一人である。
 「お久しぶりですな。出水巡査部長殿」
 「何でやくざが」
 小林由美子も驚いている。
 「こちらの国と女衒のお取引をさせて頂いております」
 三田園矢一舎弟頭補佐は馬鹿にするように丁寧に述べる。
 「どなたかこれを挿入したい方」
 葛城義和はドリルバイブを翳す。
 「待ってよ。私がやるよ彼女許してやって」
 出水茉里巡査部長が断腸の思いで叫ぶ。
 「よし。あんたがやるなら今度は失神なしの素面の挿入だ」
 葛城義和はさらに追い詰める。
 「いいよ。どうせ一回入ったのだから。道警の二人も蛇拷問を散々やられたのでしょう。だから彼女は許してあげて」
 出水茉里巡査部長は覚悟を決めて小林由美子を庇う。
 「さすが警察官ですな。生命の危険を顧みず国民に尽くす公務員。尊いことでございます」
 三田園矢一舎弟頭補佐が横から詰る。
 「ですが彼女から免除は蛇だけですよ。まだまだ催事は続きます」
 葛城義和は坦々と追い詰める。座が納得しない。全員小林由美子にお仕置きと怒りを滾らせていた。
 「判った」
 状況から出水茉里巡査部長も小林由美子を気が狂いそうな蛇拷問から護ったらそれ以上は仕方ないと諦める。
 葛城義和は出水茉里巡査部長の手を引いて拷問椅子に座らせる。
 「あなたも素手で入れてよ。そのくらいはいいよね。女の大切なところに酷いことを強いるのだから」
 出水茉里巡査部長は最後の抵抗をする。
 葛城義和は三田園矢一舎弟頭補佐を振り返った。
 「大丈夫ですよ。毒はありません。掴むのが大変なので俺が掴んで渡します」
 そう言って三田園矢一舎弟頭補佐は蛇を一匹掴む。
 葛城義和は出水茉里巡査部長の膣にクスコを挿入して目一杯広げた。態と横向きに挿入する。
 膣の天井部分に蛇が直に当るように残酷な配慮である。
 「俺の持っている直ぐ下を掴んで下さい」
 三田園矢一舎弟頭補佐は蛇を差し出す。
 葛城義和は覚悟を決めて掴む。前にも動物園で触ったことはある。
 出水茉里巡査部長は震えながら葛城義和の持つ蛇を見ている。
 葛城義和は躊躇わず挿入してしまう。
 出水茉里巡査部長は唇を噛んで無言で堪え続けた。
 葛城義和は蛇を少しずつピストンする。
 出水茉里巡査部長は葛城義和を睨んだままである。
 一度抜いて蛇の顔を出水茉里巡査部長によく見せてまた挿入する。
 「う」
 出水茉里巡査部長は僅かに呻いただけで無言のまま葛城義和を睨み続けた。
 「どうやら婦人警官には蛇では効果が無いようですね。道警の二人は口に入れても正気でした」
 三田園矢一舎弟頭補佐は諦め顔で言う。
 「口ですね」
 葛城義和はやる気になる。
 「なんでよーーーーーー。口まで入れるとは言ってないでしょう」
 出水茉里巡査部長はそんな約束ではない。堪えられないと抗議する。
 「追加だよ」
 三田園矢一舎弟頭補佐はそっちに選ぶ権利は無いと強引に決め付ける。
 「約束したのはあっちの女に蛇を入れないだけだ」
 葛城義和も強硬である。
 「これを噛め」
 口の開口器を差し出す。
 「いやよ。いや」
 出水茉里巡査部長は首を振っている。
 葛城義和は蛇の頭を出水茉里巡査部長の口に近付けた。
 「いやあーーー」
 三田園矢一舎弟頭補佐が叫ぶ瞬間にヘラを口に入れる。
 「ごおおーーー」
 奥まで突っ込む。嫌でも口は開く。そこに葛城義和が開口器を捻じ込む。三田園矢一舎弟頭補佐は開口器を押えてヘラを抜き取る。
 「ぐうおおーーーーーーー」
 葛城義和は容赦なく開口器に蛇の頭を押し込む。
 「ぐうごおおおーーーーーーーーーーー」
 出水茉里巡査部長は顔を引ける限り後ろに引いて逃れようとする。
 目から涙が溢れる。
 葛城義和もそこ迄で多少は満足したのか蛇を水槽に戻す。
 出水茉里巡査部長は口から唾液を溢れさせる。
 「ぐおーーーーーーーーーー」
 嘔吐する様に唾液を口から吐き出す。
 「はあ。はあ。はあ。はあ」
 涙を流しながら苦しい息遣いを続ける。
 葛城義和もさすがに一度戒めを解いて拷問椅子から開放した。
 出水茉里巡査部長はシャワータワーに突進してシャワー口から出る湯で狂ったように何度も嗽をする。
 さらにバスタブの残り湯に入って中で指を突っ込んで女の部分を洗う。
 「酷い。酷いよ。人間のする事じゃない。何よこれが日本の行政と警察なの」
 「御前ら娼国に楯突くフェミニストグループ意外にはやらないよ」
 葛城義和は娼国、R国の在り方に批判してフェミニストの論理を日本で強引に押し通す勢力とは断固闘う意思である。
 「貴方。やくざ以上に私を虐めたよね。その顔絶対忘れない」
 出水茉里巡査部長は強い怨念の目で葛城義和を見上げている。
 「その人は次期総理よ。日本は完全に変わる。そして経済大国に伸し上がるのよ」
 真紀子が宣告する。
 出水茉里巡査部長は絶望の目になる。
 葛城義和は次のコンパニオンを捕まえようとする。
 「その二人の女を比べたらどうや」
 平佐和の要求である。
 葛城義和はもう一度出水茉里巡査部長を拷問椅子に乗せて女の部分を広げて撮影する。出水茉里巡査部長は力なく成すがままである。
 「そういえばこうして一回も見てなかったな。思ったより綺麗だね」
 びらびらの上半分が薄い小豆グレーで中は紅を薄めた系のピンクである。膣口はやや開いている。膣の中を指で洗ったばかりである。
 「何でそんなところ品評するのよ。下種よ」
 出水茉里巡査部長はぽろぽろ涙を溢す。
 品評は出水茉里巡査部長が圧倒的に勝った。
 やはり宴席の多くが小林由美子をお仕置きしたいようである。
 今度は葛城義和がくじを引く。
 「ピンチ責め二時間です」
 壮絶な拷問である。乳房だけではない前面ボディに紐で繋いだピンチを二時間付けて一気に引っぺがす。
 その痛みは尋常では無い。
 十字架が搬入され小林由美子は磔にされた。
 代議士二人が呼ばれる。葛城義和が紐で繋いだピンチを渡す。
 「乳房に平行に五本ぐらい付けて真ん中の一本は乳首を鋏んでください」
 葛城義和が引っ張って飛ばす時の効果を考えた付け方を説明する。
 右の乳房の左に二本。乳首に一本。右に二本。ピンチは乳房を横に並べて鋏んだ五本目で向きを変える。脇腹を五センチ置きに鋏んで下がってゆく。
 脇を均等に鋏んで太腿まで来る。終点は太腿の上半分である。
 代議士らは小林由美子の柔肌を弄りながら鋏み付けてゆく。
 終わると葛城義和は次の二本を渡す。
 「こんどはお○○このびらびらを鋏んで、お腹を鋏んで乳首の下まで。紐を交差はしないで下さい」
 女の部分のびらびらに片側だけで三本。びらびらを?くように付ける。ピンチに捲られて緋色の内部がやや覗いていた。
 そのままお腹の部分を五センチ置きに鋏んで乳首を鋏んだピンチの真下まで鋏み付けてきた。
 これが左右均等に付けられる。全部のピンチが皮膚を一センチ位咥えていた。
 全て付け終ったら葛城義和が四本の紐を纏めて先端で縛る。一気に行く準備である。
 小林由美子は躰のフロント面を大量に鋏まれたピンチの痛みに顔を歪めて苦しみ続ける。
 小林由美子の表情を愉しみながら二時間は過ぎた。
 「これを引っ張りたい方」
 葛城義和は小林由美子のピンチを繋いだ紐を引く死刑執行人を呼びかける。
 小林由美子への怒りが一番強い麻留防衛大臣が立ち上がる。
 葛城義和は紐の先端を渡す。
 麻留防衛大臣は顔を歪めて目を細め一心に怒りを込める。そして一気に引っ張る。
 小林由美子の躰中を鋏んだピンチは一気にすっ飛び床に落ちた。壮絶な瞬間である。
 「ぐうわわああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 小林由美子は狂ったように涙を振り飛ばす。躰を力の限り大きく右に引っ張り堪えられない痛みに一度固まり悶える。
 「ぐがああーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 そのまま全身の力で磔られた躰を左に引っ張る。また固まり悶えた。
 「ぐわあーーーーーーーーーーーー」
 躰を振って痛みに藻掻く。
 「がああーーーーーーーーーーーーーーーーー。があああーーーーーーーーー。があーーーーーーーーーーーー」
 小林由美子は狂ったように何処までも藻掻き暴れ続けた。
 女の部分のびらびらに血が滲んでいる。腹や脇、乳房にピンチが抓んだ痕がくっきり確認できた。
 乳房に付いたピンチが抓んだ痕は一部皮膚が破れ紅く?けている。
 ピンチが紐で繋がれ一気に飛ぶ痛みだけでも相当に強烈である。
 それが直ぐ引っ張らず二時間鋏み続けた。
 ピンチが二時間鋏んだ痛み。これが総てではない。鋏まれていた肉が戻る痛みは数倍となる。これは出口の無い痛みである。
 遂に失禁してしまう。
 満場の拍手が沸く。
 小林由美子のフロント面全体がこの痛みに犯されている。
 男優らが泣き喚き続ける小林由美子の躰を押えてマッサージする。
 激痛のマッサージである。しかし解さなければ回復は無い。
 小林由美子は男優らの説明にも号泣の悲鳴を続けた。
 そろそろ拷問も限界でお開きの模様である。
 「いよいよ後は勝利を確信するだけですな」
 平佐和が回りに確信を持って言う。
 「まったく。溜飲が下がる日でした」
 麻留防衛大臣も感無量である。
 
 総裁選が行われた。予定通り麻留派が掌を返し安田内閣は退陣する。平佐和暫定内閣が誕生と成った。
 あくまで葛城義和が次の選挙で比例代表当選するまでである。
 平佐和は葛城義和の日本経済改造論を公開して解散総選挙に入った。
 葛城義和は予定に反して東京三区で当選する。
 菱沼の寝返りも予定通り行われ民事党86%と成った。
 『小選挙区制のトンネルを潜ると民事党が八割だった』これは昔の野党と全学連のデモスローガン。いま皮肉にも本当の現実となったのである。
 何故か投票率は65%と跳ね上がっていた。
 今まで投票などしても無駄と思っていた非正規雇用層がニューシティの高待遇雇用、住民税半額などから民事党の恩恵を認めたのである。
 平佐和総理が次期内閣を指名した。
 税制の大幅改革。法人税廃止。相続税廃止。直接税の非課税下限を高くする。上限税率を二十パーセントに押える。消費税アップ。公務員の七割削減。
 子供手当て廃止。但し母子加算はアップする。生活保護費の値上げ。派遣最低賃金値上げ。これが政策である
 そして殆どの規制が一挙に緩和された。刑法百七十五条の猥褻図画等販売目的所持も廃止となる。
 AVからモザイクは消えた。海外で販売していた無修正は国内で売られ海外に売り上げが流れるのを防いだのである。
 逆にやくざの売る海賊版AVは廃業となった。
 地方でも新都心に移って地べたに住むことを止める者も増えつつある。住民税半額と津波などからニューシティの安全性がそれを促進した。
 そして空き家の処分を合法化して一挙に促進する。
 空いた土地を農地に戻す。機械化農業でロボットが耕運機を運転する。農産物のコストが一挙に下がった。
 一気に日本経済は急上昇する。地価も急上昇。再び日本の土地を全部売ればアメリカ合衆国が四つ買えるバブルの現実に戻った。
 新内閣総理大臣葛城義和は公言する。
 国の発展を置き去りにして小さな問題を何処までも追及して経済を悪くした。それは単にあくまで野党が国政に蔓延る手段に過ぎなかったのである。
 マスコミが一方的に野党の味方をして国民を洗脳する。それは世界一に成るべき日本経済を停滞させ下層の収入を困窮させ国内難民をたくさん作った。
 野党、マスコミの責任は大きい。
 そして派遣層を貧困に追いやった責任は野党とマスコミにあると断言する。
 貧困、失業、非正規雇用を自己責任と切り捨てれば経済は裾野から腐ってゆく。
 金持ちけしからんとたくさん課税すれば日本から資本も資産も企業も金も逃げる。
 風俗売春を抑圧して固すぎる社会を作れば経済は貯蓄性向に凍て付く。
 葛城義和の日本経済改造論の結果逃げた日本の大資本が海外から結集して日本を健全化した。
 これに幾らマスコミ硬派が騒いでも国民は景気を満喫するばかりである。
 そして僅かな島国日本は実質世界一の経済大国に伸し上がった。
 娼国はR国を足せばそれ以上の経済力だが表に見える部分は少ない。
 出稼ぎ風俗嬢からゆきさんから這い上がった北嶋真紀子娼国副主席の野望は完成の二段階目となった。
 葛城義和総理の最後の仕上げは風俗営業法を法人の範囲で規制廃止。売春防止法の撤廃である。だがそれにはまだ時間が掛かる。


 嘘セクハラ告発記者を報復拷問 完




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